JP4830140B2 - 燃焼制御方法及び焼却装置 - Google Patents
燃焼制御方法及び焼却装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4830140B2 JP4830140B2 JP2006100146A JP2006100146A JP4830140B2 JP 4830140 B2 JP4830140 B2 JP 4830140B2 JP 2006100146 A JP2006100146 A JP 2006100146A JP 2006100146 A JP2006100146 A JP 2006100146A JP 4830140 B2 JP4830140 B2 JP 4830140B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- combustion air
- secondary combustion
- exhaust gas
- supply amount
- combustion chamber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 title claims description 533
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 22
- 239000007789 gas Substances 0.000 claims description 186
- QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N atomic oxygen Chemical compound [O] QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 86
- 229910052760 oxygen Inorganic materials 0.000 claims description 86
- 239000001301 oxygen Substances 0.000 claims description 86
- 239000002994 raw material Substances 0.000 claims description 43
- 238000005259 measurement Methods 0.000 claims description 32
- 238000002156 mixing Methods 0.000 claims description 28
- 239000004576 sand Substances 0.000 claims description 27
- 230000008859 change Effects 0.000 claims description 26
- 239000002245 particle Substances 0.000 claims description 8
- 230000036962 time dependent Effects 0.000 claims description 5
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 claims description 3
- 238000007664 blowing Methods 0.000 description 27
- VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N Silicium dioxide Chemical compound O=[Si]=O VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 23
- 239000002699 waste material Substances 0.000 description 10
- UGFAIRIUMAVXCW-UHFFFAOYSA-N Carbon monoxide Chemical compound [O+]#[C-] UGFAIRIUMAVXCW-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 7
- 229910002091 carbon monoxide Inorganic materials 0.000 description 7
- 238000009529 body temperature measurement Methods 0.000 description 6
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 5
- 230000007613 environmental effect Effects 0.000 description 5
- 230000002123 temporal effect Effects 0.000 description 5
- 239000000463 material Substances 0.000 description 4
- 239000003507 refrigerant Substances 0.000 description 4
- 239000002912 waste gas Substances 0.000 description 4
- 150000002013 dioxins Chemical class 0.000 description 3
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 3
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 3
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 3
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 3
- MCMNRKCIXSYSNV-UHFFFAOYSA-N Zirconium dioxide Chemical compound O=[Zr]=O MCMNRKCIXSYSNV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000032683 aging Effects 0.000 description 2
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000006185 dispersion Substances 0.000 description 2
- 239000000835 fiber Substances 0.000 description 2
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 2
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 2
- 239000010903 husk Substances 0.000 description 2
- 239000002440 industrial waste Substances 0.000 description 2
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 2
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 2
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 2
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 2
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 239000004033 plastic Substances 0.000 description 2
- 229920003023 plastic Polymers 0.000 description 2
- 238000010248 power generation Methods 0.000 description 2
- 238000000197 pyrolysis Methods 0.000 description 2
- JOYRKODLDBILNP-UHFFFAOYSA-N Ethyl urethane Chemical compound CCOC(N)=O JOYRKODLDBILNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 206010037660 Pyrexia Diseases 0.000 description 1
- BZHJMEDXRYGGRV-UHFFFAOYSA-N Vinyl chloride Chemical compound ClC=C BZHJMEDXRYGGRV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000003245 coal Substances 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000001035 drying Methods 0.000 description 1
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 1
- 239000010881 fly ash Substances 0.000 description 1
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 1
- 229910052745 lead Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 1
- 150000002739 metals Chemical class 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 150000002894 organic compounds Chemical class 0.000 description 1
- 230000003647 oxidation Effects 0.000 description 1
- 238000007254 oxidation reaction Methods 0.000 description 1
- 230000001590 oxidative effect Effects 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 1
- 238000010298 pulverizing process Methods 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
- -1 silica sand Chemical compound 0.000 description 1
- 239000000377 silicon dioxide Substances 0.000 description 1
- 239000010802 sludge Substances 0.000 description 1
- 238000005507 spraying Methods 0.000 description 1
- 238000003756 stirring Methods 0.000 description 1
- 238000005728 strengthening Methods 0.000 description 1
- 239000002916 wood waste Substances 0.000 description 1
- 229910052725 zinc Inorganic materials 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Incineration Of Waste (AREA)
Description
すなわち,一次燃焼室よりも断面積の小さい二次燃焼室を設け,二次燃焼室内に旋回流を生じさせる焼却炉を用いた場合,排ガスと燃焼空気の混合を完全にすることはできなかった。
また,二次燃焼空気の吹き込み量を制御するノズルを追加した焼却炉を用いた場合,焼却原料の成分の変化や外的要因による炉内状況の変化に適切に対応できなかった。
さらに二次燃焼室内で燃焼される排ガスの燃焼過程の中間成分をレーザーにより計測し,計測値に基づいて二次燃焼空気を制御する方法を用いた場合,炉壁へのクリンカーなどの付着により永続的な炉内雰囲気の観測を行なうことができず,二次燃焼空気を適切に供給するように制御することができなかった。
さらに別な観点によれば,本発明は,焼却原料を焼却させる一次燃焼室と排ガスを燃焼させる二次燃焼室を有する焼却装置であって,前記一次燃焼室内に,流動砂の吹き上げ高さを制御して当該流動砂を流動化させながら,最大粒径が50mm以下の焼却原料を焼却させるための一次燃焼空気が供給される,一次燃焼空気供給口と,前記二次燃焼室内に,前記一次燃焼室で発生した排ガスを燃焼させるための二次燃焼空気が供給される,二次燃焼空気供給口と,前記二次燃焼室内で燃焼した後の排ガスの少なくとも酸素濃度を測定する酸素濃度計,又は温度を測定する温度計と,少なくとも前記酸素濃度計又は温度計の測定結果に基づいて,前記二次燃焼空気の供給量を制御する制御部と,を有し,前記一次燃焼空気は,外気と前記燃焼した後の排ガスとの混合空気であり,前記二次燃焼空気供給量を制御しても制御目的が達成できない場合には,前記制御部は,前記酸素濃度計の測定結果と前記温度計の測定結果に基づいて,前記一次燃焼空気の混合比率を制御することを特徴としている。
また,二次燃焼室内で燃焼後の排ガス温度とその経時変化の傾向変化を測定することにより,二次燃焼室内温度を焼却装置の維持管理に最適な温度状態に維持することができる。これにより,焼却原料を安定して焼却することができる。
側壁部6の上方には,略長方形状のほぼ一様な横断面形状を有する略角筒状をなす側壁部7が,側壁部6と連続して設けられている。側壁部7は,長さ方向を高さ方向とし,略鉛直方向に立設された4つの内側面,すなわち,図2に示す前内側面7a,後内側面7b,左内側面7c,右内側面7dを有している。図示の例では,後内側面7b,左内側面7c,右内側面7dは,側壁部6の後内側面,左内側面,右内側面とそれぞれ略鉛直な平面状に連続した面になっている。そして,側壁部7に囲まれた内部空間が,二次燃焼室S2となっている。二次燃焼室S2の下端部は,一次燃焼室S1の上部と上下に連通しており,一次燃焼室S1内の雰囲気は,二次燃焼室S2内に上昇気流となって導入されるようになっている。側壁部7の上端部は,天井部8によって閉塞されている。
また,側壁部7の左方及び右方に設けられた二次燃焼空気吹込み部41は,2つの均等な大きさの箱状に分割されており,側壁部7の左外側面及び右外側面の幅方向全体に渡ってそれぞれ取り付けられている。各二次燃焼空気吹込み部41には,二次燃焼空気供給路42がそれぞれ接続されている。二次燃焼空気供給路42には,二次燃焼空気の圧力を測定する二次圧力計104が設けられている。二次圧力計104には,例えば差圧式圧力計が使用される。さらに二次燃焼空気供給路42にはダンパー105が設けられており,各二次燃焼空気供給路42から各二次燃焼空気吹込み部41に供給される二次燃焼空気の供給量は,それぞれ個別に可変になっている。したがってダンパー105により,各二次燃焼空気吹込み部41に,二次燃焼空気供給口40からの二次燃焼空気の供給量を任意に制御することができる。これにより,排ガスと二次燃焼空気との混合速度等を制御することができ,排ガスと二次燃焼空気を確実に混合させることができる。
(1)ダンパー開度演算部C1により,酸素濃度計101から測定される燃焼済みの排ガスの酸素濃度に基づいて二次燃焼空気供給量が演算され,演算された二次燃焼空気供給量と二次圧力計104から測定される二次燃焼空気の圧力に基づいて,ダンパー105の開度が演算される。
(2)ダンパー開度演算部C2により,酸素濃度計101から測定される燃焼済みの排ガスの酸素濃度の経時変化傾向に基づいて二次燃焼空気供給量が演算され,演算された二次燃焼空気供給量と二次圧力計104から測定される二次燃焼空気の圧力に基づいて,ダンパー105の開度が演算される。
(3)ダンパー開度演算部C3により,温度計102から測定される燃焼済みの排ガスの温度に基づいて二次燃焼空気供給量が演算され,演算された二次燃焼空気供給量と二次圧力計104から測定される二次燃焼空気の圧力に基づいて,ダンパー105の開度が演算される。
(4)ダンパー開度演算部C4により,温度計102から測定される燃焼済みの排ガスの温度の経時変化傾向に基づいて二次燃焼空気供給量が演算され,演算された二次燃焼空気供給量と二次圧力計104から測定される二次燃焼空気の圧力に基づいて,ダンパー105の開度が演算される。
(5)ダンパー開度演算部C1〜C4により演算された二次燃焼空気供給量に基づいて,ダンパー開度演算部C5により,二次燃焼空気供給量が比較演算され,ダンパー105の開度が決定される。
(6)一次燃焼空気供給量演算部C6により,C5により演算された二次燃焼空気供給量に基づいて一次燃焼空気供給量が演算され,一次燃焼空気供給量制御弁63の開度が演算される。
(7)一次燃焼空気混合割合演算部C7により,酸素濃度計101から測定される燃焼済みの排ガスの酸素濃度と温度計102から測定される燃焼済みの排ガスの温度に基づいて,一次燃焼空気の排ガス量及び外気量が演算され,演算された一次燃焼空気の排ガス量及び外気量と一次圧力計103から測定される一次燃焼空気の圧力に基づいて,排ガス供給量制御弁61の開度と外気供給量制御弁62の開度が演算される。
なお,制御部100は,図示しない計器室に設置されており,その制御の状態変化を監督者が確認できるようになっている。
(1)ダンパー開度演算部C1では,酸素濃度計101からの燃焼した後の排ガスの酸素濃度の測定結果に基づいて,二次燃焼空気の供給量が演算される。すなわち,例えば酸素濃度の目標値を5%とした場合,酸素濃度の測定結果が目標値より低い場合には,完全燃焼に必要な酸素量が供給されていないとみなす。そして,二次燃焼空気により二次燃焼室内の酸素濃度を増加させるために,酸素濃度の測定結果が目標値となるように二次燃焼空気供給量の増加量を演算する。逆に,酸素濃度の測定結果が目標値より高い場合には,完全燃焼に必要な酸素量以上に酸素が供給されているとみなす。そして,二次燃焼空気により二次燃焼室内の酸素濃度を減少させるために,酸素濃度の測定結果が目標値となるように二次燃焼空気供給量の減少量を演算する。その後,二次燃焼空気供給路42の閉塞状況を判断するために,二次圧力計104からの二次燃焼空気の圧力を考慮して,ダンパー105の開度を決定する。なお,酸素濃度の測定結果が目標値である場合には,二次燃焼空気供給量を変化させない。すなわち,ダンパー105の開度も変更されない。
(2)ダンパー開度演算部C3では,酸素濃度計101からの燃焼した後の排ガスの酸素濃度の経時変化傾向に基づいて,二次燃焼空気の供給量が演算される。すなわち,二次燃焼室内の二次燃焼室内の燃焼した後の排ガスの酸素濃度の経時変化の傾向変化が上昇方向の場合には,以後二次燃焼室内の燃焼した後の排ガスの酸素濃度がより高くなるものとみなす。そして,二次燃焼空気により二次燃焼室内の燃焼した後の酸素濃度を減少させるために,燃焼した後の排ガスの酸素濃度が一定になるように二次燃焼空気供給量の減少量を演算する。逆に,その傾向変化が下降方向の場合には,以後二次燃焼室内の燃焼した後の排ガスの酸素濃度がより低くなるものとみなす。そして,二次燃焼空気により二次燃焼室内の燃焼した後の排ガスの酸素濃度を増加させるために,燃焼した後の排ガスの温度が一定になるように燃焼空気供給量の増加量を演算する。その後,二次燃焼空気供給路42の閉塞状況を判断するために,二次圧力計104からの二次燃焼空気の圧力を考慮して,ダンパー105の開度を決定する。なお,燃焼した後の排ガスの酸素濃度が一定である場合には,以後二次燃焼室内の燃焼した後の排ガスの酸素濃度は変化しないものとみなして,二次燃焼空気供給量を変化させない。すなわち,ダンパー105の開度も変更されない。
(3)ダンパー開度演算部C2では,温度計102からの燃焼した後の排ガスの温度の測定結果に基づいて,二次燃焼空気の供給量が演算される。すなわち,例えば温度の目標値を890±10℃とした場合(温度計102が複数設けられている場合はその測定結果の平均値),温度の測定結果が目標値より高い場合には,二次燃焼室内の燃焼した後の排ガスの温度が最適な温度よりも高いとみなす。そして,二次燃焼空気により二次燃焼室内の燃焼した後の排ガスを冷却するために,温度の測定結果が目標値となるように二次燃焼空気供給量の増加量を演算する。逆に,温度の測定結果が目標値より低い場合には,二次燃焼室内の燃焼した後の排ガスの温度が最適な温度よりも低いとみなす。そして,二次燃焼空気により二次燃焼室内の燃焼した後の排ガスが冷却されるのを防ぐために,度の測定結果が目標値となるように二次燃焼空気供給量の減少量を演算する。その後,二次燃焼空気供給路42の閉塞状況を判断するために,二次圧力計104からの二次燃焼空気の圧力を考慮して,ダンパー105の開度を決定する。なお,温度の測定結果が目標値である場合には,二次燃焼空気供給量を変化させない。すなわち,ダンパー105の開度も変更されない。
(4)ダンパー開度演算部C4では,温度計102からの燃焼した後の排ガスの温度の経時変化傾向に基づいて,二次燃焼空気の供給量が演算される。すなわち,二次燃焼室内の二次燃焼室内の燃焼した後の排ガスの温度の経時変化の傾向変化が上昇方向の場合には,以後二次燃焼室内の燃焼した後の排ガスの温度がより高くなるものとみなす。そして,二次燃焼空気により二次燃焼室内の燃焼した後の排ガスを冷却するために,燃焼した後の排ガスの温度が一定になるように二次燃焼空気供給量の増加量を演算する。逆に,その傾向変化が下降方向の場合には,以後二次燃焼室内の燃焼した後の排ガスの温度がより低くなるものとみなす。そして,二次燃焼空気により二次燃焼室内の燃焼した後の排ガスの冷却を防止するために,燃焼した後の排ガスの温度が一定になるように燃焼空気供給量の減少量を演算する。その後,二次燃焼空気供給路42の閉塞状況を判断するために,二次圧力計104からの二次燃焼空気の圧力を考慮して,ダンパー105の開度を決定する。なお,燃焼した後の排ガスの温度が一定である場合には,以後二次燃焼室内の燃焼した後の排ガスの温度は変化しないものとみなして,二次燃焼空気供給量を変化させない。すなわち,ダンパー105の開度も変更されない。
(5)ダンパー開度演算部C1〜C4より演算された二次燃焼空気供給量が2つ以上ある場合,ダンパー開度演算部C5により,二次燃焼空気供給量が比較演算される。すなわち,二次燃焼空気供給量の変化量が最も大きい供給量を二次燃焼空気供給量とする。その後,その二次燃焼空気供給量に対応するダンパー105の開度が決定する。
また,二次燃焼室内で燃焼後の排ガス温度とその経時変化の傾向変化を測定することにより,二次燃焼室内温度を焼却装置の維持管理に最適な温度状態に維持することができる。これにより,焼却原料を安定して焼却することができる。
20 一次燃焼空気供給口
40 二次燃焼空気供給口
61 排ガス供給量制御弁
62 外気供給量制御弁
63 一次燃焼空気供給量制御弁
100 制御部
101 酸素濃度計
102 温度計
103 一次圧力計
104 二次圧力計
105 ダンパー
S1 一次燃焼室
S2 二次燃焼室
Claims (10)
- 焼却原料を焼却させる一次燃焼室と排ガスを燃焼させる二次燃焼室を有する焼却装置における燃焼制御方法であって,
前記一次燃焼室において,一次燃焼空気を供給して,流動砂の吹き上げ高さを制御して当該流動砂を流動化させながら,最大粒径が50mm以下の焼却原料を焼却させる工程と,
前記二次燃焼室において,二次燃焼空気を供給して,前記一次燃焼室で発生した排ガスを燃焼させる工程と,
前記二次燃焼室内で燃焼した後の排ガスの少なくとも酸素濃度,又は温度を測定する工程と,
少なくとも前記燃焼した後の排ガスの酸素濃度の測定結果,酸素濃度の経時変化傾向,前記燃焼した後の排ガスの温度の測定結果,又は温度の経時変化傾向に基づいて,二次燃焼空気供給量を演算する工程と,
前記演算結果に基づいて,前記二次燃焼室に吹き込む前記二次燃焼空気の供給量を制御する工程と,
前記二次燃焼空気供給量を制御しても制御目的が達成できない場合には,前記二次燃焼空気供給量の演算結果に基づいて,一次燃焼空気供給量を演算する工程と,
前記一次燃焼空気供給量の演算結果に基づいて,前記一次燃焼室に吹き込む前記一次燃焼空気の供給量を制御する工程と,
を有することを特徴とする,燃焼制御方法。 - 前記二次燃焼空気供給量の制御は,前記演算結果が2以上ある場合には,前記二次燃焼空気の供給量の変化量が最も大きい供給量を,前記二次燃焼室に吹き込む二次燃焼空気供給量とすることを特徴とする,請求項1に記載の燃焼制御方法。
- 前記燃焼した後の排ガスの酸素濃度の測定結果に基づく前記二次燃焼空気の供給量の演算は,予め定められた酸素濃度の目標値に近づけるものであることを特徴とする,請求項1又は2に記載の燃焼制御方法。
- 前記燃焼した後の排ガスの酸素濃度の経時変化傾向に基づく前記二次燃焼空気の供給量の演算は,上昇傾向の場合には供給量を減少させ,下降傾向の場合には供給量を増加させて,酸素濃度が一定になるようにすることを特徴とする,請求項1〜3のいずれかに記載の燃焼制御方法。
- 前記燃焼した後の排ガスの温度の測定結果に基づく前記二次燃焼空気の供給量の演算は,予め定められた温度の目標値に近づけるものであることを特徴とする,請求項1〜4のいずれかに記載の燃焼制御方法。
- 前記燃焼した後の排ガスの温度の経時変化傾向に基づく前記二次燃焼空気の供給量の演算は,上昇傾向の場合には供給量を増加させ,下降傾向の場合には供給量を減少させて,温度が一定になるようにするものであることを特徴とする,請求項1〜5のいずれかに記載の燃焼制御方法。
- 前記一次燃焼空気には外気と前記燃焼した後の排ガスとの混合空気を用い,前記一次燃焼空気の供給量の制御に替えて,又は前記一次燃焼空気の供給量の制御と共に,少なくとも前記燃焼した後の排ガスの酸素濃度又は前記燃焼済した後の排ガスの温度の測定結果に基づいて,前記一次燃焼空気における外気と燃焼した後の排ガスとの混合比率を制御する工程を有することを特徴とする,請求項1〜6のいずれかに記載の燃焼制御方法。
- 焼却原料を焼却させる一次燃焼室と排ガスを燃焼させる二次燃焼室を有する焼却装置であって,
前記一次燃焼室内に,流動砂の吹き上げ高さを制御して当該流動砂を流動化させながら,最大粒径が50mm以下の焼却原料を焼却させるための一次燃焼空気が供給される,一次燃焼空気供給口と,
前記二次燃焼室内に,前記一次燃焼室で発生した排ガスを燃焼させるための二次燃焼空気が供給される,二次燃焼空気供給口と,
前記二次燃焼室内で燃焼した後の排ガスの少なくとも酸素濃度を測定する酸素濃度計,又は温度を測定する温度計と,
少なくとも前記酸素濃度計又は温度計の測定結果に基づいて,前記二次燃焼空気の供給量を制御する制御部と,
を有し,
前記二次燃焼空気供給量を制御しても制御目的が達成できない場合には,前記制御部は,前記一次燃焼空気の供給量をさらに制御することを特徴とする,焼却装置。 - 前記一次燃焼空気は,外気と前記燃焼した後の排ガスとの混合空気であり,前記二次燃焼空気供給量を制御しても制御目的が達成できない場合には,前記制御部は,前記酸素濃度計の測定結果と前記温度計の測定結果に基づいて,前記一次燃焼空気の混合比率を制御することを特徴とする,請求項8に記載の焼却装置。
- 焼却原料を焼却させる一次燃焼室と排ガスを燃焼させる二次燃焼室を有する焼却装置であって,
前記一次燃焼室内に,流動砂の吹き上げ高さを制御して当該流動砂を流動化させながら,最大粒径が50mm以下の焼却原料を焼却させるための一次燃焼空気が供給される,一次燃焼空気供給口と,
前記二次燃焼室内に,前記一次燃焼室で発生した排ガスを燃焼させるための二次燃焼空気が供給される,二次燃焼空気供給口と,
前記二次燃焼室内で燃焼した後の排ガスの少なくとも酸素濃度を測定する酸素濃度計,又は温度を測定する温度計と,
少なくとも前記酸素濃度計又は温度計の測定結果に基づいて,前記二次燃焼空気の供給量を制御する制御部と,
を有し,
前記一次燃焼空気は,外気と前記燃焼した後の排ガスとの混合空気であり,前記二次燃焼空気供給量を制御しても制御目的が達成できない場合には,前記制御部は,前記酸素濃度計の測定結果と前記温度計の測定結果に基づいて,前記一次燃焼空気の混合比率を制御することを特徴とする,焼却装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006100146A JP4830140B2 (ja) | 2006-03-31 | 2006-03-31 | 燃焼制御方法及び焼却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006100146A JP4830140B2 (ja) | 2006-03-31 | 2006-03-31 | 燃焼制御方法及び焼却装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007271226A JP2007271226A (ja) | 2007-10-18 |
JP4830140B2 true JP4830140B2 (ja) | 2011-12-07 |
Family
ID=38674211
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006100146A Active JP4830140B2 (ja) | 2006-03-31 | 2006-03-31 | 燃焼制御方法及び焼却装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4830140B2 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5472847B2 (ja) * | 2009-07-16 | 2014-04-16 | 新日鉄住金エンジニアリング株式会社 | 廃棄物溶融炉設備の蒸気量制御装置 |
JP5871207B2 (ja) * | 2012-06-12 | 2016-03-01 | Jfeエンジニアリング株式会社 | 廃棄物焼却炉及び廃棄物焼却方法 |
KR101385851B1 (ko) * | 2012-08-30 | 2014-04-17 | 한국남동발전 주식회사 | 유동층 보일러 및 이를 이용한 연소 제어방법 |
KR101458032B1 (ko) * | 2012-11-26 | 2014-11-04 | 주식회사 이지1 | 펠릿의 수평 유동연소를 유도하는 산업용 보일러 |
KR101580085B1 (ko) * | 2015-07-28 | 2015-12-23 | 이보엠텍 주식회사 | 유동화 공기 및 연소공기의 정밀 제어가 가능한 유동층 연소로 |
JP6797084B2 (ja) * | 2017-06-27 | 2020-12-09 | 川崎重工業株式会社 | 二次燃焼用気体供給方法、二次燃焼用気体供給構造、及び廃棄物焼却炉 |
JP6748697B2 (ja) * | 2018-12-19 | 2020-09-02 | 株式会社プランテック | 燃焼制御方法 |
JP6989876B2 (ja) * | 2019-02-28 | 2022-01-12 | 株式会社環境経営総合研究所 | 粉体燃料燃焼装置及び燃焼方法 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61180825A (ja) * | 1985-02-06 | 1986-08-13 | Tokyo Met Gov | ごみ焼却炉の運転方法 |
JPH05248618A (ja) * | 1992-03-10 | 1993-09-24 | Kubota Corp | 焼却炉におけるco制御方法 |
JPH06300239A (ja) * | 1993-04-19 | 1994-10-28 | Babcock Hitachi Kk | 燃焼装置のダイオキシン抑制制御方法 |
JP3172356B2 (ja) * | 1994-03-18 | 2001-06-04 | 日本碍子株式会社 | 抑制流動炉の燃焼制御装置及び方法 |
JPH07332642A (ja) * | 1994-06-03 | 1995-12-22 | Kubota Corp | ゴミ焼却炉 |
JPH09269113A (ja) * | 1996-03-29 | 1997-10-14 | Nikko Kinzoku Kk | 産業廃棄物の処理方法 |
JPH10169948A (ja) * | 1996-12-10 | 1998-06-26 | Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd | 焼却炉における燃焼制御方法 |
-
2006
- 2006-03-31 JP JP2006100146A patent/JP4830140B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007271226A (ja) | 2007-10-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4830140B2 (ja) | 燃焼制御方法及び焼却装置 | |
JP4479655B2 (ja) | 火格子式廃棄物焼却炉及びその燃焼制御方法 | |
JP3347463B2 (ja) | 可燃物焼却方法 | |
JP4889176B2 (ja) | 固形燃料、特に固形廃棄物の燃焼方法及び燃焼装置 | |
JP4361890B2 (ja) | ガス化溶融炉のスラグ塩基度調整方法及びその装置 | |
US5762008A (en) | Burning fuels, particularly for incinerating garbage | |
JP4565279B2 (ja) | 流動床炉及びその焼却方法 | |
KR20030019364A (ko) | 폐기물 소각로 및 그 조업방법 | |
JP5611418B2 (ja) | ガス化溶融システムの燃焼制御方法及び該システム | |
JP3956862B2 (ja) | 廃棄物焼却炉の燃焼制御方法及び廃棄物焼却炉 | |
JP2006308226A (ja) | 流動床炉及び流動床炉の焼却方法 | |
JP2001317715A (ja) | 固形廃棄物の焼却処理方法とその装置 | |
JP2003074817A (ja) | 廃棄物ガス化溶融設備及びその操業方法 | |
JP2001021129A (ja) | 直結型焼却灰溶融設備及びその運転制御方法 | |
JP2003074819A (ja) | 廃棄物溶融設備及びその操業方法 | |
JP3989333B2 (ja) | 廃棄物焼却炉の操業方法 | |
JP4660757B2 (ja) | 流動床炉及びその焼却方法 | |
JP4111107B2 (ja) | 溶融炉二次燃焼室ダスト排出機の腐食防止方法及び装置 | |
JP5472847B2 (ja) | 廃棄物溶融炉設備の蒸気量制御装置 | |
KR100660757B1 (ko) | 폐기물소각로의 조업방법 및 폐기물소각로 | |
JPH03125808A (ja) | 流動床式ごみ焼却炉 | |
JP2004239508A (ja) | ごみ焼却炉の燃焼制御方法及びごみ焼却炉 | |
JP2007147135A (ja) | 流動床炉 | |
JP3995237B2 (ja) | 廃棄物焼却炉の操業方法 | |
JP2004163009A (ja) | 廃棄物焼却システムの操業方法及び廃棄物焼却システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090108 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100304 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100316 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100514 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100817 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20101014 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20101116 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110117 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110524 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110722 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110823 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20110901 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110901 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20110901 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4830140 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140930 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |