JP2005242806A - データ処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】同じ割り込み例外処理ルーチンに対する要求イベントが複数回発生した場合、その要求イベントが発生した回数分だけ割り込み例外処理ルーチンを行うことができるデータ処理装置を提供する。
【解決手段】割り込み要求発生イベントの発生回数を保持するためのソフトウェア割り込みカウンタ6,ハードウェア割り込みカウンタ7は、ソフトウェア割り込みを発生させるソフトウェア処理またはハードウェア割り込みを発生させるハードウェアイベントが発生したときにカウントアップし、CPU1がその割り込み要求を取り下げる処理を行うことによりカウントダウンする。ソフトウェア割り込みカウンタ6,ハードウェア割り込みカウンタ7の値がゼロでないときに、CPU1に対するソフトウェア割り込み要求信号14,ハードウェア割り込み要求信号15はアサートされる。
【選択図】図1

Description

本発明は、データ処理装置に関し、特にその装置の割り込み制御部分の構成に適用して有効な技術に関するものである。
例えば、本発明者が検討した技術として、データ処理装置においては、以下の技術が考えられる。
中央処理装置(以下、「CPU」という)が、ある命令(タスク)を実行しているときに、CPUに別のタスクを実行させる手段として、ソフトウェア割り込みとハードウェア割り込みがある。
ソフトウェア割り込みでは、CPUが割り込みを発生させる特定のソフトウェア処理(命令実行)を行うと、割り込みコントローラ内に存在する割り込み要求フラグがセットされ、割り込みコントローラからCPUへの割り込み要求信号がアサート(アクティブ(有効)な状態になること)され、それによってCPUは割り込み例外処理ルーチン(別なタスク)を実行し始める。CPUがその割り込み例外処理ルーチンの命令実行を終了する際に、その割り込み要求を取り下げる処理(命令実行)を行うと、割り込みコントローラ内に存在する割り込み要求フラグがクリアされ、割り込みコントローラからCPUへの割り込み要求信号がネゲート(非アクティブ(無効)な状態になること)される。そして、例外処理からの復帰命令を実行すると、CPUは該当割り込み例外処理ルーチン実行前の命令実行に復帰する。
ハードウェア割り込みには、内蔵周辺モジュールによるハードウェア割り込みと、外部端子によるハードウェア割り込みがある。
内蔵周辺モジュールによるハードウェア割り込みでは、ハードウェア(例えば、マイクロコントローラ)上にある内蔵周辺モジュールに、なんらかのイベントが発生したときに(例えば、タイマモジュールのコンペアマッチ、通信モジュールの送受信完了など)、該当する内蔵周辺モジュール内に存在する割り込み要求フラグがセットされ、内蔵周辺モジュールから割り込みコントローラへの割り込み要求信号がアサートされ、割り込みコントローラからCPUへの割り込み要求信号がアサートされ、それによってCPUは割り込み例外処理ルーチン(別のタスク)を実行し始める。CPUがその割り込み例外処理ルーチン中の命令実行を終了する際に、その割り込み要求を取り下げる処理(命令実行)を行うと、内蔵周辺モジュール内に存在する割り込み要求フラグがクリアされ、内蔵周辺モジュールから割り込みコントローラへの割り込み要求信号がネゲートされ、割り込みコントローラからCPUへの割り込み要求信号がネゲートされる。そして、例外処理からの復帰命令を実行すると、CPUは該当する割り込み例外処理ルーチン実行前の命令実行に復帰する。
外部端子によるハードウェア割り込みでは、ハードウェア(例えば、マイクロコントローラ)上にある外部端子に、なんらかのイベントが発生したときに(例えば、外部IRQ端子のレベル変化など)、それを検出して、割り込みコントローラ内に存在する割り込み要求フラグがセットされ、割り込みコントローラからCPUへの割り込み要求信号がアサートされ、それによってCPUは割り込み例外処理ルーチン(別のタスク)を実行し始める。CPUがその割り込み例外処理ルーチン中の命令実行を終了する際に、その割り込み要求を取り下げる処理(命令実行)を行うと、割り込みコントローラ内に存在する割り込み要求フラグがクリアされ、割り込みコントローラからCPUへの割り込み要求信号がネゲートされる。例外処理からの復帰命令を実行すると、CPUは該当割り込み例外処理ルーチン実行前の命令実行に復帰する。
割り込み処理機能については、例えば、特許文献1に記載された技術が挙げられる。
また、自動車パワートレイン制御等に用いられるマイクロコントローラでは、浮動小数点ユニット(以下、「FPU」という)を搭載する事が標準的である。これらの制御装置では、センサ情報をアナログ/デジタル変換器(以下、「AD変換器」という)によりデジタル変換し、演算により制御対象を制御する。特に、急速に変化するセンサ情報を解析するような用途では、高速にデータ収集してデジタル信号処理を行う事が必要である。
従来、ノック制御等のデジタル信号処理に使用するサンプルを貯える方法として、マイクロコントローラ内のダイレクトメモリアクセスコントローラ(以下、「DMAC」という)等のデータ転送処理装置により、AD変換器から内蔵RAM(メモリ)に転送していた。そして、そのデータ転送後、転送された内蔵RAM上のデータ値をCPUにより読み出し、デジタル信号処理が実施される。
特開平8−314731号公報
ところで、前記のような割り込み処理の技術について、本発明者が検討した結果、以下のようなことが明らかとなった。
ソフトウェア割り込み・ハードウェア割り込みの両方の場合とも、CPUがその割り込み例外処理ルーチン中の命令実行を終了する際に、その割り込み要求を取り下げる処理(命令実行)を行うことにより、割り込み要求フラグのクリアおよび割り込み要求信号のネゲートを行う。しかし、割り込み要求を取り下げる処理(命令実行)を行うよりも前に、同じ割り込み要求を発生させるようなイベントが再度起きた場合、従来の割り込み機構では、1回目の割り込み例外処理ルーチン実行の一環として割り込み要求を取り下げる処理を行ってしまい、これによって割り込み要求フラグのクリアおよび割り込み要求信号のネゲートが行われてしまう。このため、CPUが例外処理からの復帰命令を実行して該当割り込み例外処理ルーチン実行前の命令実行に復帰した後には、割り込み要求信号がネゲートされているため、CPUは2回目の割り込み要求発生イベントに対する割り込み例外処理ルーチンの実行を行わない。したがって、同じ割り込み要求発生イベントが発生した回数分だけ割り込み例外処理ルーチンの実行を行う、ということができない。
そこで、本発明の目的は、同じ割り込み例外処理ルーチンに対する要求イベントが複数回発生した場合、その要求イベントが発生した回数分だけ割り込み例外処理ルーチンを行うことができるデータ処理装置を提供することにある。
また、デジタル信号処理は、従来では整数型で実施されているが、今後は効率のよい浮動小数点数を使用した演算となることが見込まれる。また、デジタル信号処理に使用されるデータ数は、一般に従来では数十個以下であるが、今後はデータ数が数百個以上に増加することが見込まれる。
そこで、本発明の他の目的は、高速にデータ収集してデジタル信号処理を行う必要がある場合に、センサ情報を効率良く整数から浮動少数点数に変換することのできるデータ処理装置を提供することにある。
本発明の前記並びにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
すなわち、本発明によるデータ処理装置は、割り込み要求発生イベントの発生回数を保持するためのカウンタを内蔵する割り込み機構を有するものである。
このカウンタは、ソフトウェア割り込みを発生させるソフトウェア処理またはハードウェア割り込みを発生させるハードウェアイベントが発生したときにカウントアップし、CPUが割り込み例外処理ルーチンを終了する処理(その割り込み要求を取り下げる処理、または例外処理からの復帰命令を実行)を行うことによりカウントダウンする。また、このカウンタの値がゼロでないときに、CPUに対する割り込み要求信号はアサートされる。つまりカウントアップと同じ回数分だけカウントダウン処理を行うまで割り込み要求信号をアサートし続けることができる。
これによって、同じ割り込み要求発生イベントが複数回発生した場合、1回目の割り込み例外処理ルーチンの最後にCPUがその割り込み要求を取り下げる処理(命令実行)を行い、例外処理からの復帰命令を実行して該当割り込み例外処理ルーチン実行前の命令実行に復帰した後でも、CPUに対する割り込み要求信号はアサートされているため、CPUは2回目の割り込み例外処理ルーチンを実行し始めることになる。
したがって、同じ割り込み要求発生イベントが発生した回数分だけ割り込み例外処理ルーチン実行を行うことができる。
また、本発明によるデータ処理装置は、周辺回路(AD変換器など)からメモリへデータ転送する際に、整数から浮動小数点数に変換する機能をDMAC内に設けたものである。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、以下のとおりである。
カウンタが同じ割り込み要求発生イベントの発生回数を保持して割り込み要求信号をアサートし続けるため、発生した回数分だけCPUは割り込み例外処理ルーチン実行を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1によるデータ処理装置の構成を示すブロック図、図2は本発明の実施の形態1によるデータ処理装置において、ソフトウェア割り込みの処理を示すタイミングチャート、図3は本発明の実施の形態1によるデータ処理装置において、ハードウェア割り込みの処理を示すタイミングチャートである。
まず、図1により、本実施の形態1によるデータ処理装置の構成の一例を説明する。本実施の形態1のデータ処理装置は、例えば、マイクロコントローラなどのシステムとされ、CPU1、割り込みコントローラ4、AD変換器,DA変換器,DMAC,タイマ,シリアルUSB等の内蔵周辺モジュール/外部端子12などから構成され、CPU1と割り込みコントローラ4は内部アドレスバス2および内部データバス3により電気的に接続されている。また、上記データ処理装置は各内部構成を一つの半導体基板上に形成したものであっても良い。割り込みコントローラ4は、内部バスインタフェース回路5、ソフトウェア割り込みカウンタ6、ハードウェア割り込みカウンタ7、割り込み要求信号生成回路8などから構成され、内部バスインタフェース回路5からソフトウェア割り込みカウンタ6のカウントアップ入力へカウントアップ信号9が入力し、内部バスインタフェース回路5からソフトウェア割り込みカウンタ6のカウントダウン入力へカウントダウン信号10が入力し、内部バスインタフェース回路5からハードウェア割り込みカウンタ7のカウントダウン入力へカウントダウン信号11が入力し、内蔵周辺モジュール/外部端子12からハードウェア割り込みカウンタ7のカウントアップ入力へ割り込みイベント発生信号13が入力し、割り込み要求信号生成回路8からCPU1へソフトウェア割り込み要求信号14およびハードウェア割り込み要求信号15が入力し、ソフトウェア割り込みカウンタ6およびハードウェア割り込みカウンタ7から割り込み要求信号生成回路8および内部バスインタフェース回路5へ複数ビット幅(例えば8ビット)の信号が入力している。ソフトウェア割り込みカウンタ6およびハードウェア割り込みカウンタ7は、図1ではそれぞれ1個しか示していないが、これに限定されることはなく、割り込み要因ごとに複数のソフトウェア割り込みカウンタ6またはハードウェア割り込みカウンタ7が並列に接続される。つまり、割り込みイベント発生信号(ハードウェア割り込み)及び割り込み処理を必要とするソフトウェア処理(ソフトウェア割り込み)の、それぞれの要因ごと(割り込み種類ごと)にカウンタを用意し、それぞれの割り込み数を保持することも可能である。これにより複数の割り込み要因に対して本構成を取ることができる。
次に、本実施の形態1によるデータ処理装置の動作を説明する。
ソフトウェア割り込みの処理は以下のように実行される(図2参照)。
まず、CPU1が割り込みコントローラ4の中のソフトウェア割り込みカウンタ6に割り当てられたアドレス番地へのストア命令実行を行うと、内部アドレスバス2にそのアドレスが、内部データバス3にライトデータがのる。
割り込みコントローラ4の中の内部バスインタフェース回路5が、内部アドレスバス2のアドレスがソフトウェア割り込みカウンタ6のものであることを判別し、また内部データバス3のライトデータが「1」か「0」かを判定し、「1」であればソフトウェア割り込みカウンタ6に対するカウントアップ信号9をアサート、「0」であればソフトウェア割り込みカウンタ6に対するカウントダウン信号10をアサートする。これによって、ソフトウェア割り込みカウンタ6はカウントアップ・カウントダウンする。
割り込みコントローラ4の中の割り込み要求信号生成回路8が、ソフトウェア割り込みカウンタ6の値が「1」以上であるか「0」であるかを判定し、「1」以上であればCPU1へのソフトウェア割り込み要求信号14をアサート、「0」であればCPU1へのソフトウェア割り込み要求信号14をネゲートする。
ソフトウェア割り込み要求信号14がアサートされた後、CPU1はソフトウェア割り込み例外処理ルーチンを実行し始める。
CPU1は、割り込み例外処理ルーチンを終了するため例外処理からの復帰命令を実行する前に、割り込み要求を取り下げる処理として、ソフトウェア割り込みカウンタ6に割り当てられたアドレス番地へのデータ「0」書き込みのストア命令実行を行い、それによってソフトウェア割り込みカウンタ6はカウントダウンする。
CPU1は、例外処理からの復帰命令を実行して、ソフトウェア割り込み例外処理ルーチンから抜ける。
上記カウントダウン後にソフトウェア割り込みカウンタ6の値が「0」になった場合、ソフトウェア割り込み要求信号14がネゲートされる。カウントダウン後にソフトウェア割り込みカウンタ6の値が「1」以上の場合、ソフトウェア割り込み要求信号14はアサートされ続けるので、CPU1は再度、ソフトウェア割り込み例外処理ルーチンに入る。
CPU1がソフトウェア割り込みカウンタ6に割り当てられたアドレス番地へのロード命令実行を行ったときは、割り込みコントローラ4の中の内部バスインタフェース回路5が、ソフトウェア割り込みカウンタ6の値そのものを内部データバス3にのせ、CPU1はカウンタ値をリードすることができる。
ハードウェア割り込みの処理は以下のように実行される(図3参照)。
まず、割り込み要求を取り下げる処理として、CPU1が割り込みコントローラ4の中のハードウェア割り込みカウンタ7に割り当てられたアドレス番地へのストア命令実行を行うと、内部アドレスバス2にそのアドレスが、内部データバス3にライトデータがのる。
割り込みコントローラ4の中の内部バスインタフェース回路5が、内部アドレスバス2のアドレスがハードウェア割り込みカウンタ7のものであることを判別し、また内部データバス3のライトデータが「0」か判定し、「0」であればハードウェア割り込みカウンタ7に対するカウントダウン信号11をアサートする。これによってハードウェア割り込みカウンタ7はカウントダウンする。
内蔵周辺モジュール/外部端子12において、なんらかのイベントが発生したとき、割り込みコントローラ4への割り込みイベント発生信号13がアサートされる。これによってハードウェア割り込みカウンタ7はカウントアップする。
割り込みコントローラ4の中の割り込み要求信号生成回路8が、ハードウェア割り込みカウンタ7の値が「1」以上であるか「0」であるかを判定し、「1」以上であればCPU1へのハードウェア割り込み要求信号15をアサート、「0」であればCPU1へのハードウェア割り込み要求信号15をネゲートする。
ハードウェア割り込み要求信号15がアサートされた後、CPU1はハードウェア割り込み例外処理ルーチンを実行し始める。
CPU1は、割り込み例外処理ルーチンを終了するため例外処理からの復帰命令を実行する前に、割り込み要求を取り下げる処理として、ハードウェア割り込みカウンタ7に割り当てられたアドレス番地へのデータ「0」書き込みのストア命令実行を行い、それによってハードウェア割り込みカウンタ7はカウントダウンする。
CPU1は例外処理からの復帰命令を実行して、ハードウェア割り込み例外処理ルーチンから抜ける。
上記カウントダウン後にハードウェア割り込みカウンタ7の値が「0」になった場合、ハードウェア割り込み要求信号15がネゲートされる。カウントダウン後にハードウェア割り込みカウンタ7の値が「1」以上の場合、ハードウェア割り込み要求信号15はアサートされ続けるので、CPU1は再度、ハードウェア割り込み例外処理ルーチンに入る。
CPU1がハードウェア割り込みカウンタ7に割り当てられたアドレス番地へのロード命令実行を行ったときは、割り込みコントローラ4の中の内部バスインタフェース回路5が、ハードウェア割り込みカウンタ7の値そのものを内部データバス3にのせ、CPU1はカウンタ値をリードすることができる。
また、複数の割り込みイベントが発生した場合には図示はしないが割り込みコントローラ内にある制御回路によってその割り込み処理優先順位が判別され、それに従ってCPUに対して割り込み要求信号が出力される。
したがって、本実施の形態1のデータ処理装置によれば、カウンタが同じ割り込み要求発生イベントが発生した回数分だけカウントアップし、カウンタが「0」でないときに割り込み要求信号をアサートするので、カウントアップと同じ回数分だけカウントダウン処理を行うまで割り込み要求信号をアサートし続けることができる。
そして、カウンタが同じ割り込み要求発生イベントの発生回数を保持して割り込み要求信号をアサートし続けるため、発生した回数分だけCPUは割り込み例外処理ルーチン実行を行うことができる。
例えば、同一の内蔵モジュールから複数の異なる割り込みイベントが割り込みコントローラ4に対し出力される場合、それぞれの割り込みイベントに対してハードウェア割り込みカウンタを構成すればよく、それによって同一モジュールであっても割り込みイベント毎にイベント発生回数を保持することが可能となる。
(実施の形態2)
図4は本発明の実施の形態2によるデータ処理装置の構成を示すブロック図、図5は本発明の実施の形態2によるデータ処理装置において、ソフトウェア割り込みの処理を示すタイミングチャート、図6は本発明の実施の形態2によるデータ処理装置において、ハードウェア割り込みの処理を示すタイミングチャートである。
まず、図4により、本実施の形態2によるデータ処理装置の構成の一例を説明する。本実施の形態2のデータ処理装置は、前記実施の形態1によるカウントダウン信号10,11の代わりに、CPU1から出力される復帰命令実行信号16をソフトウェア割り込みカウンタ6およびハードウェア割り込みカウンタ7に入力して、復帰命令実行信号16によりカウントダウンするようにしたものである。
次に、本実施の形態2によるデータ処理装置の動作を説明する。
ソフトウェア割り込みの処理は以下のように実行される(図5参照)。
まず、CPU1が割り込みコントローラ4aの中のソフトウェア割り込みカウンタ6に割り当てられたアドレス番地へのストア命令実行を行うと、内部アドレスバス2にそのアドレスが、内部データバス3にライトデータがのる。
割り込みコントローラ4aの中の内部バスインタフェース回路5が、内部アドレスバス2のアドレスがソフトウェア割り込みカウンタ6のものであることを判別し、また内部データバス3のライトデータが「1」か「0」かを判定し、「1」であればソフトウェア割り込みカウンタ6に対するカウントアップ信号9をアサートする。これによってソフトウェア割り込みカウンタ6はカウントアップする。
割り込みコントローラ4aの中の割り込み要求信号生成回路8が、ソフトウェア割り込みカウンタ6の値が「1」以上であるか「0」であるかを判定し、「1」以上であればCPU1へのソフトウェア割り込み要求信号14をアサート、「0」であればCPU1へのソフトウェア割り込み要求信号14をネゲートする。
ソフトウェア割り込み要求信号14がアサートされた後、CPU1はソフトウェア割り込み例外処理ルーチンを実行し始める。
CPU1が割り込み例外処理ルーチンを終了するため例外処理からの復帰命令を実行すると、CPU1から割り込みコントローラ4aへの復帰命令実行信号16がアサートされ、ソフトウェア割り込みカウンタ6はカウントダウンする。また、CPU1自身はソフトウェア割り込み例外処理ルーチンから抜ける。
上記カウントダウン後にソフトウェア割り込みカウンタ6の値が「0」になった場合、ソフトウェア割り込み要求信号14がネゲートされる。カウントダウン後にソフトウェア割り込みカウンタ6の値が「1」以上の場合、ソフトウェア割り込み要求信号14はアサートされ続けるので、CPU1は再度、ソフトウェア割り込み例外処理ルーチンに入る。
CPU1がソフトウェア割り込みカウンタ6に割り当てられたアドレス番地へのロード命令実行を行ったときは、割り込みコントローラ4aの中の内部バスインタフェース回路5が、ソフトウェア割り込みカウンタ6の値そのものを内部データバス3にのせ、CPU1はカウンタ値をリードすることができる。
ハードウェア割り込みの処理は以下のように実行される(図6参照)。
まず、内蔵周辺モジュール/外部端子12において、なんらかのイベントが発生したとき、割り込みコントローラ4aへの割り込みイベント発生信号13がアサートされる。これによってハードウェア割り込みカウンタ7はカウントアップする。
割り込みコントローラ4aの中の割り込み要求信号生成回路8が、ハードウェア割り込みカウンタ7の値が「1」以上であるか「0」であるかを判定し、「1」以上であればCPU1へのハードウェア割り込み要求信号15をアサート、「0」であればCPU1へのハードウェア割り込み要求信号15をネゲートする。
ハードウェア割り込み要求信号15がアサートされた後、CPU1はハードウェア割り込み例外処理ルーチンを実行し始める。
CPU1が割り込み例外処理ルーチンを終了するため例外処理からの復帰命令を実行すると、CPU1から割り込みコントローラ4aへの復帰命令実行信号16がアサートされ、ハードウェア割り込みカウンタ7はカウントダウンする。また、CPU1自身はソフトウェア割り込み例外処理ルーチンから抜ける。
上記カウントダウン後にハードウェア割り込みカウンタ7の値が「0」になった場合、ハードウェア割り込み要求信号15がネゲートされる。カウントダウン後にハードウェア割り込みカウンタ7の値が「1」以上の場合、ハードウェア割り込み要求信号15はアサートされ続けるので、CPU1は再度、ハードウェア割り込み例外処理ルーチンに入る。
CPU1がハードウェア割り込みカウンタ7に割り当てられたアドレス番地へのロード命令実行を行ったときは、割り込みコントローラ4aの中の内部バスインタフェース回路5が、ハードウェア割り込みカウンタ7の値そのものを内部データバス3にのせ、CPU1はカウンタ値をリードすることができる。
したがって、本実施の形態2のデータ処理装置によれば、前記実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態3)
図7は本発明の実施の形態3によるデータ処理装置の構成を示すブロック図である。
本実施の形態3によるデータ処理装置は、割り込みカウンタと割り込み要求信号を、ソフトウェア割り込み用とハードウェア割り込み用で共通化したものである。
すなわち、割り込みコントローラ4b内において、前記実施の形態1によるソフトウェア割り込みカウンタ6およびハードウェア割り込みカウンタ7を共通割り込みカウンタ17として共通化し、オアゲート18を設け、内部バスインタフェース回路からのカウントアップ信号9と内蔵周辺モジュール/外部端子12からの割り込みイベント発生信号13をオアゲート18に入力し、オアゲート18の出力を共通割り込みカウンタ17のカウントアップ入力に入力し、カウントダウン信号10を共通割り込みカウンタ17のカウントダウン入力に入力し、ソフトウェア割り込み要求信号14およびハードウェア割り込み要求信号15を割り込み要求信号19として共通化する。
これによって、CPU1によるソフトウェア処理と内蔵周辺モジュール/外部端子12のハードウェアイベントの両方で、共通割り込みカウンタ17はカウントアップする。
したがって、本実施の形態3のデータ処理装置によれば、ソフトウェア割り込みとハードウェア割り込みの両方に対して同じ割り込み例外処理ルーチン処理を実行させるような場合、前記実施の形態1および2に比べて回路面積を削減することができ、プログラムも簡略化される。
(実施の形態4)
図8は本発明の実施の形態4によるデータ処理装置の構成を示すブロック図である。
本実施の形態4によるデータ処理装置は、前記実施の形態3と同様に、割り込みカウンタと割り込み要求信号を、ソフトウェア割り込み用とハードウェア割り込み用で共通化したものである。
すなわち、割り込みコントローラ4c内に、CPU1から内部アドレスバス2および内部データバス3を通じてリード/ライトできる別なレジスタ20を設け、そのレジスタ20内のビットをソフトウェア割り込み/ハードウェア割り込み選択ビット21とする。
上記ソフトウェア割り込み/ハードウェア割り込み選択ビット21によって、内部バスインタフェース回路5からのカウントアップ信号9か、内蔵周辺モジュール/外部端子12からの割り込みイベント発生信号13かのどちらかを選択するためのセレクタ22を設け、セレクタ22の出力信号を共通割り込みカウンタ17のカウントアップ入力に入力する。これによって、CPU1によるソフトウェア処理か内蔵周辺モジュール/外部端子12のハードウェアイベントのどちらか一方で、共通割り込みカウンタ17はカウントアップする。
割り込み要求信号生成回路8は、割り込みカウンタの値が「1」以上であるとき、上記ソフトウェア割り込み/ハードウェア割り込み選択ビット21によって、CPU1へのソフトウェア割り込み要求信号かハードウェア割り込み要求信号のどちらか一方のみをアサートする。
したがって、本実施の形態4のデータ処理装置によれば、ソフトウェア割り込みとハードウェア割り込みの両方に対して別な割り込み例外処理ルーチン処理を実行させるが、両者が同時に発生することはない場合、もしくは、どちらか一方しかカウンタを利用した割り込み処理を使用しない場合に、前記実施の形態1および2に比べて回路面積を削減でき、少ない回路構成で広い用途への対応が可能となる。
(実施の形態5)
図9は本発明の実施の形態5によるデータ処理装置の構成を示すブロック図である。
本実施の形態5によるデータ処理装置は、各割り込み要求につき、割り込みの優先順位を任意に設定できるようにしたものである。
すなわち、割り込みコントローラ4d内に、CPU1から内部アドレスバス2および内部データバス3を通じてリード/ライトできる割り込み優先レベルレジスタ23を設け、各割り込み要求につき割り込みの優先順位を任意に設定できるようにする。
割り込みコントローラ4dは優先順位判定回路24により、発生した各ソフトウェア割り込み/ハードウェア割り込み要求の中から、割り込み優先レベルレジスタ23の設定に従って優先順位判定を行い、最も優先順位の高い割り込み要求元を選択してからCPU1にその割り込み要求元の情報(前述する割り込み要求信号)を伝達する。さらに、CPUに対し、割り込み要求元の優先レベル情報を伝達する。これにより、割り込み要求元の情報を伝達する際、CPUが割り込み処理を実行している場合、処理中の割り込み処理と伝達される新たな割り込み要求との優先順位判定を行うことが可能となり、CPUにおいて、何れかの割り込み処理を優先的に処理することが可能となる。
したがって、本実施の形態5のデータ処理装置によれば、複数種類の割り込みが同時に発生し、ケースによって動的に優先順位を変更したいような場合に、よりフレキシブルな制御が可能となる。
(割り込み処理の具体例)
図10は、本発明の実施の形態1〜5によるデータ処理装置において、CPUの実行状態と割り込み処理フロー例を示す図である。
図10において、割り込み処理ルーチン1は、割り込み2よりも優先順位の高い割り込み1が発生したときに実行されるルーチンである。割り込み1は定期的に発生するとする。処理中に状態を監視し、ある条件一致で割り込み2を発生させるために、割り込み2に対応するソフトウェア割り込みカウンタに「1」書き込みを行う。例えば、自動車パワートレイン制御等に用いられるマイクロコントローラでの利用例としては、アクセルを踏まれているかどうか監視し、踏まれている場合にはガソリン噴射処理を実行する。
また、割り込み処理ルーチン2は、割り込み1よりも優先順位の低い割り込み2が発生したときに実行されるルーチンである。割り込み2は割り込み処理ルーチン1から起動され、ソフトウェア割り込みカウンタを用いるソフトウェア割り込みである。割り込み処理ルーチン1を実行中に条件が一致した場合にソフトウェア割り込みカウンタ6にカウンタ値に「1」を書き込む。割り込み処理ルーチン2の処理を行った後、割り込み2に対応するソフトウェア割り込みカウンタ6に「0」書き込みを行う。例えば、実際にガソリン噴射を実行する処理などであり、噴射量の計算に時間がかかる。
まず、メインルーチン実行中に割り込み1が発生すると(ステップS100)、CPU1は割り込み処理ルーチン1を実行開始する(ステップS101)。このとき、条件が一致しないとした場合、そのままルーチンから抜け(割り込み処理ルーチンの終了)、メインルーチンを実行する。カウンタ値は「0」となる。
再び、メインルーチン実行中に割り込み1が発生すると(ステップS102)、割り込み処理ルーチン1を実行開始する(ステップS103)。このとき、条件が一致した場合、ソフトウェア割り込みカウンタ6に「1」書き込みを行ってから、ルーチンから抜ける。ソフトウェア割り込みカウンタ値は「1」となる。
ソフトウェア割り込みカウンタ6への書き込み及び割り込み1の割り込み処理終了で、割り込み2の発生により、割り込み処理ルーチン2を実行開始する(ステップS104)。割り込み処理ルーチン2を実行中に割り込み1が発生したとする(ステップS105)。
割り込み処理ルーチン2を実行中であるが、優先順位の高い割り込み1の発生により、割り込み処理ルーチン1を実行開始する(ステップS106)。このとき、条件が一致した場合、ソフトウェア割り込みカウンタ6に「1」書き込みを行ってから、ルーチンから抜ける。カウンタ値(割り込み処理ルーチン2に相当するソフトウェア割り込みカウンタの値)は「2」となる。
割り込み処理ルーチン1から抜けたため、割り込み処理ルーチン2の実行を再開する(ステップS107)。
割り込み処理ルーチン2が終了し、ソフトウェア割り込みカウンタ6に「0」書き込みを行ってから、ルーチンから抜ける(ステップS108)。カウンタ値は「1」となる。この時、ソフトウェア割り込みカウンタ値が「0」でないため、割り込み2が再度発生し、割り込み処理ルーチン2を実行開始する(ステップS109)。割り込み処理ルーチン2を実行中に割り込み1が発生するとする(ステップS110)。
割り込み処理ルーチン2を実行中であるが、優先順位の高い割り込み1の発生により、割り込み処理ルーチン1を実行開始する(ステップS111)。条件が一致しないとき、そのままルーチンから抜ける。
割り込み処理ルーチン1から抜けたため、割り込み処理ルーチン2の実行を再開する(ステップS112)。
割り込み処理ルーチン2が終了し、ソフトウェア割り込みカウンタ6に「0」書き込みを行ってから、ルーチンから抜ける(ステップS113)。カウンタ値は「0」となる。
メインルーチンを実行中に割り込み1が発生し(ステップS114)、割り込み処理ルーチン1を実行開始する(ステップS115)。条件が一致しないとき、そのままルーチンから抜ける。そして、メインルーチンを実行する。以下、同様にして、メインルーチンを実行中に割り込み1が発生する(ステップS116)。
(実施の形態6)
図11は本発明の実施の形態6によるデータ処理装置の構成を示すブロック図である。
まず、図11により、本実施の形態6によるデータ処理装置の構成の一例を説明する。本実施の形態6のデータ処理装置は、例えば、前記実施の形態1〜5の内蔵周辺モジュール/外部端子12として、AD変換器などの周辺モジュール42およびDMAC34を使用し、周辺モジュール42およびDMAC34から割り込みコントローラ4内のハードウェア割り込みカウンタ7へ割り込みイベント発生信号13が入力するものである。具体的にはDMAC34を用いてのAD変換器からのデータ転送毎にハードウェア割り込みが発生する場合(割り込みイベント発生信号13の出力)、連続して複数個のデータ取り込みをして、複数のハードウェア割り込み要求が発生し、かつ、他に優先レベルの高い処理(例えばCPU処理)があるような、ある要求元からの複数回の割り込み要求発生の場合であっても、ハードウェア割り込み処理を行っているとき、その処理時間が長いため、処理中に同様のハードウェア割り込み要求の発生した場合であっても、本構成をとることによって要求回数分の割り込み処理を実行することが可能となる。
本実施の形態6のデータ処理装置は、CPU1、割り込みコントローラ4、DMAC34、FPU37、内蔵RAM38、周辺バス制御回路39、AD変換器などの周辺モジュール42などから構成され、CPU1、割り込みコントローラ4、DMAC34、FPU37、内蔵RAM38および周辺バス制御回路39は、内部アドレスバス2および内部データバス3により電気的に接続されている。また、周辺バス制御回路39と周辺モジュール42は、周辺アドレスバス40および周辺データバス41により電気的に接続されている。
DMAC34は、内部バスインタフェース回路35および整数/浮動小数点数変換回路36および図示はしないが転送情報を設定したり実際に転送制御を行うための制御回路などから構成され、内部バスインタフェース回路35と整数/浮動小数点数変換回路36は、整数データおよび浮動小数点数データを伝送するために相互に接続されている。また、周辺モジュール42から割り込みコントローラ4へは割り込みイベント発生信号13が入力している。
次に、本実施の形態6によるデータ処理装置の動作を説明する。
DMAC34には、転送を開始する条件、転送元アドレス、転送先アドレス、が設定されている。転送元アドレスには周辺モジュール(AD変換器など)42に割り当てられた番地が、転送先アドレスには内蔵RAM38に割り当てられた番地が設定されているとする。
DMAC34は、設定されている転送開始条件が成立すると、設定されている転送元アドレスへリードを行うため、内部アドレスバス2にそのアドレスをのせる。
周辺バス制御回路39が、内部アドレスバス2のアドレスを周辺アドレスバス40にのせかえる。
周辺モジュール42はそのアドレスに割り振られた番地のデータを周辺データバス41にのせる。
周辺バス制御回路39が、周辺データバス41にのったデータを、内部データバス3にのせかえる。
DMAC34の中の内部バスインタフェース回路35が、内部データバス3にのったデータを取り込み、DMAC34の中の整数/浮動小数点数変換回路36に対してそのデータを渡す。整数/浮動小数点数変換回路36は、受け取った整数フォーマットのデータを、浮動小数点数フォーマットへ変換し、内部バスインタフェース回路35に返す。
内部バスインタフェース回路35が、内部アドレスバス2に転送先アドレスを、内部データバス3に浮動小数点数フォーマットへ変換された後のデータをのせる。
内蔵RAM38は、内部アドレスバス2の番地へ、内部データバス3にのったデータを書き込む。
CPU1またはFPU37が、DMAC34によって転送されたデータを読み出す際、内部アドレスバス2に転送先アドレスをのせる。
内蔵RAM38は、内部アドレスバス2の番地に書かれたデータを、内部データバス3にのせる。
CPU1またはFPU37は、内部データバス3にのったデータを取り込むことにより、データを取得する。
したがって、本実施の形態6のデータ処理装置によれば、DMAC34内に整数型から浮動小数点数への変換機能を設けることにより、DMAC34で転送されたデータを浮動小数点数として得ることができる。
また、CPU1またはFPU37による整数型から浮動小数点数への変換が不要になり、システムのスループットが向上する。
(実施の形態7)
図12は本発明の実施の形態7によるデータ処理装置の構成を示すブロック図である。
本実施の形態7によるデータ処理装置は、前記実施の形態6によるデータ処理装置内の内部アドレスバス2と内部データバス3を分割し、バスブリッジ43を通じて、もう一つの内部アドレスバス44と内部データバス45と接続したものである。
CPU1およびFPU37は、内部アドレスバス2と内部データバス3に接続している。
内蔵RAM38は、内部アドレスバス2と内部データバス3、内部アドレスバス44と内部データバス45、の両方に接続していて、どちらからもアクセスすることができる。
DMAC34は、内部アドレスバス44と内部データバス45に接続され、転送元から転送先へ転送を行う際には、これらを使用する。
したがって、本実施の形態7のデータ処理装置によれば、DMAC34が転送中にもCPU1は内部アドレスバス2と内部データバス3を使用することができるため、DMAC34に中断されずに内蔵RAM38上での命令実行を行うことができ、システムのスループットが向上する。
(実施の形態8)
図13は本発明の実施の形態8によるデータ処理装置の構成を示すブロック図である。
本実施の形態8によるデータ処理装置は、前記実施の形態6のDMAC34内にレジスタ46を設け、レジスタ46によって、転送元から読み出したデータのうちどの部分を利用するか選択できるようにしたものである。
一例として、AD変換器が12ビットの分解能を有しているとすると、アナログ値からデジタル値へ変換されたデータは12ビットである。一方、内部バスや周辺バスは32ビット・16ビット・8ビットのように2のn乗ビットで構成される。このため、例えば、デジタル変換されたデータが整数12'h012であるときに、16ビットのリードを行うと、AD変換器が左詰めで設計されていれば16’h0120というデータが読めるが、AD変換器が右詰めで設計されていれば16'h0012というデータが読めることになる。なお、「12’h」は12ビット・16進法、「16’h」は16ビット・16進法を示す。
これに対応するため、DMAC34内に1ビットのレジスタ46を設け、このレジスタ値によって整数/浮動小数点数変換回路36は、転送元から読み出したデータのうち左詰めか右詰めかどちらが有効なデータなのかを判断する。
したがって、本実施の形態8のデータ処理装置によれば、転送元から読み出したデータが左詰めか右詰めかどちらで設計されていても対応できることになり、周辺モジュールとのインタフェースにおける汎用性が向上する。
以上、本発明者によってなされた発明をその実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
以上に述べたように、本願において開示される発明は、マイコンなどのデータ処理装置について適用可能であり、特に、リアルタイム制御に用いられる高速なマイコン製品や、自動車制御全般、モータ制御に用いられるマイコン製品、割り込みを使用するマイコンシステム全般に最適である。
本発明の実施の形態1によるデータ処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1によるデータ処理装置において、ソフトウェア割り込みの処理を示すタイミングチャートである。 本発明の実施の形態1によるデータ処理装置において、ハードウェア割り込みの処理を示すタイミングチャートである。 本発明の実施の形態2によるデータ処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2によるデータ処理装置において、ソフトウェア割り込みの処理を示すタイミングチャートである。 本発明の実施の形態2によるデータ処理装置において、ハードウェア割り込みの処理を示すタイミングチャートである。 本発明の実施の形態3によるデータ処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態4によるデータ処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態5によるデータ処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1〜5によるデータ処理装置において、CPUの実行状態と割り込み処理フロー例を示す図である。 本発明の実施の形態6によるデータ処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態7によるデータ処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態8によるデータ処理装置の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 CPU
2,44 内部アドレスバス
3,45 内部データバス
4,4a,4b,4c,4d 割り込みコントローラ
5 内部バスインタフェース回路
6 ソフトウェア割り込みカウンタ
7 ハードウェア割り込みカウンタ
8 割り込み要求信号生成回路
9 カウントアップ信号
10,11 カウントダウン信号
12 内蔵周辺モジュール/外部端子
13 割り込みイベント発生信号
14 ソフトウェア割り込み要求信号
15 ハードウェア割り込み要求信号
16 復帰命令実行信号
17 共通割り込みカウンタ
18 オアゲート
19 割り込み要求信号
20 レジスタ
21 ソフトウェア割り込み/ハードウェア割り込み選択ビット
22 セレクタ
23 割り込み優先レベルレジスタ
24 優先順位判定回路
34,34a DMAC
35 内部バスインタフェース回路
36 整数/浮動小数点数変換回路
37 FPU
38 内蔵RAM
39 周辺バス制御回路
40 周辺アドレスバス
41 周辺データバス
42 周辺モジュール
43 バスブリッジ
46 レジスタ

Claims (10)

  1. 中央処理装置と、
    同一の割り込み要求発生イベントの発生回数を保持し、前記割り込み要求発生イベントの発生ごとにカウントアップし、前記中央処理装置が割り込み例外処理ルーチンを終了する処理を行うごとにカウントダウンするカウンタと、
    前記カウンタの値がゼロでない場合に割り込み要求信号をアサートし前記中央処理装置へ出力する回路とを有することを特徴とするデータ処理装置。
  2. 請求項1記載のデータ処理装置において、
    前記割り込み要求発生イベントは、ソフトウェア割り込みを発生させるソフトウェア処理またはハードウェア割り込みを発生させるハードウェアイベントであることを特徴とするデータ処理装置。
  3. 請求項1記載のデータ処理装置において、
    割り込み要因ごとに複数の前記カウンタを有することを特徴とするデータ処理装置。
  4. 請求項1記載のデータ処理装置において、
    前記カウンタは、前記中央処理装置が前記割り込み例外処理ルーチンを終了する処理として割り込み要求を取り下げる処理を行うごとにカウントダウンすることを特徴とするデータ処理装置。
  5. 請求項1記載のデータ処理装置において、
    前記カウンタは、前記中央処理装置が前記割り込み例外処理ルーチンを終了する処理として例外処理からの復帰命令を実行するごとにカウントダウンすることを特徴とするデータ処理装置。
  6. 請求項2記載のデータ処理装置において、
    前記中央処理装置から書き込みができ、前記ソフトウェア割り込み/前記ハードウェア割り込みの選択ビットを有するレジスタを設け、前記選択ビットの情報に基づいて前記カウンタのカウントアップを行うことを特徴とするデータ処理装置。
  7. 請求項1記載のデータ処理装置において、
    前記中央処理装置から書き込みができ、各割り込み要求ごとに割り込みの優先順位を設定できる割り込み優先レベルレジスタと、
    前記割り込み優先レベルレジスタの情報に基づいて優先順位判定を行い、最も優先順位の高い割り込み要求元の情報を前記中央処理装置へ送信する回路とを有することを特徴とするデータ処理装置。
  8. 請求項1記載のデータ処理装置において、
    整数から浮動小数点数へ変換する変換回路を含むデータ転送装置を有し、
    前記データ転送装置は、周辺回路からメモリへのデータ転送時に、前記変換回路により整数から浮動小数点数へ変換することを特徴とするデータ処理装置。
  9. 請求項8記載のデータ処理装置において、
    前記周辺回路は、アナログ/デジタル変換器であることを特徴とするデータ処理装置。
  10. 請求項8記載のデータ処理装置において、
    前記データ転送装置は、前記周辺回路からのハードウェア割り込みに応じてデータ転送を行うことを特徴とするデータ処理装置。
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