JP4838204B2 - 容器詰飲料 - Google Patents

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本発明は高濃度のプロアントシアニジン及びタンニンを含有した容器詰飲料に関する。
プロアントシアニジンは、ブドウ種子等に多く含まれ、抗酸化作用のみならず抗アレルギー作用(特許文献1参照)、抗糖尿作用(特許文献2参照)抗動脈硬化作用(非特許文献1参照)等を有することが知られている。
カテキン類等のタンニンの効果としては、コレステロール上昇抑制作用やαアミラーゼ活性阻害作用などが報告されている(特許文献3、4)。
特開2001−278792号公報 特開2000−44472号公報 特開平3−168046号公報 特開平10−4919号公報 アテロスクレローシス(Atherosclerosis), 142, 139−149, l999
プロアントシアニジンの生理的作用を効果的に得るには、有効量を継続して摂取することが必要である。摂取の一形態として飲料とすることが考えられるが、プロアントシアニジンを配合して飲料を調製した場合、プロアントシアニジン特有の渋味があり、継続しての飲用は困難であった。
従って、本発明の目的は有効量のプロアントシアニジンを含有し、かつ渋味の低減された飲料を提供することにある。
そこで、本発明者はプロアントシアニジン含有飲料について種々検討してきたところ、タンニンを一定量配合すれば、渋味が低減されることを見出した。さらに紅茶飲料とすれば、さらに渋味が改善されることも見出した。
すなわち、本発明は(A)プロアントシアニジン0.01〜0.09質量%、及び(B)タンニン0.03〜0.5質量%を含有する容器詰飲料を提供するものである。
本発明によれば、プロアントシアニジンを高濃度含有し、かつ渋味が低減された飲料が提供できる。
本発明の容器詰飲料中のプロアントシアニジン含有量は、生理効果及び渋味低減の点から0.01〜0.09質量%である。さらに0.01〜0.08質量%、特に0.025〜0.07質量%含有するのが、風味の観点より好ましい。
本発明の容器詰飲料に用いられるプロアントシアニジン(A)は、例えばブドウ種子に含まれており、下記構造式で示される。
Figure 0004838204
本発明の容器詰飲料中は、(B)タンニンを0.03〜0.5質量%含有する。タンニンがこの範囲内であればプロアントシアニジンの渋味が低減される。また、多量のタンニンを効果的に体内に吸収されやすくなるので、タンニンの生理的作用(コレステロール上昇抑制作用やαアミラーゼ活性阻害作用など)が得られ易くなる。好ましくは0.04〜0.4質量%、さらに好ましくは0.04〜0.3質量%、特に好ましくは0.05〜0.1質量%含有する。これら範囲の場合、タンニン類の生理効果が十分に得られ、また、飲料の苦味が良好に抑制される。
本発明でタンニンとは、非重合体カテキン類、重合体カテキン類を含むものである。
本発明の容器詰飲料中の非重合体カテキン類としては、エピガロカテキンガレート、ガロカテキンガレート、エピカテキンガレート及びカテキンガレート等のガレート体と、エピガロカテキン、ガロカテキン、エピカテキン及びカテキン等の非ガレート体がある。エステル型カテキン類であるガレート体は苦味が強いことから、本発明の容器詰飲料に使用できる(B)タンニン中の(D)非重合体カテキン類のガレート体類の割合([(D)/(B)]×100)は30〜60質量%、さらに30〜50質量%であることが苦味抑制の観点から好ましい。
本発明に用いるタンニンは、緑茶抽出物、紅茶抽出物又はその濃縮物をタンナーゼ処理により、ガレート体率を低下することができる。タンナーゼ処理は、茶抽出物のタンニンに対してタンナーゼを0.5〜10質量%の範囲になるように添加することが好ましい。タンナーゼ処理の温度は、酵素活性が得られる15〜40℃が好ましく、さらに好ましくは20〜30℃である。タンナーゼ処理時のpHは、酵素活性が得られる4〜6が好ましく、さらに好ましくは4.5〜6であり、特に好ましくは5〜6である。
本発明における高濃度のタンニンを含有する容器詰飲料は、茶抽出物の濃縮物、特に緑茶抽出物の濃縮物又は紅茶抽出物を配合してタンニン濃度を調整して得ることができる。
また本発明の容器詰飲料は、緑茶飲料、紅茶飲料、烏龍茶飲料とすることができるが、紅茶飲料とすることにより、さらに渋味が低減する。
本発明の容器詰飲料には必要に応じて、(F)果糖、ブドウ糖、ショ糖及び果糖ブドウ糖液類から選ばれる1種又は2種以上を含有する。これらの甘味料は、本発明の容器詰飲料中に0.0001〜20質量%含有され、さらに0.001〜15質量%、特に0.01〜10質量%含有するのが好ましい。
本発明の容器詰飲料は、甘味料が少なすぎると甘みがほとんどなく、酸味、塩味とのバランスがとれないのでショ糖を1としたときの甘味度が2以上であることが好ましい(参考文献:JISZ8144、官能評価分析−用語、番号3011、甘味;JISZ9080、官能評価分析−方法、試験方法;飲料用語辞典4−2甘味度の分類、資料11(ビバレッジジャパン社);特性等級試験mAG試験、ISO 6564−1985(E)、「Sensory Analysis−Methodology−Flavour profile method」等)。
本発明の容器詰飲料中の(F)中のブドウ糖含有量は、好ましくは0.0001〜20質量%、さらに好ましくは0.001〜15質量%、特に好ましくは0.01〜10質量%である。本発明の(F)中の果糖含有量は、好ましくは0.0001〜20質量%、さらに好ましくは0.001〜15質量%、特に好ましくは0.01〜10質量%である。 (F)中の果糖ブドウ糖液糖はこれらの混合液糖であり、含有量は0.01〜7質量%、さらに好ましくは0.1〜6質量%、特に好ましくは1.0〜5質量%である。これらの甘味料は、合計20質量%以下では配合すると飲料の保存中に褐変による着色を防ぐことができる。
ショ糖の形態としては、グラニュー糖、液糖、上白糖等があり、これらをいずれも使用できる。本発明の容器詰飲料中のショ糖含有量は、好ましくは0.001〜20質量%、さらに好ましくは0.01〜15質量%、特に好ましくは0.1〜10質量%である。
本発明の容器詰飲料には、上記の甘味料以外に、複合多糖、グリセロール類、糖アルコール、人工甘味料などを使用できる。グリセロール類は、好ましくは0.1〜15質量%、より好ましくは0.1〜10質量%、本発明の容器詰飲料に使用できる。
複合多糖としては、マルトデキストリン、コーンシロップ、高フルクトースコーンシロップ、アガペエキス、メイプルシロップ、シュガーケーン、蜂蜜等が挙げられ、好ましい例はマルトデキストリンである。複合多糖は、好ましくは0.1〜15質量%、より好ましくは0.2〜10質量%、本発明の容器詰飲料に使用できる。
本発明の容器詰飲料に用いられる糖アルコールとしては、エリスリトール、ソルビトール、キシリトール、トレハロース、マルチトール、ラクチトール、パラチノース、マンニトール等が挙げられる。これらのうち、カロリーがなく、最大無作用摂取量が最も高いエリスリトールが好ましい。本発明容器詰飲料中の糖アルコールの含有量は、0.0001〜20質量%が好ましい。
本発明の容器詰飲料に用いられる人工甘味料としてはアスパルテーム、スクラロース、サッカリン、シクラメート、アセスルフェーム−K、L−アスパルチル−L−フェニルアラニン低級アルキルエステル、L−アスパルチル−D−アラニンアミド、L−アスパルチル−D−セリンアミド、L−アスパルチル−ヒドロキシメチルアルカンアミド、L−アスパルチル−1−ヒドロキシエチルアルカンアミド、スクラロースなどの高甘度甘味料、グリチルリチン、合成アルコキシ芳香族化合物等が挙げられる。これらの人工甘味料の含有量は、0.0001〜20質量%が好ましい。また、ソーマチン、ステビノシド及び他の天然源の甘味料も使用できる。
本発明の容器詰飲料では、風味の観点で(G)25℃におけるpHが5〜7の範囲であることが好ましい。更に好ましくは5.2〜6.5であり、特に好ましくは5.5〜6.1である。
本発明の容器詰飲料には、酸味料が使用できる。酸味料の濃度が多い場合には、酸味が強くなるが苦みや渋みも強くなる。本発明における酸味料はアスコルビン酸、クエン酸、グルコン酸、コハク酸、酒石酸、乳酸、フマル酸及びリンゴ酸及びそれらの塩酸から選ばれる1種以上である。これら単独でも長期の保存に対応可能なpHになるが、適度な酸味を得るにはこれらの酸とそれらの塩類との併用が好ましい。具体的にはクエン酸3ナトリウム、クエン酸1カリウム、クエン酸3カリウム、グルコン酸ナトリウム、グルコン酸カリウム、酒石酸ナトリウム、酒石酸3ナトリウム、酒石酸水素カリウム、乳酸ナトリウム、乳酸カリウム、フマル酸ナトリウム等が挙げられる。
その他の酸味料としては、アジピン酸、天然成分から抽出した果汁類が挙げられる。酸味料は全体として本発明の容器詰飲料中に0.01〜0.7質量%、特に0.02〜0.6質量%含有するのが好ましい。また無機酸類、無機酸塩類も使用することがでる。無機酸類、無機酸塩類としてはリン酸水素2アンモニウム、リン酸2水素アンモニウム、リン酸水素2カリウム、リン酸水素2ナトリウム、リン酸2水素ナトリウム、メタリン酸3ナトリウム、リン酸3カリウム等が挙げられる。これらの無機酸類、無機酸塩類は、本発明の容器詰飲料中0.02〜0.5質量%、特に0.02〜0.3質量%が好ましい。
本発明の容器詰飲料ではさらにミネラルとしてナトリウム、カリウムを使用することができる。本発明に用いられるナトリウムとしては、アスコルビン酸ナトリウム、ナトリウム塩化物、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、クエン酸ナトリウム、リン酸ナトリウム、リン酸水素ナトリウム、酒石酸ナトリウム、安息香酸ナトリウム等及びそれらの混合物のような容易に入手しうるナトリウム塩を配合することができる。又、ナトリウムは加えられた果汁又は茶の成分由来のものも含まれる。ナトリウム濃度が高くなるほど、飲料の変色する度合いが高くなる。安定性の観点から、本発明の容器詰飲料中のナトリウム含有量は、0.001〜0.5質量%が好ましく、より好ましくは0.002〜0.4質量%、さらに好ましくは0.003〜0.2質量%である。
本発明に用いられるカリウムとしては、茶抽出液に含有するカリウム以外の化合物を添加してその濃度を高めることができる。例えば、カリウム塩化物、炭酸カリウム、硫酸カリウム、酢酸カリウム、炭酸水素カリウム、クエン酸カリウム、リン酸カリウム、リン酸水素カリウム、酒石酸カリウム、ソルビン酸カリウム等又はそれらの混合物のようなカリウム塩を配合してもよいし、加えられた果汁または香料由来のものも含まれる。カリウム濃度は、ナトリウム濃度に比べて、長期間高温保存時での色調への影響が大きい。このような安定性の観点から、本発明の容器詰飲料中のカリウム含有量は、0.001〜0.2質量%が好ましく、より好ましくは0.002〜0.15質量%、さらに好ましくは0.003〜0.12質量%である。
ここで、ナトリウム及びカリウムの合計濃度は、0.001〜0.5質量%が好ましく、この合計濃度がこの0.001質量%未満であると、飲む場面によっては味的に物足りなく感じる傾向があり、好ましくない。一方、0.5質量%を超えると、塩類自体の味が強く、長期間の飲用に好ましくない傾向がある。
本発明の容器詰飲料ではさらにナトリウム、カリウム以外のミネラルを使用することができる。例えばカルシウムは、正常な骨格系、健康な骨と歯の成長に必要であり、細胞や神経系の情報伝達に重要な働きをする。カルシウムの金属塩は、クエン酸カルシウム、酢酸カルシウム、乳酸カルシウム、パントテン酸カルシウム、炭酸カルシウム、塩化カルシウム、水酸化カルシウム、硫酸カルシウム、リン酸三カルシウム、リン酸一水素カルシウム、リン酸二水素カルシウム、グリセロリン酸カルシウム、グルコン酸カルシウム、焼成カルシウム(うに殻焼成カルシウム、貝殻焼成カルシウム、骨焼成カルシウム)等及びそれらの混合物のような容易に入手しうる塩を配合する。本発明の容器詰飲料で使用するカルシウム総量としては、0.0012〜0.12質量%であることが好ましい。
マグネシウムは、多くの酵素の活性化に働き、特にエネルギー生産には重要であり、神経と筋肉の機能を助ける。マグネシウムの金属塩は、塩化マグネシウム、酸化マグネシウム、炭酸マグネシウム、硫酸マグネシウム、リン酸三マグネシウム等及びそれらの混合物のような容易に入手しうる塩を配合する。本発明の容器詰飲料で使用するマグネシウム総量としては、0.00012〜0.006質量%であることが好ましい。
亜鉛は、消化や代謝、生殖、治癒に関連する多くの酵素に必須である。亜鉛が不足すると、味や臭いや聴力の感覚が低下し、免疫力が落ちる。さらに血糖の調整に大切なインシュリンを構成する要素である。亜鉛の金属塩は、亜鉛塩類、グルコン酸亜鉛、硫酸亜鉛、塩化亜鉛、酸化亜鉛、ステアリン酸亜鉛等及びそれらの混合物のような容易に入手しうる塩を配合する。本発明で使用する亜鉛総量としては、0.000048〜0.0024質量%であることが好ましい。
鉄は体内で酸素を運搬する赤血球の構成と働きに必要であり、エネルギー生産に働く。鉄の金属塩は、塩化第二鉄、クエン酸鉄、ピロリン酸第二鉄、ピロリン酸第二鉄液、硫酸第一鉄、クエン酸鉄アンモニウム、グルコン酸第一鉄、乳酸鉄等及びそれらの混合物のような容易に入手しうる塩を配合する。本発明の容器詰飲料で使用する鉄総量としては、0.00004〜0.002質量%であることが好ましい。
本発明の容器詰飲料には、ビタミンを更に含有させることができる。好ましくは、ビタミンA、ビタミンB及びビタミンEが加えられる。またビタミンDのような他のビタミンを加えてもよい。ビタミンBとしてはイノシトール、チアミン塩酸塩、チアミン硝酸塩、リボフラビン、リボフラビン5’−リン酸エステルナトリウム、ナイアシン、ニコチン酸アミド、パントテン酸カルシウム、ピリドキシ塩酸塩、シアノコバラミンから選ばれるビタミンB群があげられ、葉酸、ビオチンミネラルも本発明の飲料に用いることができる。
本発明の容器詰飲料には、ビタミンB以外のビタミンを更に含有させることができる。好ましくは、ビタミンA及びビタミンEが加えられる。またビタミンDのような他のビタミンを加えてもよい。
本発明の容器詰飲料には、非重合体カテキン類の苦味を抑制させるためにサイクロデキストリンを併用することができる。サイクロデキストリンは、α−サイクロデキストリン、β−サイクロデキストリン、γ−サイクロデキストリンが挙げられる。これらのサイクロデキストリンは、本発明の容器詰飲料中に好ましくは、0.005〜0.5質量%、さらに好ましくは0.02〜0.3質量%、特に好ましくは0.05〜0.25質量%となるように添加する。
このように本発明の容器詰飲料には、茶由来の成分にあわせて、酸化防止剤、香料、各種エステル類、有機酸類、有機酸塩類、無機酸類、無機酸塩類、無機塩類、色素類、乳化剤、保存料、調味料、甘味料、酸味料、果汁エキス類、野菜エキス類、花蜜エキス類、pH調整剤、品質安定剤などの添加剤を単独、あるいは併用して配合しても良い。
本発明の容器詰飲料は、非炭酸飲料とすることができるが、炭酸飲料とすることもできる。すなわち、炭酸ガスにより適度な起泡性を有することにより、非重合体カテキン類の苦味を抑制させることができ、さらにソフト感および清涼感を継続して付与することもできる。また、本発明の容器詰飲料は、機能性飲料とすることもでき、例えばエンハンスドウォーター、ボトルドウォーター、スポーツドリンク、ニアウォーター等の非茶系飲料とすることもできる。
本発明の容器詰飲料としては、茶系飲料のほかに豆乳飲料、ミルクコーヒー、ミルクテイー、ミルクココアなどの乳化飲料とすることもできる。
乳化飲料や豆乳飲料を製造する際に、乳化剤としてグリセリン脂肪酸エステル、脂肪酸モノ及びジグリセリド、モノ及びジグリセリドの酢酸エステル、モノ及びジグリセリドのクエン酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、レシチン、エステルガム、酵素分解レシチン、植物レシチン胆汁末分別レシチン、卵黄レシチンが使用できる。
さらに、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸カリウム、アルギン酸カルシウム、アルギン酸アンモニウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ポリアクリル酸ナトリウム、メチルセルロース、カゼインNa、アラビアガム、アラビノガラクタン、ガティーガム、カードラン、カラギナン、加工ユーケマ藻類、精製カラギナンユーケマ藻末、ポリソルベート80添加カラギナンカラギナンの塩、カラヤガム、カロブビーンガム(ローカストビ−ンガム)、キサンタンガム、グァーガム、サイリウムシードガム、ジェランガム、トラガンドガム、微小繊維状セルロース(微結晶セルロース)、ファーセレラン、ペクチン、寒天、シクロデキストリン、ゼラチン、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリデキストロース等の増粘安定剤が使用できる。
本発明の容器詰飲料に使用できる容器は、ポリエチレンテレフタレートを主成分とする成形容器(いわゆるPETボトル)、金属缶、金属箔やプラスチックフィルムと複合された紙容器、瓶などの通常の形態で提供することができる。ここでいう容器詰飲料とは希釈せずに飲用できるものをいう。
また本発明の容器詰飲料は、例えば、金属缶のような容器に充填後、加熱殺菌できる場合にあっては適用されるべき法規(日本にあっては食品衛生法)に定められた殺菌条件で製造できる。PETボトル、紙容器のようにレトルト殺菌できないものについては、あらかじめ上記と同等の殺菌条件、例えばプレート式熱交換器などで高温短時間殺菌後、一定の温度迄冷却して容器に充填する等の方法が採用できる。また無菌下で、充填された容器に別の成分を配合して充填してもよい。さらに、酸性下で加熱殺菌後、無菌下でpHを中性に戻すことや、中性下で加熱殺菌後、無菌下でpHを酸性に戻すなどの操作も可能である。
タンニンの測定
酒石酸鉄法により分析を行った。硫酸第1鉄(7水塩)100mgと酒石酸ナトリウム・カリウム(ロッシエル塩)500mgを水に溶かして100mLとした。ゼーレンゼンのリン酸緩衝液1/15Mリン酸水素二ナトリウム水溶液と1/15リン酸二水素カリウムを混合してpH7.5に調整した。没食子酸エチルを5〜25mg/100mL溶液を5mgごと5段階の濃度の溶液を作成し検量線作成用標準サンプルとした。
25mLのメスフラスコに標準液5mLと酒石酸鉄溶液5mLを正確に取り、リン酸緩衝液で全量を25mLとし発色させた。調製後30分以内に水を対照として540nmで吸光度を測定した。標準液で得られた結果から検量線を作成した。測定装置は日立製分光光度計(型式:U−2010)を用いた。
試料のタンニン量の測定法は、検量範囲に入るよう、試料溶液を0.8〜3mLに調製し、吸光度から試料中没食子酸エチルとしてのタンニン量を下記の式により計算した。
(5/茶採取mL)×1.5×(相対吸光度×検量線の傾き+検量線の切片)
非重合体カテキン類中のガレート体類の測定
メンブランフィルター(0.8μm)でろ過し、次いで蒸留水で希釈した試料を、島津製作所製、高速液体クロマトグラフ(型式SCL−10AVP)を用い、オクタデシル基導入液体クロマトグラフ用パックドカラム L−カラムTM ODS(4.6mmφ×250mm:財団法人 化学物質評価研究機構製)を装着し、カラム温度35℃でグラジエント法により測定した。移動相A液は酢酸を0.1mol/L含有の蒸留水溶液、B液は酢酸を0.1mol/L含有のアセトニトリル溶液とし、試料注入量は20μL、UV検出器波長は280nmの条件で行った。
風味の評価
パネラー5名により飲用試験を行った。
参考例1(紅茶抽出液の製造)
紅茶葉100gを65℃のお湯3000gに投入し、40秒間攪拌し、5分間の抽出を行った。抽出終了後20メッシュで茶葉を除いた後、25℃以下に冷却した。さらに2号ろ紙でろ過したのち液量を計量し、紅茶抽出液とした。
実施例1
表1の処方で紅茶飲料を調製し、茶葉等を濾過等により除去し、レトルト殺菌して容器詰飲料とした。得られた飲料の風味をパネラー5名により評価した。その結果を表1に示す。
実施例2
表1の処方で紅茶飲料を製造し、レトルト殺菌して容器詰飲料とした。得られた飲料の風味をパネラー5名により評価した。その結果を表1に示す。
比較例1
表1の処方で紅茶飲料を製造し、レトルト殺菌して容器詰飲料とした。得られた飲料の風味をパネラー5名により評価した。その結果を表1に示す。
Figure 0004838204

Claims (3)

  1. (A)プロアントシアニジン0.01〜0.09質量%、及びタンナーゼ処理により(B)タンニン中の(D)非重合体カテキン類のガレート体類の割合([(D)/(B)]×100)を30〜50質量%とした紅茶抽出物を(B)タンニンとして0.03〜0.1質量%配合した容器詰飲料。
  2. 紅茶飲料である請求項1記載の容器詰飲料。
  3. pHが5〜7である請求項1又は2記載の容器詰飲料。
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