JP4575119B2 - ストレージシステム - Google Patents

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Description

本発明は、広くは、記憶装置の記憶領域に対するデータの記憶を制御するストレージ装置(ディスクアレイ装置ともいう)を含んで構成されるストレージシステム(あるいは情報処理システム)に関し、詳しくは、ストレージ装置の格納データをバックアップする技術に関する。
従来、ストレージシステムとして、遠隔に複数点在するサイト毎に、ストレージ装置を含んで構成される情報処理システムが設けられた形態がある。各情報処理システムで、業務サーバ等のホスト装置からストレージ装置に対するデータ入出力のアクセスが行われ、ストレージ装置内の記憶ボリュームにデータが格納される。業務サーバでは、ストレージ装置にデータを格納しながらオンライン業務処理を行う。各情報処理システムのストレージ装置の格納データは、互いに関連する場合もある。このようなストレージシステムの例としては、企業において本社の情報処理システムを有し、それとは遠隔地にある各事業部の情報処理システムを有するストレージシステムが挙げられる。そして、このようなストレージシステムにおいて、各サイトの情報処理システムで、ストレージ装置の記憶ボリュームに格納されるデータのバックアップを行う。
この場合、従来では、遠隔に複数点在するサイトの情報処理システム毎にバックアップシステムを設けて、それぞれのバックアップシステムによりストレージ装置の格納データのバックアップを実行している。例えば、あるサイトの情報処理システム、例えば企業内LAN(Local Area Network)のコンピュータシステムにおいて、前記バックアップシステムとして、ストレージ装置の格納データについてのバックアップ処理を行うバックアップサーバと、前記バックアップ処理に従ってバックアップデータを記録媒体に格納するバックアップ装置とが設けられる。バックアップシステムにおけるバックアップ管理を担当する管理者、例えば情報処理システムのシステム管理者などにより、バックアップ処理の設定などが行われる。前記バックアップシステムにより、前記設定などに基づくバックアップ実行タイミングでバックアップ処理が実行される。
前記従来のストレージシステム及びバックアップシステムでは、バックアップ管理を担当する管理者は、バックアップ状況の把握や、バックアップデータからのデータリストアや、バックアップシステムの保守などの、バックアップに関連する作業を行う。特に、管理者は、サイト毎に、バックアップシステムの構築、バックアップルールの定義、バックアップスケジュールの確立といった作業を実行した上で、日々のバックアップ運用において、どのサイトでいつバックアップが取得され、その取得にどれ程の時間がかかっているか、バックアップ処理は正常に行われているか等といったバックアップ状況の把握を行う必要がある。
しかしながら、複数のサイトのバックアップシステムについてバックアップ管理を行うことは、管理者にとって大きな負担となる。また、各サイトでのバックアップ運用が独立している場合、バックアップスケジュール管理などの運用管理業務も煩雑になってしまう。複数のサイトの情報処理システムでそれぞれバックアップを行う場合、1人または複数の管理者が、前記バックアップに関連する作業を行う必要がある。例えば1人の管理者が複数のサイトのバックアップ管理を行う場合、その管理者は、各サイトでのバックアップ状況を把握しつつ作業を行う必要があるため、負担がかかる。また例えばサイト毎の管理者によりバックアップ管理を行う場合で、各サイトの情報処理システムが関連を持ちバックアップも関連する場合などには、複数のサイトでのバックアップ状況の関連が把握される必要があるため、管理者に負担がかかる。
本発明は以上のような問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数のサイトにストレージ装置を含んで構成される情報処理システムを有し、ストレージ装置の格納データについてのバックアップの運用・管理を行う構成のシステムにおいて、バックアップの運用・管理の負担を軽減できる技術を提供することにある。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。前記目的を達成するために、本発明のストレージシステムは、ストレージ装置を含んで構成される情報処理システムを複数のサイトに有し、前記ストレージ装置は、ハードディスクドライブ等の記憶装置と前記記憶装置に対するデータの記憶を制御しRAID制御が可能なコントローラとを備え、前記複数のサイトの情報処理システムが通信手段を通じて接続される構成のシステムであって、以下に示す技術的手段を備えることを特徴とする。
本ストレージシステムは、複数のサイトの情報処理システムにおいてストレージ装置に格納されているデータをバックアップ対象として、時間的に同期したタイミングで1つのサイトの情報処理システム内へとバックアップする手段を備える。本手段によるバックアップ処理では、複数のサイトを対象としたバックアップ処理の実行タイミングをほぼ同期させ、各バックアップデータを、前記通信手段を通じて転送して、前記1つのサイトの情報処理システム内へと集約して格納する。1つの第1のサイトに、前記バックアップを実行して各バックアップデータを格納する第1の情報処理システムを有し、1つ以上有する第2のサイトに、前記バックアップの対象となる第2の情報処理システムを有する。
前記第1の情報処理システムでは、第2の情報処理システムに有する第2のストレージ装置の記憶ボリュームの格納データからのバックアップデータを、例えば、第1の情報処理システムに有する第1のストレージ装置の記憶ボリュームへと取得して格納する。前記第2のストレージ装置は、バックアップ対象となる記憶ボリュームあるいはデータを有し、前記第1のストレージ装置は、前記各バックアップデータを格納するための記憶ボリュームを有する。また例えば、前記第1のストレージ装置へと取得した各バックアップデータを、第1の情報処理システム内に有するバックアップ装置へと転送してバックアップ用の記録媒体の記憶領域に格納する。
前記第1のストレージ装置は、前記第2のストレージ装置の格納データのバックアップデータを、前記通信手段を通じて取得する処理などを行い、前記第2のストレージ装置は、バックアップ対象となる記憶ボリュームの格納データのバックアップデータを、第1の情報処理システムへと転送する処理などを行う。各第2の情報処理システムでは、例えば、業務サーバなどのホスト装置が第2のストレージ装置に対してデータ入出力アクセスを行いながらオンライン業務処理などの通常処理を行う。前記第2の情報処理システムから各バックアップデータを第1の情報処理システム内へと集約する際には、第2のストレージ装置におけるバックアップ対象となるデータをコピーして前記バックアップデータを作成し、作成したバックアップデータを、前記通信手段を通じて第1の情報処理システム内へと転送するデータコピー手段を用いる。前記データコピー手段を用いて、前記各バックアップデータを例えば第1のストレージ装置内の記憶ボリュームへと取得する。前記第1、第2の情報処理システムに有する、第1、第2のストレージ装置、その他の装置などに、前記データコピー手段を構成する機能を備える。前記データコピー手段として、例えば、ストレージ装置間でモートコピーを行う機能を、前記第1、第2のストレージ装置に備える。
第1の情報処理システムは、時間的なバックアップ実行ポイントで、バックアップ処理の実行を開始し、1つ以上有する第2の情報処理システムの第2のストレージ装置から、前記データコピー手段を用いて、前記格納データのバックアップデータを、各サイトでほぼ同期した時間内に、第1の情報処理システム内の例えば第1のストレージ装置へと集約して取得する。そして、前記取得した各バックアップデータを、第1の情報処理システム内に有するバックアップ装置へと格納する。複数のサイトを対象としたバックアップを時間的に同期、すなわち開始タイミングやバックアップ処理時間を同期させることで、複数のサイトのバックアップ運用・管理を1つのサイトすなわち前記第1の情報処理システムへとまとめて一元化することが可能である。
前記バックアップ処理では、第1の情報処理システムから、バックアップスケジュールの設定などに従った時間的なバックアップ実行ポイントで、バックアップ対象となる1つ以上有する第2のサイトの第2の情報処理システムに対し、同期したタイミングでバックアップ実行のための指示を行う。そして、前記指示に従って同期したタイミングで、各第2の情報処理システムと第1の情報処理システムとの間で、第2のストレージ装置の格納データのバックアップデータを第1の情報処理システム内へと集約する処理を行う。すなわち、各第2のストレージ装置から前記バックアップデータが前記通信手段とデータコピー手段を通じて第1の情報処理システム内へと転送される。
また、第1の情報処理システムでは、例えばバックアップサーバなどにより、個別のバックアップデータを第1のストレージ装置へと取得する処理や、第1のストレージ装置からバックアップデータをバックアップ装置の記録媒体へと転送して格納する処理を制御する。前記第1のストレージ装置やバックアップ装置は、前記バックアップサーバや第1のストレージ装置などの制御に従って、前記各バックアップデータを記憶領域にライトする。前記バックアップ装置は、例えば、磁気テープ媒体にデータをライト/リードする動作を行う磁気テープ装置や磁気テープライブラリ装置などである。前記各バックアップデータは、それぞれ独立して使用可能なように記憶領域中に分けて格納される。
また、前記データコピー手段として、例えば、ストレージ装置間でホスト装置の処理を介さずに、コピーペア制御によるリモートでのデータコピー処理を行うリモートコピー機能などを用いる。前記バックアップ処理の際、前記リモートコピー機能を備える前記第1、第2のストレージ装置の間において、第1のストレージ装置におけるコピー元となる記憶ボリュームと、第2のストレージ装置におけるコピー先となる記憶ボリュームとをコピーペアとして設定する。第1、第2のストレージ装置の間で、前記コピーペアの制御すなわちペア分割やペア同期といった制御を行いながら、前記通信手段を通じて、前記コピー元からコピー先の記憶ボリュームへとデータをリモートコピーする処理を行う。第2のストレージ装置から第1のストレージ装置へとリモートコピー用の通信経路を通じて直接にバックアップデータが転送される。前記リモートコピー処理により各第2のストレージ装置の格納データのバックアップデータを第1のストレージ装置へと転送する。前記リモートコピー処理により、各第2の情報処理システムで第2のストレージ装置が通常動作中、例えばホスト装置から第2のストレージ装置に対してデータ入出力アクセスを行いながらオンライン業務処理を実行中に、バックアップ処理を実行可能である。また前記第1の情報処理システム内へと集約されるバックアップデータは、例えば差分バックアップ方式を用いる場合におけるコピー元とコピー先の記憶ボリュームの差分データなどである。
前記通信手段は、例えば、各情報処理システムの間で前記バックアップ実行のための指示やバックアップデータの集約の制御や各ストレージ装置の状態把握などのための制御系情報の通信が可能な第1のネットワーク、例えばWAN(Wide Area Network)や、各情報処理システムの間で前記データコピー手段を用いたデータコピー処理すなわち前記バックアップデータの集約のための通信が可能な第2のネットワーク、例えばSAN(Storage Area Network)などである。また各情報処理システムは、LANに接続される各装置で構成され、各装置に前記通信手段に対応した通信処理を行う通信インタフェース部などを備える。
前記バックアップ実行ポイントで、バックアップ対象として2つ以上の第2のストレージ装置を有する場合、これら第2のストレージ装置から各バックアップデータを例えば第1のストレージ装置へと、ほぼ同期した時間において取得する。また、バックアップ対象に第1の情報処理システムを含める場合、前記バックアップ実行ポイントで、1つ以上有する第2のストレージ装置と第1のストレージ装置とから、各バックアップデータを例えば第1のストレージ装置へと、ほぼ同期した時間において取得する。
第1の情報処理システム内に、バックアップ処理全体の統括制御、指示、設定などや、各サイトの情報処理システム内の装置の状況を把握する処理を行う管理手段を有する。前記管理手段は、独立した管理サーバとして設ける構成としてもよいし、前記第1のストレージ装置やバックアップサーバに備える構成としてもよい。前記管理手段は、各サイトの情報処理システムに対する前記同期したタイミングでのバックアップ実行のための指示などを行う。前記第1、第2のサイトに関するバックアップ運用・管理を担当する管理者、例えば全体のバックアップ管理を担当する1人の管理者は、前記管理手段に対して、バックアップ処理実行の指示や、バックアップスケジュールの設定などの操作を行う。前記バックアップスケジュールの設定などに従って、バックアップ実行ポイントに、前記管理手段から各サイトの情報処理システム内の装置に対して、バックアップ処理のための制御情報を送信する。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。本発明によれば、複数のサイトにストレージ装置を含んで構成される情報処理システムを有し、ストレージ装置の格納データについてのバックアップの運用・管理を行う構成のシステムにおいて、バックアップの運用・管理の負担を軽減できる。複数のサイトから1つのサイトへと同期したバックアップ処理を行うことにより、各サイトの状況に寄らずほぼ同じタイミングでのバックアップ運用・管理が可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一部には原則として同一符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
図1〜図8は、本発明の代表的な実施の形態におけるストレージシステムについて説明するためのものである。本実施の形態では、複数のサイトに、ストレージ装置を含んで構成される情報処理システムを有し、各情報処理システムが通信手段を通じて接続される構成のストレージシステムにおいて、バックアップ処理の中心的な制御を行う第1のサイトの第1の情報処理システムと、バックアップ対象となるデータを有する第2のサイトの第2の情報処理システムとを有する。第1のサイトに有する第1の情報処理システムに、バックアップ処理全体の制御を行う管理サーバと、各サイトからのバックアップデータを集約して取得する第1のストレージ装置と、前記集約されたバックアップデータを格納するバックアップ装置と、前記バックアップデータの集約と、集約されたバックアップデータを第1のストレージ装置からバックアップ装置へと格納する処理を制御するバックアップサーバとを有する。第2のサイトに有する第2の情報処理システムに、第2のストレージ装置を有し、第2のストレージ装置の記憶ボリュームに、バックアップ対象となるデータが格納されている。
第1の情報処理システムで、時間的なバックアップ実行ポイントで、管理サーバから、複数有する第2のサイトの第2の情報処理システムに対して、バックアップ処理の指示を同じタイミングで発行する。この指示に基づき時間的な同期をとりつつ、各ストレージ装置の格納データのバックアップデータを、ストレージ装置間のリモートコピー機能を用いて、第1のストレージ装置へと集約して取得する処理を行う。そして、第1の情報処理システム内で、前記各サイトから取得したバックアップデータを、バックアップサーバの処理により、バックアップ装置の記憶領域へと格納する処理を行う。
<ハードウェア構成>
図1は、本実施の形態のストレージシステムにおけるストレージ装置10の全体のハードウェア外観構成を示す斜視図である。ストレージ装置10は、例えば、基本筐体11と複数の増設筐体12とから構成することができる。基本筐体11は、ストレージ装置10の最小構成単位であり、コントローラ(制御装置)などが担う制御機能及び記憶装置が担う記憶機能の両方を備えている。制御機能は、上位装置などからの命令や要求に応じて記憶装置の記憶領域に対するデータの記憶を制御する機能である。コントローラは、例えば、機能ごとの制御パッケージ13が相互接続されることにより構成される。記憶機能は、ユーザデータ等のデータを記憶領域に記憶する機能である。本実施の形態の場合では、記憶装置としてディスクドライブ32が記憶領域を提供する。増設筐体12は、ストレージ装置10のオプション単位であり、記憶機能を備える。増設筐体12は、基本筐体11の有する制御機能により制御される。例えば、基本筐体11に対して4つの増設筐体12を接続した構成が可能である。各筐体間が通信ケーブルで接続される。
基本筐体11には、複数の制御パッケージ13と、複数の電源ユニット14と、複数のバッテリユニット15と、複数のディスクドライブ26とがそれぞれ着脱可能に設けられている。筐体の上部などには、複数の冷却ファン16もそれぞれ設けられている。電源ユニット14は筐体内各部に対する電源を供給する。バッテリユニット15はバックアップ電源として機能する。冷却ファン16は筐体内の冷却を行う。ディスクドライブ26はディスク領域にデータを記憶する装置であり、筐体装着のための機械的構造も備える。
制御パッケージ13は、後述のチャネルアダプタ(CHA)、ディスクアダプタ(DKA)等の各部をそれぞれ実現するモジュールである。制御パッケージ13は、機能を実装したボードに筐体装着のための機械的構造を加えたユニットである。基本筐体11には、制御パッケージ13として、複数のCHAパッケージ、複数のDKAパッケージ及び1つ以上のメモリパッケージ等がそれぞれ着脱可能に設けられ、制御パッケージ13単位で交換可能となっている。各制御パッケージ13は、筐体に設けられているスロットに挿入され、スロット内部で各部相互接続のためのボード(バックプレーンボードと称する)に接続される。増設筐体12では、多数のディスクドライブ32を並列的に装着可能である。
その他、ストレージ装置10には、ストレージ装置10の保守・管理のための機能を有するSVP(サービスプロセッサ)などもコントローラに対して接続され、SVPの処理により各種保守・管理を行うことが可能となっている。
<ストレージシステム構成>
図2は、本実施の形態におけるストレージシステムの全体のシステム構成例を示す。
本ストレージシステムの全体は、バックアップ実行サイト(第1のサイト)となるサイトDにおける情報処理システム1Dと、バックアップ対象サイト(第2のサイト)となる各サイトA,B,Cにおける情報処理システム1{1A,1B,1C}とが、WAN140とSAN150を通じて通信接続される構成である。本例では、バックアップ対象サイトとして、遠隔地に、サイトA、サイトB、サイトCの3サイトを有し、バックアップ実行サイトとして1つのサイトDを有する場合を示している。以下、各サイトA〜Dの情報処理システム1{1A〜1D}を、単にシステムとも略称する。また、各サイトのストレージ装置110A〜110Dを区別しない場合には、ストレージ装置10とも称する。
バックアップ対象サイトとは、バックアップ対象となるデータを記憶ボリュームなどに格納しているストレージ装置を情報処理システムに有しているサイトを指している。バックアップ実行サイトとは、本発明で特徴的なバックアップ処理の制御を行い、バックアップデータを集約して格納する側の情報処理システムを有するサイトを指している。バックアップ処理自体は、第1、第2のサイトの双方に跨って行われる。
各サイトA,B,Cでは、システム1A,1B,1Cを有する。システム1{1A,1B,1C}は、LAN130{130A,130B,130C}に対し、業務サーバ90{90A,90B,90C}(「H」で表わす)と、ストレージ装置110{110A,110B,110C}とが接続される構成である。業務サーバ90は、ストレージ装置110に対するホスト装置である。各システム1では、例えば、業務サーバ90とストレージ装置110によって、運用形態に応じたシステム運用が行われている。例えば、業務サーバ90とストレージ装置110とが通信リンクで接続された構成で、各業務サーバ90A〜90Cが、通信リンクでストレージ装置110A〜110Cに対してデータ入出力のアクセスを行ってデータをストレージ装置110A〜110C内の記憶ボリューム(「P」で表わす)に格納しながら、オンライン業務処理を実行する。
サイトDでは、システム1Dを有する。システム1Dは、LAN130Dに対し、バックアップ処理に係わるストレージ装置110D、バックアップサーバ70、バックアップ装置112、管理サーバ50などが接続される構成である。システム1Dにおける各装置は、LAN130D上で制御系の通信が可能である。
各LAN130A〜140Dは、広域通信網としてWAN140に接続され、サイト間で本網を利用して通信可能な状態となっている。WAN140を通じて、第1のサイトのLAN130Dと各第2のサイトのLAN130A〜130Cとで通信接続され、制御系の通信が必要に応じて行われる。
システム1Dにおいて、ストレージ装置110Dは、リモートコピー機能を有し、バックアップ処理における第1の処理において、バックアップデータの集約先となる。ストレージ装置110Dは、バックアップサーバ70による制御に従って、前記第1の処理を行う。
また、バックアップサーバ70は、管理サーバ50による制御に従って、バックアップ処理の制御を実行する。バックアップサーバ70は、バックアップ処理における第1の処理において、管理サーバ50の指示に従って、第1、第2のサイトのストレージ装置10間でのバックアップデータの集約のためのデータコピーの制御を行う。また、バックアップサーバ70は、バックアップ処理における第2の処理において、ストレージ装置110Dに集約されたバックアップデータをバックアップ装置112の記録媒体の記憶領域へと実際に格納する処理を行う。
また、バックアップ装置112は、前記第2の処理において、バックアップサーバ70の制御に従って、バックアップデータを記録媒体の記憶領域へと格納する。管理サーバ50は、バックアップ処理全体の指示や制御や設定を行う。
サイトDのシステム1Dにおいて、管理者160は、本ストレージシステム全体のバックアップ運用・管理を担当する者である。管理者160は、管理サーバ50に対する指示や設定などの作業を行う。管理者160は、例えば、LAN130Dに通信接続される図示しない操作クライアント装置を使用したり、あるいは管理サーバ50を直接に操作したりすることにより、バックアップ処理に係わる作業を行う。前記操作クライアント装置は、PCなどの情報処理装置であり、管理サーバ50との通信機能と、バックアップ処理に係わる操作のためのユーザインタフェースなどを備える。操作クライアント装置などと管理サーバ50の間で、バックアップ処理の指示や設定の情報が送受信される。
管理者160が最初にバックアップ処理に係わるハードウェア環境構築や設定の作業を管理サーバ50に対して行った後は、設定に基づく管理サーバ50からの制御によって、自動的にバックアップ処理が可能である。管理者160は、バックアップ状況を認識したい場合は、操作クライアント装置などから管理サーバ50にアクセスしてバックアップ状況の情報などを取得し、表示して確認する。また、バックアップ処理の設定を変更したい場合は同様に操作を行う。
また、サイトDのストレージ装置110Dと、各サイトA〜Cのストレージ装置110A〜110Cとは、SAN150などの通信網によって接続される。各ストレージ装置110A〜110Dは、SAN150上でファイバチャネル(FC)プロトコルなどに従って通信処理を行う通信インタフェース処理部を備えている。後述のCHA36は、この通信処理を行う。ストレージ装置110A〜110Dは、バックアップデータ転送処理用の通信リンク5A,5B,5C,5DでSAN150に接続されている。ストレージ装置10間で、SAN150、通信リンク5A〜5D、データコピー手段を用いて、各ストレージ装置10の記憶ボリュームの格納データについてのデータコピーを実行可能な構成である。前記データコピー手段により、サイトA〜Cのストレージ装置110A〜110Cの記憶ボリューム(「P」)の格納データをコピーして、バックアップデータをサイトDのストレージ装置110Dの記憶ボリューム(「S」で表わす)へと転送する。
本実施の形態では、前記データコピー手段として、各ストレージ装置10は、リモートコピー機能を有する。全体のバックアップ処理のうち第1の処理でリモートコピー機能が使用される。リモートコピー機能は、記憶ボリューム間でのコピーペア制御によるデータコピーを実現する従来技術である。バックアップ処理における第1の処理で、リモートコピー機能を用いて、各通信リンク5A〜5Cと通信リンク5Dとを通じて、リモートコピー処理が行われる。これにより、各ストレージ装置110A〜110Cからのバックアップデータが、ストレージ装置110Dへと集約される。リモートコピー機能に限らず、何らかのデータコピー手段を用いて、サイト間でのバックアップデータの転送を行う。
また特に、ストレージ装置110Dとバックアップサーバ70とが、バックアップデータ転送処理用の通信リンク5Eで接続され、バックアップサーバ70とバックアップ装置112とが、バックアップデータ転送処理用の通信リンク5Fで接続される構成である。バックアップ処理における第2の処理では、バックアップサーバ70の処理により、通信リンク5E,5Fを通じて、各バックアップデータがバックアップ装置112へと転送され格納される。
なお、各サイト内にシステム1の構成要素が収まるように図示しているが、ストレージ装置10以外の例えば業務サーバ90などの要素は、通信可能なら、サイト外に配置されていても構わない。
管理サーバ50は、本発明で特徴的なバックアップ処理の全体の統括制御を行う役割の装置であり、各サイトA〜Dのシステム1A〜1D内の装置に対して、LAN130A〜130D及びWAN140を通じて、バックアップ処理に係わる制御や指示を行う。管理サーバ50は、第1の処理の際、WAN140を介して遠隔地にある各サイトA〜Cのシステム1A〜1C内の装置(主に業務サーバ90A,90Bなど)に対して、また、LAN130Dを利用してサイトD内のシステム1D内の装置(主にバックアップサーバ70など)に対して、それぞれバックアップ処理の指示を送信する処理を行う。この時、管理サーバ50は、各サイトに対する指示を、同期したタイミングで実行する。前記同期により、バックアップ運用・管理を行う管理者160は、遠隔地に複数点在するサイトA〜C毎の運用を意識することなく、各サイトA〜C内のストレージ装置110A〜110Cの格納データのバックアップを、1つのサイトDのシステム1Dへと同期をとって集約させる。
バックアップサーバ70は、管理サーバ50の指示に従い、第1、第2の各サイトのストレージ装置10間でのバックアップデータの集約のためのデータコピーの制御を行う。また、バックアップサーバ70は、データコピーによって各サイトA〜Cのストレージ装置110A〜110CからサイトD内のストレージ装置110Dへと取り込んだ各バックアップデータを、バックアップ装置112へと実際に格納する処理を制御する。
バックアップ処理に使用されるストレージ装置110Dは、バックアップサーバ70の制御に従って、リモートコピー機能によるリモートコピー処理の実行により、各サイトA〜Cのストレージ装置110A〜110Cの記憶ボリューム(P)から、リモートコピー処理により転送されるバックアップデータを、記憶ボリューム(S)へと取得する。
なお、サイト間の通信手段として、制御情報系とデータ系とで別のネットワークが使用される形態であるが、これに限らず、同一ネットワーク上でバックアップ処理に係わる制御情報とデータを送受信する形態などとしてもよい。
なお、比較のために従来のバックアップシステム例を簡単に説明しておく。あるサイトに構築された情報処理システムにおいて、例えばストレージ装置と業務サーバを有する。この情報処理システムに対して、バックアップシステムの一例として、ストレージ装置にバックアップサーバが接続され、バックアップサーバに対してバックアップ装置が接続される構成である。ストレージ装置の記憶ボリュームの格納データが、バックアップサーバによるバックアップ処理により、バックアップ装置の記憶領域へと格納される。また、別のバックアップシステムの形態としては、ホスト装置に、前記バックアップサーバが備えるバックアップ処理制御機能に相当する機能を実現させるプログラムがインストールされ、バックアップ装置が接続された構成である。この構成で、ホスト装置のバックアップ処理制御を通じて、ストレージ装置の格納データがバックアップ装置へとバックアップされる。また複数のサイトの情報処理システムで上記のようなバックアップシステムが構築され、各サイトで別々にバックアップ運用・管理が行われるか、あるいは、複数のバックアップ運用・管理を関連付ける作業などが管理者により行われる。
<ストレージ装置構成>
図3は、ストレージ装置10の基本構成の概要を示すブロック図である。ストレージ装置構成として物理構成28と論理構成40を有する。物理構成28は、ストレージ装置10のハードウェア構成に対応付けられる。またストレージ制御部29は、前記基本筐体11及びコントローラに対応付けられる。ストレージ駆動部30は、前記増設筐体12及び記憶装置に対応付けられる。
ストレージ制御部29は、CHA(チャネルアダプタ)36、DKA(ディスクアダプタ)34、CM(キャッシュメモリ)35、SM(共有メモリ)37、SW(スイッチ部)33を有し、各部がSW33及びバスを介して接続される。また、ストレージ制御部29には、内部ネットワーク45でSVP(サービスプロセッサ)38が接続される。
各CHA36は、例えば、サーバ、PC、ワークステーション、メインフレームコンピュータ等で表現されるホスト装置などとの間のデータ転送を制御するものであり、複数の通信ポートを備えている。物理構成28には、例えば32個といった複数のCHA36を設けることができる。CHA36は、例えば、オープン系用CHA、メインフレーム系用CHA等のように、接続するホスト装置との通信インタフェースの種類に応じて用意される。各CHA36は、それぞれ接続されたホスト装置から、データ読み書きを要求するコマンドやデータを受信し、受信したコマンドに従って動作する。
各DKA34は、各DKA34は、各ディスクドライブ32との間のデータ通信をそれぞれ制御するものである。物理構成28内には、例えば4個や8個といったように複数個設けることが可能である。各DKA34と各ディスクドライブ32は、例えばSAN等の通信ネットワークを介して接続されFCプロトコルに従ってブロック単位のデータ転送を行う。各DKA34は、ディスクドライブ32の状態を監視しており、この監視結果は、内部ネットワーク45を介して、SVP38に送信される。
データ処理の流れとしては、CHA36は、通信接続されるホスト装置から通信ポートを介してリードコマンドを受信すると、このリードコマンドをSM37に記憶させる。DKA34は、SM37を随時参照しており、未処理のリードコマンドを発見すると、ディスクドライブ32からデータを読み出して、CM35に記憶させる。CHA36は、CM35に移されたデータを読み出して、通信ポートを介してホスト装置に送信する。また、CHA36は、ホスト装置からのライトコマンドを受信すると、このライトコマンドをSM37に記憶させる。CHA36は、ホスト装置からの受信データ(ユーザデータ)をCM35に記憶させる。CHA21は、CM35にデータを記憶した後、ホスト装置に書き込み完了を通知する。DKA34は、SM37に記憶されたライトコマンドに従って、前記CM35に記憶されたデータを読み出し、所定のディスクドライブ32に記憶させる。
各CHA36及びDKA34は、例えば、プロセッサやメモリ等が実装されたプリント基板と前記メモリに格納された制御プログラムとを備えて構成され、これらのハードウェアとソフトウェアの協業によって、それぞれ所定の機能を実現する。
CM35は、例えば不揮発性メモリから構成され、例えばユーザデータ等が記憶される。SM37あるいは制御メモリは、例えば不揮発性メモリから構成され、例えば、制御情報や管理情報などが記憶される。これらの制御情報等の情報は、複数のSM37により多重管理可能である。SM37及びCM35は、それぞれ複数個設けることができる。また、同一のメモリ基板にCM35とSM37とを混在させて実装することができる。あるいは、メモリにおける一部をキャッシュ領域として利用し、他の一部を制御領域として使用することもできる。
SW33は、各CHA36と各DKA34とCM35とSM37とをそれぞれ接続する。これにより、すべてのCHA36及びDKA34が、それぞれCM35とSM37にアクセス可能である。SW33は、例えば、超高速クロスバー・スイッチ等として構成できる。
ストレージ駆動部30に多数のディスクドライブ32を実装可能である。ディスクドライブ搭載ボックス31に複数のディスクドライブ32が収容される。各ディスクドライブ32は、独立した物理的な記憶装置であり、例えばHDDや半導体メモリ装置などとして実現できる。
SVP38は、内部ネットワーク45を介して、CHA36及びDKA34や、SM37などと接続されている。SVP38は、ストレージ装置10の各種情報を収集する。SVP38は、SM37に記憶されている情報を参照可能である。またSVP38がLAN130等の外部の通信ネットワークと接続することにより、外部の管理端末から当該通信ネットワーク及びSVP38を介してストレージ装置10を管理することが可能である。前記管理端末は、例えば、ホスト装置にストレージ装置10の管理のための処理を実現する管理ソフトウェアをインストールした装置などである。SM37で管理されている各種情報の中には、ホスト装置側から見た実際にストレージ装置10を使用する際に必要となる構成情報が含まれ、ストレージ装置10の設定管理情報として保持される。構成情報には、物理構成28と論理構成40の情報が含まれている。
論理構成40には、例えば、RAIDグループ41、論理デバイス42、ポート44、論理的なCM35、SM37などを有する。RAIDグループ41は、複数のディスクドライブ32を仮想的・論理的な記憶領域として使用するためのRAID構成に対応する。論理デバイス42は、RAIDグループ41の記憶領域から実際にホスト装置によってアクセスが可能に設定される仮想的な記憶領域である。ホスト装置からのデータを格納する記憶ボリュームとして、論理デバイス42が割り当てされる。ポート44は、ホスト装置などがストレージ装置10を使用するための対象となる論理デバイス42に対するアクセス経路を設定する。ポート44は、実際の物理的な位置としてはCHA36と同じと考えられるが、論理構成情報としてはポートとして表現される。論理的なCM35、SM37は、物理的なCM35、SM37に対応付けられる。
論理構成40において、複数のディスクドライブ32が提供する物理的な記憶領域上にRAIDグループ41を構成可能である。RAID構成によっても相違するが、例えば4個1組のディスクドライブ32でRAIDグループ41が構築される。RAIDグループ41上には、論理デバイス42を1つ以上設定可能である。なお、物理構成28により使用される記憶資源は、すべて同一のストレージ装置10内に設けられている必要は無く、物理構成28の外部にある記憶資源をあたかも自身の記憶資源であるかのように取り込んで利用することも可能である。
<管理サーバ>
図4は、管理サーバ50の構成を示すブロック図である。管理サーバ50は、本例ではサーバ装置としているが、例えば、サーバ、PC、ワークステーション、メインフレームコンピュータ等で表現されるホスト装置と考えてもよい。
管理サーバ50は、例えば、CPU/MPU51、HDD等の記憶装置52、メモリコントローラ55、メモリ56、ネットワーク通信インタフェース59、拡張バスのI/Oコントローラ60及び拡張スロット61、ディスプレイ62、キーボード63、マウス64などによって構成される。
記憶装置52は、HDD等であり、ジョブ管理プログラムファイル53とストレージ管理プログラムファイル54が格納されている。ジョブ管理プログラムファイル53の実行により、メモリ56上にジョブ管理プログラム57がロードされる。ストレージ管理プログラムファイル54の実行により、メモリ56上にストレージ管理プログラム58がロードされる。プロセッサであるCPU/MPU51は、メモリ56上のジョブ管理プログラム57とストレージ管理プログラム58とを含む制御プログラムを実行して、管理サーバ50としての機能を実現する。ネットワーク通信インタフェース59は、LAN130Dに接続される。管理者などは、ディスプレイ62、キーボード63、マウス64などを通じてバックアップ処理に係わる操作が可能である。
<バックアップサーバ>
図5は、バックアップサーバ70の構成を示すブロック図である。バックアップサーバ70は、本例ではサーバ装置としているが、例えば、サーバ、PC、ワークステーション、メインフレームコンピュータ等で表現されるホスト装置と考えてもよい。
バックアップサーバ70は、例えば、CPU/MPU71、記憶装置72、メモリコントローラ76、メモリ77、ネットワーク通信インタフェース81、拡張バスのI/Oコントローラ82、拡張スロット83、ディスプレイ84、キーボード85、マウス86などによって構成される。
記憶装置72は、HDD等であり、バックアッププログラムファイル73、リモートコピー制御プログラムファイル74、ジョブ操作プログラムファイル75が格納されている。各プログラムファイル(73〜75)の実行により、メモリ77上に、それぞれ、バックアッププログラム78、リモートコピー制御プログラム79、ジョブ操作プログラム80がロードされる。プロセッサであるCPU/MPU71は、メモリ77上のバックアッププログラム78、リモートコピー制御プログラム79、ジョブ操作プログラム80を含む制御プログラムを実行して、バックアップサーバ70としての機能を実現する。ネットワーク通信インタフェース81は、LAN130Dに接続される。管理者などは、ディスプレイ84、キーボード85、マウス86などを通じてバックアップ処理に係わる設定などの操作が可能である。
<業務サーバ>
図6は、業務サーバ90{90A,90B,90C}の構成を示すブロック図である。業務サーバ90は、本例ではサーバ装置としているが、例えば、サーバ、PC、ワークステーション、メインフレームコンピュータ等で表現されるホスト装置と考えてもよい。
業務サーバ90は、例えば、CPU/MPU91、記憶装置92、メモリコントローラ96、メモリ97、ネットワーク通信インタフェース101、拡張バスのI/Oコントローラ102、拡張スロット103、ディスプレイ104、キーボード105、マウス106などによって構成される。
記憶装置92は、HDD等であり、業務プログラムファイル93、リモートコピー制御プログラムファイル94、ジョブ操作プログラムファイル95が格納されている。各プログラムファイル(93〜95)の実行により、メモリ97上に、それぞれ、業務プログラム98、リモートコピー制御プログラム99、ジョブ操作プログラム100がロードされる。ネットワーク通信インタフェース101は、LAN130やストレージ装置110に対して接続される。ユーザなどは、ディスプレイ104、キーボード105、マウス106などを通じて業務処理などに係わる操作が可能である。
<バックアップ処理のための構成>
図7は、本ストレージシステムにおけるバックアップ処理のための構成を示す構成図を示している。また図8は、図7に対応して、本ストレージシステムの全体におけるバックアップ処理の流れを示すシーケンス図である。ここでは例として、ストレージシステムが、バックアップ対象となる2サイト(前記サイトA,B)と、バックアップ実行サイトとなる1サイト(前記サイトD)とで構成される例を示している。
図7で、サイトDのシステム1Dにおける管理サーバ50とバックアップサーバ70とストレージ装置110Dは、LAN130D、WAN140、各システム1A,1BのLAN130A,130Bを通じて、業務サーバ90A,90Bやストレージ装置110A,110Bと通信接続される。また、各ストレージ装置110D,110A,110Bは、SVP38D,38A,38Bを通じてLAN130D,130A,130Bに接続され、外部と通信可能である。また、ストレージ装置110Dとストレージ装置110A,110Bとの間は、ポート、通信リンク5D,5A,5B、SAN150を通じて相互に接続される。
サイトDのシステム1Dにおいて、管理サーバ50は、ジョブ管理プログラム(JCPで示す)57、ストレージ管理プログラム(SP)58を有する。バックアップサーバ70は、ジョブ操作プログラム(JP)80、バックアッププログラム(BP)78、リモートコピー制御プログラム(RCP)79を有する。ストレージ装置110Dは、コントローラに、リモートコピープログラム(RP)46Dを有し、コピー先となる論理デバイス(S)42DA,42DBと、コマンドデバイス(CMD)111Dとを有する。ストレージ装置110Dの各論理デバイス42DA,42DBは、ポート及び通信リンク5Dを通じてSAN150に接続される。また、各論理デバイス42DA,42DB、及びCMDデバイス111Dは、ポート及び通信リンク5Eを通じてバックアップサーバ70からアクセス可能である。バックアップサーバ70は、通信リンク5Fを通じてバックアップ装置112へと前記論理デバイス42DA,42DBのデータを転送して記録媒体の記憶領域に格納させることが可能である。
サイトA,Bのシステム1A,1Bにおいて、業務サーバ90A,90Bは、ジョブ操作プログラム(JP)100A,100B、業務プログラム(AP)98A,98B、リモートコピー制御プログラム(RCP)98A,98Bを有する。ストレージ装置110A,110Bは、コントローラに、リモートコピープログラム(RP)46A,46Bを有し、コピー先となる論理デバイス(S)42A,42Bと、コマンドデバイス111A,111Bとを有する。ストレージ装置110A,110Bの論理デバイス42A,42Bは、ポート及び通信リンク5A,5Bを通じてSAN150に接続される。また、論理デバイス42A及びCMDデバイス111Aは、ポート及び通信リンク5Gを通じて業務サーバ90Aからアクセス可能である。論理デバイス42B及びCMDデバイス111Bは、ポート及び通信リンク5Hを通じて業務サーバ90Bからアクセス可能である。
各プログラムについて説明する。本ストレージシステムで、各システム1内に有するジョブ管理プログラム57、ジョブ操作プログラム100A,100B,80は、本発明で特徴的なバックアップ処理を制御するための処理を行わせるプログラムである。
サイトDのシステム1Dにおいて、管理サーバ50におけるジョブ管理プログラム57は、本ストレージシステムにおけるバックアップ処理全体の統括制御処理を行わせるプログラムである。ジョブ管理プログラム57の処理は、各サイトD,A,Bにおけるストレージ装置110D,110A,110Bのジョブ操作プログラム100A,100B,80の処理に対して指示や制御を行う。本制御処理により、各サイトD,A,Bのストレージ装置10の状況を把握しながらバックアップ処理を制御する。
各業務サーバ90A,90Bのジョブ操作プログラム100A,100Bとバックアップサーバ70のジョブ操作プログラム80は、管理サーバ50のジョブ管理プログラム57の指示や制御に従った処理を行わせるプログラムである。業務サーバ90A,90Bにおけるジョブ操作プログラム100A,100Bの処理は、業務プログラム98A,98Bの処理と、リモートコピー制御プログラム99A,99Bの処理とに対して、バックアップ処理に係わる指示などを行う。バックアップサーバ70のジョブ操作プログラム80の処理は、バックアッププログラム78の処理とリモートコピー制御プログラム79の処理とに対して、バックアップ処理に係わる指示などを行う。
管理サーバ70におけるストレージ管理プログラム58は、各ストレージ装置10の状況を把握する処理を行わせるプログラムである。各ストレージ装置10の状況とは、業務サーバ90との間でのオンライン業務処理の状況や、バックアップ処理の準備状況や進行状況などを含む。ストレージ管理プログラム58の処理により、LAN130等を介して、各ストレージ装置10のSVP38{38A,38B,38D}から、状況把握のための各種情報を取得する。各SVP38は、随時、自ストレージ装置10の状況を情報として収集して把握しており、外部の管理サーバ50などからの要求に応じて情報を提供する。管理サーバ50のストレージ管理プログラム58の処理で、SVP38A,38B,38Dを介して各ストレージ装置110A,110B,110Dの稼動状況を管理する。本管理により、バックアップ処理時に、各ストレージ装置10の稼動状況を把握しながら処理を進めることができる。
前記ジョブ管理プログラム57とジョブ操作プログラム80,100A,100Bによる制御処理では、ストレージ管理プログラム58による状況把握として、例えば、システム1Aにおけるストレージ装置110Aに対する業務サーバ90Aなどからのデータ入出力アクセスの状況を把握して、バックアップ処理のための一時的なデータ入出力アクセスの停止の制御などを行う。また、前記状況把握として、サイト間における各ストレージ装置10の間でのリモートコピー処理の状況を把握して、各サイトA,BからサイトDのシステム1Dへのバックアップデータの集約の状況を把握する。
バックアップサーバ70におけるバックアッププログラム78は、ストレージ装置110Dからバックアップ装置112へのバックアップデータの格納処理を制御する処理を行わせる。バックアッププログラム78の処理は、ジョブ操作プログラム80の処理からの指示に従って行われる。
バックアップサーバ70におけるリモートコピー制御プログラム79は、ストレージ装置110Dのリモートコピー処理を制御する処理を行わせるプログラムである。リモートコピー制御プログラム79によるリモートコピー制御処理では、例えば、ストレージ装置110D内に確保されるCMDデバイス111Dに対し処理コマンドを発行する。CMD111Dに対するコマンドの入力に従って、ストレージ装置110Dのリモートコピープログラム46Dによるリモートコピー処理が行われる。
ストレージ装置110Dにおけるリモートコピープログラム46Dは、バックアップサーバ70のリモートコピー制御プログラム79の処理からの指示に従って、ストレージ装置110Dでのリモートコピー処理を行わせるプログラムである。
サイトA,Bのシステム1A,1Bにおいて、業務サーバ90A,90Bにおける業務プログラム98A,98Bは、ストレージ装置110A,110Bに対するオンライン業務処理を行わせるプログラムである。業務プログラム98A,98Bの処理により、ストレージ装置110A,110B内の論理デバイス(P)42A,42Bなどの記憶ボリュームに対してデータが入出力される。
業務サーバ90A,90Bにおけるリモートコピー制御プログラム99A,99Bは、ストレージ装置110A,110Bのリモートコピー処理を制御する処理を行わせるプログラムである。リモートコピー制御プログラム99A,99Bによるリモートコピー制御処理では、例えば、ストレージ装置110A,110B内に確保されるCMDデバイス111A,111Bに対し処理コマンドを発行する。CMD111Dに対するコマンドの入力に従って、ストレージ装置110A,110Bのリモートコピープログラム46A,46Bによるリモートコピー処理が行われる。
ストレージ装置110A,110Bのコントローラに備えるリモートコピープログラムは、業務サーバ90A,90Bに備えるリモートコピー制御プログラム99A,99Bからの指示に従ってストレージ装置110A,110Bでのリモートコピー処理を行わせるプログラムである。
前記リモートコピー処理では、ストレージ装置110A,110Bとストレージ装置110Dの間で、コピーペアにおける一方のコピー元論理デバイス(P)42A,42Bの格納データのコピーが、バックアップデータとして、通信リンク5A,5B、SAN150、通信リンク5Dなどを経由して、他方のコピー先論理デバイス(S)42DA,42DBへと転送処理される。
本実施の形態の場合、バックアップ処理におけるデータコピー手段として、各ストレージ装置10に備えるリモートコピー機能を用いる。リモートコピー機能に係わる部分として、各ストレージ装置10に備えるリモートコピープログラム46A,46B,46D、リモートコピー制御用に確保されるCMDデバイス111A,111B,111D、各業務サーバ90に備えるリモートコピー制御プログラム99A,99B、バックアップサーバ70に備えるリモートコピー制御プログラム79などを有する。また、SAN150上などにおいてリモートコピー処理のために確保されるリモートコピーデータ(すなわちバックアップデータ)転送用の通信リンクや、各システム1でストレージ装置10と業務サーバ90等とにおけるリモートコピー制御用の通信リンクなどを用いている。
管理サーバ70から各システム1の装置に対する制御に基づき、リモートコピー機能を用いて、ストレージ装置10間でホスト装置の処理を介さずにバックアップデータの転送を行う。リモートコピー機能を用いることで、ホスト装置である業務サーバ90がオンライン業務処理などの通常処理を実行中に、バックアップ処理を並行して実行できる。なお、データコピー手段として、リモートコピー機能に限らず、ホスト装置の処理を介してデータコピーを行う形態としてもよい。この場合、ホスト装置である業務サーバ90は、バックアップ処理の際に、通常処理ではなく前記データコピーの処理を実行する。
バックアップ処理の全体を説明する前に、まず、バックアップ処理で使用する、従来技術であるリモートコピー機能について概要を説明する。リモートコピー機能によるリモートコピー処理において、本例では、第1、第2のストレージ装置10の間でのデータコピーを実行する際、コピーを行う対象となる処理単位を論理デバイス42とする。コピー元の論理デバイス(P)42とコピー先の論理デバイス(S)42との組み合わせをコピーペアと表現する。ストレージ装置10によるリモートコピー処理及びストレージ装置10に対する他装置からのリモートコピー制御により、コピーペアの制御を行う。コピーペアの制御により、第2のストレージ装置110A,110Bから第1のストレージ装置110Dへとコピーペアの間で、バックアップデータの転送を行う。本例では、サイトA,Bそれぞれのストレージ装置110A,110Bについてのバックアップを実行するための論理デバイス42A,42Bをコピー元論理デバイス(P)とし、サイトDのストレージ装置110Dにおける各バックアップデータを集約するための論理デバイス42DA,42DBをコピー先論理デバイス(S)としてコピーペアを確立する。
コピーペアの状態遷移としては、コピーペアの関係が解除されていてコピー元論理デバイスのデータが一切コピー先論理デバイスに反映されない状態を「ペア解除状態」と表現する。ペア解除状態からコピーペアが確立され、コピー元論理デバイスからコピー先論理デバイスへの初期全面コピーを実行することを「ペア生成」と表現する。初期全面コピーが完了し、コピー元論理デバイスで更新されたデータがコピー先論理デバイスに対し、同期して反映される状態を「ペア同期状態」と表現する。ペア同期状態からコピーペアの関係を保ったまま、一時的に同期状態のみを解除することを「ペア分割」と表現する。ペア分割によって一時的な同期状態のみを解除しているコピーペアの状態を「ペア分割状態」と表現する。ペア分割状態ではコピー元論理デバイスの更新データがコピー先論理デバイスには反映されないが、コピー元論理デバイスの更新によるコピー先論理デバイスとのデータの差異が差分管理されている。ペア分割状態からペア同期状態に戻すことを「ペア再同期」と表現する。ペア分割状態からペア同期状態へとペア再同期を実行した際には、論理デバイスのデータの全面コピーではなく、コピー元論理デバイスの更新差分をコピー先論理デバイスにコピーして同期状態にする。コピーペアの関係を完全に解除することを「ペア解除」と表現する。リモートコピー機能は複数の論理デバイスを取り扱うことができる。
<バックアップ処理>
図8を参照しながらバックアップ処理における全体の動作の流れを説明する。まず、ステップS0において、バックアップ対象サイトであるサイトA,Bとバックアップ実行サイトであるサイトDとにおいて、ストレージ装置110A,110Bとストレージ装置110Dの間で、ストレージ装置110A,110B内の論理デバイス42をコピー元論理デバイス(P)とし、ストレージ装置110D内の論理デバイス42をコピー先論理デバイス(S)として、ペア生成の動作によるコピーペアを確立後において、ペア同期状態となった後に一旦ペア分割を行ってペア分割状態にしておく。
コピーペア制御では、各リモートコピー制御プログラム99A,99B,79などが、ストレージ装置10のCMDデバイス111A,111B,111Dなどに対して処理コマンドを発行する。そして、本CMDデバイスで受け付けたコマンドがストレージ装置10のコントローラに渡され、コントローラでリモートコピープログラム46A,46B,46Dにより実際のリモートコピー処理を行う。本実施の形態では、処理コマンドを専用のCMDデバイス111A等で受け付けてリモートコピー制御を行うが、これに限らず、ストレージ装置10のコントローラにコマンドを渡せるSM37等のメモリなどや他の手段を用いた処理形態としても構わない。
バックアップ実行ポイントでは、ペア分割状態からバックアップ処理を開始する。バックアップ処理の開始において、まず、S1で、システム1Dの管理サーバ50からバックアップサーバ70に対しペア再同期処理を指示する。コピーペア制御では、コピーペアを構成する記憶ボリュームを格納するどちらかのストレージ装置10のCMDデバイス111が利用できればよいので、本例は、バックアップ実行サイト側、システム1Dでコピーペアを制御することとする。管理サーバ50のジョブ管理プログラム57が、バックアップサーバ70のジョブ操作プログラム80に対しバックアップ処理のための指示を出力する。
S2では、前記指示を受けたバックアップサーバ70のジョブ管理プログラム80は、リモートコピー制御プログラム79にその指示を渡し、更にリモートコピー制御プログラム79がCMDデバイス111Dにその指示を渡して、ストレージ装置10間でのペア再同期処理を実行させる。この時、バックアップサーバ70を起点としたコピーペア制御では、すべてのバックアップ対象サイト、ここではサイトA,Bの、ストレージ装置110A,110Bとのコピーペアに対して指示を出力する。そのため、どのサイトのコピーペアのデータもほぼ同じタイミングで同期をとって処理が実行される。
S3では、前記指示に従って、ストレージ装置10間で実際にペア再同期処理を行う。本処理で、コピーペアにおいて、差分管理に基づく差分コピーが行われる。その後、S4及びS5で差分コピーが完了して、それぞれのコピーペアでペア同期状態となる。
ペア同期状態になると、S6で、サイトDのストレージ装置110Dが、CMDデバイス111Dを介して、バックアップサーバ70内のリモートコピー制御プログラム79に対して、コピー再同期処理が完了したことを通知する。S7で、バックアップサーバ70のジョブ操作プログラム80が、管理サーバ50のジョブ管理プログラム57に対してコピー再同期処理が完了したことを通知する。
S8では、コピーペアにおけるペア再同期処理が完了してペア同期状態となった時点で、管理サーバ50のジョブ管理プログラム57が、各バックアップ対象サイトであるサイトA,Bの業務サーバ90A,90Bのジョブ操作プログラム100A,100Bに対して、静止化処理の指示を行う。前記静止化処理の指示とは、「その時点におけるバックアップ対象の論理デバイス42A,42Bへのアクセスを一時中断して、業務サーバ90A,90Bのメモリ上に有り、ストレージ装置10のディスクに反映されていないデータを、ディスクへとはき出して反映させる処理」の指示である。前記アクセスは、オンライン業務処理におけるデータ入出力アクセスなどである。前記ディスクは、論理デバイス42に対応するディスクドライブ32上の領域である。S8に続く処理は、リモートコピー機能を用いてデータコピーを実行するにあたり、ペア分割処理によってコピー先論理デバイス(S)42DA,42DBにバックアップデータを取得する前における対象データの静止化処理として実施するものである。
上記処理でも、各バックアップ対象サイトの業務サーバ90に対して指示を出力するので、どのサイトのデータもほぼ同じタイミングで同期をとって処理を実行できる。前記指示に応じて、各サイトA,Bの業務サーバ90A,90Bのジョブ操作プログラム100A,100Bは、それぞれの業務プログラム98A,98Bに対して指示を出力する。前記指示に従って各サイトA,Bで静止化処理が実行され、処理状態やデータ量などによって相違する時間でデータの静止化が完了する。
S9とS19では、各業務プログラム90A,90Bが、S8に続く静止化処理の実行完了後に、ジョブ操作プログラム100A,100Bにより、管理サーバ50のジョブ管理プログラム57に対して静止化処理を完了したことを通知する。本例では、静止化処理時間については同期させていないので、異なるタイミングで管理サーバ50への通知が行われる。
S10、S20では、前記各サイトでのデータ静止化が完了した時点で、管理サーバ50のジョブ管理プログラム57が、バックアップサーバ70のジョブ操作プログラム80に対してペア分割処理を指示する。S11、S21では、前記指示を受けたバックアップサーバ70のジョブ操作プログラム80は、リモートコピー制御プログラム79にその指示に対応した処理を渡し、リモートコピー制御プログラム79の制御に従ってストレージ装置10間でのペア分割処理を実行する。S12、S22は、ペア分割処理と、ペア分割処理により各コピーペアがペア分割状態となることを示している。ストレージ装置110Dと、各バックアップ対象サイトのストレージ装置110A,110Bとの間で、個別にペア分割処理を実行する。ペア分割処理により、システム1A,1Bからのバックアップデータがシステム1Dへと取得されることとなる。
S13、S23では、ペア分割状態となった後に、CMDデバイス111Dからバックアップサーバ70のリモートコピー制御プログラム79へ、各ペア分割処理が完了したことを通知する。S14、S24では、バックアップサーバ70のジョブ操作プログラム80は、管理サーバ50のジョブ管理プログラム57へ、ペア分割処理の完了を通知する。
S15、S25では、バックアップサーバ50のジョブ管理プログラム57は、バックアップサーバ70のジョブ操作プログラム80に対してデータバックアップの指示を出力すると共に、各バックアップ対象サイトの業務サーバ90A,90Bのジョブ操作プログラム100A,100Bに対して、前記静止化処理により一時停止していたディスクアクセスの再開を許可する。この許可に応じて、各サイトの業務サーバ90A,90Bでは、ジョブ操作プログラム100A,100Bから業務プログラム98A,98Bへとディスクアクセスの再開を指示する。
バックアップサーバ70では、S16、S26において、ジョブ操作プログラム80が、バックアッププログラム78へ指示して、ペア分割状態となっているコピー先論理デバイス(S)42DA,42DBから、例えば磁気テープライブラリ装置などのバックアップ装置112へと、データのバックアップを行う。すなわち、バックアップサーバ70は、前記バックアップ対象の各サイトA,Bから取得したバックアップデータをバックアップ装置112へ転送して磁気テープ等の領域に格納する処理を行う。
S17、S27で、バックアップ装置112へのバックアップデータ格納処理が完了後に、S18、S28において、バックアップサーバ70のジョブ操作プログラム80が、管理サーバ50のジョブ管理プログラム57に対して、個別のバックアップデータ格納処理の完了を通知する。すべてのバックアップ対象サイトに関してバックアップデータ格納処理の完了が管理サーバ50に通知されると、当該バックアップ実行ポイントにおけるバックアップ処理が完了したこととなる。管理サーバ50では、当該バックアップ実行ポイントにおけるバックアップ処理を正常に完了したこと等を、バックアップ状況に関する情報として記録する。次のバックアップ実行ポイントになると、同様の手順でバックアップ処理を実行する。
前記バックアップ実行ポイントに対応した1回のバックアップ処理では、バックアップ処理の開始タイミングとなるバックアップ実行ポイントから、遅くとも次のバックアップ実行ポイントまでの時間に、上記一連の処理を完了すればよい。複数のサイトA,Bからバックアップデータをストレージ装置110Dへと集約して取得する処理をほぼ同期のタイミングで実行すれば、その後のバックアップ装置112へと各バックアップデータを格納する処理については、時間的に少し遅れて実行しても構わない。
管理サーバ50を起点としたバックアップ実行ポイントは、管理者160により設定されるバックアップスケジュールなどに従って決定される。管理者160は、例えば1日ごとの間隔や、特定の日時などのような設定を管理サーバ50等に対して行う。バックアップ対象となる複数のサイトについてのバックアップ実行ポイントをあらかじめ設定しておけば、本実施の形態で示すバックアップ処理を自動的に実行可能である。
<効果及び変形例>
以上のように、本実施の形態のストレージシステムでは、バックアップ処理において、複数のバックアップ対象サイトのシステム1におけるストレージ装置10の格納データのバックアップデータを、時間的な同期をとって、1つのバックアップ実行サイトのシステム1へと集約する。どのバックアップ対象サイトでも、時間的に同じポイントでバックアップを実行させ、複数有するサイトによらず、同様のバックアップ管理を適用できる。すなわち、複数のシステム1の状況によらずにほぼ同じタイミングすなわち前記バックアップ実行ポイントでのバックアップ運用・管理が可能となる。また、バックアップ実行サイトへとバックアップシステムをまとめること、及び複数のサイトのバックアップデータが1つのサイトへと集約されることにより、バックアップ運用・管理業務の負担が軽減される。管理者160などは、複数のサイトでのバックアップ状況などをまとめて把握可能となるので、各サイトで個別のバックアップシステムでの運用・管理を行う場合に比べて負担が軽減される。例えば、管理者160は、バックアップ対象サイト毎のバックアップスケジュール管理や、各サイトのバックアップ状況を把握した作業の必要が無く、また複数のサイトでのバックアップ状況の関連を把握する手間も削減される。なお、サイトやシステム1間の地理的な距離よりも、各システムについてのバックアップ運用・管理が個別なのか否かが管理者の負担に大きく影響している。
前記ペア分割処理及びバックアップデータ格納処理では、前記静止化処理のための一時停止している業務プログラム98A,98Bのディスクアクセスをできるだけ迅速に再開するために、処理可能な状態のものから実行するために各バックアップ対象サイトとの処理を個別に実行している。すなわち、各ストレージ装置110A,110Bからのバックアップデータをストレージ装置110Dへと集約する処理において、静止化処理による短い時間差が発生している。前記静止化処理についても同期させる制御を行う処理形態としてもよい。この場合、バックアップ対象となるすべてのサイトでの各静止化処理が終わるまで業務サーバ90からのデータ入出力アクセスを中断し、すべての静止化処理が完了してから次のペア分割処理を実行する。これにより、ストレージ装置110Dへの各バックアップデータの取得とバックアップ装置112へのバックアップデータ格納のタイミングを近くする。この場合、バックアップ実行サイトでのバックアップ装置112へのバックアップデータ格納処理時間を短くできるが、バックアップ対象サイトでのホスト装置の入出力アクセスの中断時間が長くなる。
また、前記リモートコピー機能は、コピーペア制御及びストレージ装置10間での直接のデータ転送により、業務サーバ90によるオンライン業務処理の性能に対するバックアップ処理による影響を抑えることが可能な仕組みである。従って、オンライン業務処理中に本実施の形態で示す複数のサイトで同期して1つのサイトにバックアップデータを集約するバックアップ処理を実行可能である。すなわちオンライン・バックアップ処理を実行可能である。また勿論、オンライン業務処理を停止中での、オフライン・バックアップ処理を実行することも可能である。
また、前記バックアップ処理は、バックアップ対象となるストレージ装置10が1つしかない場合でも正常に実行可能である。すなわち、バックアップ実行ポイントにおいて、何らかの要因によりバックアップ対象のストレージ装置10が1つとなる場合、例えば、当初バックアップ処理が予定されていた複数のバックアップ対象となるストレージ装置10のうちで、障害が発生して処理が不可能な状態となった場合などである。
また、本実施の形態では、バックアップ実行サイトであるサイトDのシステム1Dにおけるストレージ装置110D自体についてはバックアップ対象としない形態とした。バックアップ実行サイトにおけるストレージ装置110Dについてもバックアップ対象として含めて、同様にバックアップ処理を行う形態としてもよい。例えば、ストレージ装置110Aとストレージ装置110Dとの2つがバックアップ対象となる場合に、バックアップ実行ポイントで、ストレージ装置110Aとストレージ装置110Dとで同期したタイミングで、各バックアップデータをストレージ装置110D内の記憶ボリュームに取得して、バックアップ装置112へと格納する。
また、本実施の形態は、バックアップ実行サイトであるサイトDのシステム1Dにおいて、バックアップ処理に係わる機能を、管理サーバ50、バックアップサーバ70、ストレージ装置110D、バックアップ装置112などに分けて設けた形態である。これに限らず、前述したバックアップ処理に係わる各機能を特定の装置にまとめて設けた形態や、別の装置に分けて設けた形態などが可能である。バックアップ処理に係わる機能に関して、例えば、前記管理サーバ50、ストレージ装置110D、及びバックアップサーバ70の持つ機能を、すべて1つのストレージ装置110Dへとまとめた形態が可能である。また、管理サーバ50とストレージ装置110Dの機能を、1つのストレージ装置110Dへとまとめた形態が可能である。また、ストレージ装置110Dとバックアップサーバ70の機能を、1つのストレージ装置110Dへとまとめた形態が可能である。また、管理サーバ50とバックアップサーバ70の機能を、1つのサーバ装置へとまとめた形態が可能である。また、バックアップ装置112ではなくストレージ装置110Dや他のストレージ装置110の記憶領域に前記各バックアップデータを格納して保持する形態も可能である。また、バックアップ対象サイト側も同様に、業務サーバ90とストレージ装置110の備える機能をまとめた形態や、他の装置に分けて備えた形態が可能である。例えば、業務サーバ90ではなく、LAN130に接続される他のサーバ装置に、バックアップ処理に係わるジョブ操作プログラム100やリモートコピー制御プログラム99といった要素を備えて同様に処理を行う形態などが可能である。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
本発明は、ストレージ装置に格納されているデータをバックアップする処理を行う情報処理システムに利用可能である。
本発明の一実施の形態であるストレージシステムで、ストレージ装置のハードウェア外観構成を示す斜視図である。 本発明の一実施の形態であるストレージシステムの全体の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施の形態であるストレージシステムで、ストレージ装置の基本構成を示す説明図である。 本発明の一実施の形態であるストレージシステムで、管理サーバの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施の形態であるストレージシステムで、バックアップサーバの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施の形態であるストレージシステムで、業務サーバの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施の形態であるストレージシステムにおける、バックアップ処理に係わる構成を示す図である。 本発明の一実施の形態であるストレージシステムにおける、バックアップ処理の流れを示すシーケンス図である。
符号の説明
1,1A,1B,1C,1D…情報処理システム、5A,5B,5C,5D,5E,5F,5G,5H…通信リンク、10,110,110A,110B,110C,110D…ストレージ装置、11…基本筐体、12…増設筐体、13…制御パッケージ、14…電源ユニット、15…バッテリユニット、16…冷却ファン、28…物理構成、29…ストレージ制御部、30…ストレージ駆動部、31…ディスクドライブ搭載ボックス、32…ディスクドライブ、33…スイッチ部、34…ディスクアダプタ、35,35A,35B,35D…キャッシュメモリ、36…チャネルアダプタ、37,37A,37B,37D…共有メモリ、38,38A,38B,38D…サービスプロセッサ、40…論理構成、41…RAIDグループ、42,42A,42B,42C,42DA,42DB,42DC…論理デバイス、44…ポート、45…内部ネットワーク、46A,46B,46D…リモートコピープログラム、50…管理サーバ、51,71,91…CPU/MPU、52,72,92…記憶装置、53…ジョブ管理プログラムファイル、54…ストレージ管理プログラムファイル、55,76,96…メモリコントローラ、56,77,97…メモリ、57…ジョブ管理プログラム、58…ストレージ管理プログラム、59,81,101…ネットワーク通信インタフェース、60,82,102…I/Oコントローラ、61,83,103…拡張スロット、62,84,104…ディスプレイ、63,85,105…キーボード、64,86,106…マウス、70…バックアップサーバ、73…バックアッププログラムファイル、74…リモートコピー制御プログラムファイル、75…ジョブ操作プログラムファイル、78…バックアッププログラム、79…リモートコピー制御プログラム、80…ジョブ操作プログラム、90,90A,90B,90C…業務サーバ、93…業務プログラムファイル、94…リモートコピー制御プログラムファイル、95…ジョブ操作プログラムファイル、98,98A,98B…業務プログラム、99,99A,99B…リモートコピー制御プログラム、100,100A,100B…ジョブ操作プログラム、111,111A,111B,111D…CMDデバイス、112…バックアップ装置、130,130A,130B,130C,130D…LAN、140…WAN、150…SAN、160…管理者。

Claims (9)

  1. 複数のサイトのそれぞれに、記憶装置とコントローラとを備えるストレージ装置を含んで構成される情報処理システムを有し、
    第1のサイトに、第1のストレージ装置、バックアップサーバ、及び管理サーバを有し前記複数のサイトに関するバックアップ処理を実行する第1の情報処理システムを有し、
    複数の各第2のサイトに、バックアップ対象となるデータを記憶ボリュームに格納している第2のストレージ装置を有する第2の情報処理システムを有し、
    前記バックアップサーバは、前記第1のストレージ装置で行う前記バックアップ処理に係わる処理を制御し、
    前記管理サーバは、前記バックアップ処理の全体の統括制御を行い、前記第1、第2の情報処理システムに前記バックアップ処理に係わる指示を送信する処理を行い、
    前記第1の情報処理システムと複数の各第2の情報処理システムが通信手段を通じて接続され、
    前記第1の情報処理システムは、前記バックアップ処理を実行する時間的なポイントで、複数の各第2のストレージ装置から、前記バックアップ対象となるデータのバックアップデータを、前記通信手段と前記第1のストレージ装置を通じて前記第1の情報処理システム内の記憶領域へと格納する処理を、時間的な同期をとって実行し、
    前記バックアップ処理において、
    (1)前記ポイントで、前記第1の情報処理システムの管理サーバは、前記バックアップサーバに、前記バックアップ対象のデータに関するペア再同期処理を指示し、
    (2)上記指示に従い、前記バックアップサーバは、前記第1のストレージ装置に、第1のストレージ装置の記憶ボリュームと各第2の情報処理システムの第2のストレージ装置の記憶ボリュームとのペア再同期処理を指示し、上記指示に従い、第1のストレージ装置と各第2の情報処理システムとの間で上記ペア再同期処理を実行して当該ペアを同期状態にし、当該処理の完了を前記バックアップサーバを通じて前記管理サーバに通知し、
    (3)上記通知の後、前記管理サーバは、各第2の情報処理システムに、前記バックアップ対象のデータに関する静止化処理の実行を指示し、
    (4)上記指示に従い、各第2の情報処理システムは、前記静止化処理を実行し、当該処理の完了を前記管理サーバに通知し、
    (5)上記通知の後、前記管理サーバは、前記バックアップサーバに、前記バックアップ対象のデータに関するペア分割処理を指示し、
    (6)上記指示に従い、前記バックアップサーバは、前記第1のストレージ装置に、第1のストレージ装置の記憶ボリュームと各第2の情報処理システムの第2のストレージ装置の記憶ボリュームとのペア分割処理を実行して当該ペアを分割状態にし、当該処理の完了を前記バックアップサーバを通じて前記管理サーバに通知することを特徴とするストレージシステム。
  2. 請求項1記載のストレージシステムにおいて、
    前記第1の情報処理システムは、
    前記ポイントで、前記バックアップサーバの指示による制御に従い、前記複数の各第2のストレージ装置から前記バックアップデータを、時間的な同期をとって前記第1の情報処理システム内の第1のストレージ装置へと集約して取得する第1の処理と、
    上記第1の処理以降のタイミングで、前記第1の情報処理システム内の第1のストレージ装置に取得した各バックアップデータを、前記バックアップサーバの指示による制御に従い、前記第1の情報処理システム内の記憶領域へと転送して格納する第2の処理とを行うことを特徴とするストレージシステム。
  3. 請求項1記載のストレージシステムにおいて、
    前記第1、第2の情報処理システムは、前記第1、第2のストレージ装置の間でのコピーペア制御によるデータのリモートコピーを行う機能を備え、
    前記第2の情報処理システムで前記第2のストレージ装置がホスト装置からのデータ入出力アクセスを処理中の状態において、前記バックアップ処理で、前記バックアップデータを前記第1の情報処理システム内の第1のストレージ装置へと取得する際に、前記第1、第2のストレージ装置の間で、前記第2のストレージ装置のコピー元記憶ボリュームと、前記第1のストレージ装置のコピー先記憶ボリュームをコピーペアとして前記バックアップデータのリモートコピーを行うことを特徴とするストレージシステム。
  4. 請求項1記載のストレージシステムにおいて、
    前記第1の情報処理システムの管理サーバで、前記複数の各第2のサイトの第2の情報処理システムに対する複数回の前記バックアップ処理の実行ポイントを同一にするようにスケジュールを設定して前記バックアップ処理を実行するバックアップ運用・管理を行うことを特徴とするストレージシステム。
  5. 請求項1記載のストレージシステムにおいて、
    前記第1の情報処理システムは、
    前記バックアップデータを記録媒体の記憶領域に格納するバックアップ装置を有し、
    前記バックアップ処理で、前記複数の第2のストレージ装置から前記バックアップデータを時間的な同期をとって前記第1のストレージ装置へと集約して取得する第1の処理と、前記第1のストレージ装置に取得した各バックアップデータを前記バックアップ装置へと転送して前記記録媒体の記憶領域に格納する第2の処理とを行うことを特徴とするストレージシステム。
  6. 請求項1記載のストレージシステムにおいて、
    前記第2の情報処理システムは、前記第2のストレージ装置に通信接続されるホスト装置を有し、
    前記ホスト装置は、前記第2のストレージ装置の前記バックアップ対象のデータを格納している記憶ボリュームに対する通常のデータ入出力処理のアクセスを行い、
    前記各第2の情報処理システムのホスト装置は、前記バックアップ処理時に、前記第1の情報処理システムの管理サーバからの前記静止化処理の指示に従って、当該ホスト装置から第2のストレージ装置の前記バックアップ対象のデータへの通常の入出力処理のアクセスを一時停止して、当該データに対応する記憶ボリュームへの反映を行う静止化処理を実行し、当該処理の完了を前記管理サーバに通知し、
    前記ペア分割処理の完了の後、前記管理サーバから各第2の情報処理システムのホスト装置に、前記一時停止させたアクセスの再開許可を指示し、当該指示に従い当該ホスト装置が当該アクセスを再開することを特徴とするストレージシステム。
  7. 請求項1記載のストレージシステムにおいて、
    前記通信手段として、前記第1、第2の情報処理システムの間で前記バックアップ処理に係わる指示を含む制御系情報を送受信するための第1のネットワークと、前記第1、第2のストレージ装置の間で前記バックアップデータを転送するための第2のネットワークとを用いることを特徴とするストレージシステム。
  8. 請求項1記載のストレージシステムにおいて、
    前記第1の情報処理システムの第1のストレージ装置は、バックアップ対象となるデータを格納しており、
    前記第1の情報処理システムは、
    前記ポイントで、前記バックアップサーバの指示による制御に従い、前記複数の各第2のストレージ装置からの前記バックアップデータ、及び前記第1のストレージ装置内の前記バックアップ対象となるデータのバックアップデータを、時間的な同期をとって前記第1の情報処理システム内の第1のストレージ装置へと集約して取得する第1の処理と、
    上記第1の処理以降のタイミングで、前記第1の情報処理システム内の第1のストレージ装置に取得した各バックアップデータを、前記バックアップサーバの指示による制御に従い、前記第1の情報処理システム内の記憶領域へと転送して格納する第2の処理とを行うことを特徴とするストレージシステム。
  9. 複数のサイトのそれぞれに、記憶装置群とコントローラとを備えるストレージ装置を含んで構成される情報処理システムを有し、
    第1のサイトに、第1のストレージ装置、及び管理サーバを有し前記複数のサイトに関するバックアップ処理を実行する第1の情報処理システムを有し、
    複数の各第2のサイトに、バックアップ対象となるデータを記憶ボリュームに格納している第2のストレージ装置を有する第2の情報処理システムを有し、
    前記管理サーバは、前記バックアップ処理の全体の統括制御を行い、前記第1、第2の情報処理システムに前記バックアップ処理に係わる指示を送信する処理を行い、前記第1のストレージ装置で行う前記バックアップ処理に係わる処理を制御し、
    前記第1の情報処理システムと複数の各第2の情報処理システムが通信手段を通じて接続され、
    前記第1の情報処理システムは、前記バックアップ処理を実行する時間的なポイントで、複数の各第2のストレージ装置から、前記バックアップ対象となるデータのバックアップデータを、前記通信手段と前記第1のストレージ装置を通じて前記第1の情報処理システム内の記憶領域へと格納する処理を、時間的な同期をとって実行し、
    前記バックアップ処理において、
    (1)前記ポイントで、前記第1の情報処理システムの管理サーバは、前記第1のストレージ装置に、前記バックアップ対象のデータに関し、第1のストレージ装置の記憶ボリュームと各第2の情報処理システムの第2のストレージ装置の記憶ボリュームとのペア再同期処理を指示し、
    (2)上記指示に従い、第1のストレージ装置と各第2の情報処理システムとの間で上記ペア再同期処理を実行して当該ペアを同期状態にし、当該処理の完了を前記管理サーバに通知し、
    (3)上記通知の後、前記管理サーバは、各第2の情報処理システムに、前記バックアップ対象のデータに関する静止化処理の実行を指示し、
    (4)上記指示に従い、各第2の情報処理システムは、前記静止化処理を実行し、当該処理の完了を前記管理サーバに通知し、
    (5)上記通知の後、前記管理サーバは、前記第1のストレージ装置に、前記バックアップ対象のデータに関し、第1のストレージ装置の記憶ボリュームと各第2の情報処理システムの第2のストレージ装置の記憶ボリュームとのペア分割処理を指示し、
    (6)上記指示に従い、第1のストレージ装置と各第2の情報処理システムの第2のストレージ装置との間で上記ペア分割処理を実行して当該ペアを分割状態にし、当該処理の完了を前記管理サーバに通知することを特徴とするストレージシステム。
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