JPH07168415A - 疑似写真プリントを作成する方法 - Google Patents
疑似写真プリントを作成する方法Info
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- JPH07168415A JPH07168415A JP6229873A JP22987394A JPH07168415A JP H07168415 A JPH07168415 A JP H07168415A JP 6229873 A JP6229873 A JP 6229873A JP 22987394 A JP22987394 A JP 22987394A JP H07168415 A JPH07168415 A JP H07168415A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- substrate
- sheet
- transparent substrate
- image
- toner
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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Landscapes
- Combination Of More Than One Step In Electrophotography (AREA)
- Color Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 白黒の電子写真を使用して、通常のカラー写
真と見かけが同じで、従来技術の疑似プリントにはない
平坦度を備えた疑似カラー写真プリントを作成するこ
と。 【構成】 透明基体の一方の側に逆読みトナー画像を電
子写真式に作成し、トナー画像を着色された裏当て材の
一方の側と接触させ、着色された裏当て材の他方の側を
未画像形成の透明基体と接触させ、未画像形成の透明基
体を非接着性部材と接触させ、透明基体の未画像形成側
を平坦な剛性表面と接触させ、透明基体と裏当て材とに
同時に所定値の熱と圧力を加えることによって、前記基
体と前記裏当て材とが互いに接着し、疑似写真プリント
を作成する。
真と見かけが同じで、従来技術の疑似プリントにはない
平坦度を備えた疑似カラー写真プリントを作成するこ
と。 【構成】 透明基体の一方の側に逆読みトナー画像を電
子写真式に作成し、トナー画像を着色された裏当て材の
一方の側と接触させ、着色された裏当て材の他方の側を
未画像形成の透明基体と接触させ、未画像形成の透明基
体を非接着性部材と接触させ、透明基体の未画像形成側
を平坦な剛性表面と接触させ、透明基体と裏当て材とに
同時に所定値の熱と圧力を加えることによって、前記基
体と前記裏当て材とが互いに接着し、疑似写真プリント
を作成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般に電子写真を使用
して写真プリントの画質に近い連続階調画像を作成する
方法に関する。
して写真プリントの画質に近い連続階調画像を作成する
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電子写真の実施に際しては、先ず
光摂受体のような帯電性表面に均一に帯電することによ
って、電子写真面に静電潜像を作成することが基本的な
手順である。帯電された領域は原稿画像に対応する放射
のパターンに従って選択的に電荷が放散される。電荷の
選択的な放散によって、放射に晒されない領域に対応す
る画像形成面に電荷潜像パターンが残される。
光摂受体のような帯電性表面に均一に帯電することによ
って、電子写真面に静電潜像を作成することが基本的な
手順である。帯電された領域は原稿画像に対応する放射
のパターンに従って選択的に電荷が放散される。電荷の
選択的な放散によって、放射に晒されない領域に対応す
る画像形成面に電荷潜像パターンが残される。
【0003】この電荷パターンは、光摂受体を単数又は
複数の現像剤ハウジングを通過させることにより、トナ
ーで現像することによって可視パターンにされる。モノ
クロ画像形成の場合は、トナーは一般に静電吸引力によ
って電荷パターンに接着する黒の熱可塑性粒子から成っ
ている。次に、現像された画像は画像形成面に定着さ
れ、又は適宜な定着技術によって定着される普通紙のよ
うな転写媒体に転写される。
複数の現像剤ハウジングを通過させることにより、トナ
ーで現像することによって可視パターンにされる。モノ
クロ画像形成の場合は、トナーは一般に静電吸引力によ
って電荷パターンに接着する黒の熱可塑性粒子から成っ
ている。次に、現像された画像は画像形成面に定着さ
れ、又は適宜な定着技術によって定着される普通紙のよ
うな転写媒体に転写される。
【0004】近年、電子写真式プロセスを利用したカラ
ー複写機/プリンタの開発に大きな努力が払われてき
た。このような努力の結果、最近になってゼロックス
(登録商標)5775(登録商標)複写機/プリンタ
と、富士ゼロックスA−カラー635機が製造された。
ー複写機/プリンタの開発に大きな努力が払われてき
た。このような努力の結果、最近になってゼロックス
(登録商標)5775(登録商標)複写機/プリンタ
と、富士ゼロックスA−カラー635機が製造された。
【0005】用紙上の電子写真画像の画質は、カラー写
真プリントの画質に接近してきている。しかし、カラー
電子写真プリントには、写真プリントに特有の均一な光
沢、ダイナミック・レンジもしくは明澄性(brill
iance)がないので、画質が写真プリントに及ばな
い。更に、通常使用される用紙が軽すぎ、柔らかすぎる
ので、電子写真プリントには写真プリントの感触がな
い。
真プリントの画質に接近してきている。しかし、カラー
電子写真プリントには、写真プリントに特有の均一な光
沢、ダイナミック・レンジもしくは明澄性(brill
iance)がないので、画質が写真プリントに及ばな
い。更に、通常使用される用紙が軽すぎ、柔らかすぎる
ので、電子写真プリントには写真プリントの感触がな
い。
【0006】一般にカラー・トナー画像の表面は不規則
であるので、粗く、でこぼこしている。このようなカラ
ー画像に入る白色入力光の性質は次の通りであると考え
られる。 ・カラー・トナー画像を担持する基体への白色入力光の
一部は基体を正反射する。 ・光線の一部は用紙内に達し、種々の方向に散乱して戻
り、一部はトナーを透過し一部は透過しない。 ・トナー表面は粗く、不規則であるので、入射光線の一
部はトナーから種々の方向に反射する。 ・不規則なトナー表面に入射した光線の一部はトナーを
透過して用紙内に入り、種々の方向に戻る。
であるので、粗く、でこぼこしている。このようなカラ
ー画像に入る白色入力光の性質は次の通りであると考え
られる。 ・カラー・トナー画像を担持する基体への白色入力光の
一部は基体を正反射する。 ・光線の一部は用紙内に達し、種々の方向に散乱して戻
り、一部はトナーを透過し一部は透過しない。 ・トナー表面は粗く、不規則であるので、入射光線の一
部はトナーから種々の方向に反射する。 ・不規則なトナー表面に入射した光線の一部はトナーを
透過して用紙内に入り、種々の方向に戻る。
【0007】白色光は、それがトナーを透過する際に選
択的に吸収されることによって着色される。次に光線は
用紙内に達し、トナーを通って戻ることによって更に着
色される。トナーを透過しない白色光によって、仕上げ
プリントの見かけが悪くなることが理解されよう。
択的に吸収されることによって着色される。次に光線は
用紙内に達し、トナーを通って戻ることによって更に着
色される。トナーを透過しない白色光によって、仕上げ
プリントの見かけが悪くなることが理解されよう。
【0008】従来の技術で作成されたカラー・トナー画
像の上記の欠点を補う試みにおいて、透明基体を用いて
用紙上の電子写真画像を積層することがなされてきた。
この手順は、積層プロセスは、プリントの濃度範囲を減
少させ、陰影のディテイルに乏しいプリントになる傾向
があるので、部分的にしか成功しなかった。また、積層
プロセスによってプリントの重さと厚さが大幅に増加す
る。
像の上記の欠点を補う試みにおいて、透明基体を用いて
用紙上の電子写真画像を積層することがなされてきた。
この手順は、積層プロセスは、プリントの濃度範囲を減
少させ、陰影のディテイルに乏しいプリントになる傾向
があるので、部分的にしか成功しなかった。また、積層
プロセスによってプリントの重さと厚さが大幅に増加す
る。
【0009】更に、前記の積層プロセスは、代表的には
積層とトナーとの境界でのカラー・トナー画像は適切に
光学的に接しないので、好ましい結果を生じないものと
考えられる。すなわち、最初に境界での不規則なトナー
画像は、積層後も依然として不規則である(すなわちボ
イドを含む)ので、光線はこれらの表面の少なくとも一
部から反射し、トナーを透過することが妨げられる。言
い換えると、透明材とトナー画像との間にボイドがある
と、光線は散乱し、着色されたトナーを透過せずに反射
してしまう。透明基体の底面、又は不規則なトナー面の
いずれかから白色光がある程度散乱し、トナーを透過し
ないと、画像のコントラストが損なわれる。
積層とトナーとの境界でのカラー・トナー画像は適切に
光学的に接しないので、好ましい結果を生じないものと
考えられる。すなわち、最初に境界での不規則なトナー
画像は、積層後も依然として不規則である(すなわちボ
イドを含む)ので、光線はこれらの表面の少なくとも一
部から反射し、トナーを透過することが妨げられる。言
い換えると、透明材とトナー画像との間にボイドがある
と、光線は散乱し、着色されたトナーを透過せずに反射
してしまう。透明基体の底面、又は不規則なトナー面の
いずれかから白色光がある程度散乱し、トナーを透過し
ないと、画像のコントラストが損なわれる。
【0010】透明基体上のカラー電子写真画像の光沢を
向上させる公知の方法は、カラー画像を再定着するもの
である。このようなプロセスは1985年のパナソニッ
ク見本市でのNOMDA貿易展で展示された。展示され
たプロセスは、カラー・スライドを作成する目的で透明
基体上に多色トナー画像を作成するために使用されたカ
ラー・プリンタと組み合わせて、パナソニックからモデ
ルFA−F100として市販されているオフライン定着
装置を使用して実施されるものであった。カラー・プリ
ンタによる仕上げ画像は、投射には実質的に適していな
いので、この画像は前記のオフライン定着装置を使用し
て再定着される。このプロセスを実施するため、透明材
が、透明な比較的薄いプラスチック・シートと、それよ
りもしっかりした支持体との間のホルダーに配置され
る。ホルダーは画像形成された透明紙をオフライン再定
着装置を通して移送するために使用される。再定着装置
を通過後、透明材はホルダーから取り出される。このプ
ロセスによって、画像投射装置に有用な魅力的な光沢に
富んだ画像が得られた。再定着装置は、用紙上のカラー
像を再定着する期間においても使用された。しかし、光
沢度は画像によって左右される。すなわち、トナーは透
明なプラスチック・シートと接触して再定着し、極めて
平滑になるので、光沢度はトナー濃度が高い領域で高く
なる。トナーが少ないか、全くない領域では、光沢度は
基体の光沢度と同程度でしかない。
向上させる公知の方法は、カラー画像を再定着するもの
である。このようなプロセスは1985年のパナソニッ
ク見本市でのNOMDA貿易展で展示された。展示され
たプロセスは、カラー・スライドを作成する目的で透明
基体上に多色トナー画像を作成するために使用されたカ
ラー・プリンタと組み合わせて、パナソニックからモデ
ルFA−F100として市販されているオフライン定着
装置を使用して実施されるものであった。カラー・プリ
ンタによる仕上げ画像は、投射には実質的に適していな
いので、この画像は前記のオフライン定着装置を使用し
て再定着される。このプロセスを実施するため、透明材
が、透明な比較的薄いプラスチック・シートと、それよ
りもしっかりした支持体との間のホルダーに配置され
る。ホルダーは画像形成された透明紙をオフライン再定
着装置を通して移送するために使用される。再定着装置
を通過後、透明材はホルダーから取り出される。このプ
ロセスによって、画像投射装置に有用な魅力的な光沢に
富んだ画像が得られた。再定着装置は、用紙上のカラー
像を再定着する期間においても使用された。しかし、光
沢度は画像によって左右される。すなわち、トナーは透
明なプラスチック・シートと接触して再定着し、極めて
平滑になるので、光沢度はトナー濃度が高い領域で高く
なる。トナーが少ないか、全くない領域では、光沢度は
基体の光沢度と同程度でしかない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の主要な課題
は、白黒の電子写真を使用して、通常のカラー写真と見
かけが同じで、従来技術の疑似プリントにはない平坦度
(degree of flatness)を備えた疑
似カラー写真プリントを作成することにある。
は、白黒の電子写真を使用して、通常のカラー写真と見
かけが同じで、従来技術の疑似プリントにはない平坦度
(degree of flatness)を備えた疑
似カラー写真プリントを作成することにある。
【0012】簡略に述べると、本発明は、最初に透明基
体に、熱及び圧力、又は、透明基体に画像を溶融すなわ
ち定着させるのに適した他の適当な手段を用いて、透明
基体に白黒の逆読みの(すなわち鏡像)トナー画像を作
成することによって実施される。次に、透明基体のトナ
ーを含んだ側が着色(すなわち緑、青、又は黄色等)基
体に接合され、プリントがカラー・プリントにされる。
体に、熱及び圧力、又は、透明基体に画像を溶融すなわ
ち定着させるのに適した他の適当な手段を用いて、透明
基体に白黒の逆読みの(すなわち鏡像)トナー画像を作
成することによって実施される。次に、透明基体のトナ
ーを含んだ側が着色(すなわち緑、青、又は黄色等)基
体に接合され、プリントがカラー・プリントにされる。
【0013】トナー画像を含んだ透明基体を、画像があ
る側を上にして、強化ガラス上に配置し、着色されたコ
ーティング用紙のシートを透明基体に含まれたトナー画
像に接触させることによって、満足できる結果が得られ
た。コーティング用紙のシートのそれぞれの側、すなわ
ち面には媒体に接着剤を均一に塗布するための担体が備
えられ、又は各面がこの担体の役割を果たす。強化ガラ
スはプリント作成装置の下部プラテン内に含まれるエラ
ストマ・パッドに載置される平滑で頑丈な支持体とな
る。透明な、すなわち未画像形成の透明基体が、シート
上面の接着層の上に配置され、シートのこの面に接着さ
れる。基体をシートの裏側に接着することによって、シ
ートの両側の透明基体の熱特性と同じ熱特性を有する基
体がシートに備えられ、仕上げプリントを作成する際
に、画像形成された透明基体だけが使用される場合と比
較して仕上げプリントの平坦度が向上する。
る側を上にして、強化ガラス上に配置し、着色されたコ
ーティング用紙のシートを透明基体に含まれたトナー画
像に接触させることによって、満足できる結果が得られ
た。コーティング用紙のシートのそれぞれの側、すなわ
ち面には媒体に接着剤を均一に塗布するための担体が備
えられ、又は各面がこの担体の役割を果たす。強化ガラ
スはプリント作成装置の下部プラテン内に含まれるエラ
ストマ・パッドに載置される平滑で頑丈な支持体とな
る。透明な、すなわち未画像形成の透明基体が、シート
上面の接着層の上に配置され、シートのこの面に接着さ
れる。基体をシートの裏側に接着することによって、シ
ートの両側の透明基体の熱特性と同じ熱特性を有する基
体がシートに備えられ、仕上げプリントを作成する際
に、画像形成された透明基体だけが使用される場合と比
較して仕上げプリントの平坦度が向上する。
【0014】プリント作成装置から仕上げプリントを容
易に引き離すことができるように、非接着性、すなわち
非粘着性の材料がプラスチックのコーティング・シート
の上に配置される。非粘着性部材はその片面又は両面が
シリコン・ゴムのような非接着性部材で被覆されたポリ
エステル・シートから成っている。
易に引き離すことができるように、非接着性、すなわち
非粘着性の材料がプラスチックのコーティング・シート
の上に配置される。非粘着性部材はその片面又は両面が
シリコン・ゴムのような非接着性部材で被覆されたポリ
エステル・シートから成っている。
【0015】加熱された上部プラテンは、非接着性部材
を経て透明基体と半透明シートとに圧力を加え、これを
加熱して、双方を接着させるために使用される。その結
果作成されるプリントは市販の写真プリントよりも退色
耐性があり、耐久性が高い魅力的で明澄度が高い(br
illiant)見かけになる。上述した方法によって
作成されたプリントは、写真プリントの見かけと感触を
有しているが、更に明澄度が高い見かけになる。これ
は、電子写真式に作成されたプリントは、従来の写真プ
リントよりも最低濃度が低いことに起因するものと考え
られ、白の部分はより鮮明な白になる。
を経て透明基体と半透明シートとに圧力を加え、これを
加熱して、双方を接着させるために使用される。その結
果作成されるプリントは市販の写真プリントよりも退色
耐性があり、耐久性が高い魅力的で明澄度が高い(br
illiant)見かけになる。上述した方法によって
作成されたプリントは、写真プリントの見かけと感触を
有しているが、更に明澄度が高い見かけになる。これ
は、電子写真式に作成されたプリントは、従来の写真プ
リントよりも最低濃度が低いことに起因するものと考え
られ、白の部分はより鮮明な白になる。
【0016】本発明の更に別の側面は、特にサイズが大
きいプリントの場合、従来の写真プリント技術によるよ
りも迅速且つ低コストで著しく優れた画質のプリントが
得られることにある。更に、このプロセスは、カラーの
原稿から白黒のプリントを作成する場合でも、銀、写真
用化学物質、又は中間ネガを必要としない。
きいプリントの場合、従来の写真プリント技術によるよ
りも迅速且つ低コストで著しく優れた画質のプリントが
得られることにある。更に、このプロセスは、カラーの
原稿から白黒のプリントを作成する場合でも、銀、写真
用化学物質、又は中間ネガを必要としない。
【0017】白黒のみの画像形成に適合された既存のカ
ラー電子写真複写機/プリンタシステム、又は、白黒専
用の画像形成システムを本発明のプロセスに利用でき
る。従って、これらの製品に関連する全ての資源、特に
フィルム・スキャナ、画像合成エンハンサ、カラー調整
器、及び編集器のような従来の電子装置を使用した資源
を利用できる。
ラー電子写真複写機/プリンタシステム、又は、白黒専
用の画像形成システムを本発明のプロセスに利用でき
る。従って、これらの製品に関連する全ての資源、特に
フィルム・スキャナ、画像合成エンハンサ、カラー調整
器、及び編集器のような従来の電子装置を使用した資源
を利用できる。
【0018】
【実施例】以下に本発明を推奨実施例に関連して説明す
るが、本発明をこの実施例に限定するものではないこと
が理解されよう。それに反して、本発明は特許請求の範
囲に記載の趣旨と範囲に含まれる全ての変更、修正等を
包括するものである。
るが、本発明をこの実施例に限定するものではないこと
が理解されよう。それに反して、本発明は特許請求の範
囲に記載の趣旨と範囲に含まれる全ての変更、修正等を
包括するものである。
【0019】本発明の特徴を基本的に理解するために図
面を参照して説明する。図中,同一の要素を示すために
同一の参照符号を用いている。
面を参照して説明する。図中,同一の要素を示すために
同一の参照符号を用いている。
【0020】図4は、本発明を実施するのに使用するこ
とができる例示された電子写真複写機の概略断面図であ
る。以下の説明から明らかになるが、本発明は各種のプ
リント・システムに対して同じように適しているので、
本出願をここに示されている特定のシステムに限定する
必要はない。
とができる例示された電子写真複写機の概略断面図であ
る。以下の説明から明らかになるが、本発明は各種のプ
リント・システムに対して同じように適しているので、
本出願をここに示されている特定のシステムに限定する
必要はない。
【0021】最初に図4を参照すると、印写システム9
の動作中、多色原稿文書又は写真38が、参照符号10
で全体的に示したラスタ入力スキャナ(RIS)上に置
かれる。RISは、文書照射ランプと、光学系と、機械
式走査駆動機構と、電荷結合素子(CCDアレイ)とを
含んでいる。RISは、原稿文書全体を捉え、これを一
連のラスタ走査線に変換し、一組の三原色の濃度、すな
わち赤、緑、及び青の濃度を原稿文書の各ポイントで測
定する。この情報は、参照符号12で全体的に示した画
像処理システム(IPS)に伝送される。IPS12
は、参照符号16で全体的に示したラスタ出力スキャナ
(ROS)への画像データの流れを作成し、管理する制
御用電子回路を含んでいる。参照符号14で全体的に示
したユーザー・インタフェース(UI)はIPS12と
通信する。UI14によってオペレータは種々のオペレ
ータにより調整可能な機能を制御することが可能であ
る。UI14からの出力信号はIPS12に伝送され
る。所望の画像に対応する信号がIPS12からROS
16に伝送され、このROSが出力画像を作成する。R
OS16は一連の水平走査線内に画像をレイアウトし、
各走査線はインチ当たりで所定数のピクセルを有してい
る。ROS16はこれと連結された回転式多角形ミラー
・ブロックを有するレーザー機構を含んでいる。ROS
16は一組の減色法による三原色潜像を作成するため
に、参照符号18で全体的に示したマーキング機構の均
一に帯電された光導電ベルト20を露光するために使用
される。潜像は、シアン、マゼンタ及びイエロー現像剤
でそれぞれ現像される。このように現像された画像は互
いに重ね合わせて仕上げ基体へと転写され、基体上に多
色画像が作成される。次にこの多色画像が熱及び圧力を
加えて基体に定着され、それによって基体上に多色トナ
ー画像が作成される。
の動作中、多色原稿文書又は写真38が、参照符号10
で全体的に示したラスタ入力スキャナ(RIS)上に置
かれる。RISは、文書照射ランプと、光学系と、機械
式走査駆動機構と、電荷結合素子(CCDアレイ)とを
含んでいる。RISは、原稿文書全体を捉え、これを一
連のラスタ走査線に変換し、一組の三原色の濃度、すな
わち赤、緑、及び青の濃度を原稿文書の各ポイントで測
定する。この情報は、参照符号12で全体的に示した画
像処理システム(IPS)に伝送される。IPS12
は、参照符号16で全体的に示したラスタ出力スキャナ
(ROS)への画像データの流れを作成し、管理する制
御用電子回路を含んでいる。参照符号14で全体的に示
したユーザー・インタフェース(UI)はIPS12と
通信する。UI14によってオペレータは種々のオペレ
ータにより調整可能な機能を制御することが可能であ
る。UI14からの出力信号はIPS12に伝送され
る。所望の画像に対応する信号がIPS12からROS
16に伝送され、このROSが出力画像を作成する。R
OS16は一連の水平走査線内に画像をレイアウトし、
各走査線はインチ当たりで所定数のピクセルを有してい
る。ROS16はこれと連結された回転式多角形ミラー
・ブロックを有するレーザー機構を含んでいる。ROS
16は一組の減色法による三原色潜像を作成するため
に、参照符号18で全体的に示したマーキング機構の均
一に帯電された光導電ベルト20を露光するために使用
される。潜像は、シアン、マゼンタ及びイエロー現像剤
でそれぞれ現像される。このように現像された画像は互
いに重ね合わせて仕上げ基体へと転写され、基体上に多
色画像が作成される。次にこの多色画像が熱及び圧力を
加えて基体に定着され、それによって基体上に多色トナ
ー画像が作成される。
【0022】印写システム9は後述するように、普通紙
上に従来の表読みトナー画像を、又は、種々の他の種類
の基体上に鏡像をプリントすることができる。仕上げさ
れた基体上の鏡像すなわち逆読み画像は、UI14をプ
ログラムに従って使用することによって作成される。
上に従来の表読みトナー画像を、又は、種々の他の種類
の基体上に鏡像をプリントすることができる。仕上げさ
れた基体上の鏡像すなわち逆読み画像は、UI14をプ
ログラムに従って使用することによって作成される。
【0023】上記した印写システムの特徴は、商品とし
て購入可能な5775(登録商標)複写機で使用されて
いる。図4を引き続き参照すると、プリンタ、もしくは
マーキング機構18は電子写真式印写装置である。マー
キング機構18の光導電ベルト20は、好ましくは多色
性光導電材料から成っている。光導電性ベルトは、光導
電面の連続部分を順次、その移動経路に配置された種々
の処理ステーションを通って前進させるために矢印22
の方向に移動する。光導電ベルト20は、転写ローラ2
4及び26と、引張りローラ28と、駆動ローラ30と
に巻回されている。駆動ローラ30はベルト駆動機構の
ような適当な手段によって、駆動ローラに結合されたモ
ータ32により回転される。ローラ30が回転すると、
ローラはベルト20を矢印22の方向に前進させる。
て購入可能な5775(登録商標)複写機で使用されて
いる。図4を引き続き参照すると、プリンタ、もしくは
マーキング機構18は電子写真式印写装置である。マー
キング機構18の光導電ベルト20は、好ましくは多色
性光導電材料から成っている。光導電性ベルトは、光導
電面の連続部分を順次、その移動経路に配置された種々
の処理ステーションを通って前進させるために矢印22
の方向に移動する。光導電ベルト20は、転写ローラ2
4及び26と、引張りローラ28と、駆動ローラ30と
に巻回されている。駆動ローラ30はベルト駆動機構の
ような適当な手段によって、駆動ローラに結合されたモ
ータ32により回転される。ローラ30が回転すると、
ローラはベルト20を矢印22の方向に前進させる。
【0024】最初に、光導電ベルト20の一部が参照符
号33で全体的に示した帯電ステーションを通過する。
帯電ステーション33で、コロナ発生装置34が光導電
ベルト20を比較的高い、ほぼ均一な静電電位へと帯電
する。
号33で全体的に示した帯電ステーションを通過する。
帯電ステーション33で、コロナ発生装置34が光導電
ベルト20を比較的高い、ほぼ均一な静電電位へと帯電
する。
【0025】次に、帯電された光導電面が参照符号35
で全般的に示した露光ステーションを通って移動する。
露光ステーション35は、多色原稿文書38が配置され
たRIS10によって導出された情報に対応する変調光
ビームを受光する。RIS10は、原稿文書38から全
体的な画像を捉え、それを一連のラスタ走査線に変換
し、これはIPS12に電気信号として伝送される。R
IS10からの電気信号は、原稿文書の各ポイントで
赤、緑及び青の濃度に対応している。IPS12は、一
組の赤、緑及び青の濃度信号、すなわち原稿文書38の
三原色の濃度に対応する一組の信号を一組の測色座標に
変換する。オペレータはコピーのパラメータを調整する
ためにUI14の適当なキーを操作する。UI14は、
タッチ・スクリーン又はその他のシステムオペレータと
をインタフェースする適宜の制御パネルである。UI1
4からの出力信号はIPS12に伝送される。次にIP
Sは所望の画像に対応する信号をROS16に伝送す
る。ROS16は、回転式多角形ミラー・ブロックを有
するレーザー機構を含んでいる。好ましくは、9面の多
角形が使用される。ROS16は、ミラー37を介して
光導電ベルト20の帯電部分をインチ当たり約400ピ
クセルの割合で照射する。ROSは、3つの潜像を記録
するために光導電ベルト20を露光する。一つの潜像は
シアン現像剤で現像される。別の潜像はマゼンタ現像剤
で現像され、第3の潜像はイエロー現像剤で現像され
る。ROS16によって光導電ベルト上に形成された潜
像は、IPS12から伝送された信号と対応している。
で全般的に示した露光ステーションを通って移動する。
露光ステーション35は、多色原稿文書38が配置され
たRIS10によって導出された情報に対応する変調光
ビームを受光する。RIS10は、原稿文書38から全
体的な画像を捉え、それを一連のラスタ走査線に変換
し、これはIPS12に電気信号として伝送される。R
IS10からの電気信号は、原稿文書の各ポイントで
赤、緑及び青の濃度に対応している。IPS12は、一
組の赤、緑及び青の濃度信号、すなわち原稿文書38の
三原色の濃度に対応する一組の信号を一組の測色座標に
変換する。オペレータはコピーのパラメータを調整する
ためにUI14の適当なキーを操作する。UI14は、
タッチ・スクリーン又はその他のシステムオペレータと
をインタフェースする適宜の制御パネルである。UI1
4からの出力信号はIPS12に伝送される。次にIP
Sは所望の画像に対応する信号をROS16に伝送す
る。ROS16は、回転式多角形ミラー・ブロックを有
するレーザー機構を含んでいる。好ましくは、9面の多
角形が使用される。ROS16は、ミラー37を介して
光導電ベルト20の帯電部分をインチ当たり約400ピ
クセルの割合で照射する。ROSは、3つの潜像を記録
するために光導電ベルト20を露光する。一つの潜像は
シアン現像剤で現像される。別の潜像はマゼンタ現像剤
で現像され、第3の潜像はイエロー現像剤で現像され
る。ROS16によって光導電ベルト上に形成された潜
像は、IPS12から伝送された信号と対応している。
【0026】本発明によれば、文書38は、好ましくは
白黒又はカラーの写真プリントである。本発明の範囲と
真の趣旨を離れることなく、種々の他の文書を使用でき
ることが理解されよう。
白黒又はカラーの写真プリントである。本発明の範囲と
真の趣旨を離れることなく、種々の他の文書を使用でき
ることが理解されよう。
【0027】静電潜像が光導電ベルト20に記録された
後、ベルトはこれらの潜像を、参照符号39で全体的に
示した現像ステーションに送る。現像ステーションは、
参照符号40,42,44及び46で示した4つの個々
の現像ユニットを含んでいる。現像ユニットの種類は、
一般に“磁気ブラシ現像ユニット”と呼ばれるものであ
る。代表的には、磁気ブラシ現像システムは、摩擦電気
により接着するトナー粒子を有する磁気担体細粒を含ん
でいる。現像剤は、現像剤のブラシを形成するために、
継続的に指向性磁束の場を通過させられる。現像剤は、
新鮮な現像剤によるブラシが連続的に提供されるよう
に、絶え間なく移動する。現像は、現像剤のブラシを光
導電面と接触させることによって行われる。現像ユニッ
ト40,42及び44は、それぞれ、光導電面に記録さ
れた特定の色分解された静電潜像の補色に対応する特定
の色のトナー粒子を塗布する。各々のトナー粒子の色
は、予め選択された電磁波スペクトル領域内の光線を吸
収するようにされている。例えば、原稿文書の緑の領域
に対応する光導電ベルトの電荷の一部を放電することに
よって形成された静電潜像は、光導電ベルト20の比較
的電荷密度が高い領域として赤と青の部分を記録し、一
方、緑の領域を現像には有効ではない電圧レベルに低下
させる。次に帯電領域は、現像ユニット40が緑吸収
(マゼンタ)トナー粒子を光導電ベルト20に記録され
た静電潜像へと塗布することによって可視化される。同
様に、青分離領域は青吸収(イエロー)トナー粒子を有
する現像ユニット42によって現像され、赤分離領域は
赤吸収(シアン)トナー粒子を有する現像ユニット44
によって現像される。現像ユニット46は黒のトナー粒
子を含み、白黒の原稿文書から形成された静電潜像を現
像するために使用できる。各々の現像ユニットは動作位
置に、又、動作位置外に移動できる。動作位置では、磁
気ブラシは光導電ベルトと近接しており、一方、非動作
位置では、磁気ブラシは光導電ベルトから離れている。
図4では、現像ユニット40が動作位置にあり、現像ユ
ニット42,44及び46は非動作位置にある。各静電
潜像の現像中、一つの現像ユニットだけが動作位置にあ
り、残りの現像ユニットは非動作位置にある。それによ
って、各静電潜像が混合せずに適宜の色のトナー粒子で
確実に現像される。
後、ベルトはこれらの潜像を、参照符号39で全体的に
示した現像ステーションに送る。現像ステーションは、
参照符号40,42,44及び46で示した4つの個々
の現像ユニットを含んでいる。現像ユニットの種類は、
一般に“磁気ブラシ現像ユニット”と呼ばれるものであ
る。代表的には、磁気ブラシ現像システムは、摩擦電気
により接着するトナー粒子を有する磁気担体細粒を含ん
でいる。現像剤は、現像剤のブラシを形成するために、
継続的に指向性磁束の場を通過させられる。現像剤は、
新鮮な現像剤によるブラシが連続的に提供されるよう
に、絶え間なく移動する。現像は、現像剤のブラシを光
導電面と接触させることによって行われる。現像ユニッ
ト40,42及び44は、それぞれ、光導電面に記録さ
れた特定の色分解された静電潜像の補色に対応する特定
の色のトナー粒子を塗布する。各々のトナー粒子の色
は、予め選択された電磁波スペクトル領域内の光線を吸
収するようにされている。例えば、原稿文書の緑の領域
に対応する光導電ベルトの電荷の一部を放電することに
よって形成された静電潜像は、光導電ベルト20の比較
的電荷密度が高い領域として赤と青の部分を記録し、一
方、緑の領域を現像には有効ではない電圧レベルに低下
させる。次に帯電領域は、現像ユニット40が緑吸収
(マゼンタ)トナー粒子を光導電ベルト20に記録され
た静電潜像へと塗布することによって可視化される。同
様に、青分離領域は青吸収(イエロー)トナー粒子を有
する現像ユニット42によって現像され、赤分離領域は
赤吸収(シアン)トナー粒子を有する現像ユニット44
によって現像される。現像ユニット46は黒のトナー粒
子を含み、白黒の原稿文書から形成された静電潜像を現
像するために使用できる。各々の現像ユニットは動作位
置に、又、動作位置外に移動できる。動作位置では、磁
気ブラシは光導電ベルトと近接しており、一方、非動作
位置では、磁気ブラシは光導電ベルトから離れている。
図4では、現像ユニット40が動作位置にあり、現像ユ
ニット42,44及び46は非動作位置にある。各静電
潜像の現像中、一つの現像ユニットだけが動作位置にあ
り、残りの現像ユニットは非動作位置にある。それによ
って、各静電潜像が混合せずに適宜の色のトナー粒子で
確実に現像される。
【0028】公知のスカベンジレス式、すなわち非干渉
性現像システムを磁気ブラシ現像構造の代わりに使用で
きることが当業者には理解されよう。第1現像装置ハウ
ジング以外の全ての現像装置ハウジング用に非干渉性現
像システムを使用することによって、光導電画像形成面
に対して現像装置ハウジングを移動させる必要がなくな
るであろう。
性現像システムを磁気ブラシ現像構造の代わりに使用で
きることが当業者には理解されよう。第1現像装置ハウ
ジング以外の全ての現像装置ハウジング用に非干渉性現
像システムを使用することによって、光導電画像形成面
に対して現像装置ハウジングを移動させる必要がなくな
るであろう。
【0029】現像後、トナー画像は参照符号65で全体
的に示した転写ステーションに移動される。転写ステー
ション65は、参照符号64で全体的に示した転写ゾー
ンを含んでいる。転写ゾーン64内では、トナー画像が
透明基体25に転写される。転写ステーション65で、
参照符号48で全体的に示した基体移送装置が基体25
を光導電ベルト20と接触する位置に移送する。基体移
送装置48は、一対のほぼ円筒形のローラ50及び52
に巻回された一対の間隔を隔てたベルト54を有してい
る。基体グリッパ(図示せず)がベルト54の間に延
び、これと共に移動する。基体25は、トレー上に配置
された基体56のスタックから送りこまれる。摩擦リタ
ード・フィーダ58が最上位置の基体をスタック56か
ら予備転写移送装置60へと給送する。移送装置60
は、基体25を基体移送装置48へと前送りする。基体
25は、基体グリッパの移動と同期して移送装置60に
よって前送りされる。このようにして、基体25の前縁
が予め選択された位置、すなわち装填位置に到達し、そ
こで開放状態にある基体グリッパによって受容される。
次に基体グリッパは閉じて、基体がグリッパと共に再循
環経路内を移動するように基体25を把持する。基体2
5の前縁は、基体グリッパによって解放可能に固定され
る。ベルト54が矢印62の方向に移動すると、基体
は、光導電ベルト上に現像されたトナー画像と同期し
て、光導電ベルトと接触する位置まで移動する。転写ゾ
ーン64では、コロナ発生装置66が基体の裏側にイオ
ンを噴射して、光導電ベルト20からトナー画像を引き
付けるため適宜の大きさと極性の静電電圧まで基体を帯
電させる。基体は、3サイクルだけ再循環経路を移動す
るように基体グリッパに固定された状態に保たれる。こ
のようにして、3つの異なる色のトナー画像が互いに重
ね合わせて基体へと転写され、基体上に合成多色画像6
7が作成される(図3参照)。本発明によると、光導電
ベルト20上に形成された合成トナー画像は表読み画像
であるので、以下に説明するように、それを透明基体に
転写後は、画像はトナー側から見ると裏の、すなわち、
逆読み多色トナー画像となり、透明基体を通して見ると
表読み画像となる。
的に示した転写ステーションに移動される。転写ステー
ション65は、参照符号64で全体的に示した転写ゾー
ンを含んでいる。転写ゾーン64内では、トナー画像が
透明基体25に転写される。転写ステーション65で、
参照符号48で全体的に示した基体移送装置が基体25
を光導電ベルト20と接触する位置に移送する。基体移
送装置48は、一対のほぼ円筒形のローラ50及び52
に巻回された一対の間隔を隔てたベルト54を有してい
る。基体グリッパ(図示せず)がベルト54の間に延
び、これと共に移動する。基体25は、トレー上に配置
された基体56のスタックから送りこまれる。摩擦リタ
ード・フィーダ58が最上位置の基体をスタック56か
ら予備転写移送装置60へと給送する。移送装置60
は、基体25を基体移送装置48へと前送りする。基体
25は、基体グリッパの移動と同期して移送装置60に
よって前送りされる。このようにして、基体25の前縁
が予め選択された位置、すなわち装填位置に到達し、そ
こで開放状態にある基体グリッパによって受容される。
次に基体グリッパは閉じて、基体がグリッパと共に再循
環経路内を移動するように基体25を把持する。基体2
5の前縁は、基体グリッパによって解放可能に固定され
る。ベルト54が矢印62の方向に移動すると、基体
は、光導電ベルト上に現像されたトナー画像と同期し
て、光導電ベルトと接触する位置まで移動する。転写ゾ
ーン64では、コロナ発生装置66が基体の裏側にイオ
ンを噴射して、光導電ベルト20からトナー画像を引き
付けるため適宜の大きさと極性の静電電圧まで基体を帯
電させる。基体は、3サイクルだけ再循環経路を移動す
るように基体グリッパに固定された状態に保たれる。こ
のようにして、3つの異なる色のトナー画像が互いに重
ね合わせて基体へと転写され、基体上に合成多色画像6
7が作成される(図3参照)。本発明によると、光導電
ベルト20上に形成された合成トナー画像は表読み画像
であるので、以下に説明するように、それを透明基体に
転写後は、画像はトナー側から見ると裏の、すなわち、
逆読み多色トナー画像となり、透明基体を通して見ると
表読み画像となる。
【0030】透明基体25は、好ましくはE.I.デュ
ポン社から市販されているマイラーのような透明ポリエ
ステル製である。前述の電子写真プロセスを利用して疑
似写真プリントを作成するために用いられる透明基板の
適切な厚さは、約0.107mm(約0.0042イン
チ)である。透明基体の実際の厚さは、透明基体上にカ
ラー画像を作成するために使用される電子写真処理装置
によって左右される。基体25の重要な特性は、そのガ
ラス遷移温度が、画像を作成する際に使用されるトナー
材料の遷移温度よりも大幅に高いことである。
ポン社から市販されているマイラーのような透明ポリエ
ステル製である。前述の電子写真プロセスを利用して疑
似写真プリントを作成するために用いられる透明基板の
適切な厚さは、約0.107mm(約0.0042イン
チ)である。透明基体の実際の厚さは、透明基体上にカ
ラー画像を作成するために使用される電子写真処理装置
によって左右される。基体25の重要な特性は、そのガ
ラス遷移温度が、画像を作成する際に使用されるトナー
材料の遷移温度よりも大幅に高いことである。
【0031】基体は、下色除去を行い黒を生成する場合
には、4サイクルだけ再循環経路を移動し、単一の基体
上に2つの原稿文書の情報を併合する場合には、8サイ
クルまで移動することが当業者には理解されよう。光導
電面上に記録された静電潜像は各々適宜に着色されたト
ナーで現像され、互いに重ね合わせて基体へと転写さ
れ、カラーの原稿文書の多色複写が作成される。
には、4サイクルだけ再循環経路を移動し、単一の基体
上に2つの原稿文書の情報を併合する場合には、8サイ
クルまで移動することが当業者には理解されよう。光導
電面上に記録された静電潜像は各々適宜に着色されたト
ナーで現像され、互いに重ね合わせて基体へと転写さ
れ、カラーの原稿文書の多色複写が作成される。
【0032】上記の複写機の重要な特徴は、白黒のみの
画像を作成する能力を有していることであり、この機構
は本発明を実施する際に利用される。
画像を作成する能力を有していることであり、この機構
は本発明を実施する際に利用される。
【0033】最後の転写動作の後、基体グリッパが開か
れ、基体25が解放される。コンベヤ68が基体を矢印
70の方向に、参照符号71で全体的に示した熱及び圧
力定着ステーションに移送し、そこで、転写されたトナ
ー画像が基体に永久的に定着される。定着ステーション
は、加熱された定着ロール74と加圧ロール72とを含
んでいる。基体は、定着ロール74と加圧ロール72と
の間のロール間隙を通過する。トナー画像は、定着ロー
ル74と接触して透明基体に定着される。その後、基体
は一対のロール76によって出口78まで前送りされ、
この出口を通って基体25は後述の処理装置へと搬送さ
れる。
れ、基体25が解放される。コンベヤ68が基体を矢印
70の方向に、参照符号71で全体的に示した熱及び圧
力定着ステーションに移送し、そこで、転写されたトナ
ー画像が基体に永久的に定着される。定着ステーション
は、加熱された定着ロール74と加圧ロール72とを含
んでいる。基体は、定着ロール74と加圧ロール72と
の間のロール間隙を通過する。トナー画像は、定着ロー
ル74と接触して透明基体に定着される。その後、基体
は一対のロール76によって出口78まで前送りされ、
この出口を通って基体25は後述の処理装置へと搬送さ
れる。
【0034】矢印22で示したベルト20の移動方向の
最後の処理ステーションは、参照符号79で全体的に示
したクリーニング・ステーションである。クリーニング
・ステーションには回転式に取りつけた繊維ブラシ80
が配置され、転写動作後に残っている残留トナー粒子を
除去するために光導電ベルト20と接触した状態に保た
れる。その後、ランプ82が光導電ベルト20を照射し
て、次の連続サイクルの開始前に、残っている電荷を除
去する。
最後の処理ステーションは、参照符号79で全体的に示
したクリーニング・ステーションである。クリーニング
・ステーションには回転式に取りつけた繊維ブラシ80
が配置され、転写動作後に残っている残留トナー粒子を
除去するために光導電ベルト20と接触した状態に保た
れる。その後、ランプ82が光導電ベルト20を照射し
て、次の連続サイクルの開始前に、残っている電荷を除
去する。
【0035】次に合成逆読みカラー画像67を含む透明
材25を使用した疑似写真プリントを作成するための本
発明のプロセスを説明する。
材25を使用した疑似写真プリントを作成するための本
発明のプロセスを説明する。
【0036】上下のプラテン構造92と94をそれぞれ
含むプリント作成装置91(図1〜図3)が、電子写真
を使用して疑似写真プリントを作成するために備えられ
ている。下部プラテンは、厚さ約12.7mm(約0.
5インチ)のシリコンゴム・パッド98を含む剛性金属
板、すなわちベース材96から成っている。シリコンゴ
ム・パッド上に支持された平坦な剛性部材は、厚さ9.
52mm(3/8インチ)の平滑な表面の強化ガラス材
100から成っている。平滑な表面の強化ガラスは、画
像形成プロセス中に透明材に作成されるしわを平滑にす
る役割を果たす。上部プラテン92は、加熱素子104
を含むヒータ構造102(図2)を含んでいる。
含むプリント作成装置91(図1〜図3)が、電子写真
を使用して疑似写真プリントを作成するために備えられ
ている。下部プラテンは、厚さ約12.7mm(約0.
5インチ)のシリコンゴム・パッド98を含む剛性金属
板、すなわちベース材96から成っている。シリコンゴ
ム・パッド上に支持された平坦な剛性部材は、厚さ9.
52mm(3/8インチ)の平滑な表面の強化ガラス材
100から成っている。平滑な表面の強化ガラスは、画
像形成プロセス中に透明材に作成されるしわを平滑にす
る役割を果たす。上部プラテン92は、加熱素子104
を含むヒータ構造102(図2)を含んでいる。
【0037】板、すなわちベース材96には、テーブル
のような適当な作業面上にプリント作成構造91を支持
するための脚部構造106が備えてある。上部プラテン
92は、ヒンジ構造を介して上部プラテン支持構造11
0にヒンジ式に固定されている。一方、支持構造110
は、円筒形の受容部材114内に受容され、板、すなわ
ちベース材96と一体の部品を形成する支柱部材112
によって作動的に支持されている。この支持構造は、支
持構造110に取りつけたアーム及びつまみ115を使
用してベース材96に対してピボット運動するようにさ
れている。このように、上部の加熱されたプラテンは、
プリント作成用に使用される材料を挿入するためのアク
セスを容易にするため、強化ガラス材100の上に重な
る基本位置から回転させることができる。
のような適当な作業面上にプリント作成構造91を支持
するための脚部構造106が備えてある。上部プラテン
92は、ヒンジ構造を介して上部プラテン支持構造11
0にヒンジ式に固定されている。一方、支持構造110
は、円筒形の受容部材114内に受容され、板、すなわ
ちベース材96と一体の部品を形成する支柱部材112
によって作動的に支持されている。この支持構造は、支
持構造110に取りつけたアーム及びつまみ115を使
用してベース材96に対してピボット運動するようにさ
れている。このように、上部の加熱されたプラテンは、
プリント作成用に使用される材料を挿入するためのアク
セスを容易にするため、強化ガラス材100の上に重な
る基本位置から回転させることができる。
【0038】本発明に従った疑似写真プリントを作成す
るプロセスにおいて、トナー画像を含む透明材25は、
画像側を上にして強化ガラス100上に置かれ、コーテ
ィング紙から成る着色(すなわち、緑、青、又は黄色
等)透明シート材116がトナー画像と接触する状態で
透明基体25上に置かれる。
るプロセスにおいて、トナー画像を含む透明材25は、
画像側を上にして強化ガラス100上に置かれ、コーテ
ィング紙から成る着色(すなわち、緑、青、又は黄色
等)透明シート材116がトナー画像と接触する状態で
透明基体25上に置かれる。
【0039】シート116のそれぞれの側、すなわち面
には接着剤118が被覆され、厚さ約0.00635m
m(約0.00025インチ)の接着剤の均一な被覆用
の担体としての役割を果たす。本発明に使用される接着
剤として、層を互いにほぼ永久的に接合でき、例えば1
年以上の長期間を経た後も容易には剥離しない接着剤を
含む多くの接着剤から選択できる。適当な接着剤の例に
は、グッドイヤー・ケミカル社及びE.I.デュポン社
から市販されているポリビニール・アセテート、フェノ
ール樹脂、エポキシ樹脂、ある種のポリアクリレート・
ポリシアノアクリレート、セルロース・エステルが含ま
れる。これらの接着剤の量は、重量百分比が例えば約1
から約75%、好ましくは約0.1から約25%のよう
な種々の効果的な量から選択できる。接着剤層の厚さ
は、基本的に約0.1ミクロンから約25ミクロンであ
り、好ましくは約1から約10ミクロンか又はそれ以上
であるが、その他の効果的な厚さを選択してもよい。エ
アロゾル、又は噴射式接着剤を使用して良好な結果が得
られた。すなわち、スーパー77の商品名で3M社から
市販されている接着剤が使用された。前述の接着剤はス
プレー缶噴霧器内に収容され、従ってシート116に容
易に塗布することができる。スーパー77噴射式接着剤
は粘着性が強く、被覆率が高い接着剤であり、約107
°C(約225°F)で加熱活性化する乾燥が早い成分
である。
には接着剤118が被覆され、厚さ約0.00635m
m(約0.00025インチ)の接着剤の均一な被覆用
の担体としての役割を果たす。本発明に使用される接着
剤として、層を互いにほぼ永久的に接合でき、例えば1
年以上の長期間を経た後も容易には剥離しない接着剤を
含む多くの接着剤から選択できる。適当な接着剤の例に
は、グッドイヤー・ケミカル社及びE.I.デュポン社
から市販されているポリビニール・アセテート、フェノ
ール樹脂、エポキシ樹脂、ある種のポリアクリレート・
ポリシアノアクリレート、セルロース・エステルが含ま
れる。これらの接着剤の量は、重量百分比が例えば約1
から約75%、好ましくは約0.1から約25%のよう
な種々の効果的な量から選択できる。接着剤層の厚さ
は、基本的に約0.1ミクロンから約25ミクロンであ
り、好ましくは約1から約10ミクロンか又はそれ以上
であるが、その他の効果的な厚さを選択してもよい。エ
アロゾル、又は噴射式接着剤を使用して良好な結果が得
られた。すなわち、スーパー77の商品名で3M社から
市販されている接着剤が使用された。前述の接着剤はス
プレー缶噴霧器内に収容され、従ってシート116に容
易に塗布することができる。スーパー77噴射式接着剤
は粘着性が強く、被覆率が高い接着剤であり、約107
°C(約225°F)で加熱活性化する乾燥が早い成分
である。
【0040】別の適当な接着剤も商品名556接着フィ
ルムで3M社から市販されている。この接着フィルム
は、重量百分比40から50%のポリテルペン樹脂と、
30から40%のエチレント−ビニールアセテート・ポ
リマーと、10から20%のポリエチレンと、1から1
0%の熱可塑性ポリマーとから構成されている。この接
着フィルムの層をシート116に直接塗布するか、又
は、メーカーが供給する接着フィルムを含んだ担体シー
トを用いて移着させることができる。この方法の場合
は、接着フィルムを裏当てシート116に移着させるた
めに、シート116とフィルム担体を接触させて同時に
加熱される。
ルムで3M社から市販されている。この接着フィルム
は、重量百分比40から50%のポリテルペン樹脂と、
30から40%のエチレント−ビニールアセテート・ポ
リマーと、10から20%のポリエチレンと、1から1
0%の熱可塑性ポリマーとから構成されている。この接
着フィルムの層をシート116に直接塗布するか、又
は、メーカーが供給する接着フィルムを含んだ担体シー
トを用いて移着させることができる。この方法の場合
は、接着フィルムを裏当てシート116に移着させるた
めに、シート116とフィルム担体を接触させて同時に
加熱される。
【0041】シート116の上面を接合するためにシー
ト116の上面の接着層122の上に透明な、すなわち
未画像形成の透明基体124が置かれる。基体124を
シート116の裏側に接着することによって、シートの
両側に透明基体25と同じ特性を有する基体が備えら
れ、それによって、仕上げプリントで画像形成された透
明基体だけが使用された場合と比較して、仕上げプリン
トの平坦度が向上する。
ト116の上面の接着層122の上に透明な、すなわち
未画像形成の透明基体124が置かれる。基体124を
シート116の裏側に接着することによって、シートの
両側に透明基体25と同じ特性を有する基体が備えら
れ、それによって、仕上げプリントで画像形成された透
明基体だけが使用された場合と比較して、仕上げプリン
トの平坦度が向上する。
【0042】非接着性、すなわち非粘着性の部材120
(図2)がプラスチック被覆されたシート材116の上
に配される。部材120は、E.I.デュポン社から市
販されているポリエステルすなわちマイラーのシートす
なわちフィルムから成り、このシートは、少なくとも片
側がシリコンゴムの非接着性層122で被覆されてい
る。使用の際に便利であるように、シート材116の両
側に層122を備えることができる。このようにして、
両側にシリコンゴムを被覆したポリエステル・フィルム
のいずれかの側もシート材116と接触することができ
る。このフィルムの厚さは約0.102mm(約0.0
04インチ)であり、一方、各々のシリコン層の厚さは
約5から10ミクロンである。
(図2)がプラスチック被覆されたシート材116の上
に配される。部材120は、E.I.デュポン社から市
販されているポリエステルすなわちマイラーのシートす
なわちフィルムから成り、このシートは、少なくとも片
側がシリコンゴムの非接着性層122で被覆されてい
る。使用の際に便利であるように、シート材116の両
側に層122を備えることができる。このようにして、
両側にシリコンゴムを被覆したポリエステル・フィルム
のいずれかの側もシート材116と接触することができ
る。このフィルムの厚さは約0.102mm(約0.0
04インチ)であり、一方、各々のシリコン層の厚さは
約5から10ミクロンである。
【0043】適宜のコーティング紙116が米国特許第
5,075,153号明細書に記載されている。ここに
開示されているように、コーティング紙は、天然セルロ
ースではなく、ある被覆を施したポリエステルのような
プラスチック担持基体から成っている。E.I.デュポ
ン社から市販されているマイラーは、それが入手し易
く、コストが低いので、コーティング・シート116の
基体として好適である。コーティング・シート116の
厚さは約0.102mm(約0.004インチ)であ
る。
5,075,153号明細書に記載されている。ここに
開示されているように、コーティング紙は、天然セルロ
ースではなく、ある被覆を施したポリエステルのような
プラスチック担持基体から成っている。E.I.デュポ
ン社から市販されているマイラーは、それが入手し易
く、コストが低いので、コーティング・シート116の
基体として好適である。コーティング・シート116の
厚さは約0.102mm(約0.004インチ)であ
る。
【0044】ヒンジ機構108が上部プラテン92の中
央に位置し、上部プラテン92が支持構造110に対し
て移動できるようにする。この運動は、強化ガラス材1
00上に支持されたプリント作成材に圧力を加えるため
に下部プラテンの方向に向かう運動である。上部プラテ
ンの移動は、図1で逆時計回り方向に移動するようにさ
れたレバー・アーム126を使用して行われる。
央に位置し、上部プラテン92が支持構造110に対し
て移動できるようにする。この運動は、強化ガラス材1
00上に支持されたプリント作成材に圧力を加えるため
に下部プラテンの方向に向かう運動である。上部プラテ
ンの移動は、図1で逆時計回り方向に移動するようにさ
れたレバー・アーム126を使用して行われる。
【0045】圧力の変更もしくは調整は、調整つまみ1
28及び適宜なリンク機構(図示せず)を介して行われ
る。連結されたリンク機構を介したつまみの調整は、レ
バー・アーム126を作動したときに上部と下部のプラ
テンに加わる圧力の量を制御する役割を果たす。
28及び適宜なリンク機構(図示せず)を介して行われ
る。連結されたリンク機構を介したつまみの調整は、レ
バー・アーム126を作動したときに上部と下部のプラ
テンに加わる圧力の量を制御する役割を果たす。
【0046】電気コード(図示せず)は、加熱素子10
4に電流を供給する。加熱素子、ひいてはプリント作成
構造91の動作温度は、図1に示すように支持構造11
0に支持された温度制御機構132によって制御され
る。装置の動作温度は104から121°C(220か
ら250°F)の間である。圧力と熱が15から20秒
に亘って加えられ、この時間はタイマー制御つまみ13
4によって設定できる。
4に電流を供給する。加熱素子、ひいてはプリント作成
構造91の動作温度は、図1に示すように支持構造11
0に支持された温度制御機構132によって制御され
る。装置の動作温度は104から121°C(220か
ら250°F)の間である。圧力と熱が15から20秒
に亘って加えられ、この時間はタイマー制御つまみ13
4によって設定できる。
【0047】疑似写真プリントの作成中、透明基体とコ
ーティング紙には、216×279mm(8.5×11
インチ)と、279×457mm(11×18インチ)
のプリント作成部材全体に、2.27から4,54kg
(5から10ポンド)の総圧力が加えられる。プリント
の半透明の裏当ては着色されているので、仕上げのプリ
ントもその色になる。理解されるように、仕上げプリン
トは、半透明の裏当てシートと透明の表面部材とから成
っているので、プリントは裏側から照射でき、極めて良
好な結果が得られる。その結果、作成される疑似写真プ
リントの全体の厚さは、約0.229mm(約0.00
9インチ)である。
ーティング紙には、216×279mm(8.5×11
インチ)と、279×457mm(11×18インチ)
のプリント作成部材全体に、2.27から4,54kg
(5から10ポンド)の総圧力が加えられる。プリント
の半透明の裏当ては着色されているので、仕上げのプリ
ントもその色になる。理解されるように、仕上げプリン
トは、半透明の裏当てシートと透明の表面部材とから成
っているので、プリントは裏側から照射でき、極めて良
好な結果が得られる。その結果、作成される疑似写真プ
リントの全体の厚さは、約0.229mm(約0.00
9インチ)である。
【0048】トナー画像がない透明基体25と、コーテ
ィング紙116と、強化ガラス100と非接着性すなわ
ち非粘着性の部材120は、疑似写真プリントを作成す
るために使用できるキットを形成する。この目的のた
め、5775(登録商標)又は白黒又はカラーの逆読み
画像を作成するためのその他の適宜の電子写真処理装置
のような装置に透明基体25を使用できる。次に市販の
熱及び圧力を加える装置を使用して、コーティング紙の
シートを透明基体の画像側に接着する。前記のキットを
使用して疑似写真プリントを作成するための熱及び圧力
を加える装置は、シャツ又はその他の衣服にデカールを
付着させる(デカール印刷器)ために現在使用されてい
る。本発明を実施する際、熱及び圧力を加える装置のエ
ラストマ・ベース部分に支持された強化ガラス材を使用
して透明基体上に画像が作成されると、透明基体とコー
ティング・シートは強化ガラスの上面に置かれる。非接
着性部材がコーティング・シートの上に置かれる。そこ
でデカール印刷器の通常の動作と同様の方法で熱と圧力
が加えられる。
ィング紙116と、強化ガラス100と非接着性すなわ
ち非粘着性の部材120は、疑似写真プリントを作成す
るために使用できるキットを形成する。この目的のた
め、5775(登録商標)又は白黒又はカラーの逆読み
画像を作成するためのその他の適宜の電子写真処理装置
のような装置に透明基体25を使用できる。次に市販の
熱及び圧力を加える装置を使用して、コーティング紙の
シートを透明基体の画像側に接着する。前記のキットを
使用して疑似写真プリントを作成するための熱及び圧力
を加える装置は、シャツ又はその他の衣服にデカールを
付着させる(デカール印刷器)ために現在使用されてい
る。本発明を実施する際、熱及び圧力を加える装置のエ
ラストマ・ベース部分に支持された強化ガラス材を使用
して透明基体上に画像が作成されると、透明基体とコー
ティング・シートは強化ガラスの上面に置かれる。非接
着性部材がコーティング・シートの上に置かれる。そこ
でデカール印刷器の通常の動作と同様の方法で熱と圧力
が加えられる。
【0049】これまで特定の装置に関連して疑似写真プ
リントの作成方法を説明してきたが、この方法は上記の
目的に使用できるその他の装置にも応用できる。例え
ば、基体とシートがそこを通過するロール隙間を形成す
る一対の熱及び圧力ロールを使用して、透明基体と裏打
ちシートを互いに接着できる。
リントの作成方法を説明してきたが、この方法は上記の
目的に使用できるその他の装置にも応用できる。例え
ば、基体とシートがそこを通過するロール隙間を形成す
る一対の熱及び圧力ロールを使用して、透明基体と裏打
ちシートを互いに接着できる。
【図1】 電子写真の原理を利用して疑似写真プリント
を作成するための装置の側面図である。
を作成するための装置の側面図である。
【図2】 電子写真の原理を利用して疑似写真プリント
を作成するための装置の正面図である。
を作成するための装置の正面図である。
【図3】 電子写真の原理を利用して疑似写真プリント
を作成するための装置と材料の概略図である。
を作成するための装置と材料の概略図である。
【図4】 本発明を実施するのに適した画像形成装置の
概略図である。
概略図である。
9…印写システム、10…ラスタ入力スキャナ、12…
画像処理システム、14…ユーザー・インタフェース、
16…ラスタ出力スキャナ、18…マーキング機構、2
0…光導電ベルト、22…矢印、24…転写ローラ、2
5…透明基体、26…転写ローラ、28…引張りロー
ラ、30…駆動ローラ、32…モータ、33…帯電ステ
ーション、34…コロナ発生装置、35…露光ステーシ
ョン、37…ミラー、38…原稿文書、39…現像ステ
ーション、40〜46…現像装置、48…基体移送装
置、50,52…円筒形ローラ、54…ベルト、56…
基体、58…摩擦リタード・フィーダ、60…予備転写
移送装置、62…矢印、64…転写ゾーン、65…転写
ステーション、66…コロナ発生装置、67…合成多色
画像、68…コンベヤ、70…矢印、71…定着ステー
ション、72…加圧ロール、74…定着ロール、76…
ロール、78…出口、79…クリーニング・ステーショ
ン、80…繊維ブラシ、82…ランプ、91…プリント
作成装置、92…上部プラテン構造、94…下部プラテ
ン構造、96…ベース材、98…シリコンゴム・パッ
ド、100…強化ガラス材、102…ヒータ構造、10
4…加熱素子、106…脚部構造、108…ヒンジ機
構、110…上部プラテン支持構造、112…支柱部
材、114…受容部材、115…アーム及びつまみ、1
16…着色透明シート材、118…接着剤、120…非
粘着性部材、122…接着層、124…透明基体、12
6…レバーアーム、128…調整つまみ、132…温度
制御機構、134…タイマー制御つまみ
画像処理システム、14…ユーザー・インタフェース、
16…ラスタ出力スキャナ、18…マーキング機構、2
0…光導電ベルト、22…矢印、24…転写ローラ、2
5…透明基体、26…転写ローラ、28…引張りロー
ラ、30…駆動ローラ、32…モータ、33…帯電ステ
ーション、34…コロナ発生装置、35…露光ステーシ
ョン、37…ミラー、38…原稿文書、39…現像ステ
ーション、40〜46…現像装置、48…基体移送装
置、50,52…円筒形ローラ、54…ベルト、56…
基体、58…摩擦リタード・フィーダ、60…予備転写
移送装置、62…矢印、64…転写ゾーン、65…転写
ステーション、66…コロナ発生装置、67…合成多色
画像、68…コンベヤ、70…矢印、71…定着ステー
ション、72…加圧ロール、74…定着ロール、76…
ロール、78…出口、79…クリーニング・ステーショ
ン、80…繊維ブラシ、82…ランプ、91…プリント
作成装置、92…上部プラテン構造、94…下部プラテ
ン構造、96…ベース材、98…シリコンゴム・パッ
ド、100…強化ガラス材、102…ヒータ構造、10
4…加熱素子、106…脚部構造、108…ヒンジ機
構、110…上部プラテン支持構造、112…支柱部
材、114…受容部材、115…アーム及びつまみ、1
16…着色透明シート材、118…接着剤、120…非
粘着性部材、122…接着層、124…透明基体、12
6…レバーアーム、128…調整つまみ、132…温度
制御機構、134…タイマー制御つまみ
Claims (1)
- 【請求項1】 疑似写真プリントを作成する方法におい
て、 透明基体の一方の側に逆読みトナー画像を電子写真式に
作成する段階と、 前記トナー画像を着色された裏当て材の一方の側と接触
させる段階と、 前記着色された裏当て材の他方の側を未画像形成の透明
基体と接触させる段階と、 前記未画像形成の透明基体を非接着性部材と接触させる
段階と、 前記透明基体の未画像形成側を平坦な剛性表面と接触さ
せる段階と、 前記透明基体と裏当て材とに同時に所定値の熱と圧力を
加えることによって、前記基体と前記裏当て材とが互い
に接着し、前記疑似写真プリントを作成する段階と、 前記非接着性部材を前記未画像形成の透明基体から引き
離す段階と、 前記疑似写真を前記平坦な剛性表面から引き離す段階と
から成ることを特徴とする方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US9513693A | 1993-09-27 | 1993-09-27 | |
US095136 | 1993-09-27 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07168415A true JPH07168415A (ja) | 1995-07-04 |
Family
ID=22250029
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6229873A Withdrawn JPH07168415A (ja) | 1993-09-27 | 1994-09-26 | 疑似写真プリントを作成する方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07168415A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007206561A (ja) * | 2006-02-03 | 2007-08-16 | Ricoh Co Ltd | 画像記録媒体、画像記録媒体の製法、画像形成装置 |
JP2008020516A (ja) * | 2006-07-11 | 2008-01-31 | Ricoh Co Ltd | 二層型画像記録媒体及び画像形成装置 |
JP2008268317A (ja) * | 2007-04-17 | 2008-11-06 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
-
1994
- 1994-09-26 JP JP6229873A patent/JPH07168415A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007206561A (ja) * | 2006-02-03 | 2007-08-16 | Ricoh Co Ltd | 画像記録媒体、画像記録媒体の製法、画像形成装置 |
JP2008020516A (ja) * | 2006-07-11 | 2008-01-31 | Ricoh Co Ltd | 二層型画像記録媒体及び画像形成装置 |
JP2008268317A (ja) * | 2007-04-17 | 2008-11-06 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020115 |