JP2016130378A - レッグウエア - Google Patents

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Abstract

【課題】履きやすさ、動きやすさ、及び履き心地に優れるレッグウエアの提供。【解決手段】ポリウレタン弾性糸に非弾性糸を巻きつけた被覆弾性糸を用いて、又は非弾性糸とポリウレタン弾性繊維を用いて編成された編物からなり、少なくとも、脹脛部、膝部、及び大腿部を含むレッグウエアであって、少なくとも脹脛部において、着用状態から経方向と緯方向にそれぞれ30%伸長した状態での経方向の伸長力/緯方向の伸長力の比が0.6〜1.7であり、かつ、着用状態から経方向と緯方向にそれぞれ30%伸長・回復を3回繰り返し後の着用状態荷重保持率の経緯平均が85%以上であることを特徴とする前記レッグウエア。【選択図】なし

Description

本発明は、レッグウエアに関する。より詳しくは、本発明は、ポリウレタン弾性糸に非弾性糸を巻きつけた被覆弾性糸を用いて、又は非弾性糸とポリウレタン弾性繊維を用いて編成された編物からなり、履きやすさ、動きやすさ、及び履き心地に優れるレッグウエアに関する。
従来、パンティストッキング、タイツなどのレッグウエアとして、弾性糸を含有する編地が多く使用され、種々の製品が販売されている。一般的にレッグウエアはパンスト編機で作製され、その構造から、緯方向には編地は良く伸びるものの、緯方向に比べ経方向の伸びはかなり少なくなっており、着用し、動いた時に膝曲げのように皮膚が経方向に伸びると追従しづらく、ずれ落ちしやすくなり、また、脚の筋肉に力を入れた時などに皮膚が緯方向に伸びると編地が緯方向に伸びた時に経方向に縮む力が働き、ずれ落ちしやすくなるという問題点があった。
また、歩行時など脹脛や大腿部の筋肉の膨隆、収縮が繰り返されると、従来の編地では着圧の変化が大きく疲労の原因になるという問題点があった。以下の特許文献1には、運動性を損なわないため、高い伸縮性のある部分と低い伸縮性の部分が配置されたタイツが提案されているが、皮膚の伸びに追随はしないため、動き易さ、ずれ落ち難さは十分ではなかった。
特開2004−232157号公報
上記従来技術の問題に鑑み、本発明が解決しようとする課題は、履きやすさ、動きやすさ、及び履き心地に優れるレッグウエアを提供することである。
本発明者らは、鋭意検討し実験を重ねた結果、以下の構成により上記課題を解決することができることを見出し、本発明を完成するに至ったものである。
すなわち、本発明は、以下のとおりのものである。
[1]ポリウレタン弾性糸に非弾性糸を巻きつけた被覆弾性糸を用いて、又は非弾性糸とポリウレタン弾性繊維を用いて編成された編物からなり、少なくとも、脹脛部を含むレッグウエアであって、少なくとも脹脛部において、着用状態から経方向と緯方向にそれぞれ30%伸長した状態での経方向の伸長力/緯方向の伸長力の比が0.6〜1.7であり、かつ、着用状態から経方向と緯方向にそれぞれ30%伸長・回復を3回繰り返し後の着用状態荷重保持率の経緯平均が85%以上であることを特徴とする前記レッグウエア。
[2]前記脹脛部において、被覆弾性糸又は非弾性糸の編みループを構成する繊維束の開き角度が60〜140度の範囲である前記[1]に記載のレッグウエア。
[3]膝部を含むレッグウエアにおいて、着用状態から経方向と緯方向にそれぞれ30%伸長した状態での経方向の伸長力/緯方向の伸長力の比が0.6〜1.7であり、かつ、着用状態から経方向と緯方向にそれぞれ30%伸長・回復を3回繰り返し後の着用状態荷重保持率の経緯平均が85%以上である、前記[1]又は[2]に記載のレッグウエア。
[4]前記膝部において、被覆弾性糸又は非弾性糸の編みループを構成する繊維束の開き角度が60〜140度の範囲である前記[3]に記載のレッグウエア。
[5]パンティストッキング、ストッキング、タイツ、レギンス又はゲイターのいずれかである、前記[1]〜[4]のいずれかに記載のレッグウエア。
本発明のレッグウエアは、脹脛部が経方向と緯方向のそれぞれに伸びやすいため、動いた時に皮膚が経方向(頭−足方向)に伸びた場合でも追従し、ずれ落ちにくい。また、本発明のレッグウエアは、脚の筋肉に力を入れた時などに皮膚が緯方向(水平方向)に伸びた場合にも編地が皮膚の伸びに追随するために経に縮む力が働きにくく、ずれ落ちにくい。さらに、本発明のレッグウエアは、歩行時など脹脛部や大腿部の筋肉の膨隆、収縮が繰り返されたときでも着圧の変化がほとんどないため、疲労しにくい。
生地たるみ(瞬間的回復性)測定試験機の概略図である。 非弾性糸の編みループを構成する繊維束の開き角度の測定方法を説明する編地表面の図面に代わる拡大写真である。
以下、本発明の実施形態を詳細に説明する。
本実施形態のレッグウエアは、パンティストッキング、膝上や膝下のストッキング、タイツ、レギンス、ゲイターなどに使用することができる。本実施形態のレッグウエアとしては、レッグ部が弾性糸に非弾性糸を巻付けた被覆弾性糸と非弾性糸を交互編成してなる交編タイプ、レッグ部が被覆弾性糸100%からなるゾッキタイプなどがあり、いずれの場合も、弾性繊維としては10〜310dtex、好ましくは15〜160dtexのポリウレタン糸が用いられ、被覆用の非弾性糸としては、5〜84dtex、好ましくは、5〜56dtexのポリアミド系繊維やポリエステル繊維、天然もしくは再生セルロース繊維などのフィラメント糸やこれらのウーリー加工糸などの捲縮糸、混繊糸、紡績糸を用いることができる。
ここでレッグ部とは踝から脚の付け根(太腿最上部)のことをいう。パンストやタイツはレッグ部と足部が繋がっており、パンティ部、レッグ部、足部から構成されているもの、レッグ部と足部から構成されているもの等がある。また、レッグ部全体を覆うもの、レッグ部の一部(例えば踝から膝上、踝から膝下等)を覆うもの等があげられる。さらに、足部を有さない構成(レギンス、ゲイター)もある。
交編タイプの場合、被覆弾性糸と交互編成される非弾性糸の素材、繊度も特に限定されないが、5〜170dtex、好ましくは7〜110dtexのポリアミド系繊維、ポリエステル系繊維、天然もしくは再生セルロース繊維などのフィラメント糸やこれらのウーリー加工糸などの捲縮糸、混繊糸、紡績糸が挙げられる。ポリアミド系繊維は柔らかく、吸湿性があり、肌触りがよいため、これら非弾性糸としては、強度、肌触り、ムレ防止の観点から、ポリアミド系繊維を単独で用いるか混繊又は紡績糸として用いることが好ましい。ゾッキタイプ、交編タイプのうち、伸縮性の観点から、ゾッキタイプがより好ましい。
本実施形態のレッグウエアは、ポリウレタン弾性糸に非弾性糸を巻きつけた被覆弾性糸を用いて、又は非弾性糸とポリウレタン弾性繊維を用いて編成された編物からなり、少なくとも、脹脛部を含むレッグウエアであって、少なくとも脹脛部において、着用状態から経方向と緯方向にそれぞれ30%伸長した状態での経方向の伸長力/緯方向の伸長力の比が0.6〜1.7であり、かつ、着用状態から経方向と緯方向にそれぞれ30%伸長・回復を3回繰り返した後の着用状態荷重保持率の経緯平均(経方向に伸長・回復した後の保持率と緯方向に伸長・回復した後の保持率との平均値)が85%以上であることを特徴とする。好ましくは88%以上である。
前記脹脛部において、着用状態から経方向と緯方向にそれぞれ30%伸長した状態での経方向の伸長力/緯方向の伸長力の比は、好ましくは0.7〜1.5であることができる。
脹脛部における、着用状態から経方向と緯方向にそれぞれ30%伸長した状態での経方向の伸長力/緯方向の伸長力の比、及び30%伸長・回復繰り返し後の着用状態荷重保持率は、以下の方法で測定する。
本実施形態のレッグウエアの着用状態での、脹脛の中心の位置は、着用試験の結果、足先から脚付け根までを含む製品の場合、レッグウエアを平置きした際に足先から脚付け根の長さに対し、足先側から45%の位置にある。脹脛の中心の位置は、足首から脚付け根までを含む製品の場合、足首側から25%位置、膝下のストッキングの場合、足先から80%位置にある。
ここで、「着用状態」とは、Mサイズにおいては、人体の足先から脚の付け根までの長さが95cmであるので、足先から脚付け根までを含む製品の場合、製品を平置きしたときの足先から脚の付け根に相当する位置までの長さをxcmとすると、長さ方向(経方向)に(95/x)×100(%)伸長させる状態であり、幅方向においては、人体の脹脛部の周径が34cmであるので、製品を平置きしたときの脹脛部に相当する位置の幅方向(緯方向)の周径をycmとすると(34/y)×100(%)伸長させる状態に相当する。また、「着用状態」は、足首から脚付け根までを含む製品の場合、人体の脚の長さ方向が65cm、膝下のストッキングの場合、足先から膝下までの人体の長さを60cmとして、同様に計算する。Lサイズにおいては人体の長さと周径をそれぞれ5%増加させ、Sサイズにおいてはそれぞれ5%減少させて計算する。
カトーテック社製 2軸伸長試験機、又は同等の2軸伸長試験機を用いて、レッグウエアの脹脛部が「着用状態」になるように伸長し、その時の経方向の荷重を読み取る。次いで、経方向に30%伸長(緯方向は着用状態を維持する)・(着用状態までの)回復を3回繰り返し、1回目(初回)の経30%伸長時の経方向荷重と、30%伸長(緯方向は着用状態を維持する)・回復を3回繰り返した後着用状態における経方向荷重とを求める。
同一レッグウエアの別の試料を使って、脹脛着用状態の緯荷重を求めたのち、緯方向への伸長(経方向は着用状態を維持する)・(着用状態までの)回復を3回繰り返し、1回目の緯30%伸長時の緯方向荷重と、繰り返し伸長回復後の着用状態における緯方向荷重とを求める。
経緯それぞれn=2の測定を行い、経方向の伸長力/緯方向の伸長力の比は、上記経30%伸長1回目の経方向荷重と、緯30%伸長1回目の緯方向荷重との比で求められる。また、繰り返し伸長回復後の着用状態荷重保持率は、伸長回復繰り返し前の着用状態荷重に対する伸長回復繰り返し後の着用状態荷重の比率で求められ、経方向伸長時保持率と緯方向伸長時保持率との平均値で求められる。
本実施形態のレッグウエアは、脹脛部における経方向の伸長力/緯方向の伸長力の比が0.6〜1.7であることにより、着用時、例えば、膝曲げのように皮膚が経方向に伸びた場合であっても追従し、ずれ落ちしにくいレッグウエアとなる。
また、本実施形態のレッグウエアは、脚の筋肉に力を入れた時など、皮膚が緯方向に伸びた場合であっても、編地が皮膚の伸びに追随するために、経方向に縮む力が働きにくく、ずれ落ちにくいレッグウエアとなる。
さらに、本実施形態のレッグウエアは、歩行時などに脹脛や大腿部の筋肉の膨隆、収縮が繰り返された場合であっても、脹脛部における経方向の伸長力/緯方向の伸長力の比が0.6〜1.7であることにより、脹脛の筋肉である腓腹筋での着圧の変化がほとんどなく、疲労しにくいレッグウエアとなる。経方向の伸長力/緯方向の伸長力の比が0.6未満や1.7より大きい場合には皮膚の動きに追随し難いため、ずれ落ちが起こりやすく、不快となることがある。また、筋肉への着圧の変化も大きくなるため、疲労が生じやすい場合があり、好ましくない。
30%伸長・回復3回繰り返し後の着用状態荷重保持率の経緯平均が85%未満であると、着用で編地の伸縮が起こった後に着圧が低下し、レッグウエアにたるみが生じやすく、また、ずれ落ちも起こりやすくなるために好ましくない。
本実施形態の膝部を含むレッグウエアでは、歩行などに大きく皮膚の伸び縮みが生じる膝部においても、脹脛部と同様に、着用状態から経方向と緯方向にそれぞれ30%伸長した時の経方向の伸長力/緯方向の伸長力の比が0.6〜1.7であり、かつ、30%伸長・回復3回繰り返し後の着用状態荷重保持率の経緯平均が85%以上であることが好ましい。前記膝部においても、前記経方向の伸長力/緯方向の伸長力の比が0.7〜1.5であることが特に好ましい。
レッグウエアの着用状態での膝部の位置は、レッグウエアを平置きした際に足先から脚付け根までを含む製品の場合、足先から脚付け根の長さに対し、足先側から60%の位置にある。足首から脚付け根までを含む製品の場合、膝部の位置は、足首側から45%位置にある。
着用状態に伸長する場合、膝部の長さ方向(経方向)は、脹脛部と同様に伸長した状態にあり、幅方向は、人体の膝部の周径が35cmであるため、脹脛部の幅方向(緯方向)の長さをycmとすると(35/y)×100(%)に伸長した状態である。
膝部を、脹脛部と同様に、着用状態から経方向と緯方向にそれぞれ30%伸長した時の経方向の伸長力/緯方向の伸長力の比が0.6〜1.7であり、かつ、30%伸長・回復3回繰り返し後の着用状態荷重保持率の経緯平均が85%以上にすることは、着用時のずれ下がり防止に特に有効である。
歩行等で使用する大腿四頭筋、外側広筋のある大腿部、足先の動きで使用する踵部、立つ座る動作で使用する臀部においても、脹脛部や膝部と同様に、前記経方向の伸長力/緯方向の伸長力の比が0.6〜1.7であることが好ましい。いずれの部位においても好ましくは経方向の伸長力/緯方向の伸長力の比が0.7〜1.5である。大腿部、踵部、臀部においても、30%伸長・回復3回繰り返し後の着用状態荷重保持率の経緯平均が85%以上であることが好ましい。
レッグウエアの着用状態での大腿部の位置は、レッグウエアを平置きした際に足先から脚付け根までを含む製品の場合、足先から脚付け根の長さに対し、足先側から80%の位置にある。足首から脚付け根までを含む製品の場合、大腿部の位置は、足首側から65%の位置にある。
着用状態に伸長する場合、大腿部の長さ方向(経方向)は、脹脛部と同様に伸長した状態にあり、幅方向は人体の大腿部の周径が45cmであるので脹脛部の幅方向(緯方向)の長さをycmとすると(45/y)×100(%)伸長した状態にある。
レッグウエアの着用状態での踵部の位置は、レッグウエアを平置きした際に足先から脚付け根までを含む製品の場合、足先から脚付け根の長さに対し、足先側から20%の位置である。踵部の位置は、膝下のストッキングの場合、足先から35%位置である。
着用状態に伸長する場合、踵部の長さ方向(経方向)は、脹脛部と同様に伸長した状態であり、幅方向は人体の踵部の周径が30cmであるので踵部の幅方向(緯方向)の長さをycmとすると(30/y)×100(%)伸長した状態にある。
本実施形態のレッグウエアでは、脹脛部において、着用状態から経方向と緯方向にそれぞれ30%伸長した時の経方向及び緯方向の伸長力はいずれも100cN〜600cNであることが好ましく、より好ましくは100cN〜500cNであり、さらに好ましくは100cN〜300cNである。伸長力が100cN未満であると、フィット感が劣り、伸長回復性が悪くなることがある。他方、伸長力が600cNを超えると、伸長力が大き過ぎることにより、運動時に突っ張り感を感じることがある。
本実施形態のレッグウエアでは、膝部においても、着用状態から経方向と緯方向にそれぞれ30%伸長した時の経方向及び緯方向の伸長力はいずれも100cN〜600cNであることが好ましく、より好ましくは100cN〜500cNであり、さらに好ましくは100cN〜300cNである。
本実施形態のレッグウエアでは、大腿部、踵部、臀部においても、着用状態から経方向と緯方向にそれぞれ30%伸長した時の経方向及び緯方向の伸長力はいずれも100cN〜600cNであることが好ましく、より好ましくは100cN〜500cNであり、さらに好ましくは100cN〜300cNである。
これらの伸長特性を得るためにレッグウエアの設計においては糸の編み込み長を所定の範囲に設定し、なおかつ、編地のコース数を通常より10〜30%長く設定し、セット時に経て方向に追い込むことが好ましい。「追い込む」とは経方向の密度を上げることを意味する。編み込み長は各部の位置で、100ウエール分の糸を抜き出し、吊るした状態で繊度の1/10(g)の荷重をかけた時の糸の長さを計測し、ふくらはぎ部は270mm±15mm、膝部は320mm±20mm、大腿部は350mm±20mmの範囲が好ましい。
実着用時のずれやフィット感は、編地の伸長回復率が大きく影響するが、実際の人体の動きに編地が追随するためには、伸長後の瞬間的な回復性が重要である。
瞬間的な回復性は、以下の方法で測定する。試験機の概略図を図1に示す。大栄科学精器(株)製のデマッチャー疲労試験機(DC−3型)を使用し、試験機の固定試料把持部1aに脹脛部の着用状態に合わせて20cm角にサンプリングした試料を試料固定枠1bに固定し、試験機に設置する。更に、同試験機の可動試料把持部1cに突き上げ丸棒1dを設置する。突き上げ丸棒1dの最大突き上げ高さが試料固定枠1bから上方に6cmとなるように、突き上げ丸棒の高さを調節する。突き上げ丸棒の最大突き上げ高さは、最大突き上げ時の試料が約50%伸長するように設定したものである。
(株)ライブラリー社製高速度カメラ「ひまわりGE200」を、三脚を用いて試料固定枠と水平であって試料固定枠前面から20cmの位置に設置する。デマッチャー疲労試験機を1分間に500回の突き上げ動作を行うように設定し、稼動させ、500回目の突き上げ動作を1秒間に200コマの条件で撮影する。撮影した動画より、突き上げ動作500回後の丸棒下降時に丸棒の先端が試料固定枠の下端を通過した時点を0として、そこから0.05秒以内の試料固定枠からの最大試料たるみを、(株)ライブラリー社製動作解析ソフト「Move−tr/2D」を使用し測定する。
この時の試料たるみが少ないものほど、瞬間的な回復性に優れ、運動時の追随性が良好となる。突き上げ500回後の最大試料たるみは好ましくは3.0mm以下、より好ましくは2.0mm以下である。
上記瞬間回復性を良好なものとするためには、脹脛部において着用状態から経方向と緯方向にそれぞれ30%伸長した時の経方向の伸長力/緯方向の伸長力の比が0.6〜1.7であると同時に、30%伸長・回復3回繰り返し後の着用状態荷重保持率の経緯平均が85%以上であることが必要である。
本実施形態のレッグウエアでは、少なくとも脹脛部において被覆弾性糸又は非弾性糸の編みループを構成する繊維束の開き角度が60〜140度の範囲であることが好ましい。該角度は、より好ましくは70〜130度、更に好ましくは80〜120度である。非弾性繊維の編みループを構成する繊維束の開き角度が60度未満であり、また、140度を超えると、経方向と緯方向との伸びのバランスが悪いものとなり、着用した際に、皮膚の伸びに追従せず、動きにくいものとなってしまうことがある。脹脛部だけでなく、膝部についても、開き角度が60〜140度であることが好ましく、より好ましくは70〜130度、更に好ましくは80〜120度である。さらに太腿部についても、開き角度が60〜140度であることが好ましく、より好ましくは70〜130度、更に好ましくは80〜120度である。
本明細書中、用語「被覆弾性糸又は非弾性糸の編みループを構成する繊維束の開き角度」又は「被覆弾性糸又は非弾性糸の編みループの傾き」とは、編地表面の拡大写真を撮り、図2のように編みループを構成する左上りの繊維束の中心に線を引き(D)、同様に編みループを構成する右上りの繊維束の中心に線を引き(E)、この(D)線と(E)の線の狭角(角度)(F)を、場所を変えて、計10か所測定し、その平均値を求めた値である。
2種類以上の被覆弾性糸や非弾性繊維を使用した場合は、その全ての非弾性繊維において、上述の開き角度が既定の範囲に入ることが好ましい。
本実施形態のレッグウエアは、脹脛部の着用状態における経方向の密度と緯方向の密度の比が1.5〜2.5の範囲であることが好ましく、より好ましくは1.7〜2.1、さらに好ましくは1.8〜2.0である。経方向の密度と緯方向の密度の比が1.5未満であり、また、2.5を超えると、経方向と緯方向との伸びのバランスが悪いものとなり、着用時に動きにくいものとなってしまうことがある。
本明細書中、用語「経方向の密度と緯方向の密度の比」とは、前記した脹脛部の着用状態での経方向の密度(コース数)及び緯方向の密度(ウェール数)をJIS−L−1096、8.6.2の「編物の密度」に記載の25.4mmの区間のコース数及びウェール数を測定し、下記式:
密度比=(経方向の密度:コース数)÷(緯方向の密度:ウェール数)
により求めた値である。
また、本実施形態のレッグウエアでは、摩耗強度がL−M以上であることが好ましく、より好ましくはM級以上である。耐摩耗性がL−M未満であると、繰り返し着用した場合、編地表面に毛羽が多発し、ピリング性の悪化や破れが起こることがある。
本明細書中、用語「耐摩耗性」とは、JIS−L−1076、8.1.3に記載の耐摩耗性評価のC法により評価される値である。
本実施形態のレッグウエアにおけるレッグ部及び足部の編み組織としては、天竺、ノンラン編みであることが好ましいが、これに限定されるものではない。特に、天竺編みは伸びが大きく、好ましい。
本明細書中、用語「被覆弾性糸と非弾性糸の糸長比(ドラフト)」とは、編地から100ウェール分の被覆弾性繊維及び非弾性繊維を取出し、各繊維に繊度の1/10(g)の荷重を垂下し、その長さを測定し、下記式:
糸長比=(非弾性繊維の糸長)÷(弾性繊維の糸長)
で求めた値である。
被覆弾性繊維のドラフトは、2.5〜3.5倍の範囲であることが好ましく、より好ましくは2.7〜3.4倍、更に好ましくは2.8〜3.3倍である。非弾性繊維としては、捲縮を有する非弾性繊維を使用することが好ましい。非弾性繊維の単糸繊度は、弾性繊維の伸縮性を阻害しないことと、柔らかな風合いを有する衣服にするために、0.3〜3.0dtexが好ましく、より好ましくは0.5〜2.5dtex、更に好ましくは0.8〜2.3dtexである。
非弾性糸としては、吸放湿性を付与するためにセルロース繊維を使用することが好ましい。このセルロース繊維は、フィラメント糸の形態では、原糸(未加工糸)、仮撚加工糸、先染糸などのいずれであってもよく、また、強度と堅牢度の観点からポリエステル系繊維やポリアミド系繊維などとの複合糸は特にこのましい。また、紡績糸でもよく、ポリエステル系繊維やポリアミド系繊維などとの混紡糸であってもよい。セルロース繊維としては、キュプラ繊維が好ましい。使用するセルロース繊維の繊度は、フィラメント糸の場合、15〜110dtexが好ましく、より好ましくは20〜84dtexである。また、紡績糸の場合、60番〜30番の紡績糸が好ましく、より好ましくは50番〜40番である。
ノンラン組織においては、伸びがやや悪いため、少なくとも脹脛部において、経緯方向の糸長を編める限界に近い状態まで大きくすることが好ましい。
編機のゲージは、特に限定されない。320本〜440本の編機を、用途や使用する繊維の太さによって、任意に選択することが好ましい。
本実施形態のレッグウエアは、生機を作成した後、製品種、デザインに応じて、つま先部やパンティ部、クロッチ部の縫製を行う。次いで通常の方法で、ドラム染色機、パドル染色機などを用いて、精練、染色を行い、型板等を用いてスチームセットを行う。加工方法は、通常の弾性繊維混丸編地の加工方法に準じて行えばよいが、少なくとも脹脛部の着用状態から経方向と緯方向にそれぞれ30%伸長した時の経方向の伸長力/緯方向の伸長力の比を0.6〜1.7にし、かつ、30%伸長・回復3回繰り返し後の着用状態荷重保持率の経緯平均が85%以上にする必要があることから、スチームセット時の少なくとも脹脛部における編み目の密度を前記のように調整することが特に好ましい。
具体的には型板により緯方向の密度は決まるため、少なくとも脹脛部の経方向の密度を高めるためには、スチームセット時に編地を送り込むことが好ましい。
スチームセット条件は、通常より高めの110〜130℃で15〜30秒で行うのが好ましく、より好ましくは115〜125℃で15〜25秒である。
更に、染色と同浴又は染色後に、柔軟加工、吸汗加工、制電加工、防汚加工、抗菌加工、消臭加工、防臭加工、紫外線吸収加工などを、最終的な要求特性に応じて適宜付与することができる。
本実施形態のレッグウエアは、上述の糸使い、編み組織、編成条件などの工夫と、上述のスチームセット条件とを組み合わせて適宜製造することができる。
本実施形態のレッグウエアは、脹脛部が経方向にも緯方向にも伸びやすいために、動いた時に膝曲げのように皮膚が経方向に伸びた場合であっても追従し、ずれ落ちしにくい。また、脚の筋肉に力を入れた時などに皮膚が緯方向に伸びた場合であっても編地が皮膚の伸びに追随するために経方向に縮む力が働きにくく、ずれ落ちにくい。さらに、歩行時など脹脛や大腿部の筋肉の膨隆、収縮が繰り返された場合であっても着圧の変化がほとんどなく、疲労しにくいレッグウエアとなる。
本願発明者らは、本実施形態のレッグウエアに関して、タイツ着用時に酒井医療(株)のバイオデックスsystem3を用いて8名の被験者で膝の屈曲・伸展動作を行い、血流増進効果を調査した。被験者の高負荷動作(最大負荷の80%でできなくなるまで)と低負荷動作(最大負荷の20%で5分間)を1セットとして3セット繰り返したところ、3セット目の高負荷動作後の低負荷動作時において、大腿直筋組織内の脱酸素化ヘモグロビン量が、3セット目の高負荷動作前(2セット目の低負荷動作終了時)のレベルに戻るまでの回復時間が、本発明のタイツを着用しない場合に対して有意に早い結果となった。脱酸化ヘモグロビンとは、特に有酸素運動において、肺から酸素を運んできたヘモグロビン(酸化ヘモグロビン)が筋組織に酸素を供給し、酸素を持たないヘモグロビンとなったもののことで、筋赤外線を用いる方法で測定できる。測定にはポケットNIRSを用いた。運動によって、脱酸素化ヘモグロビン量が増加した後、運動前の量に戻るまでの時間が早いことは、筋内の酸素状態の回復効果が高いことを意味しており、本実施形態のタイツが静脈還流を促進し、血流を向上させたためと考えられる。
以下、本発明を、実施例により具体的に説明する。
実施例における各評価は次のとおり行った。
(1)各部の伸長特性
(i)各部の編みこみ長
各部の位置で、100ウエール分の糸を抜き出し、その繊度の1/10(g)の荷重をかけた時の糸の長さを計測した。
各部の位置とは次のとおりである。
脹脛の中心の位置は、足先から脚付け根までを含む製品の場合、レッグウエアを平置きした際に足先から脚付け根に相当する位置の長さに対し、足先側から45%の位置にある。足首から脚付け根までを含む製品の場合、足首側から25%の位置、膝下のストッキングの場合、足先から80%の位置にある。
膝部の位置は、足先から脚付け根までを含む製品の場合、レッグウエアを平置きした際に足先から脚付け根に相当する位置の長さに対し、足先側から60%の位置にある。足首から脚付け根までを含む製品の場合、足首側から45%の位置にある。
大腿部の位置は、足先から脚付け根までを含む製品の場合、レッグウエアを平置きした際に足先から脚付け根に相当する位置の長さに対し、足先側から80%の位置にある。足首から脚付け根までを含む製品の場合、足首側から65%の位置にある。
踵部の位置は、足先から脚付け根までを含む製品の場合、レッグウエアを平置きした際に足先から脚付け根に相当する位置の長さに対し、足先側から20%の位置にある。膝下のストッキングの場合、足先から35%の位置である。
(ii)伸長特性の測定方法
各部の伸長特性は各部を着用状態に伸長させて計測する。各部の測定試料を無荷重で適当な治具にセットし、前述の着用状態になるまで経緯とも伸長し、 着用状態で9cm×9cmの正方形にマーキングした。試料を治具から外し、チャッキングのため周囲約1cm〜1.5cm大きくカットし、必要により、ランが走らないように処置した。
カトーテック社製 2軸伸長試験機、又は同等の2軸伸長試験機を用いて、カットした試料をマーク位置でチャッキングし、上述の着用状態まで伸長し、その時の経緯の荷重を読み取った。次いで、経に30%伸長(着用状態基準。緯は着用状態を維持した)・(着用状態までの)回復を3回繰り返し、初回の30%伸長時の経荷重と、伸長回復3回繰り返し後、着用状態に戻した時の経荷重とを測定した。同一編物の別の試料を用いて、緯方向についても実施し、経緯それぞれn=2の測定を行い、平均し、30%伸長した時の経方向の伸長力/緯方向の伸長力の比と、伸長回復繰り返し前の着用状態荷重に対する、30%伸長回復を3回繰り返した後の着用状態荷重の保持率を求めた。
脹脛、膝部、大腿部について同様に評価した。設定値は前述の内容に従った。
さらに、膝下のストッキングについても、足先から脚付け根までを含む製品と同様に測定した。
ここで、
伸長力の比=(経方向伸長力(伸長時荷重))÷(緯方向伸長力(伸長時荷重))
保持率=(30%伸長・回復を3回繰り返した後の着用状態荷重)÷(伸長回復繰り返し前の着用状態荷重)×100(%)
(2)非弾性糸の編みループを構成する繊維束の開き角度
編地表面の拡大写真を撮り、図2のように編みループを構成する左上りの繊維束の中心に線を引き(D)、次に同様に編みループを構成する右上りの繊維束の中心に線を引く(E)。この(D)線と(E)線に挟まれた角度(F)を、場所を変えて、計10か所測定し、その平均値で求めた。
(3)生地たるみ
大栄科学精器(株)製のデマッチャー疲労試験機(DC−3型)を使用し、試験機の固定試料把持部1aに脹脛部の着用状態に合わせて20cm角にサンプリングした試料を試料固定枠1bに固定し、試験機に設置した。更に、同試験機の可動試料把持部1cに突き上げ丸棒1dを設置する。突き上げ丸棒1dの最大突き上げ高さが試料固定枠1bから上方に6cmとなるように、突き上げ丸棒の高さを調節した。突き上げ丸棒の最大突き上げ高さは、最大突き上げ時の試料が約50%伸長するように設定した。
(株)ライブラリー社製高速度カメラ「ひまわりGE200」を、三脚を用いて試料固定枠と水平であって試料固定枠前面から20cmの位置に設置した。デマッチャー疲労試験機を1分間に500回の突き上げ動作を行うように設定し、稼動させ、500回目の突き上げ動作を1秒間に200コマの条件で撮影した。撮影した動画より、突き上げ動作500回後の丸棒下降時に丸棒の先端が試料固定枠の下端を通過した時点を0として、そこから0.05秒以内の試料固定枠からの最大試料たるみを、(株)ライブラリー社製動作解析ソフト「Move−tr/2D」を使用し測定した。
(4)着圧変化
MサイズのレッグウエアをMサイズの女性5名に着用させ、3分間の踏み台昇降を行い、脹脛後面の最大周径部の着圧をエアパック式着圧計(エイエムアイ社製衣服圧測定器、型式3037)を用いて計測し、時間ごとに記録した。各ピーク時の着圧うち、高い3点の平均を最大着圧Pmax、低い3点の着圧を最小着圧Pminとし、着圧変化(=Pmax−Pmin)を求めた。
(5)官能評価
MサイズのレッグウエアをMサイズの女性5名に着用させ、3分間の踏み台昇降を行い、フィット感、着用快適感、運動終了後の疲労感について5段階評価を行った。フィット感、ずれ感のなさ、着用快適感については、「非常に良好」を5、「良好」を4、「どちらともいえない」を3、「やや不良」を2、「不良」を1、疲労感については、「疲れを感じさせない」を5、「疲れを感じさせにくい」を4、「どちらでもない」を3、「疲れを感じさせやすい」を2、「疲れを感じさせる」を1とし、5名の平均を評価値とした。
[実施例1、2、比較例1、2]
22dtexのポリウレタン弾性糸(旭化成せんい(株)製 ロイカ)を3.2倍に伸長しつつ、カバリング糸として、10dtex、4フィラメントのナイロン66糸を用いて通常のカバリング機で下撚数2100T/M、上撚数1700T/Mでダブルカバードヤーンを得た。このダブルカバードヤーンを用いて、針本数400本、釜径4inchのパンスト用丸編機にて、天竺組織にて脚部を編成し、パンティ部とトウ部には56dtex17フィラメントの糸を用いてパンストを作製した。
度目は、標準サイズのパンストのファッショニングに設定した。但し、脹脛部、膝部、大腿部の度目を変更し、以下の表1に示す編みこみ長のパンストを作製した。その後、通常の方法で染色、仕上げを行った後、型板セット時に脹脛部、膝部、大腿部について経方向に以下の表1に示す条件(追込み倍率)でスチームセットした。得られた製品性能結果を以下の表1に示す。
[実施例3、比較例3]
実施例1のカバリング糸と15dtexのウーリーナイロン66糸(とも糸)を1コースおきに編みたて、以下の表1の編みこみ長とセット条件とした他は、実施例1と同条件でパンストを作製した。
本発明のレッグウエアは、少なくとも脹脛部が経方向にも緯方向にも伸びやすいために、動いた時に膝曲げのように皮膚が経方向に伸びた場合でも追従し、ずれ落ちしにくく、また、脚の筋肉に力を入れた時などに皮膚が緯方向に伸びた場合にも編地が皮膚の伸びに追随するために経に縮む力が働きにくく、ずれ落ちにくいレッグウエアである。また、本発明のレッグウエアは、歩行時など脹脛や大腿部の筋肉の膨隆、収縮が繰り返された場合でも着圧の変化がほとんどなく、疲労しにくいレッグウエアとなる。
1a 固定試料把持部
1b 試料固定枠
1c 可動試料把持部
1d 突き上げ丸棒
D 左上がりの繊維束の中心線
E 右上がりの繊維束の中心線
F DとEの挟度

Claims (5)

  1. ポリウレタン弾性糸に非弾性糸を巻きつけた被覆弾性糸を用いて、又は非弾性糸とポリウレタン弾性繊維を用いて編成された編物からなり、少なくとも、脹脛部、膝部、及び大腿部を含むレッグウエアであって、少なくとも脹脛部において、着用状態から経方向と緯方向にそれぞれ30%伸長した状態での経方向の伸長力/緯方向の伸長力の比が0.6〜1.7であり、かつ、着用状態から経方向と緯方向にそれぞれ30%伸長・回復を3回繰り返し後の着用状態荷重保持率の経緯平均が85%以上であることを特徴とする前記レッグウエア。
  2. 前記脹脛部において、被覆弾性糸又は非弾性糸の編みループの傾きが70度以下である、請求項1に記載のレッグウエア。
  3. 前記膝部において、着用状態から経方向と緯方向にそれぞれ30%伸長した状態での経方向の伸長力/緯方向の伸長力の比が0.6〜1.7であり、かつ、着用状態から経方向と緯方向にそれぞれ30%伸長・回復を3回繰り返し後の着用状態荷重保持率の経緯平均が85%以上である、請求項1又は2に記載のレッグウエア。
  4. 前記膝部において、被覆弾性糸又は非弾性糸の編みループの傾きが70度以下である、請求項3に記載のレッグウエア。
  5. パンティストッキング、ストッキング、タイツ、レギンス又はゲイターのいずれかである、請求項1〜4のいずれか1項に記載のレッグウエア。
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