JP4828952B2 - 画像記録媒体の製法 - Google Patents

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Description

本発明は、高光沢な写真調の画像を得ることができる画像記録媒体の製法に関する。
従来、光沢のある写真画質の画像を得る等のために、各種試みがなされている。
(A)画像形成装置の例として、少なくとも1つの像担持体上から複数の色の異なるカラートナー像が多重に転写される中間転写体と、透明トナーを現像する透明トナー現像手段と、中間転写体上に形成されたカラートナー像及び透明トナー像を転写材上に転写する第2の転写手段と、転写材上に形成されたカラートナー像及び透明トナー像を転写材に定着する定着手段等を備えたカラー画像形成装置が開示されている(例えば特許文献1参照)。
当該従来例では、光沢を出すための特殊なトナーを用いていて、用紙上に通常の画像形成を実施した後、定着部に行く前に全面に透明なトナーを均一に形成し、定着することで高い光沢性を得る。しかしこの技術は常に全面に均一な透明トナーを供給することや、画像部と非画像部でのトナー厚みの違いにより定着部への負荷が高い等の課題がある。
(B)記録媒体の例として、支持体の一方の面にトナー受像層、他方の面にバック層を有する電子写真用受像シートを挙げ、支持体が、基体の片面又は両面に熱可塑性樹脂層を有し、トナー受像層側の最表面層及びパック層側の最表面層におけるバインダーが、ガラス転移温度(Tg)が20〜80°Cであるソープフリー型水分散性ポリマーであり、かつ、トナー受像層側及びバック層の少なくともいずれかが高分子系帯電防止剤を含有するものがある(例えば特許文献2参照)。
これは、光沢を出すために特殊な記録媒体を用いるもので、用紙の表や裏に熱可塑性樹脂層を設け、画像を通常に定着した後でさらに圧力と熱を加えることで表面の均一な光沢を実現する。しかしこの技術は特許文献2で開示する特殊な定着装置と併せて効果が実現できるものであり、構成やコスト、消費電力等の点で課題がある。
(C)定着手段として第一定着手段と第二定着手段の複数の定着手段を備えた画像形成装置の例がある(例えば特許文献3参照)。この従来技術は、通常の定着(第一定着手段)後、平滑性の高いベルトから構成される第二定着手段を設けて再度トナーを溶かした後冷却と剥離を行い、ベルトの平滑性を利用して均一な光沢を得るというものであるが、(B)におけると同様に構成やコスト、消費電力等の点で課題がある。
(D)透明フィルム、該透明フィルム裏面に逆像に印刷された印刷面、該透明フィルムの印刷面に対応して光再帰反射シートを設け、且つ該光再帰反射シートの印刷面に対応する面に接着面を設けて、両者を合一させて一体化させた画像表示プレートの例がある(例えば特許文献4参照)。これは、印刷が困難な光再帰反射シートを用いることが前提の技術であり、再帰反射シート材に印刷することが困難なために、透明フィルムを用いて加工することが目的であり、写真調画質を追求する目的のものではない。
特開2002―341623号公報 特開2004―191678号公報 特開2003―270991号公報 特開2004―302044号公報
本発明は、簡単な構成で、保存性が良好で、かつ写真調の光沢画像を得ることができる画像記録媒体の製法を提供することを課題とする。
前記課題を達成するため請求項1にかかる発明は、画像形成装置で画像形成できるシート状媒体で少なくとも一部に透明部、残る部分に不透明部を有する記録媒体を用いて画像記録媒体をつくる製法であって、前記透明部に、記録画像を形成した後、前記透明部の前記録画像が形成された側の面を内側にして、該透明部が前記不透明部に重なるように折り返し、この折り返しに際して事前に前記不透明部の上面であって前記画像形成面と重なる領域、或いは前記画像形成面に粘着剤を塗布しておき、前記透明部を折り返すことにより、前記粘着剤を介して前記透明部と前記不透明部とを一体化させて製作することとした。
請求項2にかかる発明は、請求項1に記載の画像記録媒体の製法において、前記透明部に形成する画像は元画像の反転画像であることとした。
請求項3にかかる発明は、請求項1又は2に記載の画像記録媒体の製法において、前記折り返しの部位が、前記記録媒体における前記透明部と前記不透明部との境界部に位置することとした。
請求項4にかかる発明は、請求項に記載の画像記録媒体の製法において、前記境界部の少なくとも片側の面に線状の凹部が形成されていることとした。
請求項5にかかる発明は、請求項3に記載の画像記録媒体の製法において、前記境界部にミシン目が形成されていることとした
なお、以下のように構成することもできる。
第1の手段は、画像形成装置で画像形成できるシート状媒体であって少なくとも一部に透明部を有する記録媒体と、前記透明部に重なる重ね媒体と、粘着剤層を有し、前記透明部の画像形成面に前記粘着剤層を介して前記重ね媒体が一体化されている画像記録媒体とする
第2の手段は、第1の手段に記載の画像記録媒体において、前記粘着剤層は、透明又は白色であることとする
第3の手段は、第1の手段又は第2の手段に記載の画像記録媒体において、前記透明部の、前記重ね媒体が重なる側の面には元画像が反転されて形成されていることとする
第4の手段は、第1の手段乃至第3の手段の何れかに記載の画像記録媒体において、前記透明部の、前記重ね媒体が重なる側の面は平滑であることとする
第5の手段は、画像形成装置で画像形成できるシート状媒体で少なくとも一部に透明部を有する記録媒体を用いた画像記録媒体の製法であって、前記透明部に前記画像形成装置で画像を形成後、該透明部の画像形成面にシート状をした重ね媒体を、粘着剤を介して重ね合わせて一体化して製作する。
第6の手段は、第5の手段に記載の画像記録体の製法であって、前記透明部に前記画像形成装置で画像を形成後、該透明部の画像形成面を内側にして折り返し、前記粘着剤を介して前記画像形成面を当該記録媒体に重ねて一体化して製作することとする
第7の手段は、第5の手段又は第6の手段に記載の画像記録媒体の製法において、前記透明部に形成する画像は元画像の反転画像であることとする
第8の手段は、第6の手段6に記載の画像記録媒体の製法において、前記折り返しの部位が、前記記録媒体における前記透明部と非透明部との境界部に位置することとする
第9の手段は、第8の手段に記載の画像記録媒体の製法において、前記境界部の少なくとも片側の面に線状の凹部が形成されていることとする
第10の手段にかかる発明は、第8の手段に記載の画像記録媒体の製法において、前記境界部にミシン目が形成されていることとする
第11の手段にかかる発明は、 第1の手段乃至 第10の手段に記載の記録媒体を搬送する搬送路と、該記録媒体上に画像を形成する画像形成部を備えた画像形成装置において、前記記録媒体の前記透明部に画像を形成する際には元画像を反転させて形成することのできる制御部を備え
この発明では、簡単な構成で、保存性が良好で、かつ写真調の光沢画像を得る画像記録媒体の製法を提供することができる。
[1]画像記録媒体の製法1
図1により、光沢画像の年賀状を製作する場合で説明する。図1(a)は文字やイラストなどからなるカラーの元画像20を示す。元画像は、原稿に記載されているものを用いるか、或いは、ハードディスクなど記憶手段に記憶されたデータでもよい。
例えば後述する画像形成装置を用いて、図1(b)に示すように、この元画像20Mに基づく記録画像(トナー画像)20mをシート状媒体である記録媒体21に形成する。ここで、記録媒体21は折り返し可能な透明部21aと不透明部21bからなり、本例では不透明部21bに対して透明部21aの面積は小さい。記録画像20mの形成箇所は透明部21aのうち、折り返しにより不透明部21b(重ね媒体として機能)と重なる側の面であり、表現を変えれば透明部21aの画像形成面に不透明部21bが裏当てされる。透明部21aにおける画像の形態は元画像20Mに対し、裏表が反転されたミラー像としている。
また、必要に応じて画像の大きさは元画像に対して拡大や縮小をすることもできる。なお、元データをミラー像で作成した場合にはそのままの像を透明部21aに形成する。記録画像20mと同じ面上にある不透明部21bの色、模様などは後述する粘着剤が透明の場合には仕上がり画像の背景に影響するのでその点を考慮して適宜デザインする。
次に、この透明部21aを、その記録画像20mが形成された画像形成面を内側にして、透明部21aと不透明部21bとの境界部O―Oが折り目になるように折り返す。この折り返しに際して事前に不透明部21b上面であって透明部21aと重なる領域(或いは、上記画像形成面)に粘着剤を塗布しておく。
この粘着剤層は、無色透明の場合以外、仕上がり画像の背景を構成する。この粘着剤層が無色透明ならば、不透明部21bが仕上がり画像の背景を構成する。不透明部21bを仕上がり画像の背景に反映するのであれば粘着剤層は透明とするのがよいし、不透明部21bの色や模様などとは関係なく仕上がり画像の背景を定めるのであれば、粘着剤層を不透明とすればよい。粘着剤は背景色として一般的な白色を常備すれば多くの場合、各種の画像に対応できると考えられる。
不透明部21bは透明部21aとともに画像形成工程で、定着ローラ部を通過したり、搬送ローラで搬送されたりするので、粘着剤を最初から塗布して露出させた状態にしておくと搬送コロに粘着するなどして画像形成装置内での搬送に適さない。そこで、画像形成装置を通紙後、透明部21aと重ね合わせる際に粘着剤を塗布するか、或いは、予め粘着剤を塗布する場合には、塗布した粘着剤の表面に、熱定着部の通過を配慮して耐熱シールを貼って保護しておき、透明部21aと重ね合わせる時に該耐熱シールを剥がすようにすればよい。或いは、感熱性の粘着剤を用いることにより、最終工程の熱定部を通過した後に粘着性を帯びるようにすることもできる。
透明部21aを折り返すことにより、粘着剤を介して透明部21aは不透明部21bと一体化される。本例では、透明部21aの面積が不透明部21bよりも大きいので図1(c)に示すように不透明部21bには、折り返された透明部21aと重なる重なり部21cと余白部21dとができる。つまり、不透明部21bは重ね媒体でもある。重なり部21cでは透明部21aを透かして元画像と同じ像(ミラー像でない像)を見ることができる。図1(c)に示す状態では上下が逆であるので、記録媒体21を上下逆転すれば、図1(d)に示すように正常な画像となっていることがわかる。余白部21dはメッセージなどを手書きするスペースとして利用することができる。
図1(b)に示したように透明部21aと不透明部21bとの境界部O―Oがこれら2つの部分の不等分の位置でなく、図2に示すように、透明部21aと不透明部21bとが同じ大きさとなる等分の位置だったとすると、折り返し後に粘着剤を介して一体化された後の記録媒体21は手書き情報記入用の余白がない全面が画像の画像記録媒体となる。
[2]画像記録媒体の製法2(参考例)
本例は、図1(b)に示したように、記録媒体21の透明部21aに元画像20Mに基づく記録画像(トナー画像)20mを作成するところまでは上記画像記録媒体製法1と同じである。次に、図1(e)に示すように記録媒体21と同じ大きさのシート状をした重ね媒体22を準備する。重ね媒体22の片面22aは最終的な画像記録媒体の裏となる面であり、「他の片面22b」は記録画像20mの背景地肌となり得る面である。「他の片面22b」または記録媒体21の画像形成面には予め白色又は透明な粘着剤層を形成しておく。
次に、図1(e)における重ね媒体22を「その他の片面22b」が図1(b)の記録画像(トナー画像)20mに対面する態様で重ねる。これにより、重ね媒体22は粘着剤層を介して記録媒体21と一体化される。この一体化されたシートを裏返せば、図1(f)に示すように、製法1におけると同様、光沢画像を有する画像記録媒体ができる。つまり、重なり部22cでは透明部21aを透かして元画像と同じ正像(ミラー像でない像)を見ることができる。また、図1(b)に示す不透明部21bの裏面は図1(f)に示す余白部22dとなり、ここには手書きなどで後から必要な情報を記入可能である。
こうして製作された画像記録媒体の断面を示すと図3のようになり、粘着剤層25を介して透明部21aと不透明部21b(重ね媒体22)とが一体化されかつ、記録画像(トナー画像)20mが透明部21aで覆われているので保存性が良好で、かつ透明部21aの表面が光沢を有することもあって写真調の光沢画像として見ることができる。
前記した画像記録媒体の製法において、透明部21aを折り返す折り返しの部位を記録媒体における透明部と非透明部との境界部O−Oとしており、これにより透明部21aの像を過不足なく光沢画像として表示できる。また、きれいに折り返す手段として、境界部O−Oに沿わせて記録媒体21に線状の凹部(図4参照)を形成するとよい。
図4(a)において、境界部O−Oで厚み方向(図中、上下方向)両側に断面V字形の凹線23、24を対向させて形成している。片側のみの形成でもよい。かかる凹部を形成することにより、折り返し部が特定され、かつ、折り返しが容易となりきれいに折り返すことができる。また、凹部の形成に代えてミシン目を入れることでも同様の利益を得ることができる。
[3]画像形成装置(参考例)
本発明に係る画像形成装置の概略構成例を図5に示す。
この画像形成装置は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色の画像を形成するための4つの画像形成ユニット1Y、1M、1C、1Kを備える。なお、Y、M、C、Kの色順は、図1に限るものでなく、他の並び順であっても構わない。
画像形成ユニット1Y、1M、1C、1Kは、それぞれ、像担持体としての感光体ドラム11Y、11M、11C、11Kと、帯電手段、現像手段、クリーニング手段とを備えている。また、各画像形成ユニット1Y、1M、1C、1Kの配置は、各感光体ドラムの回転軸が平行になるように且つ転写紙移動方向に所定のピッチで配列するように、設定されている。
画像形成ユニット1Y、1M、1C、1Kの上方には、光源、ポリゴンミラー、f−θレンズ、反射ミラー等を備え、画像データに基づいて各感光体ドラム11Y、11M、11C、11Kの表面にレーザー光を走査しながら照射する光書込ユニット3が、下方には転写紙を担持して各画像形成ユニットの転写部を通過するように搬送する転写搬送ベルト60を有するベルト駆動装置としての転写ユニット6が配置されている。転写搬送ベルト60の外周面には、ブラシローラとクリーニングブレードから構成されたクリーニング装置85が接触するように配置されている。このクリーニング装置85により転写搬送ベルト60上に付着したトナー等の異物が除去される。
転写ユニット6の側方にはベルト定着方式の定着ユニット7、排紙トレイ8等が備えられている。画像形成装置下部には、転写紙100が載置された給紙カセット4a、4bを備えている。また、画像形成装置側面から手差しで給紙を行う手差しトレイMFが備えられている。
この他、トナー補給容器TCが備えられ、図示していない廃トナーボトル、両面・反転ユニット、電源ユニットなども二点鎖線で示したスペースSの中に備えられている。
現像手段としての現像装置10Y、10M、10C、10Kは、いずれも同様の構成からなり、それらは使用するトナーの色のみが異なる二成分現像方式の現像装置10Y、10M、10C、10Kであり、トナーと磁性キャリアからなる現像剤が収容されている。
現像装置10Y、10M、10C、10Kは感光体ドラム11に対向した現像ローラ、現像剤を搬送・撹拌するスクリュー、トナー濃度センサ等から構成される。現像ローラは外側の回転自在のスリーブと内側に固定された磁石から構成されている。トナー濃度センサの出力に応じて、トナー補給装置よりトナーが補給される。
先ず、帯電ローラに図示しない電源より所定の電圧が印加されて、対向する感光体ドラム11表面を帯電する。所定の電位に帯電した感光体ドラム11表面には、引き続いて光書込ユニット3により画像データに基づくレーザー光が走査され、静電潜像が書き込まれる。静電潜像を担持した感光体ドラム11表面が現像装置10に到達すると、感光体ドラム11と対向配置される現像ローラにより、感光体ドラム11表面の静電潜像にトナーが供給されて、トナー像が形成される。
上記の動作が感光体ユニット2Y、2M、2C、2K全てに同様にして所定のタイミングで行われ、感光体ドラム11Y、11M、11C、11K表面にはそれぞれ所定の色のトナー像が形成される。
転写紙100は、給紙カセット4a、4b、もしくは手差しトレイMFのいずれかから繰り出されて破線で示す搬送路を経て搬送され、レジストローラ5に到達したところで一端停止する。そして、感光体ユニット2Y、2M、2C、2Kの上記の画像形成動作にタイミングを合わせて、転写紙100がレジストローラ5により送り出され、転写搬送ベルト60によって搬送されながら、各感光体ドラム11上のトナー像を順次転写されていく。この転写紙へのトナー像の転写は、転写搬送ベルト60を挟んで各感光体ドラム11Y、11M、11C、11Kと対向配置されている一次転写ローラ67Y、67M、67C、67Kから、図示しない電源より感光体ドラム11上のトナーの極性と逆の極性の電圧が印加されることで行われる。
そして、感光体ドラム11Kとの対向位置を通過し、4色のトナー像が重ね合わされた転写紙100は、引き続いて定着ユニット7に搬送され、熱と圧力を受けて画像を定着される。
本発明の実施に際しては、図5に示した画像形成装置において、転写紙100として、図6(a)〜(d)に示すような少なくとも一部に透明部を有する記録媒体が用いられる。そして、光書込ユニット3からの光により、元画像に対応する画像が感光体ドラム11に書き込まれて、カラートナーで現像され、さらに記録媒体の透明部に転写される。この記録媒体は排紙トレイ8に排出される。光書込ユニット3による画像の書き込みは、記録媒体21の透明部21aで元画像に対して反転した画像が形成されるように行われる。元画像データは当該画像形成装置に接続された外部機器から入力することができ、或いは、当該画像形成装置に付帯する図示しないスキャナーで読み込まれた画像情報を使用することもできる。
図6に透明部と非透明部の割合が異なる各種例を示す。図6(a)に示す記録媒体21は図1(b)と同様、透明部21aが非透明部21bよりも小さく、図6(b)に示す記録媒体21は透明部21aが非透明部21bよりも大きく、図6(c)に示す記録媒体21は透明部21aと非透明部21bとが等しく、図6(d)に示す記録媒体21は全部が透明部21aである。これら記録媒体21の搬送方向はx、yの何れでも選択できる。
これら少なくとも一部分が透明の記録媒体を通紙するという条件を画像形成装置に設定する方法としては、ユーザが予め給紙手段(給紙カセット4a)の設定で指示する方法や、特定サイズの透明領域(透明部21a)を予め画像形成装置の制御部に登録しておく方法等がある。
透明領域が確定された後、少なくともこの確定された透明領域に画像が形成されると判断した際には、自動的に画像を反転させて形成する。その結果、定着ユニット7を通り抜けた後の記録媒体上には、少なくとも透明領域21aについては反転した画像が形成されることになる。
上記で得られた記録媒体を、白色の重ね媒体の上に印刷面(画像形成面)を下にして重ねることで、簡単に写真調の画像を得ることができる。印刷面(画像形成面)が下になり、白色の重ね媒体に挟まれることにより外部から印刷面を直接傷つけることが無くなるために保存性が良好となる。透明領域に反転画像が形成されており、透明基材側に画像構成要素(トナー画像)は密着している。
透明部に記録することのできる文字や画像等のデータは、一般的に固定の大きさや解像度で統一されてはいない。異なるサイズの画像を、一つずつ透明領域の大きさに合わせて調整し、反転して出力させることは非常に煩雑な作業となる。
本実施形態では、画像形成装置が透明として確定した領域に合わせて、出力する画像の大きさを自動で適正サイズに拡大又は縮小し、かつ反転操作を加えるという一連の動作を自動的に処理することができる。その差を一般的な画像形成手段であるコピーやプリンタを例にして概略を示すと以下a(従来技術)、b(本実施形態)のようになる。
a:手作業で少なくとも一部分透明な記録媒体に、反転画像を形成する場合
一. 画像の選択
二. 画像データのサイズ変更(解像度と透明領域サイズを考慮した拡大縮小)
三. 画像データの反転
四. 画像データの位置合わせ(非透明部分を考慮して、画像データを透明領域へ移動)
五. 印刷指示
上記二、三の作業には、一般的に専用のアプリケーションソフトが別途必要となる
通常では画像データが変わる度に、また透明領域の条件が変わる度に調整が必要となる
b: 本実施の形態において自動で実行する場合
一. 「写真調プリント」等、ユーザが透明領域への印刷を実行することを指示する。この指示は、例えばコピーの設定ボタンや、プリンタのドライバ上での設定アイコンで可能である。
二. 画像を選択
三. 印刷指示(透明領域に自動で適正に拡大縮小され、反転して画像形成される)
画像形成装置による透明部の画像形成は画像形成装置に付帯して設けられた制御部のプログラムで実行され、記録媒体の透明部に対する画像形成を含め、図7に示す手順で行われる。つまり、ステップP―1で写真調プリント選択がないと判断されればステップP―2へ進み、プリントすべき画像選択と、印刷指示がなされる。次に、ステップP−3で当該画像形成装置への印刷出力指示がなされる。ステップP−4で印刷目的に沿った用紙(記録媒体)の搬送と、印刷指示に沿った解像度、位置への画像印刷が実行される。
ステップP―1で写真調プリント選択があると判断されれば、ステップP−5へ進み、プリントすべき画像選択と、印刷指示がなされる。ステップP−6で少なくとも一部に透明部を有する記録媒体が給紙カセット等にセットされているか否かのチェックが行われ、NOならばステップP−7でエラーメッセージを表示する。YESならステップP−8へ進み、透明部のサイズに合わせて、透明部21aに形成される画像のサイズを拡大、縮小等して調整する。
ステップP−9で透明部21aに裏表の反転画像を形成するべく、反転画像が形成されるように画像データを処理する。ステップP−10で画像が透明部21aと合うように画像書き出し位置を調整する。以下、ステップP−3へ続く。
このようにして、制御部により、記録媒体の透明部に、元画像を反転させた画像形成が行われる。
光沢画像を有する画像記録媒体の製作の流れを概説した流れ図である。 光沢画像を有する画像記録媒体の製作途中状態を説明した図である。 光沢画像を有する画像記録媒体の断面図である。 図4(a)、(b)、(c)は折り返し部に凹部を形成した場合の、透明部の折り返し工程を段階的に示した図である。 透明部に画像形成する画像形成装置である。 図6(a)、(b)、(c)、(d)は記録媒体全体に占める透明部の割合が異なる各種の記録媒体を例示した図である。 画像形成装置に付帯して設けられた制御部における画像形成プロセスを説明した流れ図である。
符号の説明
20M 元画像
20m 記録画像
21 記録媒体
21a 透明部
21b 不透明部
21c 重なり部
21d 余白部
22 重ね媒体
22a 片面
22b 他の片面
22c 重なり部
22d 余白部
23、24 凹線
25 粘着剤層

Claims (5)

  1. 画像形成装置で画像形成できるシート状媒体で少なくとも一部に透明部、残る部分に不透明部を有する記録媒体を用いて画像記録媒体をつくる製法であって、
    前記透明部に、記録画像を形成した後、
    前記透明部の前記録画像が形成された側の面を内側にして、該透明部が前記不透明部に重なるように折り返し、この折り返しに際して事前に前記不透明部の上面であって前記画像形成面と重なる領域、或いは前記画像形成面に粘着剤を塗布しておき、
    前記透明部を折り返すことにより、前記粘着剤を介して前記透明部と前記不透明部とを一体化させて製作することを特徴とする画像記録媒体の製法
  2. 請求項1に記載の画像記録媒体の製法において、
    前記透明部に形成する画像は元画像の反転画像であることを特徴とする画像記録媒体の製法
  3. 請求項1又は2に記載の画像記録媒体の製法において、
    前記折り返しの部位が、前記記録媒体における前記透明部と前記不透明部との境界部に位置することを特徴とする画像記録媒体の製法。
  4. 請求項に記載の画像記録媒体の製法において、
    前記境界部の少なくとも片側の面に線状の凹部が形成されていることを特徴とする画像記録媒体の製法
  5. 請求項3に記載の画像記録媒体の製法において、
    前記境界部にミシン目が形成されていることを特徴とする画像記録媒体の製法
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