JP3172356B2 - 抑制流動炉の燃焼制御装置及び方法 - Google Patents

抑制流動炉の燃焼制御装置及び方法

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JP3172356B2 JP04882594A JP4882594A JP3172356B2 JP 3172356 B2 JP3172356 B2 JP 3172356B2 JP 04882594 A JP04882594 A JP 04882594A JP 4882594 A JP4882594 A JP 4882594A JP 3172356 B2 JP3172356 B2 JP 3172356B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、産業廃棄物等の焼却に
使用する抑制流動炉における還元焼却を制御するための
抑制流動炉の燃焼制御装置及び方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】産業廃棄物、特に下水汚泥の脱水ケーキ
中に重金属類(特にCr)が多いとき、通常の酸化焼却
では焼却灰より重金属(特にCr6 + )が溶出する危険
性があるため、このような場合、一般に抑制流動方式を
採用し、抑制流動炉での脱水ケーキの燃焼空気比を還元
側とした還元焼却が行われている。
【0003】図3は従来の抑制流動炉の燃焼制御装置の
一例の構成を示す図である。図3に示す例において、2
1は抑制流動炉、22は抑制流動炉21内へ供給する燃
焼空気の供給量を調節する調節弁、23は同じく燃焼空
気の流量を測定する燃焼空気流量検出器、24は抑制流
動炉21内の炉内温度PVTを測定するための温度測定
装置、25は温度測定装置24で測定した炉内温度PV
Tとその設定値SVTとを比較し、その比較結果と燃焼
空気流量検出器23で測定した燃焼空気量PVFとに基
づき調節弁22の開度の制御を行う指示調節計、26は
抑制流動炉21内の酸素濃度を測定する酸素分析装置、
27は抑制流動炉21内の一酸化炭素濃度を測定するC
O計である。
【0004】また、28は抑制流動炉21から排出され
る燃焼排ガスを焼却灰と排ガスとに分離するサイクロ
ン、29は排ガスを空気比1.3程度で再燃焼させる再
燃焼室、30は再燃焼室29における廃熱を回収するた
めの廃熱ボイラ、31は排ガスの最終的な酸素濃度を測
定するための酸素分析装置である。焼却灰については、
強熱原料として後段の溶融炉(図示せず)にて灰溶融さ
れるか、もしくは投棄処理される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した抑制流動炉の
燃焼制御において重要な点は、ケーキ燃焼のために炉内
温度を適正に維持すること、および炉内雰囲気を抑制状
態すなわち還元雰囲気状態に維持することにある。しか
しながら、従来の燃焼制御は、炉内温度の一定維持のた
めの自動制御は行われているものの、炉内還元雰囲気の
維持に関しては自動制御は行われておらず、排ガス中の
酸素濃度および一酸化炭素濃度の情報からオペレータに
よる経験と勘に基づいた手動調節のみが行われていた。
【0006】すなわち、上述した図3に示す抑制流動炉
を例にとって従来の燃焼制御を説明する。まず、(1)
炉内温度PVTが設定値SVT(ケーキ適正燃焼温度)
より低いと制御装置25が判断した場合は、設定値SV
Tと炉内温度PVTとの偏差に応じて調節弁22の開度
を自動的に開き燃焼空気の供給量を増加させる。一方、
(2)炉内温度PVTが設定値SVTより高いと制御装
置25が判断した場合は、調節弁22の開度を自動的に
閉じ燃焼空気の供給量を減少させる。上記(1)の状態
で、炉内温度PVTが上昇すれば、炉内雰囲気が抑制状
態であると判断し、逆に低下すれば炉内雰囲気が酸化雰
囲気のため抑制状態でないと判断し、また、上記(2)
の状態で、炉内温度PVTが上昇すれば、炉内雰囲気が
酸化雰囲気のため抑制状態でないと判断し、逆に低下す
れば炉内雰囲気が抑制状態であると判断し、炉内温度P
VTによる自動制御を一時的に解除し、酸素分析装置2
6およびCO計27で測定した酸素濃度および一酸化炭
素濃度を確認しながら、燃焼空気の供給量の低減処置を
オペレータは手動にて調節している。
【0007】そのため、上述した従来の燃焼制御におい
ては、酸化領域における酸素分析装置26からの酸素濃
度の信号レンジと還元領域におけるCO計27からの一
酸化炭素濃度の信号レンジとの間に同一性がなく、2つ
の並列出力となってしまうため、酸化、還元の両領域を
制御する必要のある場合、信号レンジの出力合わせと信
号出力の外部での切換機能が必要となり、このため複数
の制御機器が必要となるとともに装置の構造が複雑にな
るなどの問題があった。
【0008】本発明の目的は上述した課題を解消して、
通常操業状態において安定した炉内温度および炉内雰囲
気を得ることができる抑制流動炉の燃焼制御装置及び方
法を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の抑制流動炉の燃
焼制御装置は、抑制流動炉と、抑制流動炉の炉内温度を
測定するための温度測定装置と、抑制流動炉の炉内雰囲
気を測定するための、炉内雰囲気が還元領域にあるとき
には、不足酸素濃度信号とし、炉内雰囲気が酸化領域に
あるときには、酸素濃度信号とし、同一測定レンジにお
ける1つの信号として出力できる酸素分析装置と、抑制
流動炉内へ供給する燃焼空気の量を調節するための調節
弁と、調節弁の開度を制御するための制御装置とからな
る抑制流動炉の燃焼制御装置において、前記温度測定装
置により測定した炉内温度をPVT、前記酸素分析装置
により測定した酸素濃度をPVC、炉内温度の設定値を
SVT、酸素濃度の設定値をSVCとしたとき、前記制
御装置において、前記PVTおよびSVTから炉内温度
による操作量信号MVTを求め、前記PVCおよびSV
Cから酸素濃度による操作量信号MVCを求め、(1)
(SVC−PVC)<X%O2 のときはMVCに基づ
き、(2)X%O2 ≦(SVC−PVC)≦Y%O2
のときはMVTに基づき、(3)(SVC−PVC)
>Y%O2 のときは、MVCとMVTとのいずれか
きい方の信号に基づき(ここで、Xは負の設定値、Yの
正の設定値である。)、調節弁の開度を制御することを
特徴とするものである。
【0010】また、本発明の抑制流動炉の燃焼制御方法
は、抑制流動炉の燃焼制御方法であって、抑制流動炉の
炉内温度を測定し、該抑制流動炉の炉内雰囲気の測定
で、炉内雰囲気が還元領域にあるときには、不足酸素濃
度信号を発生させ、また、炉内雰囲気が酸化領域にある
ときには、酸素濃度信号を発生させるように、同一測定
レンジにおける1つの信号として出力し、前記温度測定
装置により測定した炉内温度をPVT、前記酸素分析装
置により測定した酸素濃度をPVC、炉内温度の設定値
をSVT、酸素濃度の設定値をSVCとしたとき、前記
PVTおよびSVTから炉内温度による操作量信号MV
Tを求め、前記PVCおよびSVCから酸素濃度による
操作量信号MVCを求め、(1)(SVC−PVC)<
X%O2 のときはMVCに基づき、(2)X%O2
≦(SVC−PVC)≦Y%O2 のときはMVTに基
づき、(3)(SVC−PVC)>Y%O2 のとき
は、MVCとMVTとのいずれか大きい方の信号に基づ
き(ここで、Xは負のしきい値、Yは正のしきい値であ
る。)、抑制流動炉内へ供給する空気量を調整する調節
弁の開度を制御することを特徴とするものである。
【0011】
【作用】上述した構成において、まず、炉内雰囲気が還
元領域にあるときには、不足酸素濃度信号とし、炉内雰
囲気が酸化領域にあるときには、酸素濃度信号とし、同
一測定レンジにおける1つの信号として出力できる酸素
分析装置の使用が、酸化状態および還元状態を問わず炉
内雰囲気を1台の酸素分析装置で測定でき、しかも信号
レンジの同一性の問題も解消することができ、その結果
装置の構造を簡単にすることができる。
【0012】また、燃焼制御を、炉内温度だけでなく酸
素濃度をも考慮して、炉内温度および炉内雰囲気をきめ
細かく自動制御するようにしたため、抑制流動炉の外乱
に対して即応して整定させることができるとともに、通
常操業状態においては安定した炉内温度および炉内雰囲
気を自動的に得ることができ、オペレータの経験と勘に
頼る必要がなくなる。
【0013】
【実施例】図1は本発明の抑制流動炉の燃焼制御装置の
一例の構成を示す図である。図1に示す例において、1
は抑制流動炉、2は抑制流動炉1内へ供給する燃焼空気
の供給量を調節する調節弁、3は同じく燃焼空気の流量
PVFを測定する差圧流量計等からなる燃焼空気流量検
出器、4抑制流動炉1内の炉内温度PVTを測定するた
めの温度測定装置、5は温度測定装置4で測定した炉内
温度PVTとその設定値SVTとを比較して炉内温度に
よる操作量MVTを求める温度指示調節計、6は抑制流
動炉1内の酸素濃度を測定する酸素分析装置、7は酸素
分析装置6で測定した酸素濃度PVCとその設定値SV
Cとを比較して酸素濃度による操作量信号MVCを求め
る酸素指示調節計、8は温度指示調節計5、酸素指示調
節計7からの操作量信号MVT、MVCと比較信号(S
VC−PVC)に基づいて調整弁2の開度信号SVFを
求める演算部、9は開度信号SVFおよび流量PVFに
基づき開度制御信号MVFを求める流量指示調節計で、
温度指示調節計5、酸素指示調節計7、演算部8および
流量指示調節計9が制御装置10を構成している。
【0014】図2は上述した制御装置10中の演算部8
の構成を示す図である。図2において、11は比較信号
(SVC−PVC)の状態に応じ、(SVC−PVC)
<X%O2 の場合には設定値SVCより酸素濃度PV
Cが酸化側にあることを示す信号を出力し、X%O2
≦(SVC−PVC)≦Y%O2 の場合には設定値S
VCと酸素濃度PVCとの差がXとYとのしきい値の範
囲内であることを示す信号を出力し、(SVC−PV
C)>Y%O2 の場合には設定値SVCより酸素濃度
PVCが還元側にあることを示す信号を出力する比較制
御部、12は酸素濃度による操作量信号MVCと比較制
御部11からの負信号との論理積をとるAND回路、1
3は炉内温度による操作量信号MVTと比較制御部11
からのゼロ信号との論理積をとるAND回路、14は炉
内温度による操作量信号MVTと比較制御部11からの
正信号との論理積をとるAND回路、15は酸素濃度に
よる操作量信号MVCと炉内温度による操作量信号MV
Tとのいずれか大きい方の信号を選択する高信号選択器
である。ここで、Xは負側のしきい値で、この値より、
SVC−PVCの値が小さくなるとPVCがSVCより
酸化側にあるとし、また、Yは正のしきい値で、この値
より、SVC−PVCの値が大きくなるとPVCがSV
Cより還元側にあるとする。なお、XとYの値は各燃焼
条件によって設定されうる値であり、例えばX=−1,
Y=+1である。
【0015】上述したように演算部8を構成することに
より、(1)(SVC−PVC)<X%O2 のときは
MVCに基づき、(2)X%O2 ≦(SVC−PV
C)≦Y%O2 のときはMVTに基づき、(3)(S
VC−PVC)>Y%O2 のときは、MVCとMVT
とのいずれか大きい方の信号に基づき、開度信号SVF
を求め、この開度信号SVFと燃焼空気の流量PVFと
に基づき開度制御信号MVFを得て、このMVFに基づ
き前記調節弁の開度を制御することができる。(3)の
制御において、MVCとMVTの値の大小を比較するの
は、操作量が大きく制御により大きく寄与する方の値を
制御の基礎とするためである。本発明に基づく燃焼空気
制御弁の開閉動作を、以下の表1に示す。
【0016】
【表1】
【0017】なお、炉内温度の設定値SVTはケーキ適
正燃焼温度のことであり、焼却の対象により決定され
る。また、酸素濃度の設定値SVCは抑制燃焼を行うた
めに必要な酸素濃度のことであり、通常還元側の値(例
えば、−5%O2 程度)を設定する。さらに、抑制流動
炉1から排出される排ガスは、従来と同様に、例えば図
3に示す従来例と同様に、再燃焼炉、廃熱ボイラを介し
て排ガス処理設備へ供給される。もちろん、従来から公
知の他の排ガス処理方法を利用することもできる。
【0018】本発明で重要な点は、まず、酸素濃度を測
定するための酸素分析装置5として、抑制流動炉1の炉
内雰囲気が還元領域にあるときには不足酸素濃度信号
(すなわち、マイナス酸素濃度)とし、酸化領域にある
ときには酸素濃度信号(プラス酸素濃度)として、同一
測定レンジにおける1つの信号として出力できる(例え
ば、−15%〜+25%の酸素濃度を範囲をカバーでき
る)酸素分析装置を用いる点である。
【0019】このような酸素分析装置は、例えば特開昭
62−238455号公報で開示されているような酸素
分析装置を好適に使用することができる。なお、本発明
で使用する酸素分析装置は抑制流動炉1の近傍で使用す
る必要があるため高温に耐え得るとともに、制御の即応
性、安定性を得るために、ガスサンプリング方式以外の
無駄時間が短く、かつ応答時間の速い酸素分析装置を使
用することが好ましい。
【0020】次に重要な点は、上述した酸素分析装置5
により測定した酸素濃度PVCおよび温度測定装置3に
より測定した炉内温度PVTの両者を使用して、上述し
た条件に従って、抑制流動炉1に供給する燃焼空気量を
調節する調節弁2の開度を自動的に制御する点である。
【0021】すなわち、PVTおよびSVTから炉内温
度による操作量信号MVTを求め、PVCおよびSVC
から酸素濃度による操作量信号MVCを求め、(1)
(SVC−PVC)<X%O2 のときはMVCに基づ
き、(2)X%O2≦(SVC−PVC)≦Y%O2
のときはMVTに基づき、(3)(SVC−PVC)>
Y%O2 のときは、MVCとMVTとのいずれか大き
方の信号に基づき(ここで、Xは負のしきい値、Yは
正のしきい値である。)、前記調節弁の開度を制御する
ことである。上述した制御をとるのは、ケーキ燃焼に必
要な温度を保つ一方炉内を還元雰囲気に保つ必要がある
ためである。
【0022】本発明は上述した実施例にのみ限定される
ものではなく、幾多の変形、変更が可能である。例え
ば、上述した実施例では抑制燃焼式の炉として抑制流動
炉の例をあげたが、本発明の特徴である所定の酸素分析
装置の使用の条件に基づく制御さえ満たしていれば、他
の抑制燃焼式の炉にも本発明を好適に使用できることは
言うまでもない。
【0023】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、所定の酸素分析装置を使用して、上述した条
件に従って酸素濃度および炉内温度を利用して、調節弁
を制御することにより、抑制流動炉へ供給する燃焼空気
量を制御しているため、抑制流動炉の炉内温度および炉
内雰囲気をきめ細かく自動制御でき、炉の外乱に対して
即応して整定させることができるとともに、通常操業状
態においては安定した炉内温度および炉内雰囲気を得る
ことができる。
【0024】また、従来では炉内雰囲気の制御をオペレ
ータの経験と勘に頼らざるを得なかったが、本発明によ
れば、熟練を必要としなくなった。さらに、マイナス酸
素濃度からプラス酸素濃度まで1台の酸素分析装置にて
炉内雰囲気の制御をすることができるため、従来必須で
あったCO計が不要となり、その結果装置のイニシャル
コストおよびメンテナンスコストを低減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の抑制流動炉の燃焼制御装置の一例の構
成を示す図である。
【図2】本発明の抑制流動炉の燃焼制御装置における演
算部の一構成を示す図である。
【図3】従来の抑制流動炉の燃焼制御装置の一例の構成
を示す図である。
【符号の説明】
1 抑制流動炉、2 調節弁、3 燃焼空気流量検出
器、4 温度測定装置、5温度指示調節計、6 酸素分
析装置、7 酸素指示調節計、8 演算部、9 流量指
示調節計、10 制御装置、11 比較制御部、12、
13、14 AND回路、15 高信号選択器
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F23G 5/50 G01N 27/26

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】抑制流動炉と、抑制流動炉の炉内温度を測
    定するための温度測定装置と、抑制流動炉の炉内雰囲気
    を測定するための、炉内雰囲気が還元領域にあるときに
    は、不足酸素濃度信号とし、炉内雰囲気が酸化領域にあ
    るときには、酸素濃度信号とし、同一測定レンジにおけ
    る1つの信号として出力できる酸素分析装置と、抑制流
    動炉内へ供給する燃焼空気の量を調節するための調節弁
    と、調節弁の開度を制御するための制御装置とからなる
    抑制流動炉の燃焼制御装置において、前記温度測定装置
    により測定した炉内温度をPVT、前記酸素分析装置に
    より測定した酸素濃度をPVC、炉内温度の設定値をS
    VT、酸素濃度の設定値をSVCとしたとき、前記制御
    装置において、前記PVTおよびSVTから炉内温度に
    よる操作量信号MVTを求め、前記PVCおよびSVC
    から酸素濃度による操作量信号MVCを求め、(1)
    (SVC−PVC)<X%O2 のときはMVCに基づ
    き、(2)X%O2 ≦(SVC−PVC)≦Y%O2
    のときはMVTに基づき、(3)(SVC−PVC)
    >Y%O2 のときは、MVCとMVTとのいずれか
    きい方の信号に基づき(ここで、Xは負のしきい値、Y
    は正のしきい値である。)、前記調節弁の開度を制御す
    ることを特徴とする抑制流動炉の燃焼制御装置。
  2. 【請求項2】抑制流動炉の燃焼制御方法であって、抑制
    流動炉の炉内温度を測定し、該抑制流動炉の炉内雰囲気
    の測定で、炉内雰囲気が還元領域にあるときには、不足
    酸素濃度信号を発生させ、また、炉内雰囲気が酸化領域
    にあるときには、酸素濃度信号を発生させるように、同
    一測定レンジにおける1つの信号として出力し、前記温
    度測定装置により測定した炉内温度をPVT、前記酸素
    分析装置により測定した酸素濃度をPVC、炉内温度の
    設定値をSVT、酸素濃度の設定値をSVCとしたと
    き、前記PVTおよびSVTから炉内温度による操作量
    信号MVTを求め、前記PVCおよびSVCから酸素濃
    度による操作量信号MVCを求め、(1)(SVC−P
    VC)<X%O2 のときはMVCに基づき、(2)X
    %O2 ≦(SVC−PVC)≦Y%O2 のときはM
    VTに基づき、(3)(SVC−PVC)>Y%O2
    のときは、MVCとMVTとのいずれか大きい方の信号
    に基づき(ここで、Xは負のしきい値、Yは正のしきい
    値である。)、抑制流動炉内へ供給する空気量を調整す
    る調節弁の開度を制御することを特徴とする抑制流動炉
    の燃焼制御方法。
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