JP4825100B2 - バンドを備えたパンティストッキングまたはタイツからなる衣類 - Google Patents

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本発明は、バンドを備えたパンティストッキングまたはタイツからなる衣類に関し、詳しくは、ローライズ用のバンドを備えた衣類において前記バンドの締め付けによって自律神経系の働きを阻害することがなく、かつ、ずり下がりも効果的に防止できるものである。
パンティストッキング等の衣類着用時における快適性は、着用状態での締め付け力を示す着圧と大きく関係しており、本出願人は、例えば、特許2822090号公報(特許文献1)において、土踏まず部、足首部、ふくらはぎ部、大腿部における着圧をそれぞれ40〜57gf/cm、27〜43gf/cm、20〜32gf/cm、19〜29gf/cmの範囲に設定し、土踏まず部から大腿部に至るに従って順次その着圧を低くした着用感に優れたパンティストッキングを提案している。
一方、パンティストキングやタイツ、ガードル等にはずり下がり防止のために、ウエスト位置にバンドが取り付けられているものが多い。また、近年、バンドが腰骨位置付近に取り付けられているローライズ用のパンティストッキング等も普及し、ずり下がり防止は一層重要になっている。しかし、ずり下がり防止のために前記バンドの着圧を単に高く設定するだけでは、その締め付け力により自律神経系の働きを阻害して着用感が悪化してしまう場合がある。したがって、ずり下がりを防止し、かつ、締め付けによって着用者の自律神経系の働きを阻害することもない優れた着用感を与えるバンドが求められている。
しかしながら、前記特許文献1ではバンドについて特に考慮されておらず、前記したような問題点を改善するバンドに関しては改良の余地が残されている。
特許2822090号公報
本発明は前記問題に鑑みてなされたものであり、ずり下がりを防止し、かつ、自律神経系の働きを阻害することもない優れた着用感を与えるバンドおよび該バンドを備えたパンティストッキングまたはタイツからなる衣類を提供することを課題としている。
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以下、本発明における着圧としては、エアパックによる圧力測定装置[(株)エイエムアイ・テクノ製、組込み型圧力センサ「パラソル型エアパック」]を用い、人体に対する衣服圧との換算係数を設定して測定された値としている。
の発明は、ウエスト位置より下方で腰骨以上の間に装着されるローライズ用のバンドが上端縁に設けられ、
バンドの幅を3cmとしたときの着圧を11hPa〜16hPaの範囲内とし、かつ、該バンドは本体布と連続させて高緊締力を付与した編成部からなり、該バンドの編成部は前記幅方向に同一編組織を繰り返して該バンドを前記着圧としている、バンドを備えたパンティストッキングまたはタイツからなる衣類からなる
ウエスト位置より下方で腰骨以上の間に装着されるローライズ用のバンドでは、ジャストウエスト用のバンドよりずり下がりやすいため、ジャストウエスト用のバンドの着圧よりも高い着圧が必要となるが、前記のように、パンティストッキングまたはタイツの上縁部に設けられるローライズ用のバンドにおいて、該バンドの幅を3cmとしたときの着圧の上限値を16hPaとすることにより、前記バンドの締め付けによって交感神経活動を過度に活発化させることなく、交感神経と副交感神経とからなる自律神経系の働きを安定させたストレスフリーな状態とすることができる。また、該バンドの幅を3cmとしたときの着圧の上限値を16hPaとすることにより、該バンドを備えたパンティストッキングまたはタイツを長時間着用した場合でも特に強い圧迫感を与えることがなく、着用者の疲労を軽減することができる。したがって、前記バンドを締め付けた状態においても、リラックスした状態を維持することができ、快適な着用感を得ることができる。
また、前記のように、ローライズ用のバンドにおいて、該バンドの幅を3cmとしたときの着圧の下限値を11hPaとすることにより、該バンドを備えたパンティストッキングまたはタイツを着用して屈伸動作等を繰り返しても、前記衣類のずり下がり量を許容できる程度(ずり下がり量が1.1cm以下)の範囲内に抑えることができ、快適な着用感を維持することができる。
の発明は、ウエスト位置より下方で腰骨以上の間に装着されるローライズ用のバンドが上端縁に設けられ、
バンドの幅を5cmとしたときの着圧を8hPa〜11hPaの範囲内とし、かつ、該バンドは本体布と連続させて高緊締力を付与した編成部からなり、該バンドの編成部は前記幅方向に同一編組織を繰り返して該バンドを前記着圧としている、バンドを備えたパンティストッキングまたはタイツからなる衣類からなる。
ウエスト位置より下方で腰骨以上の間に装着されるローライズ用のバンドでは、ジャストウエスト用のバンドよりずり下がりやすいため、ジャストウエスト用のバンドの着圧よりも高い着圧が必要となるが、前記のように、パンティストッキングまたはタイツの上縁部に設けられるローライズ用のバンドにおいて、該バンドの幅を5cmとしたときの着圧の上限値を11hPaとすることにより、前記バンドの締め付けによって交感神経活動を過度に活発化させることなく、交感神経と副交感神経とからなる自律神経系の働きを安定させたストレスフリーな状態とすることができる。また、該バンドの幅を5cmとしたときの着圧の上限値を11hPaとすることにより、該バンドを備えたパンティストッキングまたはタイツを長時間着用した場合でも特に強い圧迫感を与えることがなく、着用者の疲労を軽減することができる。したがって、前記バンドを締め付けた状態においても、リラックスした状態を維持することができ、快適な着用感を得ることができる。
また、前記のように、ローライズ用のバンドにおいて、該バンドの幅を5cmとしたときの着圧の下限値を8hPaとすることにより、該バンドを備えたパンティストッキングまたはタイツを着用して屈伸動作等を繰り返しても、前記衣類のずり下がり量を許容できる程度(ずり下がり量が1.1cm以下)の範囲内に抑えることができ、快適な着用感を維持することができる。
記ローライズ用のバンドは、パンティストッキングまたはタイツの上縁部に設けられている。
前記パンティストッキングは、パンティ部の上縁部に前記バンドが設けられると共に、前記パンティ部の下部にレッグ部を連続させている薄手タイプのものであり、前記タイツは、前記構成を有した厚手タイプのものである。
前記バンドは、本体布と連続させて高緊締力を付与した編成部からなるバンドである。前記編成部としては、例えば、ウーリーナイロン糸(ナイロン糸に嵩高性を付与したもの)にポリウレタン弾性糸(ベア糸:カバー糸で覆われていない裸糸)を添え、かかる素材により全コースをプレーン編組織により編成したものや、前記ベア糸を用いることなく、全コースにポリウレタン弾性糸を芯糸としナイロン糸をカバリング糸としたシングルカバリングヤーンやダブルカバリングヤーンを用いて編成したもの等が挙げられる。
また、薄地化、着用快適性を高めるために、例えば、4コースを1サイクルとして編成すると共に、前記4コースに供給される4本の糸のうち、2本または3本を生糸(例えば、ナイロン糸、その他、合成繊維糸などの紡糸されたままの糸)とし、残りをカバリング糸(シングルカバリングヤーンまたはダブルカバリングヤーン)として、4コースのうち3コースをプレーン編、1コースをタック編で編成したものも挙げられる。
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述のように、第、第の発明によれば、パンティストッキングまたはタイツの上縁部に設けられるローライズ用のバンドにおいて、該バンドの幅を3cmとしたときの着圧の上限値を16hPa、該バンドの幅を5cmとしたときの着圧の上限値を11hPaとすることにより、前記バンドの締め付けによって交感神経活動を過度に活発化させることなく、交感神経と副交感神経とからなる自律神経系の働きを安定化させてストレスフリーな状態とすることができると共に、該バンドを備えたパンティストッキングまたはタイツを長時間着用した場合でも特に強い圧迫感を与えることがないため、着用者の疲労を軽減することができる。したがって、前記バンドを締め付けた状態においても、リラックスした状態を維持することができ、快適な着用感を得ることができる。
また、前記のように、ローライズ用のバンドにおいて、該バンドの幅を3cmとしたときの着圧の下限値を11hPa、該バンドの幅を5cmとしたときの着圧の下限値を8hPaとすることにより、該バンドを備えたパンティストッキングまたはタイツを着用して屈伸動作等を繰り返しても、前記衣類のずり下がり量を許容できる程度の範囲内(ずり下がり量が1.1cm以下)に抑えることができ、快適な着用感を維持することができる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1は、参考第1実施形態における、ウエスト位置に装着されるジャストウエスト用のバンド12を備えたパンティストッキング10を示している。パンティストッキング10は、パンティ部11の上縁部にバンド12を設けると共に、パンティ部11の下部に連続するレッグ部13を設けており、前記構成のパンティストッキング10は、靴下編機(図示せず)によって連続的に編成している。
バンド12は、27〜33デシテックスのナイロン生糸と、16〜22デシテックスのカバリングヤーンとを用いて、4コースを1サイクルとして編成している。前記4コースに供給する糸のうち2本または3本を前記ナイロン生糸、残りを前記シングルカバリングヤーンとすると共に、前記4コースのうち、3コースをプレーン編、1コースを1×1組織のタック編で編成し、前記タック編には、前記ナイロン生糸を用いている。
また、バンド12の幅は、前記4コース1サイクルの組織を繰り返して3cmとし、その着圧を9〜14hPaに設定している。
一方、パンティ部11は、バンド12と近づけた編組織とするために、4コースを1サイクルとして編成し、前記4コースに供給される4本の糸のうち、2本または3本をナイロン生糸、残りをシングルカバリングヤーンとしている。また、パンティ部11は、図1に示すように、前側(腹部)11aをメッシュ編、後側(ヒップ部)11bをプレーン編とし、パンティ部11の前側(腹部)11aのメッシュ編は、前記のように4コースを1サイクルとして編成すると共に、前記4コースのうち、1コース目をプレーン編、2コース目をタック編(1×1組織)の交互組織の4コース編とし、前記タック編には、前記ナイロン生糸を用いている。
また、レッグ部13は、パンティ部11の下部に連続して4コースを1サイクルとして編成し、使用する糸や組織は、例えば、カバリング糸を中心としてゾッキ編などとし、また、必要に応じて、柄編などの変化組織や補強糸の添え糸編などを適用することもできる。
前記構成によれば、3cmの幅を有するジャストウエスト用のバンド12において、バンド12の着圧を9〜14hPaとしているので、図2に示すように、無圧時の交感神経活動を1とした場合に対する、前記着圧を有するバンド12着用時の交感神経活動を示す値が、無圧時と同程度の0.8〜1であることからも明らかなように、交感神経を活発化させることなく、自律神経系の働きを安定化させることができる。また、バンド12を備えたパンティストッキング10を長時間着用した場合でも、特に強い圧迫感を感じさせることがなく、着用者の疲労を軽減することができる。したがって、バンド12を締め付けた状態においても、リラックスした状態が長時間維持され、快適な着用感を得ることができる。
また、前記したように、バンド12の着圧の下限を9hPaとすることにより、バンド12を備えたパンティストッキング10を着用して屈伸動作を繰り返しても、バンド12の背面側のずり下がり量を許容範囲である1.3cm以内に抑えることができ、快適な着用感を維持することができる。
参考第2実施形態では、バンド12の幅を5cmとし、バンド12の着圧を6〜9hPaとした点以外は、参考第1実施形態と同様とした。
前記構成によれば、5cmの幅を有するジャストウエスト用のバンド12において、バンド12の着圧を6〜9hPaとしているので、図3に示すように、無圧時の交感神経活動を1とした場合に対する、前記着圧を有するバンド12着用時の交感神経活動を示す値が、無圧時と同程度の0.9前後であることからも明らかなように、交感神経を活発化させることなく、自律神経系の働きを安定化させることができる。また、バンド12を備えたパンティストッキング10を長時間着用した場合でも強い圧迫感を感じさせることがなく、着用者の疲労を軽減することができる。したがって、バンド12を締め付けた状態においても、適度にリラックスした状態が長時間維持され、快適な着用感を得ることができる。
また、前記したように、バンド12の着圧の下限を6hPaとすることにより、バンド12を備えたパンティストッキング10を着用して屈伸動作を繰り返しても、バンド12の背面側のずり下がり量を許容範囲である1.3cm以内に抑えることができ、快適な着用感を維持することができる。
図4は、本発明の実施形態における、腰骨位置に装着されるローライズ用のバンドを備えたパンティストッキング30を示している。参考第1実施形態のパンティストッキング10と同様、本実施形態のパンティストッキング30も、パンティ部31の上縁部にバンド32を設けると共に、パンティ部31の下部に連続するレッグ部33を設けており、前記構成のパンティストッキング30は、靴下編機(図示せず)によって連続的に編成している。
本実施形態のローライズ用のバンド32の編組織および編成に用いる編み糸は参考第1実施形態のバンド12と同様とし、バンド32の幅も参考第1実施形態と同様に3cmとする一方、バンド32の着圧は11〜16hPaと、ジャストウエスト用のバンド12より高く設定している。
また、パンティ部31の編組織および編成に用いる編み糸も参考第1実施形態のパンティ部11と同様とする一方、本実施形態のパンティ部1の縦方向の長さは、ジャストウエスト用のパンティ部11より短くしている。
レッグ部33の編組織および編成に用いる編み糸は参考第1実施形態のレッグ部13と同様としている。
前記構成によれば、3cmの幅を有するローライズ用のバンド32において、バンド32の着圧を11〜16hPaとしているので、図5に示すように、無圧時の交感神経活動を1とした場合に対する、前記着圧を有するバンド32着用時の交感神経活動を示す値が、無圧時と同程度の0.8〜1であることからも明らかなように、交感神経を活発化させることなく、自律神経系の働きを安定化させることができる。また、バンド32を備えたパンティストッキング30を長時間着用した場合でも特に強い圧迫感を感じさせることがなく、着用者の疲労を軽減することができる。したがって、バンド32を締め付けた状態においても、リラックスした状態が長時間維持され、快適な着用感を得ることができる。
また、前記したように、バンド32の着圧の下限を11hPaとすることにより、バンド32を備えたパンティストッキング30を着用して屈伸動作を繰り返しても、バンド32の背面側のずり下がり量を許容範囲である1.1cm以内に抑えることができ、快適な着用感を維持することができる。
実施形態では、バンド32の幅を5cmとし、バンド32の着圧を8〜11hPaとした点以外は、第実施形態と同様とした。
前記構成によれば、5cmの幅を有するローライズ用のバンド32において、バンド32の着圧を8〜11hPaとしているので、図6に示すように、無圧時の交感神経活動を1とした場合に対する、前記着圧を有するバンド32着用時の交感神経活動を示す値が、無圧時と同程度の1前後であることからも明らかなように、交感神経を活発化させることなく、自律神経系の働きを安定化させることができる。また、バンド32を備えたパンティストッキング30を長時間着用した場合でも強い圧迫感を感じさせることがなく、着用者の疲労を軽減することができる。したがって、バンド32を締め付けた状態においても、リラックスした状態が長時間維持され、快適な着用感を得ることができる。
また、前記したように、バンド32の着圧の下限を8hPaとすることにより、バンド32を備えたパンティストッキング30を着用して屈伸動作等を繰り返しても、バンド32の背面側のずり下がり量を許容範囲である1.1cm以内に抑えることができ、快適な着用感を維持することができる。
以下、本発明の参考実施例および実施例について詳述する。
参考実施例1〜5、実施例6〜8
表1に示すような、バンド装着位置、バンド幅、バンド着圧のそれぞれ異なるパンティストッキングを試作し、試作品を着用した場合のずり下がり量測定および自律神経系阻害の有無の評価を行った。なお、各試作品のパンティストッキングは、前記参考実施形態および実施形態と同様の編成によって作製した
(ずり下がり量測定)
被験者に各試作品を着用してもらい、着用直後のバンド位置(背面側)が認識できるように被験者の体にマークを付した後、被験者に屈伸を10回連続して行ってもらい、各試作品のバンドがマークした位置からどれだけずり下がっているかを測定した。
(自律神経系阻害の有無の評価)
副交感神経が優位の場合、即ちリラックス状態である場合には、心拍変動が大きくなるため、各試作品を着用している時に、自律神経系が阻害されずリラックスした状態であるかどうかを判断するために心拍変動(CV−RR)を測定した。心拍変動測定は、まず、未着用時の心拍変動を安静状態で5分間測定した後、被験者に試作品を着用してもらい、着用5分経過後から安静状態で5分間心拍変動を測定して、着用時の心拍変動と未着用時の心拍変動の比較を行った。
表1では、着用時の心拍変動が未着用時より増加した場合には、心拍変動の欄に「増加」と表示しており、この場合には、未着用時よりも着用時の方がリラックス状態にあり、着用によって自律神経系が阻害されていないことを示している。
Figure 0004825100
表1より、参考実施例1、2の試作品では、幅3cmのジャストウエスト用のバンドの着圧を9〜14hPaの範囲内に設定しているので、ずり下がり量はいずれも1.0m未満で、ずり下がり許容範囲である1.3cmを大きく下回ると共に、心拍変動も未着用時より増加してリラックスした状態である、即ち、着用によって自律神経系の働きが阻害されていないことが明らかになった。
また、参考実施例3〜5の試作品では、幅5cmのジャストウエスト用のバンドの着圧を6〜9hPaの範囲内に設定しているので、ずり下がり量はいずれもずり下がり許容範囲である1.3cm以下に抑えられると共に、心拍変動も未着用時より増加してリラックスした状態であることが明らかになった。
さらに、実施例6、7の試作品では、幅3cmのローライズ用のバンドの着圧を11〜16hPaの範囲内に設定しているので、ずり下がり量はいずれもずり下がり許容範囲である1.1cm以下に抑えられると共に、心拍変動も未着用時より増加してリラックスした状態であることが明らかになった。
また、実施例8の試作品では、幅5cmのローライズ用のバンドの着圧を8〜11hPaの範囲内に設定しているので、ずり下がり量はずり下がり許容範囲である1.1cm未満に抑えられると共に、心拍変動も未着用時より増加してリラックスした状態であることが明らかになった。
参考第1実施形態におけるジャストウエストのパンティストッキングの側面図である。 幅3cmのジャストウエスト用バンドの着圧を変化させたときの交感神経活動を示すグラフである。 幅5cmのジャストウエスト用バンドの着圧を変化させたときの交感神経活動を示すグラフである。 本発明の実施形態におけるローライズのパンティストッキングの側面図である。 幅3cmのローライズ用バンドの着圧を変化させたときの交感神経活動を示すグラフである。 幅5cmのローライズ用バンドの着圧を変化させたときの交感神経活動を示すグラフである。
10、30 パンティストッキング
11、31 パンティ部
12、32 バンド
13、33 レッグ部

Claims (2)

  1. ウエスト位置より下方で腰骨以上の間に装着されるローライズ用のバンドが上端縁に設けられ、
    バンドの幅を3cmとしたときの着圧を11hPa〜16hPaの範囲内とし、かつ、該バンドは本体布と連続させて高緊締力を付与した編成部からなり、該バンドの編成部は前記幅方向に同一編組織を繰り返して該バンドを前記着圧としている、バンドを備えたパンティストッキングまたはタイツからなる衣類
  2. ウエスト位置より下方で腰骨以上の間に装着されるローライズ用のバンドが上端縁に設けられ、
    バンドの幅を5cmとしたときの着圧をhPa〜11hPaの範囲内とし、かつ、該バンドは本体布と連続させて高緊締力を付与した編成部からなり、該バンドの編成部は前記幅方向に同一編組織を繰り返して該バンドを前記着圧としている、バンドを備えたパンティストッキングまたはタイツからなる衣類
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