JP4827564B2 - コピーペアのペア状態の表示方法 - Google Patents

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Description

本発明は、一又は複数のストレージシステムにおけるコピーペアのペア状態を表示する技術に関する。
例えば、特開2004−264973号公報には、ペアになったプライマリの論理ボリュームからセカンダリの論理ボリュームにデータをコピーすることが開示されている。この公報では、図5に示されているように、複数のボリュームペアと各ボリュームペアのペア状態とが一覧表示される。
特開2004−264973号公報
ところで、ボリュームペアを構成する論理ボリュームは、ホスト計算機に接続された一又は複数のストレージサブシステムに存在する。一方の論理ボリュームと他方の論理ボリュームは、一つのストレージサブシステム内に存在しても良いし、別々のストレージサブシステムに存在しても良い。
複数のボリュームペアを用いた構成として、例えば以下のような構成が考えられる。すなわち、例えば、複数のボリュームペアを並列化することによりコピーグループとした構成(図1A参照)、二つのボリュームペアのうちのプライマリの論理ボリューム(以下、PVOL)を同一ボリュームとした構成(図1B参照)、或いは、二つのボリュームペアのうちの一方のセカンダリの論理ボリューム(以下、SVOL)と他方のPVOLとを同一ボリュームとした構成(図1C参照)が考えられる。
このようなコピーグループを構成した場合において、複数のボリュームペアと各ボリュームペアのペア状態との一覧を表示する方法を採用しても(例えば図2A参照)、その一覧の表示画面の見たユーザは、複数のボリュームペアを用いた構成が存在するか否かを把握することはできない。
そこで、それを解決するための方法として、例えば、図2Bに例示するように、コピーグループに対して抽象化されたペア状態を表示する方法を採用することができる。この図2Bでは、例えば、コピーグループ"G_DF600_SI"内の少なくとも一つのボリュームペアが、"sync"というペア状態になっていることがわかる。
また、別法として、例えば、図2Cに例示するように、複数のボリュームペアの構成と各ボリュームペアのペア状態を表示する方法を採用することができる。この図2Cでは、図1Cに例示の構成となっており、前段のボリュームペアが"split"というペア状態になっていて、後段のボリュームペアが"sync"というペア状態になっていることがわかる。
また、更なる別法として、図2Bと図2Cの表示方法を組み合わせる方法を採用することができる。具体的には、例えば、図2Dに例示するように、複数のコピーグループ(例えばユーザが指定したコピーグループ)から成る構成や、各コピーグループのペア状態を一画面に表示する方法を採用することができる。この図2Dによれば、例えば、第一のコピーグループのペア状態が"sync"であり、第二のコピーグループのペア状態が"split"であり、第三のコピーグループのペア状態が"resync"であることがわかる。また、この図2Dによれば、第一のコピーグループの各SVOLが、第二及び第三のコピーグループの各PVOLと一体になっていることがわかる。
しかし、上記のいずれの表示方法を採用しても、少なくとも以下の3つの問題点を解決することはできない。以下、各問題点について説明する。その際、ボリュームペアを「コピーペア」と呼ぶ。また、以下、ユーザの意図したペア状態以外のペア状態を「不本意状態」と言い、不本意ペア状態のうち、何らかの対処が必要となる不本意状態(例えば、ハード的或いはソフト的に検出された障害によって変更されたペア状態)を「エラー状態」と言う。
(1)ユーザが意図的に行ったペア状態変更とそうでないペア状態変更とを区別することができない。
例えば、ローカルコピー(一台のストレージサブシステム内でのコピー)のコピーペアを使用している場合、データのバックアップ取得のため、ユーザが意図的にペア状態を変更しなければならない場合がある。本来、ユーザが意図的に行ったペア状態変更は、何らかの問題によってユーザが意図しないところで行われたペア状態変更とは区別されるべきである。
しかし、上述した表示方法では、表示画面上にペア状態が表示されるが、そのペア状態を見ただけでは、ユーザが意図的に行った操作によって変更されたペア状態であるか否かを区別することができない。このため、ユーザは、画面上に表示されているペア状態が意図された結果なのか、或いはそうでない不本意状態なのかが判断できず、自分自身の行った操作の実行状況と表示された情報を照合して、問題の有無を判別しなくてはならない。
(2)多数のコピーペアがエラー状態になった場合に、エラー状態の発生範囲を把握しにくい。
一台のストレージサブシステムに数千のコピーペアが存在することがある。障害の種別によっては、これらのコピーペアの全て、もしくは一部分のまとまったコピーペアが、同時にエラー状態になることがある。例えば、数千に渡るリモートコピー(PVOLがストレージサブシステムに存在しSVOLが別のストレージサブシステムに存在する場合に行われるコピー)のコピーペアが使用されている場合に、ストレージサブシステム間を繋ぐ通信媒体(例えばケーブル若しくはスイッチ)に障害が発生したとする。この場合、この障害によって、その通信媒体に接続されているポートを使用している全てのコピーペア(すなわち、そのポートを介してデータの入出力が行われる論理ボリュームを含んだコピーペア)がエラー状態となる。
しかし、上述した表示方法では、多数のコピーペアの、表示されたペア状態がエラー状態に変化したことにより、ユーザは多数のコピーペアがエラー状態になったことは理解できても、ペア状態は各コピーペア単位或いはコピーグループ単位で表示されるので、エラー状態の発生範囲の全体を俯瞰的に見ることができない。このため、ユーザは、エラー状態になったコピーペアを全て確認することで、エラー状態の発生範囲の全体を把握しなくてはならない。また、表示画面上に多数のペア状態を表示し、それら多数のペア状態をエラー状態に一斉に更新する場合には、情報更新に伴う画面の再描画に時間がかかるという問題がある。
(3)エラー状態かどうかが不確定な場合に、判断に必要な詳細情報を把握しにくい。
ペア状態として検知すべき状態としては、上記のハード障害によるペア状態変更の他に、ユーザの誤操作によって行われたペア状態変更がある。ユーザの誤操作は、ハード的或いはソフト的に検出できる障害ではないため、ユーザの誤操作によってペア状態が変更されても、エラー状態としては表示されない。
すなわち、上述した表示方法では、変更されたペア状態がエラー状態であるかどうかは、ユーザが判断することになる。具体的には、例えば、ユーザは、変更後のペア状態が、対処が必要な状態(つまりエラー状態)かどうかを判断するために、必要な詳細情報を表示させるための操作を別途行い、その操作によって表示される詳細情報を参照しなくてはならない。
本発明は、上記のような課題に鑑みてなされたものであり、その目的の一つは、ユーザが意図的に行ったペア状態変更とそうでないペア状態変更とを区別できるようなコピーペア表示方法を提供することにある。
本発明の別の目的は、多数のコピーペアに同時にエラー状態が発生した場合にはエラー状態の発生範囲をユーザが把握し易いようなコピーペア表示方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、後の説明から明らかになるであろう。
本発明の第一の側面に従う表示方法は、
ホスト計算機にされたユーザの意図的な操作に従う要求であるユーザ要求を該ホスト計算機がストレージシステムに送信し、
前記ユーザ要求を受けたストレージシステムが、前記ユーザ要求に関する情報であるユーザ操作情報を、自分が有する記憶領域(例えばメモリ)に記録し、且つ、前記ストレージシステムでのペア状態であるサブシステムペア状態を各コピーペア別に記録したコピーペア管理情報における、前記ユーザ要求に関わるコピーペアのサブシステムペア状態を、前記ユーザ要求に付随したサブシステムペア状態に変更し、
前記ユーザ操作情報と更新後の前記コピーペア管理情報とを用いて、前記ユーザの意図的な操作であるユーザ操作に従う前記ユーザ要求に付随して変更されたサブシステムペア状態であるユーザ操作コピーペアと、そうではないユーザ不操作コピーペアとを判別し、
前記判別の結果に基づいて、前記ユーザ操作コピーペアの表示用ペア状態と前記ユーザ不操作コピーペアの表示用ペア状態を、それぞれの表示態様を違えて表示する。
第一の実施態様では、前記ユーザ操作は、前記ホスト計算機が使用するデータが格納された論理ボリューム内のデータのバックアップ或いはリストアのためのバックアップ/リストア操作であってもよい。
第二の実施態様では、前記第一の実施態様において、前記ユーザ要求は、前記バックアップ/リストア操作に従うバックアップ/リストア要求であってもよい。前記ユーザ操作情報は、前記バックアップ/リストア要求に従うコピーペアについてバックアップ或いはリストアが実行中であること示す情報であり、前記バックアップ或いは前記リストアが実行されている間、前記記憶領域に記憶されていてもよい。
第三の実施態様では、前記ユーザ操作は、ユーザ所望のストレージシステムの状態をユーザ所望の状態にするためのサブシステム状態操作であってもよい。前記ユーザ操作情報は、前記ユーザ要求に従う状態にストレージシステムがなったことを示すサブシステム状態情報であってもよい。
第四の実施態様では、前記第三の実施態様において、前記ユーザ操作には、更に、前記ホスト計算機が使用するデータが格納された論理ボリューム内のデータのバックアップ或いはリストアのためのバックアップ/リストア操作があり、その場合、前記ユーザ操作情報は、前記バックアップ/リストア要求に従うコピーペアについてバックアップ或いはリストアが実行中であること示す実効状況情報であってもよい。前記ユーザ操作情報が前記サブシステム状態情報であるか前記実行状況情報であるかに応じて、前記ユーザ操作コピーペアの表示用ペア状態の表示態様を違えることができる。
第五の実施態様では、前記第四の実施態様において、前記ユーザ操作情報が前記サブシステム状態情報である場合、ストレージシステムを表すオブジェクトであるサブシステム表示オブジェクトと、該ストレージシステムが前記ユーザ操作に従う状態になっていることを示すオブジェクトである第一のユーザ操作表示オブジェクトとを関連付けて表示し、一方、前記ユーザ操作情報が前記実行状況情報である場合、前記ユーザ操作コピーペアに関するオブジェクトであるユーザ操作ペア表示オブジェクトと、該ユーザ操作コピーペアが前記ユーザ操作に従う状態になっていることを示すオブジェクトである第二のユーザ操作表示オブジェクトとを関連付けて表示することができる。この場合、前記第一及び第二のユーザ操作表示オブジェクトが、前記ユーザ操作コピーペアの表示用ペア状態である。
第六の実施態様では、前記更新後のコピーペア管理情報には、各コピーペア別に、ストレージシステムの一又は複数種類のサブシステム要素を表す情報要素が関連付けられていてもよい。ストレージシステムでのエラーの発生部位を特定するためのエラー特定情報を該ストレージサブシステムから取得し、該エラー特定情報から、ストレージシステムでのエラー発生部位を検出することができる。また、前記検出されたエラー発生部位と同じサブシステム要素に関連付けられている前記ユーザ不操作コピーペアを前記更新後のコピーペア管理情報から特定し、同一のエラー発生部位に関連付けられている、前記特定された一以上のユーザ不操作コピーペアの表示用ペア状態を、該エラー発生部位単位で表示することができる。
第七の実施態様では、前記第六の実施態様において、前記エラー発生部位は、前記ユーザ不操作コピーペアの一方又は他方の論理ボリュームへのアクセス経路に存在する通信ポートであってもよい。該通信ポートにエラーが発生したことにより、該通信ポートに関連付けられている前記ユーザ不操作コピーペアのサブシステムペア状態が、該通信ポートを有するストレージシステムでエラーに更新されてもよい。前記エラー発生部位の通信ポートを表すオブジェクトであるポート表示オブジェクトと、エラーを表すオブジェクトであるエラー表示オブジェクトとを関連付けて表示することができる。
第八の実施態様では、前記第六の実施態様において、前記エラー発生部位は、前記ユーザ不操作コピーペアが使用する共有記憶リソースであってもよい。該共有記憶リソースにエラーが発生したことにより、該共有記憶リソースに関連付けられている前記ユーザ不操作コピーペアのサブシステムペア状態が、該共有記憶リソースを有するストレージシステムでエラーに更新されてもよい。前記エラー発生部位の共有記憶リソースを表すオブジェクトである共有リソース表示オブジェクトと、エラーを表すオブジェクトであるエラー表示オブジェクトとを関連付けて表示することができる。
第九の実施態様では、前記第六の実施態様において、前記エラー発生部位は、前記ユーザ不操作コピーペアの一方又は他方の論理ボリュームへのアクセス経路に存在する通信ポート以外の、ストレージシステムにおける特定のハードウェアであってもよい。該ハードウェアにエラーが発生したことにより、該ハードウェアを有するストレージシステムに関連付けられている前記ユーザ不操作コピーペアのサブシステムペア状態が、該ハードウェアを有するストレージシステムでエラーに更新されてもよい。前記エラー発生部位のハードウェアを有するストレージシステムを表すオブジェクトであるサブシステム表示オブジェクトと、エラーを表すオブジェクトであるエラー表示オブジェクトとを関連付けて表示することができる。
第十の実施態様では、前記第六の実施態様において、前記エラー発生部位を表すオブジェクトであるエラー部位表示オブジェクトと、エラーを表すオブジェクトであるエラー表示オブジェクトとを関連付けて表示することができる。前記エラー表示オブジェクトがユーザから指定された場合に、前記エラー発生部位に関連付けられている一以上のユーザ不操作コピーペアと、各ユーザ不操作コピーペアの表示用ペア状態及び/又はサブシステムペア状態とを含んだ詳細情報を表示することができる。
第十一の実施態様では、前記第六の実施態様において、ユーザ不操作コピーペアの表示用ペア状態を、該ユーザ不操作コピーペアのサブシステムペア状態に基づいて決定することができる。
第十二の実施態様では、前記第十一の実施態様において、ユーザ不操作コピーペアのサブシステムペア状態と該ユーザ不操作コピーペアの他種の情報を基に、該サブシステムペア状態が期待されるサブシステムペア状態であれば、表示用ペア状態を、格別の対処が要らない状態であることを意味する正常状態に決定し、サブシステムペア状態がエラーであれば、表示用ペア状態を、エラーが発生し何らかの対処が必要となる状態を意味するエラー状態に決定し、それらの以外の状況であるユーザ不操作コピーペアについては、表示用ペア状態を、エラーが発生していないが何らかの対象が必要であり得る状態を意味する警告状態に決定することができる。
第十三の実施態様では、前記第十二の実施態様において、表示用ペア状態が警告状態に決定されたユーザ不操作コピーペアに関するオブジェクトであるユーザ不操作ペア表示オブジェクトと、警告状態を表すオブジェクトである警告表示オブジェクトとを関連付けて表示することができる。前記警告表示オブジェクトがユーザから指定された場合に、該ユーザ不操作コピーペアに関する詳細な情報であって、前記更新後のコピーペア管理情報から特定される情報を表示することができる。
本発明の第二の側面に従う表示方法は、
ストレージシステムが、前記ストレージシステムでのペア状態であるサブシステムペア状態を各コピーペア別に記録したコピーペア管理情報を保持し、該コピーペア管理情報には、各コピーペア別に、ストレージシステムの一又は複数種類のサブシステム要素を表す情報要素が関連付けられており、
前記一又は複数のストレージシステムの各々から、ストレージシステムでのエラーの発生部位を特定するためのエラー特定情報を取得し、該エラー特定情報から、ストレージシステムでのエラー発生部位を検出し、
前記検出されたエラー発生部位と同じサブシステム要素に関連付けられているコピーペアを前記コピーペア管理情報から特定し、同一のエラー発生部位に関連付けられている、前記特定された一以上のコピーペアの表示用ペア状態を、該エラー発生部位単位で表示する。
第一の実施態様では、コピーペアの表示用ペア状態を、該コピーペアのサブシステムペア状態に基づいて決定することができる。
第二の実施態様では、前記第一の実施態様において、コピーペアのサブシステムペア状態と、前記コピーペア管理情報から特定される、該コピーペアの他種の情報を基に、該サブシステムペア状態が期待されるサブシステムペア状態であれば、表示用ペア状態を、格別の対処が要らない状態であることを意味する正常状態に決定し、サブシステムペア状態がエラーであれば、表示用ペア状態を、エラーが発生し何らかの対処が必要となる状態を意味するエラー状態に決定し、それらの以外の状況であるコピーペアについては、表示用ペア状態を、エラーが発生していないが何らかの対象が必要であり得る状態を意味する警告状態に決定することができる。
第三の実施態様では、前記第二の実施態様において、表示用ペア状態が警告状態に決定されたコピーペアに関するオブジェクトと、警告状態を表すオブジェクトである警告表示オブジェクトとを関連付けて表示することができる。前記警告表示オブジェクトがユーザから指定された場合に、該コピーペアに関する詳細な情報であって、前記コピーペア管理情報から特定される情報を表示することができる。
本発明の第三の側面に従う表示装置は、
ホスト計算機にされたユーザの意図的な操作に従う要求であるユーザ要求を該ホスト計算機がストレージシステムに送信し、前記ユーザ要求を受けたストレージシステムが、前記ユーザ要求に関する情報であるユーザ操作情報を、自分が有する記憶領域に記録し、且つ、前記ストレージシステムでのペア状態であるサブシステムペア状態を各コピーペア別に記録したコピーペア管理情報における、前記ユーザ要求に関わるコピーペアのサブシステムペア状態を、前記ユーザ要求に付随したサブシステムペア状態に変更するように構成されており、
前記ユーザ操作情報と更新後の前記コピーペア管理情報とをストレージサブシステムから取得する取得部と、
前記取得された前記ユーザ操作情報と前記更新後のコピーペア管理情報とを用いて、前記ユーザの意図的な操作であるユーザ操作に従う前記ユーザ要求に付随して変更されたサブシステムペア状態であるユーザ操作コピーペアと、そうではないユーザ不操作コピーペアとを判別する判別部と、
前記判別の結果に基づいて、前記ユーザ操作コピーペアの表示用ペア状態と前記ユーザ不操作コピーペアの表示用ペア状態の表示態様を違えて表示した画面を提供する表示部と
を備える。
本発明の第四の側面に従う表示装置は、
ストレージシステムが、前記ストレージシステムでのペア状態であるサブシステムペア状態を各コピーペア別に記録したコピーペア管理情報を保持し、該コピーペア管理情報には、各コピーペア別に、ストレージシステムの一又は複数種類のサブシステム要素を表す情報要素が関連付けられており、
前記コピーペア管理情報を各ストレージサブシステムから取得する第一の取得部と、
ストレージシステムでのエラーの発生部位を特定するためのエラー特定情報を該ストレージサブシステムから取得する第二の取得部と、
前記取得されたエラー特定情報から、ストレージシステムでのエラー発生部位を検出する検出部と、
前記検出されたエラー発生部位と同じサブシステム要素に関連付けられているコピーペアを前記コピーペア管理情報から特定し、同一のエラー発生部位に関連付けられている、前記特定された一以上のコピーペアの表示用ペア状態を該エラー発生部位単位で表示した画面を提供する表示部と
を備える。
上述した表示装置は、例えば、サーバマシンであっても良いし、ホスト計算機であっても良いし、ストレージシステムに備えられた装置であっても良い。上述した表示方法及び表示装置で行われる処理は、所定の各部によって実行することができる。各部は各手段と言い換えることができる。各部或いは各手段は、ハードウェア(例えば回路)、コンピュータプログラム、或いはそれらの組み合わせ(例えば、コンピュータプログラムを読み込んで実行する一又は複数のCPU)によって実現することもできる。各コンピュータプログラムは、コンピュータマシンに備えられる記憶資源(例えばメモリ)から読み込むことができる。その記憶資源には、CD−ROMやDVD(Digital Versatile Disk)等の記録媒体を介してインストールすることもできるし、インターネットやLAN等の通信ネットワークを介してダウンロードすることもできる。上述したデータベース管理システムは、コンピュータプログラムとすることができる。また、上述したデータベース管理システムは、ストレージサブシステムに搭載することもできるし、ストレージサブシステムを制御するホスト計算機に搭載することもできる。
本発明の第一の側面に従う表示方法及び第三の側面に従う表示装置によれば、ユーザが意図的に行ったペア状態変更とそうでないペア状態変更とを区別できるような表示を行える。
本発明の第二の側面に従う表示方法及び第四の側面に従う表示装置によれば、多数のコピーペアに同時にエラー状態が発生した場合にはエラー状態の発生範囲をユーザが把握し易いような表示を行える。
図3は、本発明の一実施形態に係るシステム全体のハードウェア構成例を示す。なお、図1において、同種の要素には、共通の親番号と個別の子符号とのセット(例えば11A、11B)を付している。以下、同種の要素を特に区別しない場合には、親番号のみを用いて説明し、同種の要素を個々に区別する場合には、親番号と子符号のセットを用いて説明する。これは、他の図についても同様である。
例えば、第一の通信ネットワーク10に、クライアント端末1、一以上の業務サーバ11(以下、11A及び11Bの2台とする)及び監視サーバ51が接続されている。また、第二の通信ネットワーク20に、複数の業務サーバ11A及び11B、監視サーバ51、及び一以上のストレージサブシステム31(以下、31A及び31Bの2台とする)が接続されている。第一の通信ネットワーク10は、例えば、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)に従う通信が行われるネットワーク、例えばLAN(Local Area Network)である。一方、第二の通信ネットワーク20は、例えば、FC(Fibre Channel)のプロトコルに従う通信が行われるネットワーク、例えばSAN(Storage Area Network)である。第一通信ネットワーク10及び第二通信ネットワーク20は一つのネットワークであっても良い。
クライアント端末1は、一種の計算機であり、例えば、CPU3や、記憶資源5や、第一通信ネットワーク10に接続することができるポート9や、表示装置7を備えることができる。記憶資源5は、例えば、メモリ及び/又は補助記憶装置(例えばハードディスクドライブ(以下、HDD))である。記憶資源5は、データや複数種類のコンピュータプログラムを記憶することができる。CPU3は、コンピュータプログラムを読み込んで実行することができる。以下、CPUがコンピュータプログラムを読み込んで実行することにより行われる処理の主体を、説明を分かりやすくするために、CPUではなくコンピュータプログラムとする場合がある。
業務サーバ11も、一種の計算機であり、例えば、CPU13や、記憶資源15や、第一通信ネットワーク10に接続することができるポート18や、第二通信ネットワーク20に接続することができるポート19を備えることができる。
監視サーバ51も、一種の計算機であり、例えば、CPU54や、記憶資源55や、第一通信ネットワーク10に接続することができるポート52や、第二通信ネットワーク20に接続することができるポート53を備えることができる。
ストレージサブシステム31は、複数のディスク装置(例えばHDD、他種の物理的な記憶装置であっても良い)37と、ディスク装置へのアクセスを制御する制御装置34とを備える。制御装置34は、例えば、第二の通信ネットワーク20に接続することができる複数のポート(図3には一つのみ図示)32と、ディスク装置37に接続することができる複数のポート(図3には一つのみ図示)36と、CPU33と、メモリ35とを備える。
上記の構成において、クライアント端末1、監視サーバ51、業務サーバ11A及び11B、ストレージサブシステム31A及び31Bの少なくとも一つが、一つの装置に仮想的に生成されたもの(つまりいわゆる仮想コンピュータ)であっても良い。また、制御装置34の上述した構成は一例であり、他の構成を採用することもできる。例えば、制御装置34A及び34Bの少なくとも一方が、上記の構成に代えて、外部の装置(例えばサーバ或いは自分以外のストレージサブシステム)との通信を制御する複数の第一の制御部(例えば制御回路基板)と、ディスク装置との通信を制御する複数の第二の制御部(例えば制御回路基板)と、外部の装置とディスク装置との間で授受されるデータを記憶することができるキャッシュメモリと、ストレージサブシステムを制御するためのデータを記憶することができる制御メモリと(キャッシュメモリと制御メモリとは別々のメモリでなくても良い)、各第一の制御部、各第二の制御部、キャッシュメモリ及び制御メモリを接続する接続部(例えば、クロスバスイッチなどのスイッチ)とを備えることができる。この場合、第一の制御部と第二の制御部の一方が、又は双方が協働して、制御装置34としての処理を行うことができる。
図4は、本発明の一実施形態に係るシステム全体のソフトウェア構成例を示す。
クライアント端末1は、コピーペアの監視を行うための端末となるホストである。クライアント端末1の表示装置7には、後述のストレージ監視プログラム63が収集した情報を表示するための監視用画面61が表示される。なお、本実施形態では、この監視用画面61は、ブラウザ(例えばWEBブラウザ)によって提供されるものとするが、Java(登録商標)等で開発されたアプリケーションであってもよい。
業務サーバ11は、ユーザの業務を実行するサーバである。業務サーバ11では、ユーザの業務で使用されるアプリケーションプログラム(以下、アプリケーション)73や、バックアップを管理するためのコンピュータプログラムであるバックアップ管理プログラム71が稼動する。
アプリケーション73は、ユーザの業務を実行するためのコンピュータプログラムである。アプリケーション73は、ストレージサブシステム31に用意された論理ボリューム78(例えばPVOL78P)に記録されているデータを読み出したり、論理ボリューム78にデータを書込んだりすることができる。なお、本実施形態では、各業務サーバ11A、11B上でそれぞれ一つのアプリケーション73A、73Bが動作しているが、アプリケーション数は一つ以上であればいくつでもよい。
バックアップ管理プログラム71は、ストレージサブシステム31に用意されたボリュームのコピーペア制御や、アプリケーション73の静止化及び静止化解除や、アプリケーション73が使用するデータのバックアップ及びリストアを行うことができる。本プログラム71は、スケジュール機能を備えており、定期的なバックアップを実行することができ、且つ、その際、ストレージサブシステム31内の制御プログラム75経由で、バックアップやリストアの実行状況を示す情報を、ストレージサブシステム31内の記憶領域に逐次に記録することもできる。また、本プログラム71では、論理ボリューム単位でのバックアップを行うために、各アプリケーション73と、各アプリケーション73が使用している論理ボリュームの対応関係(例えば、アプリケーション73のIDと、そのアプリケーション73が使用する論理ボリューム78のID)をボリューム管理テーブル(図示せず)として保持している。
監視サーバ51は、ストレージサブシステム31を監視するためのサーバであり、ストレージ監視プログラム63がインストールされている。また、監視サーバ51の記憶資源55には、ストレージ監視プログラム63に加えて、コピーペア状態テーブル65、表示コピーペア状態テーブル67及びペア状態優先度テーブル69が記憶される。各種テーブルについては後に説明する。なお、本実施形態では、監視サーバ51と業務サーバ11は別々の装置となっているが、監視サーバ51と業務サーバ11は一体になっていてもよい。
ストレージ監視プログラム63は、論理ボリューム78の複製状況を監視するプログラムである。ストレージ監視プログラム63は、ストレージサブシステム31内の制御プログラム75から、定期的に、各コピーペアについてのペア状態を取得し、これを加工した上で、クライアント上のGUI画面にコピーペア状態を表示することができる。また、同様の方法で、ストレージサブシステム31の動作モード、コピーペアの共有リソースの使用状況、およびストレージサブシステム31内のメモリ35(他の記憶領域であっても良い)に記録されたバックアップ/リストア実行状況テーブル77に記録された実行状況を取得するとともに、ストレージサブシステム31から発行されたSNMP(Simple Network Management Protocol)トラップ情報を受信することができる。
ストレージサブシステム31は、制御プログラム75、バックアップ/リストア実行状況テーブル77、及び複数の論理ボリューム78を備える。
制御プログラム75は、業務サーバ11からの要求に従い、論理ボリューム78に対する制御や、ストレージサブシステム31の記憶領域に記録されている各種の情報を提供するプログラムである。具体的には、例えば、本プログラム75は、バックアップ管理プログラム71からの要求に従い、コピーペアのスプリット及び再同期を行うことにより、SVOL上にデータのスナップショットを作成し、且つ、バックアップ又はリストアの実行状況をバックアップ/リストア実行状況テーブル77に記録することができる。また、例えば、本プログラム75は、ストレージ監視プログラム63からの要求に従い、最新のコピーペア状態、ストレージサブシステム31の動作モード、コピーペアの共有記憶リソースの使用状況、及びバックアップ/リストアの実行状況を監視サーバ51に通知することができる。
論理ボリューム78は、例えば、RAID(Redundant Array of Independent (or Inexpensive) Disks)の法則に従ってグループ化された複数のディスク装置37により提供される記憶領域を用いて生成された論理的な記憶装置である。本実施形態では、論理ボリューム78の種類として、PVOL78P、SVOL78S、JNLVOL78Jがある。また、複数の論理ボリュームがグループ化されたボリュームプール78Gもある。
PVOL78Pは、アプリケーション73で使用されているデータを記憶する。アプリケーション73からデータ書き込み要求があった場合、制御プログラム75を経由して、本ボリューム78Pに対してデータの書き込みが行なわれる。読出しの場合も同様のルートで行われる。
SVOL78Sは、PVOL78P内のデータを記憶することができる。例えば、バックアップ管理プログラム71からの要求によってそのコピーペアのスプリットが行われた時点のスナップショットイメージが、バックアップデータとしてSVOL78Sに保持される。なお、本実施形態では、本ボリューム78Sは、制御プログラム75によって作り出された仮想的なボリュームであり、実際のデータは、ボリュームプール78Gを構成する論理ボリューム78に格納されてもよい。また、図4に例示の通り、PVOL78P内のデータは、例えば、複数のJNLVOL78Jを経由してSVOL78Sに格納されてもよい。
ボリュームプール78Gは、スナップショットイメージを格納する仮想ボリュームの実体となるボリュームグループである。ボリュームグループ78Gは、制御プログラム75によって複製ボリュームとして仮想化されるため、業務サーバ11での処理で意識されることはないが、実際には、スナップショットを保持するための差分データはこのボリュームグループ78Gに記憶される。ユーザは、この仮想ボリュームを使用してデータのスナップショットを取得することにより、実ボリュームに対して複製を取得するのに比べて、より効率的にボリュームを活用することができる。なお、この方法に限らず、例えば、仮想化されたボリュームではなく実ボリュームを使用してスナップショットが取得されても良い。
JNLVOL78Jは、PVOL78Pに対する書き込みの履歴を表した情報(以下、ジャーナル)が記録されるボリュームである。各ジャーナルには、例えば、更新後のデータと、更新された順番とが含まれる。JVOL78Jは、非同期型のリモートコピーにおいて、同一コピーグループ内のコピーペアに対してデータ書き込みの順序を保障するために使用される一時的なキャッシュ領域である。アプリケーション73がPVOL78Pにデータを書き込んだ時点で、対応するジャーナルが制御プログラム75Aによって作成されてJVOL78J1に書き込まれる。その後、各ジャーナルは、リモートの制御プログラム75B(ローカルの制御プログラム75Aであっても良い)によって時系列に沿ってJNLVOL78J2に取得され、取得されたジャーナル内のSVOL78Sに反映されていく。各ジャーナルは、データ転送が完了した時点(又はSVOL78Sへのデータの反映が終了した時点)で、JNLVOL78Jから削除される。なお、この実施形態では、一次キャッシュ領域としてJNLVOLが用いられるが、それに限らず、例えば、別法として、メモリ35Aに設けられた所定の記憶域(以下、サイドファイル)を一次キャッシュ領域とし、サイドファイルから非同期型のリモートコピーが行われても良い。その際、サイドファイルに蓄積されたデータの転送はローカルの制御プログラム75Aによって行われてもよい。また、非同期型に限らず、同期型のリモートコピー(例えば、JNLVOLやサイドファイルが存在せず、PVOL78Pに書かれたデータがストレージサブシステム31Aから31Bに転送されてSVOL78Sに書かれるコピー)が行われても良い。
以上が、本実施形態に係るシステムのソフトウェア構成例である。なお、論理ボリューム78の種類として幾つか説明したが、その種類は、上記の種類に限定されず、他の種類が採用されても良いし、上記の種類よりも少ない種類が採用されても良い。つまり、本実施形態の特徴は、コピーペアのペア状態の表示のための技術にあり、その技術は、どのようなタイプの論理ボリュームを含んだコピーペアにも適用可能である。
なお、コピーペアのペア状態は、ユーザの意図したペア状態と、そうではないペア状態である不本意状態とに大別することができる。そして、不本意状態は、何らかの対処が必要なことを意味するペア状態であるエラー状態と、そうではない不本意状態とに分けることができる。
エラー状態は、典型的には、ハードウェアレベルで或いはコンピュータプログラムレベルで障害が検出されたことによってなるペア状態である。エラー状態の具体例としては以下の(1)及び(2)がある。
(具体例(1))
リモートコピーのコピーペアにおいて、両サブシステム間の通信媒体(例えばスイッチ或いはケーブル)に障害が発生し、故に、PVOL78PからSVOL78Sへのデータ転送を継続できなくなったために、SVOL78SのデータとPVOL78Pのデータの同一性が保障できなくなった状態。
(具体例(2))
ローカルコピーのコピーペアにおいて、制御プログラム75Aが上述の差分データを管理できなくなったために、SVOL78Sに取得されているスナップショットデータの妥当性が保障できなくなった状態。
以上の2つの具体例では、ハードウェアのレベル或いはコンピュータプログラムのレベルで障害が検出されるので、制御プログラム75でエラーとして検出することができる。
一方、エラー状態ではない不本意状態としては、ユーザの誤操作によって生じた不本意状態がある。そのような不本意状態の具体例としては例えば以下の(i)及び(ii)の2つがある。
(具体例(i))
リモートコピーのコピーペアにおいて、ユーザがコピーペアのスプリットを行ったために、SVOL78SのデータとPVOL78Pのデータの同一性が保障できなくなった状態。
(具体例(ii))
ローカルコピーのコピーペアにおいて、ユーザがアプリケーション73を静止化させずに(アプリケーション73がPVOL78Pのデータを更新することを停止させずに)、コピーペアのスプリットを行ったために、SVOL78Sに取得されているスナップショットデータの妥当性が保障できなくなった状態。
以上の2つの具体例では、ペア状態が変わったことは制御プログラム75で検出できるが、操作自体は正常に終了しているため、そのペア状態の変更を制御プログラム75でエラーと判別することはできない。
さて、本実施形態では、(1)ユーザが意図的に行ったペア状態変更とそうでないペア状態変更とを区別することができるようにするための仕組み、(2)多数のコピーペアがエラー状態になった場合に、エラー状態の発生範囲を把握し易くするための仕組み、(3)エラー状態かどうかが不確定な場合に、判断に必要な詳細情報を把握し易くするための仕組み、が提供される。以下、各仕組みについて詳細に説明する。なお、以下の説明では、コピーグループがカスケード状に接続されているとする(具体的には、コピーグループの各SVOLと他のコピーグループの各PVOLとが同一ボリュームであるとする)。また、バックアップ管理プログラム71にはバックアップスケジュール(例えば、バックアップを実行すべき一以上の時刻)が設定されているとする。また、バックアップ管理プログラム71は、そのプログラム71が動作する業務サーバ11上で動作しているアプリケーション73が使用するボリュームをボリューム管理テーブルとして保持しているとする。また、各ストレージサブシステム31には、各コピーペアのボリュームへのポートのIDとコピーペアとコピーペアを構成する各ボリュームのIDとが対応付けられたテーブルが記憶されているとする。
(1)ユーザが意図的に行ったペア状態変更とそうでないペア状態変更とを区別することができるようにするための仕組み。
この仕組みの特徴の一つは、ペア状態の変更をユーザが意図して行うケースは、典型的には、データのバックアップ或いはリストアの操作、及び、システム構成変更時のメンテナンス操作であることに着目されている点にある。この実施形態では、ストレージ監視プログラム63が、ユーザにより行われた操作が、バックアップ或いはリストアの操作、或いは、システム構成変更時のメンテナンス操作であるか否かを識別することにより、ユーザが意図的に行ったペア状態変更とそうでないペア状態変更とを区別できるようになる。
バックアップ或いはリストアの操作の場合、具体的には、例えば、ストレージ監視プログラム63は、バックアップ管理プログラム71がバックアップ/リストア操作を行う際にバックアップ/リストア実行状況テーブル77に記録された実行状況情報から、バックアップ或いはリストア操作のされたコピーペアを特定し、特定されたコピーペアのペア状態が、バックアップ或いはリストア操作に付随したペア状態であるか否かを判別し、その判別の結果に基づいて、ユーザの意図的に行った変更であるか否か(例えば、バックアップ或いはリストアの操作に付随した変更であるか否か)をユーザが判別できるようにコピーペアのペア状態を表示することができる。
メンテナンス操作の場合、具体的には、例えば、ストレージサブシステム31が、システム構成変更時のメンテナンス操作に従う要求を業務サーバ11から受けた場合には、動作モードとしてメンテナンスであることを表す情報をメモリ35(他の記憶域であっても良い)に書くようになっており、ストレージ監視プログラム63は、ストレージサブシステム31の動作モードを示す情報を制御プログラム75から取得し、その情報から、監視対象のストレージサブシステム31がメンテナンス中かどうかを判別し、その判別の結果に基づいて、ユーザの意図的に行った変更であるか否か(例えば、システム構成変更時のメンテナンス操作に付随した変更であるか否か)をユーザが判別できるようにコピーペアのペア状態を表示することができる。
以上により、ユーザが意図的に行ったペア状態変更とそうでないペア状態変更とをユーザが区別できるようになる。なお、バックアップ操作或いはリストア操作がされた場合、制御プログラム75は、操作対象のコピーペアのペア状態をスプリットに変更することができる。また、メンテナンス操作がされた場合、制御プログラム75は、動作モード「メンテナンス中」をメモリ35に記録すると共に、メンテナンス中となったサブシステムに属する全てのコピーペアのペア状態をリセットする(例えば、スプリット且つ差分を反映しない状態)ことができる。
(2)多数のコピーペアがエラー状態になった場合に、エラー状態の発生範囲を把握し易くするための仕組み。
本実施形態では、多数のコピーペアにエラーが発生するケースを以下の(ケースA)〜(ケースC)の3通りに分類した上で、障害が発生した範囲と同じ粒度に抽象化されたコピーペアのエラー状態を画面上に表示することにより、多数のコピーペアに対して発生したエラーをユーザが俯瞰的に把握できるようにする。
(ケースA:リモートコピーの通信ポート単位でエラー状態が発生)
本ケースは、サブシステム間に跨るリモートコピーのコピーペアを構成している場合に、リモートコピーの通信経路で障害が発生した場合が該当する。ストレージ監視プログラム63は、コピーペアに対する状態変更の情報、ストレージサブシステム31から発行されたSNMPトラップ情報、およびストレージサブシステム31の制御プログラム75から取得したリモートポートのデータ転送量を使用することにより、本ケースに該当するか否かを判別する。その判別の結果、本ケースに該当する場合、ストレージ監視プログラム63は、リモートコピーのコピーペアのペア状態を通信ポート単位で表示した画面を表示し、その表示画面に、エラーの発生した通信ポートに関連付けられているコピーペアは全てエラー状態になっていることを示した画面を表示する。なお、この通信ポートは、第二通信ネットワーク20に接続されるポートであるが、ディスク装置37に接続されるポートであっても良い。また、SNMPトラップ情報には、例えば、エラーの発生した通信ポートのID、エラーの発生したストレージサブシステムのIDなど、状況に応じた情報要素が含まれる。
(ケースB:コピーペアの共有記憶リソース単位でエラー状態が発生)
本ケースは、ローカルコピーのコピーペア、およびリモートコピーのコピーペアを維持するためストレージサブシステム31に用意されている共有記憶リソースが不足した場合が該当する。ここで共有記憶リソースの具体的な例としては、リモートコピーの転送用データを格納するためのキャッシュ領域であるJNLVOLや、ローカルコピーのスナップショットイメージを保持するための差分データ(例えば、差分を表すビットマップや、VOL間の差分となるデータ)を格納するボリュームプールが挙げられる。ストレージ監視プログラム63は、コピーペアに対する状態変更の情報、ストレージサブシステム31から発行されたSNMPトラップ情報、およびストレージサブシステム31の制御プログラム75から取得した上記の共有記憶リソースの使用量を使用することにより、本ケースに該当するか否かを判別する。その判別の結果、本ケースに該当する場合、ストレージ監視プログラム63は、ストレージサブシステム単位でペア状態を表示した画面を表示し、その画面に、エラーの発生した共有記憶リソースを有するストレージサブシステム31に関連した全てのコピーペアがエラー状態になっていることを示す。なお、もし、表示対象のストレージサブシステム31の共有記憶リソースが論理的に分割されていた場合には、ペア状態が表示される単位もこの論理分割されているユニットの単位とすることができる。
(ケースC:ストレージサブシステム31のハードウェア単位でエラー状態が発生)
本ケースは、ストレージサブシステム31を構成する物理的なコンポーネントに対して何らかの障害が発生した場合が該当する。ストレージ監視プログラム63は、コピーペアに対する状態変更の情報、およびストレージサブシステムから発行されたSNMPトラップ情報を使用することにより、本ケースに該当するか否かを判別する。ストレージ監視プログラム63は、その判別の結果、本ケースに該当する場合、ストレージサブシステム31単位でペア状態を表示した画面を表示し、その表示画面に、障害の発生したストレージサブシステム31に関連した全てのコピーペアがエラー状態になっていることを示す。
以上により、ハードウェア障害、通信障害のような、多数のコピーペアに同時にエラーが発生したような場合に、ユーザが、エラーの範囲を迅速に把握できるようになる。
(3)エラー状態かどうかが不確定な場合に、判断に必要な詳細情報を把握し易くするための仕組み。
ペア状態変更が上記(1)及び(2)のいずれにも該当しなった場合、変更されたペア状態は、エラー状態かどうか不確定な場合である。そこで、本実施形態では、ストレージ監視プログラム63が、正常であるかエラーであるかの判別結果を表す情報を表示する代わりに、ペア状態変更が行われた対象のコピーペアとその状態、およびこれに付随する詳細情報を表示する。それにより、ユーザが各コピーペアについてエラー状態かどうかを判断できるようにする。ただし、それらの情報の全てをひとつの画面にそのまま表示するには情報量が多く、無理に表示させると、表示される各文字のサイズが小さくなり見づらくなるため、表示画面には、ペア状態が変更されたコピーペアが分かるような警告を示すアイコンを表示しておき、そのアイコンがクリックされた場合に、ポップアップ画面を表示し、そのポップアップ画面上に、ペア状態変更が行われた対象のコピーペアとその状態、およびこれに付随してユーザの判断に必要となる詳細情報を表示する。
以上により、ユーザが、エラーかどうかが不確定なペア状態の変更について、対象となるコピーペアとその状態、およびその詳細情報を素早く確認することができるようになる。
以下、本実施形態についてより詳細に説明する。
図5は、バックアップ管理プログラム71が行う処理の流れの一例を示す。以下、そのプログラムは71Aとする。また、コピーペアのうちの少なくともPVOLがストレージサブシステム31Aに存在するとする。また、以下、バックアップを例に採って説明するが、リストアの場合も同様の処理が行われる。
バックアップ管理プログラム71Aは、アプリケーション73Aのデータのバックアップ或いはリストアを取得する場合、対象となるアプリケーション73Aを静止化(例えば、アプリケーション73Aに少なくともデータのライトコマンドを発行させないように指示)する(ステップS10)。
次に、バックアップ管理プログラム71Aは、自分が保持しているボリューム管理テーブルから、アプリケーション73Aが使用しているボリュームを特定する(S20)。
次に、バックアップ管理プログラム71Aは、ストレージサブシステム31A内の制御プログラム75Aに、コピーペアのペア状態変更及びバックアップを依頼することで、アプリケーション73Aが使用するPVOLのバックアップを取得する(S30)。具体的には、例えば、バックアップ管理プログラム71Aは、アプリケーション73Aが使用するPVOLを含んだコピーペアのペア状態を"sync"から"split"に変えることで、PVOLのスナップショットを取得する。
次に、バックアップ管理プログラム71Aは、バックアップを取得させている全てのコピーペアの一覧をバックアップ/リストア実行状況テーブル77Aに記録するよう制御プログラム75Aに依頼する(S40)。制御プログラム75Aは、その依頼に従って、例えば図11Aに例示するように、バックアップを取得させている全てのコピーペアの一覧をバックアップ/リストア実行状況テーブル77Aに記録する。そのテーブル77Aには、バックアップ或いはリストアの実行状況を表す実行状況情報が記録される。実行状況情報には、例えば、操作種別(バックアップとリストアのどちらであるか)、対象アプリケーション(バックアップ或いはリストアされるデータを使用しているアプリケーションのID)、開始時刻(バックアップ或いはリストアの操作に応答してバックアップ或いはリストアを開始した時刻)、及び対象コピーペア(操作対象のコピーペアのID)が含まれる。例えば、S30で発行された依頼には、PVOLのIDや、対象アプリケーション73AのIDが含まれており、制御プログラム75Aは、そのIDを含んだコピーペアを、コピーペアを管理するための図17に例示するコピーペア管理テーブルから特定し、特定されたコピーペアのIDや、バックアップを開始する時刻や、対象アプリケーションのIDや、操作種別であるバックアップを、実行状況情報としてバックアップ/リストア実行状況テーブル77Aに記録することができる(コピーペア管理テーブルには、例えば、コピーペア状態テーブルの構成情報の情報要素や、ペア状態の詳細ペア状態や、各コピーペアを構成するボリュームのIDが記録されている)。
S40を行って一定時間経過したら、バックアップ管理プログラム71Aは、対象ボリューム(バックアップ対象のPVOL)のペア状態を制御プログラム75Aに問合せ、問合せに応答して受けた変更後のペア状態が、所望のペア状態であるかどうかを(つまり、正常にペア状態が変更したかどうかを)確認する(S50)。その結果、所望のペア状態でなければ(S60でNO)、再びS50を行い、所望のペア状態であれば(S60でYES)、バックアップ管理プログラム71Aは、S40により記録された一覧をバックアップ/リストア実行状況テーブル77Aから削除することを制御プログラム75Aに依頼する(S70)。その依頼により、削除したことを制御プログラム75Aから受けたならば、バックアップ管理プログラム71Aは、アプリケーション73Aの静止化を解除する(S80)。なお、制御プログラム75Aは、実行状況情報を削除した場合には、その削除した実行状況情報に含まれていたコピーペアIDに対応するコピーペアのペア状態を元に戻しても良い(例えば、バックアップ或いはリストアを実行する直前のペア状態に戻しても良い)。
以上の処理により、業務サーバ11Aからのユーザの意図的な操作によりバックアップ或いはリストアが行われる場合には、バックアップ/リストア実行状況テーブル77Aに、バックアップ或いはリストアの実行状況情報が記録され、そのバックアップ或いはリストアが終了したならば、実行状況情報が削除される。つまり、実行状況情報の有無により、バックアップ或いはリストアの実行中か否かを判別することができる。
図6は、コピーペア表示までにストレージ監視プログラム63によって行われる処理の流れの概要例を示す。なお、この流れでは、事前に、ユーザが、監視対象とするコピーペアの設定を行うことができる。具体的には、ユーザが、クライアント端末1上の監視用画面61に表示されたコピーペアの一覧から、監視したいコピーペアを選択することができる。この場合、ストレージ監視プログラム63、が監視用画面61に、自分が認識している全てのコピーペア(例えば、直前回に後述のS100を行うことにより更新されたコピーペア状態テーブルに記録されている全てのコピーペア)が表示することができる。
ストレージ監視プログラム63は、定期的に(又は不定期的に)、ストレージサブシステム31から、それに設定されたコピーペアの構成及び状態を収集する(S100)。具体的には、例えば、ストレージ監視プログラム63は、各ストレージサブシステム31内の制御プログラム75から、監視対象となっているコピーペア(ユーザに監視対象として設定されたコピーペア)について、最新の状態、および関連する構成情報を取得し、取得した情報をコピーペア状態テーブル65に格納する。
その後、ストレージ監視プログラム63は、初期化の処理として、コピーペア状態テーブル65に登録されている全項目の表示用ペア状態に「未確定」を、集約範囲に、コピーペアが属しているコピーグループ名を設定する(S150及びS200)。その時のコピーペア状態テーブル65の例を図12Aに示す。コピーペア状態テーブル65は、コピーペア状態を管理するためのテーブルであり、例えば、各コピーペア毎に、ペア状態、構成情報及び集約範囲が記録される。ペア状態には、詳細ペア状態(ストレージサブシステム31で認識されているペア状態)の他に、表示用ペア状態(監視用画面61に表示されるペア状態)がある。制御プログラム75から受信するのは詳細用ペア状態であって、表示用ペア状態は受信しない。構成情報には、例えば、コピーグループ(コピーペアが属するコピーグループのID)、ポート(コピーペア中のPVOL或いはSVOLへのパスにおけるポートのID)、ストレージサブシステム(コピーペアのPVOL或いはSVOLを有するサブシステムのID)、共有リソース(コピーペアの共有記憶リソースのID)及びコピー種別(リモートコピーかローカルコピーか等)が含まれる。構成情報は制御プログラム75から受信できる情報であり、制御プログラム75は、ストレージ監視プログラム63からの要求に応答して、前述したコピーペア管理テーブル(図17参照、例えばメモリ36に記録されている)から構成情報を取得して送信することができる。ポートIDは、サブシステムID毎に記録されても良い。各ストレージサブシステムのポートIDの構成は、同じであっても、他のストレージサブシステムと異なっていても良い。集約範囲は、コピーペアのペア状態を表示する際にどの範囲に集約して表示するかを表す。例えば、集約範囲がコピーグループであれば、ペア状態は、コピーグループ単位で表示されることになる。
次に、ストレージ監視プログラム63は、ユーザが意図して行った状態変更を監視対象から除外する処理(S250)、ペア状態を正常/警告/エラーのいずれかに判別する処理(S300)、各種エラーの発生状況に応じた集約範囲の設定の処理(S350)、及び、設定された集約範囲に基づいた集約ペア状態の計算のための処理(S400)を行い、その処理の結果に基づく表示を監視用画面61に行う。
図7は、図6のS250における具体的な処理流れの一例を示す。
この図7に示す処理は、ユーザが意図して行った状態変更を監視対象から除外するための処理である。監視対象から除外するとは、本実施形態で言えば、ユーザが意図的にペア状態を変更したコピーペアについては、表示用ペア状態が"未確定"のままにならないようにするための処理である。これにより、図8の処理における、ペア状態の判別の際に、ユーザが意図的にペア状態を変更したコピーペアのレコードが参照されないようにすることができる。以下、詳細に説明する。
ストレージ監視プログラム63は、対象ストレージサブシステム(コピーペア状態テーブル65の構成情報中の各サブシステムIDに対応するサブシステム)の動作モードを制御プログラム75から取得する(S251)。制御プログラム75は、メンテナンス操作を業務サーバ11から受けた場合には、動作モード「メンテナンス中」をメモリ35に書き、ストレージ監視プログラム63からのS251での要求に応答して、メモリ35に書かれている動作モードを回答することができるようになっている。
回答された動作モードが「メンテナンス中」であった場合は(S252でYES)、ストレージ監視プログラム63は、コピーペア状態テーブル65中で、「メンテナンス中」と回答したストレージサブシステム31に属している全てのコピーペアに対し、表示用ペア状態に「メンテナンス」を設定し、集約範囲に、コピーペアが属しているストレージサブシステムIDを設定する(S253及びS254)。S254が終了した時点でのコピーペア状態テーブル65の一例を図12Bに示す。図12Bは、サブシステムID"Array-A"を有するストレージサブシステムがメンテナンス中である場合の例を示す。なお、ストレージ監視プログラム63は、メンテナンス中のサブシステムに属する全てのコピーペアのペア状態が、メンテナンス操作に付随して変更したペア状態か否かをチェックし、肯定的なチェック結果が得られた場合に、S253及びS254を実行しても良い。
その次に(或いはS252でNOの場合に)、ストレージ監視プログラム63は、バックアップ/リストア処理の対象となっているコピーペア一覧(具体的には、バックアップ/リストア実行状況テーブル77に書かれている全ての実行状況情報)を制御プログラム75から取得し(S255)、この一覧に含まれる全てのコピーペアに対し、コピーペア状態テーブル中の表示用ペア状態に「バックアップ/リストア実行中」を設定する(S256でYES及びS257)。S257が終了した時点でのコピーペア状態テーブル65の一例を図13Aに示す。図13Aは、図11Aに例示した実行状況テーブル77に基づく結果であり、コピーグループID"CG-C"でバックアップ中である場合の例を示す。なお、ストレージ監視プログラム63は、上記実行状況情報中のコピーペアのペア状態が、バックアップ或いはリストア操作に付随して変更したペア状態か否かをチェックし、肯定的なチェック結果が得られた場合に、S257を実行しても良い。
図8は、図6のS300における具体的な処理流れの一例を示す。
ストレージ監視プログラム63は、コピーペア状態テーブル65の初めのレコードの表示用ペア状態を取得し(S301)、表示用ペア状態が「未確定」になっていれば(S302でYES)、そのレコードについて以下の処理を行う。
すなわち、ストレージ監視プログラム63は、表示用ペア状態が「未確定」になっているレコードから詳細ペア状態が「エラー」だった場合(S304でYES)、そのレコード中の表示用ペア状態に「エラー」を設定する(S308)。ストレージ監視プログラム63は、コピー種別が「ローカルコピー」で、かつ詳細ペア状態が「スプリット」だった場合(S305でYES)、もしくはコピー種別が「リモートコピー」で、かつ詳細ペア状態が「sync」(同期状態)だった場合(S305でNO及びS306でYES)、そのレコード中の表示用ペア状態に「正常」を設定する(S309)。ストレージ監視プログラム63は、それ以外の場合(S306でNO)、表示用ペア情報に「警告」を設定する(S307)。なお、コピー種別が「ローカルコピー」で、かつ詳細ペア状態が「スプリット」だった場合に「正常」としたのは、PVOLのスナップショットが保障されていることを意味するからである(スプリット状態では、PVOLが更新された場合、更新されたことにより生じた差分がSVOLに取得される)。また、コピー種別が「リモートコピー」で、かつ詳細ペア状態が「sync」(同期状態)だった場合に「正常」としたのは、この実施形態でのリモートコピーはディザスタリカバリを目的としたコピーであり、PVOLに更新されたデータがSVOLにリモートコピーされるからである(ペア状態が同期状態であっても、リモートコピーは、PVOLの更新と実質的に同期して更新後のデータが転送される同期型のリモートコピーであっても良いし、PVOLの更新と非同期に更新後のデータが転送される非同期型のリモートコピーであっても良い)。また、S306でNOの場合に「警告」としたのは、期待される状態でないためである。換言すれば、S305でYES或いはS306でYESの場合のみで「正常」となるのではなく、期待される状態であれば「正常」としても差し支えない。
ストレージ監視プログラム63は、以上の処理を、コピーペア状態テーブル65の全レコードについて行う(S310でYES)。この図8の処理が終了した時のコピーペア状態テーブル65の一例を図13Bに示す。
図9は、図6のS350における具体的な処理流れの一例を示す。
ストレージ監視プログラム63は、SNMPトラップ情報の受信の有無を表す履歴を保持しており、その履歴に書かれている情報を取得する(S351)。SNMPトラップ情報は、例えば、何らかのエラーがストレージサブシステム31で検出された場合に受信することができる。
履歴に書かれている情報から、受信が行われたと判別した場合(S352でYES)、ストレージ監視プログラム63は、リモートポート(SVOLを有するサブシステムのポート)のデータ転送量、JNLVOLの使用量、およびボリュームプールの使用量を(他種の共有記憶リソースがあればそれについても)、制御プログラム75から取得し(S353)、以下の処理を行う(制御プログラム75は、ポートのデータ転送量、JNLVOLの使用量及びボリュームプールの使用量を、メモリ35上で更新し、ストレージ監視プログラム63からの問合せに応答して、メモリ35に記録されているそれらの情報を回答することができるようになっている)。
ストレージ監視プログラム63は、リモートポートのデータ転送量が一定の閾値よりも低い場合(S354でYES)、該当するポートに属するコピーペアに対して、コピーペア状態テーブルの集約範囲に該当するリモートポートのID(例えば名称)を設定する(S355)。
ストレージ監視プログラム63は、JNLVOL、もしくはボリュームプールの使用量が一定の閾値よりも高い場合(S356でYES)、該当する共有記憶リソースを使用しているコピーペア(コピーペア状態テーブル63から特定されるコピーペア)に対して、コピーペア状態テーブル65の集約範囲に該当する共有記憶リソースのID(例えば名称)を設定する(S357)。図14Aに、ID"POOL-A"を有するボリュームプールで容量不足が発生している場合の例を示す。なお、S356でYES及びS357の処理は、実ボリュームを使用したスナップショット、サイドファイルを使用する非同期型リモートコピー、或いは同期型リモートコピーでは、行われなくてよい。
上記以外の場合(S356でNO)、ストレージ監視プログラム63は、該当するストレージサブシステムに格納されているコピーペアに対して、コピーペア状態テーブル65の集約範囲に、該当するストレージサブシステムのIDを設定する(S358)。
図10は、図6のS400における具体的な処理流れの一例を示す。
ストレージ監視プログラム63は、コピーペアの集約状態を記録するための表示コピーペア状態テーブル67を確保する(S401)。表示コピーペア状態テーブル67の構成例を図11Bに示す。このテーブル67には、表示対象、ペア状態及び詳細情報(詳細な情報として表示される情報)が記録される。詳細情報としては、例えば、コピーペア(コピーペアのID)、ストレージサブシステム(サブシステムのID)及び状態更新時刻が含まれる。このS401の時点では、まだ、テーブル67には何の情報も記録されない(つまり各セルはブランクである)。
次に、ストレージ監視プログラム63は、コピーペア状態テーブル65の先頭のレコードについて、集約範囲に設定されている情報を確認する(S402)。
ストレージ監視プログラム63は、表示コピーペア状態テーブル67に登録されている項目を検索し、確認した集約範囲が既に登録されていないかを確認する(S403)。この場合、設定情報はまだ登録されていないため(S403でNO)、集約範囲として設定されている情報を表示対象として、および表示用ペア状態をペア状態として、表示コピーペア状態テーブル67にそれぞれ設定する(S407)。
コピーペア状態テーブル65に登録されている全てのコピーペアに対して、順番に上記の処理を繰り返し、表示コピーペア状態テーブル67を完成させる。なお、この時、もし、S403で、集約範囲が表示コピーペア状態テーブル67に既に登録されていた場合、ストレージ監視プログラム63は、表示コピーペア状態テーブル67に登録されているペア状態と、該当コピーペア(詳細情報中のコピーペアのIDを同じIDのコピーペア)の表示用ペア状態(コピーペア状態テーブル65の表示用ペア状態)とを比較し、ペア状態優先度テーブル69(図11C参照)に従って、優先度が高い方を表示用コピーペア状態として登録する(S404、S405でYES、S406)。ペア状態優先度テーブル69によれば、ユーザの意図的な操作によって変更されたペア状態は、優先度が高く(メンテナンスの方がバックアップ/リストア実行中よりも集約範囲が広いのでより優先度が高いが、優先度は逆になっていても良い)、ハードレベル或いはプログラムレベルでエラーと検出されたことによりエラー状態となったペア状態は、その次に優先度が高く、エラー状態以外の不本意状態はその次に優先度が高く、正常の場合に優先度が最も低くなっている。従って、例えば、図14Aのコピーペア状態テーブル65を例に採って説明すると、例えば、集約範囲"CG−C"について、コピーペア"Pair-D"の表示用ペア状態"正常"が取得され、表示コピーペア状態テーブル67にペア状態"正常"が書かれ、次に、コピーペア"Pair-E"の表示用ペア状態"警告"が取得されるが、ペア状態優先度テーブル69によれば、"警告"の方が"正常"よりも優先度が高いので、表示コピーペア状態テーブル67では、"正常"が"警告"に更新される。
ストレージ監視プログラム63は、上記の作業において、コピーペアの状態が「警告」、もしくは「エラー」だった場合(S408でYES)、該当するコピーペアのID、そのコピーペアを有するストレージサブシステムのID、および状態更新時刻(状態更新が発生した時刻)等の詳細情報を表示コピーペア状態テーブル67に記録する(S409)。なお、図11Bに例示する表示コピーペア状態テーブル67に記録された情報は、図14Aのコピーペア状態テーブルを用いて記録された情報であるが、状態更新時刻は、図14Aに例示したコピーペア状態テーブルを構築するために制御プログラム75から受信した情報に含まれている時刻とすることができる。また、詳細情報には、エラー或いは警告に該当するコピーペアに関する情報のみならず、表示対象(換言すれば集約範囲)を構成する要素に関する情報が含まれていても良い。例えば、表示対象がコピーグループであれば、詳細情報は、そのコピーグループを構成する全てのコピーペアの各々に関する情報(例えば、コピーペアのID、そのコピーペアの詳細ペア状態及び表示用ペア状態の少なくとも一方)であっても良い。
最後に、ストレージ監視プログラム63は、上記の処理によって「正常」、「警告」、「エラー」、「バックアップ/リストア実行中」、および「メンテナンス中」のいずれかに判別した状態を、表示コピーペア状態テーブル67に基づいて、監視用画面61に表示する。この時、判別された各状態は、アイコンの違いによって表現することができる。以下、それぞれの場合の表示例を説明する。
(1)全てのコピーペアの表示用ペア状態が「正常」の場合。
監視対象のコピーグループが全て「正常」と判断された場合の監視用画面61の表示例を図14Bに示す。図14Bは、図12A〜図14Aに例示したテーブル65、及び、図11Bに例示した表示コピーペア状態テーブル67において表示対象(換言すれば集約範囲)が全てコピーグループの場合の例を示す。マーク601が、一又は複数のPVOLから成るPVOL群、或いは、一又は複数のSVOLから成るSVOL群を示し、各ライン603、605、607及び609が、コピーグループを表す。具体的には、短いライン603及び609は、ローカルコピーのコピーグループを示し、長いライン605及び607は、リモートコピーのコピーグループを示す。より具体的には、短いライン603は、表示対象(コピーグループ)"CG−C"を示し、長いライン605は、表示対象(コピーグループ)"CG−A"を示し、長いライン607は、表示対象(コピーグループ)"CG−B"を示し、短いライン609は、表示対象(コピーグループ)"CG−D"を示す。コピーグループ"CG−C"とコピーグループ"CG−A"がカスケード状になっていることは、例えば、コピーペア"Pair-A"、"Pair-B"、"Pair-D"及び"Pair-E"を構成する各論理ボリュームのIDとその論理ボリュームを備えるストレージサブシステム31のIDとを制御プログラム75から受け、論理ボリュームID及びストレージサブシステムIDが同一か否かを判別することにより、検出でき、検出した構成を図14Bのように表示することができる(以上の画面構成は、他の図15A及び図16Aについても同様である)。
ストレージ監視プログラム63は、各ラインの近傍に、表示コピーペア状態テーブル67における表示対象に対応したペア状態を表すアイコンを表示する。ここでは、全ての表示対象についてペア状態は"正常"なので、ペア状態"正常"を表すアイコン611が表示される。ユーザは、図14Bに例示した画面を見れば、コピー種別に関わらず全てのコピーペアが期待している状態になっていることを即座に理解することができる。
(2)少なくとも一つのコピーペアの表示用ペア状態が「警告」の場合。
監視対象のコピーグループに「警告」と判断されたコピーペアが存在した場合の監視用画面61の表示例を図15Aに示す。図15Aは、図11Bに例示した表示コピーペア状態テーブル67に基づいて表示された画面である。すなわち、ストレージ監視プログラム63は、表示対象"CG−C"及び"CG-B"にそれぞれ対応したラインの近傍に、"警告"に対応したペア状態を表すアイコン613を表示する。これにより、ユーザは、エラーとはなっていないが不本意状態のおそれのあるコピーペアが含まれるコピーグループを即座に理解することができる。
また、ストレージ監視プログラム63は、"警告"を表すアイコン613がユーザから指定された(例えば、マウスのカーソルがアイコン613に重ねられた、或いは重ねられた状態でクリックされた等)ことに応答して、そのアイコン613に対応した表示対象の詳細情報(表示コピーペア状態テーブル67に記録されている詳細情報)をポップアップ画面で表示することができる。すなわち、ストレージ監視プログラム63は、初めは、詳細情報を表示せず、それにより、俯瞰的に見やすい画面にしておき、ユーザからの要求に応じて詳細情報を表示することができる。ポップアップ画面は、ポップアップ画面を消すための指定をユーザから受けたときに(例えば、カーソルがアイコン613に重ねられなくなったとき、或いはマウスのクリックが行われたときに)、消しても良い。また、"警告"を表すアイコン613が複数個存在する場合には、一つの監視用画面61に、ポップアップ画面は複数個表示されても良い。また、その際、ストレージ監視プログラム63は、各ポップアップ画面を、他のポップアップ画面に重ならないような位置に表示しても良いし、各ポップアップ画面のサイズを調節する(例えば縮小する)ことで重ならないように表示しても良い。
なお、この図14Bの画面では、ストレージ監視プログラム63は、図11Bにおいて、コピーグループ"CG-D"の表示対象が"POOL-A"となっているので、コピーグループ"CG-D"に代えて、プールボリュームを表すマーク614を表示し、且つ、ペア状態が"エラー"となっているので、"エラー"を表すアイコン615を、そのマーク614内(或いはそのマーク614の近傍)に表示する。
(3)少なくとも一つのコピーペアの表示用ペア状態が「エラー」の場合。
監視対象のコピーグループに関して、リモートコピー用の通信ポートでエラーが発生した場合の監視用画面61の表示例を図15Bに示し、ストレージサブシステム31でエラーが発生した場合の監視用画面61の表示例を図15Cに示す。図15B及び図15Cによれば、通信ポート、およびストレージサブシステムに対応するアイコンがエラーを示していることから、ユーザはエラーが発生している箇所を俯瞰的に理解することができる。以下、具体的に説明する。
表示コピーペア状態テーブル67において、コピーグループ"CG-A"及び"CG-B"の表示対象(集約範囲)が通信ポートであって、表示対象"CTL-A"のペア状態は"正常"であるが、表示対象 "CTL-B"のペア状態が"エラー"である場合に、ストレージ監視プログラム63は、図15Bに例示した画面を表示する。すなわち、集約範囲が通信ポートであるが故に、ストレージ監視プログラム63は、コピーグループのマークに代えて、"Array-A"のサブシステムを表すマーク621と、"Array-B"のサブシステムを表すマーク623とを表示し、且つ、通信ポート"CTL-A"を表すマーク625と、通信ポート"CTL-B"を表すマーク627とを表示し、且つ、各通信ポートを介して二つのサブシステムが接続されていることを表すラインもそれぞれ表示し、各ラインの近傍に、それぞれのペア状態を表すアイコンも表示する。その際、ペア状態"正常"に対応したラインは、転送が行われていることを示す矢印として表示されるが、ペア状態"エラー"に対応したラインは、転送が行われないことを示す単なる線分として表示される。この図15Bの画面を見れば、ユーザは、一方のサブシステムの通信ポートでエラーになっているために、その通信ポートに属する全てのコピーペアがエラーになっていることを即座に認識することができる。なお、表示対象がポートになっていて、その表示対象のペア状態がエラーとなっている場合には、同一のストレージサブシステムの他のポートが正常であり、表示対象がポートになっていなくても、このような俯瞰的な表示を行うために、ストレージ監視プログラム63は、表示対象をポートに変えても良い。或いは、他のポートが正常である場合には、そのポートに属するコピーペアについては、そのコピーペアの集約範囲に従う表示がされても良い。
表示コピーペア状態テーブル67において、コピーグループ"CG-A"及び"CG-B"の表示対象(集約範囲)がストレージサブシステムであって、表示対象"Array-A"及び"Array-B"のペア状態がいずれも"エラー"である場合に、ストレージ監視プログラム63は、図15Cに例示した画面を表示する。すなわち、集約範囲がストレージサブシステムであるが故に、ストレージ監視プログラム63は、コピーグループのマークに代えて、"Array-A"のサブシステムを表すマーク621と、"Array-B"のサブシステムを表すマーク623とを表示し、各マーク621及び623の中或いはその近傍に、ペア状態"エラー"に対応したアイコンを表示する。この図15Cの画面を見れば、ユーザは、両方のサブシステムでエラーになっているために、各サブシステムに属する全てのコピーペアがエラーになっていることを即座に認識することができる。
なお、格別図示しないが、図15及び図15Cでも、図15Aと同様、ユーザは、エラーに対応したアイコンを指定することにより、表示対象に対応する詳細情報を参照することができる。また、図図15Cの例では、ローカルとリモートの両ストレージサブシステムに対して障害が発生しているが、いずれかのストレージサブシステムのみで障害が発生した場合には、該当ストレージサブシステムのみにエラーのアイコンが表示されることになる。
(4)少なくとも一つのコピーペアの表示用ペア状態が「バックアップ/リストア実行中」の場合。
監視対象のコピーグループに「正常」と判断されたものと、「バックアップ/リストア実行中」と判断されたものが混在した場合の監視用画面61の表示例を図16Aに示す。具体的には、図16Aは、表示対象(コピーグループ)"CG−C"のペア状態が"バックアップ/リストア実行中"の場合の例を示す。ストレージ監視プログラム63は、表示対象"CG−C"に対応したラインの近傍に、ユーザの意図的な操作によって変更されたペア状態であることを示すアイコン631を表示する。この図16Aによれば、ペア状態が"正常"でないコピーグループがあるが、それは、ユーザの意図的な操作によって変更されたペア状態であることを即座に認識することができる。なお、その操作が、バックアップ/リストア操作なのか、メンテナンス操作なのかは、表示対象がコピーグループになっていることから、バックアップ/リストア操作による変更であることを識別することができる。
(5)メンテナンス作業の実行中の場合。
監視対象のコピーグループを含むストレージサブシステム(例えば、"Array-A"及び"Array-B"のサブシステム)の動作モードが「メンテナンス中」だった場合の監視用画面61の表示例を図16Bに示す。この場合、表示コピーペア状態テーブル67には、表示対象としてストレージサブシステムのIDが書かれ、ペア状態として"メンテナンス"が書かれているので、ストレージ監視プログラム63は、そのテーブル67に従い、サブシステムを表すマークを表示し、且つ、そのマークの中(或いはその近傍に)、ユーザの意図的な操作によって変更されたペア状態であることを示すアイコン631を表示する。この図16Bによれば、図16Aと違ってサブシステム単位で表示されていることと、サブシステムのマーク内に上記アイコン631が表示されていることから、ユーザは、メンテナンス作業により、各サブシステムに属する全てのコピーペアが影響を受けていることを即座に認識することができる。なお、図16Bの例では、ローカルとリモートの両ストレージサブシステム31の動作モードが「メンテナンス中」になっているが、いずれかのストレージサブシステム31のみがメンテナンス中だった場合には、該当ストレージサブシステムのみに「メンテナンス中」のアイコンが表示されるものとする。
以上、本発明の実施形態を説明したが、これは本発明の説明のための例示であって、本発明の範囲をこの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、他の種々の形態でも実施することが可能である。
例えば、コピーグループ単位或いは共有記憶リソース単位で表示する画面には、各コピーグループを構成するボリューム群や、共有記憶リソースを有するサブシステムを特定し易いような表示が行われても良い。例えば、各サブシステムを表す表示領域を準備し、各表示領域内に、サブシステムが有するボリューム群を表すマーク或いは共有記憶リソースを表すマークを表示しても良い。
また、例えば、ストレージ監視プログラム63が、業務サーバ11或いはストレージサブシステム31から、詳細なコピー種別を表す情報を取得し、ペア状態と共に、その詳細なコピー種別を表すマークも表示しても良い。「詳細なコピー種別」とは、ローカルコピーやリモートコピーといった大まかな種別ではなく、ローカルコピーであっても、プールボリュームを利用してスナップショットを取得するのか或いは実ボリュームを利用してスナップショットを取得するのかや、リモートコピーであっても、サイドファイルを用いた非同期型のリモートコピーなのか、JNLVOLを用いた非同期型のリモートコピーなのか、或いは同期型のリモートコピーなのかを表したマークを表示しても良い。
また、図12A〜図14Aに例示したテーブル65、及び、図11Bに例示した表示コピーペア状態テーブル67に、三台以上のストレージサブシステムに関するデータが登録された場合には、図18A〜図18Dに例示する表示も可能である。具体的には、例えば、監視サーバ51は、コピーペア状態テーブル65から、三台以上のストレージサブシステムの構成を特定し、特定した構成と、表示コピーペア状態テーブル67とに基づいて、図18A〜図18Dのうちの少なくとも一つの表示画面を生成して表示することができる。
図1Aは、コピーグループの説明図である。図1Bは、ボリュームペアの構成の一例を示す。図1Cは、ボリュームペアの構成の別の例を示す。 図2Aは、従来のコピーペア表示の一例を示す。図2Bは、従来のコピーペア表示の改善例を示す。図2Cは、従来のコピーペア表示の別の改善例を示す。図2Dは、従来のコピーペア表示のまた別の改善例を示す。 図3は、本発明の一実施形態に係るシステム全体のハードウェア構成例を示す。 図4は、本発明の一実施形態に係るシステム全体のソフトウェア構成例を示す。 図5は、バックアップ管理プログラム71が行う処理の流れの一例を示す。 図6は、コピーペア表示までにストレージ監視プログラム63によって行われる処理の流れの概要例を示す。 図7は、図6のS250における具体的な処理流れの一例を示す。 図8は、図6のS300における具体的な処理流れの一例を示す。 図9は、図6のS350における具体的な処理流れの一例を示す。 図10は、図6のS400における具体的な処理流れの一例を示す。 図11Aは、図5のS40でのバックアップ/リストア実行状況テーブル77の一例を示す。図11Bは、表示コピーペア状態テーブル67の構成例を示す。図11Cは、ペア状態優先度テーブル69の構成例を示す。 図12Aは、図6のS200でのコピーペア状態テーブル65の例を示す。図12Bは、図7のS254が終了した時点でのコピーペア状態テーブル65の一例を示す。 図13Aは、図7のS257が終了した時点でのコピーペア状態テーブル65の一例を示す。図13Bは、図8の処理が終了した時のコピーペア状態テーブル65の一例を示す。 図14Aは、図9のS357においてボリュームプールで容量不足が発生している場合のコピーペア状態テーブル65の一例を示す。図14Bは、監視対象のコピーグループが全て「正常」と判断された場合の監視用画面61の表示例を示す。 図15Aは、監視対象のコピーグループに「警告」と判断されたコピーペアが存在した場合の監視用画面61の表示例を示す。図15Bは、リモートコピー用の通信ポートでエラーが発生した場合の監視用画面61の表示例を示す。図15Cは、ストレージサブシステム31でエラーが発生した場合の監視用画面61の表示例を示す。 図16Aは、監視対象のコピーグループに「正常」と判断されたものと、「バックアップ/リストア実行中」と判断されたものが混在した場合の監視用画面61の表示例を示す。図16Bは、監視対象のコピーグループを含むストレージサブシステムの動作モードが「メンテナンス中」だった場合の監視用画面61の表示例を示す。 図17は、ストレージサブシステム31Aに保持されているコピーペア管理テーブルの構成例を示す。 図18Aは、コピーペア状態テーブルに三台以上のストレージサブシステムに関するデータが登録されている場合の監視用画面61の第一の表示例を示す。図18Bは、その場合の監視用画面61の第二の表示例を示す。図18Cは、その場合の監視用画面61の第三の表示例を示す。図18Dは、その場合の監視用画面61の第四の表示例を示す。
符号の説明
1…クライアント端末 11…業務サーバ 31…ストレージサブシステム 51…監視サーバ 61…監視用画面 63…ストレージ監視プログラム 65…コピーペア状態テーブル 67…表示コピーペア状態テーブル 71…バックアップ管理プログラム 73…アプリケーション 75…制御プログラム 77…バックアップ/リストア実行状況テーブル

Claims (13)

  1. 一又は複数のストレージシステムに属する論理ボリュームのペアであるコピーペアのペア状態の表示方法において、
    バックアップ及びリストア処理を実行するためのコンピュータプログラムである管理プログラムを実行するホスト計算機が受けた要求を該ホスト計算機がストレージシステムに送信し、
    前記要求が、前記管理プログラムのバックアップ/リストア処理中による要求か、そのストレージシステムの動作モードがそのストレージシステムの構成変更のためのメンテナンスモードの場合に受け付けた要求であれば、前記要求を受けたストレージシステムが、前記要求に従うコピーペアについて前記ストレージシステムがバックアップ/リストアを実行中であることを表す第1種の情報又は前記要求を受け付けたとき前記ストレージシステムの動作モードがメンテナンスモードであることを表す第2種の情報であるユーザ操作情報を、前記ストレージシステムが有する記憶領域に記録し、且つ、前記ストレージシステムでのペア状態であるシステムペア状態を各コピーペア別に記録したコピーペア状態管理情報における、前記要求に関わるコピーペアのシステムペア状態を示す情報を、前記要求に対応したシステムペア状態に変更し、
    前記ユーザ操作情報と更新後の前記コピーペア状態管理情報とを用いて、前記要求に応じて変更されたシステムペア状態であるユーザ操作コピーペアと、ユーザ操作コピーペアでないコピーペアであるユーザ不操作コピーペアとを、前記コピーペア状態管理情報における、前記コピーペアのシステムペア状態を示す情報を基に判別し、
    前記判別の結果に基づいて、前記ユーザ操作コピーペアの表示用ペア状態と前記ユーザ不操作ペアの表示用ペア状態を、異なる表示態様表示する、
    コピーペア状態表示方法。
  2. 前記ユーザ操作情報が前記第2種の情報である場合、ストレージシステムを表すオブジェクトであるシステム表示オブジェクトと、該ストレージシステムが前記要求に従う状態になっていることを示すオブジェクトである第一のユーザ操作表示オブジェクトとを関連付けて表示し、一方、前記ユーザ操作情報が前記第1種の情報である場合、前記ユーザ操作コピーペアに関するオブジェクトであるユーザ操作ペア表示オブジェクトと、該ユーザ操作コピーペアが前記ユーザ操作に従う状態になっていることを示すオブジェクトである第二のユーザ操作表示オブジェクトとを関連付けて表示し、
    前記第一及び第二のユーザ操作表示オブジェクトが、前記ユーザ操作コピーペアの表示用ペア状態である、
    請求項記載のコピーペア状態表示方法。
  3. 前記更新後のコピーペア状態管理情報には、各コピーペア別に、ストレージシステムの一又は複数種類のシステム要素を表す情報要素が関連付けられており、
    ストレージシステムでのエラーの発生部位を特定するためのエラー特定情報を該ストレージシステムから取得し、該エラー特定情報から、ストレージシステムでのエラー発生部位を検出し、
    前記検出されたエラー発生部位と同じシステム要素に関連付けられている前記ユーザ不操作コピーペアを前記更新後のコピーペア状態管理情報から特定し、同一のエラー発生部位に関連付けられている、前記特定されたコピーペアの表示用ペア状態を、該エラー発生部位単位で表示する、
    請求項1又は2記載のコピーペア状態表示方法。
  4. 前記エラー発生部位は、前記ユーザ不操作コピーペアの一方又は他方の論理ボリュームへのアクセス経路に存在する通信ポートであり、
    該通信ポートにエラーが発生したことにより、該通信ポートに関連付けられている前記ユーザ不操作コピーペアのシステムペア状態が、該通信ポートを有するストレージシステムでエラーに更新され、
    前記エラー発生部位の通信ポートを表すオブジェクトであるポート表示オブジェクトと、エラーを表すオブジェクトであるエラー表示オブジェクトとを関連付けて表示する、
    請求項記載のコピーペア状態表示方法。
  5. 前記エラー発生部位は、前記ユーザ不操作コピーペアが使用する共有記憶リソースであり、
    該共有記憶リソースにエラーが発生したことにより、該共有記憶リソースに関連付けられている前記ユーザ不操作コピーペアのシステムペア状態が、該共有記憶リソースを有するストレージシステムでエラーに更新され、
    前記エラー発生部位の共有記憶リソースを表すオブジェクトである共有リソース表示オブジェクトと、エラーを表すオブジェクトであるエラー表示オブジェクトとを関連付けて表示する、
    請求項3又は4記載のコピーペア状態表示方法。
  6. 前記エラー発生部位は、前記ユーザ不操作コピーペアの一方又は他方の論理ボリュームへのアクセス経路に存在する通信ポート以外の、ストレージシステムにおける特定のハードウェアであり、
    該ハードウェアにエラーが発生したことにより、該ハードウェアを有するストレージシステムに関連付けられている前記ユーザ不操作コピーペアのシステムペア状態が、該ハードウェアを有するストレージシステムでエラーに更新され、
    前記エラー発生部位のハードウェアを有するストレージシステムを表すオブジェクトであるシステム表示オブジェクトと、エラーを表すオブジェクトであるエラー表示オブジェクトとを関連付けて表示する、
    請求項3乃至5のうちのいずれか1項に記載のコピーペア状態表示方法。
  7. 前記エラー発生部位を表すオブジェクトであるエラー部位表示オブジェクトと、エラーを表すオブジェクトであるエラー表示オブジェクトとを関連付けて表示し、
    前記エラー表示オブジェクトがユーザから指定された場合に、前記エラー発生部位に関連付けられている一以上のユーザ不操作コピーペアと、各ユーザ不操作コピーペアの表示用ペア状態及び/又はシステムペア状態とを含んだ詳細情報を表示する、
    請求項3乃至6のうちのいずれか1項に記載のコピーペア状態表示方法。
  8. ユーザ不操作コピーペアの表示用ペア状態を、該ユーザ不操作コピーペアのシステムペア状態に基づいて決定する、
    請求項3乃至7のうちのいずれか1項に記載のコピーペア状態表示方法。
  9. ユーザ不操作コピーペアのシステムペア状態と該ユーザ不操作コピーペアの他種の情報を基に、該システムペア状態が、期待されるシステムペア状態であれば、表示用ペア状態を、格別の対処が要らない状態であることを意味する正常状態に決定し、システムペア状態がエラーであれば、表示用ペア状態を、エラーが発生し何らかの対処が必要となる状態を意味するエラー状態に決定し、それらの以外の状況であるユーザ不操作コピーペアについては、表示用ペア状態を、エラーが発生していないが何らかの対象が必要であり得る状態を意味する警告状態に決定する、
    請求項記載のコピーペア状態表示方法。
  10. 表示用ペア状態が警告状態に決定されたユーザ不操作コピーペアに関するオブジェクトであるユーザ不操作ペア表示オブジェクトと、警告状態を表すオブジェクトである警告表示オブジェクトとを関連付けて表示し、
    前記警告表示オブジェクトがユーザから指定された場合に、該ユーザ不操作コピーペアに関する詳細な情報であって、前記更新後のコピーペア状態管理情報から特定される情報を表示する、
    請求項記載のコピーペア状態表示方法。
  11. 一又は複数のストレージシステムに属する論理ボリュームのペアであるコピーペアのペア状態の表示する装置において、
    バックアップ及びリストア処理を実行するためのコンピュータプログラムである管理プログラムを実行するホスト計算機が受けた要求を該ホスト計算機がストレージシステムに送信し、前記要求が、前記管理プログラムのバックアップ/リストア処理中による要求か、そのストレージシステムの動作モードがそのストレージシステムの構成変更のためのメンテナンスモードの場合に受け付けた要求であれば、前記要求を受けたストレージシステムが、前記要求に従うコピーペアについて前記ストレージシステムがバックアップ/リストアを実行中であることを表す第1種の情報又は前記要求を受け付けたとき前記ストレージシステムの動作モードがメンテナンスモードであることを表す第2種の情報であるユーザ操作情報を、前記ストレージシステムが有する記憶領域に記録し、且つ、前記ストレージシステムでのペア状態であるシステムペア状態を各コピーペア別に記録したコピーペア状態管理情報における、前記要求に関わるコピーペアのシステムペア状態を示す情報を、前記要求に対応したシステムペア状態に変更するように構成されており、
    前記ユーザ操作情報と更新後の前記コピーペア状態管理情報とをストレージシステムから取得する取得部と、
    前記取得された前記ユーザ操作情報と前記更新後のコピーペア状態管理情報とを用いて、前記要求に応じて変更されたシステムペア状態であるユーザ操作コピーペアと、ユーザ操作コピーペアでないコピーペアであるユーザ不操作コピーペアとを、前記コピーペア状態管理情報における、前記コピーペアのシステムペア状態を示す情報を基に判別する判別部と、
    前記判別の結果に基づいて、前記ユーザ操作コピーペアの表示用ペア状態と前記ユーザ不操作コピーペアの表示用ペア状態を異なる表示態様表示した画面を提供する表示部と
    を備える表示装置。
  12. 一又は複数のストレージシステムに属する論理ボリュームのペアであるコピーペアのペア状態の表示するためのコンピュータプログラムにおいて、
    バックアップ及びリストア処理を実行するためのコンピュータプログラムである管理プログラムを実行するホスト計算機が受けた要求を該ホスト計算機がストレージシステムに送信し、前記要求が、前記管理プログラムのバックアップ/リストア処理中による要求か、そのストレージシステムの動作モードがそのストレージシステムの構成変更のためのメンテナンスモードの場合に受け付けた要求であれば、前記要求を受けたストレージシステムが、前記要求に従うコピーペアについて前記ストレージシステムがバックアップ/リストアを実行中であることを表す第1種の情報又は前記要求を受け付けたとき前記ストレージシステムの動作モードがメンテナンスモードであることを表す第2種の情報であるユーザ操作情報を、前記ストレージシステムが有する記憶領域に記録し、且つ、前記ストレージシステムでのペア状態であるシステムペア状態を各コピーペア別に記録したコピーペア状態管理情報における、前記要求に関わるコピーペアのサブシステムペア状態を示す情報を、前記要求に対応したシステムペア状態に変更するように構成されており、
    前記ユーザ操作情報と更新後の前記コピーペア状態管理情報とをストレージシステムから取得し、
    前記取得された前記ユーザ操作情報と前記更新後のコピーペア状態管理情報とを用いて、前記ユーザの意図的な操作であるユーザ操作に従う前記ユーザ要求に付随して変更されたサブシステムペア状態であるユーザ操作コピーペアと、ユーザ操作コピーペアでないコピーペアであるユーザ不操作コピーペアとを、前記コピーペア状態管理情報における、前記コピーペアのシステムペア状態を示す情報を基に判別し、
    前記判別の結果に基づいて、前記ユーザ操作コピーペアの表示用ペア状態と前記ユーザ不操作コピーペアの表示用ペア状態を異なる表示態様で表示した画面を提供する
    ことをコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム。
  13. 一又は複数のストレージシステムに属する論理ボリュームのペアであるコピーペアのペア状態の表示方法において、
    バックアップ及びリストア処理を実行するためのコンピュータプログラムである管理プログラムを実行するホスト計算機が受けた要求を該ホスト計算機がストレージシステムに送信し、
    前記要求が、前記管理プログラムのバックアップ/リストア処理中による要求か、そのストレージシステムの動作モードがそのストレージシステムの構成変更のためのメンテナンスモードの場合に受け付けた要求であれば、前記要求を受けたストレージシステムが、前記要求に従うコピーペアについて前記ストレージシステムがバックアップ/リストアを実行中であることを表す第1種の情報又は前記要求を受け付けたとき前記ストレージシステムの動作モードがメンテナンスモードであることを表す第2種の情報であるユーザ操作情報を、前記ストレージシステムが有する記憶領域に記録し、且つ、前記ストレージシステムでのペア状態であるシステムペア状態を各コピーペア別に記録したコピーペア状態管理情報における、前記要求に関わるコピーペアのシステムペア状態を示す情報を、前記要求に対応したシステムペア状態に変更し、該更新後のコピーペア状態管理情報には、各コピーペア別に、ストレージシステムの一又は複数種類のシステム要素を表す情報要素が関連付けられており、
    前記ユーザ操作情報と更新後の前記コピーペア状態管理情報とを用いて、前記要求に応じて変更されたシステムペア状態であるユーザ操作コピーペアと、ユーザ操作コピーペアでないコピーペアであるユーザ不操作コピーペアとを、前記コピーペア状態管理情報における、前記コピーペアのシステムペア状態を示す情報を基に判別し、
    前記ユーザ操作コピーペアの表示用ペア状態を、前記要求に対応したユーザ操作状態に決定し、且つ、該表示用ペア状態の集約範囲を設定し、
    ストレージシステムでのエラーの発生部位を特定するためのエラー特定情報を該ストレージシステムから取得し、該エラー特定情報から、該ストレージシステムでのエラー発生部位を検出し、
    前記検出されたエラー発生部位と同じシステム要素に関連付けられている前記ユーザ不操作コピーペアを前記更新後のコピーペア状態管理情報から特定し、同一のエラー発生部位に関連付けられている、前記特定された一以上のユーザ不操作コピーペアの表示用ペア状態の集約範囲を、該エラー発生部位に設定し、
    前記ユーザ不操作コピーペアのサブシステムペア状態と、前記コピーペア状態管理情報から特定される、該ユーザ不操作コピーペアの他種の情報を基に、該システムペア状態が、期待されるシステムペア状態であれば、表示用ペア状態を、格別の対処が要らない状態であることを意味する正常状態に決定し、システムペア状態がエラーであれば、表示用ペア状態を、エラーが発生し何らかの対処が必要となる状態を意味するエラー状態に決定し、それらの以外の状況であるコピーペアについては、表示用ペア状態を、エラーが発生していないが何らかの対象が必要であり得る状態を意味する警告状態に決定し、
    前記設定された集約範囲に関するオブジェクトと、該集約範囲に属するコピーペアの表示用ペア状態を表すオブジェクトとを関連付けて表示し、その際、一つの集約範囲に属する複数のコピーペアの表示用ペア状態が異なっている場合には、所定の条件にマッチする表示用ペア状態を表すオブジェクトを表示し、
    表示されたオブジェクトが、エラー状態又は警告状態に対応するオブジェクトである場合、該オブジェクトがユーザから指定された場合に、該オブジェクトに関連付けられた集約範囲の詳細な情報であって、前記コピーペア状態管理情報から特定される情報を表示する、
    コピーペア状態表示方法。
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