JP4830311B2 - 車載用レーダ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、少なくとも車幅方向の所定角度範囲内に渡り送信波を照射し、送信波に対する反射波を受信した際に、その反射波に基づいて、検出対象物体を検出する車載用レーダ装置に関する。
自車前方を走行する先行車両を検出対象物体として検出する車載用レーダ装置が知られている。通常、先行車両は、その後面にレーザ等の送信波に対して反射率の高いリフレクタを備えている。従って、車載用レーダ装置は、自車両から100mを超える距離に存在する先行車両も検出することができる。しかし、先行車両の後面に泥や雪等が付着している場合はリフレクタの反射率が低下し、その先行車両から反射される反射波のS/N比が悪化する。この場合、受信信号において、先行車両によって反射された反射波に対応する受信信号成分と種々の要因で発生するノイズ成分との区別が困難となる。その結果、レーダ装置の検出可能距離が低下するという問題が生じる。
このような問題に対応し、検出対象物体からの受信信号のS/N比を高める装置として、複数の受信信号を積算する方法が知られている。例えば、特開2004−177350号公報に記載されたレーダ装置は、送信波を偏向する方法として、定速回転するポリゴンミラーを使用し、このポリゴンミラーにより送信波の照射角度を変化させながら送信波を所定角度毎に順次出力している。そして、照射角度が異なる各送信波が検出対象物に反射して生成される反射波を受信し、積算することで受信信号のS/N比を高めている。
特開2004−177350号公報
しかし、特開200−177350号公報に示される装置は、偏向手段として所定の角速度で回転するポリゴンミラーを用いているため、送信波を同一の所定方向に対して複数回出力できない。すなわち、例えば、前方の車両に対し、一定の時間毎に複数回、同じ箇所に送信波を照射できない。また、自車両の前方水平方向へ所定の照射角度で送信波を送信する場合、ポリゴンミラーではその機械的特性上この所定の照射角度よりも非常に大きな角度に送信波を偏向してしまうため、この所定の照射角度以外に偏向されるタイミングにおいては送信波の送信を中止する必要がある。つまり、時間的な無駄が必然的に発生している事になる。これら無駄となる時間を少なくする事が出来れば、従来の装置に比べさらに高いS/N比を得ることができる。
本発明は上記点を鑑みてなされたものであり、送信波および受信波において高いS/N比を持つレーダ装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、一定時間内に複数回の送信波(109)を送信する送信部(101a)と、
互いに角度が異なる複数の偏向面の各面が、前記送信部(101a)の送信波(109)出力方向に対して一定の角度を保つように設けられて、複数の送信波(109)を同一方向に偏向する偏向部(105a)と、
前記送信部(101a)ないし前記偏向部(105a)の少なくとも一方を他方に対して一定速度で回転或いは並進させるように相対移動させることで、前記送信波(109)の出力方向に存在する前記偏向面を切り替える駆動部(201)と、
前記偏向部(105a)により偏向された前記送信波(109)に対応する反射波(111)を受信した際に、該反射波(111)に基づいた受信信号を出力する受信部(110a)と、
前記受信部(110a)が受信した反射波(111)を前記偏向面単位で積算する積算部(117a)とを備え
前記駆動部(201)により前記偏向面の切り替えが行われることに伴い、前記送信部(101a)は、送信波(109)が前記複数の偏向面の境界に照射される間、前記送信波の送信を中断することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、前記偏向部(105a)が、前記偏向面を備える複数のプリズム(200)で構成されており、前記複数のプリズム(200)の屈折角度が各々のプリズム(200)で異なることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、前記偏向部(105a)が、前記偏向面を備える複数のミラーで構成されており、前記複数のミラーの反射角度が各々のミラーで異なることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、前記偏向部(105a)が、それぞれ扇状に形成された前記複数の偏向面が円盤状に並べられた偏向盤(105a)であることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、前記偏向部(105a)が、前記複数の偏向面が列状に並べられた偏向板(701)であることを特徴とする。
以下、実施例1および実施例2を用いて、本発明を実施するための最良の形態を述べる。
〔実施例1〕
図1から図6を用いて実施例1について説明する。
図1は、本実施例における車載用レーダ装置のブロック図である。本レーダ装置は、送信手段101、回転偏向手段104、受信手段110、演算処理手段115の4種類の手段から構成され、車体の前部フロントバンパ内側に設置される。送信手段101は、レーザダイオード103とダイオード駆動回路102からなる。ダイオード駆動回路102は、演算処理手段115に備えられたダイオード制御手段119の出力に基づきレーザダイオード103に発光指令を出力する。レーザダイオード103は、ダイオード駆動回路102からの発光指令を受けると、ごく短い時間間隔でレーザを発光する。
回転偏向手段104は、偏向盤105と、偏向盤105を回転させるモータ106と、偏向盤105の回転角度を計測するエンコーダ107と、出射レンズ108とから構成される。本レーダ装置の主な検出対象物は前方を走行する他車両であるため、レーダ装置は車体垂直方向への探索を行わず、車体水平方向のみに送信波109を照射する2次元レーダである。これにより、後述する水平照射角度εnとは、車体進行方向を軸とした場合の車体水平方向におけるレーザの進行角度を表す。
受信手段110は、送信手段101により送信された送信波109が検出対象物体に反射した場合の反射波111を受光する受光レンズ112と、反射波111を認識しその大きさをアナログ形式の受信信号に変換するフォトダイオード113、フォトダイオード113が出力した受信信号を増幅する増幅器114からなる。
演算処理手段115は、増幅器114によって増幅されたアナログ形式の受信信号をデジタル形式に変換するAD変換手段116、エンコーダ107から出力されたの偏向盤105の回転角情報と、デジタル形式の受信信号を後述する規則とに基づき積算する積算手段117、積算手段117より出力された積算信号を基に検出信号120を出力する比較検出手段118、偏向盤105の回転角情報に基づきダイオード駆動回路102に回路制御指令を出力するダイオード制御手段119からなる。
図2は、車載用レーダ装置の機器構成図である。偏向部105aは図1の偏向盤105により構成されている。駆動部201はモータ106およびエンコーダ107により構成されている。図2の偏向部105aと出射レンズ108と駆動部201とによって図1における回転偏向手段104が構成されている。偏向部105aは、j個の扇型のプリズム200により構成され、その中心角は360/j[°]で一定、後述する傾斜角度θn(ただしn=1、、、j)はそれぞれのプリズム200毎に異なる。さらに偏向部105aの中心軸上には、偏向部105aを一定速度で回転させるモータ106が取り付けられている。また、モータ106と偏向盤105との間には、偏向盤105の中心軸の回転角度をリアルタイムに検出可能なエンコーダ107を装着する。レーザダイオード103は、レーザダイオード103から出力されたレーザが偏向部105aの回転軸と平行な状態で偏向部105aに入力されるように配置されている。レーザダイオード103によって出力されたレーザは、レーザの進行方向に存在する偏向部105aのプリズム200によって偏向され、出射レンズ108を通過して平行化されたのち送信波109として検出対象物に対して照射される。反射波111は、図1における受信手段110をなす受信部110aによって受信され、受信信号として図1における積算手段117をなす積算部117aによって積算される。
図3を用いて、回転偏向手段104について詳しく説明する。図3に示すように、レーザが入力されるプリズム200のレーザダイオード103側の面をプリズム底面200a、偏向面であるレーザが出力される側をプリズム傾斜面200b、プリズム傾斜面200bとプリズム底面200aとのなす角を傾斜角度θn、プリズム傾斜面200bと偏向されたレーザの光軸とのなす角を水平照射角度εnとする。さらに、各々のプリズム底面200aの面積は、レーザダイオード103のビームスポットよりも広い。このため、図4に示すように、時間Tn−1とTnとの間において、偏向盤回転角度はαTn−1とαTnとの間であり、レーザはn−1番目のプリズム200を通過する。この間、レーザの入力場所がn番目のプリズム底面200aの中央であっても端であっても、レーザの出力方向に対する傾斜角度θnが一定であるため、水平照射角度εnも一定となる。なお、n+1番目のプリズム200の傾斜角度θn+1は、水平照射角度εn+1が、水平照射角度εnに対して、角度φだけ増加するように設定されている。
図5は、レーザの水平照射角度εnとレーザダイオード103の発光タイミングとの関係を表している。この図より、n番目のプリズム200の下をレーザダイオード103が通過している間、水平照射角度εnは一定であるため、送信波109は、一定の場所に対し、一定の時間間隔t3でk回送信されることが分かる。時間t1とは、レーザダイオード103が、1つのプリズム200の直下のみを通過するために必要とする時間である。レーザの発光が中断される時間t2とは、レーザダイオード103がn番目のプリズム200とn+1番目のプリズム200との境界直下に存在しレーザの照射面積が両プリズム200の境界を含んでいる時間である。
図4および図5に示したように、偏向盤105は中心軸を中心に一定速度で回転しているため、レーザが入力されるプリズム200は、一定時間間隔(t1+t2)で切り替えられる。レーザダイオード103がプリズム200間の境界直下に存在するか否かは、エンコーダ107による偏向盤105の回転角情報を基にダイオード制御手段119および積算手段117において判断する。
図6に基づいて、積算手段117の積算規則について詳しく説明する。積算手段117は、ダイオード制御手段119からの回路制御指令と偏向盤105の回転角情報を基に、レーザが入力されるプリズム200が切り替えられたタイミングを判断し、図6(a)に示すように、同一のプリズム200により偏向されたレーザによる受信信号のみを積算する。このとき、このk個の受信信号の全てが同じ反射物体からの反射波111に応じた受信信号成分Smを含んでいた場合には、その受信信号成分Smは、送信波109の送信時刻から同じ時間t4だけ経過後に現れる。従って、図6(b)に示すように積算信号における積算信号成分S0は、各受信信号の受信信号成分Smがk倍に増幅されたものとなる。一方、各受信信号に含まれるノイズ成分Nmは、基本的に外来光等によってランダムに発生するため、k個の受信信号を積算した場合であっても、積算した積算ノイズ成分N0は、√k倍に増幅されるのみである。従って、積算手段117によって積算信号を算出することにより、積算信号成分S0と積算ノイズ成分N0との比(S/N比)は√k倍に向上する。すなわち、検出対象物体の反射率が低いために、個々の受信信号に含まれる受信信号成分Smが小さくなりノイズ成分Nmと区別することが困難となる場合でも、上述した積算手段117によりノイズを含んだ受信信号を積算し積算信号とすることで、積算信号に含まれる積算信号成分S0と積算ノイズ成分N0とを容易に区別できる。
比較検出手段118は、レーザが通過するプリズム200が切り替えられレーザダイオード103が発光を開始した時刻と、受信信号を積算した積算信号が規定の閾値を超えた時刻との時間差から、レーダ装置と検出対象物体との距離を検出し、検出信号120として出力する。
以上より、本レーダ装置は、複数個のプリズム200からなる偏向盤105を回転させ、偏向盤105に入力されるレーザが偏向盤105の回転軸と平行になるように送信手段101を配置することで、ポリゴンミラーを使用した際に存在する無駄な偏向に起因する送信波を送信できない時間を無くすことが可能である。また、一定方向に複数回の送信波109を送信し、その反射波111を受信し積算することで、高いS/N比を得ることができる。
〔実施例2〕
実施例2における前述の実施例1との構成上の相違点は、以下の2点である。1点目は、偏向手段が、並進偏向手段700となり、回転偏向手段104ではなくなった点である。2点目は、本実施例ではレーダ装置は車体水平方向に加え車体垂直方向の探索を行う3次元レーダであるが、実施例1においては車体水平方向のみを探索する2次元レーダであった点である。車体進行方向を軸とした場合の車体水平方向におけるレーザの水平照射角度をεn、車体進行方向を軸とした場合の車体垂直方向におけるレーザの垂直照射角度をτnとする。なお、実施例1と同等の構成については、実施例1と同様の符号を付し、本実施例2における説明を省略する。
図7に並進偏向手段700を含んだレーダ装置の構成を示す。本レーダ装置は、並進偏向手段700および送信手段101および受信手段110および演算処理手段115で構成される。
図8に並進偏向手段700の詳細を示す。並進偏向手段700は、水平照射角度εnおよび垂直照射角度τnのプリズム200を列状に合計j個並べた洗濯板形状の偏向板701と、偏向板701を並進されるためのラックギア702と、ラックギア702に噛み合ったギア703、ギア703を駆動するモータ106、モータ106の回転角を計測するエンコーダ107からなる。モータ106は一定回転数で動作しているため、偏向板701の並進速度も一定である。実施例1でも述べたように、レーザは、一定の傾斜角度θnを持つn番目のプリズムに入力されている間は、一定の角度に偏向されるため一定の場所に対し照射され続ける。図9に示すように、プリズム200の種類を増やし、傾斜面を3次元的に変化させることで水平照射角度εnおよび垂直照射角度τnを変化させることができ、3次元の探索が可能となる。なお、図9(a)は、偏向板701を出射レンズ108側から見た図である。図9(a)のA−A線は、プリズム200のレーザが通過する部分を連続的にプロットした線であり、図9(b)はその断面図である。図9(b)の場合は、プリズム200の水平照射角度εnはx1およびx2およびx3の3種類、垂直照射角度τnはy1およびy2およびy3の3種類である。図10(a)に水平照射角度εnと車両の関係、図10(b)に垂直照射角度τnと車両との関係を示す。
レーザダイオード103が図9(a)における最も左側のプリズム200の直下に存在する状態を初期状態とし、初期状態からレーダ装置を駆動したとする。まず、水平照射角度ε1がx1で垂直照射角度τ1がy1の1番目のプリズム200によって偏向が行われる。次に、水平照射角度ε2がx2で垂直照射角度τ2はτ1と同角度のy1である2番目のプリズム200によって偏向が行われる。同様に3番目のプリズム200は水平照射角度ε3をx3、垂直照射角度τ3をτ1と同じ角度y1とする。4番目のプリズム200からは、水平照射角度が1番目のプリズム200と同角度のx1となり、垂直照射角度τ4がy2となる。すなわち、1番目のプリズム200を通過した送信波109が照射した領域の真上の領域に対して、4番目のプリズム200を通過した送信波109が照射される。5番目のプリズム200を通過した送信波109は、2番目のプリズム200を通過した送信波109が照射した領域の真上であり、かつ、4番目のプリズム200を通過した送信波109が照射した領域の右隣の領域を照射する。以降は、これを繰り返すことで、3次元の領域の検出対象物を検出可能である。
なお、本実施例では偏向板701が並進運動を行うため、演算処理手段115にはモータ制御手段704が必要である。モータ制御手段704は、エンコーダ107の回転角情報を元に、レーザダイオード103が偏向板701の両端のプリズム200、すなわち1番目もしくはj番目のプリズム200に入力された後に、モータ106の回転方向を指示する正転逆転信号を現在の回転方向とは逆方向に回転するように出力する。なお、レーザダイオード103がレーザを入力しているプリズム200の番号nは、エンコーダ107で計測したモータ106の回転角と、ギア703とラックギア702とのギア比から計算することができる。
以上より、本実施例で提案の車載用レーダ装置は、実施例1の作用効果に加え、車体垂直方向の探索、すなわち3次元空間の探索も行うことができる。
〔その他の実施例〕
実施例1では、偏向盤105は2次元の探索が可能な構成であったが、実施例2のように、垂直照射角度τnが各々異なるプリズム200を偏向盤105に追加して構成すれば3次元の探索を行うことができる。
前述の実施例では、全てのプリズム200の傾斜角度θnが異なっていたが、偏向手段104、700および偏向部105aの中に同一の傾斜角度θnすなわち同一の偏向角度をもつ偏向面が複数存在してもよい。例えば、実施例1において、特に車両の真正面に対して偏向を行うプリズム200を増やせば、真正面を重点的に探索することが可能である。
前述の実施例では、全てのプリズム200の底面積が均一であったが、これを可変としてもよい。例えば、車両の真正面方向に偏向を行うプリズム200の底面積を広くすることで、送信される送信波109の数を増やし、更にS/N比を高める事ができる。
前述の実施例では、モータ106の回転速度を一定としたが、回転速度を可変としても良い。例えば、車体の進行方向上の探索を行う際にはモータ106の回転速度を落とし他領域よりも多数の送信波109を出力することで、反射波111の信号成分をさらに増幅することができ、更にS/N比を高める事ができる。
前述の実施例では、偏向手段104、700および偏向部105aを回転または並進させたが、送信手段101を回転または並進させても良い。例えば、円盤状の偏向盤105に対して、レーザダイオードを偏向盤105の中心軸と同一の中心軸で偏向盤105の半径未満の半径を持つ円の円周上を周回させても実施可能である。
前述の実施例では、偏向を行う手段としてプリズム200を用いたが、偏向を行う手段はプリズム200に限定しない。例えば、プリズム200の代わりにミラーを用いても実施可能である。また、送信手段101もレーザダイオード103を例に説明したが、レーザダイオード103に限定しない。
前述の実施例では、偏向盤105および偏向板701の位置計測のためにエンコーダ107を用いたが、エンコーダ107以外の位置検出手段を用いても良い。例えば、ポテンショメータなどでも実施可能である。さらに、位置計測自体を省略してもよい。実施例2の場合に、モータ106の速度が一定であり、レーザダイオード103が偏向板701の端部直下まで到達した時にタッチセンサがONとなり、モータ106に逆転信号が入力されるような機構を用いても実施可能である。
実施例1において用いられるレーダ装置全体のブロック図である。 実施例1において用いられるレーダ装置の機器構成図である。 実施例1において用いられる水平照射角度εnと傾斜角度θnとの関係を表す図である。 実施例1において用いられる偏向盤105の回転角度と水平照射角度εnとの関係を表す図である。 実施例1において用いられるレーザの水平照射角度εnとレーザの発光タイミングとを表す図である。 実施例1において用いられるS/N比を向上させるための受信信号の積算処理を表す図である。 実施例2において用いられるレーダ装置全体のブロック図である。 実施例2において用いられるレーダ装置の並進偏向手段700とレーザダイオード103との関係を表す図である。 実施例2において用いられる各プリズム200の水平照射角度εnと垂直照射角度τnとの関係を表す図である。 実施例2において用いられる車両と水平照射角度εnとの関係、および車両と垂直照射角度τnとの関係を表す図である。
101 送信手段
101a 送信部
102 ダイオード駆動回路
103 レーザダイオード
104 回転偏向手段
105 偏向
105a 偏向
106 モータ
107 エンコーダ
108 出射レンズ
109 送信波
110 受信手段
110a 受信部
111 反射波
112 受光レンズ
113 フォトダイオード
114 増幅器
115 演算処理手段
116 AD変換手段
117 積算手段
117a 積算部
118 比較検出手段
119 ダイオード制御手段
120 検出信号
200 プリズム
200a プリズム底面
200b プリズム傾斜面
201 駆動部
700 並進偏向手段
701 偏向
702 ラックギア
703 ギア
704 モータ制御手段

Claims (5)

  1. 一定時間内に複数回の送信波(109)を送信する送信部(101a)と、
    互いに角度が異なる複数の偏向面の各面が、前記送信部(101a)の送信波(109)出力方向に対して一定の角度を保つように設けられて、複数の送信波(109)を同一方向に偏向する偏向部(105a)と、
    前記送信部(101a)ないし前記偏向部(105a)の少なくとも一方を他方に対して一定速度で回転或いは並進させるように相対移動させることで、前記送信波(109)の出力方向に存在する前記偏向面を切り替える駆動部(201)と、
    前記偏向部(105a)により偏向された前記送信波(109)に対応する反射波(111)を受信した際に、該反射波(111)に基づいた受信信号を出力する受信部(110a)と、
    前記受信部(110a)が受信した反射波(111)を前記偏向面単位で積算する積算部(117a)とを備え
    前記駆動部(201)により前記偏向面の切り替えが行われることに伴い、前記送信部(101a)は、送信波(109)が前記複数の偏向面の境界に照射される間、前記送信波の送信を中断することを特徴とする車載用レーダ装置。
  2. 前記偏向部(105a)は、前記偏向面を備える複数のプリズム(200)で構成されており、前記複数のプリズム(200)の屈折角度が各々のプリズム(200)で異なることを特徴とする請求項1に記載の車載用レーダ装置。
  3. 前記偏向部(105a)は、前記偏向面を備える複数のミラーで構成されており、前記複数のミラーの反射角度が各々のミラーで異なることを特徴とする請求項1に記載の車載用レーダ装置。
  4. 前記偏向部(105a)は、それぞれ扇状に形成された前記複数の偏向面が円盤状に並べられた偏向盤(105a)であることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の車載用レーダ装置。
  5. 前記偏向部(105a)は、前記複数の偏向面が列状に並べられた偏向板(701)であることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の車載用レーダ装置。
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