JP2003267082A - 車輌用2輪4輪駆動切換装置 - Google Patents

車輌用2輪4輪駆動切換装置

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JP2003267082A
JP2003267082A JP2002076730A JP2002076730A JP2003267082A JP 2003267082 A JP2003267082 A JP 2003267082A JP 2002076730 A JP2002076730 A JP 2002076730A JP 2002076730 A JP2002076730 A JP 2002076730A JP 2003267082 A JP2003267082 A JP 2003267082A
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wheel
drive
switching
switching unit
power transmission
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JP2002076730A
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Shinji Goto
真二 後藤
Akio Senda
明生 千田
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K23/00Arrangement or mounting of control devices for vehicle transmissions, or parts thereof, not otherwise provided for
    • B60K23/08Arrangement or mounting of control devices for vehicle transmissions, or parts thereof, not otherwise provided for for changing number of driven wheels, for switching from driving one axle to driving two or more axles

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  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 音の発生が小さく、かつ、消費電力を極力小
さく抑えることのできる車輌用2輪4輪駆動切換装置を
提供することを目的とする。 【解決手段】 エンジンと前輪および後輪との間にそれ
ぞれ設けられた動力伝達機構のいずれか一方に設けら
れ、この動力伝達機構における動力伝達の断続を行う切
換ユニットと、この切換ユニットを制御するコントロー
ルユニットとを備え、このコントロールユニットが、前
記切換ユニットへ供給される駆動電流値を検出して、こ
の駆動電流値を所定値に保持すべく、デューティー可変
制御を行うようになされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車輌用2輪4輪駆
動切換装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、2輪駆動と4輪駆動を切り換えて
走行できる車輌が知られている。図4および図5は、前
述した車輌の一例を示すもので、これらの図において符
号1で示す車輌は、エンジン2が中央部に搭載される車
体フレーム3と、この車体フレーム3の前部および後部
の両側に配設される前輪4および後輪5と、前記車体フ
レーム3の前方上部に配設されて、前記前輪4の操舵を
行うステアリングハンドル6と、前記エンジン2の上方
で、前記車体フレーム3に取り付けられた燃料タンク7
と、この燃料タンク7の後方に取り付けられたシート8
とによって概略構成されている。
【0003】前記各前輪4は、図5に示すように、前記
車体フレーム3の前部両側部に設けられた懸架装置9に
よって上下動可能に支持され、また、前記後輪5は、前
記車体フレーム3の後部両側部に設けられた懸架装置1
0とによって、それぞれ上下動可能に支持されている。
【0004】また、前記車体フレーム3の前方中央部お
よび後方中央部には、前記エンジン2にプロペラシャフ
ト11・12によって連結された前輪用最終減速器13
と後輪用最終減速器14が設けられ、これらの前輪用最
終減速器13と後輪用最終減速器14のそれぞれに、左
右の前輪4および左右の後輪5が接続されている。
【0005】そして、たとえば、前記前輪用最終減速器
13とプロペラシャフト11との間に、前記前輪4へ伝
達される動力の断続を行い、後輪駆動の形態と4輪駆動
の形態とに切り換える2輪4輪駆動切換装置15が設け
られている。あるいは、後方のプロペラシャフト12と
後輪用最終減速器14との間に、前記2輪4輪駆動切換
装置を設けて、前輪駆動の形態と4輪駆動の形態とに切
り換える場合もある。この駆動形態の切り換えは、路面
状態や走行形態等に応じて切り換えられるものである。
【0006】前記2輪4輪駆動切換装置15は、たとえ
ば、図9に示す構造のものが提案されている。この図に
おいて符号15で示す2輪4輪駆動切換装置は、前輪用
最終減速器13の入力軸16を軸方向に2分割して形成
され、同一軸線上において突き合わされる2つの入力軸
構成体16a・16bと、これらの接続と切り離しを行
う切換ユニット17とによって構成されている。
【0007】詳述すれば、前記前輪用最終減速器13側
に位置させられる入力軸構成体16aの端面中央には、
円柱状の位置決め突起18が突設され、また、外側に位
置させられる入力軸構成体16bの端面中央には、前記
位置決め突起18が回転自在に嵌合させられる位置決め
凹部19が形成され、両入力軸構成体16a・16b
を、位置決め突起18と位置決め凹部19とを嵌合させ
るようにして突き合わせることにより、両入力軸構成体
16a・16bが、同一軸線上に位置させられるととも
に、相対回転自在に連結されるようになっている。
【0008】また、前記両入力軸構成体16a・16b
のそれぞれの突き合わせ部の外周面には、スプラインS
1、S2が形成されているとともに、この突き合わせ部
を取り囲むように前記切換ユニット17が設けられてい
る。
【0009】この切換ユニット17は、内面にスプライ
ンが形成されて、前記両入力軸構成体16a・16bの
突き合わせ部に摺動可能に被嵌されて、それぞれのスプ
ラインS1、S2に係脱させられる切換リング20と、
この切換リング20を前記両入力軸構成体16a・16
bの軸方向に摺動させて、一方の入力軸構成体16aの
みに噛合させる位置と、両入力軸構成体16a・16b
のスプラインS1、S2に同時に噛合させる位置とに選
択的に移動させるソレノイドからなる駆動機構21とに
よって構成されている。
【0010】このように構成された2輪4輪駆動切換装
置15は、駆動機構21によって、前記切換リング20
を一方向に移動させて、一方の入力軸構成体16aのみ
に噛合させて前輪4への駆動力の伝達を遮断することに
より、後輪のみ駆動する2輪駆動の形態とし、また、前
記切換リング20を摺動させることにより、この切換リ
ング20を、一方の入力軸構成体16aに噛合させた状
態で他方の入力軸構成体16bへ噛合させ、これによっ
て、両入力軸構成体16a・16bを連結することによ
り前輪4へ駆動力を伝達し、前輪4および後輪5を同時
駆動する4輪駆動の形態とするようになっている。そし
て、前記2輪4輪駆動切換装置15にあっては、特開平
8−216714号公報に示されるように、4輪駆動時
においては、前記2輪4輪駆動切換装置15に通電状態
に保持している。すなわち、図8に示すように、2輪駆
動時には、前記2輪4輪駆動切換装置15への駆動電流
の供給を停止し、4輪駆動時において駆動電流を連続供
給するようにしている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来の2輪4輪駆動切換装置15においては、つぎのよ
うな改善すべき課題が残されている。
【0012】すなわち、駆動形態の切換時に、前輪4と
後輪5との間に少しでも周速差があると、切換リング2
0と入力軸構成体16bとの噛合がうまくいかず、切り
換えできない場合があるといった課題である。また、切
り換えが行われた場合にあっても、その切り換え時にス
プラインどうしがぶつかり、音が発生するといった課題
もある。
【0013】このような課題を解消するためには、切換
リング20のスプラインと入力軸構成体16bのスプラ
インとを同期させる(位置合わせする)ような機構が必
要となることから、構造が複雑になり、また、2輪4輪
駆動切換装置15を組み込む際に、組み込み位置の部材
を、既存の構造から大幅に変更する必要がある。一方、
前記特開平8−216714号公報に示された技術にあ
っては、4輪駆動時においては、2輪4輪駆動切換装置
15に駆動電流を連続供給していることから、消費電力
が大きく、小型の車輌においては、大きな負担となる。
【0014】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたもので、音の発生が小さく、かつ、消費電力を
極力小さく抑えることのできる車輌用2輪4輪駆動切換
装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の車輌用2輪4輪駆動切換装置は、前述した目的を達成
するために、エンジンと前輪および後輪との間にそれぞ
れ設けられた動力伝達機構のいずれか一方に設けられ、
この動力伝達機構における動力伝達の断続を行う切換ユ
ニットと、この切換ユニットを制御するコントロールユ
ニットとを備え、このコントロールユニットが、前記切
換ユニットへ供給される駆動電流値を検出して、この駆
動電流値を所定値に保持すべく、デューティー可変制御
を行うことを特徴とする。本発明の請求項2に記載の車
輌用2輪4輪駆動切換装置は、エンジンと前輪および後
輪との間にそれぞれ設けられた動力伝達機構のいずれか
一方に設けられ、この動力伝達機構における動力伝達の
断続を行う切換ユニットと、この切換ユニットを制御す
るコントロールユニットとを備え、このコントロールユ
ニットが、前記切換ユニットへ供給される駆動電流値を
検出して、この駆動電流値を所定値に保持すべく電圧調
整を行うようになされていることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を、図
1ないし図3、および、図6ないし図8を参照して説明
する。なお、以下の説明中、車輌の主要構成部分は、図
4および図5と共通することから、同一符号を用いて説
明を簡略化する。
【0017】図1において符号30で示す本実施形態に
係る2輪4輪駆動切換装置(以下、駆動切換装置と略称
する)は、前輪4とエンジン2との間に設けられた動力
伝達機構に設けられたもので、この動力伝達機構におけ
る動力伝達の断続を行う切換ユニット31とからなり、
この切換ユニット31が、駆動側に連結された駆動軸3
2と、この駆動軸32に環状の隙間をおいて嵌合された
従動軸33と、これらの駆動軸32と従動軸33との隙
間に介装され、これらの対向面に係脱させられることに
より、これらの駆動軸32と従動軸33との接続および
切り離しを行う複数の係脱部材34と、これらの係脱部
材34を、前記駆動軸32と従動軸33とを接続する位
置と切り離す位置とに選択的に位置させる切換機構35
と、これらを取り囲むケーシング36とによって概略構
成されている。
【0018】ついで、これらの詳細について説明すれ
ば、本実施形態においては、前記ケーシング36内に、
エンジン2側へ突出する円筒状のアウターリング37が
軸受け38を介して回転自在に設けられている。このア
ウターリング37は、その軸線方向に2分割されて、第
1のアウターリング37aと第2のアウターリング37
bとなされているとともに、それぞれの端部に設けられ
たスプライン60を介して一体回転可能に連結されてい
る。また、前記第2のアウターリング37bの、前記エ
ンジン2側の端部内周面には、スプライン39が形成さ
れており、この第2のアウターリング37bに、前記ス
プライン39と噛合するようにして前記駆動軸32が挿
入されることにより、この駆動軸32と第2のアウター
リング37bとが連結されている。
【0019】また、前記アウターリング37の内部に
は、円筒状のインナーリング40が、前記アウターリン
グ37の内周面との間に所定幅の環状の間隔をおいて配
設されている。このインナーリング40の内面にはスプ
ライン41が形成されており、前記ケーシング36内に
挿入される前記従動軸33が、前記スプライン41を介
して前記インナーリング40に連結されている。そし
て、この従動軸33の長さ方向の中間部は、前記ケーシ
ング36に取り付けられた軸受け42によって回転自在
に支持されている。
【0020】また、前記従動軸33の先端部にはベベル
ギア43が一体に設けられており、前輪用最終減速器1
3のリングギア44に噛合させられている。
【0021】前記切換ユニット31を構成する係脱部材
34は、図1および図2に示すように、前記アウターリ
ング37の軸線と平行に配設された複数のローラーによ
って構成され、前記切換機構35が、前記係脱部材34
を回転自在に保持するとともに、前記アウターリング3
7に相対回転可能(軸線まわりの相対移動可能)に装着
されたリテーナー45と、前記インナーリング40の表
面に形成されて、前記リテーナー45との相対移動に伴
って、前記係脱部材34を径方向に移動させるカム46
とによって構成されている。
【0022】そして、前記アウターリング37のケーシ
ング36の内側に位置させられている端部には、前記リ
テーナー45とアウターリング37との固定および切り
離しを行う、前記切換機構35を構成する電磁クラッチ
47が設けられている。
【0023】この電磁クラッチ47は、前記リテーナー
45とアウターリング37との間に介装されたクラッチ
板48と、このクラッチ板48の圧接および切り離しを
行う電磁コイル49とによって構成されている。
【0024】この電磁コイル49は、前記クラッチ板4
8を励磁することによって接続状態とし、これによっ
て、前記リテーナー45とアウターリング37とを相対
回動不可能に固定するようになっている。
【0025】また、前記電磁コイル49は、環状に形成
されており、同じく環状に形成され鉄心を構成するハウ
ジング50内に収納されているとともに、このハウジン
グ50が、前記従動軸33を取り囲むようにして、前記
ケーシング36に装着されることにより、このケーシン
グ36に取り付けられている。
【0026】そして、前記アウターリング37、インナ
ーリング40、および、切換機構35は、前記ケーシン
グ36内に組み込まれてユニット化され、図1に示すよ
うに、従動軸33が装着された状態において、ケーシン
グ36が前記前輪用最終減速器13のケースにボルト締
めされることによって、この前輪用最終減速器13に取
り付けられる。また、前記電磁コイル49には、そのO
N・OFFを制御するコントロールユニット51と、前
記電磁コイル49の駆動電力を供給する電源52が接続
されている。
【0027】一方、前記コントロールユニット51は、
図7に示すように、前記電磁コイル49への駆動電流の
制御をなすデューティー(DUTY)制御手段64と、
前記電磁コイル49へ供給されている駆動電流値を検出
する電流検出手段65とを備え、前記デューティー制御
手段64は、前記電流検出手段65からの検出信号に基
づいて、前記駆動電流を、デューティー可変制御を行う
ことにより、前記駆動電流値が設定値となるように制御
するようになっている。
【0028】このデューティー可変制御は、前述したよ
うに、前記電磁コイル49へ供給される駆動電流値を一
定にすべく設定されるもので、内燃機関2の運転状態や
負荷状態等に応じて適宜設定されるもので、クラッチ圧
不足によって2輪駆動に移行してしまうことを防止する
範囲内で設定される。すなわち、前記電流値が設定値以
下である場合には、前記電磁クラッチ47における接合
力が弱く、運転状態によっては音の発生の原因となる場
合があり、また、電流値が設定値以上である場合には、
前記電磁コイル49の温度が上昇し、これによって、消
費電力の増加を招き、あるいは、前記電磁クラッチ47
のクラッチ圧が変化して音の発生の原因となる。また、
図1において符号61および符号62はオイルシールで
あり、さらに、符号63はダストシールである。
【0029】このように構成された本実施形態に係る2
輪4輪駆動切換装置30は、前輪4への駆動力の伝達を
解除するために、前記電磁コイル49への通電を遮断し
て、電磁クラッチ47によるリテーナー45とアウター
リング37との固定を解除する。これによって、図3
(a)に示すように、前記係脱部材34が、前記カム4
6のボトム部に位置させられて、前記アウターリング3
7から離間した位置に保持される。この結果、前記アウ
ターリング37とインナーリング40とが切り離される
こととなり、前記駆動軸32の回転が従動軸33へ伝達
されることが阻止され、前輪4の駆動が停止される。
【0030】また、4輪駆動の駆動形態にするには、前
記電磁コイル49へ通電して電磁クラッチ47をつなぐ
ことにより、前記リテーナー45をアウターリング37
に固定する。これによって、前記リテーナー45に保持
されている係脱部材34がアウターリング37と共に移
動させられて、図3(b)に示すように、前記インナー
リング40に形成されている前記カム46のトップ部に
移動させられるとともに、アウターリング37の内面に
当接させられる。この結果、前記アウターリング37と
インナーリング40とが、前記係脱部材34を介して連
結され、これに伴い、駆動軸32と従動軸33とが連結
され、駆動軸32の回転が従動軸33へ伝達され、前輪
4の駆動が開始される。
【0031】このように構成された本実施形態の駆動切
換装置30にあっては、係脱部材34が、アウターリン
グ37とインナーリング40との間に挟み込まれること
によって、動力伝達可能な状態となることから、その衝
撃音が極めて小さく、この結果、駆動形態の切り換え時
における音の発生を小さく抑えることができる。
【0032】また、切換ユニット31をユニット化し、
この切換ユニット31を前輪用最終減速器13へ固定す
ることによって装着可能であるから、既存の構造の大幅
な変更を伴うことなく組み込みが可能である。
【0033】また、前後輪4・5に周速差があっても駆
動軸32と従動軸33との接続および切り離しが可能で
あり、同期機構等の複雑な補助機構を設ける必要が無
く、この点からも構成が簡素化される。
【0034】そして、車輌1が4輪駆動の駆動形態にあ
る場合、切換機構35に供給される駆動電流が、前述し
たように、デューティー可変制御によって供給されてい
ることから、連続供給のみの場合に比して消費電力が軽
減され、この結果、発電装置やバッテリの小型化が図ら
れる。また、本実施形態においては、前記コントロール
ユニット51において、前述した電磁コイル49へ供給
される駆動電流値が、電流検出手段65によって常時検
出されるとともに、前記デューティー制御手段64へフ
ィードバックされているとともに、図8の処理フローに
示すように、前記電流検出手段65による駆動電流値の
読み込み(ステップS1)の後に、ステップS2におい
て電磁コイル49の電流値が設定値以上であるか否かの
判断がなされ、設定値以上であれデューティー制御の比
率を下げることによって前記駆動電流値を下げるように
調整し(ステップS4)、また、前記電流値が設定値以
下である場合には、デューティー制御の比率を上げるこ
とによって前記駆動電流値を上げる(ステップS3)。
これによって、前記駆動電流値が所定値に調整されて、
前記電磁クラッチ47のクラッチ圧が安定した状態に保
持される。
【0035】なお、前記実施形態において示した各構成
部材の諸形状や寸法等は一例であって、設計要求等に基
づき種々変更可能である。たとえば、前記駆動電流調整
を、電磁コイル49へ供給される電圧を調整することに
よって行うこともできる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、2輪4
輪駆動切換装置を構成する切換ユニットに供給する駆動
電流値を監視して、この駆動電流値を設定値とすべく、
前記駆動電流の供給を、デューティー可変制御による供
給によって行い、あるいは、前記切換ユニットに供給さ
れる電圧調整によって行うことにより、前記切換ユニッ
トにおけるクラッチ圧を一定に保持し、これによって、
車輌の運転状態の変化時等の、切換ユニットにおける音
の発生を抑制することができる。また、切換ユニットの
温度変化に伴う駆動電流値の変化に対しても、その調整
を自動的に行うことができ、この点からも、前述したク
ラッチ圧の変化を抑制して音の発生を抑制することがで
きるとともに、消費電力を軽減することができ、この結
果、発電装置やバッテリの小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す断面図である。
【図2】本発明の一実施形態を示すもので、要部の縦断
面図である。
【図3】本発明の一実施形態を示すもので、駆動切換装
置の作動を説明するための要部の拡大断面図である。
【図4】2輪4輪駆動切換装置を備えた車輌の一例を示
す側面図である。
【図5】図5に示す車輌の車体構成を説明するための平
面図である。
【図6】本発明の一実施形態を示すもので、切換機構へ
供給される駆動電流の波形を示す図である。
【図7】本発明の一実施形態を示すもので、コントロー
ルユニットのブロック図である。
【図8】本発明の一実施形態を示すもので、コントロー
ルユニットの動作を説明するための処理フロー図であ
る。
【図9】従来の2輪4輪駆動切換装置の一構造例を示す
要部の断面図である。
【図10】従来の2輪4輪駆動切換装置へ供給される駆
動電流の波形を示す図である。
【符号の説明】
1 (2輪4輪駆動切換型)車輌 2 エンジン 3 車体フレーム 4 前輪 5 後輪 6 ステアリングハンドル 7 燃料タンク 8 シート 9 懸架装置 10 懸架装置 11 プロペラシャフト 12 プロペラシャフト 13 前輪用最終減速器 14 後輪用最終減速器 15 2輪4輪駆動切換装置 16 入力軸 16a 入力軸構成体 16b 入力軸構成体 17 切換ユニット 18 位置決め突起 19 位置決め凹部 20 切換リング 21 駆動機構 30 (2輪4輪)駆動切換装置 31 切換ユニット 32 駆動軸 33 従動軸 34 係脱部材 35 切換機構 36 ケーシング 37 アウターリング 37a 第1のアウターリング 37b 第2のアウターリング 38 軸受け 39 スプライン 40 インナーリング 41 スプライン 42 軸受け 43 ベベルギア 44 リングギア 45 リテーナー 46 カム 47 電磁クラッチ 48 クラッチ板 49 電磁コイル 50 ハウジング 51 コントロールユニット 52 電源 60 スプライン 61 オイルシール 62 オイルシール 63 ダストシール 64 デューティー(DUTY)制御手段 65 電流検出手段 S1、S2 スプライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D036 GA12 GB05 GD08 GE05 GF07 GG15 GH26 GJ06 3D043 AA06 AA08 AB05 AB17 EA02 EA19 EA38 EA42 EB03 EB07 EB12 EC01 EC02 EF09 EF12 EF19 3J057 AA01 AA09 BB03 BB10 FF17 GA17 GB21 GC08 GE08 HH01 JJ05

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンと前輪および後輪との間にそれ
    ぞれ設けられた動力伝達機構のいずれか一方に設けら
    れ、この動力伝達機構における動力伝達の断続を行う切
    換ユニットと、この切換ユニットを制御するコントロー
    ルユニットとを備え、このコントロールユニットが、前
    記切換ユニットへ供給される駆動電流値を検出して、こ
    の駆動電流値を所定値に保持すべく、デューティー可変
    制御を行うことを特徴とする車輌用2輪4輪駆動切換装
    置。
  2. 【請求項2】 エンジンと前輪および後輪との間にそれ
    ぞれ設けられた動力伝達機構のいずれか一方に設けら
    れ、この動力伝達機構における動力伝達の断続を行う切
    換ユニットと、この切換ユニットを制御するコントロー
    ルユニットとを備え、このコントロールユニットが、前
    記切換ユニットへ供給される駆動電流値を検出して、こ
    の駆動電流値を所定値に保持すべく電圧調整を行うよう
    になされていることを特徴とする車輌用2輪4輪駆動切
    換装置。
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