JP4832832B2 - 内視鏡用冷却装置 - Google Patents
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Description
本発明に係る内視鏡用冷却装置は、内視鏡が有する挿入部先端部を冷却する冷却用流体の供給源と、前記挿入部先端部に外挿する透明なチューブと、前記供給源と前記チューブとに接続される前記冷却用流体の供給路とを備え、前記チューブを前記挿入部先端部に外挿した際に、前記挿入部先端部の外周面との嵌合部と、前記供給路と連通された流通路とが形成されるとともに、前記チューブの先端が前記挿入部先端部の先端よりも先端側に突出するように形成されていることを特徴とする。
また、挿入部先端部の先端面にも冷却用流体を流すことができ、より効率的な冷却を行うことができる。この際、チューブが透明なので、チューブが視野を妨げることのない観察を行うことができる。
本参考例に係る内視鏡用冷却装置1は、内視鏡2が有する挿入部3の挿入部先端部5を冷却する冷却用の空気(冷却用流体)の供給源6と、挿入部先端部5の外周面と嵌合される嵌合部7と空気が流れる流通路8とが内周面に配されて挿入部先端部5に外挿されるチューブ10と、供給源6と流通路8とにそれぞれ接続される空気の供給路11とを備えている。
供給源6は、空気を冷却するための冷却源12と、冷却源12に圧縮空気を供給するためのコンプレッサー13とを備えている。冷却源12には、コンプレッサー13からの空気を取り込むための取入口12Aと、供給路11と接続される排出口12Bとが配されており、圧縮空気を入れることで冷却された空気が排出される。
まず、チューブ10と供給源6とが供給路11によって接続された状態とされたチューブ10に、内視鏡2の挿入部3を挿通して、チューブ10の先端と挿入部3の先端とが同一面となる位置に固定する。
なお、上述した第1の参考例と同様の構成要素には同一符号を付すとともに説明を省略する。
第2の参考例と第1の参考例との異なる点は、本参考例に係る内視鏡用冷却装置20のチューブ21の断面が、挿入部先端部5と同じ円形であり、チューブ21の内周面には、軸線方向に延びる複数の凸部22が嵌合部として配されているとした点である。
この内視鏡用冷却装置20も上記第1の参考例と同様の作用・効果を奏することができる。特に、チューブ21の断面形状が挿入部先端部5と同じ円形なので、第1の参考例の場合よりも小径化を図ることができる。また、凸部22以外の内周面で挿入部先端部5と嵌合されるので、第1の参考例の場合よりもチューブ21を挿入部3に安定して保持させることができる。
なお、上述した他の参考例と同様の構成要素には同一符号を付すとともに説明を省略する。
第3の参考例と第2の参考例との異なる点は、本参考例に係る内視鏡用冷却装置30のチューブ31の内周面が挿入部先端部5の外周面と嵌合可能に形成され、チューブ31の内周面に凹部32が形成されて流通路33となっている点である。
なお、上述した参考例と同様の構成要素には同一符号を付すとともに説明を省略する。
本実施形態と第3の参考例との異なる点は、本実施形態に係る内視鏡用冷却装置40のチューブ41が透明とされて、チューブ41の先端41aが挿入部先端部5の先端面5aよりも先端側に突出するように形成されているとした点である。
なお、上述した他の参考例および実施形態と同様の構成要素には同一符号を付すとともに説明を省略する。
第4の参考例と上記実施形態との異なる点は、本参考例に係る内視鏡用冷却装置50のチューブ51における嵌合部52が、円環状ではなくコイル状に形成されているとした点である。
この内視鏡用冷却装置50も上記第1及び第2の参考例と同様の作用・効果を奏することができる。
なお、上述した他の参考例および実施形態と同様の構成要素には同一符号を付すとともに説明を省略する。
第5の参考例と上記第4の参考例との異なる点は、本参考例に係る内視鏡用冷却装置60のチューブ61に断熱グリス(断熱材)62が配されているとした点である。
チューブ61の先端の側面には、チューブ内筒部63とチューブ外筒部65とを貫通する孔61Aが配され、流通路53の端部と連通されている。チューブ61の先端面は二重の透明のカバーガラス66A,66Bによって封止されている。カバーガラス66A,66B間には空気が封入されており、断熱層を形成している。
なお、上述した他の参考例および実施形態と同様の構成要素には同一符号を付すとともに説明を省略する。
第6の参考例と上記他の参考例および実施形態との異なる点は、本参考例に係る内視鏡用冷却装置70のチューブ71が挿入部先端部5の一部のみに外挿可能な長さとなっている点である。
なお、上述した他の参考例および実施形態と同様の構成要素には同一符号を付すとともに説明を省略する。
第7の参考例と上記第6の参考例との異なる点は、本参考例に係る内視鏡用冷却装置80のチューブ81が微小な多数の孔81aが形成された多孔質材からなるとした点である。
なお、上述した他の参考例および実施形態と同様の構成要素には同一符号を付すとともに説明を省略する。
第8の参考例と上記第6の参考例との異なる点は、本参考例に係る内視鏡用冷却装置90のチューブ91がシリコンゴムからなり可撓性を有しているとした点である。
この内視鏡用冷却装置90によれば、挿入部先端部5を湾曲させた際にチューブ91も一緒に湾曲させることができ、内視鏡2の操作性を向上させることができる。また、湾曲状態でも挿入部先端部5を冷却することができる。
なお、上述した他の参考例および実施形態と同様の構成要素には同一符号を付すとともに説明を省略する。
第9の参考例と上記第1の参考例との異なる点は、本参考例に係る内視鏡用冷却装置100のチューブ101の先端部101Aがシリコンゴムからなり、基端部101Bが金属からなるとした点である。即ち、先端部101Aと基端部101Bとが一体となって断面楕円形のチューブ101を構成している。
この内視鏡用冷却装置100も上記第1の参考例と同様の作用・効果を奏することができる。そして、先端部101Aがシリコンゴムからなるので、上記第8の参考例のように、湾曲部分の湾曲性も確保することができる。
なお、上述した他の参考例および実施形態と同様の構成要素には同一符号を付すとともに説明を省略する。
本参考例に係る内視鏡110は、挿入部先端部5を冷却する空気の供給源6と、挿入部先端部111に外挿されるチューブ112と、供給源6とチューブ112とにそれぞれ接続される空気の供給路11とを備え、チューブ112の内周面と嵌合される嵌合部113と、供給路11と連通されて空気が流れる流通路115とが、挿入部先端部111の外周面に配されている。
まず、チューブ112と供給源6とを供給路11によって接続する。そして、チューブ112に内視鏡110の挿入部133を挿通して、チューブ112の先端と挿入部先端部111の先端とが同一面となる位置に固定する。
例えば、上記参考例および実施形態では、チューブと挿入部先端部との封止をOリング16にて行っているが、図15に示すように、Oリング16の代わりに、楔状のゴム栓150をチューブ151の基端から圧入したものとしても構わない。この場合、流通路152の基端を封止するとともに、チューブ151と挿入部133及び挿入部先端部155との固定をより確実に行うことができる。
2,110,143 内視鏡
5,111,155,160 挿入部先端部
6 供給源
7,35,43,52,73,92,102,113 嵌合部
8,25,33,46,53,76,115,152,172 流通路
10,21,31,41,51,61,71,79,81,91,101,112,151,156,161,163,167 チューブ
11 供給路
16 Oリング(封止部材)
22,162,165 凸部
32,42 凹部
62 断熱グリス(断熱材)
131 溝(凹部)
140 ボンベ(供給源)
Claims (2)
- 内視鏡が有する挿入部先端部を冷却する冷却用流体の供給源と、
前記挿入部先端部に外挿する透明なチューブと、
前記供給源と前記チューブとに接続される前記冷却用流体の供給路とを備え、
前記チューブを前記挿入部先端部に外挿した際に、前記挿入部先端部の外周面との嵌合部と、前記供給路と連通された流通路とが形成されるとともに、前記チューブの先端が前記挿入部先端部の先端よりも先端側に突出するように形成されていることを特徴とする内視鏡用冷却装置。 - 前記嵌合部は、円環状に形成されて前記チューブの内周面に配され、
前記嵌合部には、前記嵌合部の軸線方向に貫通する凹部が形成され、
前記チューブを前記挿入部先端部に外挿した際に、前記チューブの前記嵌合部以外の内周面と前記挿入部先端部の外周面との間に隙間が形成され、
前記隙間と前記凹部と合わせて前記流通路を構成することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用冷却装置。
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