JP4823106B2 - ローラコンベヤ - Google Patents
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Description
物品を搬送する過程で搬送方向前後に所定間隔で切離すローラコンベヤにおいて、
物品の搬送方向へ並列に複数配置され、該物品を、その底面を少なくとも2以上で支持して搬送し得るローラと、
各ローラに夫々連繋され、対応のローラを変速回転するモータと、
搬送方向に並ぶ複数のローラ同士の回転速度差による速度の波を、搬送方向下流側へ推移させる波動パターンを生成し、該波動パターンに基づき各モータを駆動制御する制御手段とを備え、
前記制御手段により生成される波動パターンは、各波の高さおよび周期を搬送方向下流側へ向かうにつれ夫々比例的に増加する変化域を設け、その変化域において、各波の頂部は波の高さの変化率に対応した比例直線に沿う直線傾斜部を形成し、その直線傾斜部が各波の高さおよび周期の増加につれて減少する波形を変化させるように設定したことを特徴とする。
これによれば、物品の性状に左右されることなく、急な加速、減速による物品同士の干渉や、ローラと物品とのスリップ等により波に乗り遅れて1ピッチ分の空きができたり、1個ずつの分離に際して2個同時に波に乗ってしまうといった不具合を解決することができる。すなわち、ランダムな間隔で到来した物品であっても、搬送方向へ所定間隔で離間した状態に適切に切離すことができる。
これによれば、搬送終端においてローラの回転速度が変化しないので、下流側への物品の受渡しを円滑に行なうことができる。
これによれば、複数個単位で前後に軽く接した物品群単位で所定の搬送間隔となるよう切離すことができる。
これによれば、モータの負荷を軽減し得ると共に、物品をよりスムーズに搬送することができる。
これによれば、安定した物品の切離しに貢献し得る。
これによれば、物品の搬出速度を下流側のコンベヤと同じ速度に設定して安定した切離し搬送ができる。
これによれば、物品の性状に合わせて、ローラの回転速度を適宜に変速制御することで、ローラとの間でスリップして搬送し難い物品を、より確実に所定間隔毎に切離すことができる。
第1実施例の波動パターンにおける波形は、第1区域において、各波の高さを搬送方向下流側へ向かうにつれて第1変化率で比例的に増加させると共にそれに対応して周期も比例的に増加するように設定され、この波形による波動パターンに基づいて第1区域に位置するローラ20は周期的に変速制御される(図4参照)。第1実施例では、第1変化率が物品30の搬送方向に沿う寸法と物品30の切離し間隔との比率(物品長/切離し間隔)から設定される。具体的には、第1区域に対応する各ローラ20の最高回転速度が、搬送方向下流側へ向かうにつれて第1変化率で増大するように設定される一方、各ローラ20の最低回転速度は同一となっている。第1区域に位置するローラ20の最低回転速度は、導入部14におけるローラ20の回転速度と同一に設定される。すなわち、切離し部16の第1区域では、波が搬送方向下流側へ移動するのに比例して徐々に高くなって物品30の搬送速度が増速されると共に、隣り合う波の間隔が徐々に離間して搬送方向前後に隣り合う物品30が次第に離間するようになっている。なお、この第1区域の波動パターンにおける波の高さと周期との比率は、比例的に増加する波の高さの変化率が大きい程、波の周期の変化率が小さくなり、波の高さの変化率が小さい程、周期の変化率が大きくなる関係に設定される。
図8は、第2実施例のローラコンベヤ10の波動パターンを示す図であって、波が推移する過程を図8(a)から図8(d)として示す。本例では、複数(図示では隣り合う2つ)の波が搬送方向下流側へ推移する過程で1つの波に併合する波動パターンに基づいて、制御手段28によって個々のローラ20を周期的に変速するよう夫々のモータ22を駆動制御する。具体的には、前記波動パターンに基づいて各ローラ20を変速制御することで、切離し部16の第2区域および第3区域に設定された波形における波の底に対応する各ローラ20の最低回転速度が適宜変化率で徐々に大きくなり(図8(a)〜(c))、最終的に最大回転速度に一致する(図8(d))。これにより、波の底を挟む波の頂部の間隔で搬送されている隣り合う物品30,30が、前記波の底の上昇につれて近接して、波の底が隣り合う波の頂部に収束した際に搬送方向に沿って並んで軽く接した状態となる(図9参照)。このように、本例の波動パターンでは、1つまたは複数間隔おきの波の底が波の頂部に収束するように設定されている。すなわち、図示の如く波の底を1つおきに波の頂部に収束させる波動パターンとすることで、搬送方向に沿って接した状態の2つの物品30,30を一群として、これらの物品群単位で搬送方向へ所定間隔毎に離間することができる(図9参照)。このように、夫々のローラ20の回転速度を周期的に変速制御する波動パターンを生成することによって、搬送方向前後に軽く接した複数の物品30単位毎で簡単に切離した状態で搬送することができる。
本願は前述した実施例の構成および制御に限定されるものではなく、その他の構成および制御を適宜に採用することができる。
(1)図10に示すように、第1区域の搬送終端(搬送の途中位置)から第3区域の搬送終端へ向かうにつれて波の頂部の高さを低減する波動パターンに基づいて、各ローラ20を周期的に変速制御してもよい。すなわち、第1区域の搬送方向下流側に配置した各ローラ20の最高回転速度が、第1区域の搬送終端から下流側に向かうにつれて減少し、第1区域の搬送終端に位置するローラ20の最高回転速度が、ローラコンベヤ10の搬送始端から終端までの間における最高値となる。第1実施例では、ローラコンベヤ10の搬送始端部の速度と搬送終端部の速度との関係で第1区域の変化率を物品長/切離し間隔として設定して搬送終端の速度を最高値とした。これに対し本例では、前記第2実施例と同様に物品30がローラ20とスリップして所望の切離し間隔に達しない場合等において変化率を第1変化率より大きく設定すると共に、予め規定された搬送終端速度まで減速するようにした波動パターンを設定している。このように、物品30の性状に合わせて、各ローラ20の回転速度を適宜に変速制御することで、ローラとの間でスリップして搬送し難い物品30を、より確実に所定間隔で切離すことができる。
(2)実施例では、ローラコンベヤ10を導入部14、切離し部16および導出部18から構成したが、少なくとも切離し部16を有していれば導入部14および導出部18の何れか一方または両方を省略することができる。
(3)実施例では、切離し部を3つに区分したが、第1区域を少なくとも有していれば、第2区域および第3区域の一方または両方を省略することができる。
(4)波動パターンにおける波形は、実施例の正弦曲線を基本としたものに限られるものではなく、ローラ20の回転速度の高速域と低速域との繰返しが搬送方向下流側へ周期的に推移する態様であれば、図11に示す如く台形波と三角波とが合成されたものであってもよい。すなわち、第1区域において波の頂部に設けられる第1変化率に沿わせた直線傾斜部Rにより波が台形状となると共に、第2区域において最高回転速度を頂点とする三角形状とした波動パターンに基づいて、各モータ22を周期的に変速するよう駆動制御して各ローラ20を変速する。
Claims (7)
- 物品(30)を搬送する過程で搬送方向前後に所定間隔で切離すローラコンベヤにおいて、
物品(30)の搬送方向へ並列に複数配置され、該物品(30)を、その底面を少なくとも2以上で支持して搬送し得るローラ(20)と、
各ローラ(20)に夫々連繋され、対応のローラ(20)を変速回転するモータ(22)と、
搬送方向に並ぶ複数のローラ(20)同士の回転速度差による速度の波を、搬送方向下流側へ推移させる波動パターンを生成し、該波動パターンに基づき各モータ(22)を駆動制御する制御手段(28)とを備え、
前記制御手段(28)により生成される波動パターンは、各波の高さおよび周期を搬送方向下流側へ向かうにつれ夫々比例的に増加する変化域を設け、その変化域において、各波の頂部は波の高さの変化率に対応した比例直線に沿う直線傾斜部(R)を形成し、その直線傾斜部(R)が各波の高さおよび周期の増加につれて減少する波形を変化させるように設定した
ことを特徴とするローラコンベヤ。 - 前記制御手段(28)は、前記変化域の搬送方向下流の所定位置から搬送終端までの区間において、前記波形における波の底を搬送方向下流側へ向かうにつれて第2の変化率で比例的に増加して、波を搬送終端速度と同一に収束させる波形により得られる波動パターンを生成し、該波動パターンに基づいて、各モータ(22)を駆動制御する請求項1記載のローラコンベヤ。
- 前記制御手段(28)は、複数の波を搬送方向下流側へ推移する過程で1つに併合する波動パターンを生成し、その波動パターンに基づいて、各モータ(22)を駆動制御する請求項1または2記載のローラコンベヤ。
- 前記制御手段(28)は、正弦曲線を基本とする波形により得られる波動パターンを生成し、その波動パターンに基づいて、各モータ(22)を駆動制御する請求項1〜3の何れか一項に記載のローラコンベヤ。
- 搬送始端から下流側への所定区間までのローラ(20)は、一定速で回転する請求項1〜4の何れか一項に記載のローラコンベヤ。
- 前記制御手段(28)は、前記波形における波の頂部の高さを搬送終端で最大とする波動パターンを生成し、その波動パターンに基づいて、各モータ(22)を駆動制御する請求項1〜5の何れか一項に記載のローラコンベヤ。
- 前記制御手段(28)は、前記波形における波の頂部の高さを途中位置で最大とし、搬送終端に向けて低減して搬送終端速度と一致させる波動パターンを生成し、その波動パターンに基づいて、各モータ(22)を駆動制御する請求項1〜5の何れか一項に記載のローラコンベヤ。
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Applications Claiming Priority (1)
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