JP4832832B2 - 内視鏡用冷却装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内視鏡用冷却装置に関する。
内視鏡の挿入部の先端側には、固体撮像素子(CCD)等の観察部材が配されているため、これらの耐熱温度の関係から最大使用許容温度が80℃程度に制限されている。そのため、工業用内視鏡として複雑な構造のエンジン等の内部を観察しようとしても、運転終了時の温度が200℃以上の高温状態となっているので、このままでは挿入部をエンジン内に挿入して観察することができず、使用範囲が狭くなってしまう。そこで、このような高温環境下でも観察を行うことができるような内視鏡用冷却装置及び内視鏡が種々提案されている(例えば、特許文献1,2参照。)。
しかしながら、上記特許文献1に記載の内視鏡用冷却装置の場合には、アタッチメント部分に寒剤や冷却用のタンクを配しているため、アタッチメント構造が複雑になるとともに、先端部分の外径が大径化してしまう。また、特許文献2に記載の内視鏡の場合には、挿入部が内側軟性体と外側軟性体との二重構造とされ、両者の間隔を間隔保持体によって維持させているので、内視鏡の構造が複雑になるとともに、挿入部の外径が大径化してしまう。
特許第2731224号公報 特開2000−46482号公報
本発明は上記事情に鑑みて成されたものであり、従来よりも簡単な構造で挿入部先端部を大径化させずに高温下での使用を許容する内視鏡用冷却装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
本発明に係る内視鏡用冷却装置は、内視鏡が有する挿入部先端部を冷却する冷却用流体の供給源と、前記挿入部先端部に外挿する透明なチューブと、前記供給源と前記チューブとに接続される前記冷却用流体の供給路とを備え、前記チューブを前記挿入部先端部に外挿した際に、前記挿入部先端部の外周面との嵌合部と、前記供給路と連通された流通路とが形成されるとともに、前記チューブの先端が前記挿入部先端部の先端よりも先端側に突出するように形成されていることを特徴とする。
この内視鏡用冷却装置は、供給路を介してチューブの流通路に冷却用流体を流すことによって、挿入部先端部を冷却することができる。このとき、嵌合部にてチューブを挿入部に固定した状態では、チューブと挿入部先端部との間は流通路しかないため、チューブを外挿させても小径化を図ることができる。また、冷却用流体を供給源から供給し続けながらチューブの流通路を通過させるので、安定した冷却状態を維持することができる。
また、挿入部先端部の先端面にも冷却用流体を流すことができ、より効率的な冷却を行うことができる。この際、チューブが透明なので、チューブが視野を妨げることのない観察を行うことができる。
また、本発明に係る内視鏡用冷却装置は、前記内視鏡用冷却装置であって、前記嵌合部は、円環状に形成されて前記チューブの内周面に配され、前記嵌合部には、前記嵌合部の軸線方向に貫通する凹部が形成され、前記チューブを前記挿入部先端部に外挿した際に、前記チューブの前記嵌合部以外の内周面と前記挿入部先端部の外周面との間に隙間が形成され、前記隙間と前記凹部と合わせて前記流通路を構成することを特徴とする。
本発明によれば、内視鏡の挿入部の形状を変形させることなく外径の小径化を図ることができ、従来よりも簡単な構成や冷却方法によって内視鏡の挿入部先端部を冷却することができる。
本発明に係る第1の参考例について、図1を参照して説明する。
参考例に係る内視鏡用冷却装置1は、内視鏡2が有する挿入部3の挿入部先端部5を冷却する冷却用の空気(冷却用流体)の供給源6と、挿入部先端部5の外周面と嵌合される嵌合部7と空気が流れる流通路8とが内周面に配されて挿入部先端部5に外挿されるチューブ10と、供給源6と流通路8とにそれぞれ接続される空気の供給路11とを備えている。
内視鏡2の挿入部3は細長で可撓性を有しており、挿入部先端部5には、不図示のCCDカメラが配されている。
供給源6は、空気を冷却するための冷却源12と、冷却源12に圧縮空気を供給するためのコンプレッサー13とを備えている。冷却源12には、コンプレッサー13からの空気を取り込むための取入口12Aと、供給路11と接続される排出口12Bとが配されており、圧縮空気を入れることで冷却された空気が排出される。
チューブ10は、金属部材からなり、断面が楕円形とされ、内周面の短径が挿入部先端部5の外径と略同一に形成されている。従って、この部分が嵌合部7となってチューブ10が挿入部先端部5に固定される。チューブ10の内周面の長径は、挿入部先端部5の外径よりも大きくされて挿入部先端部5の外周面との間で隙間が形成されている。この隙間が空気の流通路8となっている。チューブ10の長さは300mm〜500mm程度とされ、挿入部先端部5を含む挿入部3の先端側に外挿可能となっている。なお、チューブは金属部材に限らず、樹脂等の非金属部材であっても構わない。
供給路11は、チューブ10の基端側に配された接続口15に接続されている。流通路8の先端はチューブ10の先端で開口しており、供給路11から流入した空気が先端から外方に排出されるようになっている。接続口15よりも基端側には、挿入部3の外周面とチューブ10の内周面との間の隙間を封止するOリング(封止部材)16が配されている。
次に、本参考例に係る内視鏡用冷却装置1の作用・効果について説明する。
まず、チューブ10と供給源6とが供給路11によって接続された状態とされたチューブ10に、内視鏡2の挿入部3を挿通して、チューブ10の先端と挿入部3の先端とが同一面となる位置に固定する。
次に、コンプレッサー13を駆動して空気を冷却源12に送出する。冷却源12にて冷却された空気は、供給路11を介してチューブ10の接続口15からチューブ10に配された流通路8に流入する。このとき、チューブ10の基端側にはOリング16が配されているので、空気は流通路8をチューブ10の先端側に向って流れ、チューブ10先端の開口部分から外部に放出される。
この状態で挿入部3を観察対象の内部に挿入する。このとき、挿入部先端部5の外部が高温状態でも、冷却された空気が挿入部先端部5の外周面を流れているので、挿入部先端部5を介して内部に配された不図示のCCDカメラ等の温度上昇が抑えられる。
この内視鏡用冷却装置1によれば、供給路11を介してチューブ10の流通路8に冷却された空気を流すことによって、挿入部先端部5を冷却することができる。このとき、嵌合部7にてチューブ10を挿入部先端部5に固定した状態では、チューブ10と挿入部先端部5との間は流通路8しかないため、チューブ10を挿入部先端部5に外挿させても小径化を図ることができる。また、空気をコンプレッサー13から供給し続けながらチューブ10の流通路8を通過させるので、安定した冷却状態を維持することができる。従って、内視鏡2の挿入部3の形状を変形させることなく外径の小径化を図ることができ、従来よりも簡単な構成や冷却方法によって内視鏡2の挿入部先端部5を冷却することができる。
また、開口したチューブ10の先端から空気を排出させることができ、供給源6から冷却された空気を挿入部先端部5に常に供給し続けることにより、より安定した冷却を行うことができる。さらに、Oリング16によってチューブ10の基端側から先端側に向って空気を確実に通過させることができ、挿入部先端部5を確実に冷却することができる。
次に、本発明に係る第2の参考例について図2を参照しながら説明する。
なお、上述した第1の参考例と同様の構成要素には同一符号を付すとともに説明を省略する。
第2の参考例と第1の参考例との異なる点は、本参考例に係る内視鏡用冷却装置20のチューブ21の断面が、挿入部先端部5と同じ円形であり、チューブ21の内周面には、軸線方向に延びる複数の凸部22が嵌合部として配されているとした点である。
即ち、凸部22以外のチューブ21の内周面と挿入部先端部5との間には隙間23が形成されて流通路25となっている。
この内視鏡用冷却装置20も上記第1の参考例と同様の作用・効果を奏することができる。特に、チューブ21の断面形状が挿入部先端部5と同じ円形なので、第1の参考例の場合よりも小径化を図ることができる。また、凸部22以外の内周面で挿入部先端部5と嵌合されるので、第1の参考例の場合よりもチューブ21を挿入部3に安定して保持させることができる。
次に、本発明に係る第3の参考例について図3を参照しながら説明する。
なお、上述した他の参考例と同様の構成要素には同一符号を付すとともに説明を省略する。
第3の参考例と第2の参考例との異なる点は、本参考例に係る内視鏡用冷却装置30のチューブ31の内周面が挿入部先端部5の外周面と嵌合可能に形成され、チューブ31の内周面に凹部32が形成されて流通路33となっている点である。
チューブ31は、途中部分から先端側の内径が漸次縮小されて先細状に形成され、挿入部先端部5の外周面と嵌合する嵌合部35となっている。凹部32は嵌合部35に形成されており、チューブ31の基端側の内周面と挿入部先端部5の外周面との間に形成される隙間と連通して流通路33となっている。
この内視鏡用冷却装置30によれば、チューブ31の先端側の先細形状部分における凹部32以外の部分を嵌合部35とすることができ、挿入部先端部5に対してチューブ31を固定させることができる。そして、流通路33に空気を流入することにより、空気を凹部32から排出することができ、第1及び第2の参考例と同様の作用・効果を奏することができる。
次に、本発明に係る実施形態について図4を参照しながら説明する。
なお、上述した参考例と同様の構成要素には同一符号を付すとともに説明を省略する。
本実施形態と第3の参考例との異なる点は、本実施形態に係る内視鏡用冷却装置40のチューブ41が透明とされて、チューブ41の先端41aが挿入部先端部5の先端面5aよりも先端側に突出するように形成されているとした点である。
チューブ41の内周面には、一部に凹部42が形成された円環状の嵌合部43が配されている。そして、チューブ41の嵌合部43以外の内周面と挿入部先端部5の外周面との間には隙間45が形成され、凹部42と合わせて接続口15から流入する空気の流通路46となっている。
この内視鏡用冷却装置40によれば、チューブ41の先端41aが挿入部先端部5よりも突出して挿入部3に装着されるので、挿入部先端部5の先端面5aにも空気を流すことができ、より効率的な冷却を行うことができる。また、チューブ41が透明なので、チューブ41が不図示のCCDカメラの視野を妨げることなく観察性能を維持することができる。そして、第1及び第2の参考例と同様に、空気を流通路46から外部に排出することができ、同様の作用・効果を奏することができる。
次に、本発明に係る第4の参考例について図5を参照しながら説明する。
なお、上述した他の参考例および実施形態と同様の構成要素には同一符号を付すとともに説明を省略する。
第4の参考例と上記実施形態との異なる点は、本参考例に係る内視鏡用冷却装置50のチューブ51における嵌合部52が、円環状ではなくコイル状に形成されているとした点である。
この場合、流通路53は嵌合部52の隙間55に沿って形成される。
この内視鏡用冷却装置50も上記第1及び第2の参考例と同様の作用・効果を奏することができる。
次に、本発明に係る第5の参考例について図6を参照しながら説明する。
なお、上述した他の参考例および実施形態と同様の構成要素には同一符号を付すとともに説明を省略する。
第5の参考例と上記第4の参考例との異なる点は、本参考例に係る内視鏡用冷却装置60のチューブ61に断熱グリス(断熱材)62が配されているとした点である。
チューブ61は二重構造とされ、チューブ内筒部63とチューブ外筒部65とを有している。断熱グリス62はチューブ内筒部63とチューブ外筒部65との間に配されている。
チューブ61の先端の側面には、チューブ内筒部63とチューブ外筒部65とを貫通する孔61Aが配され、流通路53の端部と連通されている。チューブ61の先端面は二重の透明のカバーガラス66A,66Bによって封止されている。カバーガラス66A,66B間には空気が封入されており、断熱層を形成している。
この内視鏡用冷却装置60によれば、流通路53内を通過した空気を、孔61Aを介してチューブ61の外へ排出させることができる。従って、上記第1及び第2の参考例と同様の作用・効果を奏することができる。また、チューブ61の外部とチューブ61の流通路53内の空気との間での熱伝導を断熱グリス62によって遮断することができ、空気による挿入部先端部5の冷却効率を向上させることができる。
次に、本発明に係る第6の参考例について図7及び図8を参照しながら説明する。
なお、上述した他の参考例および実施形態と同様の構成要素には同一符号を付すとともに説明を省略する。
第6の参考例と上記他の参考例および実施形態との異なる点は、本参考例に係る内視鏡用冷却装置70のチューブ71が挿入部先端部5の一部のみに外挿可能な長さとなっている点である。
そのため、供給路11とチューブ71との間には、供給路11よりも小径の複数のエアチューブ72が配されている。チューブ71の基端側の肉厚は、図8に示すように、先端側よりも厚くされ、エアチューブ72の先端側が埋設されるとともに嵌合部73とされて挿入部先端部5と嵌合可能となっている。エアチューブ72の先端よりもチューブ71の先端側は嵌合部73よりも薄肉となって挿入部先端部5の外周面との間に隙間75が形成されて流通路76の一部となっている。嵌合部73には、各エアチューブ72と連通された通路77がチューブ71の軸線方向に複数形成されており、隙間75と合わせて流通路76を構成している。挿入部3には、エアチューブ72の途中を挿入部3に支持させる固定部78が配されている。
この内視鏡用冷却装置70によれば、上記他の参考例および実施形態の場合よりもチューブ71が挿入部先端部5を覆う面積が小さいため、比較的低温環境にて使用可能となる。しかし、不図示のCCDカメラ等の必要最小限の部分を冷却することができ、挿入部3よりも大径とならざるを得ない領域をより削減することができる。なお、図8(b)に示すように、チューブ79の先端79aを径方向内方に折り曲げた形状としても構わない。この場合、チューブ79に沿って空気を挿入部先端部5の先端面5aにまで流すことができるので、チューブ79が短くても冷却性能を維持させることができる。
次に、本発明に係る第7の参考例について図9を参照しながら説明する。
なお、上述した他の参考例および実施形態と同様の構成要素には同一符号を付すとともに説明を省略する。
第7の参考例と上記第6の参考例との異なる点は、本参考例に係る内視鏡用冷却装置80のチューブ81が微小な多数の孔81aが形成された多孔質材からなるとした点である。
この内視鏡用冷却装置80によれば、チューブ81の先端側だけでなく側面にも空気を挿通させて排出することができ、チューブ81そのものも冷却して冷却性能を高めることができる。また、冷却用流体が液体で、かつ、融点が観察時のチューブ81外の温度よりも低い場合には、冷却用流体をチューブ81の外表面に到達させて気化させることができ、この際の気化熱で挿入部先端部5を冷却することができる。
次に、本発明に係る第8の参考例について図10を参照しながら説明する。
なお、上述した他の参考例および実施形態と同様の構成要素には同一符号を付すとともに説明を省略する。
第8の参考例と上記第6の参考例との異なる点は、本参考例に係る内視鏡用冷却装置90のチューブ91がシリコンゴムからなり可撓性を有しているとした点である。
この場合、チューブ91の嵌合部92は、挿入部先端部5の外径をd1、嵌合部92の内径をd2としたとき、d2のほうがd1よりも小さくなるように形成されている。
この内視鏡用冷却装置90によれば、挿入部先端部5を湾曲させた際にチューブ91も一緒に湾曲させることができ、内視鏡2の操作性を向上させることができる。また、湾曲状態でも挿入部先端部5を冷却することができる。
次に、本発明に係る第9の参考例について図11を参照しながら説明する。
なお、上述した他の参考例および実施形態と同様の構成要素には同一符号を付すとともに説明を省略する。
第9の参考例と上記第1の参考例との異なる点は、本参考例に係る内視鏡用冷却装置100のチューブ101の先端部101Aがシリコンゴムからなり、基端部101Bが金属からなるとした点である。即ち、先端部101Aと基端部101Bとが一体となって断面楕円形のチューブ101を構成している。
先端部101Aと基端部101Bとの接続部には、例えば、基端部101B側が内側、先端部101A側が外側となって互いに重なる段部101a,101bが形成されている。そのため、楕円形状の断面を比較した場合、先端部101Aの内周面の長径及び短径のほうが基端部101Bよりもそれぞれ大きくなっている。即ち、基端部101Bの短径部分が嵌合部102となっている。
この内視鏡用冷却装置100も上記第1の参考例と同様の作用・効果を奏することができる。そして、先端部101Aがシリコンゴムからなるので、上記第8の参考例のように、湾曲部分の湾曲性も確保することができる。
次に、本発明に係る第10の参考例について図12及び図13を参照しながら説明する。
なお、上述した他の参考例および実施形態と同様の構成要素には同一符号を付すとともに説明を省略する。
参考例に係る内視鏡110は、挿入部先端部5を冷却する空気の供給源6と、挿入部先端部111に外挿されるチューブ112と、供給源6とチューブ112とにそれぞれ接続される空気の供給路11とを備え、チューブ112の内周面と嵌合される嵌合部113と、供給路11と連通されて空気が流れる流通路115とが、挿入部先端部111の外周面に配されている。
挿入部先端部111は、本体先端部116と、表面に軸線方向にローレット117aが形成された接続リング117Aを有して本体先端部116の先端側に対して着脱可能な先端アダプタ117とを備えている。本体先端部116には、CCDカメラ118が配されており、CCDカメラ接続ケーブル120がCCDカメラ118の基端側から延びている。
先端アダプタ117は、CCDカメラ118の軸線方向に配置される対物レンズ121等を有する撮像光学系122と、軸線方向先端を照明するLED123と、LED123が実装されたフレキ基板125と、フレキ基板125の基端側に接続されたアルミ基板126と、アルミ基板126を介してフレキ基板125及び対物レンズ121等の撮像光学系122を保持するレンズ筒部127と、これらを覆う外筒部128とを備えている。外筒部128の先端にはカバーガラス130が配されている。
外筒部128及び本体先端部116の外径は、チューブ112の内径と略同一とされて互いに嵌合可能となっている。例えば、チューブ112が樹脂等の柔軟で若干の変形が可能な材質からなる場合には、外筒部128及び本体先端部116の外径とチューブ112の内径とが同一であってもチューブ112を装着することができる。一方、チューブ112が金属部材からなる場合には、チューブ112の内径を外筒部128及び本体先端部116の外径よりも若干大きくする必要がある。
外筒部128及び本体先端部116の外周面には、挿入部先端部111の軸線方向に延びる複数の溝(凹部)131が形成されており、接続リング117A表面のローレット117aと合わせて流通路115を構成している。即ち、挿入部先端部111の溝131が形成された外周面以外の面が嵌合部113となっている。溝131の先端は先端アダプタ117の先端で開口しており、供給路11から流入した空気が流通路115の先端から外方に排出されるようになっている。
チューブ112は、樹脂又は金属部材からなり、基端側には供給路11と接続される接続口132が配されている。チューブ112の長さは300mm〜500mm程度とされ、挿入部先端部111を含む挿入部133の先端側に外挿可能となっている。なお、チューブ112は金属部材に限らず、樹脂等の非金属部材であっても構わない。接続口132よりも基端側には、挿入部133の外周面とチューブ112の内周面との間の隙間を封止するOリング(封止部材)16が配されている。
次に、本参考例に係る内視鏡110の特に冷却作用・効果について説明する。
まず、チューブ112と供給源6とを供給路11によって接続する。そして、チューブ112に内視鏡110の挿入部133を挿通して、チューブ112の先端と挿入部先端部111の先端とが同一面となる位置に固定する。
次に、コンプレッサー13を駆動して空気を冷却源12に送出する。このとき、冷却源12にて空気が冷却され、供給路11を介してチューブ112の接続口132からチューブ112内周面の流通路115に流入する。このとき、チューブ112の基端側にはOリング16が配されているので、空気は流通路115を挿入部先端部111の先端側に向って流れ、先端の開口部分から外部に放出される。
この状態で挿入部133を観察対象の内部に挿入する。このとき、冷却された空気が挿入部先端部111の外周面を流れているので、挿入部先端部111の内部に配されたCCDカメラ118等の温度上昇が抑えられる。
この内視鏡110によれば、チューブ112に流通路115や嵌合部113が形成された本発明に係る第1及び第2の参考例と同様の作用・効果を奏することができる。特に、本体先端部116の外周面に、挿入部先端部111の軸線方向に延びる複数の溝131が形成されているので、溝131に沿って空気を流れやすくすることができ、かつ、チューブ112の太さを細くすることができる。なお、図14に示すように、圧縮空気が充填されたボンベ(供給源)140を、液晶モニタ141が配された本体コントローラ142に配置する一方、挿入部133の基端に配された、内視鏡110の挿入部133を湾曲操作するための操作部145に、ボンベ140の空気の供給スイッチ146を設けたものとしても構わない。この場合、空気の供給を操作部145による他の内視鏡操作と関連して行うことができる。
なお、本発明の技術範囲は上記参考例および実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記参考例および実施形態では、チューブと挿入部先端部との封止をOリング16にて行っているが、図15に示すように、Oリング16の代わりに、楔状のゴム栓150をチューブ151の基端から圧入したものとしても構わない。この場合、流通路152の基端を封止するとともに、チューブ151と挿入部133及び挿入部先端部155との固定をより確実に行うことができる。
また、図16に示すように、チューブ156の基端に、封止部材としてワッシャ157及びゴムの短管158を配し、チューブ156の外周面と螺合可能とされ、かつ、ゴムの短管158に外嵌する止めネジ159をさらに配したものとしてもよい。この場合、チューブ156に挿入部先端部160を挿通した状態で、所望の位置で止めネジ159を軸線方向に締め付けることによって、止めネジ159により短管158を径方向内方に押圧して変形させることができる。従って、挿入部先端部160とチューブ156の内周面との間に形成される隙間158Aを潰して封止することができる。
さらに、上記第2の参考例では、複数の凸部22がチューブ21の内周面に軸線方向に延びて形成されているものとしているが、図17に示すように、第3の参考例と同様、チューブ161の先端側のみに凸部162が配されているとしても構わない。
また、図18に示すように、チューブ163がチューブ本体164と凸部165が配されたチューブ先端部166とからなり、チューブ先端部166がチューブ本体164に対して着脱可能とされたものとしても構わない。そして、第3の参考例のようにチューブ31の先端側を先細形状に形成する代わりに、図19に示すように、チューブ167が、チューブ本体168と、軸線方向に延びるスリット170が配されてチューブ本体168に対して着脱可能なワッシャ171とを備えるものとしても構わない。この場合、ワッシャ171を不図示の挿入部先端部と嵌合させることによって、チューブ167の内周面と挿入部先端部の外周面との間に形成される隙間と、スリット170とからなる不図示の流通路が形成される。
本発明の第1の参考例に係る内視鏡用冷却装置を示す一部断面を含む平面図で ある。 本発明の第2の参考例に係る内視鏡用冷却装置を示す要部斜視図である。 本発明の第3の参考例に係る内視鏡用冷却装置を示す要部斜視図である。 本発明の実施形態に係る内視鏡用冷却装置を示す要部斜視図である。 本発明の第4の参考例に係る内視鏡用冷却装置を示す要部斜視図である。 本発明の第5の参考例に係る内視鏡用冷却装置を示す(a)要部断面図、(b)(a)のA−A断面図である。 本発明の第6の参考例に係る内視鏡用冷却装置を示す要部斜視図である。 (a)本発明の第6の参考例に係る内視鏡用冷却装置を示す要部断面図、(b)本発明の第6の参考例に係る内視鏡用冷却装置の別の例を示す要部断面図である。 本発明の第7の参考例に係る内視鏡用冷却装置を示す要部斜視図である。 本発明の第8の参考例に係る内視鏡用冷却装置を示す要部斜視図である。 本発明の第9の参考例に係る内視鏡用冷却装置を示す(a)要部斜視図、(b)要部断面図である。 本発明の第10の参考例に係る内視鏡を示す概要図である。 本発明の第10の参考例に係る内視鏡を示す(a)要部断面図、(b)(a)のA−A断面図、(c)(a)のB−B断面図、(d)(a)のC−C断面図、(e)(a)のD−D断面図である。 本発明の他の参考例に係る内視鏡を示す全体概要図である。 本発明の他の参考例に係る内視鏡用冷却装置を示す要部断面図である。 本発明の他の参考例に係る内視鏡用冷却装置を示す要部断面図である。 本発明の他の参考例に係る内視鏡用冷却装置を示す要部斜視図である。 本発明の他の参考例に係る内視鏡用冷却装置を示す要部斜視図である。 本発明の他の参考例に係る内視鏡用冷却装置を示す要部斜視図である。
符号の説明
1,20,30,40,50,60,70,80,90,100 内視鏡用冷却装置
2,110,143 内視鏡
5,111,155,160 挿入部先端部
6 供給源
7,35,43,52,73,92,102,113 嵌合部
8,25,33,46,53,76,115,152,172 流通路
10,21,31,41,51,61,71,79,81,91,101,112,151,156,161,163,167 チューブ
11 供給路
16 Oリング(封止部材)
22,162,165 凸部
32,42 凹部
62 断熱グリス(断熱材)
131 溝(凹部)
140 ボンベ(供給源)

Claims (2)

  1. 内視鏡が有する挿入部先端部を冷却する冷却用流体の供給源と、
    前記挿入部先端部に外挿する透明なチューブと、
    前記供給源と前記チューブとに接続される前記冷却用流体の供給路とを備え、
    前記チューブを前記挿入部先端部に外挿した際に、前記挿入部先端部の外周面との嵌合部と、前記供給路と連通された流通路とが形成されるとともに、前記チューブの先端が前記挿入部先端部の先端よりも先端側に突出するように形成されていることを特徴とする内視鏡用冷却装置。
  2. 前記嵌合部は、円環状に形成されて前記チューブの内周面に配され、
    前記嵌合部には、前記嵌合部の軸線方向に貫通する凹部が形成され、
    前記チューブを前記挿入部先端部に外挿した際に、前記チューブの前記嵌合部以外の内周面と前記挿入部先端部の外周面との間に隙間が形成され、
    前記隙間と前記凹部と合わせて前記流通路を構成することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用冷却装置。
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