JP5317807B2 - ファイル制御システムおよびそれに用いるファイル制御計算機 - Google Patents

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Description

本発明は、ファイル制御システムおよびそれに用いるファイル制御計算機に係わり、特に、NASシステムに関するものである。
近年、企業内などで使用するファイルの容量が急速に増加しているため、ファイルを格納するためのストレージ装置であるNAS(Network Attached Storage)の利用が広まってきている。
NASは、記憶装置にファイルを格納させるための機能として、ファイルシステムを有している。NASは、ファイルシステムに必要な記憶領域(以下、「ボリューム」とも表記する。)をHDD(Hard Disk Drive)等の記憶媒体から作成している。
管理者は、ファイルシステムに必要となる記憶容量を、NASの運用開始前に予測して、その記憶容量を持つボリュームをファイルシステムに作成しておく。
しかしながら、ファイルシステムの容量が急速に増加せざるを得ない昨今の状況下では、管理者が、ファイルシステムに必要な記憶容量を事前に正確に予測するのは困難であった。そもそも、ファイルシステムに大容量を割り当てておくことは、記憶媒体の浪費につながる。
そこで、ファイルシステムが有する記憶容量の使用程度に応じて、ファイルシステムの容量を自動的に拡張する技術が特許文献1に公開されている。この技術では、ファイルシステムが現に必要としている容量に応じて、ボリュームが自動的に拡張されるため、管理者はファイルシステムに必要な容量を厳しく予測する必要がない。
一方、NASのもつファイルシステムの大きな特徴は、ファイルを格納するという基本的な機能に加えて、ファイルの履歴や複製を管理することで管理者の利便性を向上させる機能(以下、付加機能)を有する点である。たとえば、ある時点でのファイルシステムのイメージを保存する技術が特許文献2で公開されている。また、ファイルシステムの内容をリモートサイトへ転送する技術が特許文献3で公開されている。
また、ストレージ装置のボリュームミラーリング技術とファイルシステムとを連携させることによって、ファイルシステムのミラーリングを実現する技術が非特許文献1で公開されている。
特開2005−11316号公報 特開2004−342050号公報 特開2005−292952号公報
W.Curtis Preston著「SAN&NASストレージネットワーク管理」オライリー・ジャパン、2002年10月30日、p.108
NASにおいて、ファイルシステムと伴に付加機能を有効にするためには、ファイルシステムの容量に応じて、付加機能に相応の記憶容量を割り当てる必要がある。たとえば、特許文献3に記載のリモートコピー技術では、コピー先のファイルシステムの容量はコピー元のファイルシステムの容量より大きい必要がある。
そのような付加機能を備えたファイルシステムの容量を特許文献1に記載の技術によって単純に拡張するだけであると、ファイルシステムの拡張に見合うように付加機能を拡張するためには記憶容量が不足し、その結果、ファイルシステムを拡張できるものの付加機能が働かないという課題がある。
また、NASのファイルシステムに複数の付加機能が設定されている場合、それらの付加機能の重要性に違いがあることが多く、例えば、システムの運用形態ごとに複数の付加機能の重要性は異なるものの、従来、ファイルシステムを拡張する際、付加機能の重要性に着目しながら付加機能の拡張を行うことなかった。
本発明の目的は、付加機能が設定されたファイルシステムを拡張したものの、付加機能が動作できないような事態の発生を未然に防ぐことができるファイル制御システムおよびそれに用いるファイル制御計算機を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明は、クライアント計算機と、クライアントデータを記憶する記憶デバイスと、前記クライアント計算機と前記記憶デバイスとの間のデータのリード・ライトを管理するファイルシステムと、前記ファイルシステムを制御する制御回路と、前記ファイルシステムの管理情報を記憶する記憶回路と、を有する主計算機と、を備えるファイル制御システムであって、前記ファイルシステムには複数の付加機能が設定され、各付加機能には前記記憶デバイスから所定の記憶容量が割り当てられており、前記記憶回路は、前記付加機能を動作させるために必要な条件と優先度とが付加機能ごとに纏めて設定された第1の設定情報を記憶し、前記制御回路は、前記管理情報に基づいて前記ファイルシステムを拡張する際、拡張後のファイルシステムにおける前記複数の付加機能のそれぞれについて、前記条件の成立の有無を判定し、前記判定によって前記条件の成立が否定された付加機能に対して、当該付加機能に対応する前記優先度が高い順に、前記記憶デバイスから前記記憶容量を割り当て、当該割り当てが行われなかった付加機能について、警告情報を出力することを特徴とするものである。
本発明によれば、付加機能が設定されたファイルシステムを拡張したものの、付加機能が動作できないような事態の発生を未然に防ぐことができるファイル制御システムおよびそれに用いるファイル制御計算機を提供することができる。
本発明のファイル制御システムの一例に係るハードウエアブロック図である。 管理計算機のハードウエアブロック図である。 管理装置のGUIであって、ファイルシステムの拡張のための入力用のブロックダイアグラムである。 図1の付加機能テーブルのブロックダイアグラムである。 図1の処理結果テーブルのブロックダイアグラムである。 ファイルシステムの拡張処理の際の警告表示の処理手順を示す第1のフローチャートである。 それに接続する第2のフローチャートである。 図1の付加機能テーブルのブロックダイアグラムである。 付加機能の優先度を変更するための入力用GUIのブロックダイアグラムである。 優先度に応じて付加機能の容量を拡張する処理を説明する第1のフローチャートである。 それに接続する第2のフローチャートである。 主計算機のメモリの第2の例に係るブロック図である。 ファイルシステムテーブルの一例に係るブロックダイアグラムである。実施形態3におけるファイルシステムテーブルの構成図である。 管理者が定めた優先度に従ってファイルシステムを拡張する手順を示したフローチャートである。 本発明が適用されるリモートコピーシステムの一例に係わるハードウエアブロック図である。 コピー先及びコピー元計算機のメモリを示すブロック図である。 リモートコピーテーブルの一例を示すブロックダイアグラムである。 リモートコピーシステムにおいて、転送先ファイルシステムを拡張するための処理手順を示した第1のフローチャートである。 それに接続する第2のフローチャートである。 優先度に応じて付加機能の容量を拡張する処理を説明する、図10のフローチャートに接続する第3のフローチャートである。 本発明に係わるファイル制御システムの機能ブロック図である。
以下に本発明を説明する。なお、以後の説明では「xxxテーブル」、「xxxリスト」、等の表現にて本発明の情報を説明するが、これら情報は必ずしもテーブル、リスト等のデータ構造以外で表現されていなくてもよい。そのため、データ構造に依存しないことを示すために「xxxテーブル」、「xxxリスト」等について「xxx情報」と呼ぶことがある。
以後の説明では「プログラム」を主語として説明を行う場合があるが、プログラムはCPU(プロセッサと呼ぶことがある)によって実行されることで定められた処理をメモリ及び通信ポート(ネットワークインターフェース)を用いながら行うため、CPUを主語とした説明としてもよい。また、プログラムを主語として開示された処理は管理サーバ等の計算機、情報処理装置が行う処理としてもよい。また、プログラムの一部または全ては専用ハードウェアによって実現されてもよい。 また、各種プログラムはプログラム配布サーバや記憶メディアによって各計算機にインストールされてもよい。
次に、各図を参照して、本発明の実施形態について説明する。図1は本発明のファイル制御用の計算機システムの概要を示している。この計算機システムはNASを実現する。
計算機システムは、主計算機10と、これに接続するクライアント計算機(ホスト、サーバなど)27と、計算機10に接続するストレージ装置20及び管理計算機30とを備えている。
計算機10は、CPU11と、メモリ12と、ネットワークインタフェース17(以下、ネットワークI/F17)と、管理用インタフェース18(以下、管理I/F18)と、データ用インタフェース19a〜19n(以下、データ用I/F19)とを備えている。
メモリ12は、ファイルシステムに関連する管理あるいは制御情報として、ファイルシステム管理プログラム13と、付加機能管理プログラム14と、ストレージ装置管理プログラム15と、付加機能テーブル16と、処理結果テーブル32とが格納されている。計算機10は、CPU11を使用して、プログラム13、14および15と、を実行する。
ファイルシステム管理プログラム13は、クライアント装置27、又は、管理計算機30からの、ファイルシステムに対する処理を実行する。処理の具体例として、ファイルシステムの拡張、ファイルシステムの縮小、ファイルシステムのクライアント装置27又は計算機10に対するマウント、マウントしたファイルシステムのアンマウントなどがある。
付加機能管理プログラム14は、付加機能に対する処理を実行する。
処理の具体例として、付加機能の有効化、無効化、付加機能に必要なボリュームの拡張、その縮小、ファイルシステムのイメージの保存、リモートコピーなどがある。付加機能とは、ファイルシステムに依る、クライアント装置との間のデータのライト・リード機能に付加される特殊機能の集合であって、例えば、後述の如く、ある時点でのファイルシステムのイメージを保存する技術である差分スナップショット、2つ以上のボリュームの内容を同期する技術であるボリュームミラー、ある時点でのボリュームのイメージを保存する技術である差分ボリュームミラーなど複数の要素技術から通常成り立っている。各要素技術には通常ボリュームが割り当てられており、付加機能管理プログラムがこれらボリュームに対するデータの入出力制御を実行することによって付加機能が実現される。
ストレージ装置管理プログラム15は、ストレージ装置が有する機能を操作する。具体的には、ファイルシステムへのボリュームの割り当てなどがある。
計算機10は、管理ネットワーク29を介して管理計算機30に接続されている。計算機10は管理計算機30からの指示を受信し、処理結果を管理計算機30に送信する。
さらに、計算機10は、運用ネットワーク28を介してクライアント装置27a〜27nに接続されており、計算機10はクライアント装置27からの要求を受信し、処理結果を送信する。
運用ネットワーク28および管理ネットワーク29の例としては、Ethernet(登録商標)やFibre Channelが好適なものである。ネットワーク構成を単純にしたい場合は、運用ネットワーク28と管理ネットワーク29とを兼用してもよい。
ストレージ装置20は、CPU21と、メモリ22と、データ用インタフェース25a〜25nと、管理用インターフェース26と、図示しない複数の記憶媒体(HDD,SSDなど)を備えている。
メモリ22には、ボリューム管理プログラム23と、パス管理プログラム24とが格納されている。ストレージ装置20は、CPU21を使用して、プログラム23および24を実行する。
ストレージ装置20は、データネットワーク31を介して計算機10と接続されており、ストレージ装置20は計算機10からのデータ入出力要求を受信し、処理結果を計算機10に送信する。
図2は管理計算機30のハードウエアブロック図である。管理計算機30は、メモリ302の管理プログラム303を、CPU301を用いて実行して、I/F304を介して管理用ネットワーク29で接続された計算機10とストレージ装置20を管理する。
また、管理計算機30は、管理者が管理プログラム303を利用するためのインターフェースとしての管理画面305を管理者に提供する。
なお、管理プログラム303が計算機10のメモリ12に格納されており、CPU11が管理プログラムを実行することによって、管理計算機を省略してもよい。
図21は、計算機システムにおけるファイルシステムの詳細を説明する機能ブロック図である。計算機10のファイルシステム100には、クライアントのリード・ライトコマンドのアクセス先である主ボリューム102と、主ボリュームの差分スナップショト(付加機能の一例)が格納される付加機能ボリューム103とが割り当てられている。
ストレージ装置20は、P−vol(112)と、D−vol(114)と、P−vol(112)のコピーボリュームであるS−vol(116)とを備えている。P−vol(112)は主ボリューム102にマッピングされ、D−vol(114)は差分スナップショットボリューム103にマッピングされている。また、S−vol(116)はP−vol(112)に対応している。ボリューム(vol)とは論理的に定義された記憶領域である。ボリュームには記憶デバイスから記憶領域が割り当てられている。
ストレージ装置20は、これらボリュームの対応関係をマッピングテーブルとして記憶しており、ボリューム管理プログラム23は、このテーブルに基づいてボリューム間でのデータの転送を制御する。このマッピングテーブルは計算機10のメモリ12の所定領域にも記録されている。
さらに、符号10Aは計算機10に対するリモートサイトを構成する遠隔地にある他の計算機であり、主ボリューム108と付加機能ボリューム110とを備えるファイルシステム106を有している。
計算機10のファイルシステム拡張プログラム13がファイルシステム100にファイルシステムの拡張命令S1を送り、かつ、ストレージ装置管理プログラム12は、ストレージ装置のボリューム管理プログラム23に、ボリューム作成命令とボリュームを計算機10のファイルシステムに割り当てる命令を送信する。ストレージ管理プログラムはボリューム作成命令を受けて、主ボリューム102の記憶領域であるP−vol(118)の容量を拡張し、さらに付加機能ボリューム103の記憶領域であるD−vol(114)の容量を拡張する。
ファイルシステム100は、クライアント計算機27とストレージ装置20の記憶デバイスとの間のデータのリード・ライトを管理する。
図3は、管理者が拡張すべきファイルシステムを選択しようとする場合に、管理計算機30の画面305において管理者に表示されるGUI(Graphical User Interface)の一例を示している。GUIは、少なくとも、管理者が選択したファイルシステム名を表示する領域3051と、拡張すべき記憶容量を管理者に入力させるための領域3052と、ファイルシステムに設定されている付加機能名を表示する領域3053と、各付加機能に必要な容量を表示する領域3054とを有している。
領域3052への入力値があると、ファイルシステム管理プログラム13は主ボリューム102の記憶容量を入力値に相当する量分拡張する。領域3054にはファイルシステムの拡張後に必要となる各付加機能の全体容量である。図3において、3054に記載してある数値はその一例である。
本実施形態は、付加機能が設定されたファイルシステムを管理者が拡張する際、付加機能に必要な容量が不足していれば、管理者に警告を表示するものである。図4は付加機能テーブル16の一例である。付加機能テーブル16は少なくとも、付加機能名161と、付加機能のために、計算機10が現在確保している記憶容量162(以下、確保容量162、という。)と、付加機能が動作するために必要な容量の条件163と、を有する。確保容量は、付加機能ボリューム103(図2)に割り当てられている、ストレージ装置内のボリュームの記憶容量に相当する。
付加機能名161は、複数の付加機能を区別できる識別子であればよく、たとえば付加機能の製品名などが好適である。確保容量162の例として、付加機能のために現在確保しているバイト数、ブロック数、ファイル数といった例が好適である。
図4に示す例では、付加機能は差分スナップショット、ボリュームミラー、差分ボリュームミラーからなる。計算機10は複数の付加機能毎に付加機能ボリュームを有し、各付加機能ボリュームにストレージ装置20の互いに異なる実ボリュームが割り当てられている。なお、複数の付加機能ボリュームが共通する実ボリュームに割り当てられていてもよい。
条件163には、具体的には、付加機能が設定されているファイルシステムの容量などから、付加機能が動作するための条件や、付加機能の容量を計算するための式が記載されている。付加機能ボリュームが主ボリュームの容量より大きな容量を有する必要がある場合には、「主ボリュームより大きい」という内容が登録される。
図5は、処理結果テーブル32の一例である。処理結果テーブルとは、計算機10のファイルシステム管理プログラム13がファイルシステムを拡張する際、主ボリュームの拡張はできたが、これに合わせて、付加機能管理プログラム14が付加機能ボリュームの容量を拡張する際に、不足する記憶容量を複数の付加機能毎に書き出したものである。
処理結果テーブル32は、少なくとも、付加機能名161と、付加機能が動作するために不足している容量321と、を有する。
図6および図7は、本実施形態における処理手順を示したフローチャートである。はじめに、管理者は管理計算機30の管理プログラム303に対して、拡張したいファイルシステムと拡張したい容量(以下、拡張容量)とを指定する(S101)。すなわち、管理者は、拡張したいファイルシステムを選択して、GUIの画面305の領域3052(図3)に、拡張量として所望の値を入力する。
次に、管理プログラム303は、ファイルシステム管理プログラム13に対し、S101で入力された値に基づいてファイルシステムの拡張を指示する(S102)。
次に、ファイルシステム管理プログラム13は、付加機能テーブル16を参照して、ファイルシステムに設定された付加機能の一覧を取得する(S103)。付加機能テーブルは管理計算機30によって作成、更新される。
次に、ファイルシステム管理プログラム13は、処理結果テーブル32にある旧内容を消去する(S104)。
次に、ファイルシステム管理プログラム13は、S103で取得したすべての付加機能に対してS106〜S108の処理を実施する(S105)。
ファイルシステム管理プログラム13は、付加機能テーブル16を参照して、付加機能の確保容量162と、付加機能の条件163を取得する(S106)。
ファイルシステム管理プログラム13は、S101で指定された容量にファイルシステムを拡張すると、S106の条件を満たすかどうかを判定する。例えば、付加機能の確保容量が、拡張後の主ボリュームの容量より大きいか否かということである。
条件163を満たしていれば(S107:Yes)S105に戻る。条件163を満たしていなければ(S107:No)、ファイルシステム管理プログラム13は、処理結果テーブル32に付加機能の名称を付加機能名161に書き込み、さらに、条件163を満たすために不足している容量を処理結果テーブルに書き込む(S108)。不足容量の一例は、拡張後のファイルシステムの容量から付加機能の確保容量を減算した値である。ファイルシステム管理プログラムは、S108の後S105にリターンする。
ファイルシステム管理プログラムが、すべての付加機能についてS106〜S108の処理を実施すると(S105:Yes)、処理結果テーブル32の内容を管理プログラム303に返信する(S109)。
最後に、管理プログラム303は、処理結果テーブル32の内容を画面に表示して、管理者に、ファイルシステム拡張時における付加機能の容量の不足を警告する(S110)。この警告は、たとえば処理結果テーブル32に表示された付加機能名に該当する領域3053の表示色を変化させる、あるいは点滅させるといった手段で実施してもよい。以上で処理を終了する。
本実施形態によれば、付加機能が設定されたファイルシステムを管理者が拡張しようと、あるいは拡張した際、ファイルシステムの拡張に合わせて付加機能を拡張されるに足る容量が記憶デバイスに不足していれば、それを管理者に警告を表示する。
したがって、管理者が、ファイルシステムを拡張する際、付加機能に必要な容量の不足に事前に気づくことができるので、ファイルシステムの拡張後付加機能が動作しないという不都合を未然に防ぐことができる。
この本実施形態では、付加機能が設定されたファイルシステムを管理者が拡張する際、複数の付加機能を拡張することに必要な容量が不足していれば、管理者が定めた優先度に従って、優先度の高い付加機能順に容量を自動的に割り当てて拡張する。
図8は本実施形態に適用される付加機能テーブル16の一例である。付加機能テーブル16は少なくとも、付加機能名161と、付加機能のために計算機10の付加機能管理プログラム14が現在確保している容量162と、付加機能が動作するために必要な容量の条件163と、付加機能の優先度164とを有する。
優先度16を付与する例として、優先度の高い付加機能順に昇順で正の整数値を付与することがある。付加機能に容量を拡張する前の処理165と、付加機能に容量を拡張した後の処理166が付加機能テーブルに登録されることもある。
前処理165の例として、容量を拡張している間、CPU11が付加機能ボリュームにデータが入出力されることを抑止するために、ファイルシステムを一時停止(フリーズ)することがある。後処理166の例として、一時停止したファイルシステムを再開する処理がある。
図9は、管理者がファイルシステムを選択して、そのファイルシステムに属する付加機能の優先度を設定或いは変更するために、管理計算機30の画面305に表示されるGUIの一例を示している。GUIは、管理者が選択したファイルシステム名を表示する領域3051と、ファイルシステムに設定された付加機能名を表示する領域3053と、付加機能毎の優先度を表示する領域3055と、優先度を増加あるいは減少させるための操作手段としてのボタン3056と、を有する。
図10および図11は、優先度に応じて付加機能の容量を拡張する処理を説明するフローチャートである。管理者は管理計算機30の管理プログラム303に対して、拡張したいファイルシステムと拡張したい容量(以下、拡張容量)を指定する(S201)。これは、GUIとして提供される画面に、管理者が拡張したいファイルシステム入力し、拡張したい容量(所望の値)を入力することによって行われる(図3参照)。
次に、管理プログラム303は、ファイルシステム管理プログラム13に対し、S201で指定された値をもとにファイルシステムの拡張を指示する(S202)。ファイルシステム管理プログラム13は、付加機能テーブル16を参照して、ファイルシステムに設定された付加機能の一覧を取得する(S203)。ファイルシステム管理プログラム13は、処理結果テーブル32の旧内容を消去する(S204)。
ファイルシステム管理プログラム13は、S203で取得した付加機能の一覧を、管理者によって入力された優先度(図9参照)の順に整列する(S205)。
次に、ファイルシステム管理プログラム13は、S205で整列したすべての付加機能に対してS207〜S208およびBの処理を実施する(S206)。
まず、ファイルシステム管理プログラム13は、付加機能テーブル16を参照して、付加機能の確保容量162と、付加機能の条件163を取得する(S207)。
次に、ファイルシステム管理プログラム13は、S201で指定された容量にファイルシステムを拡張すると、S207の条件を満たすかどうかを判定する。例えば、付加機能の確保容量が、拡張後の主ボリュームの容量より大きいか否かということである。
条件163を満たしていれば(S208:Yes)、S206に戻る。条件163を満たしていない場合(S208:No)、ファイルシステム管理プログラム13は付加機能の前処理165と後処理166を取得する(図11のS209)。このとき、条件163を満たすために必要な容量をメモリ12の所定領域に不足容量として記憶しておく。
次に、ファイルシステム管理プログラム13は、ストレージ装置管理プログラム15を実行して、ストレージ装置20のボリューム管理プログラム23からストレージ装置が有する記憶デバイス(HDDなど)に存在する空き容量を取得する(S210)。
次に、ファイルシステム管理プログラム13は、S210で取得した空き容量が不足容量を上回っているかを判定する(S211)。空き容量が不足容量を下回っている場合(S211:No)、ボリューム管理プログラム23がストレージ装置管理プログラム15を介してファイルシステム管理プログラム13に結果を通知する。ファイルシステム管理プログラム13は、処理結果テーブル32に付加機能名と不足容量を登録する(S218)。
ファイルシステム管理プログラム13がS211を肯定判定した場合(S211:Yes)、ファイルシステム管理プログラム13は、前処理165を実行する(S212)。
ファイルシステム管理プログラム13は、ストレージ装置管理プログラム15を介して、ボリューム管理プログラム23に対して、不足容量より大きいサイズのボリューム(付加機能にマッピングされるべきボリュームである。)の作成、または既存ボリュームの容量を拡大することを指示する(S213)。
ファイルシステム管理プログラム13は、ストレージ装置管理プログラム15を介して、パス管理プログラム24に対し、作成されたボリュームを計算機10からアクセス可能なように、計算機10と作成されたボリュームとの間の論理パスを設定する(S214)。
次に、ファイルシステム管理プログラム13が付加機能管理プログラム14に対し、ボリュームそのものを付加機能に割り当てるか、あるいはボリュームの一部の領域を付加機能に割り当てるかをして、付加機能の確保容量を拡張するように指示する(S215)。
付加機能管理プログラム14がボリュームに基づいて付加機能に確保されるべき容量を拡張する(S216)。次いで、ファイルシステム管理プログラム13は、後処理166を実行し(S217)、S206に戻る。
ファイルシステム管理プログラム13がすべての付加機能に対して処理を終了した場合(S206:Yes)、処理の結果に応じて付加機能テーブルの優先度を変更する(処理E:図20参照)。
まず、ファイルシステム管理プログラム13は、処理結果テーブル32を参照する(S219)。ファイルシステム管理プログラム13は、処理結果テーブル32に基づいて付加機能テーブル32を更新する。
その際、ファイルシステム管理プログラムは、処理結果テーブル32にエントリされている、容量の拡張が失敗した付加機能の各優先度を付加機能テーブルから取得し、優先度の高い順に付加機能を整列させる。そして、整列された付加機能に対して、上位の付加機能が記憶容量の割り当てについて優先されるように優先度を付与し直し、その結果を付加機能テーブルに反映させる(S220,S221)。その後の処理は、実施形態1に記載したS109とS110と同様である。
本実施形態によれば、付加機能が設定されたファイルシステムを管理者が拡張する際、付加機能に必要な容量が不足していても、主計算機10はストレージ装置20と連携して、適切なボリュームの作成とパスの設定を行う。したがって、ストレージ装置20は、付加機能の拡張に必要な記憶容量を記憶デバイスから取得して、付加機能ボリューム103に対応する内部実ボリュームに自動的に割り当てることが可能となる。
このように、計算機10がファイルシステムを拡張すると、付加機能に必要な容量の確保を同期させるため、ファイルシステムを拡張したものの付加機能が動作しないということを避けることができる。さらに、付加機能テーブル16が優先度164を有し、S205で優先度164の順に付加機能を整列することで、管理者にとって優先度が高い付加機能から順に容量が拡張される。
また、計算機10は、ファイルシステム拡張処理の過程で、容量の拡張が成し得なかった付加機能の優先度をあげることで、次回のファイルシステム拡張処理の際に、この付加機能の容量の拡張を優先させることができる。
計算機10のファイルシステム管理プログラム13が、ファイルシステムにファイルが格納されていない空き容量があるか否かを定期的に監視し、空き容量が不足すれば、管理者が定めた優先度に従ってファイルシステムを拡張する。
図12は、主計算機10のメモリ12の第2の例に係るブロック図である。メモリ12は、図1に示す管理情報に加えて、ファイルシステムテーブル33と、容量監視プログラム34と、定期実行プログラム35とをさらに備えている。容量監視プログラム34は、ファイルシステムに関してしきい値が当てはまるか否かを判定する機能を有する。
定期実行プログラム35は、容量監視プログラム34を定期実行させる機能を有し、一般的なUNIX(登録商標)ではcronがこれに該当する。
図13は、ファイルシステムテーブル33の一例である。ファイルシステムテーブル33は、ファイルシステム名331と、ファイルシステムの優先度332と、ファイルシステムを拡張すべきか否かを判断するためのしきい値333と、ファイルシステムを拡張するときに選択される拡張容量334と、を有している。
しきい値333の例として、現在のファイルシステムの容量に対する空き容量の割合(%)や、データが格納されている容量(使用済み容量)の割合(図13)、ファイルシステムの空き容量・使用容量(バイト数)が好適である。拡張容量334の例として、現在のファイルシステムの容量に対する割合(%)やバイト数が好適である。
図14は、管理者が定めた優先度に従ってファイルシステムを拡張する手順を示したフローチャートである。事前に設定された時刻が来ると、定期実行プログラム35は容量監視プログラム34を起動する(S301)。
起動された容量監視プログラム34は、ファイルシステムテーブル33を参照して、ファイルシステムの一覧を取得する(S302)。
容量監視プログラム34は、取得したファイルシステムの一覧を優先度332の順に整列する(S303)。次に、S303で整列したすべての付加機能に対してS305〜S309の処理を実施する(S304)。
まず、容量監視プログラム34はファイルシステム管理プログラム13を起動する(S305)。ファイルシステム管理プログラム13はファイルシステムテーブル33を参照して、ファイルシステムのしきい値333を取得する(S306)。
ファイルシステム管理プログラム13は、ファイルシステムの容量のうち、ファイルが記録されている、クライアントあるいはユーザが使用中の容量を取得し、これがしきい値333を超えているか否か検査する(S307)。
しきい値333を超えていない場合(S307:No)、ファイルシステム監理プログラムは、S304に戻る。しきい値333を超えている場合(S307:Yes)、ファイルシステム管理プログラム13は、ファイルシステムの拡張容量334を取得する(S308)。
ファイルシステム管理プログラム13は、既述のS102〜S108の処理を実施し(S309)、S304に戻る。この際、S102で使用する拡張容量として、S308で取得した拡張容量334を使用する。
本実施形態によれば、ファイルシステム管理プログラムはファイルシステムの容量を定期的に監視し、ファイルシステムの容量が不足していれば、ファイルシステムを拡張する。さらに、ファイルシステムテーブル33が優先度332を有し、S303で優先度334の順にファイルシステムを整列することで、管理者にとって優先度が高いファイルシステムから優先して容量を拡張することができる。
リモートコピー元の計算機が、ファイルシステムのデータを、遠隔回線によって接続された1つ以上のリモートコピー先計算機のファイルシステムに転送するときに、リモートコピー先ファイルシステムの容量が不足していれば、リモートコピー先計算機はファイルシステムを拡張する。
図15は、これを達成するための計算機システムのブロック図である。コピー元計算機36とコピー先計算機37は遠隔回線38を介して接続されている。コピー先計算機37は複数あってもよい。なお、後に説明するフローチャートは、コピー先計算機37が複数あることを前提にしている。
図16はコピー先及びコピー元計算機のメモリ12を示すブロック図である。メモリ12は、実施形態1で説明した管理要素に加えて、リモートコピーテーブル39と、リモートコピー管理プログラム40とを有している。
図17はリモートコピーテーブル39の一例である。リモートコピーテーブル39は少なくとも、ファイルシステム名391と、ファイルシステムのデータを転送する対象となるコピー先計算機392の情報とを有する。コピー先計算機392の情報の例として、コピー先計算機のIPアドレスやホスト名が好適である。ファイルシステムのデータを複数の計算機に転送したい場合、1つのファイルシステムに対してコピー先計算機392を複数とすればよい。
図18はリモートコピーシステムにおいて、転送先ファイルシステムを拡張するための処理手順を示したフローチャートである。リモート先計算機のファイルシステム管理プログラムは、既述の図10の各ステップを実行後、図11と同じS209〜S217を実行し、次いで処理Dを実施する。
図19は処理Dを示すフローチャートである。コピー元計算機においてファイルシステムが拡張されると、これに続いてコピー先計算機のファイルシステムの拡張が行われる。コピー先計算機では、ファイルシステムの容量の拡張に合わせて付加機能の容量の拡張が行われる。
コピー元計算機36のファイルシステム管理プログラム13がリモートコピー管理プログラム40を実行する(S401)。リモートコピー管理プログラム40がリモートコピーテーブル39を参照して、コピー先計算機の一覧を取得する(S402)。
S402で取得したすべてのコピー先計算機について、S404〜S407の処理を実施する(S403)。リモートコピー管理プログラム40がコピー先計算機のファイルシステム管理プログラムに対して、管理者に指定された容量による拡張を指示する(S404)。
次に、コピー先計算機のファイルシステム管理プログラム13が、S202〜S218の処理を実行する(S405)。S206の処理が終了すると、コピー先計算機に処理結果テーブル32が作成されているので(S218)、リモートコピー管理プログラム40は処理結果テーブル32を取得する(S406)。
処理結果テーブル32にエントリがない場合(S406:No)、S403に戻る。処理結果テーブル32にエントリがある場合(S406:Yes)、コピー先計算機で拡張できなかった付加機能が存在するので、コピー元計算機上の処理結果テーブル32にコピー先計算機の処理結果テーブル32の内容を追記し(S407)、S403に戻る。以上により処理Dに加えて処理Bも終了する。
本実施形態によれば、1つの計算機が有するファイルシステムのデータを、遠隔回線によって接続された他の計算機のファイルシステムに転送するときに、他の計算機のファイルシステムおよび付加機能の容量を拡張することができるため、コピー先計算機での付加機能を維持しながら、コピー元計算機からコピー先計算機へのリモートコピーが実現される。
なお、ストレージ装置20と主計算機10とを一体のハードウエア構成にしてもよい。
10…計算機 11…CPU 12…メモリ 13…ファイルシステム管理プログラム 14…付加機能管理プログラム 15…ストレージ装置管理プログラム 16…付加機能テーブル 17…運用インタフェース 18…管理用インタフェース 19…データ用インタフェース 20…ストレージ装置 21…CPU 22…メモリ 23…ボリューム管理プログラム 24…パス管理プログラム 25…データ用インタフェース 26…管理用インタフェース 27…クライアント計算機 28…運用ネットワーク 29…管理ネットワーク 30…管理計算機 31…データ用ネットワーク 32…処理結果テーブル 33…ファイルシステムテーブル 34…容量監視プログラム 35…定期実行プログラム 36…コピー元計算機 37…コピー先計算機 38…遠隔回線 39…リモートコピーテーブル 40…リモートコピー管理プログラム

Claims (7)

  1. クライアント計算機と、
    クライアントデータを記憶する記憶デバイスと、
    前記クライアント計算機と前記記憶デバイスとの間のデータのリード・ライトを管理するファイルシステムと、前記ファイルシステムを制御する制御回路と、前記ファイルシステムの管理情報を記憶する記憶回路と、を有する主計算機と、
    を備えるファイル制御システムであって、
    前記ファイルシステムには複数の付加機能が設定され、各付加機能には前記記憶デバイスから所定の記憶容量が割り当てられており、
    前記記憶回路は、前記付加機能を動作させるために必要な条件と優先度とが付加機能ごとに纏めて設定された第1の設定情報を記憶し、
    前記制御回路は、
    前記管理情報に基づいて前記ファイルシステムを拡張する際、拡張後のファイルシステムにおける前記複数の付加機能のそれぞれについて、前記条件の成立の有無を判定し、
    前記判定によって前記条件の成立が否定された付加機能に対して、当該付加機能に対応する前記優先度が高い順に、前記記憶デバイスから前記記憶容量を割り当て、当該割り当てが行われなかった付加機能について、警告情報を出力する
    ことを特徴とするファイル制御システム。
  2. 前記制御回路は、
    前記ファイルシステムの拡張を、前記データのリード・ライト用の第1のボリュームに、前記記憶デバイスから割り当てられる第1の記憶容量を拡張することによって実行し、
    前記付加機能用の第2のボリュームに前記記憶デバイスから第2の記憶容量を割り当て、
    拡張後の第1の記憶容量と、前記第2の記憶容量と、を参照して、前記条件の成立の有無を判定する、請求項1記載のファイル制御システム。
  3. 前記制御回路は、前記第2の記憶容量が前記拡張された第1の記憶容量以下である場合に、前記条件の成立を否定する判定を行う、請求項2記載のファイル制御システム。
  4. 前記制御回路は、前記記憶デバイスの空き容量を判定して、前記付加機能への前記記憶容量の割り当ての可否を判定し、前記記憶容量の割り当てが否定された付加機能の優先度を元の優先度より上げて前記第1の設定情報に登録する、請求項記載のファイル制御システム。
  5. 前記主計算機は、前記ファイルシステムを複数備え、
    前記記憶回路は、前記複数のファイルシステムのそれぞれについて閾値と、優先度と、が設定された第2の設定情報を記憶し、
    前記制御回路は、複数あるファイルシステムについて、前記第2の設定情報に設定された優先度順に、当該ファイルシステムの記憶容量と前記閾値とを対比し、前記記憶容量が前記閾値の範囲内となったファイルシステムの記憶容量を拡張する、請求項1記載のファイル制御システム。
  6. クライアント計算機と、
    クライアントデータを記憶する記憶デバイスを有するストレージ装置と、
    前記クライアント計算機と前記記憶デバイスとの間のデータのリード・ライトを管理するファイルシステムと、前記ファイルシステムを制御する制御回路と、前記ファイルシステムの管理情報を記憶する記憶回路と、を有する主計算機と、
    管理者に前記ファイルシステム管理用のGUIを提供する管理計算機と、
    を備えるファイル制御システムであって、
    前記ファイルシステムには複数の付加機能が設定され、各付加機能には前記記憶デバイスから所定の記憶容量が割り当てられており、
    前記記憶回路は、前記付加機能を動作させるために必要な条件と優先度とが付加機能ごとに纏めて設定された第1の設定情報を記憶し、
    前記制御回路は、
    記ファイルシステムの拡張を、前記データのリード・ライト用の第1のボリュームに、前記記憶デバイスから割り当てられる第1の記憶容量を拡張することによって実行し、
    前記付加機能用の第2のボリュームに前記記憶デバイスから第2の記憶容量を割り当て、
    前記管理情報に基づいて前記ファイルシステムを拡張する際、拡張後のファイルシステムにおける前記複数の付加機能のそれぞれについて、前記条件の成立の有無を判定し、
    前記判定では、拡張後の第1の記憶容量と、前記第2の記憶容量と、を参照して、前記第2の記憶容量が前記拡張された第1の記憶容量以下である場合に前記条件の成立を否定する判定を行い、
    前記判定によって前記条件の成立が否定された付加機能に対して、当該付加機能に対応する前記優先度が高い順に、前記記憶デバイスから前記記憶容量を割り当て、当該割り当てが行われなかった付加機能について、警告情報を出力し、
    前記記憶デバイスの空き容量を判定して、前記付加機能への前記記憶容量の割り当ての可否を判定し、前記記憶容量の割り当てが否定された付加機能の優先度を元の優先度より上げて前記第1の設定情報に登録し、
    前記管理計算機は前記主計算機に前記第1のボリュームの拡張量を送信する
    ことを特徴とするファイル制御システム。
  7. クライアント計算機が接続された第1のネットワークとの第1のインターフェースと、
    クライアントデータを記憶する記憶デバイスを有するストレージ装置が接続された第2のネットワークとの第2のインターフェースと、
    前記クライアント計算機と前記ストレージ装置との間のデータのリード・ライトを管理するファイルシステムと、
    前記ファイルシステムを制御する制御回路と、
    前記ファイルシステムの管理情報を記憶する記憶回路と、
    を備えるファイル制御計算機であって、
    前記ファイルシステムには複数の付加機能が設定され、各付加機能には前記記憶デバイスから所定の記憶容量が割り当てられており、
    前記記憶回路は、前記付加機能を動作させるために必要な条件と優先度とが付加機能ごとに纏めて設定された第1の設定情報を記憶し、
    前記管理情報に基づいて前記ファイルシステムを拡張する際、拡張後のファイルシステムにおける前記複数の付加機能のそれぞれについて、前記条件の成立の有無を判定し、
    前記判定によって前記条件の成立が否定された付加機能に対して、当該付加機能に対応する前記優先度が高い順に、前記記憶デバイスから前記記憶容量を割り当て、当該割り当てが行われなかった付加機能について、警告情報を出力する
    ことを特徴とするファイル制御計算機。
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