JP2009014408A - 位置検出装置 - Google Patents

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Naohiro Nishiwaki
直宏 西脇
Masahiro Taniguchi
政弘 谷口
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Abstract

【課題】1つの磁気センサが故障しても、故障する以前と同じ数の位置検出が可能な位置検出装置を提供する。
【解決手段】第1〜4のMRセンサ131A〜131Dは、バイアスマグネット132Bによるバイアス磁界が付加されている。第1〜4のMRセンサ131A〜131Dは、カウンターマグネット132Aの位置に基づいて出力された出力電圧をしきい値141に基づいて「H」と「L」の出力信号に分け、ECU14は、その「H」と「L」の組合せによって、カウンターマグネット132Aの位置を判断する。
【選択図】図2

Description

本発明は、位置検出装置に関し、特にセンサの出力信号の組合せによって対象物の位置を検出する位置検出装置に関する。
従来の技術として、シフトレバーの変位に連動して変位するマグネット板と、対面して配置された板状の磁性体である一対の磁性板を有する第1のヨーク及び第2のヨークと、マグネット板の磁石から生じる磁束密度の変化を計測するための磁気検出素子とを備えた位置センサが知られている(例えば、特許文献1)。
このマグネット板は、非磁性体である非磁性部分と、磁性体である磁石体とが、周方向に交互に配置された略扇状の板状部材からなっている。また、第1及び第2のヨークは、所定の間隙である第1及び第2の隙間を設けた状態で一対の磁性板を保持する第1及び第2のブリッジ部を備えている。
この位置センサによると、シフトレバーの変位によってマグネット板が変位し、第1又は第2のヨークに収容される磁石体の数に応じて磁気検出素子で検出される磁束密度が段階的に変化するので、検出された磁束密度に基づいたシフトレバーのシフトポジションを検出することが可能になる。
特開2007−40722号公報
しかし、従来の位置センサによると、磁気検出素子が故障したとき、シフトポジションの検出が不可能であった。
従って、本発明の目的は、1つの磁気センサが故障しても、故障する以前と同じ数の位置検出が可能な位置検出装置を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するため、基板と、前記基板の裏面に設けられ、ドーナツ形状を有し、バイアス磁界を発生するバイアスマグネットと、前記バイアスマグネットの中空部分に対応する前記基板の表面に設けられ、磁力線の向きの変化に基づいた出力電圧を出力する4つの磁気センサと、前記磁力線の向きを変化させる磁性体と、前記4つの磁気センサの出力する前記出力電圧の組合せに基づいて5ポジションの前記磁性体の位置を検出する検出部と、を備えたことを特徴とする位置検出装置を提供する。
このような構成によれば、1つの磁気センサが故障しても、故障する以前と同じ数の位置検出が可能な位置検出装置を提供することができる。
以下に、本発明の位置検出装置の実施の形態を図面を参考にして詳細に説明していく。
[実施の形態]
(車両1の構成)
図1は、本発明の実施の形態に係る車両内部の概略構成図である。車両1は、スピードメーター、タコメーター及び燃料計等を有するメーターパネル10と、図示しないコラムシャフトを介して車両1の進行方向を変更するステアリング11と、コラムシャフトの周囲に設けられたコラムカバー12と、コラムカバー12に設けられ、レバー133の位置によって後述する駆動部のギヤトレーンの接続状態を切替えることができる位置検出装置としてのコラムシフト13とを備えて概略構成されている。ギヤトレーンは、レバー133の位置によって、駐車(パーキング)P、後進(リバース)R、前進(ドライブ)D、及び中立(ニュートラル)Nの各接続状態に切替えられるようになっており、レバー133は、略十字形状の溝に沿って移動し、略十字形状の溝の中央は、後述する初期位置Aとなっている。
(コラムシフト13の構成)
図2(a)は、本発明の実施の形態に係るコラムカバーの内部におけるコラムシフトの平面図であり、図2(b)は、本発明の実施の形態に係るコラムカバーの内部におけるコラムシフトの側面図であり、図3は、本発明の実施の形態に係るコラムシフトのブロック図である。図2(a)は、中心点Aを原点として垂直方向をY軸、水平方向をX軸とし、図2(b)は、レバー133の中心を通る中心線Bと基板130の表面との交点を原点として、垂直方向をZ軸、水平方向をX軸としており、いずれも上側及び右側が正となっている。
コラムシフト13は、第1〜4のMR(Magneto Resistance)センサ131A〜131Dが設置された基板130と、磁力線の変化に応じた出力電圧を出力する第1〜4のMRセンサ131A〜131Dと、レバー133の先端に設けられ、図2(b)に示す基板130側をS極、レバー133との接続側にN極を有する磁性体であるカウンターマグネット132Aと、先端にカウンターマグネット132Aが設けられたレバー133と、第1〜4のMRセンサ131A〜131Dにバイアス磁界を付加し、飽和磁界にするバイアスマグネット132Bとを有し、第1〜4のMRセンサ131A〜131Dから出力された後述する出力信号「H」又は「L」の組合わせに基づいて駆動部15に指示信号を出力する検出部としてのECU(Electoronic Control Unit)14を備えて構成されている。
ECU14は、後述するシフトマップ141を有しており、第1〜4のMRセンサ131A〜131Dがしきい値141に基づいて出力する「H」又は「L」を示す出力信号の組合わせとシフトマップ141を比較して、カウンターマグネット132Aの位置を判断する。なお、本実施の形態において、出力信号「H」及び「L」の判断は、第1〜4のMRセンサ131A〜131D側で行うようにしているが、ECU14がしきい値141を有し、第1〜4のMRセンサ131A〜131Dの出力電圧に基づいて「H」及び「L」を判断するようにしても良い。
(カウンターマグネット132Aについて)
カウンターマグネット132Aは、直径がr1(例えば10mm)で厚みがT1(例えば4mm)の円柱形状で、基板130の表面から距離d1(例えば1mm)離れて図示しない支持機構によって支持されたレバー133の先端に配置されている。カウンターマグネット132Aは、レバー133の先端に設けられているが、これに限定されず、第1〜4のMRセンサ131A〜131Dが磁力線の変化を検出できる位置であれば良い。なお、カウンターマグネット132Aが、円柱状であるのは、磁力線が放射線状に均等に出て安定しているからである。更に、カウンターマグネット132Aは、操作者が、ポジションR、D、P、N及び初期位置の何れかにレバー133を操作したとき、操作されたポジションに対応した後述する位置1〜4及び初期位置Aの5ポジションに移動するよう構成されている。
図4は、本発明の実施の形態に係るカウンターマグネットの移動に関する概略図である。図4における矢印R、P、D及びNは、カウンターマグネット132Aの移動方向を表している。位置1は、図1に示すポジションRにレバー133が操作されたことを、位置2は、ポジションNにレバー133が操作されたことを、位置3は、ポジションDにレバー133が操作されたことを、位置4は、ポジションPにレバー133が操作されたことを、初期位置Aは、図1に示すコラムシフト13の略十字形状の溝の中央にレバー133が操作されたことを表している。第1及び第2の方向2、3は、MRセンサを横切る磁力線の方向を表している。また、各位置をX及びY座標値(X、Y)で表すと、位置1は(0、10)、位置2は(10、0)、位置3は(0、−10)、位置4は(−10、0)、初期位置Aは(0、0)(単位はmm)となる。
(バイアスマグネット132Bについて)
図5(a)は、本発明の実施の形態に係るバイアスマグネットがある場合の磁力線を表した概略図であり、図5(b)は、本発明の実施の形態に係るバイアスマグネットがある場合の第3のMRセンサを横切る磁力線を表した概略図である。図6(a)は、本発明の実施の形態に係るバイアスマグネットが無い場合の磁力線の動きを表す概略図であり、図6(b)は、バイアスマグネットが無い場合の第3のMRセンサを横切る磁力線を表した概略図である。図7(a)は、本発明の実施の形態に係るバイアスマグネットがある場合の磁力線の動きを表す概略図であり、図7(b)は、バイアスマグネットがある場合の第3のMRセンサを横切る磁力線を表した概略図である。
バイアスマグネット132Bは、直径がr2(例えば20mm)で厚みがT2(例えば3mm)、幅がW2(例えば3mm)のドーナツ形状で、基板130の裏面に設けられている。着磁の方向は、図2(b)に示すように基板130に接する側をN極としている。この着磁方向は、これに限定されず、カウンターマグネット132Aの着磁方向が、反転するならば、バイアスマグネット132Bの着磁方向も反転していれば良い。また、磁力の大きさは、カウンターマグネット132Aの方が、バイアスマグネット132Bに比べて大きく、およそ4倍程度である。
異方性磁気抵抗センサである第1〜4のMRセンサ131A〜131Dが、磁力線の角度の変化に基づいた安定した出力を行うためには、常にある一定の方向からの安定した磁力線(飽和磁界)を各MRセンサに印加し、磁気抵抗値を最大にする必要があり、本実施の形態において、基板130の表面のバイアスマグネット132Bの中空部分に対応した領域は、カウンターマグネット132Aの方向に安定した磁界が発生しているため、第1〜4のMRセンサ131A〜131Dを設置するには好適である。
一例として、図6(a)に示すようにバイアスマグネット132Bを設けない場合、カウンターマグネット132Aの移動に伴い、例えば、図6(b)に示す第3のMRセンサ131Cを横切る磁力線134の数が、図5(b)の磁力線134に比べて減少する。MRセンサは、磁気抵抗の増減で出力電圧が変化するため、磁力線134の角度が変化しない場合でも、MRセンサを横切る磁力線134の数が減ると磁気抵抗が小さくなり、正確な磁力線134の角度の変化を検出できなくなる可能性がある。
しかし、図7(a)に示すようにバイアスマグネット132Bを設けた場合、カウンターマグネット132Aが移動しても、例えば、図7(b)に示す第3のMRセンサ131Cを横切る磁力線134は、図7(b)に示すようになり、図5(b)に示す磁力線134からの変化が少ないので、磁力線134の角度の変化に基づいた出力電圧の出力が可能になる。
(第1〜4のMRセンサ131A〜131Dについて)
図8(a)は、本発明の実施の形態に係るカウンターマグネットのX軸方向の移動に対する第1のMRセンサの出力電圧に関する図であり、図8(b)は、本発明の実施の形態に係るカウンターマグネットのY軸方向の移動に対する第1のMRセンサの出力電圧に関する図ある。図9(a)は、本発明の実施の形態に係るカウンターマグネットのX軸方向の移動に対する第2のMRセンサの出力電圧に関する図であり、図9(b)は、本発明の実施の形態に係るカウンターマグネットのY軸方向の移動に対する第2のMRセンサの出力電圧に関する図ある。図10(a)は、本発明の実施の形態に係るカウンターマグネットのX軸方向の移動に対する第3のMRセンサの出力電圧に関する図であり、図10(b)は、本発明の実施の形態に係るカウンターマグネットのY軸方向の移動に対する第3のMRセンサの出力電圧に関する図ある。図11(a)は、本発明の実施の形態に係るカウンターマグネットのX軸方向の移動に対する第4のMRセンサの出力電圧に関する図であり、図11(b)は、本発明の実施の形態に係るカウンターマグネットのY軸方向の移動に対する第4のMRセンサの出力電圧に関する図ある。図8〜11は、図2(a)におけるカウンターマグネット132Aの中心点Aを原点として、カウンターマグネット132Aが、X軸(―10〜+10mm)、Y軸(―10〜+10mm)を移動した際の出力電圧を図にしたものであり、各第1〜4のMRセンサ131A〜131Dが出力する最大電圧は、例えば、100mVで、しきい値141は、例えば75mVである。なお、バイアス磁界を付加されているため、カウンターマグネット132Aが、無い状態であっても、例えば、15mVの出力電圧が出力される。
第1〜4のMRセンサ131A〜131Dは、その内部にSi、Ni及びFe等の強磁性金属を主成分として薄膜形成されたMR素子を有している。また、第1〜4のMRセンサ131A〜131Dは、図2(a)に示すように、一辺がW1(例えば1mm)で高さがd2(例えば0.5mm)であり、X軸及びY軸から距離L2(例えば5mm)の点を中心として基板130に設置され、第1〜4のMRセンサ131A〜131Dとカウンターマグネット132Aの間隔は、例えば、0.5mmである。また、第1〜4のMRセンサ131A〜131Dは、それぞれが4つのMR素子によってブリッジ回路が形成されている。
第1のMRセンサ131Aは、カウンターマグネット132Aが位置2及び位置3にあるとき、言い換えるならば、ほぼバイアスマグネット132Bの磁界のみが作用するとき、図4に示す第1の方向2から磁力線134が第1のMRセンサ131Aを横切り、このとき、X軸及びY軸の出力電圧は、図8(a)、(b)に示すように最大値でほぼ一定になる。また、第2の方向3を磁力線134が横切るときのカウンターマグネット132Aの位置は、位置1と位置4であり、このとき、カウンターマグネット132Aの移動に基づいて第1のMRセンサ131Aを横切る磁力線134の角度が変化するので、X軸及びY軸の出力電圧は、図8(a)、(b)に示すように最大値から最小値へと変化する。
第2のMRセンサ131Bは、カウンターマグネット132Aが位置3及び位置4にあるとき、言い換えるならば、ほぼバイアスマグネット132Bの磁界のみが作用するとき、図4に示す第2の方向3から磁力線134が第2のMRセンサ131Bを横切り、このとき、X軸及びY軸の出力電圧は、図9(a)、(b)に示すように最大値でほぼ一定になる。また、第1の方向2を磁力線134が横切るときのカウンターマグネット132Aの位置は、位置1と位置2であり、このとき、カウンターマグネット132Aの移動に基づいて第2のMRセンサ131Bを横切る磁力線134の角度が変化するので、X軸及びY軸の出力電圧は、図9(a)、(b)に示すように最大値から最小値へと変化する。
第3のMRセンサ131Cは、カウンターマグネット132Aが位置1及び位置4にあるとき、言い換えるならば、ほぼバイアスマグネット132Bの磁界のみが作用するとき、図4に示す第1の方向2から磁力線134が第3のMRセンサ131Cを横切り、このとき、X軸及びY軸の出力電圧は、図10(a)、(b)に示すように最大値でほぼ一定になる。また、第2の方向3を磁力線134が横切るときのカウンターマグネット132Aの位置は、位置2と位置3であり、このとき、カウンターマグネット132Aの移動に基づいて第3のMRセンサ131Cを横切る磁力線134の角度が変化するので、X軸及びY軸の出力電圧は、図10(a)、(b)に示すように最大値から最小値へと変化する。
第4のMRセンサ131Dは、カウンターマグネット132Aが位置1及び位置2にあるとき、言い換えるならば、ほぼバイアスマグネット132Bの磁界のみが作用するとき、図4に示す第2の方向3から磁力線134が第4のMRセンサ131Dを横切り、このとき、X軸及びY軸の出力電圧は、図11(a)、(b)に示すように最大値でほぼ一定になる。また、第1の方向2を磁力線134が横切るときのカウンターマグネット132Aの位置は、位置3と位置4であり、このとき、カウンターマグネット132Aの移動に基づいて第4のMRセンサ131Dを横切る磁力線134の角度が変化するので、X軸及びY軸の出力電圧は、図11(a)、(b)に示すように最大値から最小値へと変化する。なお、第1〜4のMRセンサ131A〜131Dは、内部にしきい値141を有している。
(シフトマップ141について)
図12(a)は、本発明の実施の形態に係るシフトマップの図の一例であり、図12(b)は、本発明の実施の形態に係るMRセンサが故障したときのシフトマップの図の一例である。シフトマップ141は、カウンターマグネット132Aの位置に対応した「H」と「L」の2値の組合せを表したものである。なお、第1〜4のMRセンサ131A〜131Dは、図8〜11において、しきい値141よりも出力電圧が高いとき、「H」に対応した信号を出力し、しきい値141よりも出力電圧が低いとき、「L」に対応した信号を出力し、ECU141は、図12(a)、(b)に示す「H」と「L」の組合せとシフトマップ141に基づいて、カウンターマグネット132Aの位置を判断する。
(動作)
以下に本実施の形態のコラムシフトの動作を図1から図12を参照しながら詳細に説明する。
(位置1の検出)
操作者が、図1に示すレバー133を操作し、ポジションRにレバー133を操作したとき、レバー133及びその先端に設けられたカウンターマグネット132Aは、図4に示す位置1(10、0)に移動する。
カウンターマグネット132Aが、位置1に移動したとき、図8〜11の第1〜4のMRセンサ131A〜131DのY軸の正成分の出力電圧としきい値141に基づいて、第1のMRセンサ131Aは出力信号「L」、第2のMRセンサ131Bは出力信号「L」、第3のMRセンサ131Cは出力信号「H」、第4のMRセンサ131Dは出力信号「H」をECU14に出力し、ECU14は、各出力信号の組合わせをシフトマップ141と対応させ、カウンターマグネット132Aが位置1にあると判断する。また、ECU14は、位置1すなわちレバー133が、ポジションRに位置すると判断し、駆動部15にポジションRに応じた命令を送信する。
(位置2の検出)
操作者が、図1に示すレバー133を操作し、ポジションNにレバー133を操作したとき、レバー133及びその先端に設けられたカウンターマグネット132Aは、位置2(10、0)に移動する。
カウンターマグネット132Aが、位置2に移動したとき、図8〜11の第1〜4のMRセンサ131A〜131DのX軸の正成分の出力電圧としきい値141に基づいて、第1のMRセンサ131Aは出力信号「H」、第2のMRセンサ131Bは出力信号「L」、第3のMRセンサ131Cは出力信号「H」、第4のMRセンサ131Dは出力信号「L」をECU14に出力し、ECU14は、各出力信号の組合わせをシフトマップ141と対応させ、カウンターマグネット132Aが位置2にあると判断する。また、ECU14は、位置2すなわちレバー133が、ポジションNに位置すると判断し、駆動部15にポジションNに応じた命令を送信する。
(位置3の検出)
操作者が、図1に示すレバー133を操作し、ポジションDにレバー133を操作したとき、レバー133及びその先端に設けられたカウンターマグネット132Aは、位置3(0、−10)に移動する。
カウンターマグネット132Aが、位置3に移動したとき、図8〜11の第1〜4のMRセンサ131A〜131DのY軸の負成分の出力電圧としきい値141に基づいて、第1のMRセンサ131Aは出力信号「H」、第2のMRセンサ131Bは出力信号「H」、第3のMRセンサ131Cは出力信号「L」、第4のMRセンサ131Dは出力信号「L」をECU14に出力し、ECU14は、各出力信号の組合わせをシフトマップ141と対応させ、カウンターマグネット132Aが位置3にあると判断する。また、ECU14は、位置3すなわちレバー133が、ポジションDに位置すると判断し、駆動部15にポジションDに応じた命令を送信する。
(位置4の検出)
操作者が、図1に示すレバー133を操作し、ポジションPにレバー133を操作したとき、レバー133及びその先端に設けられたカウンターマグネット132Aは、位置4(−10、0)に移動する。
カウンターマグネット132Aが、位置4に移動したとき、図8〜11の第1〜4のMRセンサ131A〜131DのX軸の負成分の出力電圧としきい値141に基づいて、第1のMRセンサ131Aは出力信号「L」、第2のMRセンサ131Bは出力信号「H」、第3のMRセンサ131Cは出力信号「L」、第4のMRセンサ131Dは出力信号「H」をECU14に出力し、ECU14は、各出力信号の組合わせをシフトマップ141と対応させ、カウンターマグネット132Aが位置4にあると判断する。また、ECU14は、位置4すなわちレバー133が、ポジションPに位置すると判断し、駆動部15にポジションPに応じた命令を送信する。
(初期位置Aの検出)
操作者が、図1に示すレバー133を操作し、初期位置Aにレバー133を操作したとき、レバー133及びその先端に設けられたカウンターマグネット132Aは、初期位置A(0、0)に移動する。
カウンターマグネット132Aが、初期位置Aに移動したとき、図8〜11の第1〜4のMRセンサ131A〜131DのX軸及びY軸の出力電圧としきい値141に基づいて、第1のMRセンサ131Aは出力信号「H」、第2のMRセンサ131Bは出力信号「H」、第3のMRセンサ131Cは出力信号「H」、第4のMRセンサ131Dは出力信号「H」をECU14に出力し、ECU14は、各出力信号の組合わせをシフトマップ141と対応させ、カウンターマグネット132Aが初期位置Aにあると判断する。また、ECU14は、レバー133が、初期位置Aに位置すると判断し、駆動部15に初期位置Aに応じた命令を送信する。
(1つのMRセンサが故障した場合)
本実施の形態におけるコラムシフト13(位置検出装置)は、4つあるMRセンサのうち、1つが故障した場合においても、残りの3つのMRセンサを用いて正しく5ポジションを判断することができる。
例えば、第3のMRセンサ131Cが故障したとする。第1〜4のMRセンサ131A〜131Dの出力信号を(H、H、H、H)と書き表すと、カウンターマグネット132Aが位置1にあるとき、図12(b)に示すように、出力信号は、(L、L、故障、H)となる。図12(b)から明らかなように、出力信号(L、L、故障、H)の組合せは、この組合せしかないので、ECU14は、出力信号(L、L、故障、H)が得られたときは、カウンターマグネット132Aが位置1にあると判断する。
同様に、カウンターマグネット132Aが位置3にあるとき、図12(b)に示すように、出力信号は、(H、H、故障、L)となり、ECU14は、出力信号(H、H、故障、L)の組合せが位置3しか無いことから、カウンターマグネット132Aは、位置3にあると判断する。他の位置にあってもやはり同様に組合せは、1つずつしかないので、ECU14は、正確に位置を判断することができる。
(実施の形態の効果)
上記した実施の形態によると、「H」と「L」の2値の組合せでカウンターマグネット132Aの位置を判断するので、外部磁場の影響を受けにくく、更に、1つのMRセンサが故障しても、故障する以前と同じ数の位置検出が可能になる。
なお、本発明は、上記した実施の形態に限定されず、本発明の技術思想を逸脱あるいは変更しない範囲内で種々の変形が可能である。
本発明の実施の形態に係る車両内部の概略構成図である。 (a)は、本発明の実施の形態に係るコラムカバーの内部におけるコラムシフトの平面図であり、(b)は、本発明の実施の形態に係るコラムカバーの内部におけるコラムシフトの側面図である。 本発明の実施の形態に係るコラムシフトのブロック図である。 本発明の実施の形態に係るカウンターマグネットの移動に関する概略図である。 (a)は、本発明の実施の形態に係るバイアスマグネットがある場合の磁力線を表した概略図であり、(b)は、本発明の実施の形態に係るバイアスマグネットがある場合の第3のMRセンサを横切る磁力線を表した概略図である。 (a)は、本発明の実施の形態に係るバイアスマグネットが無い場合の磁力線の動きを表す概略図であり、(b)は、バイアスマグネットが無い場合の第3のMRセンサを横切る磁力線を表した概略図である。 (a)は、本発明の実施の形態に係るバイアスマグネットがある場合の磁力線の動きを表す概略図であり、(b)は、バイアスマグネットがある場合の第3のMRセンサを横切る磁力線を表した概略図である。 (a)は、本発明の実施の形態に係るカウンターマグネットのX軸方向の移動に対する第1のMRセンサの出力電圧に関する図であり、(b)は、本発明の実施の形態に係るカウンターマグネットのY軸方向の移動に対する第1のMRセンサの出力電圧に関する図ある。 (a)は、本発明の実施の形態に係るカウンターマグネットのX軸方向の移動に対する第2のMRセンサの出力電圧に関する図であり、(b)は、本発明の実施の形態に係るカウンターマグネットのY軸方向の移動に対する第2のMRセンサの出力電圧に関する図ある。 (a)は、本発明の実施の形態に係るカウンターマグネットのX軸方向の移動に対する第3のMRセンサの出力電圧に関する図であり、(b)は、本発明の実施の形態に係るカウンターマグネットのY軸方向の移動に対する第3のMRセンサの出力電圧に関する図ある。 (a)は、本発明の実施の形態に係るカウンターマグネットのX軸方向の移動に対する第4のMRセンサの出力電圧に関する図であり、(b)は、本発明の実施の形態に係るカウンターマグネットのY軸方向の移動に対する第4のMRセンサの出力電圧に関する図ある。 (a)は、本発明の実施の形態に係るシフトマップの図の一例であり、(b)は、本発明の実施の形態に係るMRセンサが故障したときのシフトマップの図の一例である。
符号の説明
1…車両、2…第1の方向、3…第2の方向、10…メーターパネル、11…ステアリング、12…コラムカバー、13…コラムシフト、14…ECU、15…駆動部、130…基板、131…しきい値、131A…第1のMRセンサ、131B…第2のMRセンサ、131C…第3のMRセンサ、131D…第4のMRセンサ、132A…カウンターマグネット、132B…バイアスマグネット、133…レバー、141…シフトマップ、L…距離、T1、T2…厚み、W1、W2…幅、d1、d2…高さ、r1、r2…直径、

Claims (3)

  1. 基板と、
    前記基板の裏面に設けられ、ドーナツ形状を有し、バイアス磁界を発生するバイアスマグネットと、
    前記バイアスマグネットの中空部分に対応する前記基板の表面に設けられ、磁力線の向きの変化に基づいた出力電圧を出力する4つの磁気センサと、
    前記磁力線の向きを変化させる磁性体と、
    前記4つの磁気センサの出力する前記出力電圧の組合せに基づいて5ポジションの前記磁性体の位置を検出する検出部と、
    を備えたことを特徴とする位置検出装置。
  2. 前記検出部は、前記4つの磁気センサのうち、何れか3つの前記磁気センサの前記出力電圧の組合せに基づいて前記5ポジションの前記磁性体の位置を検出することを特徴とする請求項1に記載の位置検出装置。
  3. 前記磁気センサは、磁気抵抗センサであることを特徴とする請求項1に記載の位置検出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110753828A (zh) * 2017-06-14 2020-02-04 株式会社电装 位置传感器

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