JP4838515B2 - 流体使用状況監視システムの流体使用状況監視方法および流体使用状況監視装置 - Google Patents

流体使用状況監視システムの流体使用状況監視方法および流体使用状況監視装置 Download PDF

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Description

本発明は、新築住宅や賃貸住宅などにおける水道水やガスなどの流体の使用状況を監視する流体使用状況監視方法および流体使用状況監視装置に関するものである。
新築住宅や改築された住宅に入居した場合、あるいは、賃貸住宅などに入居した場合において、ガスや水道を使い始める際には、入居者にガス会社などに電話や葉書で連絡させるようになっている。
一方、下記の特許文献1には、独居世帯などにおいてガスなどの不使用状態が継続した場合に、在宅者に何らかの異変が発生した旨の緊急警報を監視センタに通報するシステムが提案されている。このようなシステムを備えている場合においても、警報後において、在宅者がガスなどの使用を再開した際には、在宅者が、監視センタなどにガスなどの再開を連絡する必要がある。
特開2002−71401号公報
従来においては、水道やガスの使用の開始、あるいは再開を、入居者、在宅者からの連絡により確認している。このため、例えば、賃貸住宅の入居者などがガスの使用開始を連絡し忘れると、ガス事業者はガスの使用が開始されたことに気付かないことがある。また、上記特許文献1に開示のシステムを備えている場合には、在宅者からの連絡が無いと、在宅者が通常の生活に戻っていること等を監視センタの側で確認できない。
本発明の課題は、このような点に鑑みて、水道水やガスなどの流体の使用場所での流体の使用開始あるいは使用再開を、流体の使用者からの連絡によらず確実に知ることのできる流体使用状況監視システムの流体使用状況監視方法および流体使用状況監視装置を提案することにある。
上記の課題を解決するために、本発明は、
水道水、ガスなどの流体が使用される流体使用場所に設置されて流体の使用状況を監視する流体使用状況監視装置、および、当該流体使用状況監視装置と通信回線を介して通信可能に接続され、前記流体使用場所での流体使用状況を監視している監視センタを有する流体使用状況監視システムの流体使用状況監視方法であって、
流体が未使用状態である旨を表す未使用設定、および/または、流体使用が中断されたままの不使用状態である旨を表す不使用設定を前記流体使用状況監視装置に対して行う設定工程と、
未使用状態であると設定されている前記流体使用場所における流体の使用状況、および/または、不使用状態であると設定されている前記流体使用場所における流体の使用状況を前記流体使用状況監視装置によって常に監視し、流体の使用開始、および/または、使用再開を判定する監視工程と、
流体の使用が開始され、あるいは再開されると、前記未使用設定、あるいは前記不使用設定を解除する解除工程と、
前記未使用設定あるいは前記不使用設定の解除と同時に、あるいは、それに前後して、前記流体使用状況監視装置から前記監視センタに、流体の使用が開始された旨の使用開始通報、あるいは流体の使用が再開された旨を表す使用再開通報を送信する通報工程とを含むことを特徴とする。
ここで、前記設定工程としては次の各工程(1)、(2)および(3)がある。
(1)新築、改築等の場合、賃貸住宅で入居者が入れ替わる場合などでは、ガス設備などの設置後から入居まではガスなどの流体が使用されない。この場合を想定した工程であり、新設の前記流体使用場所に設置した前記流体使用状況監視装置により流体の使用状況を監視し、使用が開始されない未使用状態が一定期間連続した場合に、前記未使用設定が行われる。
(2)新築、改築等の場合、賃貸住宅の入居者が入れ替わる場合などでは、入居するまでの間、ガスメータ設備等が手動により未使用状態あるいは不使用状態に設定されている。この場合を想定した工程であり、新設あるいは既設の前記流体使用場所において手動操作により前記未使用設定あるいは前記不使用設定が行われる。
(3)流体が使用されている独居世帯などの既設の前記流体使用場所に設置した前記流体使用状況監視装置により流体の使用状況を監視し、流体の使用が中断したままの流体不使用の状態が一定期間連続した場合に、前記不使用設定が行なわれる工程である。
前記工程(3)では、前記流体使用状況監視装置から前記監視センタに向けて、流体が不使用のままであることを警告するための流体不使用通報を送信することが望ましい。このようにすると、例えば、独居世帯においては「在宅者に何らかの異変が発生した」等と判断でき、このような事態を自動的に検出して通報できるので、在宅者の身の危険を家族などの緊急担当者に速やかに連絡することができる。
次に、本発明の流体使用監視装置は、水道水、ガスなどの流体が使用される流体使用場所での流体流量を計測するための計量部と、前記流体使用場所で流体の使用が開始されたか否かを表す使用・未使用設定部と、前記使用・未使用設定部を、未使用を表す状態に設定するための入力部と、前記流体流量を常に監視し、計測された流体流量が、予め設定されている未使用判定流量を超えた場合には流体の使用が開始されたと判定する判定部と、前記使用・未使用設定部が未使用状態に設定されている場合に、前記判定部によって流体の使用が開始されたと判定されると、流体の使用が開始されたことを表す流体使用開始通報を通信回線を介して監視センタに送信する通報部とを有していることを特徴とする。
ここで、未使用設定を手動の代わりに未使用時間に基づき自動的に設定することもできる。この場合の流体使用状況監視装置は、水道水、ガスなどの流体が使用される流体使用場所での流体流量を計測するための計量部と、前記流体流量を常に監視し、計測された流体流量が、予め設定されている未使用判定流量値を超えた場合には流体が使用されたと判定し、それ以外の場合は流体が未使用状態であると判定する判定部と、前記判定部の判定に基づき、流体の連続未使用時間を計数する未使用時間計数部と、流体の前記連続未使用時間が、予め設定されている未使用設定時間を超えた場合には、前記流体使用場所が流体未使用状態である旨を表す未使用状態に設定される使用・未使用設定部と、前記使用・未使用設定部が前記未使用状態に設定されると流体未使用通報を発生し、当該使用・未使用設定部が未使用状態に設定されている場合に、前記判定部により流体が使用されたと判定されると、流体の使用が開始されたことを表す流体使用開始通報を通信回線を介して監視センタに送信する通報部とを有している。
また、流体が既に使用されている場所において流体使用が中断された場合に、その中断時間、すなわち、不使用時間に基づき警報を発生するようにすることもできる。この場合の流体使用状況監視装置は、水道水、ガスなどの流体が使用される流体使用場所での流体流量を計測するための計量部と、前記流体流量を常に監視し、計測された流体流量が、予め設定されている不使用判定流量値を超えた場合には流体が使用されたと判定し、それ以外の場合は流体が不使用状態であると判定する判定部と、前記判定部の判定に基づき、流体の連続不使用時間を計数する不使用時間計数部と、流体の前記連続不使用時間が、予め設定されている不使用設定時間を超えた場合には、前記流体使用場所が流体不使用状態である旨を表す不使用状態に設定される使用・不使用設定部と、前記使用・不使用設定部が前記不使用状態に設定されると流体不使用通報を発生し、当該使用・不使用設定部が不使用状態に設定されている場合に、前記判定部により流体が使用されたと判定されると、流体の使用が再開されたことを表す流体使用再開通報を通信回線を介して監視センタに送信する通報部とを有している。
本発明では、流体が未使用状態である旨を表す未使用設定がされている流体使用場所において、流体の使用開始が確認された場合には、流体の使用が開始された旨を表す流体使用開始通報を発するようにしている。また、流体が不使用状態である旨を表す不使用設定がされている流体使用場所において、流体の使用が再開されたこと確認された場合には、流体使用が再開された旨を表す流体使用再開通報を発するようにしている。
したがって、このような通報によって、監視センタでは、住人(入居者)からの連絡に頼ることなく流体の使用開始あるいは再開を確認できる。また、流体不使用通報機能が備わっている場合には、使用再開通報によって、住人が通常の生活に戻ったことなどを確認できる。
以下に、図面を参照して、本発明を適用したガス使用状況監視システムを説明する。
(全体構成)
図1は本発明を適用したガス使用監視システムの概略構成図である。ガス使用状況監視システム1は、監視センタ2に設置された監視センタ装置3と、各ガス使用場所、例えば各住宅4(1)、4(2)・・・に設置されたガスメータ5を含む検針対象装置6と、これらの間を接続している公衆電話網7(通信回線)とを有している。監視センタ装置3は、公衆電話網7を介して、各ガスメータ5の自動検針と、各住宅4のガス使用状況の監視を行う。
検針対象装置6は、通信機能付きのガスメータ5と、伝送装置(NCU)8と、これらの間を接続している屋内配線9とを備えている。伝送装置8は、公衆電話網7に接続されており、監視センタ装置3との間で通信可能である。なお、ガスメータ5と伝送装置8の間に電子式カウンタが接続され、電子式カウンタにおいて検針値などを表示可能なシステム構成もある。
ガスメータ5の基本構成は一般に使用されているものと同様であり、ガス管50を流れるガス流量の計量を行う計量部21(図2参照)が内蔵されているメータ本体11と、このメータ本体11に取り付けられている電子カウンタなどが内蔵されている制御ユニット12とを備えている。メータ本体11からは一般に、ガス流量に対応する単位流量パルス(オンオフ信号)が制御ユニット12に供給され、制御ユニット12は、受け取った信号に基づき各種の積算値の算出や表示を行う。また、制御ユニット12は、伝送装置8および公衆電話網7を介して、監視センタ装置3と通信可能であり、制御ユニット12による各種のガス流量の積算値が監視センタ装置3において収集可能となっている。ここで、本例のメータ本体11には、住宅4でのガスの使用状況の監視を行うガス使用状況監視装置10が組み込まれている。
(ガス使用状況監視装置)
図2はガス使用状況監視装置10を示す概略機能ブロック図である。ガス使用状況監視装置10はマイクロコンピュータを中心に構成されており、そのROM内に格納されている制御プログラムを実行することにより図2においてブロックで示す各種機能を実現するように構成されている。
ガス使用状況監視装置10は、ガス管50を流れるガス流量(Q)を計測するための計量部21と、ガスの使用が開始されたか否かをフラグレジスタ221のガス未使用中フラグの切り替えによって表す使用・未使用設定部22と、入力部23とを有している。入力部23を介して、手動操作により、使用・未使用設定部22を、未使用を表す状態、すなわちフラグレジスタ221のガス未使用中フラグに「1」を立てた状態に設定することができる。
また、ガス使用状況監視装置10は、ガスの使用が開始あるいは再開されたか否かの判定基準となる未使用判定流量(J)が記憶保持されている判定値発生部24と、ガスの使用・未使用を判定する判定部25と、ガス使用開始通報信号S(26)を発生する使用通報部26を有している。判定部25では、計量部21で計測されたガス流量(Q)が未使用判定流量(J)を超えた場合にガスの使用が開始あるいは再開されたと判定する。使用通報部26は、使用・未使用設定部22が未使用状態に設定されている場合に(すなわち、フラグレジスタ221のガス未使用中フラグに「1」が立っている状態にあるときに)、判定部25によってガスの使用が開始あるいは再開されたと判定されると、ガスの使用が開始あるいは再開されたことを表すガス使用開始通報信号S(26)を発する。
使用通報部26は、屋内配線9によって伝送装置8に繋がれており、当該使用通報部26から発せられたガス使用信号S(26)は、伝送装置8から公衆電話網7を介して監視センタ装置3に向けて送信される。なお、本例のガス使用状況監視装置10では、その入力部23から、上記の未使用判定流量Jを任意の値に変更可能となっている。
(ガス使用状況監視動作)
図3は、本例のガス使用状況監視システム1におけるガス使用開始監視動作を示す概略フローチャートである。なお、以下に説明するガス使用状況監視動作は、例えば、アパートを新しく建てた場合あるいはアパートから住人が出た場合など、新設あるいは既設のガス使用場所において手動操作によりガス未使用設定が行われる場合の動作である。
まず、入力部23において使用・未使用設定部22を操作して(ステップST11)、フラグレジスタ221をガスが未使用状態である旨を表すガス未使用中フラグを立てた状態の「1」に切り替える(ステップST12、設定工程)。
判定部25では、常にガス流量Qを監視しており(ステップST13、監視工程)、当該判定部25での監視によってガスの使用が開始あるいは再開されたことが確認された場合には(ステップST14)、使用通報部26からガス使用開始通報信号S(26)が出力され、伝送装置8および公衆電話網7を介して監視センタ装置3に通報される(ステップST15、通報工程)。次に、使用・未使用設定部22のフラグレジスタ221を「0」にリセットして、ガスの未使用設定を解除する(ステップST16、解除工程)。
ガス使用状況監視装置10によるガス使用開始通報信号S(26)を受信することにより、監視センタ2の側では、ガスの使用が開始されたこと、あるいは再開されたことを認識できる。よって、入居者による電話、葉書などによる連絡に頼る必要がない。
(ガス使用状況監視装置の別の構成例)
図4は、ガス使用状況監視装置の別の構成例を示す概略機能ブロック図である。本例のガス使用状況監視装置10Aもマイクロコンピュータを中心に構成されており、そのROM内に格納されている制御プログラムを実行することにより図4においてブロックで示す各種機能を実現するように構成されている。なお、本例のガス使用状況監視装置10Aは、基本的な構成が上記形態と共通しているので、対応する機能を有する部分には同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
ガス使用状況監視装置10Aは、ガス管50を流れるガス流量(Q)を計測するための計量部21と、計量部21で計測されたガス流量(Q)が、判定値発生部24に設定されている未使用判定流量(J)を超えた場合にガスの使用が開始あるいは再開されたと判定する判定部25とを有している。また、判定部25での判定結果に基づき、ガスが連続して未使用状態にある時間を計数する未使用時間計数部27と、ここで算出された連続未使用時間Luが、フラグ切り替え判定部28において、予め設定されている未使用設定時間Lufを超えた場合にフラグレジスタ221aを「1」に切り替えてガス使用場所がガス未使用状態である旨を表す未使用状態に設定される使用・未使用設定部22aと、フラグレジスタ221aのガス未使用中フラグが「1」の状態にあるときに、判定部25によってガスの使用が開始あるいは再開されたと判定されると、ガスの使用が再開されたことを表すガス使用再開通報信号S(26)を発する使用通報部26とを有している。
使用通報部26は、屋内配線9によって伝送装置8に繋がれており、当該使用通報部26から発せられたガス使用信号S(26)は、伝送装置8から公衆電話網7を介して監視センタ装置3に向けて送信される。
なお、本例のガス使用状況監視装置10Aでも、その入力部23から、フラグレジスタ221aのガス未使用中フラグの切り替え、判定値発生部24の未使用判定流量Jを任意の値に変更可能となっている。これに加えて、フラグ切り替え判定部28の未使用設定時間Lufも任意の値に変更可能となっている。
図5は、図1のシステムにおいて図4に示すガス使用状況監視装置10Aが組み込まれている場合におけるガス使用開始監視動作を示す概略フローチャートである。ガス使用状況監視動作は、例えば、新築、改築等のために、当該新設のガス使用場所において入居待ちなどのためにガスの使用が開始されずに未使用の状態が一定期間連続したために、自動でガス未使用設定が行われた場合の動作である。
判定部25では、常にガス流量Qを監視しており(ステップST21)、それを未使用判定流量Jと比較することにより、ガスが未使用状態であるか否かを判定する(ステップST22)。ガス未使用中である場合には未使用時間計数部27において連続未使用時間Luをカウントアップし(ステップST23)、未使用状態が解除されてガス使用中となった場合には未使用時間計数部27での連続未使用時間Luをクリアする(ステップST24)。
未使用時間計数部27での連続未使用時間Luが未使用設定時間Lufを超えたことがフラグ切り替え判定部28で判定された場合には(ステップST25)、使用・未使用設定部22aのフラグレジスタ221aをガスが未使用状態である旨を表すガス未使用中フラグに「1」を立てた状態に切り替える(ステップST26、設定工程)。
判定部25での監視によって(ステップST27、監視工程)、ガスの使用が開始されたことが確認された場合には(ステップST28)、使用通報部26からはガス使用開始通報信号S(26)が出力され、伝送装置8および公衆電話網7を介して監視センタ装置3に通報される(ステップST29、通報工程)。この後、使用・未使用設定部22aのフラグレジスタ221aを「0」にリセットして、ガスの未使用設定を解除する(ステップST30、解除工程)。
(ガス使用状況監視装置のさらに別の構成例)
図6は、ガス不使用通報機能を備えたガス使用状況監視装置を示す概略機能ブロック図を示してある。本例のガス使用状況監視装置10Bの基本構成は図4のガス使用状況監視装置10Aと同一であるが、ガスの使用が中断した場合に、使用が中断している時間を不使用時間として計数し、当該不使用時間が所定時間を超えた場合には不使用設定を行い、ガス不使用警報信号を発生する。
ガス使用状況監視装置10Bでは、不使用時間計数部27aは、ガスの使用が中断したままの不使用の状態が継続する時間を計数する。また、使用・不使用設定部22aのフラグレジスタ221aのガス不使用中フラグが「1」に切り替えられたときに、ガスが不使用のままであることを警告するためのガス不使用通報信号S(29)を発する不使用通報部29を有している。不使用通報部29は、屋内配線9によって伝送装置8に繋がれており、当該不使用通報部29から発せられた警報S(29)は、伝送装置8から公衆電話網7を介して監視センタ装置3に向けて送信される。
図7は、図1のシステムにガス使用状況監視装置10Bを組み込んだ場合のガス使用再開監視動作を示す概略フローチャートである。この図を参照して説明すると、判定部25では、常にガス流量Qを監視しており(ステップST41)、それを不使用判定流量Jと比較することにより、ガスの使用が中断された不使用の状態であるか否かを判定する(ステップST42)。ガス不使用中である場合には不使用時間計数部27において連続不使用時間Luをカウントアップし(ステップST43)、不使用状態が解除されてガスの使用が再開された場合には不使用時間計数部27での連続不使用時間Luをクリアする(ステップST44)。
不使用時間計数部27での連続不使用時間Luが不使用設定時間Lufを超えたことがフラグ切り替え判定部28で判定された場合には(ステップST45)、使用・不使用設定部22aのフラグレジスタ221aを、ガスが不使用状態である旨を表すガス不使用中フラグに「1」を立てた状態に切り替える(ステップST46、設定工程)。
本例では、この場合に、不使用通報部29からガス不使用通報信号S(29)が出力され、伝送装置8および公衆電話網7を介して監視センタ装置3に通報される(ステップST47)。
判定部25での監視によって(ステップST48、監視工程)、ガスの使用が再開されたことが確認された場合には(ステップST49)、使用通報部26からはガス使用再開通報信号S(26)が出力され、伝送装置8および公衆電話網7を介して監視センタ装置3に通報される(ステップST50、通報工程)。次に、使用・不使用設定部22aのフラグレジスタ221aを「0」にリセットして、ガスの不使用設定を解除する(ステップST51、解除工程)。
監視センタ装置3(監視センタ2)では、ガス使用再開通報信号S(26)を受信すると、在宅者がガスの使用を再開したことを確認する。すなわち、在宅者が通常の生活に戻ったものと確認し、ガスの不使用設定と、ガス不使用通報の緊急警報も解除することができる。
なお、本例の装置においては、新築住宅などのようにガスの使用が一回も行われてない場所に設置された場合には、図4に示す装置例の場合と同様に機能して、ガスの使用が開始されたことを検出して通報することができる。ガスの未使用設定を行う基準となる未使用設定時間と、ガスの不使用設定を行う基準となる不使用設定時間とが同一の場合には、本例の装置をそのまま用いることができる。すなわち、不使用設定時間を、未使用設定時間としてそのまま用いればよい。勿論、これらの時間を異なる値に設定することも可能である。
(その他の実施の形態)
なお、上記の実施の形態ではガス使用状況監視装置10、10A、10Bがガスメータ5のメータ本体11に組み込まれている。この代わりに、図8(a)に示すように、ガスメータ5と伝送装置8の間に接続した電子式カウンタ100に使用開始あるいは再開の通報機能を持たせるようにしてもよい。すなわち、電子式カウンタ100にガス使用状況監視装置10、10A、10Bを内蔵させてもよい。電子式カウンタ100は、ガスメータ5の検針結果に基づき、ガス使用量についての各種の値を算出することができ、また、液晶表示装置などの表示装置を備え、それらの値を切り替え表示可能である。また、図8(b)に示すように、伝送装置8に、ガス使用状況監視装置10、10A、10Bを内蔵させて、使用開始あるいは再開の通報機能を持たせるようにしてもよい。
次に、上記の各例はガスの使用を対象としているが、これ以外の流体である水道水、灯油などの使用を対象とする場合にも本発明を同様に適用できる。
本発明を適用したガス使用状況監視システムの概略構成図である。 図1のガス使用状況監視装置の概略機能ブロック図である。 図1のガス使用状況監視システムによるガス使用開始監視動作を示す概略フローチャートである。 ガス使用状況監視装置の別の構成例を示す概略機能ブロック図である。 図4のガス使用状況監視装置を備えたシステムのガス使用開始監視動作を示す概略フローチャートである。 ガス使用状況監視装置のさらに別の構成例を示す概略機能ブロック図である。 図6のガス使用状況監視装置を備えたシステムのガス使用開始監視動作を示す概略フローチャートである。 図1のシステムの変形例を示す説明図である。
符号の説明
1 ガス使用状況監視システム
2 監視センタ
3 監視センタ装置
4 住宅(流体使用場所)
5 ガスメータ
6 検針対象装置
7 公衆電話網
8 伝送装置
10 ガス使用状況監視装置(流体使用状況監視装置)
11 メータ本体
12 制御ユニット
21 計量部
22、22a 使用・未使用設定部
221、221a フラグレジスタ
23 入力部
24 判定値発生部
25 判定部
26 使用通報部
27 未使用時間計数部
28 フラグ切り替え判定部
29 不使用通報部
Q ガス流量
J 未使用判定流量
Lu 連続未使用時間
Luf 未使用設定時間

Claims (6)

  1. 水道水、ガスなどの流体が使用される流体使用場所に設置されて流体の使用状況を監視する流体使用状況監視装置、および、当該流体使用状況監視装置と通信回線を介して通信可能に接続され前記流体使用場所での流体使用状況を監視している監視センタを有する流体使用状況監視システムの流体使用状況監視方法であって、
    流体が未使用状態である旨を表す未使用設定、および/または、流体使用が中断されたままの不使用状態である旨を表す不使用設定を前記流体使用状況監視装置に対して行う設定工程と、
    未使用状態であると設定されている前記流体使用場所における流体の使用状況、および/または、不使用状態であると設定されている前記流体使用場所における流体の使用状況を前記流体使用状況監視装置によって常に監視し、流体の使用開始、および/または、使用再開を判定する監視工程と、
    流体の使用が開始され、あるいは再開されると、前記未使用設定、あるいは前記不使用設定を解除する解除工程と、
    前記未使用設定あるいは前記不使用設定の解除と同時に、あるいは、それに前後して、前記流体使用状況監視装置から前記監視センタに、流体の使用が開始された旨の使用開始通報、あるいは流体の使用が再開された旨を表す使用再開通報を送信する通報工程とを含む流体使用状況監視システムの流体使用状況監視方法
  2. 請求項1において、
    前記設定工程は、次の工程(1)、(2)および(3)のいずれかであることを特徴とする流体使用状況監視システムの流体使用状況監視方法
    (1)新設の前記流体使用場所に設置した前記流体使用状況監視装置により流体の使用状況を監視し、使用が開始されない未使用状態が一定期間連続した場合に、前記未使用設定を行う工程
    (2)新設あるいは既設の前記流体使用場所において手動操作により前記未使用設定あるいは前記不使用設定が行われる工程
    (3)流体が使用されている既設の前記流体使用場所に設置した前記流体使用状況監視装置により流体の使用状況を監視し、流体の使用が中断したままの流体不使用の状態が一定期間連続した場合に、前記不使用設定を行う工程
  3. 請求項2において、
    前記工程(3)では、前記流体使用状況監視装置から前記監視センタに向けて、流体が不使用のままであることを警告するための流体不使用通報を送信することを特徴とする流体使用状況監視システムの流体使用状況監視方法
  4. 水道水、ガスなどの流体が使用される流体使用場所での流体流量を計測するための計量部と、
    前記流体使用場所で流体の使用が開始されたか否かを表す使用・未使用設定部と、
    前記使用・未使用設定部を、未使用を表す状態に設定するための入力部と、
    前記流体流量を常に監視し、計測された流体流量が、予め設定されている未使用判定流量を超えた場合には流体の使用が開始されたと判定する判定部と、
    前記使用・未使用設定部が未使用状態に設定されている場合に、前記判定部によって流体の使用が開始されたと判定されると、流体の使用が開始されたことを表す流体使用開始通報を通信回線を介して監視センタに送信する通報部とを有している流体使用状況監視装置。
  5. 水道水、ガスなどの流体が使用される流体使用場所での流体流量を計測するための計量部と、
    前記流体流量を常に監視し、計測された流体流量が、予め設定されている未使用判定流量値を超えた場合には流体が使用されたと判定し、それ以外の場合は流体が未使用状態であると判定する判定部と、
    前記判定部の判定に基づき、流体の連続未使用時間を計数する未使用時間計数部と、
    流体の前記連続未使用時間が、予め設定されている未使用設定時間を超えた場合には、前記流体使用場所が流体未使用状態である旨を表す未使用状態に設定される使用・未使用設定部と、
    前記使用・未使用設定部が前記未使用状態に設定されると流体未使用通報を発生し、当該使用・未使用設定部が未使用状態に設定されている場合に、前記判定部により流体が使用されたと判定されると、流体の使用が開始されたことを表す流体使用開始通報を通信回線を介して監視センタに送信する通報部とを有している流体使用状況監視装置。
  6. 水道水、ガスなどの流体が使用される流体使用場所での流体流量を計測するための計量部と、
    前記流体流量を常に監視し、計測された流体流量が、予め設定されている不使用判定流量値を超えた場合には流体が使用されたと判定し、それ以外の場合は流体が不使用状態であると判定する判定部と、
    前記判定部の判定に基づき、流体の連続不使用時間を計数する不使用時間計数部と、
    流体の前記連続不使用時間が、予め設定されている不使用設定時間を超えた場合には、前記流体使用場所が流体不使用状態である旨を表す不使用状態に設定される使用・不使用設定部と、
    前記使用・不使用設定部が前記不使用状態に設定されると流体不使用通報を発生し、当該使用・不使用設定部が不使用状態に設定されている場合に、前記判定部により流体が使用されたと判定されると、流体の使用が再開されたことを表す流体使用再開通報を通信回線を介して監視センタに送信する通報部とを有している流体使用状況監視装置。
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