JP4824459B2 - 機械式クラッチユニット - Google Patents

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Description

本発明は、一般にクラッチに関する。特に本発明は、自動車の駆動系にも用いることができるが、全地形型車両(ATV)用の四輪駆動制御システムに用いるのに適したクラッチ機構に関する。具体的には、本発明は、選択的に係合させることにより、トルクを前輪(または後輪)に伝達して、車両の駆動モードを後輪(または前輪)駆動モードから四輪駆動モードに切り換えることを可能にするクラッチ機構に関する。
現在、ATVのような種々の車両に、ローラクラッチ機構を含む各種のクラッチ機構が使用されている。これらのクラッチ機構の多くは、レバーを引くことによって係合する噛み合いクラッチまたはスプラインを備えている。また最近は、電子作動式のクラッチ機構も開発されている。
これらのローラクラッチ機構は一般的に、それ自体のハウジング内に実装されて、前輪変速機の出力フランジへボルト締めされる。その内レースは一般的に、変速機の出力軸へスプラインを介して接続され、外レースは、前輪駆動軸へスプラインを介して接続される。たとえば、幾つかのローラクラッチ機構のローラクラッチは、前輪差動機のハウジングへボルト締めされる別体のハウジング内に収容されている。これらのシステムの大部分において、その入力軸としての前輪駆動軸が、ローラクラッチの外レースへ接続される。クラッチの内レースは、差動機のピニオン軸へスプラインを介して接続される。
従来のローラクラッチ機構の1つの欠点は、車両の移動中に噛み合いクラッチを係合させると、クラッチが損傷する恐れがあり、また設計と製造が複雑で費用がかかることである。加えて、差動ユニットとクラッチユニット用に別個のハウジングが必要であるので、その出力部と入力部に別個のシールが必要となる。またクラッチユニットには、最終組立前にグリースを注入しなければならない。さらに、部品同士および各部品とハウジングとの位置決めのために、玉軸受と針状ころ軸受が必要である。また、リード線をコイルの組立時に、クラッチハウジングの後端の外壁を通して挿入しなければならず、これは非常に手間がかかり、かつ難しいプロセスである。
したがって、新規で改良されたクラッチ機構に対するニーズが存在し、特にトルクを前輪(または後輪)に伝達して、車両の駆動モードを後輪(または前輪)駆動モードから四輪駆動モードに切り換えることを可能にするクラッチ機構に対するニーズが存在する。
本発明の上で記載した以外の用途は、以下の詳細な説明から明らかになる。本発明の好ましい実施形態を示しながらの詳細な説明と特定の例は、単なる説明用のものであり、本発明の範囲を限定しようとするものではない。
本発明の第1の実施形態によれば、(1)内レース部材と、(2)一部が前記内レース部材の一部分の周囲に位置する外レース部材と、(3)前記内レース部材と連動する作動部材と、(4)前記作動部材と連動する作動システムとを備え、前記作動部材は、前記作動システムによって、前記内レース部材に対する係合および非係合の状態が切り換えられるようになっており、前記作動部材が前記内レース部材に係合しているときは、内レース部材と外レース部材の一方から他方にトルクは伝達されず、前記作動部材が前記内レース部材に係合していない状態で、内レース部材と外レース部材の一方から他方にトルクが伝達されるようになっている、車両用クラッチ機構が提供される。
本発明の第2の実施形態によれば、(1)内レース部材と、(2)一部が前記内レース部材の一部分の周囲に位置する外レース部材と、(3)前記内レース部材および外レース部材と連動するローラクラッチ機構と、(4)前記内レース部材と連動する作動部材と、(5)前記作動部材と連動する作動システムとを備え、前記作動部材は、前記作動システムによって、前記内レース部材に対する係合および非係合の状態が切り換えられるようになっており、前記作動部材が内レース部材に係合していないときは、ローラクラッチ機構が内レース部材と外レース部材を同一方向に共回りさせるようになっており、前記作動部材が前記内レース部材に係合しているときは、ローラクラッチ機構は、内レース部材と外レース部材の一方から他方にトルクを伝達せず、前記作動部材が前記内レース部材に係合していない状態で、ローラクラッチ機構は、内レース部材と外レース部材の一方から他方にトルクを伝達するようになっている、車両用クラッチ機構が提供される。
本発明の第3の実施形態によれば、(1)ハウジングに収容された差動機構と、(2)クラッチ機構を備え、クラッチ機構の少なくとも一部が前記ハウジングの延長部に収容されており、クラッチ機構は差動機構と連動しており、前記クラッチ機構は、(a)内レース部材と、(b)一部が前記内レース部材の一部分の周囲に位置する外レース部材と、(c)前記内レース部材および外レース部材と連動するローラクラッチ機構と、(d)前記内レース部材と連動する作動部材と、(e)前記作動部材と連動する作動システムとを備え、前記作動部材は、前記作動システムによって、前記内レース部材に対する係合および非係合の状態が切り換えられるようになっており、前記作動部材が内レース部材に係合していないときは、ローラクラッチ機構が内レース部材と外レース部材を同一方向に共回りさせるようになっており、前記作動部材が前記内レース部材に係合しているときは、ローラクラッチ機構は、内レース部材と外レース部材の一方から他方にトルクを伝達せず、前記作動部材が前記内レース部材に係合していない状態で、ローラクラッチ機構は、内レース部材と外レース部材の一方から他方にトルクを伝達するようになっている、車両用クラッチ機構が提供される。
本発明は、詳細な説明、および添付図面から一層十分に理解される。
好ましい実施形態(複数)の下記の説明は、本質としては単なる代表例であり、本発明やその用途を限定しようとするものではない。
図1に示すように、トルク伝達機構10は差動機構12とクラッチ機構14を備えている。差動機構12は、前輪駆動車、後輪駆動車、四輪駆動車などの全輪駆動車などの前輪または後輪用差動機として用いることができる。しかしこの発明のトルク伝達機構10とクラッチ機構14は、駆動部材と被駆動部材を有する他の装置に用いることもできる。
図1〜図4Bに示すように、クラッチ機構14は主要な構成部材として、作動ディスク16、軸受18、内レース用ブッシュ20、心出しバネ22、コイルロータ24、内レース26、外レース28、複数のローラ30、保持器すなわちローラケージ32、波形バネ34、コイル部材35、端板部材36、(リップシール、筒形シール、Oリングなどの)シール部材37を備えている。ワイヤ部材すなわちハーネス38が、端板部材36に形成された開口39を貫通して、コイル部材35に接続されている。コイル部材35はコイルハウジング40に収納されている。クラッチ機構14は、締付部材(ネジやボルトなど)、軸受、ブッシュ、シール、ガスケット、バネなどの他の公知の部材も備えている。
クラッチ機構14の内レース28は、内周に形成されたスプライン28aを介して前輪差動機102のピニオン軸100に接続されている。内レース26は、前輪駆動軸(図示省略)に接続された、スプライン付きの延長部104を有する。内レース26は、外レース28のハブセクション106を囲み、外レース28を安定的に支持している。クラッチ機構14全体が、差動機のハウジング110の延長部108中に容易に挿入することができ、挿入した状態で、クラッチ機構の内部は端板部材36により封止される。
クラッチ機構14は、小型で、構造が単純で、部品点数も少ない。本発明の重要な特徴は、クラッチ機構14が、既存の差動機ハウジング110の延長部分108中に組込まれるため、クラッチ機構14用の別個のハウジングが不要であり、延長部分108は既存の金型の設計を少し変更するだけで形成することができる点にある。
さらに、本発明は内部シールを必要としないので、差動機構用の潤滑剤をクラッチ機構14用の潤滑剤としても用いることができ、2種類の潤滑剤を用いる必要がない。シール部材37は端板部材36に嵌込まれているので、クラッチ機構14を、容易にかつ安価に製造できる。
図1〜図4Bおよび図6〜図7に示す作動ディスク16は、ローラクラッチ機構200を係合させるための部材である。短い軸方向に突出するタブ202を有する単純な打抜きディスクから構成された作動ディスク16は、電磁トリガークラッチの一部分であり、コイル部材35が励磁されると、軸方向に移動してコイルロータ24に吸着され、コイルロータ24と一体化される。作動ディスク16に形成されたスロット204に、保持器32の軸方向タブ206が係合しており、作動ディスク16は、保持器32に対して軸方向には移動できるが、相対回転はできないようになっている。コイル部材35が励磁されると、コイルロータ24から発生する磁束により、作動ディスク16は(波形バネ34の軸方向のばね力に逆らって)コイルロータ24に吸着される。作動ディスク16がコイルロータ24に吸着されると、両者の間の摩擦力によって、保持器32は、心出しバネ22のばね力に逆らってコイルロータ24(および外レース28)と共に回転し、ローラ30は内レース26の平坦なカム面26aに沿って移動し、カム面26aと外レース28の内径面部との間にはまり込む。コイルロータ24は、外レース28の内径面に圧入されている。保持器32は作動ディスク16の内周面に支持され、内レース28に対して位置決めされている。
図1〜図4Bおよび図6〜図9を参照すると、波形バネ34と作動ディスク16の軸方向タブ202は、(コイルロータ24から)磁束が発生していない状態で、内レース26のノッチ206と係合して、作動ディスク16を非係合位置に保持している。磁束が発生すると、作動ディスク16は軸方向に移動して、この波形バネ34とタブ202はノッチ206から外れる。この特徴により、作動ディスク16が作動してはならないときに作動して、クラッチ機構14を損傷させるのを防ぐことができる。この特徴は、低温時、およびクラッチが係合していない状態で、内レース26と外レース28との間に大きい速度差がある場合などに特に有用な特徴である。これらの状態においては、コイルロータ24と作動ディスク16との間の潤滑剤の粘性せん断応力が、心出しバネ22の力を上回って、電磁コイルロータ24が励磁されていない場合でも、保持器32を内レース26に対して回転させて、ローラクラッチ機構200を係合させてしまう場合がある。しかし本発明の場合、軸方向タブ202が、内レース26の対応する凹部(たとえば、ノッチ206)に係合している限り、クラッチ機構14は、どのような状態においても係合することはない。
作動ディスク16は、SAE1008鋼またはSAE1012鋼などの適切な磁性材料で形成される。内レース26に対して保持器32を正確に位置決めするために、作動ディスクの内径の誤差はなるべく小さくする。
軸受18は、コイル部材35と、端板部材36と、内レース26の軸部300との間に設けられている。軸受18は、コイル部材35を、電磁トリガークラッチ構成部材の残りの部材に対して位置決めしており、従来のジャーナルブッシュよりも正確な位置決めができる。軸受18は、コイル部材35と端板部材36と共に内レース26の軸300に押しばめされており、これによりクラッチ機構14の輸送中および組み付け中の部品の脱落を防いでいる。さらにコイル部材35と端板部材36の間にある軸受18によって、クラッチ機構14全体がハウジング110(特にその延長部108)内に位置決めされているので、他の外側ブッシュおよび/またはロータブッシュの必要性を無くすことができる。外側ブッシュを無くすことにより、回転するクラッチ機構と固定ハウジングとの間の相対的速度差が大きくなっても、摩擦熱を抑えることができる。内レース26の軸部300の、軸受18が押しばめされている部分と、シールリップが取り付けられている部分の径は等しいため、両部分を一度に加工することによって、両部分を所定の寸法誤差と平滑性を有する面に仕上げることができる。
内レース用ブッシュ20は、内レース26と外レース28のハブセクション106との間のジャーナルブッシュとして機能する。その材料は、軸受青銅、TORLON、NYLON66、あるいは他の適切な軸受型材料とすることができる。ローラクラッチ機構200を確実に作動させ、かつ不用意な作動を防止するために、外レース28を内レース26に対して正確に位置決めするように、ブッシュ20の誤差はなるべく小さくする必要がある。
心出しバネ22は、保持器32を内レース26に対して所定位置に保持するためのものである。具体的には、このバネ22は、内レース26の溝または凹部に挿入されており、外方へ延びる半径方向タブ400を有し、このタブが保持器32に係合することにより、ローラ30が内レース26の平坦なカム面26aの中央に保持される位置に、保持器32を押圧している。この状態でクラッチ機構14は非係合の状態に保持される。心出しバネ22の押圧力に打ち勝つ力が心出しバネ22に作用すると、心出しバネ22の半径方向タブ400がたわみ、保持器32が内レース26に対して回転し、ローラ30が外レース28と係合するまで内レース26の平坦なカム面26aに沿って移動し、ローラクラッチ機構200が係合する。
心出しバネ22は、任意の適切なバネ鋼から構成できる。実施形態の心出しバネ22は「Ω(オメガ)」形状であるが、保持器32を、内レース26に対して所定位置に保持でき、かつ「トリガー」クラッチ機構が係合すると押圧力が克服できる限り、他の形状も可能である。
コイルロータ24は、外レース28の開放端部に圧入されており、固定のコイル部材35からの磁束を作動ディスク16に作用させることによって、ローラクラッチ機構200を作動させる。コイルロータ24の軸方向の面には円周方向に約60〜70度の幅を有する複数の軸方向スロット500が切削などにより形成されており、磁束がこのスロットを通過して作動ディスク16に作用することによって、作動ディスク16はコイルロータ24の上記軸方向の面に固定されるまで、軸方向に引寄せられる。
コイルロータ24を外レース28に圧入するために、コイルロータ24の外径と外レース28の内径には比較的高い寸法精度が要求される。コイルロータ24は、SAE1008鋼またはSAE1012鋼などの任意の適切な磁性材料で形成する。
コイルロータ24を外レースに圧入することにより、全ての構成部品を組み立てた状態に保持することができるため、その組立体を容易に輸送することができる。コイルロータ24以外の部品を組み立ててから、最後にコイルロータ24を外レース28の開放端に圧入することによって上記組立体が完成する。コイルロータ24は、クラッチ機構14に一旦組込まれると、外レースから突出している内レース26の入力軸部300を除く全ての構成部品を、外レース28内に保持する。コイルロータ24を外レースに圧入することにより、組立体を入力軸を掴んで持上げたり、落としたり、振り回したり、手で引っ張っても、部品の脱落は起きない。このため、クラッチ機構14を、部品の脱落のおそれなしに、無傷のまま輸送、取扱および設置することができる。製造業者(および顧客)の観点から、これは大きな利点である。なぜなら、クラッチ機構14を、組み立てた状態で輸送でき、かつ追加の部品の必要なしに、容易に設置できるからである。
内レース26に形成された平坦なカム面26aによって、ローラ30はカム面と外レース28の内径面に係合させ、クラッチ機構14を係合させることができる。上述のように、内レース26には軸300が設けられ、その軸は、組立体から軸方向に延びて、スプラインが形成された接続部104を介して入力駆動軸(図示省略)と係合している。軸300は平滑な表面を有し、(端板36に取り付けられる)アウトボード側のシール37をこの平滑な表面にはめることによって、差動装置の潤滑剤の漏洩を防止し、かつダスト、泥、破片、水などの侵入を防いでいる。
外レース28のハブセクション106を内レース26で取囲むことにより、加速中に生じる鋭いトルクスパイクによる側面荷重は、内レース26/入力軸から、内レースブッシュ20を介してハブセクション106に伝えられる。このモーメント荷重により生じる内レース26の移動は、外レース28に伝わるため、これらの2個の構成部材間の相対的移動を最小にすることができる。外レース28のハブセクション106は、通常はスプラインによりピニオン軸へ接続する出力部としても機能する。このスプライン付きのハブセクションを内レース26内に設けることにより、組立体の軸方向全長を小さくし、前輪駆動軸を短くすることができ、これにより、トルク伝達効率およびNVH(騒音、振動、ハーシュネス)特性が向上する。
図6〜図9を参照すると、内レース26の外側セクションに設けられた凹状のノッチ206に、作動ディスク16の軸方向タブ202が係合することにより、作動ディスク16の不用意な作動を防止している。軸300の反対側の端部に設けられた凹部に、内レースブッシュ20が挿入され、外レース28に対して内レース26が正確に位置決めされている。この凹部が形成されている側の内レース26の端面に半円形の延長部があり、その中に心出しバネ22が設置される。この延長に形成された半径方向の間隙を、心出しバネ22の半径方向タブ400が貫通して、保持器32と係合している。内レースブッシュ20が挿入される上記凹部の寸法誤差は十分小さくする必要がある。またローラ30の位置を正確に制御して、各ローラに力が均一に作用して、全てのローラが同時に係合できるようにして、かつ不用意な作動が防止されるように、平坦なカム面の寸法誤差も十分に小さくする必要がある。
外レース28は、差動ピニオンギヤ軸へ接続のための雌スプラインが形成されたハブセクション106を備える。このハブセクション106の外面は、内レースブッシュ20に嵌込まれ、ブッシュは内レース26に嵌込まれて、両レースは正確に相対的に位置決めされる。外レース28の外側部分は、異なる内径を有する3つの部分28b、28c、28dを有する。内径が最小で、壁の肉厚が最も厚い部分28bは、ローラ30が接触するクラッチセクションの外径面を構成する。この部分28bは、クラッチ機構14が係合したときに発生する大きなフープ応力に耐えられる厚さを有する。外レース28の「開放」端部に最も近い部分28dの内周面には、ローラクラッチ機構200の組立体の最後の部品としてコイルロータ24が圧入される。中間の内径を有する部分28cは、コイルロータ24と外レース28との間に小さい空隙を形成して、磁束の短絡を防止し、電磁トリガークラッチの性能を向上する。
外レース28は、ローラクラッチの係合により発生する高いヘルツ接触応力による圧痕形成と変形に耐える焼入れ軸受鋼から一般に製造される。しかし応力を十分に低く抑えることができれば、軸受鋼以外の材料を用いて製造してもよい。外レース28は、ピニオンシャフト(出力)へ接続され、また内レース26は、入力シャフト(駆動シャフト)へ接続される。これは、内レースが、ピニオンシャフトにスプラインを介して接続され、外レースが前輪駆動シャフトにスプラインを介して接続される従来のクラッチ機構とは逆である。このような従来の構造とは異なり、本発明の組立体は、「開放」端部を有するので、コイル部材35を外側に設けることができ、たとえば、コイルの挿入や配線接続が容易になり、部品点数を減らすことができる。
外レース28と同様に、内レース26は、優れた耐磨耗性と、クラッチが高いトルクが作用している状態で係合するときに発生する高いヘルツ接触応力に対して十分な耐久性を付与するために、焼入れ軸受鋼で製造するのが好ましい。
ローラ30は、コストをできるだけ抑えるため、標準的なニードルローラとする。好ましくはローラ30は、クラウニングのないものを用い、接触力がローラ30の全長にわたって均一に作用するようにすると共に、係合中のローラのスキューを防止する。ローラ30の寸法誤差はできるだけ小さくし、好ましくは焼入れ鋼製とする。
ローラ保持器32は、内レース26に対してローラ30を位置決めする。好ましくはローラ30は、内レース26の平坦なカム面26aに関して同一の位置に保持される。保持機の内径は内レース26の外径に対応する大きさを有し、保持器と内レースは相対的に正確に位置決めされている。心出しバネ22の半径方向タブ400が、保持器32の一端に形成された半径方向ノッチに係合し、内レース26と保持器32を相対的に位置決めしている。保持器32の一端に設けられた半径方向タブ206が、作動ディスク16に形成されたスロット204に嵌っている。これらのスロット204の寸法誤差はできるだけ小さくして、保持器32に対して作動ディスク16が確実に軸方向には移動できるが、相対回転はできないようにする。これらの特徴により、作動ディスク16は、電磁クラッチが励磁されると、軸方向に移動してコイルロータ24と係合することにより、保持器32がいずれかの方向に回転して、ローラクラッチ機構200が係合する。
コイル部材35への電流が切断されると、作動ディスク16は波形バネ34の付勢力によってコイルロータ24か引き離され、両者の係合が外れる。この波形バネ34の軸方向の力は、電磁クラッチにより発生される力に対して正確に調整する必要がある。波形バネの力が大き過ぎると、作動ディスク16は、コイル部材35が励磁されても軸方向に移動できず、ローラクラッチ機構200を係合させることができなくなってしまう。逆に、波形バネ34の軸方向の力が小さすぎると、特に潤滑剤の粘度が非常に高くなる極寒状態においては、コイル作動ディスクはコイルロータ24からすばやく離脱できなくなったり、まったく離脱できなくなったりする可能性がある。波形バネ34は、コイルロータ24の軸方向に形成された溝内に保持される。この部材は、比較的単純かつ安価であるが、コイルロータ24から作動ディスク16を引き離す方向に押圧するために、別のタイプのバネや、バネ以外の機構を用いてもよい。
端板部材36は、コイルロータ24と作動ディスク16とに近接した位置で、クラッチ機構14の開放端を封止している。コイルのリード線38(図示省略)は、端板部材36を貫通してコイルハウジングの背後から外部に引き出されている。したがって、リード線38は、従来のクラッチ機構の場合のように、クラッチハウジング内の長い円筒形孔の底部における小孔39を蛇行させて通す必要がない。したがってワイヤをハウジングに通した後でコネクタを取り付ける必要がないため、端板部材36とコイル部材35は、コネクタを取り付けた状態で、コイル製造業者から単一ユニットとして出荷することが可能である。このため一層迅速かつ容易に設置ができ、リード線は、車両のワイヤハーネスに簡単にスナップ接続することができる。コイル部材35と端板部材36の組合せ体は、最後に設置される部材であり、外部シールとして機能し、リード線38をハウジング内に容易に通すことを可能にする。ついで封止部材37を、図5に示すようにコイル部材35と端板部材36の組合せ体に嵌める。コイルハウジング40は、内径側の標準リップシールとの界面を有する端板部材36にスポット溶接される。端板部材36の外径面は、外部ハウジングの内径面に嵌込まれたOリング(図示省略)によって封止されている。コイル部材35/コイルハウジング40/端板部材36の組合せ体は、スナップリング(図示省略)などの部材によって保持されている。
本発明は、従来のクラッチ機構に比べて、下記のような幾つかの利点を提供する。すなわち、(1)この新規の構造は、既存の差動装置ハウジングの延長部に嵌込むことができ、(2)内部シールが無いので、組立体の潤滑に、差動装置の潤滑剤を使用することができ、(3)コイル部材/端板部材の組合せ体は、最後に設置される部材であり、外部シールとして機能し、かつコイルロータ電線を容易に経路設定でき、(4)内レースは、外レースのハブセクション上に嵌り、構造的な安定性と剛性をさらに提供し、(5)作動ディスクに打抜きにより形成される軸方向タブは、内レースの外部セクション上のノッチに係合することにより、低コストで作動ディスクの不用意な作動を防止することができ、(6)コイルロータを圧入により取り付けることにより、すべての構成部品を単一の組立体とすることにより、出荷が容易になり(このロータを圧入する代わりに、外レースへスナップ嵌合しても、コストと重量を節減しながら組立体を一体に保持し、性能を向上するように磁束経路を隔離し、かつ外部ハウジングに抗する摩擦を減少するように外部ジャーナルブッシュとして機能する)、(7)外レースは、ピニオンシャフト(出力)に接続し、内レースは、入力シャフト(駆動シャフト)へ接続することができる。
本発明は、主としてATVに用いることを意図したものであるが、他の様々なタイプの車両にも用いることができる。また本発明は、主に後輪駆動の4輪自動車の前輪差動機に取付けることを意図したものであるが、たとえば、前輪駆動車の後輪差動機にも用いることができる。
本発明の説明は、本質として単に代表例であり、かくして、本発明の要旨から逸脱しない変形態様は、本発明の範囲内であるように意図される。そのような変形態様は、本発明の精神と範囲から逸脱するとはみなされない。
本発明に係るクラッチ機構に組込まれる差動機構の部分切欠き図である。 本発明の第1の実施形態のクラッチ機構の断面図である。 本発明の第2の実施形態のクラッチ機構の前部分解図である。 本発明の第3の実施形態のクラッチ機構の後部分解図である。 本発明の第4の実施形態のクラッチ機構の上部斜視図である。 本発明の第5の実施形態のクラッチ機構の後部斜視図である。 本発明の第6の実施形態のクラッチ機構の封止部材/端板−コイル組立体を示す図である。 本発明の第7の実施形態の作動ディスクの平面図である。 本発明の第8の実施形態の、図6の7−7線に沿った断面図である。 本発明の第9の実施形態の内レース係止ノッチの断面図である。 本発明の第10の実施形態の、図8の詳細部位9の部分断面図である。
符号の説明
10 トルク伝達機構
12 差動機構
14 クラッチ機構
16 作動ディスク
18 軸受
20 内レース用ブッシュ
22 心出しバネ
24 コイルロータ
26 内レース
28 外レース
30 ローラ
32 保持器
34 波形バネ
35 コイル部材
36 端板部材
37 シール部材
38 リード線
39 小孔
40 コイルハウジング

Claims (11)

  1. 内レース部材と、
    一部が前記内レース部材の一部分の周囲に位置する外レース部材と、
    前記内レース部材と連動する作動部材と、
    前記作動部材と連動する作動システムとを備え、
    前記作動部材は、前記作動システムによって、前記内レース部材に対する係合および非係合の状態が切り換えられるようになっており、
    前記作動部材が前記内レース部材に係合しているときは、内レース部材と外レース部材の一方から他方にトルクは伝達されず、
    前記作動部材が前記内レース部材に係合していない状態で、内レース部材と外レース部材の一方から他方にトルクが伝達されるようになっている、クラッチ機構を備え、
    前記クラッチ機構は、ハウジングに収容された差動機構と連動しており、クラッチ機構の少なくとも一部が、前記ハウジングの延長部に収容され、内レース部材と外レース部材に連動するローラクラッチ機構であり、このローラクラッチ機構が、複数のローラ部材および前記ローラ部材と連動する保持部材を備え、前記作動部材が前記内レース部材と係合していない状態で、前記ローラクラッチ機構は、前記内レース部材と外レース部材を同一方向に共回りさせるようになっており、
    前記内レースの一部分が、前記外レース部材のハブ部分を少なくとも部分的に取り囲み、
    少なくとも一部が外レース部材に収容され、外レース部材の開放端に直接圧入されることで外レース部材の内面に摩擦係合しており、かつその端部全周に外レース部材の開放端縁へ当接するフランジを有するロータコイル部材を備えた、車両用クラッチ機構。
  2. 前記保持部材が、その表面から延びる少なくとも1個のタブ部材を備え、前記作動部材はディスク部材を備え、
    ディスク部材は、その面から延びる少なくとも1個のタブ部材を備え、ディスク部材の前記面には少なくとも1個のスロットが形成され、
    前記内レース部材の面に、少なくとも1個のノッチが形成されている、
    前記ディスク部材の前記少なくとも1個のスロットは、前記保持部材の前記少なくとも1個のタブ部材に係合できるようになっており、
    前記ディスク部材の前記タブ部材は、前記内レース部材の前記ノッチと係合できるようになっている、請求項1に記載の車両用クラッチ機構。
  3. 作動システムと連動する端板部材を備え、
    前記作動システムが、選択的に励磁させることが可能なコイル部材を備え、
    前記コイル部材が前記端板部材に固定され、
    前記コイル部材に接続されたワイヤ部材が、前記端板部材に形成された開口を貫通して、外部に引き出されている、請求項1に記載の車両用クラッチ機構。
  4. 内レース部材と、
    一部が前記内レース部材の一部分の周囲に位置する外レース部材と、
    前記内レース部材および外レース部材と連動するローラクラッチ機構と、
    前記内レース部材と連動する作動部材と、
    前記作動部材と連動する作動システムとを備え、
    前記作動部材は、前記作動システムによって、前記内レース部材に対する係合および非係合の状態が切り換えられるようになっており、
    前記作動部材が内レース部材に係合していないときは、ローラクラッチ機構が内レース部材と外レース部材を同一方向に共回りさせるようになっており、
    前記作動部材が前記内レース部材に係合しているときは、ローラクラッチ機構は、内レース部材と外レース部材の一方から他方にトルクを伝達せず、
    前記作動部材が前記内レース部材に係合していない状態で、ローラクラッチ機構は、内レース部材と外レース部材の一方から他方にトルクを伝達するようになっている、車両用クラッチ機構であって、
    前記クラッチ機構はハウジングに収容された差動機構と連動しており、クラッチ機構の少なくとも一部が、前記ハウジングの延長部に収容され、
    少なくとも一部が外レース部材に収容され、外レース部材の開放端に直接圧入されることで外レース部材の内面に摩擦係合しており、かつその端部全周に外レース部材の開放端縁へ当接するフランジを有するロータコイル部材を備えた、車両用クラッチ機構。
  5. 前記ローラクラッチ機構が、複数のローラ部材および前記ローラ部材と連動する保持部材を備え、
    前記保持部材は、その表面から延びる少なくとも1個のタブ部材を備える、請求項4に記載の車両用クラッチ機構。
  6. 前記作動部材はディスク部材を備え、前記ディスク部材はその面から延びる少なくとも1個のタブ部材を備え、ディスク部材の上記面には少なくとも1個のスロットが形成され、
    前記内レース部材の面に、少なくとも1個のノッチが形成され、
    前記ディスク部材の前記少なくとも1個のスロットは、前記保持部材の前記少なくとも1個のタブ部材に係合できるようになっており、
    前記ディスク部材の前記タブ部材は、前記内レース部材の前記ノッチと係合できるようになっている、請求項5に記載の車両用クラッチ機構。
  7. 前記内レースの一部分が、前記外レース部材のハブ部分を少なくとも部分的に取り囲み、
    作動システムと連動する端板部材を備え、
    前記作動システムが、選択的に励磁させることが可能なコイル部材を備えている、請求項5に記載の車両用クラッチ機構。
  8. 前記コイル部材が前記端板部材に固定され、
    前記コイル部材に接続されたワイヤ部材が、前記端板部材に形成された開口を貫通して、外部に引き出されている、請求項7に記載の車両用クラッチ機構。
  9. ハウジングに収容された差動機構と、
    クラッチ機構を備え、
    クラッチ機構の少なくとも一部が前記ハウジングの延長部に収容されており、
    クラッチ機構は差動機構と連動しており、
    前記クラッチ機構は、
    内レース部材と、
    一部が前記内レース部材の一部分の周囲に位置する外レース部材と、
    前記内レース部材および外レース部材と連動するローラクラッチ機構と、
    前記内レース部材と連動する作動部材と、
    前記作動部材と連動する作動システムとを備え、
    前記作動部材は、前記作動システムによって、前記内レース部材に対する係合および非係合の状態が切り換えられるようになっており、
    前記作動部材が内レース部材に係合していないときは、ローラクラッチ機構が内レース部材と外レース部材を同一方向に共回りさせるようになっており、
    前記作動部材が前記内レース部材に係合しているときは、ローラクラッチ機構は、内レース部材と外レース部材の一方から他方にトルクを伝達せず、
    前記作動部材が前記内レース部材に係合していない状態で、ローラクラッチ機構は、内レース部材と外レース部材の一方から他方にトルクを伝達するようになっている、車両用クラッチ機構であって、
    ローラクラッチ機構が、複数のローラ部材および前記ローラ部材と連動する保持部材を備え、
    前記保持部材が、その表面から延びる少なくとも1個のタブ部材を備え、
    少なくとも一部が外レース部材に収容され、外レース部材の開放端に直接圧入されることで外レース部材の内面に摩擦係合しており、かつその端部全周に外レース部材の開放端縁へ当接するフランジを有するロータコイル部材を備えた、車両用クラッチ機構。
  10. 前記作動部材はディスク部材を備え、ディスク部材は、その面から延びる少なくとも1個のタブ部材を備え、ディスク部材の前記面には少なくとも1個のスロットが形成され、
    前記内レース部材の面に、少なくとも1個のノッチが形成され、
    前記ディスク部材の前記少なくとも1個のスロットは、前記保持部材の前記少なくとも1個のタブ部材に係合できるようになっており、
    前記ディスク部材の前記タブ部材は、前記内レース部材の前記ノッチと係合できるようになっており、
    前記内レースの一部分が、前記外レース部材のハブ部分を少なくとも部分的に取り囲んでいる、請求項9に記載の車両用クラッチ機構。
  11. 作動システムと連動する端板部材を備え、
    前記作動システムが、選択的に励磁させることが可能なコイル部材を備え、
    前記コイル部材が前記端板部材に固定され、
    前記コイル部材に接続されたワイヤ部材が、前記端板部材に形成された開口を貫通して、外部に引き出されている、請求項9に記載の車両用クラッチ機構。
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