JP4834992B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体装置及びその製造方法に関する。
現在、多くの電子機器に用いられている薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor,TFT)を含む電界効果型トランジスタ(Field Effect Transistor, FET)は、例えば、シリコン半導体基板あるいはシリコン半導体層に形成されたチャネル形成領域及びソース/ドレイン領域、シリコン半導体基板表面あるいはシリコン半導体層表面に形成されたSiO2から成るゲート絶縁層、並びに、ゲート絶縁層を介してチャネル形成領域に対向して設けられたゲート電極から構成されている。あるいは又、基体上に形成されたゲート電極、ゲート電極上を含む基体上に形成されたゲート絶縁層、並びに、ゲート絶縁層上に形成されたチャネル形成領域及びソース/ドレイン領域から構成されている。そして、これらの構造を有する電界効果型トランジスタ(FET)の作製には、非常に高価な半導体製造装置が使用されており、製造コストの低減が強く要望されている。
そこで、近年、スピンコート法、印刷法、スプレー法に例示される真空技術を用いない方法に基づき製造が可能な有機半導体材料を用いたFETの研究、開発に注目が集まっている。
ところで、ディスプレイ装置をはじめとして、多くの電子機器に組み込まれることが要求されるが故に、FETには高速動作が要求される。例えば、映像信号を随時必要なデータに変換し、更に、オン/オフのスイッチング動作を高速で行うことができるFETが必要とされる。
然るに、有機半導体材料を用いた場合、例えばFETの特性指標である移動度は、典型的な値として10-3〜1cm2/Vsが得られているに過ぎない(例えば、C. D. Dimitrakopoulos, et al., Adv. Mater. (2002), 14, 99 参照)。この値は、アモルファスシリコンの移動度である数cm2/Vsやポリシリコンの移動度であるおおよそ100cm2/Vsに比べて低く、ディスプレイ装置用FETで要求される移動度1〜3cm2/Vsに達していない。従って、有機半導体材料を用いたFETにおいては、移動度の改善が大きな課題となっている。
有機半導体材料を用いたFETにおける移動度は、分子内の電荷移動及び分子間の電荷移動によって決定される。分子内の電荷移動は、単結合を挟んで隣接する多重結合の間で原子軌道が重なり合い、電子が非局在化して共役系を形成することによって可能となる。分子間の電荷の移動は、分子間の結合、ファン・デル・ワールス力による分子軌道の重なりによる伝導、あるいは又、分子間のトラップ準位を介してのホッピング伝導によって行われる。
この場合、分子内での移動度をμintra、分子間の結合による移動度をμinter、分子間のホッピング伝導による移動度をμhopとすると、以下の関係にある。有機半導体材料では、遅い分子間の電荷移動が全体としての移動度を制限しているため、電荷の移動度が小さい。
μintra≫μinter>μhop
特開2000−260999号公報 C. D. Dimitrakopoulos, et al., Adv. Mater. (2002), 14, 99 C. D. Dimitrakopoulos, et al., IBM J. Res. & Dev. (2001), 45, 11 J. H. Schoen, et al., Nature (2001), 413, 713;Appl. Phys. Lett. (2002), 80, 847 X. M. Lin, et al., J. Phys. Chem. B, 2001, 105, 3353 N. D. Denkov, et al., Langmuir, 1992, 8, 3183 V. Santhanam, et al., Langmuir, 2003, 19, 7881 T. Teranishi, et al., Adv. Mater., 2001, 13, 1699 D. V. Leff, et al., Langmuir, 1996, 12, 4723 X. M. Lin, et al., J. Nanoparticle Res., 2000, 2, 157
そこで、有機半導体材料を用いたFETにおける移動度を改善するために、種々の検討がなされている。
例えば、有機半導体材料であるペンタセン薄膜を蒸着法にて成膜する場合、蒸着における堆積速度を極端に抑え、しかも、基板温度を室温とすることにより、分子の配向性を向上させ、移動度として0.6cm2/Vsを達成している(C. D. Dimitrakopoulos, et al., IBM J. Res. & Dev. (2001), 45, 11 参照)。この方法は、材料の結晶性を向上させ、分子間のホッピング伝導を抑えることにより、移動度の改善を目指すものである。然るに、移動度は改善されるものの、分子間の移動が全体としての移動度を制限していることに変わりはなく、満足できるほどの大きな移動度は得られていない。
積極的に分子内での電荷移動を利用する有機半導体トランジスタとして、ルーセントテクノロジー社から、Self-Assembled Monolayer Field-Effect Transistor(SAMFET)が提案されている。即ち、自己組織化によって単分子膜から成る半導体層をソース電極とドレイン電極との間に形成し、ゲート長1.5nmのSAMFETを実現している。このSAMFETにあっては、ソース電極とドレイン電極とを結ぶ方向に配向した単分子層によってチャネル形成領域を構成しているが故に、チャネル形成領域内での電荷の移動が分子内での移動のみである。その結果、ポリシリコン以上の移動度である290cm2/Vsを達成している(J. H. Schoen, et al., Nature (2001), 413, 713;Appl. Phys. Lett. (2002), 80, 847 参照)。しかしながら、このようなチャネル構造にあっては、ゲート長が単分子膜の厚さで決定されるため、ゲート長が数nmと非常に短く、そのため、ソース領域とドレイン領域との間の耐圧が低くなり、駆動電圧を高くすることができないという問題がある。また、単分子膜を破壊しないように、単分子膜の上の電極形成においては、基板温度を−172゜C〜−30゜Cに冷却する必要があり、プロセスコストが高くなる等、この方法は実用的ではない。
また、有機/無機混成材料を用いたチャネル材料が、特開2000−260999に提案されている。即ち、特開2000−260999に開示された技術にあっては、無機成分と有機成分が層状構造を形成し、無機の結晶性固体の高いキャリア移動度特性を利用する一方、有機成分が無機材料の自己組織化を促進させる働きを利用して、低温処理条件下で基板に材料を付着することを可能にする。そして、移動度として1〜100cm2/Vsが期待されているものの、実際に達成された移動度は0.25cm2/Vsである。これは、一般的にスピンコーティング法にて形成された有機半導体材料よりも高い移動度であるが、蒸着法等で形成された有機半導体材料と同程度であり、アモルファスシリコン以上の移動度は得られていない。
従って、本発明の目的は、従来の有機半導体材料を用いた電界効果型トランジスタ(FET)と比較して十分に高いキャリア移動度を有する半導体装置及びその製造方法を提供することにある。
上記の目的を達成するための本発明の半導体装置は、導体又は半導体から成る微粒子と、該微粒子と結合した有機半導体分子とによって構成された導電路が基体上に形成された半導体装置であって、
該微粒子は、基体の表面と略平行な面内において2次元的に規則的に、且つ、充填状態にて配列されていることを特徴とする。
本発明の半導体装置にあっては、導電路を配線や電極として用いることができるし、導電路に加えられる電界によって導電路の導電性が制御される構成とすることもできる。そして、後者の場合、本発明の半導体装置は、ゲート電極、ゲート絶縁層、チャネル形成領域、及び、ソース/ドレイン電極を有する電界効果型トランジスタ(FET)から成り、導電路によってチャネル形成領域が構成されている構造とすることができる。このような構造にあっては、共役系を有する有機半導体分子として可視部付近の光に対して光吸収性のある色素の使用により、光センサ等としても動作可能である。
上記の目的を達成するための本発明の第1の態様に係る半導体装置の製造方法は、導体又は半導体から成る微粒子と、該微粒子と結合した有機半導体分子とによって構成される導電路を基体上に形成する工程を含む半導体装置の製造方法であって、
微粒子と有機半導体分子とを結合させる前に、微粒子を、基体の表面と略平行な面内において2次元的に規則的に、且つ、充填状態にて配列する、微粒子配列・充填工程を備えていることを特徴とする。
本発明の第1の態様に係る半導体装置の製造方法にあっては、得られた導電路を配線や電極として用いることができるし、導電路の導電性を制御するための電界を生成させる制御部を形成する工程を更に含むこともできる。そして、後者の場合、制御部としてのゲート電極、ゲート絶縁層、チャネル形成領域、及び、ソース/ドレイン電極を有する電界効果型トランジスタ(FET)から成り、導電路によってチャネル形成領域が構成されている半導体装置とすることができる。
そして、この場合、本発明の第1の態様に係る半導体装置の製造方法によって得られるボトムゲート型の電界効果型トランジスタ(FET)は、
(A)支持体上に形成されたゲート電極、
(B)ゲート電極上に形成されたゲート絶縁層(基体に相当する)、
(C)ゲート絶縁層上に形成されたソース/ドレイン電極、並びに、
(D)ソース/ドレイン電極の間であってゲート絶縁層上に形成され、導電路によって構成されたチャネル形成領域、
を備えている。
あるいは又、この場合、本発明の第1の態様に係る半導体装置の製造方法によって得られるボトムゲート型の電界効果型トランジスタ(FET)は、
(A)支持体上に形成されたゲート電極、
(B)ゲート電極上に形成されたゲート絶縁層(基体に相当する)、
(C)ゲート絶縁層上に形成され、導電路によって構成されたチャネル形成領域を含むチャネル形成領域構成層、並びに、
(D)チャネル形成領域構成層上に形成されたソース/ドレイン電極、
を備えている。
上記の目的を達成するための本発明の第2の態様に係る半導体装置の製造方法は、より具体的には、トップゲート型の電界効果型トランジスタ(FET)の製造方法であり、
基体上にソース/ドレイン電極を形成した後、
ソース/ドレイン電極の間の基体上にチャネル形成領域を形成し、
次いで、ソース/ドレイン電極及びチャネル形成領域上にゲート絶縁層を形成した後、
ゲート絶縁層上にゲート電極を形成する工程から成り、
チャネル形成領域は、導電路によって構成されており、
該導電路は、導体又は半導体から成る微粒子と、該微粒子と結合した有機半導体分子とによって構成され、ゲート電極に印加される電圧によって導電性が制御され、
微粒子と有機半導体分子とを結合させる前に、微粒子を、基体の表面と略平行な面内において2次元的に規則的に、且つ、充填状態にて配列することを特徴とする。
本発明の第1の態様あるいは第2の態様に係る半導体装置の製造方法によって得られるトップゲート型の電界効果型トランジスタ(FET)は、
(A)基体上に形成されたソース/ドレイン電極、
(B)ソース/ドレイン電極の間の基体上に形成され、導電路によって構成されたチャネル形成領域、
(C)ソース/ドレイン電極及びチャネル形成領域上に形成されたゲート絶縁層、並びに、
(D)ゲート絶縁層上に形成されたゲート電極、
を備えている。
上記の目的を達成するための本発明の第3の態様に係る半導体装置の製造方法は、トップゲート型の電界効果型トランジスタ(FET)の製造方法であり、
基体上にチャネル形成領域を構成するチャネル形成領域構成層を形成した後、
チャネル形成領域構成層上に、チャネル形成領域を挟むようにソース/ドレイン電極を形成し、
次いで、ソース/ドレイン電極及びチャネル形成領域上にゲート絶縁層を形成した後、
ゲート絶縁層上にゲート電極を形成する工程から成り、
チャネル形成領域は、導電路によって構成されており、
該導電路は、導体又は半導体から成る微粒子と、該微粒子と結合した有機半導体分子とによって構成され、ゲート電極に印加される電圧によって導電性が制御され、
微粒子と有機半導体分子とを結合させる前に、微粒子を、基体の表面と略平行な面内において2次元的に規則的に、且つ、充填状態にて配列することを特徴とする。
本発明の第1の態様あるいは第3の態様に係る半導体装置の製造方法によって得られるトップゲート型の電界効果型トランジスタ(FET)は、
(A)基体上に形成され、導電路によって構成されたチャネル形成領域を含むチャネル形成領域構成層、
(B)チャネル形成領域構成層上に形成されたソース/ドレイン電極、
(C)ソース/ドレイン電極及びチャネル形成領域上に形成されたゲート絶縁層、並びに、
(D)ゲート絶縁層上に形成されたゲート電極、
を備えている。
上記の目的を達成するための本発明の第4の態様に係る半導体装置の製造方法は、トップゲート型の電界効果型トランジスタ(FET)の製造方法であり、
ゲート絶縁層を構成する基体の一方の面上にソース/ドレイン電極を形成した後、
ソース/ドレイン電極の間の基体の一方の面上にチャネル形成領域を形成し、
次いで、ソース/ドレイン電極及びチャネル形成領域上に電気絶縁性の支持体を形成した後、
ゲート絶縁層を構成する基体の他方の面上にゲート電極を形成する工程から成り、
チャネル形成領域は、導電路によって構成されており、
該導電路は、導体又は半導体から成る微粒子と、該微粒子と結合した有機半導体分子とによって構成され、ゲート電極に印加される電圧によって導電性が制御され、
微粒子と有機半導体分子とを結合させる前に、微粒子を、基体の表面と略平行な面内において2次元的に規則的に、且つ、充填状態にて配列することを特徴とする。
本発明の第1の態様あるいは第4の態様に係る半導体装置の製造方法によって得られるトップゲート型の電界効果型トランジスタ(FET)は、
(A)電気絶縁性の支持体上に形成され、導電路によって構成されたチャネル形成領域を含むチャネル形成領域構成層、
(B)チャネル形成領域構成層上に形成されたソース/ドレイン電極、
(C)ソース/ドレイン電極及びチャネル形成領域上に形成されたゲート絶縁層(基体に相当する)、並びに、
(D)ゲート絶縁層上に形成されたゲート電極、
を備えている。
上記の目的を達成するための本発明の第5の態様に係る半導体装置の製造方法は、トップゲート型の電界効果型トランジスタ(FET)の製造方法であり、
ゲート絶縁層を構成する基体の一方の面上にチャネル形成領域を構成するチャネル形成領域構成層を形成した後、
チャネル形成領域構成層上に、チャネル形成領域を挟むようにソース/ドレイン電極を形成し、
次いで、ソース/ドレイン電極及びチャネル形成領域上に電気絶縁性の支持体を形成した後、
ゲート絶縁層を構成する基体の他方の面上にゲート電極を形成する工程から成り、
チャネル形成領域は、導電路によって構成されており、
該導電路は、導体又は半導体から成る微粒子と、該微粒子と結合した有機半導体分子とによって構成され、ゲート電極に印加される電圧によって導電性が制御され、
微粒子と有機半導体分子とを結合させる前に、微粒子を、基体の表面と略平行な面内において2次元的に規則的に、且つ、充填状態にて配列することを特徴とする。
本発明の第1の態様あるいは第5の態様に係る半導体装置の製造方法によって得られるトップゲート型の電界効果型トランジスタ(FET)は、
(A)電気絶縁性の支持体上に形成されたソース/ドレイン電極、
(B)ソース/ドレイン電極の間に形成され、導電路によって構成されたチャネル形成領域、
(C)ソース/ドレイン電極及びチャネル形成領域上に形成されたゲート絶縁層(基体に相当する)、並びに、
(D)ゲート絶縁層上に形成されたゲート電極、
を備えている。
本発明の第1の態様〜第5の態様に係る半導体装置の製造方法(以下、これらを総称して、単に、本発明の半導体装置の製造方法と呼ぶ)において、微粒子配列・充填工程は、微粒子を含む溶液から成る薄膜を基体上に形成した後、薄膜に含まれる溶媒を蒸発させる工程から成ることが、微粒子を最密充填にて配列させ得るといった観点から好ましい。そして、この場合、薄膜に含まれる溶媒を蒸発させる工程において、蒸発速度を制御しながら薄膜に含まれる溶媒を蒸発させることが望ましい。あるいは又、この場合、微粒子を含む溶液から成る薄膜を形成する前に、基体の表面処理を行うことが望ましい。あるいは又、この場合、微粒子を含む溶液から成る薄膜を形成する工程において、微粒子を含む溶液と基体との間の濡れ性を制御することが望ましい。
あるいは又、本発明の半導体装置の製造方法においては、微粒子配列・充填工程は、微粒子を含む溶液に基づき薄膜を成膜した後、該薄膜を基体上に転写する工程から成ることが、微粒子を最密充填にて配列させるといった観点から好ましい。より具体的には、微粒子配列・充填工程は、水面に微粒子を含む溶液に基づき薄膜を成膜した後、薄膜に含まれる溶媒を蒸発させることで形成した微粒子膜を、基体上に転写する工程から成ることが好ましく、更には、薄膜に含まれる溶媒を蒸発させる工程において、蒸発速度を制御しながら薄膜に含まれる溶媒を蒸発させることが、一層好ましい。
また、本発明の半導体装置の製造方法においては、微粒子配列・充填工程の実行後、有機半導体分子を接触させる工程を少なくとも1回行うことによって、微粒子と有機半導体分子とを結合させることが好ましい。尚、1回行うことによって結合体の単一層を形成することができるし、2回以上繰り返すことで結合体の積層構造を形成することができる。
本発明の半導体装置あるいは本発明の第1の態様〜第5の態様に係る半導体装置の製造方法(以下、これらを総称して、単に、本発明と呼ぶ場合がある)にあっては、微粒子の平均粒径をrAVE、微粒子の粒径の標準偏差をσとしたとき、σ/rAVE≦0.5を満足することが好ましい。尚、rAVEの範囲として、5.0×10-10m≦rAVE≦1.0×10-6m、好ましくは5.0×10-10m≦rAVE≦1.0×10-8mであることが望ましい。微粒子の形状として球形を挙げることができるが、本発明はこれに限るものではなく、例えば球形の他に、三角形、四面体、立方体、直方体、円錐、円柱等を挙げることができる。尚、微粒子の形状が球形以外の場合の微粒子の平均粒径は、球形以外の微粒子の測定された体積と同じ体積を有する球を想定し、係る球の直径の平均値を微粒子の平均粒径とすればよい。
有機半導体分子と結合する前の微粒子の表面は、鎖状の絶縁性有機分子から成る保護膜によって被覆されていることが、微粒子同士の凝集を防止するといった観点から好ましい。保護膜を構成する分子は微粒子に対して結合しているが、その結合力の大小が、保護膜によって被覆されている微粒子(実際には、保護膜によって被覆されている微粒子の集合体あるいはクラスター)を製造する際の集合体(クラスター)の最終的な径分布に大きく影響する。保護膜を構成する絶縁性有機分子の一端には、微粒子と化学的に反応(結合)する官能基を有することが好ましい。例えば、官能基としてチオール基(−SH)を挙げることができ、このチオール基を末端に持つ分子の1つとしてアルカンチオール[例えば、ドデカンチオール(C1225SH)]を挙げることができる。ドデカンチオールのチオール基が金等の微粒子と結合すると、水素原子が離脱してC1225S−Auとなると考えられている。あるいは又、保護膜を構成する絶縁性有機分子として、アルキルアミン分子[例えば、ドデシルアミン(C1225NH2)]を挙げることもできる。
微粒子を、基体の表面と略平行な面内において2次元的に規則的に、且つ、充填状態にて配列させた後、有機半導体分子を接触させると、有機半導体分子が保護膜を構成する有機分子と置換する結果、微粒子と有機半導体分子との化学的な結合体が形成される。
上述の好ましい形態を含む本発明の半導体装置にあっては、有機半導体分子が末端に有する官能基が微粒子と化学的に結合していることが好ましい。そして、この場合、有機半導体分子が両端に有する官能基によって有機半導体分子と微粒子とが化学的に(交互に)結合することで、ネットワーク状の導電路が構築されていることが好ましく、更には、微粒子と有機半導体分子との結合体の単一層によって導電路が構成されていることが好ましい。あるいは又、この場合、有機半導体分子が両端に有する官能基によって有機半導体分子と微粒子とが3次元的に化学的に(交互に)結合することで、ネットワーク状の導電路が構築されていることが好ましく、更には、微粒子と有機半導体分子との結合体の積層構造によって導電路が構成されていることが好ましい。
一方、本発明の半導体装置の製造方法にあっては、有機半導体分子を、その末端の官能基によって微粒子と化学的に結合させることが好ましい。そして、この場合、有機半導体分子が両端に有する官能基によって有機半導体分子と微粒子とを化学的に(交互に)結合させることで、ネットワーク状の導電路を構築することが好ましく、更には、微粒子と有機半導体分子との結合体の単一層によって導電路を構成することが好ましい。あるいは又、この場合、有機半導体分子が両端に有する官能基によって有機半導体分子と微粒子とを3次元的に化学的に(交互に)結合させることで、ネットワーク状の導電路を構築することが好ましく、更には、微粒子と有機半導体分子との結合体の積層構造によって導電路が構成されていることが好ましい。
本発明にあっては、このようにネットワーク状の導電路を構築することで、導電路内の電荷移動が、有機半導体分子の主鎖に沿った分子の軸方向で支配的に起こる構造となる結果、分子の軸方向の移動度、例えば非局在化したπ電子による高い移動度を最大限に利用することができるので、単分子層トランジスタに匹敵する、今までにない高い移動度を実現することが可能となる。
本発明にあっては、微粒子は、導体としての金(Au)、銀(Ag)、白金(Pt)、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、パラジウム(Pd)、クロム(Cr)、ニッケル(Ni)、鉄(Fe)といった金属から成り、あるいは、これらの金属から構成された合金から成り、あるいは又、半導体としての硫化カドミウム(CdS)、セレン化カドミウム(CdSe)、テルル化カドミウム(CdTe)、ガリウム砒素(GaAs)、酸化チタン(TiO2)、又は、シリコン(Si)から成る構成とすることができる。尚、導体としての微粒子とは、体積抵抗率が10-4Ω・m(10 -2 Ω・cm)のオーダー以下である材料から成る微粒子を指す。また、半導体としての微粒子とは、体積抵抗率が10-4Ω・m(10 -2 Ω・cm)乃至乃至1012Ω・m(10 14 Ω・cm)のオーダーを有する材料から成る微粒子を指す。
本発明にあっては、有機半導体分子は、共役結合を有する有機半導体分子であって、分子の両端に、チオール基(−SH)、アミノ基(−NH2)、イソシアノ基(−NC)、シアノ基(−CN)、チオアセチル基(−SCOCH3)、又は、カルボキシ基(−COOH)を有することが好ましい。尚、チオール基、アミノ基、イソシアノ基、シアノ基、チオアセチル基は、Au等の導体としての微粒子に結合する官能基であり、カルボキシ基は半導体としての微粒子に結合する官能基である。また、分子の両端に位置する官能基は異なっていてもよく、両端の官能基の微粒子に対する結合性は近い方がより好ましい。
具体的には、有機半導体分子として、例えば、構造式(1)の4,4’−ビフェニルジチオール(BPDT)、構造式(2)の4,4’−ジイソシアノビフェニル、構造式(3)の4,4’−ジイソシアノ−p−テルフェニル、及び構造式(4)の2,5−ビス(5’−チオアセチル−2’−チオフェニル)チオフェン、構造式(5)の4,4’−ジイソシアノフェニル、構造式(6)のベンジジン(ビフェニル−4,4'−ジアミン)、構造式(7)のTCNQ(テトラシアノキノジメタン)、構造式(8)のビフェニル−4,4'−ジカルボン酸、構造式(9)の1,4−ジ(4−チオフェニルアセチリニル)−2−エチルベンゼン、構造式(10)の1,4−ジ(4−イソシアノフェニルアセチリニル)−2−エチルベンゼン、あるいは、Bovine Serum Albumin、Horse Radish Peroxidase、antibody-antigen を例示することができる。これらは、いずれも、π共役系分子であって、少なくとも2箇所で微粒子と化学的に結合する官能基を有していることが好ましい。
構造式(1):4,4’−ビフェニルジチオール
Figure 0004834992
構造式(2):4,4’−ジイソシアノビフェニル
Figure 0004834992
構造式(3):4,4’−ジイソシアノ−p−テルフェニル
Figure 0004834992
構造式(4):2,5−ビス(5’−チオアセチル−2’−チオフェニル)チオフェン
Figure 0004834992
構造式(5):4,4’−ジイソシアノフェニル
Figure 0004834992
構造式(6):ベンジジン(ビフェニル−4,4'−ジアミン)
Figure 0004834992
構造式(7):TCNQ(テトラシアノキノジメタン)
Figure 0004834992
構造式(8):ビフェニル−4,4'−ジカルボン酸
Figure 0004834992
構造式(9):1,4−ジ(4−チオフェニルアセチリニル)−2−エチルベンゼン
Figure 0004834992
構造式(10):1,4−ジ(4−イソシアノフェニルアセチリニル)−2−エチルベンゼン
Figure 0004834992
また、有機半導体分子として、構造式(11)で表されるデンドリマーも用いることができる。
構造式(11):デンドリマー
Figure 0004834992
本発明にあっては、基体は、酸化ケイ素系材料(例えば、SiOXやスピンオンガラス(SOG));窒化ケイ素(SiNY);酸化アルミニウム(Al23);金属酸化物高誘電絶縁膜から構成することができる。基体をこれらの材料から構成する場合、基体を、以下に挙げる材料から適宜選択された支持体上に(あるいは支持体の上方に)形成すればよい。即ち、支持体として、あるいは又、上述した基体以外の基体として、ポリメチルメタクリレート(ポリメタクリル酸メチル,PMMA)やポリビニルアルコール(PVA)、ポリビニルフェノール(PVP)、ポリエーテルスルホン(PES)、ポリイミド、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート(PET)に例示される有機ポリマー(高分子材料から構成された可撓性を有するプラスチック・フィルムやプラスチック・シート、プラスチック基板といった高分子材料の形態を有する)を挙げることができ、あるいは又、雲母を挙げることができる。このような可撓性を有する高分子材料から構成された基体を使用すれば、例えば曲面形状を有するディスプレイ装置や電子機器への半導体装置の組込みあるいは一体化が可能となる。あるいは又、基体(あるいは支持体)として、各種ガラス基板や、表面に絶縁層が形成された各種ガラス基板、石英基板、表面に絶縁層が形成された石英基板、表面に絶縁層が形成されたシリコン基板を挙げることができる。電気絶縁性の支持体としては、以上に説明した材料から適切な材料を選択すればよい。支持体として、その他、導電性基板(金等の金属、高配向性グラファイトから成る基板)を挙げることができる。また、本発明にあっては、半導体装置の構成、構造によっては、半導体装置が支持体上に設けられているが、この支持体も上述した材料から構成することができる。また、半導体装置を樹脂にて封止してもよい。
ここで、雲母とは、岩波書店出版の理化学辞典第5版によれば、輝石、角閃石にみられるSiO3鎖の重合が更に進み,全SiO44面体原子団が3つの頂点を共有して(Si410)の2次元シートを成す層状ケイ酸塩の代表であり、金雲母(phlogopite)、アナイト(annite)等の3個の8面体6配位イオンをもつ三8面体(trioctahedral)型と、白雲母(muscovite)、パラゴナイト(paragonite)等の二8面体(dioctahedral)型が存在する。基体(あるいは支持体)として雲母を用いれば、雲母と金属層等との間の密着性は良好であるが故に、所謂密着層の形成は不要となる。また、雲母は、高い弾力性、電気絶縁性、耐熱性を有しているし、劈開することによって広範囲に亙り原子レベルで平坦な表面を容易に得ることができ、基体(あるいは支持体)として最適な材料である。
本発明にあっては、微粒子は充填状態にて配列されているが、より好ましくは、微粒子は最密充填状態にて配列されていることが好ましい。ここで、より具体的には、「微粒子は充填状態にて配列されている」とは、微粒子と結合した有機半導体分子から成る導電路が、例えば少なくともソース/ドレイン電極間に形成される程度に、微粒子が配列している状態を云う。多少の空乏、格子の欠陥等があってもよいことは云うまでもない。また、「微粒子が最密充填状態にて配列されている」とは、微粒子を剛体とみなしたとき、その2次元平面、あるいは、3次元空間を物理的に占め得る最大の密度で規則的に配列している状態を云う。但し、ここでは、微粒子間には有機半導体分子が必ず存在するため、微粒子同士は接触していない。隣り合う微粒子間の表面間距離は、用いる有機半導体分子の長軸方向の長さと同じかそれ以下である。
更には、本発明にあっては、微粒子は基体の表面と略平行な面内において2次元的に規則的に配列されているが、より具体的には、このような2次元的に規則配列した層が、単層であっても、3次元的な最密充填状態で多層に存在していてもよい。「2次元的に規則的に配列されている」とは、少なくとも概ね微粒子1層分の厚みの空間内に粒径の揃った微粒子が充填状態で、好ましくは最密充填状態で、配列していることを意味する。尚、「基体の表面と略平行な面内、あるいは又、基体の表面と平行な面内」とは、基体の製造方法等によって基体の表面に微小凹凸が存在する場合、係る微小凹凸に対して実質的に平行であることを意味する。

本発明において、半導体装置を電界効果型トランジスタ(FET)とする場合、ゲート電極やソース/ドレイン電極、各種の配線を構成する材料として、白金(Pt)、金(Au)、パラジウム(Pd)、クロム(Cr)、ニッケル(Ni)、アルミニウム(Al)、銀(Ag)、タンタル(Ta)、タングステン(W)、銅(Cu)、チタン(Ti)、インジウム(In)、錫(Sn)等の金属、あるいは、これらの金属元素を含む合金、これらの金属から成る導電性粒子、これらの金属を含む合金の導電性粒子、不純物を含有したポリシリコン等の導電性物質を挙げることができるし、これらの元素を含む層の積層構造とすることもできる。更には、ゲート電極やソース/ドレイン電極、各種の配線を構成する材料として、ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)/ポリスチレンスルホン酸[PEDOT/PSS]といった有機材料(導電性高分子)を挙げることもできる。ゲート電極やソース/ドレイン電極、各種の配線を構成する材料は、微粒子と同じ材料であってもよいし、異なる材料であってもよい。
ゲート電極やソース/ドレイン電極、配線の形成方法として、これらを構成する材料にも依るが、物理的気相成長法(PVD法);MOCVD法を含む各種の化学的気相成長法(CVD法);スピンコート法;スクリーン印刷法やインクジェット印刷法といった印刷法;エアドクタコーター法、ブレードコーター法、ロッドコーター法、ナイフコーター法、スクイズコーター法、リバースロールコーター法、トランスファーロールコーター法、グラビアコーター法、キスコーター法、キャストコーター法、スプレーコーター法、スリットオリフィスコーター法、カレンダーコーター法、浸漬法といった各種コーティング法;スタンプ法;リフトオフ法;シャドウマスク法;電解メッキ法や無電解メッキ法あるいはこれらの組合せといったメッキ法;及び、スプレー法の内のいずれかと、必要に応じてパターニング技術との組合せを挙げることができる。尚、物理的気相成長法(PVD法)として、(a)電子ビーム加熱法、抵抗加熱法、フラッシュ蒸着等の各種真空蒸着法、(b)プラズマ蒸着法、(c)2極スパッタリング法、直流スパッタリング法、直流マグネトロンスパッタリング法、高周波スパッタリング法、マグネトロンスパッタリング法、イオンビームスパッタリング法、バイアススパッタリング法等の各種スパッタリング法、(d)DC(direct current)法、RF法、多陰極法、活性化反応法、電界蒸着法、高周波イオンプレーティング法、反応性イオンプレーティング法等の各種イオンプレーティング法を挙げることができる。
本発明において、半導体装置を電界効果型トランジスタ(FET)とする場合、ゲート絶縁層を構成する材料として酸化ケイ素系材料、窒化ケイ素(SiNY)、金属酸化物高誘電絶縁膜にて例示される無機系絶縁材料だけでなく、ポリメチルメタクリレート(PMMA)やポリビニルフェノール(PVP)、ポリビニルアルコール(PVA)にて例示される有機系絶縁材料を挙げることができるし、これらの組み合わせを用いることもできる。尚、酸化ケイ素系材料として、二酸化シリコン(SiOX)、BPSG、PSG、BSG、AsSG、PbSG、酸化窒化シリコン(SiON)、SOG(スピンオングラス)、低誘電率SiO2系材料(例えば、ポリアリールエーテル、シクロパーフルオロカーボンポリマー及びベンゾシクロブテン、環状フッ素樹脂、ポリテトラフルオロエチレン、フッ化アリールエーテル、フッ化ポリイミド、アモルファスカーボン、有機SOG)を例示することができる。
また、ゲート絶縁層の形成方法として、上述の各種PVD法;各種CVD法;スピンコート法;スクリーン印刷法やインクジェット印刷法といった印刷法;上述した各種コーティング法;浸漬法;キャスティング法;及び、スプレー法の内のいずれかを挙げることができる。あるいは又、ゲート絶縁層は、ゲート電極の表面を酸化あるいは窒化することによって形成することができるし、ゲート電極の表面に酸化膜や窒化膜を成膜することで得ることもできる。ゲート電極の表面を酸化する方法として、ゲート電極を構成する材料にも依るが、O2プラズマを用いた酸化法、陽極酸化法を例示することができる。また、ゲート電極の表面を窒化する方法として、ゲート電極を構成する材料にも依るが、N2プラズマを用いた窒化法を例示することができる。あるいは又、例えば、Au電極に対しては、一端をメルカプト基で修飾された直鎖状炭化水素のように、ゲート電極と化学的に結合を形成し得る官能基を有する絶縁性分子によって、浸漬法等の方法で自己組織的にゲート電極表面を被覆することで、ゲート電極の表面に絶縁膜を形成することもできる。
本発明の半導体装置を、ディスプレイ装置や各種の電子機器に適用、使用する場合、支持体に多数の半導体装置を集積したモノリシック集積回路としてもよいし、各半導体装置を切断して個別化し、ディスクリート部品として使用してもよい。
本発明においては、平滑な基体上での微粒子自身による自己組織化現象を積極的に利用して、微粒子の2次元規則配列化を達成させる。即ち、本発明によれば、微粒子が、基体の表面と略平行な面内において2次元的に規則的に、且つ、充填状態にて配列されており、しかも、これらの微粒子が有機半導体分子と結びついて導電路が形成されているので、微粒子内の導電路と有機半導体分子内の分子骨格に沿った導電路とが連結したネットワーク状の導電路を形成することができる。従って、導電路内の電荷移動が有機半導体分子の主鎖に沿った分子の軸方向で支配的に起こる構造となる。導電路には分子間の電子移動が含まれないため、従来の有機半導体材料を用いた半導体装置における低い移動度の原因であった分子間の電子移動によって移動度が制限されることがない。そのため、有機半導体分子内の軸方向の電荷移動を最大限に利用することができる。例えば、主鎖に沿って形成された共役系を有する分子を有機半導体分子として用いる場合、非局在化したπ電子による高い移動度を利用できる。
また、導電路は、常圧下で200゜C以下の低温プロセスで一層毎に形成することが可能であるが故に、所望の厚さを有する導電路を容易に形成でき、低コストで半導体装置を作製できる。
以下、図面を参照して、実施例に基づき本発明を説明する。
実施例1は、本発明の半導体装置、及び、本発明の第1の態様に係る半導体装置の製造方法に関する。実施例1の半導体装置の模式的な一部断面図を図1の(A)に示し、導電路20の概念図を図1の(B)に示す。
実施例1の半導体装置においては、図1の(B)に概念図を示すように、導体から成る微粒子21と、これらの微粒子21と結合した有機半導体分子22とによって構成された導電路20が基体(具体的には、ゲート絶縁層13)上に形成されている。そして、微粒子21は、基体(ゲート絶縁層13)の表面と略平行な面内において2次元的に規則的に、且つ、充填状態にて配列されている。具体的には、実施例1の半導体装置は、ボトムゲート型であり、且つ、一種のボトムコンタクト型のFET(より具体的には、TFT)であり、導電路20に加えられる電界によって導電路20の導電性が制御される。尚、電荷移動の概念図を図1の(A)に矢印で示す。
実施例1の半導体装置は、より具体的には、図1の(A)に模式的な一部断面図を示すように、
(A)支持体10上に形成されたゲート電極12、
(B)支持体10及びゲート電極12上に形成されたゲート絶縁層13(基体に相当する)、
(C)ゲート絶縁層13上に形成されたソース/ドレイン電極14、並びに、
(D)ソース/ドレイン電極14の間であってゲート絶縁層13上に形成され、導電路20によって構成されたチャネル形成領域15、
から構成されている。
実施例1の半導体装置の製造方法は、導体から成る微粒子21と、これらの微粒子21と結合した有機半導体分子22とによって構成される導電路20を基体(具体的には、ゲート絶縁層13)上に形成する工程を含む半導体装置の製造方法であって、微粒子21と有機半導体分子22とを結合させる前に、微粒子21を、基体(ゲート絶縁層13)の表面と略平行な面内において2次元的に規則的に、且つ、充填状態にて配列する微粒子配列・充填工程を備えている。尚、実施例1の半導体装置の製造方法にあっては、導電路20の導電性を制御するための電界を生成させる制御部(具体的には、ゲート電極12)を形成する工程を更に含む。
実施例1においては、導体から成る微粒子21として金微粒子(金ナノ粒子)を使用し、有機半導体分子22として、共役結合を有する有機半導体分子であって、分子の両端にチオール基(−SH)を有する4,4’−ビフェニルジチオール(BPDT)を用いる。また、基体は、ゲート絶縁層13(具体的には、SiO2)から成る。
本発明の半導体装置、及び、本発明の第1の態様に係る半導体装置の製造方法は、基本に、例えば金属から成る微粒子の2次元規則配列の達成が所謂有機トランジスタの性能向上に繋がるという考え方に基づいている。そして、微粒子の2次元規則配列(微粒子が、基体の表面と略平行な面内において2次元的に規則的に、且つ、充填状態にて配列されていること)を達成するために、実施例1においては、
(1)微粒子を含む溶液(例えば、微粒子コロイド溶液)を、例えばキャスト法やLB法で塗布し、塗布された微粒子コロイド溶液中の溶媒の蒸発速度を適切に制御することにより微粒子の密なる充填状態の配列を達成し、
しかも、
(2)微粒子のサイズばらつきが少ない、粒径の揃った微粒子を用いることにより、微粒子の2次元ネットワークを広い範囲において、且つ、長距離秩序を有する形態で達成する、
という2つの新しい手法を採用している。
平滑な基体上での微粒子自身による自己組織化現象を積極的に利用して、2次元規則配列化を達成させるためには、微粒子コロイド溶液を基体上に滴下した際の微粒子コロイド溶液中に含まれる溶媒の蒸発条件、及び、微粒子のサイズばらつきの度合いは、非常に重要な因子である。溶媒の蒸発速度が早すぎると、自己組織化による2次元規則配列化が達成される前に、微粒子がその場に取り残されてしまい、基体上を自由に動けなくなってしまう。一方、微粒子のサイズがまちまちだと、2次元配列に空隙ができ、最密充填にはならない。尚、「微粒子を最密充填に並べること」と、「その並び方に秩序性を持たせること」は同じことではない。
微粒子間を、一種、架橋する役割を果たす有機半導体分子は、その両端に、微粒子と結合可能な官能基を有している。ところで、微粒子間の距離が有機半導体分子の全長よりも長く、しかも、微粒子が基体上に固定され、移動できないような状態にあっては、導電パスがそこで切れることになり、その結果、有機半導体分子と微粒子によって構成された導電路の数が減少し、半導体装置の特性の劣化につながる。優れた特性を有する半導体装置を得ようとしたとき、この半導体装置が例えば電界効果型トランジスタ(FET)から構成されている場合、一方のソース/ドレイン電極から他方のソース/ドレイン電極まで、切れ目無く導電路が繋がっている必要がある。また、導電路の数がFETの特性向上に大きく影響する。
導電路の数を増加させるためには、微粒子同士が有機半導体分子の長さより近い距離で隣接しており、更には、微粒子が六方最密充填様に2次元規則配列していることが望ましい。より具体的には、有機半導体分子と結合する前の微粒子の表面は、鎖状の絶縁性有機分子から成る保護膜によって被覆されている。従って、微粒子間距離は、最も近接した場合でも、保護膜を構成する分子の長さの2倍程度(実際は分子が若干先端で重なるためそれよりは短くなる)離れている。そのようにして決められた微粒子間距離よりも、これらの微粒子を、一種、架橋する有機半導体分子の長さは長くないことが好ましい。
微粒子を金ナノ粒子から構成する場合を例にとり、以下、説明を行うが、微粒子は金ナノ粒子に限定するものではない。
《微粒子の基体への塗布》
金ナノ粒子の塗布法に関しては、金ナノ粒子を溶媒に分散させたコロイド溶液(以下、金ナノ粒子コロイド溶液と呼ぶ)を基体上に滴下して、溶媒が蒸発するときに、金ナノ粒子間に働く横毛管力による自己組織化現象を利用して2次元規則配列を達成する手法(キャスト法)が古くから採られてきた。このキャスト法は、プロセスが非常に簡便である反面、溶媒の蒸発速度が早すぎると、金ナノ粒子の自己組織化の速度を溶媒の蒸発速度が上回ってしまうため、金ナノ粒子がその場に取り残されてしまい、結果として金ナノ粒子の分布にムラができてしまうといった難点がある。
実施例1においては、微粒子を、基体の表面と略平行な面内において2次元的に規則的に、且つ、充填状態にて配列する工程(微粒子配置・充填工程)は、微粒子を含む溶液から成る薄膜を基体上に形成した後(即ち、キャスト法を実行した後)、薄膜に含まれる溶媒を蒸発させる工程から成り、薄膜に含まれる溶媒を蒸発させる工程においては、蒸発速度を制御しながら薄膜に含まれる溶媒を蒸発させる。また、微粒子を含む溶液から成る薄膜を形成する前に、基体の表面処理を行う。更には、微粒子を含む溶液から成る薄膜を形成する工程において、微粒子を含む溶液と基体との間の濡れ性を制御する。
実施例1においては、金ナノ粒子コロイド溶液に蒸気圧の低い有機物を混合することで、溶媒の蒸発速度を制御する(遅くする)(X. M. Lin, et al., J. Phys. Chem. B, 2001, 105, 3353 参照)。具体的には、アルキルアミン分子(例えば、ドデシルアミン)あるいはアルカンチオール分子(例えば、ドデカンチオール)から成る保護膜によって表面が被覆された金ナノ粒子コロイド溶液(溶媒:トルエン)を用いる場合、ドデカンチオールのようなトルエンに溶解し、且つ、蒸発し難い有機物を金ナノ粒子コロイド溶液に混入させることにより、金ナノ粒子コロイド溶液における溶媒蒸発速度を遅くすることができる。
こうして得られた金ナノ粒子の配列状態を示す走査型電子顕微鏡写真像を図8に掲げる。また、図9に、金ナノ粒子の粒径分布ヒストグラムを示す。尚、金ナノ粒子の平均粒径rAVEは9.2nm、標準偏差σは6.05nmである。図8に示す走査型電子顕微鏡写真像から、金ナノ粒子が基体上に密に詰まった状態にて配置されていることがわかる。但し、2次元的であって規則的な配列は達成されていない。2次元規則配列は、後述する《粒径の均一化》を同時に考慮することによって達成される。
あるいは又、溶媒の蒸気を満たした閉空間(シャーレ等)内でキャスト法を実行することで微粒子を含む溶液から成る薄膜を基体上に形成した後(即ち、キャスト法を実行した後)、薄膜に含まれる溶媒を蒸発させる。この工程において蒸発速度を制御しながら薄膜に含まれる溶媒を蒸発させることができるので、金ナノ粒子を基体上に密に詰まった状態にて配置させることもできる。
あるいは又、単純なキャスト法ではなく、リソグラフィ技術等によって基体表面に凹部を予め形成しておき、この凹部を含む基体表面に金ナノ粒子溶液を滴下させ、溶媒を蒸発させる方法、あるいは、基体表面に置かれたOリング等によって囲まれた基体表面部分に金ナノ粒子溶液を滴下させ、溶媒を蒸発させる方法を採用することもできる(N. D. Denkov, et al., Langmuir, 1992, 8, 3183 参照)。これらの方法を採用することで、一般的に見られる液滴の周辺部からの溶媒の蒸発とは異なり、中心部から溶媒の蒸発が始まる結果、均一なナノ粒子単層膜を形成することが可能となる。
あるいは又、微粒子配列・充填工程は、微粒子を含む溶液に基づき薄膜を成膜した後、該薄膜を基体上に転写する工程、即ち、所謂LB(Langmuir-Blodgett)法に類似した方法から構成してもよい。即ち、親水性溶媒(例えば水)上に疎水性表面を有する金ナノ粒子を単層で2次元規則配列を有するように浮かべ、あるいは、これとは逆に、疎水性溶媒上に親水性表面を有する金ナノ粒子を単層で2次元規則配列を有するように浮かべ、それをLB法のように基体上に転写する方法を採用してもよい(V. Santhanam, et al., Langmuir, 2003, 19, 7881 参照)。
一例として、後述する《粒径の均一化》を行った平均粒径12.2nmの、疎水性表面を有する金ナノ粒子を用いて、LB法に類似した方法により、即ち、水面に金ナノ粒子を含む溶液に基づき薄膜を成膜した後、薄膜に含まれる溶媒(具体的にはトルエン)を蒸発させることで形成した金ナノ粒子薄膜を、基体上に転写した。このとき、蒸発速度を制御しながら薄膜に含まれる溶媒を蒸発させた。具体的には、蒸発速度の制御は、水を入れた容器にガラス板で蓋をしてガラス板の隙間から金ナノ粒子を含む溶液を滴下することにより行った。このとき、水面と蓋の距離が約5mmになるように水の量を調節した。25cm×15cmの大きさの容器を用いた場合、50マイクロリットルのナノ粒子溶液を滴下すると、薄膜に含まれる溶媒は30秒〜1分ほどの時間で蒸発した。
水面に金ナノ粒子を含む溶液を滴下して薄膜を成膜した後、薄膜に含まれるトルエンを蒸発させることで形成した金ナノ粒子薄膜を、シリコン基板上に転写して得られた金ナノ粒子薄膜の光学顕微鏡写真像及び走査型電子顕微鏡写真像を、それぞれ、図10及び図11に示す。図10の光学顕微鏡写真像から、観察したほぼ全面に亙って、亀裂や空隙、あるいは、多層膜に起因するムラの無い、均一な金ナノ粒子薄膜が形成されていることが判る。また、図11の走査型電子顕微鏡写真像から、明るい点として観察された個々の金ナノ粒子が2次元規則配列している様子が判る。以上の観察結果から、後述する《粒径の均一化》を行った金ナノ粒子を用い、且つ、LB法に類似した方法によって金ナノ粒子薄膜を形成することにより、2次元的に規則的に、且つ、充填状態にて配列した金ナノ粒子層の形成を、100μmを超える広い領域において達成することが可能であることが確認された。
キャスト法における溶媒蒸発の際に、より効果的に自己組織化を促進させる2つの手段を、以下、説明する。
[基体の表面処理]
第1の手段は、基体と金ナノ粒子との相互作用を考慮した手段である。自己組織化によって金ナノ粒子の2次元様の構造を形成させる際、金ナノ粒子と基体との相互作用が重要となる。金ナノ粒子の表面状態は、主にその表面を被覆している保護膜を構成する分子の性質によって決定される。それ故、様々な保護膜を有する金ナノ粒子、例えば表面に疎水性を有する保護膜(保護膜を構成する分子が例えばアルキル基を有するもの)が形成された金ナノ粒子を用い、あるいは、表面に親水性を有する保護膜(保護膜を構成する分子が、例えばカルボキシ基、アミノ基あるいは水酸基を有するもの)が形成された金ナノ粒子を用い、更には、微粒子を含む溶液から成る薄膜を形成する前に基体の表面処理を行うことで基体の表面状態を最適化し、金ナノ粒子及び基体の振る舞いを変えることができ、キャスト法の実行に最も適した条件を得ることが可能となる(T. Teranishi, et al., Adv. Mater., 2001, 13, 1699 参照)。ここで、SiO2から成る基体の表面を親水化処理する場合、プラズマアッシング処理や、ピランハ溶液処理、酸素プラズマ処理、UV−オゾン処理による水酸基の導入を挙げることができる。一方、SiO2から成る基体の表面を疎水化処理する場合、例えば、末端に疎水基を有する処理剤(例えば、ヘキサメチルジシラザン[(CH33SiNHSi(CH33]、オクタデシルトリクロロシラン[C1837SiCl3])による表面処理を行えばよい。

[微粒子を含む溶液と基体との間の濡れ性の制御]
第2の手段は、微粒子を含む溶液と基体との間の濡れ性を制御することである。基体に対して溶液中の溶媒の濡れ性が良ければ溶媒は基体上を広がり、濡れ性が悪ければ溶媒は集まる。一般的に溶媒が基体に対してより広い範囲に広がった方が、基体上に微粒子を含む溶液から成る薄膜を形成した後、広い面積の薄膜の全体から溶媒が均一に蒸発する。濡れ性は、異なる溶媒を混合し、その混合比率を調整することにより、変化させることができ、これによって、基体上に金ナノ粒子を並べるのに最も適した濡れ性を得ることが可能となる。例えば、SiO2から成る基体上に金ナノ粒子のトルエン溶液をキャスト法にて塗布し、微粒子を含む溶液から成る薄膜を基体上に形成する場合、金ナノ粒子のトルエン溶液にエタノールを或る程度混合したとき、溶液が最も基体上で広がる。
《粒径の均一化》
サイズの揃った金ナノ粒子の作製方法は過去に数多く報告されているが、本発明においては、予め作製しておいた金ナノ粒子を改良することで得た均一な粒径を有する金ナノ粒子を用いている。実施例1においては、Leff らが提案した方法(ドデシルアミン(C1225NH2)を保護膜とする金ナノ粒子の作製法。D. V. Leff, et al., Langmuir, 1996, 12, 4723 参照)を採用した。そして、作製した金ナノ粒子コロイド溶液に対して、Lin らの提案している方法(X. M. Lin, et al., J. Nanoparticle Res., 2000, 2, 157 参照)を改良した方法を適用することにより金ナノ粒子の粒径の均一化を行った。
具体的には、以下の調製方法にて金ナノ粒子を得た。即ち、四塩化金酸(HAuCl4・3H2O)をイオン交換水に溶解する。次いで、この溶液を激しく攪拌しながら、トルエンに溶解した臭化テトラオクチルアンモニウム(N(C8174Br)をこの溶液中に添加する。次いで、トルエンに溶解したドデシルアミン(C1225NH2)をこの混合物中に加える。その後、激しく攪拌しているこの混合物中に、水素化ホウ素ナトリウム(NaBH4)をイオン交換水に溶解した溶液を滴下する。そして、12時間攪拌を続けた後、静置後、水層を分液漏斗で除去する。次いで、この溶液にトルエンとドデシルアミンを加えて、130゜Cで1時間、加熱還流する。その後、室温まで静置した後、エバポレーターで液量を減量し、次いで、エタノールを加えて、冷凍庫内で12時間静置する。そして、沈澱した金ナノ粒子を濾過により分離し、エタノールで洗浄後、トルエンに溶解する。
このように粒径を揃えた金ナノ粒子を用いて、更には、前述した溶媒蒸発速度制御方法(金ナノ粒子コロイド溶液に蒸気圧の低い有機物を混合することで溶媒の蒸発速度を制御する方法)で、微粒子を、基体の表面と略平行な面内において2次元的に規則的に、且つ、充填状態にて配列させた後、微粒子と有機半導体分子とを結合させたときの粒子配列状態を図12の走査型電子顕微鏡写真像に示す。また、図13に、金ナノ粒子の粒径分布ヒストグラムを示す。尚、金ナノ粒子の平均粒径rAVEは5.1nm、標準偏差σは0.61nm、σ/rAVE=0.12である。図12の走査型電子顕微鏡写真像から明らかなように、金ナノ粒子が密に詰まった状態となっているだけでなく、図8の走査型電子顕微鏡写真像と比較して、金ナノ粒子が周期性を持って2次元規則配列を取っていることが判る。即ち、微粒子を用いた有機半導体トランジスタにおいて、図12に示すように、微粒子を、広い範囲に亙って最密充填させた2次元ネットワークの形成が可能となる。
《金ナノ粒子と有機半導体分子との化学的な結合》
金ナノ粒子の保護膜分子としてはアルカンチオール分子(例えばドデカンチオール)が良く知られているが、一般に、金(Au)と硫黄(S)の結合力は強く、有機半導体分子で金ナノ粒子間を架橋する際に、保護膜を構成する分子を有機半導体分子で置き換えるのに時間がかかると考えられている。保護膜を構成する分子が、より弱く金(Au)と結合していれば(言い換えれば、置換され易いならば)、金ナノ粒子と有機半導体分子の結合が、よりスムーズに進行すると考えられる。
実施例1においては、それ故、金(Au)との結合力の弱いアルキルアミン分子(ドデシルアミン等)から成る保護膜で金ナノ粒子の表面を被覆した。金ナノ粒子コロイド溶液に過剰のチオール分子を混ぜたとき、アルカンチオール分子から成る保護膜によって被覆された金ナノ粒子よりも、アルキルアミン分子から成る保護膜によって被覆された金ナノ粒子の方が、より素早く、チオール分子によって保護膜が置換されることが、分析により明らかになった。尚、図14には、金ナノ粒子を配列させた基板を4,4’−ビフェニルジチオール(BPDT)の溶液に浸漬した時間による金ナノ粒子のプラズモン吸収の変化を示す。図14から、浸漬後、1分経過すると、殆どの金粒子が4,4’−ビフェニルジチオール(BPDT)によってリンクされていることが判る。また、4,4’−ビフェニルジチオール(BPDT)溶液に金ナノ粒子を配列させた基板を浸漬する前と浸漬した後のXPS(X線光電子分光)スペクトルを図15に示す。図15から、浸漬後、金粒子と4,4’−ビフェニルジチオールとの間に結合(Au−S)が形成されていることが判る。
実施例1においては、有機半導体分子22が末端に有する官能基が微粒子21と化学的に結合している。あるいは又、有機半導体分子22を、その末端の官能基によって、微粒子21と化学的に結合させる。より具体的には、有機半導体分子22が両端に有する官能基(実施例1においては、共役結合を有する有機半導体分子であって、4,4’−ビフェニルジチオール(BPDT)の両端に有するチオール基[−SH])によって有機半導体分子22と微粒子21とが化学的に(交互に)結合することで、あるいは、3次元的に化学的に(交互に)結合することで、ネットワーク状の導電路20が構築されている。そして、微粒子21と有機半導体分子22との結合体の単一層によって導電路20が構成され、あるいは又、微粒子21と有機半導体分子22との結合体の積層構造によって導電路20が構成されている。
即ち、微粒子21を、基体の表面と略平行な面内において2次元的に規則的に、且つ、充填状態にて配列させた後、有機半導体分子22を接触させる工程を1回行うことによって、微粒子21と有機半導体分子22との結合体の単一層を形成することができ、2回以上行うことによって、微粒子21と有機半導体分子22との結合体から成る層が積層され、結合体の積層構造を得ることができる。あるいは又、微粒子配列・充填工程を複数回、繰り返すことによって、微粒子21を、3次元的に規則的に、且つ、充填状態にて配列させた後、有機半導体分子22を接触させる工程を少なくとも1回行うことによって、微粒子21と有機半導体分子22との結合体から成る層が積層された結合体の積層構造を得ることができる。
即ち、チャネル形成領域15の形成工程においては、微粒子21の層を1層形成した後に、微粒子21に有機半導体分子22を接触させ、微粒子21と有機半導体分子22との結合体を形成させることにより、結合体の層が1層分形成される。このように、結合体の1層ずつの形成によってチャネル形成領域15を形成することができるので、この工程を何回繰り返すかで、所望の厚さを有するチャネル形成領域15を形成することができる。そして、こうして得られたチャネル形成領域15は、微粒子21と有機半導体分子22とがネットワーク状に結合された結合体から構成され、ゲート電極12に印加されるゲート電圧によってキャリア移動が制御される。具体的には、例えば、ゲート電極12に印加するゲート電圧を0ボルトとした場合、ソース/ドレイン電極14の間にソース/ドレイン電流が流れる。更には、ゲート電極12に印加するゲート電圧の向き(プラス又はマイナス)及び値を制御することで、ソース/ドレイン電極14の間に流れるソース/ドレイン電流を制御することができる。以下の実施例2〜実施例6において得られる半導体装置においても同様である。
ここで、チャネル形成領域15においては、微粒子21が有機半導体分子22によって2次元的あるいは3次元的に結びつけられ、微粒子21内の導電路と有機半導体分子22内の分子骨格に沿った導電路とが連結したネットワーク状の導電路20が形成されている。そして、図1の(B)の概念図に示すように、この導電路20には、従来の有機半導体から成るチャネル形成領域における低い移動度の原因であった分子間の電子移動が含まれず、しかも、分子内の電子移動は分子骨格に沿って形成された共役系を通じて行われるので、高い移動度が期待される。チャネル形成領域15における電子伝導は、図1の(A)の矢印に示すように、ネットワーク状の導電路20を通って行われ、チャネル形成領域15の導電性はゲート電極12に印加されるゲート電圧によって制御される。
チャネル形成領域15は、結合体の単一層としてもよいし、2層以上、10層程度の結合体の積層構造としてもよい。1層の厚さは、微粒子の粒径(数nm)と概ね同じである。微粒子21を平均粒径約10nmの金(Au)から構成し、10層の結合体の積層構造とする場合、チャネル形成領域15の厚さはおおよそ100nmとなる。従って、このような場合、ソース/ドレイン電極14の厚さは、100nm以上の厚さとすることが好ましい。尚、結合体の1層ずつを独立して形成することによってチャネル形成領域15を得ることができるので、各結合体毎、又は、結合体の積層構造毎に、微粒子21を構成する材料や微粒子21の平均粒径、有機半導体分子22を変えて、チャネル形成領域15の特性を制御してもよい。
以下、図2の(A)〜(D)を参照して、実施例1の半導体装置の製造方法の概要を説明する。
[工程−100]
先ず、支持体上にゲート電極12を形成する。具体的には、ガラス基板10の表面に形成されたSiO2から成る絶縁層11上に、ゲート電極12を形成すべき部分が除去されたレジスト層(図示せず)を、リソグラフィ技術に基づき形成する。その後、密着層としてのチタン(Ti)層(図示せず)、及び、ゲート電極12としての金(Au)層を、順次、真空蒸着法にて全面に成膜し、その後、レジスト層を除去する。こうして、所謂リフトオフ法に基づき、ゲート電極12を得ることができる。
[工程−110]
次に、ゲート電極12を含む支持体(より具体的には絶縁層11)上にゲート絶縁層13を形成する。具体的には、SiO2から成るゲート絶縁層13を、スパッタリング法に基づきゲート電極12及び絶縁層11上に形成する。ゲート絶縁層13の成膜を行う際、ゲート電極12の一部をハードマスクで覆うことによって、ゲート電極12の取出部(図示せず)をフォトリソグラフィ・プロセス無しで形成することができる。
[工程−120]
次に、ゲート絶縁層13の上に金(Au)層から成るソース/ドレイン電極14を形成する。具体的には、ゲート絶縁層13上に、ソース/ドレイン電極14を形成すべき部分が除去されたレジスト層をリソグラフィ技術に基づき形成する。そして、[工程−100]と同様にして、レジスト層及びゲート絶縁層13上に、密着層としてのチタン(Ti)層(図示せず)、及び、ソース/ドレイン電極14としての金(Au)層を、順次、真空蒸着法にて成膜し、その後、レジスト層を除去する。こうして、所謂リフトオフ法に基づき、ソース/ドレイン電極14を得ることができる(図2の(A)参照)。
[工程−130]
その後、微粒子21を含む溶液から成る薄膜を形成した後、薄膜に含まれる溶媒を蒸発させる。尚、薄膜に含まれる溶媒を蒸発させる工程において、蒸発速度を制御しながら薄膜に含まれる溶媒を蒸発させる。具体的には、先に説明した《粒径の均一化》によって得られたサイズの揃った微粒子21である金ナノ粒子から調製した金ナノ粒子コロイド溶液を使用して、先に説明した《微粒子の基体への塗布》を実行することによって、金(Au)から成る微粒子21を、基体(ゲート絶縁層13)の表面と略平行な面内において2次元的に規則的に、且つ、充填状態にて配列させる。この状態を模式的に図2の(B)に示す。尚、ドデシルアミンあるいはドデカンチオールから成る保護膜によって表面が被覆された金ナノ粒子を0.05重量%分散させ、ドデカンチオールを0.63重量%混入させた金ナノ粒子コロイド溶液(溶媒:トルエン)を使用することで、金ナノ粒子コロイド溶液における溶媒蒸発速度を遅くする。また、先に説明した[基体の表面処理]及び/又は[微粒子を含む溶液と基体との間の濡れ性の制御]といった各種を処理を行ってもよい。
[工程−140]
次いで、先に説明した《金ナノ粒子と有機半導体分子との化学的な結合》を実行する。具体的には、4,4’−ビフェニルジチオールから成る有機半導体分子22をモル濃度数mMにてトルエンに溶解した溶液にゲート絶縁層13を含む全体を浸漬した後、トルエンで洗浄して溶液を置換し、その後、溶媒を蒸発させる。このとき、保護膜を構成するドデシルアミンが4,4’−ビフェニルジチオールから成る有機半導体分子22によって置換され、有機半導体分子22が、その末端にあるチオール基(−SH)によって金ナノ粒子から成る微粒子21の表面に化学的に結合する。1個の微粒子21の表面には、多数の有機半導体分子22が微粒子21を包み込むように結合する。そして、それらの内の一部が、もう一方の分子末端にあるチオール基によって他の微粒子21とも結合するため、有機半導体分子22によって微粒子21が2次元ネットワーク状に連結された1層目の結合体層23が形成される。この状態を、模式的に図2の(C)に示す。
こうして、有機半導体分子22が両端に有する官能基によって有機半導体分子22と微粒子21とが化学的に(交互に)結合することで、ネットワーク状の導電路20が構築される。図2の(C)に示す状態にあっては、微粒子21と有機半導体分子22との結合体の単一層によって導電路20が構築されている。
[工程−150]
次に、必要に応じて、[工程−130]及び[工程−140]を所望の回数だけ繰り返す。こうして、有機半導体分子22が両端に有する官能基によって有機半導体分子22と微粒子21とが3次元的に化学的に(交互に)結合することで、ネットワーク状の導電路20が構築され、微粒子21と有機半導体分子22との結合体の積層構造によって導電路20が構成されている構造を得ることができる。尚、図2の(D)には、[工程−140]及び[工程−150]を3回、繰り返し、微粒子21と有機半導体分子22との結合体の3層の積層構造を得た状態を示している。
[工程−160]
最後に、全面にパッシベーション膜(図示せず)を形成することで、実施例1の半導体装置を完成させる。
実施例1の半導体装置においては、隣接する微粒子21の距離がどの微粒子21にあってもほぼ同一となり、微粒子間を単一種の有機半導体分子で繋ぐことが容易となる。その結果、ソース/ドレイン電極14間の導電パスの数を増加させることができるので、半導体装置の特性向上及び半導体装置の均一性向上を図ることができる。しかも、基体処理のプロセスが簡略化され、キャスト法という浸漬法に比べて比較的短時間で完了する手段を用いて微粒子配列・充填工程を実行するので、プロセス時間を短縮することが可能となる。更には、実施例1の半導体装置の製造方法における各工程の温度を200゜C以下に抑えることができるので、半導体装置を構成する全てを有機化合物から構成することも可能となる。
実施例2は、実施例1の変形である。実施例2の半導体装置は、ボトムゲート型であり、且つ、一種のトップコンタクト型のFET(具体的には、TFT)である。
以下、図3の(A)及び(B)を参照して、実施例2の半導体装置の製造方法の概要を説明する。
[工程−200]
先ず、実施例1の[工程−100]と同様にして、支持体上にゲート電極12を形成した後、実施例1の[工程−110]と同様にして、ゲート電極12を含む支持体(より具体的には絶縁層11)上にゲート絶縁層13を形成する。
[工程−210]
次に、実施例1の[工程−130]〜[工程−140]を実行することで、微粒子21を、基体に相当するゲート絶縁層13の表面と略平行な面内において2次元的に規則的に、且つ、充填状態にて配列し、次いで、微粒子21と有機半導体分子22とを化学的に結合させる。こうして、有機半導体分子22によって微粒子21が2次元ネットワーク状に連結された1層目の結合体層23から成る導電路20を形成することができ、チャネル形成領域構成層15Aを得ることができる。即ち、ソース/ドレイン電極14を形成すべきゲート絶縁層13の部分の上にチャネル形成領域15を形成することができる。この状態を、模式的に図3の(A)に示す。更に、必要に応じて、実施例1の[工程−150]と同様に、実施例1の[工程−130]及び[工程−140]を所望の回数だけ繰り返す。
[工程−220]
その後、チャネル形成領域構成層15Aの上に、チャネル形成領域15を挟むようにソース/ドレイン電極14を形成する(図3の(B)参照)。具体的には、全面に、密着層としてのチタン(Ti)層(図示せず)、及び、ソース/ドレイン電極14としての金(Au)層を、順次、真空蒸着法に基づき形成する。ソース/ドレイン電極14の成膜を行う際、チャネル形成領域構成層15Aの一部をハードマスクで覆うことによって、ソース/ドレイン電極14をフォトリソグラフィ・プロセス無しで形成することができる。
[工程−230]
最後に、全面にパッシベーション膜(図示せず)を形成することで、実施例2の半導体装置を完成させる。
実施例3は、本発明の第1の態様及び第2の態様に係る半導体装置の製造方法に関する。実施例3においては、実施例1と異なり、基体を、SiO2の代わりに、劈開した雲母(具体的には、表面が平滑で、且つ、0.05mm程度以上の厚さになるよう劈開し、表面に付いた微細なゴミを窒素ガス等を吹きつけ、除去し、必要に応じて雲母中に含まれる水分を除去し、表面を清浄化するために500゜C程度で数時間アニールを行ったもの)から構成する。実施例3においても、実施例1と同様に、導体から成る微粒子41として金微粒子(金ナノ粒子)を使用し、有機半導体分子42として、共役結合を有する有機半導体分子であって、分子の両端にチオール基(−SH)を有する4,4’−ビフェニルジチオール(BPDT)を用いる。尚、後述する実施例4〜実施例6においても同様とする。
実施例3の半導体装置の製造方法によって得られる半導体装置は、図4の(C)に模式的な一部断面図を示すように、トップゲート型であって、一種のボトムコンタクト型のFET(より具体的には、TFT)であり、
(A)基体30上に形成されたソース/ドレイン電極34、
(B)ソース/ドレイン電極34の間の基体30上に形成され、導電路40によって構成されたチャネル形成領域35、
(C)ソース/ドレイン電極34及びチャネル形成領域35上に形成されたゲート絶縁層33、並びに、
(D)ゲート絶縁層33上に形成されたゲート電極32、
を備えている。
ここで、導電路40は、実施例1と同様に、導体から成る微粒子(具体的には、金ナノ粒子)41と、これらの微粒子41と結合した有機半導体分子42とによって構成されており、微粒子41は、基体30の表面と略平行な面内において2次元的に規則的に、且つ、充填状態にて配列されている。そして、ゲート電極32に印加されるゲート電圧に基づき、導電路40に加えられる電界によって導電路40の導電性が制御される。
以下、図4の(A)〜(C)を参照して、実施例3の半導体装置の製造方法を説明する。
[工程−300]
先ず、劈開した雲母から成る基体30上にソース/ドレイン電極34を形成する(図4の(A)参照)。具体的には、基体30上に、ソース/ドレイン電極34としての金(Au)層を真空蒸着法に基づき形成する。ソース/ドレイン電極34の成膜を行う際、基体30の一部をハードマスクで覆うことによって、ソース/ドレイン電極34をフォトリソグラフィ・プロセス無しで形成することができる。尚、雲母と金層との間の密着性は良好であるが故に、密着層の形成は不要である。
[工程−310]
その後、ソース/ドレイン電極34の間の基体30上に、導電路40によって構成されたチャネル形成領域35を形成する。具体的には、実施例1の[工程−130]〜[工程−140]を実行することで、微粒子41を、基体30の表面と略平行な面内において2次元的に規則的に、且つ、充填状態にて配列し、次いで、微粒子41と有機半導体分子42とを化学的に結合させる。こうして、有機半導体分子42によって微粒子41が2次元ネットワーク状に連結された1層目の結合体層から成る導電路40を形成することができる。即ち、ソース/ドレイン電極34の間の基体30上にチャネル形成領域35を形成することができる。この状態を、模式的に図4の(B)に示す。更に、必要に応じて、実施例1の[工程−150]と同様に、実施例1の[工程−130]及び[工程−140]を所望の回数だけ繰り返す。
[工程−320]
次いで、ソース/ドレイン電極34及びチャネル形成領域35上にゲート絶縁層33を形成する。具体的には、PVAをスピンコーティング法にて全面に成膜することで、ゲート絶縁層33を得ることができる。
[工程−330]
その後、ゲート絶縁層33上にゲート電極32を形成する。具体的には、密着層としてのチタン(Ti)層(図示せず)、及び、ゲート電極32としての金(Au)層を、順次、真空蒸着法にて全面に成膜する。ゲート電極32の成膜を行う際、ゲート絶縁層33の一部をハードマスクで覆うことによって、ゲート電極32をフォトリソグラフィ・プロセス無しで形成することができる。こうして、図4の(C)に示す構造を得ることができる。
実施例4は、本発明の第1の態様及び第3の態様に係る半導体装置の製造方法に関する。
実施例4の半導体装置の製造方法によって得られる半導体装置は、図5の(C)に模式的な一部断面図を示すように、トップゲート型であって、一種のトップコンタクト型のFET(より具体的には、TFT)であり、
(A)基体30上に形成され、導電路40によって構成されたチャネル形成領域35を含むチャネル形成領域構成層35A、
(B)チャネル形成領域構成層35A上に形成されたソース/ドレイン電極34、
(C)ソース/ドレイン電極34及びチャネル形成領域35上に形成されたゲート絶縁層33、並びに、
(D)ゲート絶縁層33上に形成されたゲート電極32、
を備えている。
ここで、導電路40は、実施例1と同様に、導体から成る微粒子(具体的には、金ナノ粒子)41と、これらの微粒子41と結合した有機半導体分子42とによって構成されており、微粒子41は、基体30の表面と略平行な面内において2次元的に規則的に、且つ、充填状態にて配列されている。そして、ゲート電極32に印加されるゲート電圧に基づき、導電路40に加えられる電界によって導電路40の導電性が制御される。
以下、図5の(A)〜(C)を参照して、実施例4の半導体装置の製造方法を説明する。
[工程−400]
先ず、劈開した雲母から成る基体30上にチャネル形成領域35を構成するチャネル形成領域構成層35Aを形成する。具体的には、実施例1の[工程−130]〜[工程−140]を実行することで、微粒子41を、基体30の表面と略平行な面内において2次元的に規則的に、且つ、充填状態にて配列し、次いで、微粒子41と有機半導体分子42とを化学的に結合させる。こうして、有機半導体分子42によって微粒子41が2次元ネットワーク状に連結された1層目の結合体層から成る導電路40を形成することができる。即ち、基体30上にチャネル形成領域35を構成するチャネル形成領域構成層35Aを形成することができる。この状態を、模式的に図5の(A)に示す。更に、必要に応じて、実施例1の[工程−150]と同様に、実施例1の[工程−130]及び[工程−140]を所望の回数だけ繰り返す。
[工程−410]
その後、チャネル形成領域構成層35Aの上に、チャネル形成領域35を挟むようにソース/ドレイン電極34を形成する。具体的には、全面に、密着層としてのチタン(Ti)層(図示せず)、及び、ソース/ドレイン電極34としての金(Au)層を、順次、真空蒸着法に基づき形成する(図5の(B)参照)。ソース/ドレイン電極34の成膜を行う際、チャネル形成領域構成層35Aの一部をハードマスクで覆うことによって、ソース/ドレイン電極34をフォトリソグラフィ・プロセス無しで形成することができる。
[工程−420]
次いで、ソース/ドレイン電極34及びチャネル形成領域35上に、実施例3の[工程−320]と同様にして、ゲート絶縁層33を形成する。
[工程−430]
その後、ゲート絶縁層33上にゲート電極32を形成する。具体的には、密着層としてのチタン(Ti)層(図示せず)、及び、ゲート電極32としての金(Au)層を、順次、真空蒸着法にて全面に成膜する。ゲート電極32の成膜を行う際、ゲート絶縁層33の一部をハードマスクで覆うことによって、ゲート電極32をフォトリソグラフィ・プロセス無しで形成することができる。こうして、図5の(C)に示す構造を得ることができる。
実施例5は、本発明の第1の態様及び第4の態様に係る半導体装置の製造方法に関する。
実施例5の半導体装置の製造方法によって得られる半導体装置は、図6の(C)に模式的な一部断面図を示すように、トップゲート型であって、一種のボトムコンタクト型のFET(より具体的には、TFT)であり、
(A)電気絶縁性の支持体50上に形成され、導電路40によって構成されたチャネル形成領域55を含むチャネル形成領域構成層55A、
(B)チャネル形成領域構成層55A上に形成されたソース/ドレイン電極54、
(C)ソース/ドレイン電極54及びチャネル形成領域55上に形成されたゲート絶縁層53(基体53Aに相当する)、並びに、
(D)ゲート絶縁層53上に形成されたゲート電極52、
を備えている。
ここで、導電路40は、実施例1と同様に、導体から成る微粒子(具体的には、金ナノ粒子)41と、これらの微粒子41と結合した有機半導体分子42とによって構成されており、微粒子41は、基体53Aであるゲート絶縁層53の表面と略平行な面内において2次元的に規則的に、且つ、充填状態にて配列されている。そして、ゲート電極52に印加されるゲート電圧に基づき、導電路40に加えられる電界によって導電路40の導電性が制御される。
以下、図6の(A)〜(C)を参照して、実施例5の半導体装置の製造方法を説明する。
[工程−500]
先ず、ゲート絶縁層53を構成する基体53Aの一方の面上にソース/ドレイン電極54を形成する。具体的には、劈開した雲母から成る基体53A上に、ソース/ドレイン電極54としての金(Au)層を真空蒸着法に基づき形成する。ソース/ドレイン電極54の成膜を行う際、基体53Aの一部をハードマスクで覆うことによって、ソース/ドレイン電極54をフォトリソグラフィ・プロセス無しで形成することができる。尚、雲母と金層との間の密着性は良好であるが故に、密着層の形成は不要である。
[工程−510]
その後、ソース/ドレイン電極54の間の基体53Aの一方の面上に、導電路40によって構成されたチャネル形成領域55を形成する。具体的には、実施例1の[工程−130]〜[工程−140]を実行することで、微粒子41を、基体53Aの表面と略平行な面内において2次元的に規則的に、且つ、充填状態にて配列し、次いで、微粒子41と有機半導体分子42とを化学的に結合させる。こうして、有機半導体分子42によって微粒子41が2次元ネットワーク状に連結された1層目の結合体層から成る導電路40を形成することができる。即ち、ソース/ドレイン電極54の間の基体53A上にチャネル形成領域55を形成することができる。この状態を、模式的に図6の(A)に示す。更に、必要に応じて、実施例1の[工程−150]と同様に、実施例1の[工程−130]及び[工程−140]を所望の回数だけ繰り返す。
[工程−520]
次いで、ソース/ドレイン電極54及びチャネル形成領域55上に電気絶縁性の支持体(パッシベーション膜)50を形成する。電気絶縁性の支持体50は、例えば、PVD法にて成膜された酸化ケイ素系材料(例えば、SiOX)や窒化ケイ素(SiNY)から構成することができる。こうして、図6の(A)に示す構造を得ることができる。尚、その後、パッシベーション膜50上に剛性の高い支持体(図示せず)を密着させることが好ましい。
[工程−530]
その後、雲母から成る基体53Aを劈開し、あるいは、エッチングすることで、薄層化し、ゲート絶縁層53を得る(図6の(B)参照)。
[工程−540]
次いで、ゲート絶縁層53を構成する基体53Aの他方の面上にゲート電極52を形成する。具体的には、ゲート絶縁層53を構成する基体53Aの他方の面上に、ゲート電極52としての金(Au)層を真空蒸着法に基づき形成する。ゲート電極52の成膜を行う際、ゲート絶縁層53を構成する基体53Aの他方の面の一部をハードマスクで覆うことによって、ゲート電極52をフォトリソグラフィ・プロセス無しで形成することができる。尚、雲母と金層との間の密着性は良好であるが故に、密着層の形成は不要である。
実施例6は、本発明の第1の態様及び第5の態様に係る半導体装置の製造方法に関する。
実施例6の半導体装置の製造方法によって得られる半導体装置は、図7の(C)に模式的な一部断面図を示すように、トップゲート型であって、一種のトップコンタクト型のFET(より具体的には、TFT)であり、
(A)電気絶縁性の支持体50上に形成されたソース/ドレイン電極54、
(B)ソース/ドレイン電極54の間に形成され、導電路40によって構成されたチャネル形成領域55、
(C)ソース/ドレイン電極54及びチャネル形成領域55上に形成されたゲート絶縁層53(基体53Aに相当する)、並びに、
(D)ゲート絶縁層53上に形成されたゲート電極52、
を備えている。
ここで、導電路40は、実施例1と同様に、導体から成る微粒子(具体的には、金ナノ粒子)41と、これらの微粒子41と結合した有機半導体分子42とによって構成されており、微粒子41は、基体53Aであるゲート絶縁層53の表面と略平行な面内において2次元的に規則的に、且つ、充填状態にて配列されている。そして、ゲート電極52に印加されるゲート電圧に基づき、導電路40に加えられる電界によって導電路40の導電性が制御される。
以下、図7の(A)〜(C)を参照して、実施例6の半導体装置の製造方法を説明する。
[工程−600]
先ず、ゲート絶縁層を構成する基体53A(劈開した雲母から成る)の一方の面上に、チャネル形成領域55を構成するチャネル形成領域構成層55Aを形成する。具体的には、実施例1の[工程−130]〜[工程−140]を実行することで、微粒子41を、基体53Aの表面と略平行な面内において2次元的に規則的に、且つ、充填状態にて配列し、次いで、微粒子41と有機半導体分子42とを化学的に結合させる。こうして、有機半導体分子42によって微粒子41が2次元ネットワーク状に連結された1層目の結合体層から成る導電路40を形成することができる。即ち、基体53A上にチャネル形成領域55を構成するチャネル形成領域構成層55Aを形成することができる。更に、必要に応じて、実施例1の[工程−150]と同様に、実施例1の[工程−130]及び[工程−140]を所望の回数だけ繰り返す。
[工程−610]
その後、チャネル形成領域構成層55Aの上に、チャネル形成領域55を挟むようにソース/ドレイン電極54を形成する。具体的には、全面に、密着層としてのチタン(Ti)層(図示せず)、及び、ソース/ドレイン電極54としての金(Au)層を、順次、真空蒸着法に基づき形成する。ソース/ドレイン電極54の成膜を行う際、チャネル形成領域構成層55Aの一部をハードマスクで覆うことによって、ソース/ドレイン電極54をフォトリソグラフィ・プロセス無しで形成することができる。
[工程−620]
次いで、ソース/ドレイン電極54及びチャネル形成領域55上に電気絶縁性の支持体(パッシベーション膜)50を形成する。電気絶縁性の支持体50は、例えば、PVD法にて成膜された酸化ケイ素系材料(例えば、SiOX)や窒化ケイ素(SiNY)から構成することができる。こうして、図7の(A)に示す構造を得ることができる。尚、その後、パッシベーション膜50上に剛性の高い支持体(図示せず)を密着させることが好ましい。
[工程−630]
その後、雲母から成る基体53Aを劈開し、あるいは、エッチングすることで、薄層化し、ゲート絶縁層53を得る(図7の(B)参照)。
[工程−640]
次いで、ゲート絶縁層53を構成する基体53Aの他方の面上にゲート電極52を形成する。具体的には、ゲート絶縁層53を構成する基体53Aの他方の面上に、ゲート電極52としての金(Au)層を真空蒸着法に基づき形成する。ゲート電極52の成膜を行う際、ゲート絶縁層53を構成する基体53Aの他方の面の一部をハードマスクで覆うことによって、ゲート電極52をフォトリソグラフィ・プロセス無しで形成することができる。尚、雲母と金層との間の密着性は良好であるが故に、密着層の形成は不要である。
以上、本発明を好ましい実施例に基づき説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。半導体装置の構造や構成、製造条件は例示であり、適宜変更することができる。本発明によって得られた電界効果型トランジスタ(FET)を、ディスプレイ装置や各種の電子機器に適用、使用する場合、支持体や支持部材に多数のFETを集積したモノリシック集積回路としてもよいし、各FETを切断して個別化し、ディスクリート部品として使用してもよい。微粒子は、金(Au)に限定するものではなく、他の金属(例えば、銀や白金)、あるいは、半導体としての硫化カドミウム、セレン化カドミウム、シリコンだけでなく、ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)/ポリスチレンスルホン酸[PEDOT/PSS]、ポリチオフェン、ポリアニリン等の導電性有機材料から構成することもできる。また、有機半導体分子も4,4’−ビフェニルジチオール(BPDT)に限定するものではない。
図1の(A)は、実施例1の半導体装置の模式的な一部断面図であり、図1の(B)は、微粒子と有機半導体分子とによって構成されている導電路Aの概念図である。 図2の(A)〜(D)は、実施例1の半導体装置の製造方法を説明するための支持体等の模式的な一部断面図である。 図3の(A)及び(B)は、実施例2の半導体装置の製造方法を説明するための支持体等の模式的な一部断面図である。 図4の(A)〜(C)は、実施例3の半導体装置の製造方法を説明するための支持体等の模式的な一部断面図である。 図5の(A)〜(C)は、実施例4の半導体装置の製造方法を説明するための支持体等の模式的な一部断面図である。 図6の(A)〜(C)は、実施例5の半導体装置の製造方法を説明するための支持体等の模式的な一部断面図である。 図7の(A)〜(C)は、実施例6の半導体装置の製造方法を説明するための支持体等の模式的な一部断面図である。 図8は、金ナノ粒子の2次元配列の走査型電子顕微鏡写真像である。 図9は、図8の走査型電子顕微鏡写真像から得られた金ナノ粒子の粒径分布ヒストグラムを示すグラフである。 図10は、LB法に類似した方法にて得られた金ナノ粒子薄膜の光学顕微鏡写真像である。 図11は、LB法に類似した方法にて得られた金ナノ粒子薄膜の走査型電子顕微鏡写真像である。 図12は、金ナノ粒子を、基体の表面と略平行な面内において2次元的に規則的に配列し、且つ、充填した後、金ナノ粒子と有機半導体分子とを結合させた状態の走査型電子顕微鏡による粒子の2次元規則配列の様子を示す走査型電子顕微鏡写真像である。 図13は、図12の走査型電子顕微鏡写真像から得られた金ナノ粒子の粒径分布ヒストグラムを示すグラフである。 図14は、金ナノ粒子を配列させた基板を4,4’−ビフェニルジチオール(BPDT)の溶液に浸漬した時間による金ナノ粒子のプラズモン吸収の変化を示すグラフである。 図15は、4,4’−ビフェニルジチオール(BPDT)溶液に金ナノ粒子を配列させた基板を浸漬する前と浸漬した後のXPS(X線光電子分光)スペクトル図である。
符号の説明
10,50・・・支持体、11・・・絶縁層、12,32,52・・・ゲート電極、13,33,53・・・ゲート絶縁層、14,34,54・・・ソース/ドレイン電極、15,35,55・・・チャネル形成領域、15A,35A,55A・・・チャネル形成領域構成層、20,40・・・導電路、21,41・・・微粒子、22,42・・・有機半導体分子、23・・・結合体層、30,53A・・・基体

Claims (16)

  1. 導体又は半導体から成る微粒子と、該微粒子と結合した有機半導体分子とによって構成される導電路を基体上に形成する工程を含む半導体装置の製造方法であって、
    粒子を、基体の表面と平行な面内において2次元的に規則的に、且つ、充填状態にて配列した後、有機半導体分子の溶液に微粒子を浸漬することで微粒子と有機半導体分子とを化学的に結合させ、以て、微粒子内の導電路と有機半導体分子内の分子骨格に沿った導電路とが連結したネットワーク状の導電路を形成する微粒子配列・充填・導電路形成工程を備えていることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 微粒子配列・充填・導電路形成工程は、微粒子を含む溶液から成る薄膜を基体上に形成した後、薄膜に含まれる溶媒を蒸発させる工程から成ることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 微粒子配列・充填・導電路形成工程は、微粒子を含む溶液に基づき薄膜を成膜した後、該薄膜を基体上に転写する工程から成ることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 微粒子配列・充填・導電路形成工程の実行後、有機半導体分子を接触させる工程を少なくとも1回行うことによって、微粒子と有機半導体分子とを結合させることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 微粒子の平均粒径をrAVE、微粒子の粒径の標準偏差をσとしたとき、σ/rAVE≦0.5を満足することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 有機半導体分子を、その末端の官能基によって、微粒子と化学的に結合させることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  7. 微粒子は、導体としての金、銀、白金、銅、アルミニウム、パラジウム、クロム、ニッケル、又は、鉄から成り、あるいは、これらの金属から構成された合金から成ることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  8. 微粒子は、半導体としての硫化カドミウム、セレン化カドミウム、テルル化カドミウム、ガリウム砒素、酸化チタン、又は、シリコンから成ることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  9. 有機半導体分子は、共役結合を有する有機半導体分子であって、分子の両端に、チオール基(−SH)、アミノ基(−NH2)、イソシアノ基(−NC)、シアノ基(−CN)、チオアセチル基(−SCOCH3)、又は、カルボキシ基(−COOH)を有することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  10. 基体は、酸化ケイ素系材料、酸化アルミニウム、又は、有機ポリマーから成ることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  11. 基体は、雲母から成ることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  12. 導電路の導電性を制御するための電界を生成させる制御部を形成する工程を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  13. 基体上にソース/ドレイン電極を形成した後、
    ソース/ドレイン電極の間の基体上にチャネル形成領域を形成し、
    次いで、ソース/ドレイン電極及びチャネル形成領域上にゲート絶縁層を形成した後、
    ゲート絶縁層上にゲート電極を形成する工程から成り、
    チャネル形成領域は、導電路によって構成されており、
    該導電路は、導体又は半導体から成る微粒子と、該微粒子と結合した有機半導体分子とによって構成され、ゲート電極に印加される電圧によって導電性が制御され、
    粒子を、基体の表面と平行な面内において2次元的に規則的に、且つ、充填状態にて配列した後、微粒子と有機半導体分子とを結合させ、以て、微粒子内の導電路と有機半導体分子内の分子骨格に沿った導電路とが連結したネットワーク状の導電路を形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  14. 基体上にチャネル形成領域を構成するチャネル形成領域構成層を形成した後、
    チャネル形成領域構成層上に、チャネル形成領域を挟むようにソース/ドレイン電極を形成し、
    次いで、ソース/ドレイン電極及びチャネル形成領域上にゲート絶縁層を形成した後、
    ゲート絶縁層上にゲート電極を形成する工程から成り、
    チャネル形成領域は、導電路によって構成されており、
    該導電路は、導体又は半導体から成る微粒子と、該微粒子と結合した有機半導体分子とによって構成され、ゲート電極に印加される電圧によって導電性が制御され、
    粒子を、基体の表面と平行な面内において2次元的に規則的に、且つ、充填状態にて配列した後、有機半導体分子の溶液に微粒子を浸漬することで微粒子と有機半導体分子とを化学的に結合させ、以て、微粒子内の導電路と有機半導体分子内の分子骨格に沿った導電路とが連結したネットワーク状の導電路を形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  15. ゲート絶縁層を構成する基体の一方の面上にソース/ドレイン電極を形成した後、
    ソース/ドレイン電極の間の基体の一方の面上にチャネル形成領域を形成し、
    次いで、ソース/ドレイン電極及びチャネル形成領域上に電気絶縁性の支持体を形成した後、
    ゲート絶縁層を構成する基体の他方の面上にゲート電極を形成する工程から成り、
    チャネル形成領域は、導電路によって構成されており、
    該導電路は、導体又は半導体から成る微粒子と、該微粒子と結合した有機半導体分子とによって構成され、ゲート電極に印加される電圧によって導電性が制御され、
    粒子を、基体の表面と平行な面内において2次元的に規則的に、且つ、充填状態にて配列した後、有機半導体分子の溶液に微粒子を浸漬することで微粒子と有機半導体分子とを化学的に結合させ、以て、微粒子内の導電路と有機半導体分子内の分子骨格に沿った導電路とが連結したネットワーク状の導電路を形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  16. ゲート絶縁層を構成する基体の一方の面上にチャネル形成領域を構成するチャネル形成領域構成層を形成した後、
    チャネル形成領域構成層上に、チャネル形成領域を挟むようにソース/ドレイン電極を形成し、
    次いで、ソース/ドレイン電極及びチャネル形成領域上に電気絶縁性の支持体を形成した後、
    ゲート絶縁層を構成する基体の他方の面上にゲート電極を形成する工程から成り、
    チャネル形成領域は、導電路によって構成されており、
    該導電路は、導体又は半導体から成る微粒子と、該微粒子と結合した有機半導体分子とによって構成され、ゲート電極に印加される電圧によって導電性が制御され、
    粒子を、基体の表面と平行な面内において2次元的に規則的に、且つ、充填状態にて配列した後、有機半導体分子の溶液に微粒子を浸漬することで微粒子と有機半導体分子とを化学的に結合させ、以て、微粒子内の導電路と有機半導体分子内の分子骨格に沿った導電路とが連結したネットワーク状の導電路を形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
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