JP4836543B2 - シフトレバーユニット - Google Patents

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Description

本発明は、シフト・バイ・ワイヤシステムを採用した自動車に適用するシフトレバーユニットに関する。
従来より、シフトポジション毎に電気的なポジション信号を出力するように構成したシフトレバーユニットがある。このようなシフトレバーユニットとしては、例えば、各シフトポジション毎にセンサを配設したものがある。このシフトレバーユニットでは、上記各シフトポジションに対応するセンサの検知信号を上記ポジション信号として出力している(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、上記従来のシフトレバーユニットでは、次のような問題がある。すなわち、上記センサのいずれかに生じたトラブルが、シフトポジションの誤検出に直結するおそれがあり、動作信頼性を確保するための構成が別途、必要となるという問題がある。
特開2004−353828号公報
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、動作信頼性を確保し易く構成したシフトレバーユニットを提供しようとするものである。
本発明は、シフトレバーの操作位置であるシフトポジションを表すポジション信号を出力するように構成したシフトレバーユニットであって、
上記各シフトポジションに応じてオンあるいはオフの出力信号を出力するように構成した2以上の複数のセンサと、
上記センサが検出してオンの上記出力信号を出力する反応領域、及び上記各センサが検出してオフの上記出力信号を出力する非反応領域を組み合わせたセンシング領域を上記センサ毎に設けた反応板と、
上記各センサの上記出力信号を組み合わせて上記ポジション信号を出力する信号出力部とを有しており、
上記複数のセンサは、それぞれ、対応するセンシング領域の上記反応領域及び上記非反応領域のうちの何れかをシフトポジション毎に択一的に検出し、
上記反応板においては、少なくとも何れか2つのセンサにそれぞれ対応すると共に隣り合って位置する2つのセンシング領域の間に、互いに他方と重なり合う一部であって、上記反応領域あるいは上記非反応領域が少なくとも2領域以上含まれる重複部分が設けられており、
当該重複部分に属する上記反応領域あるいは上記非反応領域は、いずれの領域も、上記シフトレバーが何れかのシフトポジションにあるときに上記2つのセンサのうちの一方のセンサにより検出され、上記何れかのシフトポジション以外の他のシフトポジションのうちの何れかのシフトポジションに上記シフトレバーが位置するときに他方のセンサにより検出されることを特徴とするシフトレバーユニットにある(請求項1)。
本発明のシフトレバーユニットにおける上記反応板は、上記反応領域と非反応領域とを組み合わせた上記センシング領域を上記各センサ毎にそれぞれ有している。そして、上記各センサは、オンあるいはオフの上記出力信号を上記シフトポジション毎に、出力するように構成してある。そして、上記シフトレバーユニットが出力する上記ポジション信号は、上記各センサの出力信号を組み合わせたものである。
そのため、上記シフトレバーユニットでは、いずれかの上記センサにトラブルを生じた場合であっても、他の上記センサによってバックアップできる可能性がある。すなわち、上記ポジション信号に冗長性を持たせれば、上記センサのトラブルに対するフェイルセーフ機能を高め、動作信頼性を確保できる。
ここで、一般的に、上記センシング領域を上記各センサ毎に確保しようとすると、上記反応板が大型化してしまうおそれがある。そして、それに起因して、シフトレバーユニット全体の体格が大型化するおそれがある。これに対して、本発明のシフトレバーユニットにおいては、隣り合う上記センシング領域の間で上記反応領域及び上記非反応領域のうちのいずれか、すなわち、センシング領域の一部を共有している。そのため、上記シフトレバーユニットでは、上記センシング領域を上記各センサ毎に確保したにも関わらず、上記反応板の大型化を抑制することができる。それ故、上記シフトレバーユニットは、体格の大型化を抑えた搭載性の高いものとなり得る。
以上のように、本発明のシフトレバーユニットは、複数の上記センサの出力信号を組み合わせて上記ポジション信号を出力するものである。このシフトレバーユニットでは、上記ポジション信号に冗長性を持たせることにより、動作信頼性を確保し易い。加えて、本発明のシフトレバーユニットでは、隣り合う上記センシング領域の間で該センシング領域の一部を共有している。そのため、本発明のシフトレバーユニットは、上記各センサ毎に上記センシング領域を設けるという構成を採用しながら、体格の大型化を抑えた搭載性の高いものとなる。
上記反応板の上記各センシング領域は、上記反応領域及び上記非反応領域を2以上の行と2以上の列とよりなる2次元アレイ状に組み合わせたものであり、
行方向に隣り合う2つのセンシング領域は、他方のセンシング領域側に位置する1列の上記反応領域及び上記非反応領域の配置が共通し、当該1列が上記重複部分となっていることが好ましい(請求項2)。
この場合には、上記反応板の隣り合う上記センシング領域において、上記行あるいは上記列に沿って並ぶ上記反応領域あるいは上記非反応領域を共有することで、上記反応板における上記センシング領域の配置間隔を狭くできる。上記行を共有した際には、上記センシング領域の配置間隔を上記列方向に狭くでき、上記列を共有した際には、上記センシング領域の配置間隔を上記行方向に狭くすることができる。そして、このように上記センシング領域の配置間隔を狭くできれば、上記反応板の上記行方向又は上記列方向の寸法を小さくすることができる。
また、上記反応板の上記各センシング領域は、上記反応領域及び上記非反応領域を2以上の行と2以上の列とよりなる2次元アレイ状に組み合わせたものであり、
列方向に隣り合う2つのセンシング領域は、他方のセンシング領域側に位置する1行の上記反応領域及び上記非反応領域の配置が共通し、当該1行が上記重複部分となっていることが好ましい(請求項3)。
この場合には、上記行方向に隣り合う上記センシング領域について、上記列に沿って並ぶ上記反応領域あるいは上記非反応領域を共有できる。さらに、上記列方向に隣り合う上記センシング領域について、上記行に沿って並ぶ上記反応領域あるいは上記非反応領域を共有できる。それ故、上記反応板における上記行方向及び上記列方向の寸法を小さくすることができる。
また、上記各センサは、磁界を検知するものであり、上記反応板の上記反応領域は上記各センサが磁界を検知するように形成した領域であり、上記非反応領域は上記各センサが磁界を検知しないように形成した領域であることが好ましい(請求項4)。
この場合には、上記各センサは、上記磁界を検知するか否かによって、オンあるいはオフの出力信号を精度良く出力することができる。それ故、上記シフトレバーユニットでは、上記各シフトポジションを表す上記ポジション信号を信頼性高く出力することができる。さらに、上記各センサは、一方向の磁界のみを検知するものであっても良い。この場合には、当該一方向の磁界を上記各センサに作用するようにした上記反応領域を形成する一方、逆方向の磁界を上記各センサに作用するようにした上記非反応領域を形成することで、該各センサの検知精度を高めることができる。
また、上記各センサは、光を検知するものであり、上記反応板における上記反応領域は上記各センサが光を検知するように形成した領域であり、上記非反応領域は上記各センサが光を検知しないように形成した領域であることも良い(請求項5)。
この場合には、上記各センサは、光を検知するか否かによって、オンあるいはオフの出力信号を精度良く出力することができる。それ故、上記シフトレバーユニットでは、上記各シフトポジションを表す上記ポジション信号を信頼性高く出力することができる。
また、上記各センサは、電気的な導通を検知するものであり、上記反応板における上記反応領域は上記各センサが電気的な導通を検知するように形成した領域であり、上記非反応領域は上記各センサが電気的な導通を検知しないように形成した領域であることが好ましい(請求項6)。
この場合には、上記各センサは、電気的な導通を検知するか否かによって、オンあるいはオフの出力信号を精度良く出力することができる。それ故、上記シフトレバーユニットでは、上記各シフトポジションを表す上記ポジション信号を信頼性高く出力することができる。
また、上記信号出力部が出力する上記ポジション信号は、上記センサの数に相当する複数ビットよりなり、かつ、誤り訂正符号をなすデジタル信号であることが好ましい(請求項7)。
この場合には、上記センサのいずれかのトラブルに起因した上記ポジション信号の誤りを訂正できる可能性がある。それ故、上記センサのトラブル等に対するフェイルセーフ機能を高め、上記シフトレバーユニット全体の動作信頼性を高く確保できる。なお、上記誤り訂正符号としては、例えばハミング符号、BCH符号等がある。例えば、ハミング符号によれば、2ビットまでの誤りを検出することができ、1ビットまでの誤りを訂正することができる。
(実施例1)
本例は、動作信頼性を高めたシフトレバーユニット1に関する例である。この内容について、図1〜図11を用いて説明する。
本例のシフトレバーユニット1は、図1、図2及び図4に示すごとく、シフトレバー11の操作位置である各シフトポジションを表すポジション信号を出力するように構成したものである。
このシフトレバーユニット1は、各シフトポジションに応じてオンあるいはオフの出力信号を出力するように構成した2以上の複数のセンサ131と、各センサ131がオンの出力信号を出力する反応領域121a、及び各センサがオフの出力信号を出力する非反応領域121bよりなるセンシング領域121を各センサ131毎に設けた反応板12と、各センサ131の出力信号を組み合わせてポジション信号を出力する信号出力部とを有している。
上記反応板12においては、隣り合うセンシング領域121の間で、反応領域121a及び非反応領域121bのうちのいずれかを共有している。
以下に、この内容について詳しく説明する。
本例のシフトレバーユニット1は、図1及び図2に示すごとく、先端にグリップハンドル111を有すると共に他方の端部にピボット112を設けた軸状のシフトレバー11と、図示しないリンク機構を介在してシフトレバー11に係合するに反応板12と、上記反応板12に対面するセンサ基板13と、上記ポジション信号を出力する上記信号出力部(図示略)とを有している。
本例のシフトレバーユニット1は、図3に示すごとく、各シフトポジションが「H」パターンに配置された、いわゆるHゲート式のものである。このシフトレバーユニット1では、パーキングレンジ(Pレンジ)11p、ニュートラルレンジ(Nレンジ)11n、及びリバースレンジ(Rレンジ)11rが略一直線状に配置され、ドライブレンジ(Dレンジ)11d、シフトアップレンジ(+レンジ)11a、及びシフトダウンレンジ(−レンジ)11sが略一直線状に配置されている。
センサ基板13は、図1、図2及び図4に示すごとく、略平板状部材の表面にセンサ番号1〜7の7つの上記センサ131を配設したものである。本例のセンサ131は、作用する磁界を検知する磁気センサ(以下、磁気センサ131と記載する。)である。各磁気センサ131は、所定の方向に作用する磁界のみを検知するように構成したものである。
各磁気センサ131は、当該所定の方向の磁界を検出したときのオン信号あるいは、非検出のときのオフ信号を上記信号出力部に向けて出力する。なお、本例では、上記磁気センサ131としてホール効果ICを用いた。これに代えて、磁気抵抗素子、ホール素子、リードスイッチ等の磁気センサを採用することもできる。
反応板12は、図1、図2、図4及び図5に示すごとく、センサ基板13の各センサ131に対応して7領域のセンシング領域121を略平板状部材の表面に設けたものである。なお、図5では、センサ番号2の磁気センサ131に対応するセンシング領域121のみを抜き出して示してある。各センシング領域121は、反応領域121aと非反応領域121bとを3行2列の2次元アレイ状に配置したものである。反応領域121aは、センサ側がS極となるように着磁した領域であり、非反応領域121bは、センサ側がN極となるように着磁した領域である。これに対して、本例の磁気センサ131は、上記反応領域121aに対面したときにオン信号を出力し、上記非反応領域121bに対面したときにオフ信号を出力する。
センシング領域121は、図4に示すごとく、磁気センサ131がシフトポジション毎のオンあるいはオフの出力信号を出力するよう、磁気センサ131毎に形成したものである。ここで、センサ番号2の磁気センサ131を例として、対応するセンシング領域121の構成について図5を用いて説明する。同図のセンシング領域121は、4領域の反応領域121aと2領域の非反応領域121bをシフトポジションに対応して配置したものである。なお、図5における磁気センサ131の位置は、シフトレバー11がNレンジ11n(図3参照。)に位置したときのものである。
センシング領域121は、図5に示すごとく、固定的に配置された磁気センサ131(図5では、「2」により位置を示してある。)に対して全体的に変位するものである。例えば、図3及び図5に示すごとく、Nレンジ11nからDレンジ11dに切り替えるようにシフトレバー11を図3中の右方向に操作すると、それに伴って、磁気センサ131に対してセンシング領域121全体が図5中の右方向に変位する。これにより、磁気センサ131に対面する領域は、行番号2、列番号2の非反応領域121bから行番号2、列番号1の反応領域121aに切り替わる。また、例えば、Nレンジ11nからRレンジ11rに切り替えるようにシフトレバーを手前側(図3中の下方向。)に操作すると、それに伴って、磁気センサ131に対してセンシング領域121全体が図5中の下方向に変位する。これにより、磁気センサ131に対面する領域は、行番号2、列番号2の非反応領域から行番号1、列番号2の反応領域121aに切り替わる。
このように、図5のセンシング領域121では、行番号2、列番号2の非反応領域121bがNレンジ11n(図3参照。)に対応し、行番号1、列番号2の反応領域121aがRレンジ11rに対応し、行番号3、列番号2の反応領域121aがPレンジ11pに対応し、行番号2、列番号1の反応領域121aがDレンジ11dに対応し、行番号1、列番号1の反応領域121aが−レンジ11sに対応し、行番号3、列番号1の非反応領域121bが+レンジ11aに対応している。
ここで、本例の反応板12では、図6に示すごとく、行方向(同図中の水平方向。)に隣り合うセンシング領域121について、隣接する列の反応領域121a及び非反応領域121bの並びが同じになるように設定してある。例えば、センサ番号2の磁気センサ131に対応するセンシング領域121、及びセンサ番号5の磁気センサ131対応するセンシング領域121については、隣接する列である同図中の第2列及び第3列の並びを全く同じに設定してある。さらに、列方向(図6中の垂直方向。)に隣り合う各センシング領域121について、隣接する行の反応領域121a及び非反応領域121bの並びが同じになるよう設定してある。例えば、センサ番号2の磁気センサ131に対応するセンシング領域121、及びセンサ番号1の磁気センサ131に対応するセンシング領域121については、隣接する行である同図中の第3行及び第4行の並びを全く同じに設定してある。
そして、本例の反応板12では、図6及び図7に示すごとく、上記のように各センシング領域121を構成することにより、行方向に隣り合うセンシング領域121について隣接する列を共有し、かつ、列方向に隣り合うセンシング領域121について隣接する行を共有している。すなわち、この反応板12では、隣り合う他のセンシング領域121に対して、重複して各センシング領域121を配置してある。それ故、本例の反応板12は、各磁気センサ131に対応するセンシング領域121を個別に確保しつつ、大型化(大面積化)を抑制したものとなる。
本例のシフトレバーユニット1においては、図1、図2及び図4に示すごとく、シフトレバー11の操作に伴って変位する反応板12と、固定したセンサ基板13とを対面して配置してある。このシフトレバーユニット1の各磁気センサ131は、反応板12の反応領域121aに対面している場合にオン信号を出力し、非反応領域121bに対面している場合にオフ信号を出力する。なお、本例の構成に代えて、反応板12を固定する一方、センサ基板13がシフトレバー11の操作に伴って変位するように構成しても良い。
図示しない信号出力部は、図8に示すごとく、各磁気センサ131から取り込んだ出力信号を組み合わせて、上記ポジション信号を出力するよう構成してある。図8においては、各行にシフトポジションを表すと共に、各列に磁気センサ131のセンサ番号を示してある。そして、同図では、シフトポジション毎の各磁気センサ131の1(オン)、0(オフ)の出力信号を示している。本例のポジション信号は、各シフトポジションについて、各磁気センサ131の出力信号を組み合わせたものである。
次に、上記のように構成したシフトレバーユニット1の動作について説明する。図3、図4、図8及び図9に示すごとく、例えば、シフトレバー11がNレンジ11nに位置すると、図4のごとくセンサ番号1、3、4、6の各磁気センサ131が反応領域121aに対面し、センサ番号2、5、7の各磁気センサが非反応領域121bに対面する。これにより、Nレンジ11nのポジション信号として「1011010」が出力される。
また、図3、図8及び図9に示すごとく、シフトレバー11が図3中の上方向に操作されてPレンジ11pが選択されると、このシフトレバー11の操作に応じて反応板12全体が図4中の上方向に変位し、図9に示す状態となる。このとき、センサ番号1、2、4、7の各磁気センサが反応領域121aに対面し、センサ番号3、5、6の各磁気センサが非反応領域121bに対面する。これにより、Pレンジ11pのポジション信号として「1101001」が出力される。さらにまた、図3及び図8に示すごとく、例えば、シフトレバーがRレンジ11rに位置すると、上記各磁気センサ131の出力信号を組み合わせた「1100110」がRレンジ11rのポジション信号として出力される。
なお、本例では、ポジション信号がハミング符号をなすように各センシング領域121を構成してある。それ故、本例のシフトレバーユニット1では、1つの磁気センサ131にトラブルを生じた場合であってもポジション信号を訂正し、正しいポジション信号を出力できる。さらに、2つの磁気センサ131にトラブルを生じても、そのトラブルの発生を検知することができる。
ここで、一般に、本例のごとく、複数の磁気センサ131の出力信号を組み合わせたポジション信号を得るためには、図6あるいは図10に示すごとく、上記各センサ131毎にセンシング領域121を独立して配置する必要がある。そのため、上記反応板12の面積が大型化する傾向があり、シフトレバーユニット1の搭載性が阻害されるおそれがある。
これに対して、本例のシフトレバーユニット1では、図6及び図7に示すごとく、反応板12における各センシング領域121の配置組み合わせを工夫してある。具体的には、上記のごとく、隣り合うセンシング領域121の境界において反応領域121a及び非反応領域121bの配置が同じになるように、各センシング領域121を組み合わせてある(図6参照。)。これにより、本例のシフトレバーユニット1の反応板12では、図7に示すごとく、隣り合うセンシング領域121に対して一部重なるように各センシング領域121を設定できる。それ故、本例では、各磁気センサ131毎にセンシング領域121を設けながら、反応板12の大型化を抑制できている。
以上のように、本例のシフトレバーユニット1では、複数の上記センサ131の出力信号を組み合わせて冗長なポジション信号を出力している。このシフトレバーユニット1は、ポジション信号に冗長性を持たせることにより、動作信頼性を確保したものである。さらに、反応板12におけるセンシング領域121の配置組み合わせを工夫することにより、隣り合うセンシング領域121の間で一部を共有している。これにより、反応板12の大型化を抑制し、搭載性に優れたシフトレバーユニット1を実現している。
なお、本例の磁気センサ131に代えて、光センサ151を採用することもできる。例えば、図11に示すごとく、発光部152及び光センサ151を隣接して配置したセンサ基板15と、光を反射する反応領域141a及び光を反射せず吸収する非反応領域141bを設けた反応板14とを組み合わせることができる。この場合には、反応領域141aで反射される発光部152の光を検知した光センサ151が、オンの出力信号を出力し、非反応領域141bに対面する光センサ151がオフの出力信号を出力する。
さらに、例えば、図12に示すごとく、有機ELなどの面発光基板153と光センサ151を配置したセンサ基板15と、光を透過する反応領域141a及び光を遮断する非反応領域141bを設けた反応板14とを組み合わせることもできる。この場合には、反応領域141aに対面する光センサ151がオン信号を出力し、非反応領域141bに対面する光センサ151がオフ信号を出力する。
さらになお、本例の磁気センサに代えて、電気的な導通を検知するセンサ131を採用することもできる。例えば、図13に示すごとく、メンブレンスイッチなどの押し込みスイッチ状のセンサ131を配設したセンサ基板13と反応領域121aとして凸形状を設けた反応板とを組み合わせることができる。この場合には、同図(A)に示すごとく、凸形状の反応領域121aがセンサ131を押し込むことにより電気的な導通を生じ、当該センサ131がオン信号を出力する。一方、同図(B)に示すごとく、凸形状でない非反応領域121bは、センサ131を押し込むことがなく電気的な導通を生じないため、当該センサ131がオフ信号を出力する。
さらに、上記押し込みスイッチ状のセンサ131を2個1対の電極端子に代えると共に、上記凸形状の反応領域121aを導電領域に、非凸形状の非反応領域121bを絶縁領域に代えても良い。この場合には、2個1対の電極端子よりなるセンサが反応領域121aに接触することにより電気的な導通を生じ、センサがオン信号を出力する。センサが非反応領域121bに接触しても電気的な導通を生じないため、当該センサはオフ信号を出力する。
また、図14に示すごとく、センサ131として1個の電極端子を設けたセンサ基板13と、反応領域121aとして金属面を露出すると共に非反応領域121bとして絶縁層を設けた導電性金属よりなる反応板12とを組み合わせることもできる。この場合には、同図(A)に示すごとく、センサ131が反応領域121aに接触することにより電気的な導通を生じ、当該センサ131がオン信号を出力する。一方、同図(B)に示すごとく、センサ131が非反応領域121bに接触したときには電気的な導通が生じず、当該センサ131はオフ信号を出力する。
実施例1における、シフトレバーユニットを示す側面図。 実施例1における、シフトレバーユニットを示す正面図。 実施例1における、シフトパターンを示す説明図。 実施例1における、センサ基板と反応板を示す説明図。 実施例1における、磁気センサとセンシング領域との関係を示す説明図。 実施例1における、センシング領域の組み合わせを示す説明図。 実施例1における、反応板上の各センシング領域の配置を示す説明図。 実施例1における、ポジション信号を示す説明図。 実施例1における、センサ基板と反応板との関係を示す説明図。 実施例1において比較する他のセンシング領域の組み合わせを示す説明図。 実施例1における、他のセンサ基板及び反応板を示す説明図。 実施例1における、他のセンサ基板及び反応板を示す説明図。 実施例1における、他のセンサ基板及び反応板を示す説明図。 実施例1における、他のセンサ基板及び反応板を示す説明図。
符号の説明
1 シフトレバーユニット
11 シフトレバー
12 反応板
121 センシング領域
121a 反応領域
121b 非反応領域
13 センサ基板
131 センサ(磁気センサ)

Claims (7)

  1. シフトレバーの操作位置であるシフトポジションを表すポジション信号を出力するように構成したシフトレバーユニットであって、
    上記各シフトポジションに応じてオンあるいはオフの出力信号を出力するように構成した2以上の複数のセンサと、
    上記センサが検出してオンの上記出力信号を出力する反応領域、及び上記各センサが検出してオフの上記出力信号を出力する非反応領域を組み合わせたセンシング領域を上記センサ毎に設けた反応板と、
    上記各センサの上記出力信号を組み合わせて上記ポジション信号を出力する信号出力部とを有しており、
    上記複数のセンサは、それぞれ、対応するセンシング領域の上記反応領域及び上記非反応領域のうちの何れかをシフトポジション毎に択一的に検出し、
    上記反応板においては、少なくとも何れか2つのセンサにそれぞれ対応すると共に隣り合って位置する2つのセンシング領域の間に、互いに他方と重なり合う一部であって、上記反応領域あるいは上記非反応領域が少なくとも2領域以上含まれる重複部分が設けられており、
    当該重複部分に属する上記反応領域あるいは上記非反応領域は、いずれの領域も、上記シフトレバーが何れかのシフトポジションにあるときに上記2つのセンサのうちの一方のセンサにより検出され、上記何れかのシフトポジション以外の他のシフトポジションのうちの何れかのシフトポジションに上記シフトレバーが位置するときに他方のセンサにより検出されることを特徴とするシフトレバーユニット。
  2. 請求項1において、上記反応板の上記各センシング領域は、上記反応領域及び上記非反応領域を2以上の行と2以上の列とよりなる2次元アレイ状に組み合わせたものであり、
    行方向に隣り合う2つのセンシング領域は、他方のセンシング領域側に位置する1列の上記反応領域及び上記非反応領域の配置が共通し、当該1列が上記重複部分となっていることを特徴とするシフトレバーユニット。
  3. 請求項1又は2において、上記反応板の上記各センシング領域は、上記反応領域及び上記非反応領域を2以上の行と2以上の列とよりなる2次元アレイ状に組み合わせたものであり、
    列方向に隣り合う2つのセンシング領域は、他方のセンシング領域側に位置する1行の上記反応領域及び上記非反応領域の配置が共通し、当該1行が上記重複部分となっていることを特徴とするシフトレバーユニット。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項において、上記各センサは、磁界を検知するものであり、上記反応板の上記反応領域は上記各センサが磁界を検知するように形成した領域であり、上記非反応領域は上記各センサが磁界を検知しないように形成した領域であることを特徴とするシフトレバーユニット。
  5. 請求項1〜3のいずれか1項において、上記各センサは、光を検知するものであり、上記反応板における上記反応領域は上記各センサが光を検知するように形成した領域であり、上記非反応領域は上記各センサが光を検知しないように形成した領域であることを特徴とするシフトレバーユニット。
  6. 請求項1〜3のいずれか1項において、上記各センサは、電気的な導通を検知するものであり、上記反応板における上記反応領域は上記各センサが電気的な導通を検知するように形成した領域であり、上記非反応領域は上記各センサが電気的な導通を検知しないように形成した領域であることを特徴とするシフトレバーユニット。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項において、上記信号出力部が出力する上記ポジション信号は、上記センサの数に相当する複数ビットよりなり、かつ、誤り訂正符号をなすデジタル信号であることを特徴とするシフトレバーユニット。
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