JP4820973B2 - 履物 - Google Patents
履物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4820973B2 JP4820973B2 JP2009264364A JP2009264364A JP4820973B2 JP 4820973 B2 JP4820973 B2 JP 4820973B2 JP 2009264364 A JP2009264364 A JP 2009264364A JP 2009264364 A JP2009264364 A JP 2009264364A JP 4820973 B2 JP4820973 B2 JP 4820973B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- footwear
- protrusion
- grounding body
- grounding
- stable posture
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
Description
こうした履物を履いて歩行すると、足首から先が傾斜し、これに繋がる各筋肉が刺激を受けて、鍛えることができるというものである。
しかし、履物を使用する者の脚の状態は、高齢者、医療患者、リハビリ受療者等、各人異なるものであるので、大きな傾斜のローリングが行われることは必ずしも適正であるとは言えず、寧ろ危険を伴うものである。従って、その受療者の現況に合わせて好適の傾斜角度でローリングできるのが好ましい。
底部に突起体を備え、履物が前後、左右に傾斜できるように構成した履物であって、
前記突起体に対応する履物の底部周辺に、前記突起体よりも低い接地体を設け、且つ、
前記接地体と前記突起体とにより形成される接地角度を可変できるように、前記接地体又は前記突起体或いはその両方の底部からの高さを段階的に調節できるように構成し、
前記接地体に、前記突起体と同じ又はそれ以上の高さを有する安定姿勢接地体が敷設され、
前記安定姿勢接地体に切り込み目安線が設けられ、該切り込み目安線への切り込み又はそれに伴う一部切除によって前記安定姿勢接地体の強度を低下させ、履物の微傾斜を可能にするように構成されている、という解決手段を講じたものである。
底部に突起体を備え、履物が前後、左右に傾斜できるように構成した履物であって、
前記突起体に対応する履物の底部周辺に、前記突起体よりも低い接地体を設け、且つ、
前記接地体と前記突起体とにより形成される接地角度を可変できるように、前記接地体又は前記突起体或いはその両方の底部からの高さを段階的に調節できるように構成してある、
という解決手段を講じたものである。
本発明において、履物とは、スリッパ、運動靴、サンダル等、履物として用いられるものを全て含む。
そして、履物の底部に備えられた突起体とは、接地側に向けて突出するもので、少なくとも一つの突起が存在すればよく、お椀形状のような略円錐形であろうと、三角錐形であろうと、その形状については問わない。
また、履物が前後、左右に傾斜できるとは、この履物を履いて立ったときに、足がその踝(が略中心)で傾斜することを意味するもので、そのジョイントで傾斜するので、恰もローリングするように動くということもできる。
更に、接地体とは、履物の底の周辺部位を指すが、これが、履物(靴)の底部そのものと言える場合も、実施例のように意図的にそこから下方(接地方向)に突出しているものである場合もある。
先ず、請求項1の発明について、前記切り込み目安線が、表記線、凹溝、凸条の何れか或いはそれらの組み合わせにより形成され、且つ、上下又は斜め上下の方向に設けられているのが好ましい。
尚、表記線としては、所要の色の線をプリントしたり、引き剥がし自在の色彩テープを貼ったりすることも含まれる。
前記凹溝、凸条については、安定姿勢接地体の形成に際して一体成型で構成できる。
また、切り込みの深さは自在で、接地体の近傍まで入れることもでき、一部切除については、側面視で鋸刃の形状を呈するように行ってもよい。
このように、履物の底部周辺の接地体に敷設した安定姿勢接地体だけでは接地状態が不安定となるので、ここに底板を設けることで、接地面を安定したものとすることができ、初期段階での不慣れな状態にあっては、先ず、底の高い普通の履物として使用でき、いきなりローリングすることによる転倒防止を図り、同じ履物で順次微傾斜から大きな傾斜へと調整して行くことが出来る。
先ず、前記接地体が、前記履物の底部周辺から突設され、その高さ方向において、前記接地角度を複数段に選択できるように、切除表示部を備えている。
この切除表示部を備えることで、その特定の切除表示部で部分的に接地体を切除することで、その先端と突起体との成す傾斜角度を大きくし、傾斜を大きくすることで足の傾斜(ローリング)を大きくし、更に大きな刺激を脚筋(内転筋等)に与えることができ、これを段階的に行うことで、更にきめの細かな筋力強化調節を行うことができる。
このように、突起体を積層状に構成し、各積層体を着脱自在としたことで、この突起体の突出高さが調節可能となり、接地体との接地角度を調節できて、足の傾斜を段階的に調節可能とすることができて、好適のトレーニングを行い得る。
実施例1
図1に示すのは、履物の実施例1の全体の正面図であり、図2は、図1の裏面を示す斜視図であり、図3は、図1の要部のA−A矢視断面図で、接地を示す傾斜仮想線を3本描いてある。尚、図1は、傾斜していない状態を示している。
先ず、底部1に突起体2を備え、履物が前後、左右に傾斜できるように構成されている。この突起体2は、ここでは、比較的硬質のウレタンで成型されたものである。勿論、運動靴の底と同じ、例えば、天然ゴムで形成してもよい。この突起体2は、靴底の長手方向中央部、幅方向中央部が最も突出するなだらかな傾斜(等高線)の山形に形成されている。勿論、その最突出位置は、履物の中央位置でなくともよく、また、その形状も略円錐形、さい頭円錐形、四角錐等、適宜の形状のものを採用してよい。
図4に示すのは、履物の実施例2における全体の正面図であり、図5は、図3の要部のB−B矢視断面図である。履物の基本構造は、実施例1とおなじである。
ここでは、前記突起体2が、前記接地角度を複数段に選択できるように、その高さ方向において積層状に構成され、各積層体2A、2B、2Cが、嵌合方式で着脱自在に構成されている。各積層体2A、2B、2Cの嵌合方式は、一方に凸部2aを他方2bに凹部を形成して嵌合できる構造を採用している。
また、実施例1の接地体3と、実施例2の突起体2とを並存させる構成を採用してもよい。この場合に、両者の高さ調節により、傾斜角度の段数を増やすことも可能である。
図6乃至図8に基づいて説明すると、ここでは、接地体3に安定姿勢接地体5が敷設されているのが特徴である。図6は、履物の正面図であり、図7は、図6のC−C矢視断面図、図8は、一部切除状態を示す正面図である。
即ち、底部1に突起体2を備え、履物が前後、左右に傾斜できるように構成した履物であって、前記突起体2に対応する履物の底部周辺に、前記突起体2よりも低い接地体3を設け、且つ、前記接地体3と前記突起体2とにより形成される接地角度を可変できるように、前記接地体3又は前記突起体2或いはその両方の底部からの高さを段階的に調節できるように構成した点において、上述の実施例と同じである。
この安定姿勢接地体5は、現実的には、前記接地体3と一体成型とされている。勿論、別体成型として後に接着により一体化するようにしてもよい。素材としては、硬質合成樹脂で、容易に変形しない素材を用いている。しかし、カッターナイフ等で切り込みを入れることが可能な硬度のものである。
ここでは、図8に示すように、前記切り込みにより、安定姿勢接地体5の一部を切除することで、側面視で鋸刃のような形状として、その強度を低下させるようにしている。
この前記安定姿勢接地体5は、最終段階のトレーニングにおいては、完全除去され、前記接地体3が機能することになる。
しかし、この切り込み目安線5Aは、安定姿勢接地体5の構造としての凹溝、凸条としてもよいものである。或いは、彩色の表記線を含め、それらの組み合わせにより形成されてもよい。
この底板の存在は、履物の底部周辺の接地体に敷設した安定姿勢接地体だけでは接地状態が不安定となるのを防止するものであって、ここに底板を設けることで、接地面を安定したものとすることができ、初期段階での不慣れな状態にあっては、先ず、底の高い普通の履物として使用でき、いきなりローリングすることによる転倒防止を図るためのものである。
2:突起体
3:接地体
4:切除表示部
5:安定姿勢接地体
Claims (6)
- 底部に突起体を備え、履物が前後、左右に傾斜できるように構成した履物であって、
前記突起体に対応する履物の底部周辺に、前記突起体よりも低い接地体を設け、且つ、
前記接地体と前記突起体とにより形成される接地角度を可変できるように、前記接地体又は前記突起体或いはその両方の底部からの高さを段階的に調節できるように構成し、
前記接地体に、前記突起体と同じ又はそれ以上の高さを有する安定姿勢接地体が敷設され、
前記安定姿勢接地体に切り込み目安線が設けられ、該切り込み目安線への切り込み又はそれに伴う一部切除によって前記安定姿勢接地体の強度を低下させ、履物の微傾斜を可能にするように構成されている、
ことを特徴とする履物。 - 前記切り込み目安線が、表記線、凹溝、凸条の何れか或いはそれらの組み合わせにより形成され、且つ、上下又は斜め上下の方向に設けられている、
ことを特徴とする請求項1の履物。 - 前記安定姿勢接地体の底部には、底板が設けられている、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2の履物。 - 底部に突起体を備え、履物が前後、左右に傾斜できるように構成した履物であって、
前記突起体に対応する履物の底部周辺に、前記突起体よりも低い接地体を設け、且つ、
前記接地体と前記突起体とにより形成される接地角度を可変できるように、前記接地体又は前記突起体或いはその両方の底部からの高さを段階的に調節できるように構成してある、
ことを特徴とする履物。 - 前記接地体が、前記履物の底部周辺から突設され、その高さ方向において、前記接地角度を複数段に選択できるように、切除表示部を備えていることを特徴とする請求項4の履物。
- 前記突起体が、前記接地角度を複数段に選択できるように、その高さ方向において積層状に構成され、各積層体が着脱自在に構成されていることを特徴とする請求項4又は請求項5の履物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009264364A JP4820973B2 (ja) | 2009-09-24 | 2009-10-28 | 履物 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009239830 | 2009-09-24 | ||
JP2009239830 | 2009-09-24 | ||
JP2009264364A JP4820973B2 (ja) | 2009-09-24 | 2009-10-28 | 履物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011087899A JP2011087899A (ja) | 2011-05-06 |
JP4820973B2 true JP4820973B2 (ja) | 2011-11-24 |
Family
ID=44106737
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009264364A Expired - Fee Related JP4820973B2 (ja) | 2009-09-24 | 2009-10-28 | 履物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4820973B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102109784B1 (ko) * | 2019-02-14 | 2020-05-15 | 박호제 | 키높이용 신발 받침대 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0382485A (ja) * | 1989-08-26 | 1991-04-08 | Yoshimitsu Watanabe | アキレスケン鍛練シューズ |
JPH11285401A (ja) * | 1998-04-01 | 1999-10-19 | Keisaku Arashiro | 靴の底 |
JP2004344434A (ja) * | 2003-05-22 | 2004-12-09 | Daisuke Ishida | 履物 |
JP2006055600A (ja) * | 2004-08-20 | 2006-03-02 | Yoshie Fujikuma | 美容・健康スリッパ、サンダル、靴 |
-
2009
- 2009-10-28 JP JP2009264364A patent/JP4820973B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011087899A (ja) | 2011-05-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR20180004178A (ko) | 윤곽 형성된 지지 신발 안창 | |
JP2015526251A (ja) | バスケットボール・インソール | |
JP5431554B2 (ja) | ボウリングシューズ | |
JP2011512184A (ja) | 不安定なソール構造を有する履物 | |
JP2012501717A (ja) | 衝撃分散機能と転がり歩行機能を有する履物の中敷き | |
WO2015056958A1 (ko) | 중족과 중족골의 압력을 분산시키는 중창과 이를 구비한 신발 | |
US10568802B2 (en) | Foot therapy device | |
CN104366896A (zh) | 一种基于生物力学的童鞋鞋底 | |
CN100430003C (zh) | 一种健身鞋 | |
JP4820973B2 (ja) | 履物 | |
JP3195381U (ja) | サンダル基板及びサンダル | |
JP6227620B2 (ja) | 履物用中敷及び履物用中敷部品 | |
JP2017086975A (ja) | 靴の中敷又は履物底の構造 | |
JP2009533132A (ja) | 機能性履物 | |
JP3212230U (ja) | 靴下 | |
JP3874982B2 (ja) | 靴底 | |
JP3150663U (ja) | 猫背を矯正する室内ではく履物 | |
KR100639503B1 (ko) | 원형신발바닥에 에어백이 내장된 건강 흔들 신발 | |
JP2019000237A (ja) | 履物用中敷 | |
JP5895302B2 (ja) | 健康履物 | |
JP2006263397A (ja) | インソール構造体 | |
JP2006263397A5 (ja) | ||
CN205214368U (zh) | 负跟鞋底 | |
JP2005081030A (ja) | 歩行矯正用履物、および該歩行矯正用履物を構成する装着底部材セット | |
KR101868284B1 (ko) | 발맞춤이 가능한 기능성 보조 깔창 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20110614 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20110722 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110802 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110809 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140916 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |