JP2009093378A - ストレージシステム - Google Patents
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Abstract
【解決課題】非同期コピー機能とCDP機能のジャーナルボリュームを共有することで、必要なボリューム容量とジャーナル制御リソースを削減する。
【解決手段】非同期コピー機能とCDP機能のジャーナルボリュームを共有する構成において、ジャーナルボリュームが更新された際、遠隔地のボリュームと基底ボリュームの両方に適用済みのジャーナルデータのみを消去あるいは上書き対象とする。
【選択図】図1
【解決手段】非同期コピー機能とCDP機能のジャーナルボリュームを共有する構成において、ジャーナルボリュームが更新された際、遠隔地のボリュームと基底ボリュームの両方に適用済みのジャーナルデータのみを消去あるいは上書き対象とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、ストレージシステムに関し、特に、ストレージシステムのデータ複製技術の管理に適用しても好適なものである。
計算機の普及に伴って、扱うデータの規模が年々増加してきている。ストレージ装置は、大規模なデータを安全にかつ効率的に保持する装置であって、計算機と通信回線で接続され、ボリューム(データの入れ物)を提供する。突発的な事故や災害等により、ストレージシステムを含む計算機システムが停止することは、業務に深刻な影響を与える。
DR(ディザスタリカバリ)は、計算機システムが停止しても遠隔地で業務を引き継ぎ継続することまたは技術全般を差し、それを実現するための要素技術としてリモートコピーがある。
リモートコピーは、データのレプリカを遠隔地のストレージ装置に保持するための技術であって、同期と非同期の2方式がある。同期式は、遠隔地のデータとの完全な一致を保障するが、その分書き込みのための性能オーバヘッドがあるため、現実的には距離の制限がある。一方非同期式は、書き込みのオーバヘッドがないため長距離においても実現可能であるが、最新データとの完全な一致は保障できない。非同期式では遠隔地と送受信するための更新データをジャーナルと呼び、ジャーナルの一時的な置き場所として、ジャーナルボリュームを使用することが多い。ジャーナルが遠隔地のボリュームに反映されると、ジャーナルボリュームの容量を超えないように反映済みのジャーナルは消去あるいは上書き可能とする。以下、非同期式を非同期コピー技術あるいは非同期コピー機能と呼ぶ。
上記のような、ストレージ装置の障害に加えて、業務アプリケーション上のエラーやミスオペレーション、ウィルス感染等によってデータの利用が不可能となる場合に備え、ストレージ装置ではデータの格納単位であるボリュームのバックアップを作成する機能を持つ。バックアップは任意の時刻に作成し、障害時には予め作成したバックアップからデータを復元することができる。CDP(Continuous Data Protection)は、データの書き込みの単位で時系列に更新データをジャーナルとしてバックアップすることで、障害時には任意の時刻のデータを復元することができる技術である。
特許文献1は、CDPを遠隔地のストレージ装置上で実現するための技術を開示している。なお、CDPの1例として、過去の特定の時点のデータを基底ボリュームとして保持し、基底ボリュームに対して更新データ(ジャーナル)を任意に適用することで、任意の時点のデータとして復元するという実現方式がある。この場合、所定のデータ保障期間を過ぎたジャーナルは逐次基底ボリュームに適用し、適用済みのジャーナルはジャーナルボリュームの容量を超えないよう消去あるいは上書き可能とする。
特開2005−222110号公報
DRに対応した構成として非同期コピー機能を使った遠隔地へのレプリカ作成と、任意時点へのリカバリのためのCDP機能は、用途は異なるがどちらも必要性が高いため、同時に利用することが想定される。この場合、従来技術では、非同期コピー機能とCDPそれぞれでジャーナルボリュームが必要となり、どちらも更新データを保持するという点では同じであるため、ボリューム容量とジャーナル制御リソースを非効率に使うことが問題になる。但し、単純にジャーナルを共通に利用するとした場合、非同期コピー機能は、遠隔地にコピー済みの不要なジャーナルデータは逐次不要としてしまうため、CDPで必要なデータ保護期間のデータが失われてしまう場合がある。あるいはこの逆に、CDPのデータ保護期間を過ぎたジャーナルデータは不要とするため、非同期コピーでコピー済みでないデータが失われてしまう場合も想定される。
本発明は、以上の点を考慮してなされたもので、ストレージ装置のボリューム使用量を削減でき、かつジャーナル制御のための計算資源を削減できるストレージシステムを提案しようとするものである。
本発明は、非同期コピー機能とCDP機能のジャーナルボリュームを共有する構成において、ジャーナルボリュームが更新された際、遠隔地のボリュームと基底ボリュームの両方に適用済みのジャーナルデータのみを消去あるいは上書き対象とするものである。
非同期コピー機能とCDP機能の両方を利用するデータについて、ジャーナルボリュームを共有することで、ストレージシステムのボリューム使用量を削減でき、かつジャーナル制御のための計算資源も削減することができる。
また、本発明の一態様は、ホストと通信路を介して接続される第1の記憶装置システムと、前記第1の記憶装置システムと通信路を介して接続する第2の記憶装置システムを含み、前記第1の記憶装置システムに含まれ前記ホストから送信されるデータを書き込むための第1のデータボリュームと、前記第1の記憶装置システムに含まれ前記第1のデータボリュームに格納された前記データをジャーナルデータとして時系列に識別可能に書き込むための第1のジャーナルボリュームと、前記第1の記憶装置システムに含まれ過去のデータを保持する第2のデータボリュームと、前記第2のデータボリュームのデータに前記ジャーナルデータを適用して前記第1のデータボリュームをリカバリする第1のストレージ制御部と、前記第2の記憶装置システムに含まれ前記第1のジャーナルボリュームの前記ジャーナルデータを前記第2の記憶装置システムに格納するための第2のジャーナルボリュームと、前記第2の記憶装置システムに含まれ前記第1のデータボリュームの複製である第3のデータボリュームと、前記第1のジャーナルボリュームから前記ジャーナルデータを取得し前記第3のデータボリュームに前記第2のジャーナルボリュームの前記ジャーナルデータを適用して前記第1のデータボリュームのデータと同期させる第2のストレージ制御部と、前記第1のジャーナルボリュームに格納された前記ジャーナルデータの内、前記第2のデータボリュームと前記第3のデータボリュームの両方に適用済みである前記ジャーナルデータを消去あるいは上書き対象に指定する第3のストレージ制御部とを備えるストレージシステムである。
さらに、本発明の一態様は、第1の記憶装置システムと、第2の記憶装置システムを含み、前記第1の記憶装置システムに含まれ前記ホストから送信されるデータを書き込むための第1のデータボリュームと、前記第1の記憶装置システムに含まれ前記第1のデータボリュームに格納された前記データをジャーナルデータとして時系列に識別可能に書き込むための第1のジャーナルボリュームと、前記第2の記憶装置システムに含まれ前記第1のジャーナルボリュームの前記ジャーナルデータを格納するための第2のジャーナルボリュームと、前記第2の記憶装置システムに含まれ前記第1のデータボリュームの複製である第2のデータボリュームと、前記第1のジャーナルボリュームから前記ジャーナルデータを取得し前記第2のデータボリュームに前記第2のジャーナルボリュームの前記ジャーナルデータを適用して前記第1のデータボリュームのデータと同期させる第1のストレージ制御部と、前記第2の記憶装置システムに含まれ過去のデータを保持する第3のデータボリュームと、前記第3のデータボリュームに前記第2のジャーナルボリュームの前記ジャーナルデータを適用して前記第1のデータボリュームをリカバリする第2のストレージ制御部と、前記第2のジャーナルボリュームに格納された前記ジャーナルデータの内、前記第2のデータボリュームと前記第3のデータボリュームの両方に適用済みである前記ジャーナルデータを消去あるいは上書き対象に指定する第3のストレージ制御部とを備えるストレージシステムである。
さらに、本発明の一態様は、ホストと通信路を介して接続される第1の記憶装置システムと、前記第1の記憶装置システムと通信路を介して接続する第2の記憶装置システムを含み、前記第1の記憶装置システムに含まれ前記ホストから送信されるデータを書き込むための第1のデータボリュームと、前記第1の記憶装置システムに含まれ前記第1のデータボリュームに格納された前記データをジャーナルデータとして時系列に識別可能に書き込むための第1のジャーナルボリュームと、前記第1の記憶装置システムに含まれ過去のデータを前記第1の記憶装置システムに保持する第2のデータボリュームと、前記第2のデータボリュームのデータに前記ジャーナルデータを適用して前記第1のデータボリュームをリカバリする第1のストレージ制御部と、前記第2の記憶装置システムに含まれ前記第1のジャーナルボリュームの前記ジャーナルデータを前記第2の記憶装置システムに格納するための第2のジャーナルボリュームと、前記第2の記憶装置システムに含まれ前記第1のデータボリュームの複製である第3のデータボリュームと、前記第1のジャーナルボリュームから前記ジャーナルデータを取得し前記第3のデータボリュームに前記第2のジャーナルボリュームの前記ジャーナルデータを適用して前記第1のデータボリュームのデータと同期させる第2のストレージ制御部と、前記第2の記憶装置システムに含まれ過去のデータを前記第2の記憶装置システムに保持する第4のデータボリュームと、前記第4のデータボリュームに前記第2のジャーナルボリュームの前記ジャーナルデータを適用して前記第1のデータボリュームをリカバリする第3のストレージ制御部と、前記第1のジャーナルボリュームに格納された前記ジャーナルデータのうち、前記第2のデータボリュームと前記第3のデータボリュームと前記第4のデータボリュームの全てに適用済みである前記ジャーナルデータを消去あるいは上書き対象に指定する第4のストレージ制御部とを備えるストレージシステムである。
本発明によれば、ストレージ装置のボリューム使用量を削減でき、かつジャーナル制御のための計算資源を削減できるストレージシステムを提案できる。
以下、図面を参照しながら本発明の各実施形態について詳細に説明する。尚、これにより本発明が限定されるものではない。
(第1の実施形態)
先ず、第1の実施形態について説明する。図1は本発明の第1の実施形態におけるストレージシステム1(計算機を含む)のブロック図である。
(第1の実施形態)
先ず、第1の実施形態について説明する。図1は本発明の第1の実施形態におけるストレージシステム1(計算機を含む)のブロック図である。
ホスト計算機2201及び2202は、パーソナルコンピュータ、ワークステーション、メインフレーム等の計算機である。ホスト計算機2201及び2202では、データベースなど様々な業務や用途に応じたアプリケーションプログラムが実行される。なお、ストレージネットワーク3001を介してストレージ装置1001に接続するホスト計算機は何台であっても良い。また、ホスト計算機2201及び2202は、情報処理に係る入出力に必要なコマンド及びデータをストレージ装置1001と通信し、データの変更に関してはライト要求を行う。以降ホスト計算機2202はホスト計算機2201と等価であるため、明示することを省略する。
ストレージ装置1001は、ストレージネットワーク3001を介して送信されるコマンドやデータを受信し、所定の処理を行い、ホスト計算機2201に対して所定の応答を実行する。ストレージ装置1002はストレージ装置1001上のデータの複製を保持し、通常は遠隔地(ここでは便宜的にリモートサイトと呼ぶ)に配置するが、距離は問わない。また、ストレージ装置1002がホスト計算機2201通信してもよい。以下、ストレージ装置1001はストレージ装置1002のリモートサイトに対し、ローカルサイト或いはマスタ側と言い換える場合がある。
管理サーバ2000は管理ネットワーク3501を通して、ストレージ装置1001或いは1002の構成・保守・性能等の管理を行うための計算機である。管理端末2100は遠隔地から管理サーバ2000に接続し、管理サーバ2000の管理機能を利用するための計算機であり、必須ではない。なお、管理サーバ2000は前記管理を行う上でのみ必要であって、本発明を実施する上での設定がなされた後は必須ではない。また、ストレージネットワーク3001に管理サーバ2000を接続することで、管理ネットワーク3501を利用しない(例えばIn Bandのみの管理)構成とすることもできる。
詳細は後述するが、処理全体の流れを以下で述べる。ストレージ装置1001はホスト計算機2201から入力されたデータを業務用ボリューム(P−VOL1501)に格納する。P−VOL1501に書き込みがあるとジャーナル制御プログラム(JNL制御PG1201)は、マスタジャーナルボリューム(MJNL VOL1531)に更新データをジャーナルデータとして書き込む。P−VOL1501のデータをCDP機能によって保護するために、JNL制御PG1201は目標保障期間を過ぎたジャーナルデータを基底ボリューム(基底VOL1511或いはBVOL1511)に適用する。さらに、非同期コピー機能を用いてP−VOL1501のデータをリモートサイトのリモートジャーナルボリューム(RJNL VOL1532)に転送する。リモートサイト側のJNL制御PG1202は、RJNL VOL1532のジャーナルデータをセカンダリボリューム(S−VOL1502)に適用する。
なお、非同期コピー機能がMJNL VOL1531のジャーナルデータをRJNL VOL1532へ転送する制御はリモート側からリモート側の都合で行っても良い。またここでいうボリュームを構成する物理媒体はハードディスクドライブ(RAID含む)だけでなく、フラッシュメモリや磁気テープ等も可能であって、限定するものではない。
図2は本ストレージ装置1001内の構成を示すブロック図である。ホスト計算機2201からの業務ボリュームへのデータ参照或いは書き込み要求は、業務ポート1321或いは1331を介してコントローラ1401が受付ける。コントローラ1401は既定の業務ボリュームとホスト計算機2201の関連を元に適切な業務ボリューム(P−VOL1501)へデータを格納(Write)あるいは読出し(Read)を行う。この際、内部の高速なキャッシュを利用してI/Oを高速に行うことがある。
構成設定・保守等の管理サーバ2000からの要求についても、管理ポート1311を介してコントローラ1401が受付ける。構成設定については内部のキャッシュメモリ等に保持する構成情報を更新し、ボリュームの構成変更やコピー関係の構築等各種変更を実施する。なお、管理ポート1311は業務ポート1321或いは1322と同一のポートを共有しても良い。
コントローラ1401上で実行されるプログラムはメモリ1101上にロードされ、各制御プログラムはマイクロPG1200から実行制御される。ここでJNL制御PG1201は、CDP JNL制御PG1211、非同期コピーMJNL制御PG1221、JNL共通制御PG1231の制御機能を抽象化しているだけであって、各制御との構造的な関係性を示しているものではない。また、JNL制御PG1201が制御上利用する管理情報は管理テーブル(TBL)としてメモリ1101上に保持する。但し、これらの管理情報はメモリ1101上にあることは必須ではなく、管理用のシステムディスク等、JNL制御PG1201からアクセス可能な場所にありさえすればよい。
なお、メモリ1101上に保持される管理テーブルとしては、図2示すように、MJNL VOL構成管理テーブル4100、業務ボリューム管理テーブル4300、基底ボリューム管理テーブル4400、マスタージャーナルデータ管理テーブル4501及びMJNL VOLシーケンス番号管理テーブル4601がある。これらの管理テーブルについての説明は後述する。
図3はリモートサイトにおけるストレージ装置1002内の構成例であり、基本的にはストレージ装置1001と同一である。ここでS−VOL1502はP−VOL1501の複製データを保持するボリュームであって、ホスト計算機2201からの書き込みを受付けるものではない。
なお、メモリ1102上に保持される管理テーブルとしては、図3に示すように、RJNL VOL構成管理テーブル4200、リモートジャーナルデータ管理テーブル4502及びRNJL VOLシーケンス番号管理テーブル4602がある。これらの管理テーブルの説明については後述する。
図4は、ストレージシステム1全体の構成を示すブロック図である。ストレージ装置1001とリモートサイト側のストレージ装置1002はストレージネットワーク3001あるいは専用回線によって相互に接続される。非同期コピー機能はP−VOL1501からS−VOL1502にデータを転送する際にJNL VOLを利用するが、P−VOL1501に対して1つ以上のJNL VOLを1つのキャッシュとして対応付けることができ、これをジャーナルグループと呼ぶ。ジャーナルグループはローカルサイトとリモートサイト双方に配置し、それぞれMJNLG1601、RJNL1602とし、ジャーナルグループ間のコピー対応付けをコピーグループ1620として定義する。
但しここでいうコピーグループ1620はジャーナルボリューム間のコピー関係の識別子であって、ジャーナルボリュームを跨ったデータ更新の順序性を必ずしも保障するものではない。また、単一のジャーナルボリュームをMJNL VOL1531、RJNL VOL1532として対応付ける場合は、ジャーナルグループ及びコピーグループ単位での制御は必須ではない。基底VOL1511は目標保障期間内に一つ以上置くことができる。図4の様に複数置くことで、障害時に特定時点にデータを戻すために適用するジャーナルデータの差分を少なくすることができ、結果的にリカバリ時間の短縮につながる。
図5は、ジャーナルボリューム内のジャーナルデータの構造を例示した図である。P−VOL1501の更新分データはジャーナルデータとして時系列なシーケンス番号と対応付けてMJNL VOL1531に格納される。MJNL VOL1531上で最新のジャーナルデータは先頭JNL♯6111として格納時に対応付ける。ここで先頭JNL♯6111から後述するMJNLパージ対象♯6151までは利用可能なジャーナルデータとして扱われる。
非同期コピー機能は、非同期コピーMJNL制御PG1221と非同期コピーRJNL制御PG1222によってMJNL VOL1531からRJNL VOL1532にジャーナルデータをコピーする。MJNL VOL1531とRJNL VOL1532で、ジャーナルデータとシーケンス番号の対応付けは同一であるとする。
非同期コピーRJNL制御PG1222は任意のタイミングで、RJNL VOL1532に取得していないジャーナルデータをJNL VOL1532から取得する。この際、RJNL VOL1532側にコピーする対象とするジャーナルデータをRJNLコピー予定♯6212として、先頭JNL♯6111からRJNLコピー済♯6222までのシーケンス番号の中から指定する。JNL VOLからSVOL或いはBVOLにジャーナルデータを適用することを格上げという。S−VOL1502への格上げが完了したジャーナルデータのシーケンス番号の内最も新しいもの(最も大きいもの)をSVOL格上げ済♯6242に設定しS−VOL格上げ済♯6242及びそれ以前のシーケンス番号を持つジャーナルデータは上書きあるいは消去可能であるとし、非同期コピーRJNL制御PG1222は別のジャーナルデータの上書きを許すあるいは明示的にジャーナルデータを消去する(以下これをパージと呼ぶ場合がある)。S−VOL格上げ済♯6242が更新された際、非同期コピーRJNL制御PG1222はJNL共通制御PG1231に対して、更新後のSVOL格上げ済♯6242を通知する。
CDP機能は現在から所定の目標保障期間6121の内、任意時点のデータをリカバリすることができる。目標保障期間6121を過ぎたジャーナルデータはBVOLに格上げする。この格上げを完了したジャーナルデータはCDP機能にとっては不要とできる。CDP JNL制御PG1211は、格上げ対象としてBVOL格上げ予定♯6131と、格上げ完了したジャーナルデータとしてBVOL格上げ済♯6141を設定する。BVOL格上げ済♯6141が更新された際、CDP JNL制御PG1211はJNL共通制御PG1231に対して、更新後のBVOL格上げ済♯6141を通知する。
JNL共通制御PG1231は通知を受けた後あるいは任意のタイミングで、格上げ済♯とMJNLパージ対象♯6151を比較し、MJNLパージ対象♯6151よりも古い番号(番号の小さい方)があれば、最も古い番号をMJNLパージ対象♯6151に設定する。MJNL VOL1531内で、MJNLパージ対象♯6151及びそれ以前のシーケンス番号を持つジャーナルデータは、上書きあるいは消去可能であるとし、JNL共通制御PG1231は別のジャーナルデータの上書きを許すあるいは明示的にジャーナルデータを消去する。
本発明のジャーナルボリュームの構成を管理するテーブルを図6と図7に示す。なお、図6は、マスタ側ジャーナルボリュームの構成を管理するMJNL VOL構成管理テーブル4100の一例を示す図である。図7は、リモート側ジャーナルボリュームの構成を管理するRJNL VOL構成管理テーブル4200の一例を示す図である。
JNL制御PG1211は、MJNL VOL構成管理TBL4100を用いてマスタ側ジャーナルグループを構成するジャーナルボリューム(4100B)と、残り容量(4100D)、コピーペア(4100C)の関連付けを管理する。また、JNL制御PG1212は、RJNL VOL構成管理TBL4200を用いてリモート側ジャーナルグループを構成するジャーナルボリューム(4200B)と、残り容量(4200D)、コピーペアの関連付け(4200C)を管理する。残り容量については、マイクロプログラム1200等と連携して定期的あるいは逐次値を監視し、変更があるとテーブルを更新する。ジャーナルグループが複数存在する場合は図6、図7のエントリは複数合ってよい。また、一つのマスタ側ジャーナルグループに対して複数のリモート側ジャーナルグループを構成しても良い(マルチターゲット構成)。
図8は業務ボリュームとジャーナルボリュームの関係を定義する業務ボリューム管理テーブル4300の一例を示す図である。ジャーナルボリュームとしては、マスタ側とリモート側の関係は管理テーブル4100及び4200で定義されているため、ここにはマスタ側のジャーナルボリュームグループ(4300B)のみ定義する。また、業務ボリュームのデータをCDP機能によって保護する期間が、目標保障期間(4300C)として事前に設定される。
図9はCDP機能の基底ボリュームの構成を管理する基底ボリューム管理テーブル4400である。本基底ボリューム管理TBL4400は、基底ボリュームがどの業務ボリュームのどの時点のバックアップであり、対象となるMJNLが何で次に適用するのはどのシーケンス番号かを定義する。ここでMJNLパージ対象♯6151の判定基準となるBVOL格上げ済み♯6141は、最も古い時刻を持つ基底ボリュームのシーケンス番号4451より1つ小さい番号を適用する。
図10と図11は、ジャーナルボリューム内のジャーナルデータを時系列に管理するためのテーブルである。なお、図10は、マスタ側ジャーナルボリューム内のジャーナルデータを時系列に管理するためのマスタージャーナルデータ管理テーブル4501の一例を示す図である。また、図11は、リモート側ジャーナルボリューム内のジャーナルデータを時系列に管理するためのリモートジャーナルデータ管理テーブル4502の一例を示す図である。
ジャーナルデータは、ジャーナルデータ毎にシーケンス番号4510を設定し、MJNL VOL1531に格納される。MJNL VOL1531のジャーナルデータ管理テーブル4501には、業務ホストから書込みがなされた時刻(作成時刻4520)、業務ボリューム上で格納されている場所(PVOLアドレス4530)、データ長4540、MJNL VOL上に格納されている場所(MJNLアドレス4550)を保持する。図ではボリューム上のアドレスを便宜的に容量で指定しているが、アドレスを指定する方式は特に限定しない。例えばLBA(Logical Block Addressing)のように通し番号でブロックアドレスを指定しても良いし、シリンダ/ヘッド/セクタで指定する方式を用いても良い。RJNL VOL1532のジャーナルデータ管理テーブル4502についても、ジャーナルデータ管理テーブル4501と同等の管理項目を保持する。
図12と図13は、図5で示す先頭JNL♯6111のような、ジャーナル制御のための処理用のフラグとジャーナルデータのシーケンス番号を対応付けるための管理テーブルである。なお、図12は、マスタ側ジャーナルボリューム内のジャーナルデータのシーケンス番号とジャーナルデータの処理を対応付けるためのMJNL VOLシーケンス番号管理テーブル4601の一例を示す図である。また、図13は、リモート側ジャーナルボリューム内のジャーナルデータのシーケンス番号とジャーナルデータの処理を対応付けるためのRNNL VOLシーケンス番号管理テーブル4602の一例を示す図である。MJNL VOLを管理するJNL制御PG1201は、MJNL VOLシーケンス番号管理TBL4601を最新の状態に維持し、基底VOLへの格上げやパージ等の処理を行う。
図14はマスタ側ジャーナルボリュームを管理するための処理のフローチャートである。以下では本図に従って、処理の流れを説明する。MJNL更新データ取得5101では、JNL制御PG1201が、P−VOL1501に更新があると更新データをジャーナルデータとしてMJNLに書き込む。この際、MJNL VOLシーケンス番号管理TBL4601上の先頭JNL♯を更新があった最新のジャーナルデータのシーケンス番号に更新する。この後、CDP機能と非同期コピー機能で独立に処理を実施する。
非同期コピー機能では、非同期コピーMJNL制御PG1221が非同期コピーRJNL制御PG1222に対して、MJNL VOL1531に更新データが書き込まれたことを通知する。非同期コピーRJNL制御PG1222はRJNL VOLシーケンス番号管理TBL4602のRJNLコピー予定♯6212を更新データがある範囲で変更し、適宜MJNL VOL1531からジャーナルデータをコピーする(RJNL更新データ取得5121)。コピー完了後、RJNL VOL1532上にコピーしたジャーナルデータの内最新のものをRJNLコピー済♯6222とする。非同期コピーRJNL制御PG1222はS−VOL1502に格上げする対象とするジャーナルデータの範囲をSVOL格上げ済♯以降RJNLコピー済♯6222以前の中から決定しS−VOL格上げ予定♯6232としてRJNL VOLシーケンス番号管理TBL4602に設定する(SVOL格上げ開始5122)。S−VOL1502への格上げが完了する(SVOL格上げ完了5123)と、完了したジャーナルデータの内最新のものをSVOL格上げ済♯6242としてRJNL VOLシーケンス番号管理TBL4602に設定すると共に、ストレージ装置1001のJNL共通制御PG1231に対して前記シーケンス番号6242を通知する。通常SVOLへの格上げはジャーナルが更新されるとすぐに実施されるが、障害や負荷増大等の原因で遅延する場合がある。
CDP機能では、CDP JNL制御PG1211が業務ボリューム管理TBL4300で設定されている目標保障期間6121に従って、現在時刻から保障すべき過去の時刻を確定し、前記過去の時刻以前で最新のジャーナルデータのシーケンス番号をマスタージャーナルデータ管理TBL4501から特定する(図14:5111)。このシーケンス番号がMJNL VOLシーケンス番号管理TBL4601の基底VOL格上げ予定♯6131よりも新し(大き)ければ、CDP JNL制御PG1211は基底VOL格上げ予定♯6131を前記シーケンス番号に置き換える。CDP JNL制御PG1211はBVOL格上げ済♯6141以降BVOL格上げ予定♯以前の範囲で、古いシーケンス番号からBVOL格上げを実施する(BVOL格上げ開始5112)。格上げが完了したジャーナルデータの内最新のものをMJNL VOLシーケンス番号管理TBL4601のBVOL格上げ済♯6141に設定すると共に、JNL共通制御PG1231に対して前記シーケンス番号6241を通知する(BVOL格上げ完了5113)。
JNL共通制御PG1231は、JNL制御PGからの格上げ完了の通知を待ち、いずれかあるいは両方の通知を受け取ると、MJNL VOL上のジャーナルデータをパージするかの判定処理に入る。判定はSVOL格上げ済♯6242と、BVOL格上げ済♯6141を比較し(5131)、古い方のシーケンス番号を特定することで行う(5141)。
この古い方のシーケンス番号がMJNLパージ対象♯6151よりも新しい(大きい)場合、MJNLパージ対象♯6151を前記古い方のシーケンス番号に置き換える(5151)。JNL制御PGはMJNLパージ対象♯及びそれよりも古いシーケンス番号を持つジャーナルデータの内、パージが未実施のジャーナルデータに対して、別のジャーナルデータの上書きを許すあるいは明示的にジャーナルデータを消去する(MJNLパージ実行5152)。
MJNL VOL1531内ジャーナルデータのパージに対して書き込みの方が多いと、MJNL VOL1531はジャーナルボリュームの容量を超えて追加書き込みができず書き込み障害となることがある。この障害が発生した場合、あるいは発生する見込みがある場合、CDP機能と非同期コピー機能のどちらが原因でそうなったかを特定する処理の流れを図15に示す。
図15に示すように、JNL制御PG1201は、MJNL VOL1531の空き容量をMJNL VOL構成管理TBL4100から取得し(5502)、規定値以下かどうかを監視する(5503)。規定値以下となった場合(5503:YES)、JNL制御PG1201は、CDP機能と非同期コピー機能のどちらが原因で障害となったかを特定するために、BVO格上げ済み♯とSVOL格上げ済み♯を取得し(5504)、BVOL格上げ済♯6141とSVOL格上げ済♯6242の比較を行う(5505)。比較の結果、古いシーケンス番号持つ機能(BVOLならCDP,SVOLなら非同期コピー)が原因であるとして、管理サーバ2000等に通知する(5506,5507)。
また、マスタ側ジャーナルボリュームの空き容量が規定値以下となった場合のジャーナル利用停止処理を図17のフローチャートで説明する。上述の様にMJNL VOL1531のジャーナルデータが溢れて書き込み障害となることを避けるために、MJNL VOL1531の更新を停止する処理を行う。具体的には、図17に示すように、JNL制御PG1201は、MJNL VOL1531の残り容量をMJNL VOL構成管理TBL4100から取得し(5702)、所定の容量閾値を超えた場合が(5703:YES)、BVO格上げ済み♯とSVOL格上げ済み♯を取得し(5704)、BVOL格上げ済♯6141とSVOL格上げ済♯6242の比較を行う(5705)。そして、通知を行なったあと(5707,5708)、JNL制御PG1201はMJNL VOL1531、又はMJNL VOL1531及びRJNL VOL1532の更新を停止する(5707,5710)。更新停止後は、SVOLまたはBVOLとPVOL間の差分をビットマップで管理する制御に移行しても良い(5708,5711)。
あるいは、前記所定の容量閾値を超えても、JNL制御PG1201がMJNL VOL1531の更新を停止せず、格上げ処理を行うようにしてもよい。図16は、マスタ側ジャーナルボリュームの空き容量が規定値以下となった場合の格上げ処理を示すフローチャートである。図16に示すように、BVOL或いはSVOLの格上げ予定♯を変更し、早めに格上げとパージを行うことで(5607,5609)、MJNL VOL1531のデータ溢れを防ぐようにしても良い。具体的には、CDP機能と非同期コピー機能のいずれかが原因で容量を圧迫していることを、BVOL格上げ済♯6141とSVOL格上げ済♯6242の比較(5605)から明確にし、原因となる方のみが使用しているジャーナルデータ(BVOL格上げ済♯6141とSVOL格上げ済♯6242の差分)をパージする。
図27は管理サーバ2000のブロック図であり、図28は管理端末2100のブロック図である。ジャーナルボリュームの容量が規定値以下となった場合、管理サーバ2000はストレージ装置1021から管理ポート2001経由で通知を受ける。JNL状態監視PG2021は、通知を受けると障害情報出力PG2022に対し、通知内容を画面(出力部2003)や電子メール等を用いて管理者に対し通知するよう指示する。通知内容は、前記障害原因となった機能やボリュームID、残り容量等を含む。管理端末2100は管理ポート2101を通じ、遠隔地から管理計算機アクセスPG2121によって管理サーバ2000にアクセスすることで、前記通知内容を取得することができる。
この第1の実施形態によると、ストレージシステム1は、ストレージ装置1001でCDP機能を利用するとともに、ストレージ装置1001とストレージ装置1002で非同期コピー機能を同時に利用しても、両機能で共通して不要となったジャーナルデータを削除することにより、ストレージ装置1001,1002のボリューム使用量を削減でき、かつジャーナル制御のための計算資源を削減することができる。
(第2の実施形態)
次に第2の実施形態について説明する。本第2の実施形態では、上記第1の実施形態に対し、ジャーナルボリュームの共通化をリモートサイト側で行う場合について述べる。図18は第2の実施形態におけるストレージシステム2(ホスト計算機を含む)のブロック図である。ホスト計算機2201,2202、ストレージ装置1011,1012、管理サーバ2000は基本的には図1のそれと同等であるため説明を省略する。
次に第2の実施形態について説明する。本第2の実施形態では、上記第1の実施形態に対し、ジャーナルボリュームの共通化をリモートサイト側で行う場合について述べる。図18は第2の実施形態におけるストレージシステム2(ホスト計算機を含む)のブロック図である。ホスト計算機2201,2202、ストレージ装置1011,1012、管理サーバ2000は基本的には図1のそれと同等であるため説明を省略する。
ストレージ装置1011はホスト計算機2201から入力されたデータを業務用ボリューム(P−VOL1501)に格納する。P−VOL1501に書き込みがあるとジャーナル制御プログラム(JNL制御PG1251)は、マスタジャーナルボリューム(MJNL VOL1531)に更新データをジャーナルデータとして書き込む。非同期コピー機能を用いてP−VOL1501のデータをリモートサイトのリモートジャーナルボリューム(RJNL VOL1532)に転送する。リモートサイト側のJNL制御PG1252は、RJNL VOL1532のジャーナルデータをセカンダリボリューム(S−VOL1502)に適用する。さらにP−VOL1501のデータをCDP機能によってリモート側で保護するために、JNL制御PG1252は目標保障期間を過ぎたジャーナルデータを基底ボリューム(基底VOL1512或いはBVOL1512)に適用する。なお、非同期コピー機能がMJNL VOL1531のジャーナルデータをRJNL VOL1532へ転送する制御はリモート側からリモート側の都合で行っても良い。
図19はストレージ装置1011内の構成を示すブロック図である。管理ポート1311、業務ポート1321,1331、コントローラ1401、メモリ1101等の構成要素は図2のそれと同等のため説明を省略する。図20はストレージ装置1012内の構成を示すブロック図である。管理ポート1312、業務ポート1322,1332、コントローラ1402、メモリ1102等の構成要素は図3のそれと同等であるため説明を省略する。図19及び図20が図2及び図3と異なるのは、CDP機能をリモート側で実施するための基底VOL1512及び基底ボリューム管理TBL4400をストレージ装置1012内に配置していることである。
図21は、ジャーナルボリューム内のジャーナルデータの構造を示している。また、図22は、ジャーナルボリュームを管理するための処理のフローチャートである。
以下、処理の概要について述べる。P−VOL1501の更新分データはジャーナルデータとして時系列なシーケンス番号と対応付けてMJNL VOL1541に格納される。MJNL VOL1541上で最新のジャーナルデータは先頭JNL♯6311として格納時に対応付ける。ここで先頭JNL♯6311からMJNLパージ対象♯6351までは利用可能なジャーナルデータとして扱われる。
非同期コピー機能は、非同期コピーMJNL制御PG1221と非同期コピーRJNL制御PG1222によってMJNL VOL1541からRJNL VOL1542にジャーナルデータをコピーする(5203)。MJNL VOL1541とRJNL VOL1542で、ジャーナルデータとシーケンス番号の対応付けは同一であるとする。非同期コピーRJNL制御PG1222は任意のタイミングで、RJNL VOL1542に取得していないジャーナルデータをJNL VOL1542から取得する。この際、RJNL VOL1542側にコピーする対象とするジャーナルデータをRJNLコピー予定♯6212として、先頭JNL♯6111からRJNLコピー済♯6222までのシーケンス番号の中から指定する(5221)。S−VOL1502への格上げが完了したジャーナルデータのシーケンス番号の内最も新しいもの(最も大きいもの)をSVOL格上げ済♯6242に設定する(5222)。SVOL格上げ済♯6242が更新された際、非同期コピーRJNL制御PG1222はJNL共通制御PG1232に対して、更新後のSVOL格上げ済♯6242を通知する。
CDP機能は現在から所定の目標保障期間6522の内、任意時点のデータをリカバリすることができる。目標保障期間6522を過ぎた(5211:NO)ジャーナルデータはBVOLに格上げ(5212)、格上げを完了したジャーナルデータはCDP機能にとっては不要とできる。CDP JNL制御PG1212は、格上げ対象としてBVOL格上げ予定♯6532と、格上げ完了したジャーナルデータとしてBVOL格上げ済♯6542を設定する(5213)。BVOL格上げ済♯6542が更新された際、CDP JNL制御PG1212はJNL共通制御1232に対して、更新後のBVOL格上げ済♯6542を通知する。
JNL共通制御PG1232は、通知を受けた後あるいは任意のタイミングで、通知を受けた格上げ済♯の内最も古いシーケンス番号を特定する(5231)。前記古いシーケンス番号がRJNLパージ対象♯6452よりも新しい(番号が大きい)場合(5241:YES)、前記古いシーケンス番号をRJNLパージ対象♯6452に設定する(5251)。設定変更があると、JNL共通制御PG1232は、JNL共通制御PG1231に対し、RJNLパージ対象♯6452を通知すると共に、任意のタイミングでパージを実行する(5252)。
JNL共通制御PG1231は、通知を受けた後あるいは任意のタイミングで、RJNLパージ対象♯6452とMJNLパージ対象♯6351を比較し、RJNLパージ対象♯6452がMJNLパージ対象♯6351よりも新しければ、RJNLパージ対象♯6452をMJNLパージ対象♯6351に設定する(5261)。パージ実行も同様である(5262)。
この第2の実施形態によると、ジャーナルボリュームの共通化をリモートサイト側で行う場合についても第1の実施の形態と同様な効果を奏することができる。
(第3の実施形態)
次に第3の実施形態について説明する。本第3の実施形態では、上記第1、第2の実施形態に対し、ジャーナルボリュームの共通化をローカルサイトとリモートサイト両方で行う場合について述べる。図23は第3の実施形態におけるストレージシステム3(計算機を含む)のブロック図である。ホスト計算機2201,2202、ストレージ装置1021,1022、管理サーバ2000は基本的には図1のそれと同等であるため説明を省略する。また、第1,第2の実施形態と同一の構成については、同一の符号を付すこととし、図示及び詳細な説明は省略する。
次に第3の実施形態について説明する。本第3の実施形態では、上記第1、第2の実施形態に対し、ジャーナルボリュームの共通化をローカルサイトとリモートサイト両方で行う場合について述べる。図23は第3の実施形態におけるストレージシステム3(計算機を含む)のブロック図である。ホスト計算機2201,2202、ストレージ装置1021,1022、管理サーバ2000は基本的には図1のそれと同等であるため説明を省略する。また、第1,第2の実施形態と同一の構成については、同一の符号を付すこととし、図示及び詳細な説明は省略する。
ストレージ装置1021はホスト計算機2201から入力されたデータを業務用ボリューム(P−VOL1501)に格納する。P−VOL1501に書き込みがあるとジャーナル制御プログラム(JNL制御PG1271)は、マスタジャーナルボリューム(MJNL VOL1551)に更新データをジャーナルデータとして書き込む。非同期コピー機能を用いてP−VOL1501のデータをリモートサイトのリモートジャーナルボリューム(RJNL VOL1552)に転送する。リモートサイト側のJNL制御PG1272は、RJNL VOL1552のジャーナルデータをセカンダリボリューム(S−VOL1502)に適用する。さらにP−VOL1501のデータをCDP機能によって保護するための制御を行う。ローカル側では、JNL制御PG1271が目標保障期間を過ぎたジャーナルデータを基底ボリューム(基底VOL1511或いはBVOL1511)に適用する。リモート側では、JNL制御PG1272が目標保障期間を過ぎたジャーナルデータを基底ボリューム(基底VOL1512或いはBVOL1512)に適用する。なお、非同期コピー機能がMJNL VOL1551のジャーナルデータをRJNL VOL1552へ転送する制御はリモート側からリモート側の都合で行っても良い。
図24は、ジャーナルボリューム内のジャーナルデータの構造を示す図である。また、図25は、MJNL側ジャーナルボリュームを管理するための処理のフローチャートであり、図26は、RNNL側ジャーナルボリュームを管理するための処理のフローチャートである。
以下、処理の概要について述べる。P−VOL1501の更新分データはジャーナルデータとして時系列なシーケンス番号と対応付けてMJNL VOL1551に格納される。MJNL VOL1551上で最新のジャーナルデータは先頭JNL♯6611として格納時に対応付ける。ここで先頭JNL♯6611からMJNLパージ対象♯6651までは利用可能なジャーナルデータとして扱われる。
非同期コピー機能は、非同期コピーMJNL制御PG1221と非同期コピーRJNL制御PG1222によってMJNL VOL1551からRJNL VOL1552にジャーナルデータをコピーする。MJNL VOL1551とRJNL VOL1552で、ジャーナルデータとシーケンス番号の対応付けは同一であるとする。非同期コピーRJNL制御PG1222は任意のタイミングで、RJNL VOL1552に取得していないジャーナルデータをJNL VOL1552から取得する。この際、RJNL VOL1552側にコピーする対象とするジャーナルデータをRJNLコピー予定♯6712として、先頭JNL♯6611からRJNLコピー済♯6722までのシーケンス番号の中から指定する。S−VOL1502への格上げが完了したジャーナルデータのシーケンス番号の内最も新しいもの(最も大きいもの)をSVOL格上げ済♯6742に設定する。SVOL格上げ済♯6742が更新された際、非同期コピーRJNL制御PG1222はJNL共通制御PG1232に対して、更新後のSVOL格上げ済♯6742を通知する。
CDP機能は、まずローカル側については、CDP JNL制御PG1211が、格上げ対象としてBVOL格上げ予定♯6631と、格上げ完了したジャーナルデータとしてBVOL格上げ済♯6641を設定する。BVOL格上げ済♯6641が更新された際、CDP JNL制御PG1211はJNL共通制御PG1231に対して、更新後のBVOL格上げ済♯6641を通知する。リモート側に関しては、CDP JNL制御PG1212が、格上げ対象としてBVOL格上げ予定♯6832と、格上げ完了したジャーナルデータとしてBVOL格上げ済♯6842を設定する。BVOL格上げ済♯6842が更新された際、CDP JNL制御PG1212はJNL共通制御PG1232に対して、更新後のBVOL格上げ済♯6842を通知する。
JNL共通制御PG1232は、通知を受けた後あるいは任意のタイミングで、通知を受けた格上げ済♯の内最も古いシーケンス番号を特定する。前記古いシーケンス番号がRJNLパージ対象♯6752よりも新しい(番号が大きい)場合、前記古いシーケンス番号をRJNLパージ対象♯6752に設定する。設定変更があると、JNL共通制御PG1232は、JNL共通制御PG1231に対し、RJNLパージ対象♯6752を通知すると共に、任意のタイミングでパージを実行する。
JNL共通制御PG1231は、通知を受けた後あるいは任意のタイミングで、通知を受けた格上げ済♯の内最も古いシーケンス番号を特定する。前記古いシーケンス番号がMJNLパージ対象♯6651よりも新しい(番号が大きい)場合、前記古いシーケンス番号をMJNLパージ対象♯6651に設定する。
この第3の実施形態によると、ジャーナルボリュームの共通化をローカルサイトとリモートサイト両方で行う場合についても第1の実施の形態と同様な効果を奏することができる。
(他の実施形態)
なお、上記第1の実施形態では本発明を、ホスト計算機2201,2202とストレージネットワーク3001を介して接続されるストレージ装置1001と、ストレージ装置1001とストレージネットワーク3001を介して接続するストレージ装置1002を含み、ストレージ装置1001に含まれホスト計算機2201,2202から送信されるデータを書き込むためのP−VOL1501と、ストレージ装置1001に含まれP−VOL1501に格納されたデータをジャーナルデータとして時系列に識別可能に書き込むためのMJNL VOL1531と、ストレージ装置1001に含まれ過去のデータを保持する基底VOL1511と、基底VOL1511のデータにジャーナルデータを適用してP−VOL1501をリカバリするCDP JNL制御PG1211と、ストレージ装置1002に含まれMJNL VOL1531のジャーナルデータをストレージ装置1002に格納するためのRJNL VOL1532と、ストレージ装置1002に含まれP−VOL1501の複製であるS−VOL1502と、MJNL VOL1531からジャーナルデータを取得しS−VOL1502にRJNL VOL1532のジャーナルデータを適用してP−VOL1501のデータと同期させる非同期コピーMJNL制御PG1221,非同期コピーRJNL制御PG1222と、MJNL VOL1531に格納されたジャーナルデータの内、基底VOL1511とS−VOL1502の両方に適用済みであるジャーナルデータを消去あるいは上書き対象に指定するJNL共通制御PG1231を備えるストレージシステム1に適用した場合で説明したが、本発明はこれに限るものではない。
なお、上記第1の実施形態では本発明を、ホスト計算機2201,2202とストレージネットワーク3001を介して接続されるストレージ装置1001と、ストレージ装置1001とストレージネットワーク3001を介して接続するストレージ装置1002を含み、ストレージ装置1001に含まれホスト計算機2201,2202から送信されるデータを書き込むためのP−VOL1501と、ストレージ装置1001に含まれP−VOL1501に格納されたデータをジャーナルデータとして時系列に識別可能に書き込むためのMJNL VOL1531と、ストレージ装置1001に含まれ過去のデータを保持する基底VOL1511と、基底VOL1511のデータにジャーナルデータを適用してP−VOL1501をリカバリするCDP JNL制御PG1211と、ストレージ装置1002に含まれMJNL VOL1531のジャーナルデータをストレージ装置1002に格納するためのRJNL VOL1532と、ストレージ装置1002に含まれP−VOL1501の複製であるS−VOL1502と、MJNL VOL1531からジャーナルデータを取得しS−VOL1502にRJNL VOL1532のジャーナルデータを適用してP−VOL1501のデータと同期させる非同期コピーMJNL制御PG1221,非同期コピーRJNL制御PG1222と、MJNL VOL1531に格納されたジャーナルデータの内、基底VOL1511とS−VOL1502の両方に適用済みであるジャーナルデータを消去あるいは上書き対象に指定するJNL共通制御PG1231を備えるストレージシステム1に適用した場合で説明したが、本発明はこれに限るものではない。
また、上記第2の実施形態では本発明を、ストレージ装置1011と、ストレージ装置1012を含み、ストレージ装置1011に含まれホスト計算機2201,2202から送信されるデータを書き込むためのP−VOL1501と、ストレージ装置1011に含まれP−VOL1501に格納されたデータをジャーナルデータとして時系列に識別可能に書き込むためのMJNL VOL1541と、ストレージ装置1012に含まれMJNL VOL1541のジャーナルデータを格納するためのRJNL VOL1542と、ストレージ装置1012に含まれP−VOL1501の複製であるS−VOL1502と、MJNL VOL1541からジャーナルデータを取得しS−VOL1502にRJNL VOL1542のジャーナルデータを適用してP−VOL1501のデータと同期させる非同期コピーMJNL制御PG1221,非同期コピーRJNL制御PG1222と、ストレージ装置1012に含まれ過去のデータを保持する基底VOL1512と、基底VOL1512にRJNL VOL1542のジャーナルデータを適用してP−VOL1501をリカバリするCDP JNL制御PG1212と、RJNL VOL1542に格納されたジャーナルデータの内、S−VOL1502と基底VOL1512の両方に適用済みであるジャーナルデータを消去あるいは上書き対象に指定するJNL共通制御PG1232とを備えるストレージシステム2に適用した場合で説明したが、本発明はこれに限るものではない。
さらに、上記第3の実施形態では本発明を、ホスト計算機2201,2202とストレージネットワーク3001を介して接続されるストレージ装置1021と、ストレージ装置1021とストレージネットワーク3001を介して接続するストレージ装置1022を含み、ストレージ装置1021に含まれホスト計算機2201,2202から送信されるデータを書き込むためのP−VOL1501と、ストレージ装置1021に含まれP−VOL1501に格納されたデータをジャーナルデータとして時系列に識別可能に書き込むためのMJNL VOL1551と、ストレージ装置1021に含まれ過去のデータをストレージ装置1021に保持する基底VOL1511と、基底VOL1511のデータにジャーナルデータを適用してP−VOL1501をリカバリするCDP JNL制御PG1211と、ストレージ装置1022に含まれMJNL VOL1551のジャーナルデータをストレージ装置1022に格納するためのRJNL VOL1552と、ストレージ装置1022に含まれP−VOL1501の複製であるS−VOL1502と、MJNL VOL1551からジャーナルデータを取得しS−VOL1502にRJNL VOL1552のジャーナルデータを適用してP−VOL1501のデータと同期させる非同期コピーMJNL制御PG1221,非同期コピーRJNL制御PG1222と、ストレージ装置1022に含まれ過去のデータをストレージ装置1022に保持する基底VOL1512と、基底VOL1512にRJNL VOL1552のジャーナルデータを適用してP−VOL1501をリカバリするCDP JNL制御PG1212と、MJNL VOL1551に格納されたジャーナルデータのうち、基底VOL1511とS−VOL1502と基底VOL1512の全てに適用済みであるジャーナルデータを消去あるいは上書き対象に指定するJNL共通制御PG1231,JNL共通制御PG1231とを備えるストレージシステム3に適用した場合で説明したが、本発明はこれに限るものではない。
本発明は、ストレージシステムに広く適用することができる。
1,2,3…ストレージシステム、1001,1002,1011,1012,1021,1022…ストレージ装置、1101,1102…メモリ、1201,1202,1211,1212…JNL制御プログラム、1211,1212…CDP JNL制御PG、1221,1222…非同期コピーMJNL制御PG、1231,1232…JNL共通制御PG、1501…P−VOL、1502…S−VOL、1511…基底VOL、1531…MJNL VOL、1532…RJNL VOL、2201,2202…計算機、3001…ネットワーク、4100…MJNL VOL管理テーブル、4200…RJNL VOL管理テーブル、4300…業務ボリューム管理テーブル、4400…基底ボリューム管理テーブル、4501…マスタージャーナルデータ管理テーブル、4502…リモートジャーナルデータ管理テーブル、4601…MJNL VOLシーケンス番号管理テーブル、4602…RJNL VOLシーケンス番号管理テーブル
Claims (15)
- ホストと通信路を介して接続される第1の記憶装置システムと、前記第1の記憶装置システムと通信路を介して接続する第2の記憶装置システムを含み、
前記第1の記憶装置システムに含まれ、前記ホストから送信されるデータを書き込むための第1のデータボリュームと、
前記第1の記憶装置システムに含まれ、前記第1のデータボリュームに格納された前記データをジャーナルデータとして時系列に識別可能に書き込むための第1のジャーナルボリュームと、
前記第1の記憶装置システムに含まれ、過去のデータを保持する第2のデータボリュームと、
前記第2のデータボリュームのデータに前記ジャーナルデータを適用して前記第1のデータボリュームをリカバリする第1のストレージ制御部と、
前記第2の記憶装置システムに含まれ、前記第1のジャーナルボリュームの前記ジャーナルデータを前記第2の記憶装置システムに格納するための第2のジャーナルボリュームと、
前記第2の記憶装置システムに含まれ、前記第1のデータボリュームの複製である第3のデータボリュームと、
前記第1のジャーナルボリュームから前記ジャーナルデータを取得し前記第3のデータボリュームに前記第2のジャーナルボリュームの前記ジャーナルデータを適用して前記第1のデータボリュームのデータと同期させる第2のストレージ制御部と、
前記第1のジャーナルボリュームに格納された前記ジャーナルデータの内、前記第2のデータボリュームと前記第3のデータボリュームの両方に適用済みである前記ジャーナルデータを消去あるいは上書き対象に指定する第3のストレージ制御部と、
を備えることを特徴とするストレージシステム。 - 前記第3のストレージ制御部は、前記第1のジャーナルボリュームに格納される前記ジャーナルデータの内、前記第2のデータボリュームに適用済みのシーケンス番号と前記第3のデータボリュームに適用済みのシーケンス番号を比較し、古い方およびそれ以前のシーケンス番号を持つ前記ジャーナルデータを消去あるいは上書き対象に指定すること、
を特徴とする請求項1に記載のストレージシステム。 - 前記第1のジャーナルボリュームの空き容量を監視し空き状況について通知を行う空き容量監視部と、
前記第1のジャーナルボリュームに格納されている前記ジャーナルデータの内消去あるいは上書き対象でない最も古いジャーナルデータが適用されていないデータボリュームを前記第2のデータボリュームあるいは前記第3のデータボリュームから特定する最古ジャーナルデータ監視部と、
空き容量がなくなると前記空き容量監視部からの通知を受け最古ジャーナルデータ監視部が特定したデータボリュームを制御するストレージ制御部が原因であると通知する原因通知部と、
を備えることを特徴とする請求項1に記載のストレージシステム。 - 前記空き容量監視部からの通知を受け前記最古ジャーナルデータ監視部が特定したデータボリュームを制御するストレージ制御部に対し通知を行うジャーナル制御部と、
前記通知を受けジャーナルデータをデータボリュームに適用する第4のストレージ制御部と、
を備えることを特徴とする請求項3に記載のストレージシステム。 - 前記空き容量監視部からの通知を受け前記最古ジャーナルデータ監視部が特定したデータボリュームを制御するストレージ制御部に対し通知を行うジャーナル制御部と、
前記通知を受けジャーナルの利用を停止すると共に不要となったジャーナルデータを前記第1のジャーナルボリュームから消去あるいは上書き対象とする第4のストレージ制御部と、
を備えることを特徴とする請求項3に記載のストレージシステム。 - 前記第1のジャーナルボリューム及び第2のジャーナルボリューム内の前記ジャーナルデータとシーケンス番号の対応付けを管理する第1のシーケンス番号管理部と、
前記シーケンス番号と前記ジャーナルデータが前記第2データボリュームあるいは第3のデータボリュームに適用済みかどうかの対応付けを管理する第2のシーケンス番号管理部と、
を備えることを特徴とする請求項1に記載のストレージシステム。 - 第1の記憶装置システムと、第2の記憶装置システムを含み、
前記第1の記憶装置システムに含まれ、前記ホストから送信されるデータを書き込むための第1のデータボリュームと、
前記第1の記憶装置システムに含まれ、前記第1のデータボリュームに格納された前記データをジャーナルデータとして時系列に識別可能に書き込むための第1のジャーナルボリュームと、
前記第2の記憶装置システムに含まれ、前記第1のジャーナルボリュームの前記ジャーナルデータを格納するための第2のジャーナルボリュームと、
前記第2の記憶装置システムに含まれ、前記第1のデータボリュームの複製である第2のデータボリュームと、
前記第1のジャーナルボリュームから前記ジャーナルデータを取得し前記第2のデータボリュームに前記第2のジャーナルボリュームの前記ジャーナルデータを適用して前記第1のデータボリュームのデータと同期させる第1のストレージ制御部と、
前記第2の記憶装置システムに含まれ、過去のデータを保持する第3のデータボリュームと、
前記第3のデータボリュームに前記第2のジャーナルボリュームの前記ジャーナルデータを適用して前記第1のデータボリュームをリカバリする第2のストレージ制御部と、
前記第2のジャーナルボリュームに格納された前記ジャーナルデータの内、前記第2のデータボリュームと前記第3のデータボリュームの両方に適用済みである前記ジャーナルデータを消去あるいは上書き対象に指定する第3のストレージ制御部と、
を備えることを特徴とするストレージシステム。 - 前記第2のジャーナルボリュームに格納された前記ジャーナルデータの内、前記第2のデータボリュームと前記第3のデータボリュームの両方に適用済みである前記ジャーナルデータを、前記第1のジャーナルボリュームから消去あるいは上書き対象に指定する第4のストレージ制御部、
をさらに備えることを特徴とする請求項7に記載のストレージシステム。 - 前記第3のストレージ制御部は、前記第2のジャーナルボリュームに格納される前記ジャーナルデータの内、前記第2のデータボリュームに適用済みのシーケンス番号と前記第3のデータボリュームに適用済みのシーケンス番号を比較し、古い方およびそれ以前のシーケンス番号を持つ前記ジャーナルデータを消去あるいは上書き対象に指定すること、
を特徴とする請求項7に記載のストレージシステム。 - 前記第1のジャーナルボリュームあるいは第2のジャーナルボリュームの空き容量を監視し空き状況について通知を行う空き容量監視部と、
前記第1のジャーナルボリュームあるいは第2のジャーナルボリュームに格納されている前記ジャーナルデータの内消去あるいは上書き対象でない最も古いジャーナルデータが適用されていないデータボリュームを前記第2のデータボリュームあるいは前記第3のデータボリュームから特定する最古ジャーナルデータ監視部と、
空き容量がなくなると前記空き容量監視部からの通知を受け最古ジャーナルデータ監視部が特定したデータボリュームを制御するストレージ制御部が原因であると通知する原因通知部と、
を備えることを特徴とする請求項7に記載のストレージシステム。 - 前記空き容量監視部からの通知を受け前記最古ジャーナルデータ監視部が特定したデータボリュームを制御するストレージ制御部に対し通知を行うジャーナル制御部と、
前記通知を受けジャーナルデータをデータボリュームに適用する第4のストレージ制御部と、
を備えることを特徴とする請求項11に記載のストレージシステム。 - 前記空き容量監視部からの通知を受け前記最古ジャーナルデータ監視部が特定したデータボリュームを制御するストレージ制御部に対し通知を行うジャーナル制御部と、
前記通知を受けジャーナルの利用を停止すると共に不要となったジャーナルデータを前記第1のジャーナルボリュームから消去あるいは上書き対象とする第4のストレージ制御部と、
を備えることを特徴とする請求項11に記載のストレージシステム。 - 前記第1ジャーナルボリューム及び第2のジャーナルボリューム内の前記ジャーナルデータとシーケンス番号の対応付けを管理する第1のシーケンス番号管理部と、
前記シーケンス番号と前記ジャーナルデータが前記第のデータボリューム2あるいは第3のデータボリュームに適用済みかどうかの対応付けを管理する第2のシーケンス番号管理部と、
を備えることを特徴とする請求項7に記載のストレージシステム。 - ホストと通信路を介して接続される第1の記憶装置システムと、前記第1の記憶装置システムと通信路を介して接続する第2の記憶装置システムを含み、
前記第1の記憶装置システムに含まれ、前記ホストから送信されるデータを書き込むための第1のデータボリュームと、
前記第1の記憶装置システムに含まれ、前記第1のデータボリュームに格納された前記データをジャーナルデータとして時系列に識別可能に書き込むための第1のジャーナルボリュームと、
前記第1の記憶装置システムに含まれ、過去のデータを前記第1の記憶装置システムに保持する第2のデータボリュームと、
前記第2のデータボリュームのデータに前記ジャーナルデータを適用して前記第1のデータボリュームをリカバリする第1のストレージ制御部と、
前記第2の記憶装置システムに含まれ、前記第1のジャーナルボリュームの前記ジャーナルデータを前記第2の記憶装置システムに格納するための第2のジャーナルボリュームと、
前記第2の記憶装置システムに含まれ、前記第1のデータボリュームの複製である第3のデータボリュームと、
前記第1のジャーナルボリュームから前記ジャーナルデータを取得し前記第3のデータボリュームに前記第2のジャーナルボリュームの前記ジャーナルデータを適用して前記第1のデータボリュームのデータと同期させる第2のストレージ制御部と、
前記第2の記憶装置システムに含まれ、過去のデータを前記第2の記憶装置システムに保持する第4のデータボリュームと、
前記第4のデータボリュームに前記第2のジャーナルボリュームの前記ジャーナルデータを適用して前記第1のデータボリュームをリカバリする第3のストレージ制御部と、
前記第1のジャーナルボリュームに格納された前記ジャーナルデータのうち、前記第2のデータボリュームと前記第3のデータボリュームと前記第4のデータボリュームの全てに適用済みである前記ジャーナルデータを消去あるいは上書き対象に指定する第4のストレージ制御部と、
を備えることを特徴とするストレージシステム。 - 前記第2のジャーナルボリュームに格納された前記ジャーナルデータのうち、前記第2のデータボリュームと前記第3のデータボリュームと前記第4のデータボリュームの全てに適用済みである前記ジャーナルデータを、前記第1のジャーナルボリュームから消去あるいは上書き対象に指定する第5のストレージ制御部、
をさらに備えることを特徴とする請求項14に記載のストレージシステム。
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