JP6142182B2 - 集積回路装置 - Google Patents

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本発明は、デバッグ機能を備えた集積回路装置に関するものである。
特許文献1には、ユーザプログラムのデバッグを簡易かつ低コストで実行し得るマイクロコンピュータを得ることが記載されている。特許文献1のマイクロコンピュータは、同一のICチップ内に形成された、CPU、デバッグモジュール、RAM、ROM、周辺I/O、外部バス制御部、アドレスバス、及びデータバスを備えており、RAMの記憶領域のうちユーザプログラムが格納されていない任意の領域が特定領域として指定され、ユーザプログラムのデバッグに必要なトレース情報は、DMA機能を有するデバッグモジュールによって特定領域に格納されるので、エミュレータ専用のICチップやデバッグ用の専用記憶装置を用いる必要がないため、ユーザプログラムのデバッグを簡易かつ低コストで実行することができることが記載されている。
特開2006−318172号公報
半導体集積回路(SoC)に動作異常があった場合の解析方法の1つは、SoCのデバッグ用端子を介して計測器により波形観測を行うことである。この方法においては、計測器が接続されていなければ観測したい信号が得られず解析が困難となり、計測器による測定は労力と時間がかかる。他の解析方法の1つは、SoC内のデバッグ用の内部でレジスタの状態を確認することである。この方法では、異常時の状態は確認できるが異常になるまでの経緯が不明であることが多い。
これらの問題を解決するために、SoC内部信号の波形データをメモリに保存する方法が考えられる。しかしながら、保存用に内蔵メモリやデバッグ回路を設けると装置のコストアップとなる。また、外付けメモリに保存する場合でも、デバッグ端子、外部の専用のデバッグ回路、計測器などが必要となり、これもコストアップの要因となる。
本発明の1つの形態は、デバッグの対象となる処理ユニットを有する集積回路装置である。集積回路装置は、集積回路装置に含まれる処理ユニットと外部メモリとのアクセスを制御するメモリコントローラと、デバッグの対象となる処理ユニットのデバッグ情報を所定のサンプリング周期で繰り返し取得して内部レジスタに一時的に蓄積し、メモリコントローラを介して内部レジスタの内容を外部メモリに出力するデバッグユニットと、デバッグユニットと外部メモリとのアクセスの優先度を、デバッグの対象となる処理ユニットと外部メモリとの間のアクセスより低く制御する調停ユニットとを有する。
この集積回路装置(SoC)は、メモリコントローラを介してアクセスする外部メモリをデバッグ情報の格納領域として使用する。したがって、大容量の外部メモリの記憶領域を利用でき、専用のメモリ、デバッグ端子、および外部の専用デバッグ回路などによりコストアップを回避できる。さらに、デバッグユニットはデバッグ情報を所定のサンプリング周期で繰り返し取得し、内蔵のレジスタに一時的に蓄積し、調停ユニットの判断によりデバッグ対象の他の処理ユニットによるメモリアクセスが行われていないときにデバッグ情報を外部メモリに出力する。したがって、通常動作の際のメモリ帯域の低下を抑制でき、集積回路装置のパフォーマンスの低下を抑制できる。
この集積回路装置と、集積回路装置がアクセスする外部メモリとを有するデータ処理装置においては、デバッグ情報を外部メモリから読み出すことができる。したがって、専用端子、デバッグ端子、専用の計測器を省略できる。さらに、集積回路装置の内部信号を容易に確認できる。また、パフォーマンスの低下を抑制しながらデバッグ情報を定常的に外部メモリに出力できるので、テストモードのような動作切り替えをせずにデバッグ情報を取得することが可能となる。
デバッグユニットは、内部レジスタの内容を外部メモリのデータバス幅の単位で出力するユニットを含むことが望ましい。外部メモリにデバッグ情報を出力するタイミングをサイクル単位で得るまたは盗むことが可能となり、いっそうリアルタイムに近いデバッグ情報を外部メモリに格納でき、内部レジスタの容量を節約できる。外部メモリにデバッグ情報を出力する効率をさらに向上するために、デバッグユニットは、内部レジスタの内容を外部メモリのデータバス幅の単位で圧縮して外部メモリに出力する回路を含むことが望ましい。
デバッグユニットは、内部レジスタをFIFOとしてデバッグ情報を所定のサンプリング周期で順番に蓄積するユニットと、内部レジスタの内容を取得した順番で、調停ユニットにより外部メモリに対するアクセスが許可されている範囲内で内部レジスタがエンプティになるまで繰り返し出力するユニットとを含むことが望ましい。他の処理ユニットとのメモリアクセスの競合をサイクル単位で判断でき、集積回路装置のパフォーマンスの低下を抑制しながら内部レジスタに一時的に蓄積されたデバッグ情報を外部メモリに迅速に出力できる。
デバッグユニットは、対象となる処理ユニットからデバッグの対象となる複数の内部信号を取得する回路と、複数の内部信号から所定の数の内部信号を所定のサンプリング周期で選択して内部レジスタの所定のビットに書き込むセレクタとを含むことが望ましい。デバッグ対象となる情報の選択が容易であり、集積回路装置のメモリアクセス頻度とデバッグ情報の量とを調整しやすい。たとえば、セレクタにより、外部メモリのデータバス幅よりも少ない数の内部信号をサンプリングするデバッグ情報として選択することにより、外部メモリのデータバス幅の単位で内部レジスタの内容を外部メモリに出力できる。
デバッグユニットは、外部メモリの所定の領域に内部レジスタの内容を順番に出力し、所定の領域が一杯になると上書きするユニットを含んでいてもよい。
デバッグ機能を備えたデータ処理装置の概要を示す図。 データ処理装置の構成を、デバッグユニットを中心に示すブロック図。 データ格納フォーマットの一例を示す図。 デバッグユニットの処理の概要を示すフローチャート。
図1に、デバッグ機能を備えたデータ処理装置の一例を示している。このデータ処理装置1は、種々の処理を行う集積回路装置(SoC、チップ)5と、SoC5との間でデータを入出力する外部メモリ6とを有する。典型的なSoCは半導体集積回路であるが、光集積回路であってもよく、LSIあるいはASICと称される半導体集積回路であってもよい。外部メモリ6は、揮発性であっても不揮発性であってもよいが、デバッグ情報に後でアクセスできる点を考慮すると不揮発性のメモリであることが望ましい。
SoC5は、全体の制御を行うCPU11と、CPU11で稼働するプログラムを格納したROM12と、CPU11が作業領域として使用するRAM13と、メモリ6へ直接データ転送を実現するDMAC14と、いくつかの周辺回路15〜17と、これらを接続する内部バス18と、デバッグユニット30と、外部メモリ6への入出力を制御するメモリコントローラ45と、外部メモリ6に対するアクセスを調停する調停ユニット(アービタ)40とを含む。
周辺回路15〜17の一例はホスト等とネットワーク、USBインタフェースなどを介して通信してデータ、たとえば画像データを入出力する通信インタフェースであり、他の例は、画像処理を行う処理ユニットであり、さらに異なる例はプリンタメカ7などの外部の機構を制御する機構制御ユニットである。周辺回路(周辺処理ユニット)15〜17により実現される機能はこれらに限定されない。デバッグユニット30は、CPU11、ROM12、RAM13、DMAC14、周辺回路15〜17、メモリコントローラ45、アービタ40およびデバッグユニット30自身も含めた、SoC5に実装されている回路(処理ユニット)のすべて、またはいずれかをデバッグの対象とする。デバッグユニット30は、デバッグの対象となる(デバッグの対象として選択された)処理ユニットの内部信号51の変化をデバッグ情報として取得し、外部メモリ6に出力する。
図2に、デバッグユニット30の概略構成をブロック図により示している。デバッグユニット30は、内部バス(メモリアクセスバス)18と並列にアービタ40を介してメモリコントローラ45に接続されている。アービタ40は、内部バス18を介して供給されるアクセス要求(メモリアクセス要求)A1と、デバッグユニット30からのアクセス要求A2とを受け付ける。アクセス要求A1は、CPU11の外部メモリ6に対するアクセス、DMAC14により制御される周辺回路15〜17の外部メモリ6に対するアクセスが含まれる。アービタ40は、デバッグユニット30からのアクセス要求A2の優先度をアクセス要求A1の優先度よりも低く制御する。したがって、デバッグユニット30は、外部メモリ6に対し、内部バス18を介したアクセスが発生していないときにのみ外部メモリ6に対してアクセスできる。
アクセス要求A1およびA2は、それぞれ、バス権を要求する信号21と、バス権を許可する信号22と、アドレス情報を供給するバス23と、入出力されるデータが供給されるバス24とを含む。したがって、デバッグユニット30からのアクセス要求A2は、通常動作のメモリアクセス要求A1と同等である。このため、メモリコントローラ45においてはデバッグユニット30からのアクセス要求A2に対し、通常のアクセス要求A1と同様に処理が行われ、アクセス要求A2に対処するための追加回路などは不要である。
デバッグユニット(デバッグ回路)30は、SoC5に含まれる諸回路11〜17、30、40および45のうち、デバッグの対象となる可能性がある1または複数の回路に含まれる複数の内部信号51から、あるオペレーションまたはアプリケーションにおいてデバッグの対象とする内部信号(デバッグ情報、デバッグ対象信号)52を選択するセレクタ31を含む。デバッグの対象となる可能性のある内部信号51は、論理ゲートの入力および/または出力、内部レジスタの値などである。デバッグユニット30は、さらに、デバッグ対象信号52の取り込み時期(サンプリング周期)を制御する取り込み制御回路(取り込み制御ユニット)32と、取り込まれたデバッグ対象信号52を一時的に保持(蓄積)する内部レジスタ33とを含む。内部レジスタ33はFIFOとしての機能を有し、所定のサンプリング周期で繰り返し取り込まれたデバッグ対象信号52を、取り込まれた順番で出力する。
デバッグユニット30は、さらに、取り込まれたデバッグ対象信号52を圧縮する圧縮回路34と、圧縮されたデバッグ対象信号(圧縮済み信号)53と非圧縮のデバッグ対象信号52とを選択して内部レジスタ33に供給するセレクタ35とを含む。以下においては、特に記載しない限り、非圧縮のデバッグ対象信号52および圧縮済みの信号53を含めてデバッグ情報52として参照する。圧縮方式の一例は、高速処理が可能なラインレングス(ランレングス)方式である。
デバッグユニット30は、さらに、内部レジスタ33にデバッグ情報52が格納されていればデバッグ情報52を外部メモリ6に出力するためのアクセス要求A2を生成する出力制御ユニット36を含む。出力制御ユニット36は、内部レジスタ33にデータ(デバッグ情報)52があれば、バス権を要求する信号21を出力するアクセス制御ユニット37と、外部メモリ6の未使用領域に内部レジスタ33に一時的に蓄積されているデバッグ情報52を外部メモリ6のデータバス幅の単位で出力するアドレス制御ユニット38とを含む。アドレス制御ユニット38がデバッグ情報52を書き込む対象とする外部メモリ6の未使用領域は、SoC5に含まれる他の回路が使用しない、または使用を予定していない領域である。
アドレス制御ユニット38は、内部レジスタ33に一時的に蓄積されているデバッグ情報が圧縮されている情報であれば、圧縮された状態で、データバス幅で出力する機能を含む。また、デバッグユニット30は、内部レジスタ33に一時的に蓄積されているデバッグ情報が非圧縮のデータ52のときに圧縮したデータに変換して外部メモリ6に書き込むユニットを備えていてもよい。アドレス制御ユニット38は、アクセス制御ユニット37がアクセス権を要求し、アクセス権が得られる範囲内で、内部レジスタ33がエンプティになるまで内部レジスタ33の内容を繰り返し出力する機能を含む。
外部メモリ6として用いられるフラッシュメモリなどは低価格で提供されるようになっており、メモリ容量に余裕がある大容量の外付けメモリを使用することは比較的容易である。デバッグユニット30がアクセスする外部メモリ6の未使用領域のスタートアドレス61およびエンドアドレス62は、アドレス制御ユニット38の内部レジスタにCPU11を介して予め設定される。スタートアドレス61およびエンドアドレス62により指定されるデバッグ情報52を格納するための領域をリングバッファとして上書きすることも可能であり、アドレス制御ユニット38にはリングバッファとして使用の要否の条件63も予め設定される。これらの設定は、データ処理装置1がリセットされるときにデバッグユニット30が初期処理の一環としてROM12または外部メモリ6から読み込んでもよい。以下に説明する他の設定値も同様である。
デバッグ情報52の一例は、セレクタ31により選択された内部信号51のオンオフ(ハイ(1)、ロー(0))の1ビットの情報である。この場合、セレクタ31により選択されるデバッグ対象の内部信号の数、すなわち、デバッグ情報52のビット数は、外部メモリ6のデータバス幅よりも小さいことが望ましく、約数であることがさらに好ましい。外部メモリ6に対する一回(1サイクル)のアクセスで、1または複数のサンプリング周期でサンプリングされたデバッグ情報52を外部メモリ6に出力することが可能であり、内部レジスタ33の容量を小さくできる。また、内部レジスタ33のオーバーフローなどによりデバッグ情報52が未取得になる事態を予防できる。
サンプリング周期で取得するデバッグ情報52は、セレクタ31によりデバッグの対象となる可能性がある内部信号51から内部情報選択信号64により選択できる。サンプリング周期68、デバッグ情報52の取り込み開始および終了の条件65、デバッグ情報52のデータフォーマットの条件66、圧縮の有効無効の条件67もCPU11を介して設定できる。これらの条件(設定値)は、デバッグユニット30または他の回路の内部レジスタを介して設定でき、オペレーションの途中でも変更できる。
サンプリング周期68は、SoC5の動作周波数よりも短いことが望ましい。SoC5の内部にデバッグ情報52を格納する内部レジスタ33を設けておくことにより、動作周波数よりも短い間隔でデバッグ情報52を内部レジスタ33に一時的に格納し、動作周波数の単位で内部レジスタ33から外部メモリ6にデバッグ情報52を出力できる。
図3にデバッグ情報52のデータ格納フォーマットの一例を示している。この例では、8個の内部信号がセレクタ31によりデバッグ情報52として選択され、取り込み制御ユニット32がサンプリング周期tsで8ビットのデータとして取得する。8ビットのデバッグ情報52は、サンプリングされた順番に内部レジスタ33に格納される。外部メモリ6のデータバス幅が32ビットであれば、アクセス制御ユニット37は、4サンプリング周期が経過したタイミングでアクセス要求A2を出力し、アクセス要求A2が認められれば、アドレス制御ユニット38が内部レジスタ33に格納されたデバッグ情報52を4サイクル分纏めて、32ビットのデータとして外部メモリ6に出力する。内部レジスタ33に格納されているデバッグ情報が圧縮済みであれば、さらに多くのデバッグ情報を1サイクルのアクセスで外部メモリ6に出力できる。
図4に、デバッグユニット(デバッグ回路)30が外部メモリ6にデバッグ情報52を出力する処理の概要をフローチャートにより示している。デバッグユニット30は、この処理と並行してサンプリング周期tsで内部レジスタ(FIFO)33にデバッグ情報52を格納する処理を行う。
ステップ71において、FIFO33にデータ(デバッグ情報)52があれば、ステップ72においてアクセス制御ユニット37がアービタ40にアクセス要求A2を出してバス権を要求する。具体的には、アクセス制御ユニット37は、FIFO33に外部メモリ6のデータバス幅以上のデータがあればアクセス要求A2を出力する。
ステップ73において、アービタ40にアクセス要求A1があり、通常動作のメモリアクセス中であれば、アクセス要求A2にバス権が与えられない。したがって、アクセス制御ユニット37はステップ74で通常動作のメモリアクセスが終了するのを待つ。この間、デバッグユニット30では取り込み制御ユニット32がサンプリング周期tsで継続してデバッグ情報52をFIFO33に蓄積する。
ステップ75において、アクセス要求A2に対してバス権が与えられると、アクセス制御ユニット37は、ステップ76において、アドレス制御ユニット38を用いてFIFO33に格納されていたデバッグ情報52を、メモリコントローラ45を介して外部メモリ6に出力する。ステップ77において、通常動作アクセスのバス権要求、すなわち、アクセス要求A1があると、アービタ40はアクセス要求A1を優先し、バス権をCPU11またはDMAC14に与える。したがって、デバッグ回路30のアクセス制御ユニット37は、ステップ78でFIFO33に格納されているデバッグ情報(格納データ)52の出力を中断する。ステップ77において、アクセス要求A1がなければ、ステップ79において、アドレス制御ユニット38は、FIFO33がエンプティ状態になるまでデバッグ情報52を外部メモリ6に出力する動作を繰り返す。
この例において、デバッグ回路30のアドレス制御ユニット38は、FIFO33に格納されているデバッグ情報52を外部メモリ6のデータバス幅(32ビット)単位で出力する。したがって、通常動作のアクセス要求A1に1サイクル(1クロック)の隙間があれば、FIFO33に一時的に蓄積されていたデバッグ情報52を外部メモリ6に出力できる。このため、通常動作による外部メモリ6に対するアクセスに影響を与えずに、外部メモリ6にデバッグ情報52を出力するサイクルを盗むことができる。
本例のSoC5においては、デバッグユニット30はSoC5に実装されているので、デバッグユニット30の状態をCPU11により監視することが可能である。したがって、たとえば、通常動作のアクセス要求A1が続いてFIFO33に格納されたデバッグ情報52を外部メモリ6に書き出すタイミングが得られにくく、FIFO33の格納領域が不足し、FIFOが破たんする可能性がある場合は、サンプリング周期tsを一時的に長くしたり、サンプリングする内部信号の数をさらに削減したり、非圧縮で保存していたのであればデバッグ情報52を圧縮したり、可能であれば外部メモリ6の動作周波数を上げるなどの処理が可能である。
また、SoC5に何らかの異常が発生したとCPU11が判断したときに、サンプリング周期tsを一時的に短くしてデバッグ情報52の情報量をアップしたり、アービタ40を操作してデバッグ情報52を外部メモリ6に出力する優先度を高くしたりすることが可能である。さらに、SoC5に何らかの異常が発生したときに、CPU11が外付けのメモリ6に格納されていたデバッグ情報52を読み込んで解析し、自己修復をトライするようなプログラムをSoC5に実装しておくことも可能である。
以上に説明したように、このSoC5においては、セレクタ31で内部信号を選択してFIFO(内部レジスタ)33にデバッグ情報52として一時的に格納し、通常動作のアクセスと同じ方式でメモリコントローラ45を介して外部メモリ6にデバッグ情報52を出力する。セレクタやFIFO程度のロジックであればSoC5のチップコストにほとんど影響を与えずに実装でき、また、デバッグ端子を新たに設けずにデバッグ情報52を外部に出力できる。したがって、ほとんどコストアップなしでSoC5にデバッグ機能を実装できる。さらに、デバッグ情報52を取得するために、測定器や外付けの専用回路は不要であり、それらの設置のために要するコストも削減できる。
また、内部レジスタ33から外部メモリ6に書き出す方式は、通常動作のメモリアクセスと同様であり、メモリコントローラ45の機能をそのまま使って、特に追加の回路は設けずに、デバッグ情報52を外部メモリ6に出力できる。さらに、通常動作のメモリアクセスを優先させるので、SoC5のパフォーマンスを低下させずに、デバッグ情報52を外部メモリ6に出力できる。外部メモリ6に格納されたデバッグ情報52を波形ログとして、パーソナルコンピュータなどで稼働する診断ソフトウェアで読み込んで解析したり、SoC5自身のCPU11で読み込んで解析したりすることが可能となる。
1 データ処理装置、 5 SoC、 6 外部メモリ(外付けメモリ)
30 デバッグユニット、 33 FIFO
40 アービタ

Claims (8)

  1. デバッグの対象となる処理ユニットを有する集積回路装置であって、
    当該集積回路装置に含まれる処理ユニットと外部メモリとのアクセスを制御するメモリコントローラと、
    前記対象となる処理ユニットのデバッグ情報を所定のサンプリング周期で繰り返し取得して内部レジスタに一時的に蓄積し、前記メモリコントローラを介して前記内部レジスタの内容を前記外部メモリに出力するデバッグユニットと、
    前記デバッグユニットと前記外部メモリとのアクセスの優先度を、前記対象となる処理ユニットと前記外部メモリとの間のアクセスより低く制御する調停ユニットとを有する集積回路装置。
  2. 請求項1において、
    前記デバッグユニットは、前記内部レジスタの内容を前記外部メモリのデータバス幅の単位で出力するユニットを含む、集積回路装置。
  3. 請求項1または2において、
    前記デバッグユニットは、前記内部レジスタの内容を前記外部メモリのデータバス幅の単位で圧縮して前記外部メモリに出力する回路を含む、集積回路装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかにおいて、
    前記デバッグユニットは、前記内部レジスタをFIFOとして前記デバッグ情報を前記所定のサンプリング周期で順番に蓄積するユニットと、
    前記内部レジスタの内容を取得した順番で、前記調停ユニットにより前記外部メモリに対するアクセスが許可されている範囲内で前記内部レジスタがエンプティになるまで繰り返し出力するユニットとを含む、集積回路装置。
  5. 請求項4において、
    前記デバッグユニットは、前記対象となる処理ユニットからデバッグの対象となる複数の内部信号を取得する回路と、
    前記複数の内部信号から所定の数の内部信号を前記所定のサンプリング周期で選択して前記内部レジスタの所定のビットに書き込むセレクタとを含む、集積回路装置。
  6. 請求項5において、
    前記セレクタは、前記外部メモリのデータバス幅より少ない数の前記内部信号を選択する、集積回路装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれかにおいて、
    前記デバッグユニットは、前記外部メモリの所定の領域に前記内部レジスタの内容を順番に出力し、前記所定の領域が一杯になると上書きするユニットを含む、集積回路装置。
  8. 請求項1ないし7のいずれかに記載の集積回路装置と、
    前記集積回路装置がアクセスする外部メモリとを有するデータ処理装置。
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