JP2005133740A - 電磁多板クラッチ - Google Patents

電磁多板クラッチ Download PDF

Info

Publication number
JP2005133740A
JP2005133740A JP2003367030A JP2003367030A JP2005133740A JP 2005133740 A JP2005133740 A JP 2005133740A JP 2003367030 A JP2003367030 A JP 2003367030A JP 2003367030 A JP2003367030 A JP 2003367030A JP 2005133740 A JP2005133740 A JP 2005133740A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate clutch
electromagnet
wiring
locking member
electromagnetic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP2003367030A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Iizuka
浩一 飯塚
Yoshiaki Kato
芳章 加藤
Shinji Yamazaki
伸司 山崎
Takeshi Seiyakoku
武 星野谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JATCO Ltd
GKN Driveline Japan Ltd
Original Assignee
JATCO Ltd
Tochigi Fuji Sangyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JATCO Ltd, Tochigi Fuji Sangyo KK filed Critical JATCO Ltd
Priority to JP2003367030A priority Critical patent/JP2005133740A/ja
Priority to EP04024965A priority patent/EP1528276A2/en
Priority to US10/972,779 priority patent/US20050115790A1/en
Publication of JP2005133740A publication Critical patent/JP2005133740A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D27/00Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor
    • F16D27/10Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor with an electromagnet not rotating with a clutching member, i.e. without collecting rings
    • F16D27/108Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor with an electromagnet not rotating with a clutching member, i.e. without collecting rings with axially movable clutching members
    • F16D27/112Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor with an electromagnet not rotating with a clutching member, i.e. without collecting rings with axially movable clutching members with flat friction surfaces, e.g. discs
    • F16D27/115Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor with an electromagnet not rotating with a clutching member, i.e. without collecting rings with axially movable clutching members with flat friction surfaces, e.g. discs with more than two discs, e.g. multiple lamellae
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D27/00Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor
    • F16D2027/008Details relating to the magnetic circuit, or to the shape of the clutch parts to achieve a certain magnetic path
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D2300/00Special features for couplings or clutches
    • F16D2300/12Mounting or assembling
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D27/00Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor
    • F16D27/004Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor with permanent magnets combined with electromagnets

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Mechanical Operated Clutches (AREA)
  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)

Abstract

【課題】 電磁多板クラッチにおいて、電磁石の回転を防止しつつ組付けを容易に行うことができる電磁多板クラッチを提供すること。
【解決手段】 ハウジングに収装される動力伝達要素であって、電磁石より外径側に多板クラッチを備えた電磁多板クラッチにおいて、前記電磁石に位置合せを行う係止部材を設け、該係止部材は、前記多板クラッチよりも外径側に延在し、電磁石自体の回転を防止するとともに、前記係止部材を固定する固定部を前記ハウジングに設けることとした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えばエンジンと自動変速機の変速機構部との間に介在され、エンジン駆動力を断接可能に変速機構部へ伝達する電磁多板クラッチ等に用いられる動力伝達要素としての電磁クラッチに関する。
従来、電磁多板クラッチの技術として、特許文献1に記載の技術が開示されている。この公報に記載の電磁多板クラッチは、本願明細書図8に示すように、電磁石16aの位置決め及び回り止めとして、回り止め部材200を設けている。この回り止め部材200は、ポンプハウジング2aに設けられた回り止め溝201と係合することで、電磁石16aの位置決め及び回り止めを達成している。
特開2000−257463号公報(第5頁、図1)。
しかしながら、上述の従来技術にあっては、電磁多板クラッチ5を変速機構部に組み付けるにあたり、電磁石16aの位置決めが困難であった。すなわち、電磁多板クラッチ5の電磁石16aの回り止め部材200と静止側ハウジングの一部としてのポンプハウジング2aに数箇所設けられた回り止め溝201との位置合せをする際、電磁多板クラッチ5の最外径よりも内径側に回り止め部材200が設けられている。よって、目視しながらの位置合せが困難であった。
また、固定部材である電磁石16aに対し、電磁石16aに隣接したロータ17は回転する。つまり、相対回転する部分にコイルが近接する構成であり、コイルが熱的要因を直接受けやすい。コイルは熱的要因が性能に大きく影響するため、他部材間よりもフリクションを小さくするように設計し、フリクションによる発熱を抑制する必要がある。よって、両者のフリクションをできる限り小さくする為に、電磁石16aはロータ17に対しベアリング17aを介して相対回転可能に支持されている。そのため、電磁石16aが回転しやすく、電磁石16aの回転方向位置を決めた状態での組付けが困難であった。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、電磁多板クラッチにおいて、電磁石の回転を防止しつつ組付けを容易に行うことができる電磁多板クラッチを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明における電磁多板クラッチでは、ハウジングに収装される動力伝達要素であって、電磁石より外径側に多板クラッチを備えた電磁多板クラッチにおいて、前記電磁石に位置合せを行う係止部材を設け、該係止部材は、前記多板クラッチよりも外径側に延在し、電磁石自体の回転を防止するとともに、前記係止部材を固定する固定部を前記ハウジングに設けることとした。
本発明の電磁多板クラッチにあっては、多板クラッチよりも外径側に延在された係止部材によって目視しながらの位置決めを行うことができる。また、位置決めを行うと、係止部材がハウジングに設けられた固定部により固定されるため、容易に電磁石の位置決め及び回り止めを達成することができる。ここで、係止部材に配線固定部を設け、配線と径方向同位置としているため、配線支持部材の点数削減と配索ルートとに合わせた配線支持が一括してできる。更に、固定部が目視可能な位置にない場合であっても、電磁石の基準位置を示す基準位置表示部をハウジングに設けることで、容易に電磁石の位置決めを達成することができる。
以下、本発明の電磁多板クラッチを実現する最良の形態を、実施例に基づいて説明する。
図1は、実施例1における電磁多板クラッチ5周辺を示す断面図である。尚、本実施例に使用される自動変速機の変速機構部の変速動作等については説明を省略する。
静止側ハウジングとしてのコンバータハウジング4は変速機ケース3の前端開口部に取り付けられている。コンバータハウジング4にはフロントカバー7が装着され、変速機ケース3、コンバータハウジング4の一部及びフロントカバー7により油潤滑が成される第1収装室3bを画成している。また、フロントカバー7によりトーショナルダンパ6を収装する大気開放された第2収装室3cを画成している。
変速機ケース3及びコンバータハウジング4の間にはオイルポンプ2を介在させている。このオイルポンプ2は、ポンプハウジング2a及びポンプカバー2bにより画成される空間内に内接歯車ポンプ要素を収装して構成した通常のギアポンプである。ポンプカバー2bの内周には、固定の中空スリーブ2cを嵌着し、この中空スリーブ2c内に入力シャフト1を回転自在に挿着する。
コンバータハウジング4内に突出する入力シャフト1の前端部上には電磁多板クラッチ5を配置している。電磁多板クラッチ5の入力クラッチパック12は第1入力ドラム9のスプライン9aと第2入力ドラム11のスプライン11aとの嵌合により形成されている。第2入力ドラム11には、ロータ17が一体回転可能に嵌合していると共に、電磁クラッチ16のアーマチュア16bを含むドライブ側クラッチプレート16cが嵌合している。また、ロータ17に設けられたベアリング17aにより電磁石16aを相対回転可能に支持している。
トルクカム部材18には、電磁クラッチ16のドリブン側クラッチプレート16dが嵌合している。電磁クラッチ5が締結すると、第2入力ドラム11の回転は、トルクカム部材18に伝達される。トルクカム部材18の側面にはローディングカム14が設けられ、トルクカム部材18と入力クラッチハブ13との間に軸方向の推力を発生する。
(電磁多板クラッチの作用)
図示しないエンジンの回転力はトーショナルダンパ6→第1入力ドラム9→第2入力ドラム11→ロータ17に伝達される。このとき、電磁石16aに電流が流れると、アーマチュア16bが電磁力により吸引され、電磁クラッチ16が締結する。このとき、ローディングカム14にエンジン回転が入力され、ローディングカム14はボールが傾斜面を転動するカム作用により入力クラッチハブ13に図1の右方向へ移動しようとするスラスト力を発生させる。一方、その反力として、スラストベアリング24を介して、第2入力ドラム11、ロータ17及び電磁石16aをリターン皿ばね25に抗して図1の左方向に移動させようとするスラスト力が作用する。
上記左右(軸方向)のスラスト力により、入力クラッチパック12が締結する。この締結により、第1入力ドラム9に伝わった回転力は入力クラッチハブ13に伝えられ、入力シャフト1に伝達される。つまり、入力クラッチパック12締結後はエンジン回転力が電磁クラッチ16を介することなく直接入力クラッチハブ13に伝えられ、入力シャフト1へと伝達される。
(電磁石の位置決め及び回り止めについて)
電磁石16aには、係止部材160が設けられている。この係止部材160は電磁石16aから径方向であって、少なくとも第1入力ドラム9及び第2入力ドラム11よりも外径側に延在されている。また、係止部材160には電磁石16aに電力を供給する配線162が固定されている。
図2は実施例1における電磁多板クラッチ5周辺を表す正面図である。変速機ケース4の下部には、コンバータハウジング3と変速機ケース4を連通する潤滑ドレン穴(連通孔)4aと、4aの略中心下端にキー溝4bが設けられている。電磁多板クラッチ5を変速機構部に組み付ける際、キー溝4bに電磁石16aの係止部材160を嵌合させながら変速機構部方向に押し込む。また、係止部材160は、組付け方向から目視可能な構成であるため、キー溝4bと係止部材160との嵌合は目視しながら行われる。組付後は、キー溝4bと係止部材160を嵌合しているため確実に電磁石16aの回り止めを達成する。
(電磁石の配線について)
配線162は、潤滑ドレン穴(連通孔)4aから変速機ケース3内に取り入れられており、変速機ケース3の下部にあるコントロールバルブ(図示せず)にコネクタ163により直接取り付けられている。近年の自動変速機は、複数のセンサやスイッチ等の配線を集中させ、一箇所のコネクタ等により他のコントロールユニットと接続するように構成されている。よって、変速機ケース3側に取り出すことで配線の集中化にも寄与している。
図3は実施例1において図1のA方向から見た配線部分の図、また、図4は実施例1において図1のB方向から見た配線部分の図である。
電磁石16aの配線162は、係止部材160に設けられた配線固定部161によって固定される。これにより、配線162のたるみ防止、配線162の位置決めを行う。
尚、図8に示す従来技術では、配線162は固定されておらず、保護部材も特段設けていないため、第2入力ドラム11と配線162が接触することを回避するためにリード線の材質や形状に配慮する必要がある。また、配線162を変速機外に取り出す際、配線取り出し穴100の加工及びオイル漏れを防止するオイルシール101が必要となり、加工工数及び部品点数が増加する。これに対し、本実施例1では、配線162を潤滑ドレン穴(連通孔)4aから変速機ケース3内に取り入れ、変速機ケース3の下部にあるコントロールバルブ(図示せず)に直接取り付けている。よって、配線取出し穴の加工及びオイルシールを廃止することが可能となり、加工工程及び部品点数を減らすことができる(請求項4に対応)。
(電磁多板クラッチの組付について)
ここで、変速機構部に対し、電磁多板クラッチ5を組み付ける組付け方法について説明する。図1に示すように、変速機構部側は入力シャフト1まで組み付けた状態とする。コンバータハウジング4に設けられたキー溝4b(特許請求の範囲の基準位置表示部及び固定部に相当)、電磁石16aに設けられた係止部材160(特許請求の範囲の係止部材に相当)、入力シャフト1のスプライン1a、電磁多板クラッチ5の入力クラッチハブ13に設けられたスプライン13aのそれぞれを嵌合させながら、電磁多板クラッチ5を変速機構部方向に押し込む。このとき、電磁多板クラッチ5と入力シャフト1のスプライン1aに加工したスナップリング溝1bが規定の位置となるまで押し込む。
尚、上記組付けの際には、予め電磁石16aの配線162とコネクタ163は、コンバータハウジング4に設けた潤滑ドレン穴(連通孔)4aから変速機ユニット内に取り出しておく。
電磁多板クラッチ5を規定の位置まで押し込んだ後、スナップリング15により電磁多板クラッチ5を入力シャフト1に固定する。
次に、第1入力ドラム9のスプライン9aと第2入力ドラム11のスプライン11aを嵌合させる。尚、ボールベアリング10は予め第1入力ドラム9に圧入しておく。
最後にフロントカバー7をコンバータハウジング4に取り付ける。オイルシール8は予めフロントカバー7に圧入しておく。このとき、フロントカバー7により第1収装室3b,第2収装室3cを画成すると共に、キー溝4bのフロントカバー7側の蓋をする構成とすることができる。これにより、キー溝4bから第2収装室3cへの油漏れを防ぐことができる。
次に、電磁石16aの配線162及びコネクタ163の配索を行う。変速機ユニット(図示せず)を上下逆さにし、変速機ユニットの下部にあるオイルパン(図示せず)を取り外した状態で、変速機ユニット底部にあるコントロールバルブ(図示せず)に設ける電磁石用コネクタ(図示せず)に電磁石16aの配線162のコネクタ163を装着する。そして、オイルパンを変速機ケース3に取り付けると、電磁多板クラッチ5の組付けが完了する。
すなわち、本実施例においては、係止部材160により、電磁石16aの回転を抑えつつ、キー溝4bと係止部材160を嵌合することにより位置決め及び回り止めを同時に達成することが可能となり、確実に電磁石16aの位置決め及び回り止めを行うことができる。
また、係止部材160は電磁石16aから径方向であって、少なくとも第1入力ドラム9及び第2入力ドラム11よりも外径側に延在されている。つまり、電磁多板クラッチ5を変速機構部へ取り付ける際、組付け方向から係止部材160が見える構成であるため、キー溝4bと係止部材160との嵌合は目視しながら行われる。よって、電磁石16aの的確な位置決めを容易に行うことが可能となり、安定した電磁多板クラッチ5の性能を確保することができる(請求項1に対応)。
更に、電磁石16aの配線162は、係止部材160に設けられた配線固定部161によって固定されるため、配線162のたるみ防止、配線162の位置決めを行うことができる。よって、配線162がエンジンと同回転する第2入力ドラム11と接触するのを防ぐことが可能となり、配線162の断線を防止することができる(請求項2,3に対応)。
つまり、回り止めの働きをする係止部材160を設けることにより、電磁石16aの回転防止、電磁石16aの位置合せ、電磁石16aの配線162のたるみ防止及び配線162の位置決めによる配線162の断線防止といった3つの役割を同時に、しかも容易に果たすことができる。
図5は、実施例2における電磁多板クラッチ5周辺を表す断面図である。基本的な構成は実施例1と同じであるため、異なる部分についてのみ説明する。実施例1では、キー溝4bに係止部材160を嵌合することで位置決め及び回り止めを達成した。これに対し、実施例2では、キー溝4bは基準位置表示部として機能し、電磁多板クラッチ5の最外径よりも内径側に固定部19を設けている。また、係止部材160に代えて、ロッド20を設けている。
図6は、実施例2における電磁多板クラッチ5周辺を表す正面図である。
実施例2においては、径方向において、電磁石16aの回り止めの働きをするロッド20(特許請求の範囲の係止部材に相当)とキー溝4bの位置合せを行う。また、コンバータハウジング4に設けた固定部19によりロッド20を固定した構成となる。これにより、電磁石16aの回転防止を図ることができる。
また、ロッド20は電磁石16aから、少なくとも第1入力ドラム9及び第2入力ドラム11よりも外径側に延在されている。つまり、電磁多板クラッチ5を変速機構部へ取り付ける際、組付け方向からロッド20が見える構成であるため、キー溝4bとロッド20との位置合せは目視しながら行われる。
よって、電磁石16aの的確な位置決めを容易に行うことが可能となり、安定した電磁多板クラッチ5の性能を確保することができる(請求項1に対応)。
図7は、実施例3における電磁多板クラッチ5周辺を表す断面図である。基本的な構成は実施例2と同じであるため、異なる部分についてのみ説明する。
実施例2においては、基準位置表示部としてキー溝4bを用いたが、これに代えてコンバータハウジング4の潤滑ドレン穴(連通孔)4a側に凸部21(特許請求の範囲の基準位置表示部に相当)を設けている。この凸部21は、例えば鋳型により形成可能で、コンバータハウジング4内の空間、又は肉厚が限られている場合であっても、容易に形成可能である。
この凸部21とロッド20(特許請求の範囲の係止部材に相当)とにより位置合せを行うことにより、コンバータハウジング4に設けた固定部19でロッド20を固定する。これにより、容易に電磁石16aの位置決めを行うことができる。
以上説明した上記各実施例1〜3の作用効果を列挙する。
1)実施例1において、電磁多板クラッチ5を変速機構部に組み付ける際、潤滑ドレン穴(連通孔)4aの下部に設けたキー溝4bに係止部材160を嵌合させながら変速機構部方向に押し込むこととした。すなわち、キー溝4bと係止部材160との嵌合は組付け方向から見える位置において行われ、係止部材160により電磁石16aの回転を抑えつつ、キー溝4bと係止部材160を嵌合する。よって、係止部材160により、電磁石16aの回転を抑えつつ、キー溝4bと係止部材160を嵌合することにより確実に電磁石16aの位置決めを行うことができる。
また、係止部材160は電磁石16aから径方向であって、少なくとも第1入力ドラム9及び第2入力ドラム11よりも外径側に延在されている。すなわち、キー溝4bと係止部材160とを目視しながら組み付けることが可能となり、電磁石16aの的確な位置決めを容易に行うことができる。また、これに伴い安定した電磁多板クラッチ5の性能を確保することができる(請求項1に対応)。
2)配線固定部161により配線を固定し、配線162のたるみ防止及び配線162の位置決めを行うこととした。よって、電磁石16aの配線162とエンジンと同回転する第2入力ドラム11との接触を防ぐことが可能となり、配線162の断線を防止することができる(請求項2,3に対応)。
3)配線162を潤滑ドレン穴(連通孔)4aから変速機ケース3内に取り入れ、変速機ケース3の下部にあるコントロールバルブ(図示せず)に直接取り付けている。よって、配線取出し穴の加工及びオイルシールを廃止することが可能となり、加工工程及び部品点数を減らすことができる(請求項4に対応)。
実施例1における電磁多板クラッチ周辺を表す断面図である。 実施例1における電磁多板クラッチ周辺を表す正面図である。 実施例1において図1のA方向から見た配線部分の図である。 実施例1において図1のB方向から見た配線部分の図である。 実施例2における電磁多板クラッチ周辺を表す断面図である。 実施例2における電磁多板クラッチ周辺を表す正面図である。 実施例3における電磁多板クラッチ周辺を表す断面図である。 従来例における電磁多板クラッチ周辺を表す断面図である。
符号の説明
1 入力シャフト
1a スプライン
1b スナップリング溝
2 オイルポンプ
2a ポンプハウジング
2b ポンプカバー
2c 中空スリーブ
3 変速機ケース
3b 第1収装室
3c 第2収装室
4 コンバータハウジング
4a 潤滑ドレン穴(連通孔)
4b キー溝
5 電磁多板クラッチ
6 トーショナルダンパ
7 フロントカバー
8 オイルシール
9 第1入力ドラム
9a スプライン
10 ボールベアリング
11 第2入力ドラム
11a スプライン
12 入力クラッチパック
13 入力クラッチハブ
13a スプライン
14 ローディングカム
15 スナップリング
16 電磁クラッチ
16a 電磁石
16b アーマチュア
16c ドライブ側クラッチプレート
16d ドリブン側クラッチプレート
160 係止部材
161 配線固定部
162 配線
163 コネクタ
17 ロータ
17a ベアリング
18 トルクカム部材
19 固定部
20 ロッド
21 凸部
24 スラストベアリング
25 リターン皿ばね
100 配線取出し穴
101 オイルシール
200 回り止め部材
201 回り止め溝

Claims (5)

  1. ハウジングに収装される動力伝達要素であって、電磁石より外径側に多板クラッチを備えた電磁多板クラッチにおいて、
    前記電磁石に位置合せを行う係止部材を設け、
    該係止部材は、前記多板クラッチよりも外径側に延在し、電磁石自体の回転を防止するとともに、前記係止部材を固定する固定部を前記ハウジングに設けたことを特徴とする電磁多板クラッチ。
  2. 請求項1記載の電磁多板クラッチにおいて、
    前記電磁石の基準位置を示す基準位置表示部を、前記多板クラッチよりも外径側となる位置であって前記ハウジングに設けたことを特徴とする電磁多板クラッチ。
  3. 請求項1または2記載の電磁多板クラッチにおいて、
    前記係止部材を、前記電磁石から取り出される配線と径方向同位置に配置したことを特徴とする電磁多板クラッチ。
  4. 請求項3記載の電磁多板クラッチにおいて、
    前記配線を固定する配線固定部を前記係止部材に設けたことを特徴とする電磁多板クラッチ。
  5. 請求項1ないし4記載の電磁多板クラッチにおいて、
    前記ハウジングは、変速機ケースに隣接するコンバータハウジングとし、
    前記配線は、前記変速機ケースと前記コンバータハウジングを連通する連通孔から前記変速機ケース内部へ配索することを特徴とする電磁多板クラッチ。
JP2003367030A 2003-10-28 2003-10-28 電磁多板クラッチ Abandoned JP2005133740A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003367030A JP2005133740A (ja) 2003-10-28 2003-10-28 電磁多板クラッチ
EP04024965A EP1528276A2 (en) 2003-10-28 2004-10-20 Installation structure of electromagnetic multiple-disk clutch device
US10/972,779 US20050115790A1 (en) 2003-10-28 2004-10-26 Installation structure of electromagnetic multiple-disk clutch device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003367030A JP2005133740A (ja) 2003-10-28 2003-10-28 電磁多板クラッチ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005133740A true JP2005133740A (ja) 2005-05-26

Family

ID=34420113

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003367030A Abandoned JP2005133740A (ja) 2003-10-28 2003-10-28 電磁多板クラッチ

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20050115790A1 (ja)
EP (1) EP1528276A2 (ja)
JP (1) JP2005133740A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014043871A (ja) * 2012-08-24 2014-03-13 Jtekt Corp 駆動力伝達装置およびその製造方法

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102007024788A1 (de) 2007-02-08 2008-08-14 Borgwarner Inc., Auburn Hills Kupplungseinrichtung mit Befestigungsmittel zur Fixierung der Ausgangsnabe
US8167106B2 (en) * 2007-11-15 2012-05-01 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Clutch drive apparatus and vehicle equipped with the same
DE102010045721A1 (de) * 2010-09-16 2012-03-22 Magna Powertrain Ag & Co. Kg Drehmomentübertragungseinrichtung
CN107083875A (zh) * 2017-06-17 2017-08-22 武汉普林光通科技有限公司 具有自动离合的电子锁芯及该电子锁芯的控制方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2853165A (en) * 1955-07-20 1958-09-23 Warner Electric Brake & Clutch Magnetic friction torque applying apparatus
EP0856676B8 (en) * 1997-01-29 2005-01-12 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Clutch arrangement
JP4636651B2 (ja) * 2000-04-07 2011-02-23 Gknドライブラインジャパン株式会社 動力伝達装置
JP3814126B2 (ja) * 2000-06-30 2006-08-23 ジヤトコ株式会社 自動変速機の入力クラッチ潤滑制御装置
JP2002098165A (ja) * 2000-09-21 2002-04-05 Jatco Transtechnology Ltd 発進クラッチ
JP2003074600A (ja) 2001-09-06 2003-03-12 Jatco Ltd 電磁多板クラッチの制御装置及びその制御方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014043871A (ja) * 2012-08-24 2014-03-13 Jtekt Corp 駆動力伝達装置およびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP1528276A2 (en) 2005-05-04
US20050115790A1 (en) 2005-06-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8905210B2 (en) Parallel dual clutch device
US7900763B2 (en) Device for coupling a rotor of a rotating electrical machine with the gearbox primary shaft of a motor vehicle heat engine
EP2351942B1 (en) Dry clutch
JP5065106B2 (ja) 回転伝達装置
JP4824459B2 (ja) 機械式クラッチユニット
JP2008064193A (ja) トルクコンバータのステータ支持装置
EP1193414A1 (en) Starting clutch
US8746431B2 (en) Power transmission device
JP4933764B2 (ja) ドライブスプロケット支持構造
JP4498385B2 (ja) オイルポンプ駆動機構
US20030196431A1 (en) Stator support structure for torque converter
JP2005133740A (ja) 電磁多板クラッチ
JP2011214631A (ja) 自動変速機の潤滑油路構造
US7832536B2 (en) Supporting structure for a one-way clutch
JP2003042195A (ja) ワンウェイクラッチ装置
JP2004116625A (ja) 自動変速機の出力軸支持構造
JP4125494B2 (ja) 電磁多板クラッチ
JP4891284B2 (ja) ベルト式無段変速機
JP2020128791A (ja) パークロック機構
CN216922927U (zh) 一种离合器安装总成及车辆
JP4006187B2 (ja) 変速機ユニット
JP2010031912A (ja) ディファレンシャル装置
CN114233763A (zh) 一种离合器安装总成及车辆
JP2010071394A (ja) オイルポンプ駆動構造
JP2006189076A (ja) 回転伝達装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050818

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20051020

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20051020

A762 Written abandonment of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762

Effective date: 20060719

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20060719