JPH11166974A - 距離測定装置 - Google Patents

距離測定装置

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JPH11166974A
JPH11166974A JP9335850A JP33585097A JPH11166974A JP H11166974 A JPH11166974 A JP H11166974A JP 9335850 A JP9335850 A JP 9335850A JP 33585097 A JP33585097 A JP 33585097A JP H11166974 A JPH11166974 A JP H11166974A
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JP
Japan
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pulse
distance
timer
time
time difference
Prior art date
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Application number
JP9335850A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuji Konno
野 和 司 紺
Chiyuusan Shiyu
忠 山 朱
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コストで、かつ、精度よく距離を測定でき
る距離測定装置を提供することである。 【解決手段】 前方に発光パルスを間断的に照射する発
光部(31)と、発光パルスが外部の物体により反射さ
れた受光パルスを検知する受光部(32)と、発光部の
発光パルスの発生時から、受光部の受光パルスの受光時
までの時間差(Tdn )を検出する第1タイマ(34)
と第2タイマ(35)と、第1タイマと第2タイマによ
って検出された時間差に基づいて物体との距離(L)を
演算する電子制御ユニット(5)とを備えた距離測定装
置(10)において、電子制御ユニットは第1タイマと
第2タイマによって検出された複数の時間差に基づい
て、物体との距離の平均値(LAve )を演算するととも
に、距離の平均値の算出の際に、複数の時間差の内、所
定値(Tds )未満のものを除外することを特徴とする
距離測定装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両前方の障害物検
知装置、或いは、車両の自動走行装置等に使用される距
離測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりある、車両用の距離測定装置に
関するものとして、ダッシュボード上、或いは、ルーム
ミラーの背面等にレーザー装置を設置したものとして、
特開昭59−24278号に記載されたものがある。し
かし、これはレーザー装置がワイパーによって反射した
レーザー光を受光してしまい、距離測定の正確さが失わ
れる。
【0003】又、この課題を解消する手段として、ワイ
パー作動信号を検出して、ワイパー作動中は距離測定を
停止するものが考えられるが、これは、距離測定が機能
する時間が限られる上に、ワイパー作動を検出するハー
ドウエアを必要とし、装置の小型、低コスト化の点にお
いて課題を含んだものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題とすると
ころは、上記問題を解決する距離測定装置を提供するこ
とである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の請求項1においては、前方に発光パルスを間
断的に照射する投光手段と、前記発光パルスが外部の物
体により反射された受光パルスを検知する受光手段と、
前記投光手段の発光パルスの発生時から、前記受光手段
の受光パルスの受光時までの時間差を検出する時間検出
手段と、前記時間検出手段によって検出された時間差に
基づいて前記物体との距離を演算する距離演算手段とを
備えた距離測定装置において、前記距離演算手段は前記
時間検出手段によって検出された複数の時間差、或い
は、前記複数の時間差に基づいて演算された複数の距離
に基づいて、前記物体との距離の平均値を演算するとと
もに、前記距離の平均値の算出の際に、前記複数の時間
差、或いは、前記複数の距離の内、所定値未満のものを
除外することを特徴とする距離測定装置とした。
【0006】上記請求項1に記載した距離測定装置によ
れば、距離の平均値の算出の際に、複数の時間差、或い
は、複数の距離の内、所定値未満のものを除外すること
によって、ワイパーにより反射された受光パルスのデー
タを除外することができ、ワイパー作動中であっても精
度よく距離測定を行うことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の特徴
を示す部分のみについて説明する。
【0008】図1は、本発明による距離測定装置10
を、車両に搭載したところを表す図である。図1におい
て、車両1には距離測定装置10を構成するレーザーレ
ーダー3、及び、レーザーレーダー3と電気的に接続さ
れた電子制御ユニット5が搭載されている。
【0009】図2および図3に示すように、レーザーレ
ーダー3は車両のフロントウインドウ7の後方、ダッシ
ュボード9の上面に設置され、したがって、ワイパー1
1の後方に位置することになる。
【0010】図4において、レーザーレーダー3の発光
部31において、駆動回路313は、発振回路33によ
り形成される所定タイミングで、レーザーダイオード3
12の駆動パルスを形成する。レーザーダイオード31
2より発生したレーザー光は、レンズ311を介して車
両前方に照射される。
【0011】図5および図6に基づいて、レーザー光の
発生方法を説明する。図5はレーザーレーダー3を車両
1に設置したところを上方より見た図であり、図の矢印
はレーザー光の照射方向を表している。本実施の形態で
は、レーザー光の照射方向は、B1,B2,B3・・・
B11の11方向に区別される。各照射方向において
は、連続的に8パルスのレーザー光が照射され、各レー
ザー光は1msecの周期で投射される。ここで、本実施の
形態における距離測定装置10は、B1,B2,B3の
順に、車両幅方向に走査(スキャニング)を行う。B1
からB2への移行、B2からB3への移行・・・B10
からB11への移行には、各々1msecを要し、したがっ
て図6に示すように、駆動回路313は、1回のスキャ
ニングで88パルスの駆動パルスを発生させ、1回のス
キャニングに要する時間は、98msecとなる。
【0012】再び図4を参照する。受光部32では、レ
ンズ321を介して、フォトダイオード322において
車両前方にある障害物で反射されたレーザー光を受光す
る。フォトダイオード322は受光したレーザー光に応
じたレベルの電気信号(受光パルス)を発生する。
【0013】フォトダイオード322からの信号は、更
に増幅回路323で増幅されて第1タイマ34、及び、
第2タイマ35に入力される。第1タイマ34、及び、
第2タイマ35には、レーザーダイオード312から
も、後述するように発光時の発光パルスが入力される。
後述するように第1タイマ34、及び第2タイマ35
は、発光パルスが発生されてから、受光パルスが到達す
るまでの時間を検出して、電子制御ユニット5へと送信
する。
【0014】電子制御ユニット5は後述するように、レ
ーザーレーダー3からの信号に基づいて前方物体との距
離を演算する。
【0015】図7は第1タイマ34内の構成を表し、ゲ
ートパルス341は発光部31のレーザーダイオード3
12からの発光パルス、及び、受光部32の増幅回路3
23を介して、フォトダイオード322からの受光パル
スが入力される。第1タイマのゲートパルス341は、
図8にあるようにレーザーダイオード312からの発光
パルスが、その立下り時に閾値:Thを下回ること(以
下、この点を立下りエッジと呼ぶ)によって立上り、フ
ォトダイオード322からの受光パルスが、その立上り
時に閾値:Thを上回ること(以下、この点を立上りエ
ッジと呼ぶ)によって立下がるゲートパルス信号を、ゲ
ート343に送信する。
【0016】ゲート343には更に、クロック342か
らのクロックパルスが入力されており、ゲートパルス3
41からのゲートパルス信号が入力されている間(T1
間)のみ、クロック342からのクロックパルスと同周
期のパルス信号を、カウンタ344に発信する。カウン
タ344は、ゲート343から入力されたパルスを計数
し、計数したパルス数に応じた(言い換えれば時間T1
に応じた)レベルの信号を、電子制御ユニット5に送信
する。
【0017】一方、第2タイマ35内の構成も、図示し
ないが、基本的に第1タイマ34と同一であって、図示
しないゲートパルスは、発光部31のレーザーダイオー
ド312からの発光パルス、及び、受光部32の増幅回
路323を介して、フォトダイオード322からの受光
パルスが入力される。第2タイマのゲートパルスは、図
8にあるようにレーザーダイオード312からの発光パ
ルスの立下りエッジによって立上り、フォトダイオード
322からの受光パルスの立下りエッジによって立下が
るゲートパルス信号を、図示しないゲートに送信する。
【0018】ゲートには更に、図示しないクロックから
のクロックパルスが入力されており、ゲートパルスから
のゲートパルス信号が入力されている間(T2間)の
み、クロックからのクロックパルスと同周期のパルス信
号を、図示しないカウンタに発信する。カウンタは、ゲ
ートから入力されたパルスを計数し、計数したパルス数
に応じた(言い換えれば時間T2に応じた)レベルの信
号を、電子制御ユニット5に送信する。
【0019】電子制御ユニット5は、第1タイマ34、
及び、第2タイマ35から送信された信号に基づいて、
下式に基づいて、発光パルスと受光パルスとの間の時間
差であるTdを演算する。
【0020】 ΔT=T2−T1 (ΔT:受光パルス
幅) Td=T1+αΔT+Ts (αΔT:時間パル
ス幅) ここで、αは距離測定装置の受光部32によって決まる
定数であり、0<α<1を満足し、時間パルス幅:αΔ
Tが受光パルスの立上りエッジからピーク点までの時間
に対応するように設定される。すなわち、時間パルス
幅:αΔTの終点がピーク点:Peとなることをねらい
として設定される。又、Tsは発光パルスのピーク点か
ら立下りエッジまでの経過時間を表す所定値であり、発
光部31によって決定される数値である。
【0021】前記のようにして、電子制御ユニット5は
1つの発光パルスに基づいて、Tdを演算する。
【0022】次に、図9に基づいて、レーザー光の1つ
の照射方向についての、距離演算の方法を説明する。車
両のイグニッションスイッチを作動させると、距離測定
装置10はステップS100において初期化され、例え
ば、照射方向B1について、ステップS110、およ
び、ステップS120において、それぞれD0 が0、n
およびmが1とされる。
【0023】次に、ステップS130において、照射方
向B1における1番目に発光されたレーザー光につい
て、例えば前記したような方法で、Td1 が演算され
る。ステップS140において、受光パルスが車両1の
ワイパー11から反射したものであるか否かを判断する
ため、演算されたTd1 が所定値Tds と比較され、T
ds 以上である時、ステップS150において、Td1
がD1 とされる。
【0024】ステップS160において、nが8未満と
判断されると、ステップS210、および、ステップS
200において、それぞれmおよびnがインクリメント
され、再びステップS130へと戻り、2番目以降に発
光されたレーザー光について、同様に処理され、ステッ
プS150において、Tdn がDn に加算される。
【0025】ステップS140において、Tdn がTd
s 未満であると、受光パルスが車両1のワイパー11か
ら反射したものであると判断され、ステップS190に
おいて、Dn-1 をDn としてステップS200を経由し
てステップS130に戻る。すなわち、Tdn がTds
未満であると、その時のTdn はDn に加算されない。
【0026】ステップS160においてnが8に達した
と判断されると、ステップS170において、Dn を加
算されたTdn の数であるmで除することによって、T
dnの平均値TAve が演算される。その後、ステップS
180において、式:LAve=TAve ×C/2(Cは光
速)に基づいて車両前方の障害物までの距離Lの平均値
LAve を演算する。
【0027】尚、上記した実施の形態においては、時間
差Tdn がTds 未満である時に、それを距離Lの平均
値の演算から除外しているが、各時間差Tdn に基づい
て演算された複数の距離Lの内、所定値未満、或いは所
定値以下のものを、距離Lの平均値LAve の演算から除
外するようにしてもよい。
【0028】又、本発明はスキャニングを行わないレー
ザーレーダーにも適用できることは言うまでもない。
【0029】
【発明の効果】上記したように本発明によれば、簡単な
装置で精度よく物体までの距離を測定でき、低コストな
距離測定装置とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による距離測定装置を車両に搭載したと
ころを表す全体図
【図2】本発明による距離測定装置のレーザーレーダー
を車両に搭載したところを車両前方から見た図
【図3】本発明による距離測定装置のレーザーレーダー
を車両に搭載したところを車両側方から見た図
【図4】本発明による距離測定装置の全体ブロック図
【図5】本発明による距離測定装置の発光方法を説明す
る図
【図6】本発明による距離測定装置の駆動回路の駆動パ
ルスを表す図
【図7】本発明による距離測定装置の第1タイマのブロ
ック図
【図8】本発明による距離測定装置の第1タイマおよび
第2タイマのタイミングチャート
【図9】本発明による距離測定装置のフローチャート
【符号の説明】
3 レーザーレーダー 5 電子制御ユニット 1
0 距離測定装置 31 発光部 32 受光部 34 第1タイマ
35 第2タイマ Tdn 時間差 L 距離 LAve 距離の平均値
Tds 所定値

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前方に発光パルスを間断的に照射する投
    光手段と、前記発光パルスが外部の物体により反射され
    た受光パルスを検知する受光手段と、前記投光手段の発
    光パルスの発生時から、前記受光手段の受光パルスの受
    光時までの時間差を検出する時間検出手段と、前記時間
    検出手段によって検出された時間差に基づいて前記物体
    との距離を演算する距離演算手段とを備えた距離測定装
    置において、前記距離演算手段は前記時間検出手段によ
    って検出された複数の時間差、或いは、前記複数の時間
    差に基づいて演算された複数の距離に基づいて、前記物
    体との距離の平均値を演算するとともに、前記距離の平
    均値の算出の際に、前記複数の時間差、或いは、前記複
    数の距離の内、所定値未満のものを除外することを特徴
    とする距離測定装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006226931A (ja) * 2005-02-21 2006-08-31 Denso Corp 車載用レーダ装置
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