JP4828483B2 - 半導体集積回路 - Google Patents

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本発明は、半導体集積回路に関し、詳細には、デバッグ解析に必要な内部ステータス信号を高精度に取得して出力する半導体集積回路に関する。
近年、複写装置、プリンタ装置、複合装置、スキャナ装置等の画像処理装置においては、画像処理モジュールを搭載するASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の半導体集積回路が用いられるようになってきているが、この画像処理モジュールには、画像処理装置の設計者が作成したモジュールもあるが、市販されている所定の画像処理を実行するモジュール(以下、IP(intellectual property)モジュールという。)を搭載することもある。このようなIPモジュールは、一般的に、入出力信号のみが公開されており、内部の信号については、公開されておらず、このような内部信号、例えば、レジスタに取り込まれる信号については、該レジスタにアクセスするCPU(Central Processing Unit )からIPモジュールのレジスタを読み取って外部に出力する方法が、従来から用いられている。
このように、半導体集積回路のデバッグにおいては、従来、画像処理モジュールのレジスタをCPUで読み取って解析することで行っている(特許文献1参照)。
特開平6−214819号公報
しかしながら、上記従来技術にあっては、CPUでレジスタをリードすることで、レジスタ値を外部に取り出して解析を行っていたため、回路動作をリアルタイムで正確に観測することができないという問題があった。
すなわち、CPUによるレジスタの読取動作速度は、レジスタの信号が変化する時間と比較して、リードデータがCPUに戻るまでのレイテンシー等の影響を受けて、遅く、図6に示すように、CPUによるレジスタのアクセスの間隔がレジスタの信号変化時間に比較して非常に長くなり、観測したいモジュールのステータスをリアルタイムで観測することができない。例えば、図6では、観測したい信号S1〜S6のうち、信号S1と信号S5のみしか観測できない。その結果、半導体集積回路の解析が非常に困難であるという問題があった。
そこで、本発明は、レジスタのステータス信号の遷移等を外部でリアルタイムに観測してデバッグの容易な半導体集積回路を提供することを目的としている。
請求項1記載の発明の半導体集積回路は、各種データ処理を行うとともに内部動作状態をステータスレジスタに内部ステータス信号として順次保管するモジュールを複数搭載する半導体集積回路において、前記モジュールの前記ステータスレジスタのアドレスが外部から設定指定されるアドレス指定手段を有し、所定の読み出し周期で該アドレス指定手段で指定されている該ステータスレジスタの前記内部ステータス信号を読み出して所定の外部出力手段から該半導体集積回路外に出力するステータス信号出力処理を行う内部信号出力手段を搭載しており、前記半導体集積回路は、前記内部信号出力手段を搭載する複数の該半導体集積回路が該内部信号出力手段の出力する前記内部ステータス信号を次段の該半導体集積回路の該内部信号出力手段に入力し、最終段の該半導体集積回路の該内部信号出力手段の出力する該内部ステータス信号を外部に出力する状態で接続され、該各内部信号出力手段が、前記出力する内部ステータス信号をシリアルデータに変換する変換手段を備え、少なくとも2段目以降の該内部信号出力手段が、該変換手段の変換した該シリアルの内部ステータス信号と前段の内部信号出力手段から入力されるシリアルの内部ステータス信号のうちいずれかを選択するステータス信号選択手段と、外部からのスイッチ操作またはレジスタ設定によって、該ステータス信号選択手段に該いずれかの内部ステータス信号を選択させる信号選択手段と、を備えていることにより、上記目的を達成している。
この場合、例えば、請求項2に記載するように、前記内部信号出力手段は、前記読み出し周期が外部から設定指定される読み出し周期指定手段を備えていてもよい。
また、請求項1または請求項2の場合、例えば、請求項3に記載するように、前記内部信号出力手段は、前記ステータス信号出力処理機能の有効/無効を外部からのスイッチ操作またはレジスタ設定によって切り替える有効/無効切り替え手段を備えていてもよい。
さらに、請求項1から請求項3の場合、例えば、請求項4に記載するように、前記内部信号出力手段は、外部からのスイッチ操作またはレジスタ設定によって、前記ステータスレジスタから読み出した内部ステータス信号のうち前記外部に出力する所定数の内部力ステータス信号を選択する出力選択手段を備えていてもよい。
また、請求項1から請求項4の場合、例えば、請求項に記載するように、少なくとも前記2段目以降の前記内部信号出力手段は、前記ステータス信号出力処理機能の有効/無効を外部からのスイッチ操作またはレジスタ設定によって切り替える有効/無効切り替え手段を備え、該有効/無効切り替え手段が、自段の該ステータス信号出力処理機能を有効とするときには、前記ステータス信号選択手段に、自段で読み出した内部ステータス信号を選択させ、該ステータス信号出力処理機能が無効のときに、前記ステータス信号選択手段に、前段の前記内部信号出力手段から入力される内部ステータス信号を選択させる前記信号選択手段としても動作してもよい
本発明によれば、各種データ処理を行うとともに内部動作状態をステータスレジスタに内部ステータス信号として順次保管するモジュールを複数搭載する半導体集積回路に、内部信号出力手段を搭載して、該モジュールのステータスレジスタのアドレスが外部から設定指定されると、該信号出力手段が、所定の読み出し周期で該アドレス指定されている該ステータスレジスタの内部ステータス信号を読み出して所定の外部出力手段から該半導体集積回路外に出力するので、レジスタの内部ステータス信号を短サイクルで正確に読み取って外部に出力することができ、内部のステータス信号の遷移等を外部でリアルタイムに観測してデバッグ等を正確かつ容易に行うことができる。
以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施例は、本発明の好適な実施例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
図1〜図5は、本発明の半導体集積回路の一実施例を示す図であり、図1は、本発明の半導体集積回路の一実施例を適用した半導体集積回路としてのASIC(Application Specific Integrated Circuit)1を搭載する複合装置等の画像処理装置100の要部ブロック構成図である。
図1において、画像処理装置100は、ASIC1とCPU(Central Processing Unit )10及び、図示しないが、画像処理装置100として必要な各部、例えば、スキャナ部、プロッタ部、FAX部及びメモリ等を備えており、ASIC1は、CPU(Central Processing Unit )10及び図示しないメモリとの間が、PCI(Peripheral Component Interconnect) Express(PCIe)という要求と応答が分離され応答を待たずに次の要求を発行できる高速のスプリットトランザクションのバスで接続されている。
ASIC1は、複数(図1では、4つ)の機能モジュールMa〜Md、PCIe I/FモジュールMe、Mf、レジスタバス2及び内部信号出力手段としての内部信号出力回路3等を備えており、各機能モジュールMa〜Md及びPCIe I/FモジュールMe、Mfは、それぞれ内部の信号の状態や回路の動作状態を示す値を内部ステータス信号として格納するステータスレジスタRa〜Rd、ステータスレジスタRe、Rfを内蔵している。
そして、内部信号出力回路3は、ポーリング間隔設定レジスタ3a、アドレス指定レジスタ3b及び有効/無効(Enable/Disable)レジスタ3cを備えているとともに、図示しないがクロックをカウントするカウンタ等を備えており、ASIC1の外部に信号を出力する外部出力手段としての外部端子4が接続されている。
PCIe I/FモジュールMeは、PCIeを介して外部メモリ等とASIC1で処理する対象の画像データ等を高速転送し、そのときのモジュール状態等をステータスレジスタReに格納する。
PCIe I/FモジュールMfは、PCIeを介してCPU10とASIC1との間で各種信号やコマンド等を高速転送し、そのときのモジュール状態等をステータスレジスタRfに格納する。
各機能モジュールMa〜Mdは、それぞれ所定の画像処理を施す画像処理回路を備えており、レジスタバス2を介して受け取った画像データに画像処理を施すとともに、そのときのモジュール状態等をステータスレジスタRa〜Rdに格納する。
この機能モジュールMa〜Mdのうち、少なくとも1つは、IPモジュールであり、全てがIPモジュールであってもよい。
レジスタバス2は、レジスタアクセス用のアービタであり、内部信号出力回路3からのリクエストアドレスをデコードして、所望のステータスレジスタRa〜Rfへのアクセスを行う。
内部信号出力回路3のポーリング間隔設定レジスタ3aは、機能モジュールMa〜Md及びPCIe I/FモジュールMe、MfのステータスレジスタRa〜Rfに対してステータスレジスタRa〜Rfのレジスタ値の読み出しを行うポーリングを行うためのポーリング間隔がASIC1外のCPU10によって設定される読み出し周期指定手段としてのレジスタである。また、アドレス指定レジスタ3bは、ポーリング間隔設定レジスタ3aに設定されたポーリング周期でポーリングアクセスするステータスレジスタRa〜RfのアドレスがASIC1外のCPU10によって設定されるアドレス指定手段としてのレジスタである。有効/無効レジスタ3cは、機能モジュールMa〜Md、PCIe I/FモジュールMe、MfのステータスレジスタRa〜Rfへのポーリングアクセスを実行するか、停止するかがCPU10によって設定される有効/無効切替手段としてのレジスタである。
そして、内部信号出力回路3は、有効/無効レジスタ3cに有効が設定されていると、カウンタでクロックをカウントして、ポーリング間隔設定レジスタ3aに設定されているポーリング間隔毎に、アドレス指定レジスタ3bに設定されているステータスレジスタRa〜Rfにアクセスして、該ステータスレジスタRa〜Rfに設定されている内部ステータス信号(レジスタ値)を読み取って、該読み取った内部ステータス信号を、外部端子4から外部のデバッグ装置等に出力する。
次に、本実施例の作用を説明する。本実施例のASIC1は、CPU10の関与を削減しつつ高速に内部ステータス信号を読み取って外部出力する。
すなわち、ASIC1は、各機能モジュールMa〜Md及びPCIe I/FモジュールMe、MfのステータスレジスタRa〜Rfにレジスタバス2を介してアクセスして、各ステータスレジスタRa〜Rfのレジスタ値である内部ステータス信号を読み取る内部信号出力回路3を搭載している。
そして、画像処理装置100は、ASIC1のデバッグ時、デバッグ装置が接続され、そのデバッグ装置に内部の配線を介して、内部信号出力回路3の外部端子4が該デバッグ装置に接続される。
この状態で、内部信号出力回路3のポーリング間隔設定レジスタ3aに、ポーリング間隔がASIC1外のCPU10によって設定され、また、アドレス指定レジスタ3bに、ポーリングアクセスして内部ステータス信号を取得する機能モジュールMa〜Md、PCIe I/FモジュールMe、MfのステータスレジスタRa〜RfのアドレスがASIC1外のCPU10によって設定される。
そして、有効/無効レジスタ3cに、ステータスレジスタRa〜Rfへのポーリングアクセスを実行する有効(Enable)が、ASIC1外のCPU10によって設定されると、図2に示すように、内部信号出力回路3は、図示しないカウンタでクロックをカウントして、ポーリング間隔設定レジスタ3aに設定されているポーリング間隔毎に、アドレス指定レジスタ3bに設定されているステータスレジスタRa〜Rfにレジスタバス2を介してアクセスして、該ステータスレジスタRa〜Rfに設定されている内部ステータス信号を読み取って、該読み取った内部ステータス信号を外部端子4から外部のデバッグ装置等に出力する。
そして、内部信号出力回路3は、図2に示すように、ポーリング間隔レジスタ3aに設定されているポーリング間隔が、ステータスレジスタRa〜Rfの内部ステータス信号の保持期間よりも短いので、読み取り先のステータスレジスタRa〜Rfに設定されているレジスタ値である内部ステータス信号を正確に読み込んで、外部端子4から外部のデバッグ装置に出力することができる。
また、デバッグを行わないときには、CPU10から有効/無効レジスタ3cに、無効(Disable)が設定され、有効/無効レジスタ3cに無効が設定されていると、内部信号出力回路3は、レジスタバス2を介した各ステータスレジスタRa〜Rfへのアクセスを停止する。
このように、本実施例のASIC1は、内部信号出力回路3が、機能モジュールMa〜Md、PCIe I/FモジュールMe、MfのステータスレジスタRa〜Rfのアドレスが、アドレス指定レジスタ3bに外部のCPU10から設定指定されると、ポーリング間隔設定レジスタ3aに設定されているポーリング周期で該アドレス指定されているステータスレジスタRa〜Rfの内部ステータス信号を読み出して外部端子4からASIC1外に出力するステータス信号出力処理を行っている。
したがって、ステータスレジスタRa〜Rfの内部ステータス信号を短サイクルで正確に読み取って外部に出力することができ、内部のステータス信号の遷移等を外部でリアルタイムに観測してデバッグ等を正確かつ容易に行うことができる。すなわち、デバッグの対象となる回路が高速で動作している場合においても、現象を正確に把握することができ、デバッグを容易に行うことができる。
また、本実施例のASIC1は、内部信号出力回路3が、読み出し周期が外部のCPU10によって指定される読み出し周期指定手段としてのポーリング間隔設定レジスタ3aを備えている。
したがって、内部ステータス信号の読み出し周期を適宜設定することができ、必要なステータス信号のみを正確に読み出すことができ、利用性を向上させることができる。
さらに、本実施例のASIC1は、内部信号出力回路3が、有効/無効レジスタ3cを備え、CPU10〜のレジスタ設定によって、ステータス信号出力処理機能の有効、無効の切り替えを行っている。
したがって、デバッグ用途で使用する時以外はステータス信号出力処理機能を無効にすることで、内部信号出力回路3からのレジスタバス2上へのレジスタリードリクエストの発行を止めることができ、通常使用時には、CPU10からのレジスタアクセスに影響を与えることを無くし、パフォーマンスの低下を防ぐことができる。
なお、上記説明では、内部信号出力回路3は、アドレス指定されたステータスレジスタRa〜Rfから読み込んだ内部ステータス信号を全て外部端子4から出力しているが、外部に出力する内部ステータス信号を選択してもよい。
この場合、図3に示すように、内部信号出力回路3に、ステータス信号選択手段としての出力信号選択レジスタ3dと出力選択手段としてのセレクタ3eを設け、信号出力選択レジスタ3に、読み込んだ内部ステータス信号のうち出力する内部ステータス信号を選択する信号選択値がASIC1外のCPU10によって設定される。
内部信号選択レジスタ3dは、該設定された信号選択値(レジスタ値)をセレクタ3eに設定し、セレクタ3eは、読み込んだ内部ステータス信号のうち、出力信号選択レジスタ3dによって設定された信号選択値に応じた信号を選択して外部端子4aを介して外部のデバッグ装置に出力する。したがって、外部端子4aは、上記外部端子4よりも少ない数の端子となっている。
このようにすると、アドレス指定レジスタ3bに設定されたステータスレジスタRa〜Rfの内部ステータスレジスタRa〜Rfの内部ステータス信号のうち、バイト単位等のように、必要な内部ステータス信号のみを、CPU10から内部信号選択レジスタ3dにレジスタ値として設定し、読み取った内部ステータス信号のうち該選択設定された内部ステータス信号のみをセレクタ3eから少ない外部端子4aを介して外部のデバッグ装置に出力することができる。したがって、外部端子4aの数を削減することができ、ASIC1のコストを下げることができる。
また、外部に出力する内部ステータス信号を選択する場合、図3に示した構成によるものに限るものではなく、例えば、図4に示すように、内部信号出力回路3に、ポーリング間隔設定レジスタ3aとアドレス指定レジスタ3b及びセレクタ3eのみを設け、セレクタ3eに外部から、ディップスイッチ等のスイッチ操作で出力信号選択信号を入力する。この出力信号選択信号は、セレクタ3に入力される内部ステータス信号のうちどの内部ステータス信号を出力するかを指定する信号である。
また、図4では、有効/無効レジスタ3cをも省き、外部から有効/無効信号を外部からディップスイッチ等のスイッチ操作で内部信号出力回路3に入力しており、内部信号出力回路3は、有効/無効信号が有効信号であるときにのみ、ポーリング間隔設定レジスタ3aに設定されているポーリング周期でアドレス指定レジスタ3bに設定されているアドレスのステータスレジスタRa〜Rfにアクセスして、該ステータスレジスタRa〜Rfから内部ステータス信号を読み取る。内部信号出力回路3は、この読み取った内部ステータス信号のうち、セレクタ3に外部から出力信号選択信号で指定されている内部ステータス信号のみを選択して、外部端子4aを介して外部のデバッグ装置等に出力する。
また、CPU10とのインターフェイス部分であるPCIe I/FモジュールMfのステータスレジスタRfは、例えば、省エネルギーモード時のように、CPU10からアクセスされると、そのステータスレジスタRfの値が変化してしまい、デバッグ処理で必要な内部ステータス信号を取得することができない。
ところが、上述のように、内部信号出力回路3の有効/無効設定や外部出力する内部ステータス信号の設定を外部からディップスイッチ等で有効/無効信号や出力選択信号として入力して制御することで、CPU10のアクセスの影響を受けるステータスレジスタRa〜Rfの内部ステータス信号を、CPU10の影響を受けることなく、正確に取得することができるとともに、必要な内部ステータス信号のみをセレクタ3eで選択して出力することができるとともに、内部信号出力回路3の回路構成を簡略化することができるとともに、外部出力端子4aの数も削減することができる。
さらに、上記説明では、1つのASIC1の内部ステータス信号を画像処理装置100の外部に出力する場合について説明したが、画像処理装置100にASIC1が複数搭載されている場合に、複数のASIC10の内部ステータス信号の出力線(JATG線:Joint Test Action Group線)をシリアル接続して、複数のASIC1のうち選択されたASIC1の内部ステータス信号を外部出力するようにしてもよい。
この場合、図1のASIC1の内部信号出力回路3を例に挙げると、図5に示すように、内部信号出力回路3に、上記ポーリング間隔設定レジスタ3a、アドレス指定レジスタ3b及び有効/無効レジスタ3cを設けるとともに、パラレルシリアル変換回路3fとセレクタ3gを設ける。パラレルシリアル変換回路3fには、アドレス指定レジスタ3bの設定に応じてステータスレジスタRa〜Rfから取得した内部ステータス信号がパラレルで入力され、パラレルシリアル変換回路3fは、このパラレルの内部ステータス信号をシリアルに変換して、セレクタ3gに出力する変換手段である。
セレクタ3gには、前段のASIC1のシリアル出力線であるJTAG線5が入力され、セレクタ3gの出力線(外部端子)4bは、次段のASIC1の内部信号出力回路3にJTAG線5として入力されるか、外部に出力される。セレクタ3gには、さらに、信号選択手段としても動作する有効/無効レジスタ3cのレジスタ値が入力され、セレクタ3gは、有効/無効レジスタ3cに有効のレジスタ値が設定されていると、該内部信号出力回路3が取得してパラレルシリアル変換回路3fでシリアル変換された内部ステータス信号を選択して出力線4bから出力する。そして、セレクタ3gは、有効/無効レジスタ3cに無効のレジスタ値が設定されていると、JTAG線5から入力される前段の内部信号出力回路3からのシリアルの内部ステータス信号を選択して出力線4bから出力する。
したがって、画像処理装置100にそれぞれ内部信号出力回路3を搭載する複数のASIC1が収納されている場合に、意図するASIC1の内部信号出力回路3の取得した内部ステータス信号を選択して外部出力させることができ、端子数を削減して、ASIC1及び画像処理装置100のコストを低減することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を好適な実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
本発明は、バッグ解析に必要な内部ステータス信号を高精度に取得して出力するASIC等の半導体集積回路に適用することができる。
本発明の一実施例を適用したASICを搭載する画像処理装置の要部ブロック構成図。 図1の内部信号出力回路による内部ステータス信号の取得の説明図。 図1の内部信号出力回路の出力する内部ステータス信号の選択を行う場合の変更例を示す図。 図3の内部信号出力回路の出力する内部ステータス信号の選択と有効/無効を外部信号で行う場合の変更例を示す図。 図1の内部信号出力回路の内部ステータス信号をシリアル出力する場合の変更例を示す図。 従来の内部ステータス信号の取得の説明図。
符号の説明
1 ASIC
Ma〜Md 機能モジュール
Me、Mf PCIe I/Fモジュール
2 レジスタバス
3 内部信号出力回路
3a ポーリング間隔設定レジスタ
3b アドレス指定レジスタ
3c 有効/無効(Enable/Disable)レジスタ
3d 出力信号選択レジスタ
3e セレクタ
3f パラレルシリアル変換回路
3g セレクタ
4 外部端子
4a 外部端子
4b 出力線
5 JTAG線
Ra〜Rd ステータスレジスタ
Re、Rf ステータスレジスタ
10 CPU
100 画像処理装置

Claims (5)

  1. 各種データ処理を行うとともに内部動作状態をステータスレジスタに内部ステータス信号として順次保管するモジュールを複数搭載する半導体集積回路において、前記モジュールの前記ステータスレジスタのアドレスが外部から設定指定されるアドレス指定手段を有し、所定の読み出し周期で該アドレス指定手段で指定されている該ステータスレジスタの前記内部ステータス信号を読み出して所定の外部出力手段から該半導体集積回路外に出力するステータス信号出力処理を行う内部信号出力手段を搭載しており、
    前記半導体集積回路は、前記内部信号出力手段を搭載する複数の該半導体集積回路が該内部信号出力手段の出力する前記内部ステータス信号を次段の該半導体集積回路の該内部信号出力手段に入力し、最終段の該半導体集積回路の該内部信号出力手段の出力する該内部ステータス信号を外部に出力する状態で接続され、該各内部信号出力手段が、前記出力する内部ステータス信号をシリアルデータに変換する変換手段を備え、少なくとも2段目以降の該内部信号出力手段が、該変換手段の変換した該シリアルの内部ステータス信号と前段の内部信号出力手段から入力されるシリアルの内部ステータス信号のうちいずれかを選択するステータス信号選択手段と、外部からのスイッチ操作またはレジスタ設定によって、該ステータス信号選択手段に該いずれかの内部ステータス信号を選択させる信号選択手段と、を備えていることを特徴とする半導体集積回路。
  2. 前記内部信号出力手段は、前記読み出し周期が外部から設定指定される読み出し周期指定手段を備えていることを特徴とする請求項1記載の半導体集積回路。
  3. 前記内部信号出力手段は、前記ステータス信号出力処理機能の有効/無効を外部からのスイッチ操作またはレジスタ設定によって切り替える有効/無効切り替え手段を備えていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の半導体集積回路。
  4. 前記内部信号出力手段は、外部からのスイッチ操作またはレジスタ設定によって、前記ステータスレジスタから読み出した内部ステータス信号のうち前記外部に出力する所定数の内部ステータス信号を選択する出力選択手段を備えていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の半導体集積回路。
  5. 少なくとも前記2段目以降の前記内部信号出力手段は、前記ステータス信号出力処理機能の有効/無効を外部からのスイッチ操作またはレジスタ設定によって切り替える有効/無効切り替え手段を備え、該有効/無効切り替え手段が、自段の該ステータス信号出力処理機能を有効とするときには、前記ステータス信号選択手段に、自段で読み出した内部ステータス信号を選択させ、該ステータス信号出力処理機能が無効のときに、前記ステータス信号選択手段に、前段の前記内部信号出力手段から入力される内部ステータス信号を選択させる前記信号選択手段としても動作することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の半導体集積回路。
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