JP4827799B2 - 導波管/マイクロストリップ線路変換器 - Google Patents

導波管/マイクロストリップ線路変換器 Download PDF

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Description

この発明は、主としてマイクロ波帯およびミリ波帯で用いる導波管/マイクロストリップ線路変換器に関する。
従来の導波管/マイクロストリップ線路変換器として、上面に導体線路パターンと導波管短絡用導体を設け、下面に第1のパターン抜き部を有する第1の導体パターンを設けた誘電体基板と、層間面および最下面にパターン抜き部を有する導体パターンを設けた多層誘電体基板とから構成されるものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−135095号公報
このような従来の導波管/マイクロストリップ線路変換器では、誘電体基板を積層する際に生じる層ずれによって発生する高次モードによる不要共振の周波数を、所望の周波数帯域から離すために、誘電体基板内部に導体パターンとビアで形成する誘電体導波管の断面寸法をある一定の比率の範囲にする必要があった。しかし、誘電体導波管の断面寸法から誘電体導波管のインピーダンスは決まってしまうため、導波管/マイクロストリップ線路変換器を設計する際のインピーダンスの自由度が低く、設計が難しいという問題があった。
この発明は上述のような課題を解決するためになされたもので、設計が容易で、かつ誘電体基板の積層における層ずれが生じても、導波管内部で発生する共振周波数が所望の周波数帯域から離れて発生し、良好な特性を有する導波管/マイクロストリップ線路変換器を得ることを目的とする。
この発明に係る導波管/マイクロストリップ線路変換器は、単層または多層の第1の誘電体基板と、前記第1の誘電体基板の最上面に設けられた導体線路パターンと、前記導体線路パターンの一端に接続された導波管短絡用導体と、前記導体線路パターンと前記導波管短絡用導体を有する面に対向する前記第1の誘電体基板の最下面に形成された第1のパターン抜き部を有する第1の導体パターンと、前記第1の誘電体基板内を貫通し、前記導波管短絡用導体と前記第1のパターン抜き部の外周部の前記第1の導体パターンとを接続する第1の接続導体と、単層または多層の第2の誘電体基板と、前記第2の誘電体基板の層間面及び最下面のうち少なくとも最下面に設けられた第2のパターン抜き部を有する第2の導体パターンと、前記第2のパターン抜き部の周囲に設けられ、前記第2の誘電体基板の最上面から最下面まで貫通し、前記第1の導体パターンと前記第2の導体パターンとを接続する第2の接続導体と、単層または多層の第3の誘電体基板と、前記第3の誘電体基板の層間面及び最下面のうち少なくとも最下面に設けられた第3のパターン抜き部を有する第3の導体パターンと、前記第3のパターン抜き部の周囲に設けられ、前記第3の誘電体基板の最上面から最下面まで貫通し、前記第2の導体パターンと前記第3の導体パターンとを接続する第3の接続導体とを備え、前記第1の誘電体基板に設けられた前記第1の導体パターンと前記第2の誘電体基板の最上面とが接し、前記第2の誘電体基板に設けられた前記第2の導体パターンと前記第3の誘電体基板の最上面とが接するように、前記第1の誘電体基板と前記第2の誘電体基板と前記第3の誘電体基板とを積層し、前記導体線路パターンと前記第1の導体パターンと前記第1の誘電体基板によりマイクロストリップ線路を構成し、前記導波管短絡用導体と前記第1の接続導体と前記第1の導体パターンにより導波管短絡部を構成し、前記第1の導体パターンと前記第2の接続導体と前記第2の導体パターンにより第1の誘電体導波管を構成し、前記第2の導体パターンと前記第3の接続導体と前記第3の導体パターンにより第2の誘電体導波管を構成し、かつ前記第3のパターン抜き部の内部に、前記第3のパターン抜き部の長辺に平行な第4の導体パターンを設け、前記第4の導体パターンの両端は、前記第3のパターン抜き部の周囲の前記第3の導体パターンに接続されていることを特徴とする。

この発明によれば、設計が容易で、かつ誘電体基板の積層における層ずれが生じても、導波管内部で発生する共振周波数が所望の周波数帯域から離れて発生し、モードのインピーダンス整合に影響を与えることなく、高次モードによる共振周波数を変化させることができ、所望の周波数帯域において良好な特性を有する導波管/マイクロストリップ線路変換器を得ることができる。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1における導波管/マイクロストリップ線路変換器を示す断面図である。また、図2は、図1に示される最も上の誘電体基板1aの上側の面に配置された導体パターンを示す図、図3は、図1に示される上の誘電体基板1aの下側の面に配置された導体パターンを示す図、図4は、図1に示される真ん中の誘電体基板1bの下側の面に配置される導体パターンを示す図、図5は、図1に示される最も下の誘電体基板1cの下側の面に配置される導体パターンを示す図である。なお、図1に示された断面図は、図2ないし図5に示されるA−A’断面図として与えられるものである。
図1〜図5に示す実施の形態1による導波管/マイクロストリップ線路変換器は、第1の誘電体基板1aと、第1の誘電体基板1aの最上面に設けられた導体線路パターン3と、導体線路パターン3の一端に接続された導波管短絡用導体4と、導体線路パターン3と導波管短絡用導体4を有する面に対向する第1の誘電体基板1aの最下面に形成された第1のパターン抜き部6aを有する第1の導体パターン2aと、第1の誘電体基板1a内を貫通し、導波管短絡用導体4と第1のパターン抜き部6aの外周部の第1の導体パターン2aとを接続する第1の接続導体としての導体ヴィア5aと、第2の誘電体基板1bと、第2の誘電体基板1bの層間面及び最下面のうち少なくとも最下面に設けられた第2のパターン抜き部6bを有する第2の導体パターン2bと、第2のパターン抜き部6bの周囲に設けられ、第2の誘電体基板1bの最上面から最下面まで貫通し、第1の導体パターン2aと第2の導体パターン2bとを接続する第2の接続導体としての導体ヴィア5bと、第3の誘電体基板1cと、第3の誘電体基板1cの層間面及び最下面のうち少なくとも最下面に設けられた第3のパターン抜き部6cを有する第3の導体パターン2cと、第3のパターン抜き部6cの周囲に設けられ、第3の誘電体基板1cの最上面から最下面まで貫通し、第2の導体パターン2bと第3の導体パターン2cとを接続する第3の接続導体としての導体ヴィア5cとを備えている。
ここで、誘電体基板1aの上側の面に導体線路パターン3、下側の面に導体パターン2aを設けることで、マイクロストリップ線路を構成している。また、誘電体基板1aの上側の面に導波管短絡用導体パターン4、下側の面に導体パターン2aを設け、導波管短絡用導体パターン4と導体パターン2aを接続する導体ヴィア5aを設けることで、導波管短絡部を構成している。さらに、誘電体基板1bの下側の面に導体パターン2bを設け、導体パターン2a、2bを接続する導体ヴィア5bを設けることで、第1の誘電体導波管を構成している。また、誘電体基板1cの下側の面に導体パターン2cを設け、導体パターン2b、2cを接続する導体ヴィア5cを設けることで、第2の誘電体導波管を構成している。誘電体基板1cの下には、この誘電体導波管の開口に合わせて導波管7が設けられている。
また、導体パターン2dは、導体パターン抜き部6cの中央部に、導体パターン抜き部6cの長辺に平行に配置されている。また、導体パターン2dの両端は、導体パターン抜き部6cの周囲の導体パターン2cに接続されている。
次に、本実施の形態1における導波管/マイクロストリップ線路変換器の動作について説明する。上記のような構成を有する導波管/マイクロストリップ線路変換器において、誘電体基板1aに構成されたマイクロストリップ線路に入力された高周波信号は、導波管短絡部を介して誘電体基板1bに構成された第1の誘電体導波管を伝搬する。さらに、誘電体基板1cに構成された第2の誘電体導波管を通り、導体パターン抜き部6cを介して導波管7に伝搬していく。
ここで、第2の誘電体導波管は、入力された高周波信号の周波数に対してオーバーサイズとなっている。誘電体基板を積層するときにずれが生じると、誘電体導波管の形状が非対称となり高次モードが発生する場合がある。高次モードは、第1の誘電体導波管や導波管7には遮断されて伝搬できずに閉じ込められるため、第2の誘電体導波管において図6に示すような電界分布をもつ共振が発生する。
このとき、本実施の形態1では、導体パターン抜き部6cの中央部に導体パターン2dを設けているため、共振の電界分布は、図7に示すように変化し、高次モードによる共振が発生する周波数を変化させることができる。一方、導体パターン2dは、第2の誘電体導波管を伝搬する基本モードに対しては電界に垂直な方向となるため、基本モードのインピーダンス整合にはほとんど影響しない。
以上のように、実施の形態1によれば、誘電体導波管を構成する導体パターン抜き部に、誘電体導波管を伝搬する基本モードの電界に垂直な方向に導体パターンを設けたため、基本モードのインピーダンス整合に影響を与えることなく、高次モードによる共振周波数を変化させることができ、所望の周波数帯域において良好な特性を有する導波管/マイクロストリップ線路変換器の設計が容易になる。
なお、誘電体基板1a、1b、1cは単層基板で構成されているが、それらのいずれかまたはすべてを多層基板で構成してもよい。その場合には、多層基板で構成される誘電体基板1a、1b、1cの層間面にも導体パターン抜き部を有する導体パターンを設け、導体パターン抜き部の周囲に導体ヴィアを設ければ、同様の効果が得られる。
また、上記の説明においては、導波管/マイクロストリップ線路変換器を、誘電体基板1a、1b、1cの3個の誘電体基板を積層することにより構成したが、更に誘電体基板を積層して、3個以上の誘電体導波管を有する構成としてもよい。その場合、4個目以降の誘電体基板も、誘電体基板1b、1cと同様の構成、すなわち、下側の面に設けられた導体パターン抜き部を有する導体パターンと、導体パターン抜き部の周囲に設けられ誘電体基板の上下の導体パターンを接続する導体ヴィアとを備えた構成のものである。
実施の形態2.
図8は、この発明の実施の形態2における導波管/マイクロストリップ線路変換器を示す断面図である。図8において、実施の形態1と同一構成については同一符号をつけ、説明を省略する。
この実施の形態2において、誘電体基板1cは多層基板で構成され、導体パターン2cが誘電体基板1cの層間面および最下面の複数の面に設けられている。同様に、導体パターン2dについても複数の面に設けられており、複数の異なる面に設けられた導体パターン2dを互いに接続するために、導体ヴィア5dが設けられている。
この導体パターン2dと導体ヴィア5は、第2の誘電体導波管に伝搬する基本モードの電界に対して垂直な方向であるため、基本モードのインピーダンス整合には影響しない。一方、複数の面に設けられているため、高次モードに対しては影響が大きく、高次モードによる共振の周波数をより大きく変化させることができる。
以上のように、実施の形態2によれば、誘電体導波管を構成する複数の導体パターン抜き部に、誘電体導波管を伝搬する基本モードの電界に垂直な方向に導体パターン2dを設けたため、基本モードのインピーダンス整合に影響を与えることなく、高次モードによる共振周波数を変化させることができ、所望の周波数帯域において良好な特性を有する導波管/マイクロストリップ線路変換器の設計が容易になる。
この発明の実施の形態1における導波管/マイクロストリップ線路変換器を示す断面図である。 図1に示される最も上の誘電体基板1aの上側の面に配置された導体パターンを示す図である。 図1に示される上の誘電体基板1aの下側の面に配置された導体パターンを示す図である。 図1に示される真ん中の誘電体基板1bの下側の面に配置される導体パターンを示す図である。 図1に示される最も下の誘電体基板1cの下側の面に配置される導体パターンを示す図である。 この発明の実施の形態1における第2の誘電体導波管において電界分布をもつ共振が発生することを説明する図である。 この発明の実施の形態1における共振の電界分布を示す図である。 この発明の実施の形態2における導波管/マイクロストリップ線路変換器を示す断面図である。
符号の説明
1a 第1の誘電体基板、1b 第2の誘電体基板、1c 第3の誘電体基板、2a 第1の導体パターン、2b 第2の導体パターン、2c 第3の導体パターン、3 導体線路パターン、4 導波管短絡用導体、5a 第1の接続導体としての導体ヴィア、5b 第2の接続導体としての導体ヴィア、5c 第3の接続導体としての導体ヴィア、6a 第1のパターン抜き部、6b 第2のパターン抜き部、6c 第3のパターン抜き部、7 導波管。

Claims (3)

  1. 単層または多層の第1の誘電体基板と、
    前記第1の誘電体基板の最上面に設けられた導体線路パターンと、
    前記導体線路パターンの一端に接続された導波管短絡用導体と、
    前記導体線路パターンと前記導波管短絡用導体を有する面に対向する前記第1の誘電体基板の最下面に形成された第1のパターン抜き部を有する第1の導体パターンと、
    前記第1の誘電体基板内を貫通し、前記導波管短絡用導体と前記第1のパターン抜き部の外周部の前記第1の導体パターンとを接続する第1の接続導体と、
    単層または多層の第2の誘電体基板と、
    前記第2の誘電体基板の層間面及び最下面のうち少なくとも最下面に設けられた第2のパターン抜き部を有する第2の導体パターンと、
    前記第2のパターン抜き部の周囲に設けられ、前記第2の誘電体基板の最上面から最下面まで貫通し、前記第1の導体パターンと前記第2の導体パターンとを接続する第2の接続導体と、
    単層または多層の第3の誘電体基板と、
    前記第3の誘電体基板の層間面及び最下面のうち少なくとも最下面に設けられた第3のパターン抜き部を有する第3の導体パターンと、
    前記第3のパターン抜き部の周囲に設けられ、前記第3の誘電体基板の最上面から最下面まで貫通し、前記第2の導体パターンと前記第3の導体パターンとを接続する第3の接続導体と
    を備え、
    前記第1の誘電体基板に設けられた前記第1の導体パターンと前記第2の誘電体基板の最上面とが接し、前記第2の誘電体基板に設けられた前記第2の導体パターンと前記第3の誘電体基板の最上面とが接するように、前記第1の誘電体基板と前記第2の誘電体基板と前記第3の誘電体基板とを積層し、
    前記導体線路パターンと前記第1の導体パターンと前記第1の誘電体基板によりマイクロストリップ線路を構成し、
    前記導波管短絡用導体と前記第1の接続導体と前記第1の導体パターンにより導波管短絡部を構成し、
    前記第1の導体パターンと前記第2の接続導体と前記第2の導体パターンにより第1の誘電体導波管を構成し、
    前記第2の導体パターンと前記第3の接続導体と前記第3の導体パターンにより第2の誘電体導波管を構成し、かつ
    前記第3のパターン抜き部の内部に、前記第3のパターン抜き部の長辺に平行な第4の導体パターンを設け、
    前記第4の導体パターンの両端は、前記第3のパターン抜き部の周囲の前記第3の導体パターンに接続されている
    ことを特徴とする導波管/マイクロストリップ線路変換器。
  2. 単層または多層の第1の誘電体基板と、
    前記第1の誘電体基板の最上面に設けられた導体線路パターンと、
    前記導体線路パターンの一端に接続された導波管短絡用導体と、
    前記導体線路パターンと前記導波管短絡用導体を有する面に対向する前記第1の誘電体基板の最下面に形成された第1のパターン抜き部を有する第1の導体パターンと、
    前記第1の誘電体基板内を貫通し、前記導波管短絡用導体と前記第1のパターン抜き部の外周部の前記第1の導体パターンとを接続する第1の接続導体と、
    単層または多層の第2の誘電体基板と、
    前記第2の誘電体基板の層間面及び最下面のうち少なくとも最下面に設けられた第2のパターン抜き部を有する第2の導体パターンと、
    前記第2のパターン抜き部の周囲に設けられ、前記第2の誘電体基板の最上面から最下面まで貫通し、前記第1の導体パターンと前記第2の導体パターンとを接続する第2の接続導体と、
    単層または多層の第3の誘電体基板と、
    前記第3の誘電体基板の層間面及び最下面のうち少なくとも最下面に設けられた第3のパターン抜き部を有する第3の導体パターンと、
    前記第3のパターン抜き部の周囲に設けられ、前記第3の誘電体基板の最上面から最下面まで貫通し、前記第2の導体パターンと前記第3の導体パターンとを接続する第3の接続導体と
    を備え、
    前記第1の誘電体基板に設けられた前記第1の導体パターンと前記第2の誘電体基板の最上面とが接し、前記第2の誘電体基板に設けられた前記第2の導体パターンと前記第3の誘電体基板の最上面とが接するように、前記第1の誘電体基板と前記第2の誘電体基板と前記第3の誘電体基板とを積層し、
    前記導体線路パターンと前記第1の導体パターンと前記第1の誘電体基板によりマイクロストリップ線路を構成し、
    前記導波管短絡用導体と前記第1の接続導体と前記第1の導体パターンにより導波管短絡部を構成し、
    前記第1の導体パターンと前記第2の接続導体と前記第2の導体パターンにより第1の誘電体導波管を構成し、
    前記第2の導体パターンと前記第3の接続導体と前記第3の導体パターンにより第2の誘電体導波管を構成し、かつ
    前記第3のパターン抜き部の内部に、前記第3のパターン抜き部の長辺に平行な第4の導体パターンを設け、
    前記第4の導体パターンは、前記第3の誘電体基板の層間面及び最下面の複数の面に設けられ、複数の前記第4の導体パターンを接続するように第4の接続導体を設けた
    ことを特徴とする導波管/マイクロストリップ線路変換器。
  3. 単層または多層の第1の誘電体基板と、
    前記第1の誘電体基板の最上面に設けられた導体線路パターンと、
    前記導体線路パターンの一端に接続された導波管短絡用導体と、
    前記導体線路パターンと前記導波管短絡用導体を有する面に対向する前記第1の誘電体基板の最下面に形成された第1のパターン抜き部を有する第1の導体パターンと、
    前記第1の誘電体基板内を貫通し、前記導波管短絡用導体と前記第1のパターン抜き部の外周部の前記第1の導体パターンとを接続する第1の接続導体と、
    単層または多層の第2の誘電体基板と、
    前記第2の誘電体基板の層間面及び最下面のうち少なくとも最下面に設けられた第2のパターン抜き部を有する第2の導体パターンと、
    前記第2のパターン抜き部の周囲に設けられ、前記第2の誘電体基板の最上面から最下面まで貫通し、前記第1の導体パターンと前記第2の導体パターンとを接続する第2の接続導体と、
    単層または多層の第3の誘電体基板と、
    前記第3の誘電体基板の層間面及び最下面のうち少なくとも最下面に設けられた第3のパターン抜き部を有する第3の導体パターンと、
    前記第3のパターン抜き部の周囲に設けられ、前記第3の誘電体基板の最上面から最下面まで貫通し、前記第2の導体パターンと前記第3の導体パターンとを接続する第3の接続導体と
    を備え、
    前記第1の誘電体基板に設けられた前記第1の導体パターンと前記第2の誘電体基板の最上面とが接し、前記第2の誘電体基板に設けられた前記第2の導体パターンと前記第3の誘電体基板の最上面とが接するように、前記第1の誘電体基板と前記第2の誘電体基板と前記第3の誘電体基板とを積層し、
    前記導体線路パターンと前記第1の導体パターンと前記第1の誘電体基板によりマイクロストリップ線路を構成し、
    前記導波管短絡用導体と前記第1の接続導体と前記第1の導体パターンにより導波管短絡部を構成し、
    前記第1の導体パターンと前記第2の接続導体と前記第2の導体パターンにより第1の誘電体導波管を構成し、
    前記第2の導体パターンと前記第3の接続導体と前記第3の導体パターンにより第2の誘電体導波管を構成し、かつ
    前記第3のパターン抜き部の内部に、前記第3のパターン抜き部の長辺に平行な第4の導体パターンを設け、
    前記第4の導体パターンの両端は、前記第3のパターン抜き部の周囲の前記第3の導体パターンに接続されており、
    前記第4の導体パターンは、前記第3の誘電体基板の層間面及び最下面の複数の面に設けられ、複数の前記第4の導体パターンを接続するように第4の接続導体を設けた
    ことを特徴とする導波管/マイクロストリップ線路変換器。
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