JP4839129B2 - ドリル - Google Patents

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Description

本発明はドリルに係り、特に、スラスト抵抗を低減するシンニング形状に関するものである。
穴明け加工を行うドリルは、一般に、先端に複数の切れ刃が設けられているとともに、それ等の切れ刃のドリル軸心側端部には所定の径寸法dのチゼル部を残してそれぞれシンニングが施されている。このシンニングには、切れ刃のドリル軸心側部分のすくい角を大きくして切れ味を良くしたり、チゼルエッジ近傍から発生した切り屑の排出性能を向上させたりする狙いがある。特許文献1に記載のドリルはその一例で、切れ刃が2枚の場合であるが、切れ刃が3枚以上のドリルも提案されている(例えば特許文献2参照)。
図5は、3枚刃のドリルの先端中心部分を示す図で、ドリル軸心Oを中心として等角度間隔でシンニング100a、100b、100cが施されることにより、それ等のシンニング100a、100b、100cに沿って切れ刃102a、102b、102cが形成されている。これ等のシンニング100a、100b、100cは、隣接する切れ刃102a、102b、102cと干渉しないように、その手前で止められているとともに、求心性を確保するために中心部分に所定の径寸法dのチゼル部104が残されるように設けられる。チゼル部104は、3つのチゼルエッジ104a、104b、104cの外端縁までの範囲で、チゼルエッジ104a、104b、104cを稜線とする略三角錐形状を成しており、2枚刃のドリルに比べて優れた求心性が得られる。
特開2003−39220号公報 特開2002−103123号公報
しかしながら、このようなシンニングを施したドリルにおいても、例えば高速送りを行って高能率加工を行う場合などに、スラスト抵抗により芯振れが生じて加工穴精度が低下したり、ドリルが折損したりすることがあるなど、未だ改善の余地があった。スラスト抵抗は、チゼル部の存在によるところが大きいが、チゼル部を小さくすると、軸心付近の切れ刃やチゼルエッジが薄くなってチッピングや欠けを生じ易くなる。
本発明は以上の事情を背景として為されたもので、その目的とするところは、所定の大きさのチゼル部を残しながらスラスト抵抗を低減することにある。
かかる目的を達成するために、第1発明は、先端に複数の切れ刃が設けられているとともに、その切れ刃のドリル軸心側部分には所定の径寸法dのチゼル部を残してそれぞれシンニングが施されているドリルにおいて、(a) 前記複数の切れ刃のうちの少なくとも1つは、前記シンニングが隣接する切れ刃に達しないように設けられている一方、(b) 少なくとも1つ以上の他の切れ刃は、前記シンニングが隣接する切れ刃に達するように設けられていて、その隣接する切れ刃はそのシンニングの開口部を有することを特徴とする。
第2発明は、第1発明のドリルにおいて、3枚以上の切れ刃を有するとともに、ドリル軸心部分には角錐形状のチゼル部が残されていることを特徴とする。
第3発明は、第2発明のドリルにおいて、(a) 3枚の切れ刃を有するとともに、ドリル軸心部分には三角錐形状のチゼル部が残されている一方、(b) 前記3枚の切れ刃の1つは、前記シンニングが隣接する切れ刃に達しないように設けられており、(c) 他の2つの切れ刃は、前記シンニングが隣接する切れ刃に達するように設けられていて、その隣接する切れ刃はそのシンニングの開口部を有することを特徴とする。
第4発明は、第1発明〜第3発明の何れかのドリルにおいて、前記チゼル部の径寸法dは、ドリル直径Dに対して0.06D以上で、前記切れ刃に開口している前記シンニングの開口部の幅寸法Wは0.05D〜0.25Dの範囲内で、且つ、ドリル軸心からその開口部の外端縁までの開口部外縁半径Rは0.12D〜0.30Dの範囲内であることを特徴とする。
このようなドリルにおいては、複数の切れ刃のうちの少なくとも1つはシンニングが開口していないため、ドリル軸心付近まで優れた切れ味で切削加工が行われる一方、他の切れ刃には隣接する切れ刃のシンニングが到達しているため、そのシンニングによってチゼルエッジ近傍のチップポケットが大きくなり、チゼルエッジ近傍で発生した切り屑が一層良好に排出されるようになってスラスト抵抗が低減される。すなわち、所定の径寸法dのチゼル部を残し、求心性や耐チッピング性を確保するとともに、シンニングが開口していない少なくとも1つの切れ刃によってドリル軸心付近の切削性能を維持しながら、スラスト抵抗を低減することができるのであり、これにより加工穴精度が向上するとともに、ドリルの折損等が抑制され、送り速度を速くして高能率加工を行うことができるようになる。
第2発明は、ドリル軸心部分に角錐形状のチゼル部が残されている3枚以上の切れ刃を有するドリルに関するもので、2枚刃のドリルに比較して、角錐形状のチゼル部により一層優れた求心性が得られ、ドリルを位置決めするガイドブッシュ等を必要とすることなく優れた加工穴精度が得られる。
第3発明は、3枚刃のドリルに関するもので、3枚の切れ刃のうちの2枚にシンニングが到達していて大きなチップポケットが形成されるため、良好な切り屑排出性能が得られてスラスト抵抗が低減される。
第4発明では、チゼル部の径寸法dが0.06D以上で、切れ刃に開口しているシンニングの開口部の幅寸法Wが0.05D〜0.25Dの範囲内で、且つ、ドリル軸心からその開口部の外端縁までの開口部外縁半径Rが0.12D〜0.30Dの範囲内であるため、チゼル部により求心性や耐チッピング性を確保するとともに、シンニングの開口に起因する切れ刃の欠けやチッピングの発生を抑制しつつ、そのシンニングの拡張(延長)によってスラスト抵抗を良好に低減することができる。
本発明は、3枚刃以上のドリルに好適に適用されるが、2枚刃のドリルにも適用され得る。2枚刃の場合、一方の切れ刃にはシンニングが開口しており、他方の切れ刃にはシンニングが開口しないように構成されるが、チゼルエッジが直線状になって求心性が低下するため、必要に応じてガイドブッシュ等によりドリルを位置決めして穴明け加工を行うことが望ましい。
ドリルは、切り屑排出溝が捩じれたツイストドリルが適当であるが、切り屑排出溝が軸心と平行な直刃ドリルにも適用され得る。ドリルの材質は、超硬合金や高速度工具鋼等の種々の工具材料を使用できる。
第3発明では、3枚の切れ刃のうちの2枚にシンニングが到達しているが、第2発明の実施に際しては、3枚の切れ刃のうちの1枚にシンニングが到達しているだけでも良い。4枚刃以上のドリルの場合、シンニングが到達している切れ刃とシンニングが到達していない切れ刃とを交互に配置することも可能である。
チゼル部の径寸法dは、小さ過ぎるとチゼルエッジや切れ刃が薄くなって強度が低下したり求心性が損なわれたりするため、工具の材質によっても異なるが0.06D以上が望ましい。実際の寸法では、0.3mm程度以上が望ましい。逆に、径寸法dが大きくなると、スラスト抵抗が大きくなるため、0.25D以下、更には0.22D以下が適当である。
シンニングの開口部の幅寸法Wは、小さ過ぎるとチップポケット拡大による切り屑排出性能の向上効果が十分に得られないため、シンニングの断面形状によっても異なるが0.05D以上が望ましく、0.08D以上が更に良い。実際の寸法では、0.3mm〜0.5mm程度以上が望ましい。逆に、幅寸法Wが大きくなると、シンニングが開口していない切れ刃の負荷が大きくなるとともに、開口部近傍の切れ刃の負荷が大きくなって、欠けやチッピングが生じ易くなるため、0.25D以下が適当である。
なお、第4発明の数値範囲は、ドリル径D=6mmで3枚刃の超硬ツイストドリルについて一定の加工条件で調べたものであり、径寸法が多少違っていても同様の結果が得られると考えられるが、第1発明〜第3発明の実施に際しては、必ずしも第4発明の数値範囲に限定されるものではない。
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は本発明の一実施例であるドリル10を示す図で、(a) は先端部分を軸心Oと直角方向から見た正面図、(b) は先端側から見た底面図、(c) は(b) の底面図の軸心O付近の拡大図である。このドリル10は、超硬合金にて構成されているとともに、軸心Oまわりに等角度間隔で3本の切り屑排出溝12a〜12cがスパイラル状に形成されることにより、円錐形状の先端部に3枚の切れ刃14a〜14cが設けられた3枚刃のツイストドリルである。
上記切れ刃14a〜14cには、それぞれ軸心O側部分に所定の径寸法(チゼル径)dのチゼル部16を残すようにシンニング18a〜18cが施されている。チゼル部16は、切れ刃14a〜14cの逃げ面20a〜20cが互いに交差する稜線で形成された3つのチゼルエッジ16a〜16cを備えており、軸心Oを頂点とする略三角錐形状を成している。チゼル径dは、本実施例ではドリル直径Dに対して0.06D〜0.22Dの範囲内とされている。
上記シンニング18a〜18cのうち18aは、隣接する切れ刃14bと干渉することが無いように、その切れ刃14bの手前で止められているが、残りのシンニング18bおよび18cは、隣接する切れ刃14c、14aに達するまで設けられており、それ等の切れ刃14c、14aにはシンニング18b、18cの開口部22b、22cが設けられている。開口部22b、22cの幅寸法(開口部幅)Wは互いに等しく、本実施例では0.08D〜0.25Dの範囲内とされている。また、ドリル軸心Oから開口部22b、22cの外端縁までの開口部外縁半径Rは0.12D〜0.30Dの範囲内とされている。
このようなドリル10においては、3枚の切れ刃14a〜14cのうちの1つ14bにはシンニング18aが開口していないため、ドリル軸心O付近まで優れた切れ味で切削加工が行われる一方、他の切れ刃14aおよび14cにはシンニング18c、18bが到達しているため、そのシンニング18c、18bによってチゼルエッジ16a〜16c近傍のチップポケットが大きくなり、チゼルエッジ16a〜16c近傍で発生した切り屑がシンニング18a〜18cから切り屑排出溝12a〜12cへ一層良好に排出されるようになってスラスト抵抗が低減される。
すなわち、本実施例のドリル10は、所定の径寸法dのチゼル部16を残し、求心性や耐チッピング性を確保するとともに、シンニング18aが開口していない1つの切れ刃14bによってドリル軸心O付近の切削性能を維持しながら、切れ刃14a、14cに達するまで拡張されたシンニング18c、18bによりスラスト抵抗を低減することができるのである。そして、このようにスラスト抵抗が低減されると、被加工部材の変形やドリル10の芯振れが抑制され、加工穴精度が向上するとともに、ドリル10の折損等が抑制され、送り速度を速くして高能率加工を行うことができるようになる。
特に、本実施例のドリル10は3枚刃で、ドリル軸心O部分のチゼル径dの範囲には三角錐形状のチゼル部16が残されているため、2枚刃のドリルに比較して優れた求心性が得られ、ドリル10を位置決めするガイドブッシュ等を必要とすることなく優れた加工穴精度が得られる。
また、3枚の切れ刃14a〜14cのうちの2枚14aおよび14cにシンニング18c、18bが到達しているため、3枚の切れ刃14a〜14cの何れか1つのみにシンニングを到達させる場合に比較して、全体のチップポケットが大きくなり、良好な切り屑排出性能が得られてスラスト抵抗が低減される。
また、チゼル径dが0.06D〜0.22Dの範囲内で、切れ刃14a、14cに開口しているシンニング18c、18bの開口部幅Wが0.08D〜0.25Dの範囲内で、且つ、ドリル軸心Oからその開口部22c、22bの外端縁までの開口部外縁半径Rが0.12D〜0.30Dの範囲内であるため、チゼル部16により求心性や耐チッピング性を確保するとともに、シンニング18c、18bの開口に起因する切れ刃14a〜14cの欠けやチッピングの発生を抑制しつつ、そのシンニング18c、18bの拡張(延長)によってスラスト抵抗を良好に低減することができる。
図2は、ドリル径D=6mmの本発明品と、シンニングが何れも切れ刃に達していない従来品とを用いて、以下の加工条件で穴明け加工を行い、スラスト荷重およびトルクを調べた結果を示す図である。本発明品は、前記実施例のドリル10と同じ超硬合金のツイストドリルで、2つの切れ刃14aおよび14cにシンニング18c、18bが達しているものであり、チゼル径d≒0.5mm(約0.08D)、シンニング18c、18bの開口部幅W≒0.9mm(約0.15D)、開口部外縁半径R≒0.19Dである。従来品は、図5のように3つのシンニング100a、100b、100cが何れも隣接する切れ刃102b、102c、102aと干渉しないように設けられているものである。
《加工条件》
・被削材質:S50C(機械構造用炭素鋼)
・切削速度:80m/min
・送り速度:0.18mm/rev
・切削油剤:5%エマルジョン型水溶性切削油剤
・切込み深さ:合計30mm(6mm毎のステップ加工×5回)
図2において、色の濃い方がスラスト荷重の測定値で、色の薄い方がトルクの測定値であり、トルクについては余り大きな差はないものの、スラスト荷重については、従来品が900N〜1000N程度であるのに対し、本発明品は600N程度であり、大幅に低減される。
また、図3の(a) は、チゼル径dおよび開口部幅Wを種々変更した多数の試験品を用意し、上記加工条件と同じ加工条件で穴明け加工を行って切削性能を調べた結果を示す図で、「○」は使用可、「×」は使用不可を意味しており、「×」の横は不可理由である。この結果から、チゼル径d≒0.3mm(約0.05D)の場合には、チゼルエッジが欠損したりドリルが折損したりして、使用不可である。また、チゼル径dが0.5mm(約0.08D)以上の場合には、開口部幅Wの大きさによって使用可能となるが、開口部幅Wが大きくなると切れ刃にチッピングや欠損が生じたりして使用不可となる場合がある。
図3の(b) は、(a) の各試験品について、開口部外縁半径Rを計算して示したもので、(a) に対応する表であり、グレーで塗り潰した範囲が不可領域(図3(a) で「×」の使用不可の領域)である。この結果から、チゼル径dが0.06D以上で、開口部幅Wが0.05D〜0.25Dの範囲内で、且つ、開口部外縁半径Rが0.12D〜0.30Dの範囲内で、良好な切削性能が得られることが分かる。
なお、上記実施例および性能試験では、何れも3枚刃のドリルについて説明したが、図4に示す2枚刃のドリル30や4枚刃以上のドリルにも適用できる。図4は、図1の(b) に対応する底面図で、ドリル30は、軸心Oに対して対称的に一対の切り屑排出溝32a、32bがスパイラル状に形成されることにより、円錐形状の先端部に2枚の切れ刃34a、34bが設けられた2枚刃のツイストドリルである。一対の切れ刃34a、34bには、それぞれ軸心O側部分に所定の径寸法(チゼル径)のチゼル部36を残すようにシンニング38a、38bが施されているとともに、一方のシンニング38aは、隣接する他方の切れ刃34bと干渉することが無いように、その切れ刃34bの手前で止められている一方、他方のシンニング38bは、隣接する一方の切れ刃34aに達するまで設けられており、その一方の切れ刃34aにはシンニング38bの開口部40が設けられている。チゼル部36は、切れ刃34a、34bの逃げ面42a、42bが互いに交差する稜線で形成された直線状のチゼルエッジ44を備えている。
このような2枚刃のドリル30においても、他方の切れ刃34bにはシンニング38aが開口していないため、ドリル軸心O付近まで優れた切れ味で切削加工が行われる一方、一方の切れ刃34aにはシンニング38bが到達しているため、そのシンニング38bによってチゼルエッジ44近傍のチップポケットが大きくなり、チゼルエッジ44近傍で発生した切り屑がシンニング38a、38bから切り屑排出溝32a、32cへ良好に排出されるようになる。これにより、スラスト抵抗が低減されるなど、前記実施例と同様の作用効果が得られる。
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、これはあくまでも一実施形態であり、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を加えた態様で実施することができる。
本発明の一実施例である3枚刃のツイストドリルの先端部を示す図で、(a) は正面図、(b) は底面図、(c) は軸心付近の拡大図である。 本発明品と従来品とを用いて穴明け加工を行い、スラスト荷重およびトルクを測定した結果を示す図である。 チゼル径dおよび開口部幅Wを種々変更した複数種類の試験品を用意し、穴明け加工を行って切削性能を調べた結果を示す図である。 本発明が2枚刃のドリルに適用された実施例を説明する図で、図1の(b) に相当する底面図である。 従来のドリルのシンニングを説明する図で、図1の(c) に相当する図である。
符号の説明
10、30:ドリル 14a〜14c、34a、34b:切れ刃 16、36:チゼル部 18a〜18c、38a、38b:シンニング 22b、22c、40:開口部 O:ドリル軸心 d:チゼル径(チゼル部の径寸法) W:開口部幅(開口部の幅寸法)

Claims (4)

  1. 先端に複数の切れ刃が設けられているとともに、該切れ刃のドリル軸心側部分には所定の径寸法dのチゼル部を残してそれぞれシンニングが施されているドリルにおいて、
    前記複数の切れ刃のうちの少なくとも1つは、前記シンニングが隣接する切れ刃に達しないように設けられている一方、
    少なくとも1つ以上の他の切れ刃は、前記シンニングが隣接する切れ刃に達するように設けられていて、該隣接する切れ刃は該シンニングの開口部を有する
    ことを特徴とするドリル。
  2. 3枚以上の切れ刃を有するとともに、ドリル軸心部分には角錐形状のチゼル部が残されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のドリル。
  3. 3枚の切れ刃を有するとともに、ドリル軸心部分には三角錐形状のチゼル部が残されている一方、
    前記3枚の切れ刃の1つは、前記シンニングが隣接する切れ刃に達しないように設けられており、
    他の2つの切れ刃は、前記シンニングが隣接する切れ刃に達するように設けられていて、該隣接する切れ刃は該シンニングの開口部を有する
    ことを特徴とする請求項2に記載のドリル。
  4. 前記チゼル部の径寸法dは、ドリル直径Dに対して0.06D以上で、前記切れ刃に開口している前記シンニングの開口部の幅寸法Wは0.05D〜0.25Dの範囲内で、且つ、ドリル軸心から該開口部の外端縁までの開口部外縁半径Rは0.12D〜0.30Dの範囲内である
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のドリル。
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