JP4828388B2 - 組立式樹脂製家屋 - Google Patents

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本発明は、発泡スチロールや強化プラクチック(FRP)の複数のドーム片を集合して内部に居住空間を形成するようにした組立式樹脂製家屋に関する。
従来の屋外型宿泊施設としては木材を利用したバンガローが知られている。
しかしながら、木材を利用したバンガローは建設費が高い上に、工期も数日必要である。テント型の宿泊施設もあるが、耐久性や見栄えの点で高級感がなく、設置場所が限定される。
本発明の目的は、とくに屋外の宿泊施設として好適な発泡スチロールや強化プラスティックを構成材とした組立式樹脂製家屋を提供することにある。
本発明による樹脂製組立式家屋は、発泡スチロールを構成材とする複数の分割片の側縁を互いに接着して集合することにより組立てられ、前記構成材により家屋として自立し、内部に居住空間が形成された組立式樹脂製家屋であって、前記分割片はドーム片であり、このドーム片の側縁に、前記分割片の前記側縁に沿って延出された凹部または凸部を有する接合面が形成され、互いに隣接する前記構成材の前記凹部と他の前記構成材の凸部とが直接または接合用板部材を介して接着されてドーム形状の前記家屋が組立てられ、前記家屋の複数のドーム片がばらけないように、各ドーム片を前記家屋の外表面で束縛手段をさらに備え、前記束縛手段は、前記家屋の外表面に被せるネットであることを特徴とする。
また、本発明による樹脂製組立式家屋は、発泡スチロールを構成材とする複数の分割片の側縁を互いに接着して集合することにより組立てられ、前記構成材により家屋として自立し、内部に居住空間が形成された組立式樹脂製家屋であって、前記分割片はドーム片であり、このドーム片の側縁に、階段状接合面を形成し、隣接する前記構成材の階段状接合面同士が接着されてドーム形状の前記家屋が組立てられ、前記家屋の複数のドーム片がばらけないように、各ドーム片を前記家屋の外表面で束縛手段をさらに備え、前記束縛手段は、前記家屋の外表面に被せるネットであることを特徴とする。
さらに、本発明による樹脂製組立式家屋は、発泡スチロールを構成材とする複数の分割片の側縁を互いに接着して集合することにより組立てられ、前記構成材により家屋として自立し、内部に居住空間が形成された組立式樹脂製家屋であって、前記分割片はドーム片であり、このドーム片の側面を平面状接合面とし、この平面状接合面に溝を設け、隣接する前記構成材の前記溝に接合用板部材を填め込み、前記平面状接合面が接着されてドーム形状の前記家屋が組立てられ、前記家屋の複数のドーム片がばらけないように、各ドーム片を前記家屋の外表面で束縛手段をさらに備え、前記束縛手段は、前記家屋の外表面に被せるネットであることを特徴とする。
複数の分割片の外表面には樹脂コンクリートの層を設けることもできる。
樹脂コンクリートのさらに外表面に防水材料の層を設けることもできる。
複数の分割片の互いに接合される両縁を縁部ジョイントで互いに結合することもできる。
組み立てられた家屋の各分割片の表面に、樹脂プライマーおよび耐候性、防火性の塗料の層を塗布することもできる。
組み立てられた家屋の外表面に、この外表面に塗布される材料の層の剥がれ防止を目的とした凹凸を設けることもできる。
組み立てられた家屋の外表面に、樹脂コンクリートの剥がれ防止を目的とした凹凸を設けることもできる。
各分割片の表面に凹凸または溝を設け、塗布材を塗布することもできる
複数のドーム片を集合させたときに形成される家屋の頂部の開口部に灯り取り機能を有する頂部ジョイントを設け、この頂部ジョイントに複数のドーム片の各々の頂部を係合し締結することもできる。
複数のドーム片を集合させたときに形成される家屋の頂部の開口部に換気機能を有する頂部ジョイントを設け、この頂部ジョイントに複数のドーム片の各々の頂部を係合し締結することもできる
さらに、分割片の下端を押さえるコンクリートとモルタルとを有する構造とすることもできる。
本発明によれば、短い期間で、かつ低コストで施工できる屋外宿泊施設、住居などを提供できる。
図1は本発明による組立式発泡スチロールドームの全体を示す立面図、図2は平面図、図3は内部平面図である。組立式発泡スチロールドーム100は、発泡スチロールを構成材とする複数のドーム片10〜19を集合して、内部に半球状の居住空間SPを形成したものである。図1において、WDは所定のドーム片にあらかじめ設けられた窓部、PTは所定のドーム片にあらかじめ設けられた玄関部である。
複数のドーム片10〜19は、それぞれ図4に示すような形状をし、発泡倍率が10〜50倍で厚さ10〜50cmの発泡スチロールから形成される。たとえば、積雪が最大で80cm程度の場合には、発泡倍率20倍、厚さ20cmの発泡スチロールからなるドーム片とすることができる。なお、同じ強度を得るためには、発泡倍率を大きくすれば厚みが厚くなる。また、積雪を考慮する必要がない地域では、発泡倍率を20倍より大きくし、あるいは厚みを20cm以下に薄くできる。反対に、積雪量が1m以上の地域では、発泡倍率を20倍以下に小さくして強度を担保するか、厚みを厚くする。各ドーム片10〜19にはL字状の基部DBと、基部DBから立ち上がる接合縁DE,DDと、接合縁DE,DDの先端の凹状頂部DRとを有する。このようなドーム片10〜19を、ドームの頂部においてドーム片10〜19の先端上部DRを頂部ジョイント22で互いに結合するとともに、複数のドーム片10〜19の各々の接合縁DEとDDとを、後述するように隣接するドーム片と締結具21で締結した上で接着することにより、ドームが組立てられる。
互いに接合される一方のドーム片10の接合縁DEを図5に示し、接合縁DEとDDの接合状態を図6に示す。図6は、ドーム片10〜19の両縁部DE,DDの接合状態を示す図1のVI−VI線で切断した断面図である。接合面は階段状接合面として加工され、接合面積が所定値以上になるようにされるとともに、ドーム外部から雨水などが内部の居住空間に侵入しないようにされている。図6から理解されるように、接合縁DEは3つの斜面DE1,DE2,DE3を有し、接合縁DDは3つの斜面DD1,DD2,DD3を有する。そして、ドーム片10の接合縁DEに接合される他方のドーム片11の接合縁DDはドーム片10の接合縁DEと相補の形状に形成されている。また、中間部の斜面DE2とDD2は、雨水侵入方向からの勾配が登り勾配に形成されている。
ドーム片を組み立てるには、両縁部DEのそれぞれ3つの斜面DE1,DE2,DE3と両縁部DDの3つの斜面DD1,DD2,DD3とに接着剤を塗布する。接合面を互いに接合して締結具21によりドーム内部と外部から互いに圧縮力をかけて一対のドーム片を締結すると、両接合面は接着剤で接着される。
締結具(縁部ジョイント)21は、ドーム内部および外部の押さえ板211a,211bと、これらの押さえ板211a,211bを互いに接合方向に圧縮する圧縮バンド212からなる。圧縮バンド212はワイヤハーネスを束ねる際に使用されるビニール製の束ねバンドである。圧縮バンド212の先端を、ドーム片10の内部からドーム片11の外部へいったん引き出し、その引き出し端を逆に、ドーム片11の外部からドーム片10の内部へ引き出して、接合斜面を束ね、圧縮バンド212の一端212aを引っ張ってロック基部212aにロックする。これにより、ドーム片10と11の接合斜面DE,DDが圧縮力を受け、接着剤による接着力とあいまって所定の接合力が得られる。
上述したように、中間部の斜面DE2とDD2は、雨水侵入方向からの勾配が登り勾配である。したがって、接合面DE1とDD1との間から雨水などが侵入しても、中間部の斜面DE2とDD2により、雨水はドーム外部側へ流れながらドーム基部側に流れるので、斜面DE3およびDD3の接合面からドーム内部の居住空間に侵入するのが阻止される。
図7は頂部ジョイント22の詳細を示すものである。頂部ジョイント22は、内筒221と、外筒222と、内筒221内を十文字に仕切る仕切壁223と、内筒221と外筒222との間のリング状空間を仕切る仕切壁224と、内筒221と外筒222との間のリング状空間の上方部を閉鎖する上部つば225と、内筒221と外筒222との間のリング状空間の下方部を閉鎖する下部つば226とからなる。内筒221は上部蓋225から突出して、その内部が室内換気口として利用される。内筒221には外部から雨などを居住空間に侵入しないように雨よけカバー23が取り付けられる。なお、上部つば225と下部つば226との間には、ドーム片10〜19の先端に形成された凹部DRがはめ込まれて接着され、ドームの頂部が締結される。また、後述するように、このジョイント22は、ドーム組立時は組立治具として利用されるほか、組立後は室内の換気具としても利用される。ジョイント22が設けられる開口部を灯り取りとしてもよい。
図8は、ドーム片10〜19の据え付け構造の詳細を示す図である。ドームが設置される場所に土間コンクリートPDが打設されている。土間コンクリートPDは、図示するように、グランド面GLから所定高さ(たとえば360mm)高い位置に床面FLを形成する内部住居部IMと、グランド面GLと同じ高さ位置でドーム片を支持するドーム支持部OMと、ドーム支持部OMから内部住居部IMに連なるドーム押さえ部DSとを有する。ドーム押さえ部DSはリング状の凹部であり、このドーム押さえ部DSには、図8に示すように、各ドーム片10〜19のL字状の基部DBが係止され、ドームの位置固定を確実にするとともに、ドームが上方ないしは内径方向に移動しないように拘束する。内部住居部IMの平面形状は円形であり、その外形は7mである。また、基部DBの外周部には基部DBが外径方向に拡がるのを阻止する拘束用モルタルSMがリング状に全周に設けられる。図8において、RMは、コンクリートPDとモルタルSMの強化部材である。
次に、図9により組立の手順を説明する。土間コンクリートPDをまず打設する。土間コンクりートPDの中央部に補助支柱31を立て、支柱31の先端に頂部ジョイント22を被せる。ドーム片10の基部DBを土間コンクリートPDの支持部OMに載置するととともに、押さえ部DSにL字形状の基部DBを係止する。その上で、1枚目のドーム片10の頂部DRをジョイント22に係止する。すなわち、図7に示すように、ドーム片10の先端凹部DRを上下つば225,226にはめ込み、頂部の位置決めが行われる。
次いで、二枚目のドーム片19も同様に土間コンクリートPDに係止立設させる。一枚目のドーム片10の接合縁DDと二枚目のドーム片19の接合縁DEに接着剤を塗布し、二枚目のドーム片19をドーム片10に接合する。すなわち、ドーム片10の接合面DDとドーム片19の接合面DEを接合し、締結具21で両者を圧縮して締結する。締結具21による締結は、図1に示すように、縁DE,DDに沿って上下方向に所定間隔に行われる。一方、ドーム片19の頂部凹部DRもジョイント22の上下つば225,226にはめ込み、頂部の位置決めが行われる。このときも、接着剤を用いて両者を接着する。このような作業を順次行い、図9に示すように、ドーム片11の縁DDをドーム片10の縁DEに接合して接着すると、ドームの組立が一応終了する。次いで、ドーム片の基部の外側に拘束用モルタルSMを打設する。
次に、半球状に組み立てられたドーム片の外表面と内表面に樹脂プライマーを塗布し、乾燥後、さらにその上に、耐候性、防火性の塗料を塗布する。次いで、内装を行う。内部の設備としては、キッチン、バス、フローリングの洋室を設けたり、畳を敷いた和室を設けてもよい。なお、玄関ドアや窓の詳細な説明は省略したが、図1に示すように、ドームには玄関部PTと窓部WDが設けられる。
このように、発泡スチロール製の複数のドーム片を接着と締結により組み立てることにより、内部に半球状の居住空間を有するドームが完成される。したがって、低コストで工期が短い組立て式宿泊施設を得ることができる。また、本発明による組立式ドームは、発泡スチロールドーム片を完全にリサイクルできるので、環境に優しい建築物である。
ドーム片の接合縁DD、DEを図10に示すようにしてもよい。この場合、図6の形状に比べて雨水の侵入阻止効果は低くなるが、形状が簡単であり、両縁DE,DDを接合して位置決めするのが容易になり、組立性は向上する。図10に示すように、圧縮バンド212に代えて、通しボルト221とナット222による締結具21Aを使用してドーム片を締結することもできる。
図11に示すように、タイバンドTBをドーム10の3カ所に周方向に巻き付け、締結して接着したドーム片がばらけないようにするのが好ましい。たとえば、図6に示す押さえ板211aに係止部を設け、タイバンドTBを係止部に係止することができる。タイバンドTBとして可撓性のワイヤロープやピアノ線を使用できる。あるいは、ドームの周面形状に即した3次元形状にそれぞれ加工された複数のタイバンド板をネジで結合してドームを周方向に縛るものなど、種々のものを使用可能である。さらには、ドームにネットを被せてばらけないようにすることもできる。したがって、これらはドーム片の束縛手段として機能する。
第1の実施の形態ではドーム片を発泡倍率が10〜50倍で厚さが10〜50cmの発泡スチロールを用いたが、次のようなドーム片を使用できる。なお、使用する発泡スチロールごとに内外表面の処理がそれぞれ異なる。
(1)ドーム片は、発泡倍率が10倍〜50倍の厚さ10〜50cmの発泡スチロールを躯体とし、その両面に3〜5mmの強化プラスチック(FRP)を接着して形成される。この場合、ドーム片を半球状に組み立てた後に、その外表面と内表面にガラス繊維が混在する強化プラスチックを吹きつけて乾燥する。その後、その上にガラス繊維が混在する強化プラスチックを再度吹きつけ、さらにその表面に耐候性、防火性の塗料を塗布する。FRPはドームの強度メンバとして機能するので、上述した実施の形態に比較するとドーム片を薄くできる。
(2)ドーム片は、発泡倍率が10倍〜50倍の厚さ10〜50cmの発泡スチロールを躯体とし、その両面にガラス繊維強化モルタル(GRC)が1〜3cmの厚みで吹きつけられて形成される。この場合、ドーム片を半球状に組み立てた後に、その外表面と内表面にアクリル系の樹脂プライマーを塗布する。さらにその後、ガラス繊維強化モルタルを所定の厚みで吹きつけて乾燥させる工程を複数回繰り返す。最後に、外表面と内表面に塗装を施す。この例では、GRCが廉価であり、最終塗装剤も廉価であり、コストの低いドームを提供できる。
(3)ドーム片は、発泡倍率が10倍〜50倍の厚さ10〜50cmの発泡スチロールを躯体とし、その両面にガラス繊維を含有するセラミック塗装を数mm程度施して強度を向上させたものである。ドーム片を半球状に組み立てた後に、その外表面と内表面にアクリル系の樹脂プライマーを塗布し、その外表面と内表面にガラス繊維を混在させて強度を向上させた厚塗り塗装を行い、これを乾燥させる工程を複数回繰り返し行う。
以上では、図8に示すように、ドーム片10〜19にL字状基部BDを形成して土間コンクリートPDに係止立設させたが、図12,図13に示すように、ドーム片10〜19を土間コンクリートPDに固定してもよい。図12において、アンカーボルトABを土間コンクリートPDに予め埋設し、ワッシャパネルWPを介してナットNUTでドーム片10〜19を土間コンクリートPDに係止する。図13において、アンカープレートAPを土間コンクリートPDに予め埋設しておく。さらに、埋め込みナットNTをドーム片10〜19に予め埋設し、アンカーパネルAPを介してボルトBTでドーム片10〜19を土間コンクリートPDに係止する。
また以上では、図6に示すように、ドーム片10〜19の接合面に凹凸を設けて、接合面を接着して雨水の浸入を防止したが、図14に示すように、ドーム片10〜19の接合面を平面FSとし、接合面にベニヤ板VPを填め込んで雨水の侵入を防止してもよい。この場合、平面FSにベニヤ板VPを填め込む溝が長手方向に設けられる。また、平面FS同士は接着するのが好ましいが、雨水の侵入が確実に防止できるならば、接着は必須ではない。なお、図14に示す接合構造では、締結具21を省略してもよい。ベニヤ板に代えて樹脂、金属材料を使用してもよい。
なお、発泡スチロールのドーム片を半球状に組み立てた後に、その外表面と内表面に樹脂コンクリートを吹付けたり、塗りつけたりし、外表面にさらに防水塗料を塗布してもよい。外表面だけに樹脂コンクリートを塗布してもよい。樹脂コンクリートは樹脂にコンクリートを混ぜ合わせたものであり、耐火性、防火性、防水性を有する。
発泡スチロールの表面に凹凸、溝などを設けて塗布材の固着性、剥がれ防止を良くすることが好ましい。
また、発泡スチロール製のドーム片に代えて、強化プラスティック(FRP)を構成材とする複数のドーム片を集合し、内部に半球状の空間を形成して組立式ドームとしても、同様な効果が得られる。FRP製のドーム片を使用するときの構造、組立手順は上述した手順と同じであり、説明を省略する。この場合も、樹脂コンクリートの層を内外表面に設けるのが好ましい。また、FRPは発泡スチロールに比べて防音性や断熱性の点で劣るので、内表面に発泡スチロールを吹付け、その表面に樹脂コンクリートを吹付るのが好ましい。最外表面に耐候性材料の層を設けると、耐久性が向上する。
さらに、以上では半球状のドームについて説明したが、ドーム形状以外、たとえば、直方体形状の仮設住宅、簡易住宅、別荘、一般家屋などにも本発明を適用できる。発泡スチロールやFRPを構成材とすることにより、地震や台風時にこれらの住宅が崩壊したときの住人の負傷を極力抑えることができる。
本発明による組立式発泡スチロールドームの立面図。 本発明による組立式発泡スチロールドームの平面図。 本発明による組立式発泡スチロールドームの内部平面図。 本発明による組立式発泡スチロールドームのドーム片を示す斜視図。 ドーム片の接合縁を示す斜視図。 図1のVI-VI線断面図。 本発明によるドーム片の頂部の締結ジョイントを示し、(a)は断面図、(b)は(a)の上面図、(c)はドーム片の頂部形状を示す斜視図。 本発明によるドーム片の基部を説明する断面図。 本発明による組立式発泡スチロールドームの組立手順を説明する図。 ドーム片の接合部の他の例を示す断面図。 タイバンドでばらけ防止を施した本発明による組立式発泡スチロールドームを示す立面図。 (a)は、ドーム片を土間コンクリートへ固定する他の構造例を説明する断面図、(b)はその斜視図。 (a)は、ドーム片を土間コンクリートへ固定するさらに他の構造例を説明する断面図、(b)はその斜視図。 ドーム片の接合部の他の例を説明する断面図。

Claims (13)

  1. 発泡スチロールを構成材とする複数の分割片の側縁を互いに接着して集合することにより組立てられ、前記構成材により家屋として自立し、内部に居住空間が形成された組立式樹脂製家屋であって、前記分割片はドーム片であり、このドーム片の側縁に、前記分割片の前記側縁に沿って延出された凹部または凸部を有する接合面が形成され、互いに隣接する前記構成材の前記凹部と他の前記構成材の凸部とが直接または接合用板部材を介して接着されてドーム形状の前記家屋が組立てられ、前記家屋の複数のドーム片がばらけないように、各ドーム片を前記家屋の外表面で束縛手段をさらに備え、前記束縛手段は、前記家屋の外表面に被せるネットであることを特徴とする組立式樹脂製家屋。
  2. 発泡スチロールを構成材とする複数の分割片の側縁を互いに接着して集合することにより組立てられ、前記構成材により家屋として自立し、内部に居住空間が形成された組立式樹脂製家屋であって、前記分割片はドーム片であり、このドーム片の側縁に、階段状接合面を形成し、隣接する前記構成材の階段状接合面同士が接着されてドーム形状の前記家屋が組立てられ、前記家屋の複数のドーム片がばらけないように、各ドーム片を前記家屋の外表面で束縛手段をさらに備え、前記束縛手段は、前記家屋の外表面に被せるネットであることを特徴とする組立式樹脂製家屋。
  3. 発泡スチロールを構成材とする複数の分割片の側縁を互いに接着して集合することにより組立てられ、前記構成材により家屋として自立し、内部に居住空間が形成された組立式樹脂製家屋であって、前記分割片はドーム片であり、このドーム片の側面を平面状接合面とし、この平面状接合面に溝を設け、隣接する前記構成材の前記溝に接合用板部材を填め込み、前記平面状接合面が接着されてドーム形状の前記家屋が組立てられ、前記家屋の複数のドーム片がばらけないように、各ドーム片を前記家屋の外表面で束縛手段をさらに備え、前記束縛手段は、前記家屋の外表面に被せるネットであることを特徴とする組立式樹脂製家屋。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の組立式樹脂製家屋において、
    前記複数の分割片の外表面には樹脂コンクリートの層が設けられていることを特徴とする組立式樹脂製家屋。
  5. 請求項4に記載の組立式樹脂製家屋において、
    前記樹脂コンクリートのさらに外表面に防水塗料の層を設けたことを特徴とする組立式樹脂製家屋。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の組立式樹脂製家屋において、
    前記複数の分割片の互いに接合される両縁を縁部ジョイントで互いに結合することを特徴とする組立式樹脂製家屋。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の組立式樹脂製家屋において、
    組み立てられた家屋の前記各分割片の表面に、樹脂プライマーおよび耐候性、防火性の塗料の層が塗布されていることを特徴とする組立式樹脂製家屋。
  8. 請求項7に記載の組立式樹脂製家屋において、
    組み立てられた家屋の外表面に、この外表面に塗布される材料の層の剥がれ防止を目的とした凹凸を設けたことを特徴とする組立式樹脂製家屋。
  9. 請求項4または5に記載の組立式樹脂製家屋において、
    組み立てられた家屋の外表面に、前記樹脂コンクリートの剥がれ防止を目的とした凹凸を設けたことを特徴とする組立式樹脂製家屋。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の組立式樹脂製家屋において、
    前記各分割片の表面に凹凸または溝が設けられ、塗布材が塗布されていることを特徴とする組立式樹脂製家屋。
  11. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の組立式樹脂製家屋において、
    前記複数のドーム片を集合させたときに形成される家屋の頂部の開口部に灯り取り機能を有する頂部ジョイントを設け、この頂部ジョイントに前記複数のドーム片の各々の頂部を係合し締結したことを特徴とする組立式樹脂製家屋。
  12. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の組立式樹脂製家屋において、
    前記複数のドーム片を集合させたときに形成される家屋の頂部の開口部に換気機能を有する頂部ジョイントを設け、この頂部ジョイントに前記複数のドーム片の各々の頂部を係合し締結したことを特徴とする組立式樹脂製家屋。
  13. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の組立式樹脂製家屋において、さらに、前記分割片の下端を押さえるコンクリートとモルタルとを有することを特徴とする組立式樹脂製家屋。
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