JP2009014454A - 位置検出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】誤作動を防止した位置検出装置を提供する。
【解決手段】第1及び第2のMRセンサ131A、131Bは、第1及び第2の方向2,3からカウンターマグネット132の磁力線が横切るとき、磁気抵抗が最大になるように構成されている。ECU14は、第1及び第2のMRセンサ131A、131Bから出力された出力電圧が、しきい値140より大きいときを「H」、小さいときを「L」とする2値とし、この2値の組合せとシフトマップ141に基づいてカウンターマグネット132の位置を判断する。
【選択図】図4
【解決手段】第1及び第2のMRセンサ131A、131Bは、第1及び第2の方向2,3からカウンターマグネット132の磁力線が横切るとき、磁気抵抗が最大になるように構成されている。ECU14は、第1及び第2のMRセンサ131A、131Bから出力された出力電圧が、しきい値140より大きいときを「H」、小さいときを「L」とする2値とし、この2値の組合せとシフトマップ141に基づいてカウンターマグネット132の位置を判断する。
【選択図】図4
Description
本発明は、位置検出装置に関し、特にセンサの出力信号の組合せによって対象物の位置を検出する位置検出装置に関する。
従来の技術として、シフトレバーの変位に連動して変位するマグネット板と、対面して配置された板状の磁性体である一対の磁性板を有する第1のヨーク及び第2のヨークと、マグネット板の磁石から生じる磁束密度の変化を計測するための磁気検出素子とを備えた位置センサが知られている(例えば、特許文献1)。
このマグネット板は、非磁性体である非磁性部分と、磁性体である磁石体とが、周方向に交互に配置された略扇状の板状部材からなっている。また、第1及び第2のヨークは、所定の間隙である第1及び第2の隙間を設けた状態で一対の磁性板を保持する第1及び第2のブリッジ部を備えている。
この位置センサによると、シフトレバーの変位によってマグネット板が変位し、第1又は第2のヨークに収容される磁石体の数に応じて磁気検出素子で検出される磁束密度が段階的に変化するので、検出された磁束密度に基づいたシフトレバーのシフトポジションを検出することが可能になる。
特開2007−40722号公報
しかし、従来の位置センサによると、磁気検出素子で検出される磁束密度の変化の幅が小さく、外部磁場の影響によって誤作動する可能性があった。
従って、本発明の目的は、誤作動の発生を抑制する位置検出装置を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するため、2次元方向に移動可能な操作部と、前記操作部の位置に基づいて第1の出力信号を出力する第1のセンサと、前記操作部の位置に基づいて第2の出力信号を出力する第2のセンサと、前記第1及び第2のセンサが出力する前記第1及び第2の出力信号の組合せに基づいて前記操作部の位置を検出する検出部とを備えたことを特徴とする位置検出装置を提供する。
このような構成によれば、誤作動の発生を抑制する位置検出装置を提供することができる。
以下に、本発明の位置検出装置の実施の形態を図面を参考にして詳細に説明していく。
[実施の形態]
(車両1の構成)
図1は、本発明の実施の形態に係る車両内部の概略構成図である。車両1は、スピードメーター、タコメーター及び燃料計等を有するメーターパネル10と、図示しないコラムシャフトを介して車両1の進行方向を変更するステアリング11と、コラムシャフトの周囲に設けられたコラムカバー12と、コラムカバー12に設けられ、操作部としてのレバー133の位置によって後述する駆動部のギヤトレーンの接続状態を切替えることができる位置検出装置としてのコラムシフト13とを備えて概略構成されている。ギヤトレーンは、レバー133の位置によって、後進(リバース)R、前進(ドライブ)D、ニュートラルN、及び中立Fの各接続状態に切替えられるようになっており、レバー133は、略十字形状の溝に沿って移動する。
(車両1の構成)
図1は、本発明の実施の形態に係る車両内部の概略構成図である。車両1は、スピードメーター、タコメーター及び燃料計等を有するメーターパネル10と、図示しないコラムシャフトを介して車両1の進行方向を変更するステアリング11と、コラムシャフトの周囲に設けられたコラムカバー12と、コラムカバー12に設けられ、操作部としてのレバー133の位置によって後述する駆動部のギヤトレーンの接続状態を切替えることができる位置検出装置としてのコラムシフト13とを備えて概略構成されている。ギヤトレーンは、レバー133の位置によって、後進(リバース)R、前進(ドライブ)D、ニュートラルN、及び中立Fの各接続状態に切替えられるようになっており、レバー133は、略十字形状の溝に沿って移動する。
(コラムシフト13の構成)
図2(a)は、本発明の実施の形態に係るコラムカバーの内部におけるコラムシフトの平面図であり、図2(b)は、本発明の実施の形態に係るコラムカバーの内部におけるコラムシフトの側面図であり、図3は、本発明の実施の形態に係るコラムシフトのブロック図である。図2(a)は、中心点Aを原点として垂直方向をY軸、水平方向をX軸とし、図2(b)は、レバー133の中心を通る中心線Bと基板130に設置される第1及び第2のセンサとしての第1及び第2のMR(Magneto Resistance)素子131A、131Bの実装面との交点を原点として、垂直方向をZ軸、水平方向をX軸としており、いずれも上側及び右側が正となっている。
図2(a)は、本発明の実施の形態に係るコラムカバーの内部におけるコラムシフトの平面図であり、図2(b)は、本発明の実施の形態に係るコラムカバーの内部におけるコラムシフトの側面図であり、図3は、本発明の実施の形態に係るコラムシフトのブロック図である。図2(a)は、中心点Aを原点として垂直方向をY軸、水平方向をX軸とし、図2(b)は、レバー133の中心を通る中心線Bと基板130に設置される第1及び第2のセンサとしての第1及び第2のMR(Magneto Resistance)素子131A、131Bの実装面との交点を原点として、垂直方向をZ軸、水平方向をX軸としており、いずれも上側及び右側が正となっている。
コラムシフト13は、第1及び第2のMRセンサ131A、131Bが設置された基板130と、磁力線の変化に応じた第1及び第2の出力信号としての出力電圧を出力する第1及び第2のMRセンサ131A、131Bと、レバー133の先端に設けられ、図2(b)に示す着磁方向Cを有する磁性体であるカウンターマグネット132と、レバー133と、を有し、第1及び第2のMRセンサ131A、131Bから出力された出力電圧に基づいて駆動部15に指示信号を出力する検出部としてのECU(Electronic Control Unit)14を備えて構成されている。
ECU14は、ECU14内の図示しない記憶部にしきい値140と、後述するシフトマップ141とを有している。ECU14は、第1及び第2のMRセンサ131A、131Bからの出力電圧がしきい値140より大きいとき、出力電圧を「H」、小さいとき、出力電圧を「L」の2値で判断する。
(カウンターマグネット132について)
カウンターマグネット132は、直径がr(例えば10mm)で厚みがT(例えば4mm)の円柱形で、基板130の実装面から距離d1(例えば1mm)離れて図示しない支持機構によって支持されたレバー133の先端に配置されている。カウンターマグネット132の図2(b)に示す着磁方向Cは、これに限定されず、逆方向でも良い。また、カウンターマグネット132は、レバー133の先端に設けられているが、これに限定されず、第1及び第2のMRセンサ131A、131Bが磁力線の変化を検出できる位置であれば良い。なお、カウンターマグネット132が、円柱状であるのは、磁力線が放射線状に均等に出て安定しているからである。更に、カウンターマグネット132は、操作者が、ポジションR、N、D及びFの何れかにレバー133を操作したとき、操作されたポジションに対応した後述する位置1〜4の4ポジションに移動するよう構成されている。
カウンターマグネット132は、直径がr(例えば10mm)で厚みがT(例えば4mm)の円柱形で、基板130の実装面から距離d1(例えば1mm)離れて図示しない支持機構によって支持されたレバー133の先端に配置されている。カウンターマグネット132の図2(b)に示す着磁方向Cは、これに限定されず、逆方向でも良い。また、カウンターマグネット132は、レバー133の先端に設けられているが、これに限定されず、第1及び第2のMRセンサ131A、131Bが磁力線の変化を検出できる位置であれば良い。なお、カウンターマグネット132が、円柱状であるのは、磁力線が放射線状に均等に出て安定しているからである。更に、カウンターマグネット132は、操作者が、ポジションR、N、D及びFの何れかにレバー133を操作したとき、操作されたポジションに対応した後述する位置1〜4の4ポジションに移動するよう構成されている。
図4は、本発明の実施の形態に係るカウンターマグネットの移動に関する概略図である。図4における矢印D、F、Rは、カウンターマグネット132の移動方向を表している。位置1は、図1に示すポジションDにレバー133が操作されたことを、位置2は、ポジションFにレバー133が操作されたことを、位置3は、ポジションRにレバー133が操作されたことを、位置4は、ポジションFにレバー133が操作されたことを表している。
(第1及び第2のMRセンサ131A、131Bについて)
図5(a)は、本発明の実施の形態に係るカウンターマグネットのX軸方向の移動に対する第1のMRセンサの出力電圧に関する図であり、図5(b)は、本発明の実施の形態に係るカウンターマグネットのY軸方向の移動に対する第1のMRセンサの出力電圧に関する図ある。図6(a)は、本発明の実施の形態に係るカウンターマグネットのX軸方向の移動に対する第2のMRセンサの出力電圧に関する図であり、図6(b)は、本発明の実施の形態に係るカウンターマグネットのX軸方向の移動に対する第2のMRセンサの出力電圧に関する図ある。図5(a)、(b)及び図6(a)、(b)は、図2(a)におけるカウンターマグネット132の中心点Aを原点として、カウンターマグネット132が、X軸(―10〜+10mm)、Y軸(―10〜+10mm)を移動した際の出力電圧を図にしたものであり、カウンターマグネット132が、位置4に位置するときの出力電圧が、例えば、第1のMRセンサ131Aが100mV、第2のMRセンサ131Bが−100mVに成るように電圧が印加されており、しきい値140は例えば、0mVである。
図5(a)は、本発明の実施の形態に係るカウンターマグネットのX軸方向の移動に対する第1のMRセンサの出力電圧に関する図であり、図5(b)は、本発明の実施の形態に係るカウンターマグネットのY軸方向の移動に対する第1のMRセンサの出力電圧に関する図ある。図6(a)は、本発明の実施の形態に係るカウンターマグネットのX軸方向の移動に対する第2のMRセンサの出力電圧に関する図であり、図6(b)は、本発明の実施の形態に係るカウンターマグネットのX軸方向の移動に対する第2のMRセンサの出力電圧に関する図ある。図5(a)、(b)及び図6(a)、(b)は、図2(a)におけるカウンターマグネット132の中心点Aを原点として、カウンターマグネット132が、X軸(―10〜+10mm)、Y軸(―10〜+10mm)を移動した際の出力電圧を図にしたものであり、カウンターマグネット132が、位置4に位置するときの出力電圧が、例えば、第1のMRセンサ131Aが100mV、第2のMRセンサ131Bが−100mVに成るように電圧が印加されており、しきい値140は例えば、0mVである。
第1及び第2のMRセンサ131A、131Bは、その内部にSi、Ni及びFe等の強磁性金属を主成分として薄膜形成されたMR素子を有している。また、第1及び第2のMRセンサ131A、131Bは、図2(a)に示すように、一辺がW(例えば1mm)で高さがd2(例えば0.5mm)であり、X軸及びY軸から距離L(例えば5mm)の点を中心として基板130に設置され、第1及び第2のMRセンサ131A、131Bとカウンターマグネット132の間隔は、例えば、0.5mmである。また、第1及び第2のMRセンサ131A、131Bは、それぞれが4つのMR素子によってブリッジ回路が形成されている。
第1のMRセンサ131Aは、第1の方向2から磁力線が横切るとき、出力電圧は最小になり、第2の方向3から磁力線が横切るとき、出力電圧は最大になる。第2のMRセンサ131Bは、第1の方向2から磁力線が横切るとき、出力電圧は最小になり、第2の方向3から磁力線が横切るとき、出力電圧は最大になるように構成されている。
図7(a)は、本発明の実施の形態に係るカウンターマグネットの位置と第1のMRセンサの出力電圧に関する概略図であり、図7(b)は、本発明の実施の形態に係るカウンターマグネットの位置と第2のMRセンサの出力電圧に関する概略図であり、図7(c)は、本発明の実施の形態に係るカウンターマグネットと第1及び第2のMRセンサの出力電圧に関する概略図である。第1のMRセンサ131Aは、図7(a)に示す位置a及び位置bにカウンターマグネット132が位置するとき、図5(a)、(b)に示すように、出力電圧が最小値を取るので、「L」の領域となり、それ以外にカウンターマグネット132が位置するとき、図5(a)、(b)に示すように、最小値からしきい値140を超えるように出力電圧が上昇するので、「H」の領域になる。なお、点線で示した領域は、実際の範囲を示さない概略図である。また、第1及び第2のMRセンサ131A、131Bの真上にカウンターマグネット132がある場合の出力電圧は、ほぼしきい値140であるが、本実施の形態においては、図7(a)、(b)及び(c)に示す値に設定している。
同様に、第2のMRセンサ131Bは、図7(b)に示す位置c及び位置dにカウンターマグネット132が位置するとき、図6(a)、(b)に示すように、出力電圧が最大値を取るので、「H」の領域となり、それ以外にカウンターマグネット132が位置するとき、図6(a)、(b)に示すように、最大値からしきい値140を超えるように出力電圧が降下するので、「L」の領域となっている。
第1及び第2のMRセンサ131A,131Bを図7(c)の位置2において(L、H)の関係が成り立つ範囲で設置したとき、図7(c)に示すように、カウンターマグネット132の位置によって(H、H)、(L、L)、(H、L)及び(L、H)の4つの組合せが得られる。なお、(L、H)は、例えば、第1のMRセンサ131Aの出力電圧が「L」、第2のMRセンサ131Bの出力電圧が「H」であることを表している。
(シフトマップ141について)
図8は、本発明の実施の形態に係るシフトマップの図である。シフトマップ141は、図7(c)に示すように、カウンターマグネット132の位置に対応した「H」と「L」の2値の組合せを表したものである。
図8は、本発明の実施の形態に係るシフトマップの図である。シフトマップ141は、図7(c)に示すように、カウンターマグネット132の位置に対応した「H」と「L」の2値の組合せを表したものである。
(動作)
以下に本実施の形態のコラムシフトの動作を図1から図8を参照しながら詳細に説明する。
以下に本実施の形態のコラムシフトの動作を図1から図8を参照しながら詳細に説明する。
(位置1の検出)
操作者が、図1に示すレバー133を操作し、ポジションDにレバー133を操作したとき、レバー133及びその先端に設けられたカウンターマグネット132は、位置1に移動する。
操作者が、図1に示すレバー133を操作し、ポジションDにレバー133を操作したとき、レバー133及びその先端に設けられたカウンターマグネット132は、位置1に移動する。
カウンターマグネット132が、位置1に移動したとき、カウンターマグネット132から出る磁力線が、第2のMRセンサ131Bを第2の方向3から横切るため、第2のMRセンサ131Bの磁気抵抗が変化し、図6(a)に示すように出力電圧はしきい値140より大きくなる。また、位置1は、第1のMRセンサ131Aの飽和感度領域に近くなるため、図5(a)に示すように、出力電圧はしきい値140より大きくなる。
ECU14は、第1及び第2のMRセンサ131A、131B及びしきい値140に基づいて第1のMRセンサ131Aの出力電圧を「H」、第2のMRセンサ131Bの出力電圧を「H」と判断する。また、ECU14は、図8に示すシフトマップ141に基づいてカウンターマグネット132が、位置1すなわちレバー133が、ポジションDに位置すると判断し、駆動部15にポジションDに応じた命令を送信する。
(位置2の検出)
操作者が、図1に示すレバー133を操作し、ポジションFにレバー133を操作したとき、レバー133及びその先端に設けられたカウンターマグネット132は、位置2に移動する。
操作者が、図1に示すレバー133を操作し、ポジションFにレバー133を操作したとき、レバー133及びその先端に設けられたカウンターマグネット132は、位置2に移動する。
カウンターマグネット132が、位置2に移動したとき、カウンターマグネット132から出る磁力線が、第1のMRセンサ131Aを第1の方向2と、第2のMRセンサ131Bの第2の方向3とから横切るため、第1及び第2のMRセンサ131A、131Bの磁気抵抗が変化し、図5(b)及び図6(b)に示すように、第1のMRセンサ131Aの出力電圧はしきい値140より小さくなり、第2のMRセンサ131Bの出力電圧はしきい値140より大きくなる。
ECU14は、第1及び第2のMRセンサ131A、131Bの出力電圧としきい値140に基づいて第1のMRセンサ131Aの出力電圧を「L」、第2のMRセンサ131Bの出力電圧を「H」と判断する。また、ECU14は、図8に示すシフトマップ141に基づいてカウンターマグネット132が、位置2すなわちレバー133が、ポジションFに位置すると判断し、駆動部15にポジションFに応じた命令を送信する。
(位置3の検出)
操作者が、図1に示すレバー133を操作し、ポジションRにレバー133を操作したとき、レバー133及びその先端に設けられたカウンターマグネット132は、位置3に移動する。
操作者が、図1に示すレバー133を操作し、ポジションRにレバー133を操作したとき、レバー133及びその先端に設けられたカウンターマグネット132は、位置3に移動する。
カウンターマグネット132が、位置3に移動したとき、カウンターマグネット132から出る磁力線が、第1のMRセンサ131Aの第1の方向2から横切るため、第1のMRセンサ131Aの磁気抵抗が変化し、図5(a)に示すように出力電圧はしきい値140より小さくなる。また、位置3は、第2のMRセンサ131Aの飽和感度領域に近くなるので、図6(a)に示すように、出力電圧はしきい値140より小さくなる。
ECU14は、第1及び第2のMRセンサ131A、131Bの出力電圧としきい値140に基づいて第1のMRセンサ131Aの出力電圧を「L」、第2のMRセンサ131Bの出力電圧を「L」と判断する。また、ECU14は、図8に示すシフトマップ141に基づいてカウンターマグネット132が、位置3すなわちレバー133が、ポジションRに位置すると判断し、駆動部15にポジションRに応じた命令を送信する。
(位置4の検出)
カウンターマグネット132が、位置4に移動したとき、位置4は、XY座標の座標原点であるから、図5(a)、(b)及び図6(a)、(b)に示すように、第1のMRセンサ131Aが出力する出力電圧は、しきい値140よりも大きくなり、第2のMRセンサ131Bが出力する出力電圧は、しきい値140より小さくなる。
カウンターマグネット132が、位置4に移動したとき、位置4は、XY座標の座標原点であるから、図5(a)、(b)及び図6(a)、(b)に示すように、第1のMRセンサ131Aが出力する出力電圧は、しきい値140よりも大きくなり、第2のMRセンサ131Bが出力する出力電圧は、しきい値140より小さくなる。
ECU14は、第1及び第2のMRセンサ131A、131B及びしきい値140に基づいて第1のMRセンサ131Aの出力電圧を「H」、第2のMRセンサ131Bの出力電圧を「L」と判断する。また、ECU14は、図8に示すシフトマップ141に基づいてカウンターマグネット132が、位置4に位置すると判断し、駆動部15にポジションNに応じた命令を送信する。
ここで、位置1、2及び3、すなわち、図7(c)に示す(H、H)、(L、H)及び(L、L)の組合せは、図7(c)に示すように各1つしか存在しないので、各位置は一義的に決まる。しかし、位置4を示す(H、L)の組合せを持つ領域は、多く存在するので、位置4は、本実施の形態における図1及び図2(a)の位置に限定されず、(H、L)の条件を満たす位置であれば、自由に設定することが可能である。
なお、第1及び第2のMRセンサ131A、131Bは、これに限定されず、ホールIC等の磁気センサでも良い。また、2値の組合せで対象物の位置を判断するので、例えば、対象物の位置を検出する位置センサ等でも良い。更に、本実施の形態においては、「H」及び「L」の判断は、ECU14によっておこなったが、センサをIC化し、「H」及び「L」の2値をECU14に出力するようにしても良い。
(実施の形態の効果)
上記した実施の形態によると、「H」と「L」の2値の組合せでカウンターマグネット132の位置を判断するので、外部磁場の影響を受けにくく、誤作動を抑制することができる。
上記した実施の形態によると、「H」と「L」の2値の組合せでカウンターマグネット132の位置を判断するので、外部磁場の影響を受けにくく、誤作動を抑制することができる。
なお、本発明は、上記した実施の形態に限定されず、本発明の技術思想を逸脱あるいは変更しない範囲内で種々の変形が可能である。
1…車両、2…第1の方向、3…第2の方向、10…メーターパネル、11…ステアリング、12…コラムカバー、13…コラムシフト、14…ECU、15…駆動部、130…基板、131A…第1のMRセンサ、131B…第2のMRセンサ、132…カウンターマグネット、133…レバー、140…しきい値、141…シフトマップ、A…中心点、B…中心線、C…着磁方向、L、d1…距離、T…厚み、W…幅、d2…高さ、r…直径
Claims (3)
- 2次元方向に移動可能な操作部と、
前記操作部の位置に基づいて第1の出力信号を出力する第1のセンサと、
前記操作部の位置に基づいて第2の出力信号を出力する第2のセンサと、
前記第1及び第2のセンサが出力する前記第1及び第2の出力信号の組合せに基づいて前記操作部の位置を検出する検出部とを備えたことを特徴とする位置検出装置。 - 前記検出部は、しきい値を有し、
前記操作部が、前記第1及び第2のセンサの感度を同時に大きくする位置にあり、前記第1のセンサが、前記しきい値よりも大きい前記第1の出力信号を出力したとき、前記第2のセンサは、前記しきい値よりも小さい前記第2の出力信号を出力することを特徴とする請求項1に記載の位置検出装置。 - 前記操作部は、磁性体を有し、
前記第1及び第2のセンサは、磁気抵抗センサであることを特徴とする請求項1に記載の位置検出装置。
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