JP4838515B2 - 流体使用状況監視システムの流体使用状況監視方法および流体使用状況監視装置 - Google Patents
流体使用状況監視システムの流体使用状況監視方法および流体使用状況監視装置 Download PDFInfo
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Description
水道水、ガスなどの流体が使用される流体使用場所に設置されて流体の使用状況を監視する流体使用状況監視装置、および、当該流体使用状況監視装置と通信回線を介して通信可能に接続され、前記流体使用場所での流体使用状況を監視している監視センタを有する流体使用状況監視システムの流体使用状況監視方法であって、
流体が未使用状態である旨を表す未使用設定、および/または、流体使用が中断されたままの不使用状態である旨を表す不使用設定を前記流体使用状況監視装置に対して行う設定工程と、
未使用状態であると設定されている前記流体使用場所における流体の使用状況、および/または、不使用状態であると設定されている前記流体使用場所における流体の使用状況を前記流体使用状況監視装置によって常に監視し、流体の使用開始、および/または、使用再開を判定する監視工程と、
流体の使用が開始され、あるいは再開されると、前記未使用設定、あるいは前記不使用設定を解除する解除工程と、
前記未使用設定あるいは前記不使用設定の解除と同時に、あるいは、それに前後して、前記流体使用状況監視装置から前記監視センタに、流体の使用が開始された旨の使用開始通報、あるいは流体の使用が再開された旨を表す使用再開通報を送信する通報工程とを含むことを特徴とする。
(1)新築、改築等の場合、賃貸住宅で入居者が入れ替わる場合などでは、ガス設備などの設置後から入居まではガスなどの流体が使用されない。この場合を想定した工程であり、新設の前記流体使用場所に設置した前記流体使用状況監視装置により流体の使用状況を監視し、使用が開始されない未使用状態が一定期間連続した場合に、前記未使用設定が行われる。
(2)新築、改築等の場合、賃貸住宅の入居者が入れ替わる場合などでは、入居するまでの間、ガスメータ設備等が手動により未使用状態あるいは不使用状態に設定されている。この場合を想定した工程であり、新設あるいは既設の前記流体使用場所において手動操作により前記未使用設定あるいは前記不使用設定が行われる。
(3)流体が使用されている独居世帯などの既設の前記流体使用場所に設置した前記流体使用状況監視装置により流体の使用状況を監視し、流体の使用が中断したままの流体不使用の状態が一定期間連続した場合に、前記不使用設定が行なわれる工程である。
図1は本発明を適用したガス使用監視システムの概略構成図である。ガス使用状況監視システム1は、監視センタ2に設置された監視センタ装置3と、各ガス使用場所、例えば各住宅4(1)、4(2)・・・に設置されたガスメータ5を含む検針対象装置6と、これらの間を接続している公衆電話網7(通信回線)とを有している。監視センタ装置3は、公衆電話網7を介して、各ガスメータ5の自動検針と、各住宅4のガス使用状況の監視を行う。
図2はガス使用状況監視装置10を示す概略機能ブロック図である。ガス使用状況監視装置10はマイクロコンピュータを中心に構成されており、そのROM内に格納されている制御プログラムを実行することにより図2においてブロックで示す各種機能を実現するように構成されている。
図3は、本例のガス使用状況監視システム1におけるガス使用開始監視動作を示す概略フローチャートである。なお、以下に説明するガス使用状況監視動作は、例えば、アパートを新しく建てた場合あるいはアパートから住人が出た場合など、新設あるいは既設のガス使用場所において手動操作によりガス未使用設定が行われる場合の動作である。
図4は、ガス使用状況監視装置の別の構成例を示す概略機能ブロック図である。本例のガス使用状況監視装置10Aもマイクロコンピュータを中心に構成されており、そのROM内に格納されている制御プログラムを実行することにより図4においてブロックで示す各種機能を実現するように構成されている。なお、本例のガス使用状況監視装置10Aは、基本的な構成が上記形態と共通しているので、対応する機能を有する部分には同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
図6は、ガス不使用通報機能を備えたガス使用状況監視装置を示す概略機能ブロック図を示してある。本例のガス使用状況監視装置10Bの基本構成は図4のガス使用状況監視装置10Aと同一であるが、ガスの使用が中断した場合に、使用が中断している時間を不使用時間として計数し、当該不使用時間が所定時間を超えた場合には不使用設定を行い、ガス不使用警報信号を発生する。
なお、上記の実施の形態ではガス使用状況監視装置10、10A、10Bがガスメータ5のメータ本体11に組み込まれている。この代わりに、図8(a)に示すように、ガスメータ5と伝送装置8の間に接続した電子式カウンタ100に使用開始あるいは再開の通報機能を持たせるようにしてもよい。すなわち、電子式カウンタ100にガス使用状況監視装置10、10A、10Bを内蔵させてもよい。電子式カウンタ100は、ガスメータ5の検針結果に基づき、ガス使用量についての各種の値を算出することができ、また、液晶表示装置などの表示装置を備え、それらの値を切り替え表示可能である。また、図8(b)に示すように、伝送装置8に、ガス使用状況監視装置10、10A、10Bを内蔵させて、使用開始あるいは再開の通報機能を持たせるようにしてもよい。
2 監視センタ
3 監視センタ装置
4 住宅(流体使用場所)
5 ガスメータ
6 検針対象装置
7 公衆電話網
8 伝送装置
10 ガス使用状況監視装置(流体使用状況監視装置)
11 メータ本体
12 制御ユニット
21 計量部
22、22a 使用・未使用設定部
221、221a フラグレジスタ
23 入力部
24 判定値発生部
25 判定部
26 使用通報部
27 未使用時間計数部
28 フラグ切り替え判定部
29 不使用通報部
Q ガス流量
J 未使用判定流量
Lu 連続未使用時間
Luf 未使用設定時間
Claims (6)
- 水道水、ガスなどの流体が使用される流体使用場所に設置されて流体の使用状況を監視する流体使用状況監視装置、および、当該流体使用状況監視装置と通信回線を介して通信可能に接続され前記流体使用場所での流体使用状況を監視している監視センタを有する流体使用状況監視システムの流体使用状況監視方法であって、
流体が未使用状態である旨を表す未使用設定、および/または、流体使用が中断されたままの不使用状態である旨を表す不使用設定を前記流体使用状況監視装置に対して行う設定工程と、
未使用状態であると設定されている前記流体使用場所における流体の使用状況、および/または、不使用状態であると設定されている前記流体使用場所における流体の使用状況を前記流体使用状況監視装置によって常に監視し、流体の使用開始、および/または、使用再開を判定する監視工程と、
流体の使用が開始され、あるいは再開されると、前記未使用設定、あるいは前記不使用設定を解除する解除工程と、
前記未使用設定あるいは前記不使用設定の解除と同時に、あるいは、それに前後して、前記流体使用状況監視装置から前記監視センタに、流体の使用が開始された旨の使用開始通報、あるいは流体の使用が再開された旨を表す使用再開通報を送信する通報工程とを含む流体使用状況監視システムの流体使用状況監視方法。 - 請求項1において、
前記設定工程は、次の工程(1)、(2)および(3)のいずれかであることを特徴とする流体使用状況監視システムの流体使用状況監視方法。
(1)新設の前記流体使用場所に設置した前記流体使用状況監視装置により流体の使用状況を監視し、使用が開始されない未使用状態が一定期間連続した場合に、前記未使用設定を行う工程
(2)新設あるいは既設の前記流体使用場所において手動操作により前記未使用設定あるいは前記不使用設定が行われる工程
(3)流体が使用されている既設の前記流体使用場所に設置した前記流体使用状況監視装置により流体の使用状況を監視し、流体の使用が中断したままの流体不使用の状態が一定期間連続した場合に、前記不使用設定を行う工程 - 請求項2において、
前記工程(3)では、前記流体使用状況監視装置から前記監視センタに向けて、流体が不使用のままであることを警告するための流体不使用通報を送信することを特徴とする流体使用状況監視システムの流体使用状況監視方法。 - 水道水、ガスなどの流体が使用される流体使用場所での流体流量を計測するための計量部と、
前記流体使用場所で流体の使用が開始されたか否かを表す使用・未使用設定部と、
前記使用・未使用設定部を、未使用を表す状態に設定するための入力部と、
前記流体流量を常に監視し、計測された流体流量が、予め設定されている未使用判定流量を超えた場合には流体の使用が開始されたと判定する判定部と、
前記使用・未使用設定部が未使用状態に設定されている場合に、前記判定部によって流体の使用が開始されたと判定されると、流体の使用が開始されたことを表す流体使用開始通報を通信回線を介して監視センタに送信する通報部とを有している流体使用状況監視装置。 - 水道水、ガスなどの流体が使用される流体使用場所での流体流量を計測するための計量部と、
前記流体流量を常に監視し、計測された流体流量が、予め設定されている未使用判定流量値を超えた場合には流体が使用されたと判定し、それ以外の場合は流体が未使用状態であると判定する判定部と、
前記判定部の判定に基づき、流体の連続未使用時間を計数する未使用時間計数部と、
流体の前記連続未使用時間が、予め設定されている未使用設定時間を超えた場合には、前記流体使用場所が流体未使用状態である旨を表す未使用状態に設定される使用・未使用設定部と、
前記使用・未使用設定部が前記未使用状態に設定されると流体未使用通報を発生し、当該使用・未使用設定部が未使用状態に設定されている場合に、前記判定部により流体が使用されたと判定されると、流体の使用が開始されたことを表す流体使用開始通報を通信回線を介して監視センタに送信する通報部とを有している流体使用状況監視装置。 - 水道水、ガスなどの流体が使用される流体使用場所での流体流量を計測するための計量部と、
前記流体流量を常に監視し、計測された流体流量が、予め設定されている不使用判定流量値を超えた場合には流体が使用されたと判定し、それ以外の場合は流体が不使用状態であると判定する判定部と、
前記判定部の判定に基づき、流体の連続不使用時間を計数する不使用時間計数部と、
流体の前記連続不使用時間が、予め設定されている不使用設定時間を超えた場合には、前記流体使用場所が流体不使用状態である旨を表す不使用状態に設定される使用・不使用設定部と、
前記使用・不使用設定部が前記不使用状態に設定されると流体不使用通報を発生し、当該使用・不使用設定部が不使用状態に設定されている場合に、前記判定部により流体が使用されたと判定されると、流体の使用が再開されたことを表す流体使用再開通報を通信回線を介して監視センタに送信する通報部とを有している流体使用状況監視装置。
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