JP4819575B2 - 撮像装置 - Google Patents

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    • H04N23/811Camera processing pipelines; Components thereof for suppressing or minimising disturbance in the image signal generation by dust removal, e.g. from surfaces of the image sensor or processing of the image signal output by the electronic image sensor

Description

本発明は、撮像装置に関する。
従来、一眼レフレックス方式のデジタルカメラにおいて、撮影レンズの焦点面近傍に塵、埃(以下、総称して塵埃と記す)などが存在すると、その塵埃の影が固体撮像素子に写り込み、画質を低下させることがある。このような塵埃としては、レンズ交換時に外部から侵入するもの、また、シャッタまたはミラーの動作に伴い、それらを構成する樹脂または金属などの部材から発生する微細な磨耗紛などが考えられている。このような塵埃が特に固体撮像素子のカバーガラスと、カバーガラスの前方に配置されている光学フィルタの間の空間に入り込むと、その塵埃を除去するために、カメラを分解する必要がある。このため、固体撮像素子のカバーガラスと光学フィルタとの間の空間を外部と遮断することにより、当該空間への塵埃の侵入を防止するための防塵構造が設けられている。
しかしながら、上記防塵構造は、光学フィルタの光入射面に対して塵埃が付着することを阻止するものではなく、光学フィルタの光入射面には、塵埃が付着することがある。ここで、光学フィルタが焦点面近傍位置に配置されている場合、その光入射面に付着した塵埃は、影として固体撮像素子に写り込むことになり、画質の低下の原因となる。
また、カバーガラスの表面または光学フィルタの表面をワイパーで清掃する構造が提案されている(例えば特許文献1参照)。これによれば、レンズを外さず、またカメラを分解することなく固体撮像素子のカバーガラス表面または光学フィルタ表面に付着した塵埃を除去することが可能である。
しかしながら、固体撮像素子のカバーガラスの表面または光学フィルタの表面に付着した塵埃が金属粉などのような硬い場合がある。このような場合、ワイパーがカバーガラス表面または光学フィルタの表面に沿って摺動する際に、この塵埃によりカバーガラス表面または光学フィルタ表面が傷付けられることがある。
そこで、固体撮像素子のカバーガラスの表面または光学フィルタの表面を傷付けることなく、その表面に付着した塵埃を除去するために、カバーガラスまたは光学フィルタを加振させる構成が提案されている(例えば特許文献2参照)。すなわち、この構成は、加振手段によりカバーガラスまたは光学フィルタに振動を与え、カバーガラスまたは光学フィルタの振動により、その表面に付着した塵埃を除去するものである。
特開2003−005254号公報 特開2004−032191号公報
しかしながら、カバーガラスまたは光学フィルタを加振させる構成の場合、カバーガラスまたは光学フィルタの振動が他の部材へ伝搬しないようにする構成が必要である。また、固体撮像素子のカバーガラスを加振する場合には、カバーガラスとこのカバーガラスと固定されている部材とが剥離することがある。また、光学フィルタを加振する場合には、光学フィルタとこの光学フィルタと固定されている部材とが剥離することがある。
本発明の目的は、カバーガラスまたは光学フィルタといった光学部材の表面を傷付けることなく、その表面に付着した塵埃を除去することができ、光学部材の表面に付着した塵埃に起因する影の写り込みがない画像を得ることができる撮像装置を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、被写体から光路に沿って導かれた光が入射する入射面を有する光学部材と、前記光学部材を透過した光を電気信号に変換する撮像素子と、電圧の印加に応じて、表面に微小な異物を吸引するための不平等電界が生じる不平等電界発生素子と、前記不平等電界発生素子に電圧を印加するとともに、前記不平等電界発生素子の表面と前記光学部材の入射面とを対向させながら前記不平等電界発生素子を前記光学部材に対して移動させる駆動手段とを備えることを特徴とする撮像装置を提供する。
本発明によれば、光学部材の表面を傷付けることなく、その表面に付着した塵埃を除去することができ、光学部材の表面に付着した塵埃に起因する影の写り込みがない画像を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(第1の実施の形態)
図1は本発明の第1の実施の形態に係る撮像装置の構成を示す縦断面図である。本実施の形態においては、撮像装置として、一眼レフレックス方式のデジタルカメラを説明する。
一眼レフレックス方式のデジタルカメラは、図1に示すように、レンズ装置102を取り外し可能に装着するカメラ本体100を備える。レンズ装置102には、撮影光の光路L1を規定する撮影光学系103、光路L1に沿って撮影光学系103へ入射する光量を規制するための絞り104、端子102aなどが組み込まれている。端子102aは、レンズ装置102が後述するマウント機構101に装着された際に端子101aと電気的に接続される端子である。
カメラ本体100には、レンズ装置102を取り外し可能に装着するマウント機構101および予め設定された範囲内で可動するハーフミラー111を有する。このハーフミラー111の屈折率は、約1.5であり、その厚さは0.5mmである。ハーフミラー111は、第1の光路分割位置と第2の光路分割位置との間で移動する。ここで、第1の光路分割位置は、ハーフミラー111が、上記撮影光学系103から上記光路L1に沿って入射した撮影光のうち、一部をフォーカシングスクリーン105へ向けて反射し、残りを透過する位置である。第2の光路分割位置は、ハーフミラー111が上記光路L1から待避する位置である(図中の破線で示す位置111’)。
フォーカシングスクリーン105上には、ハーフミラー111により反射された光が結像され、この光像は、ペンタプリズム112内部を経てファインダレンズ109から外部へ導かれる。撮影者は、ファインダレンズ109を介して、フォーカシングスクリーン105上に結像された光像を観察することができる。上記フォーカシングスクリーン105上には、情報表示ユニット180により、特定の情報(例えばシャッタ速度、絞り値、撮影モードなど)が表示される。
このハーフミラー111の背後には、可動型のサブミラー122が設けられている。このサブミラー122は、ハーフミラー111を透過した光のうち、光路L1に近い光を反射する。そして、この反射光は、焦点検出ユニット121へ導かれる。この焦点検出ユニット121は、サブミラー122からの反射光を受光し、この受光した光に基づいて位相差検出方式による焦点検出を行う。
上記サブミラー122は、ハーフミラー111の保持部材(図示せず)に設けられた回転軸(図示せず)を中心に角度的に回転しながら、ハーフミラー111の動きに連動して移動する。サブミラー122は、ハーフミラー111が第1の光路分割位置にあるとき、ハーフミラー111を透過した光を焦点検出ユニット121へ向けて反射する位置にある。これに対し、ハーフミラー111が第2の光路分割位置に移動すると、これに連動してサブミラー122は、光路L1から退避した位置へ移動する(図中の点線で示す位置122’)。
上記ハーフミラー111の背面側には、固体撮像装置15の固体撮像素子15bへ入射する光量を調節するためのフォーカルプレンシャッタ50、光学フィルタ11、固体撮像装置15などが順に配置されている。これらの詳細については、後述する。
また、カメラ本体100には、可動式閃光発光ユニット114、ディスプレイ107、メインスイッチ119、レリーズボタン120およびクリーニングスイッチ123が設けられている。
閃光発光ユニット114は、カメラ本体100に収納される収納位置とカメラ本体100から外部へ露出する発光位置との間で移動可能である。ここでは、閃光発光ユニット114が発光位置にある状態が示されている。ディスプレイ107は、液晶表示パネルなどから構成され、撮影画像、撮影条件を含む各種情報などを表示する。
メインスイッチ119は、カメラ本体100を起動させるためのスイッチである。レリーズボタン120は、2段階で押圧操作可能なボタンである。このレリーズボタン120が半押し操作(SW1がオン)されると、撮影準備動作(測光動作や焦点調節動作など)が開始される。また、レリーズボタン120が全押し操作(SW2がオン)されると、撮影動作(固体撮像装置15から読み出された画像データのメモリへの記録)が開始される。クリーニングスイッチ123は、クリーニングモードを設定するためのスイッチである。このクリーニングモードは、光学フィルタ11の光入射面すなわち表面(フォーカルプレンシャッタ50との対向面)に付着した塵埃を除去するためのモードである。
次に、フォーカルプレンシャッタ50および固体撮像装置15周りの構成について図2を参照しながら説明する。図2は図1のフォーカルプレンシャッタ50および固体撮像装置15周りの構成を示す縦断面図である。
フォーカルプレンシャッタ50は、図2に示すように、先膜21、後幕22、押え板24、カバー板25および中間板23を有する。先幕21は、複数のシャッタ羽根21a〜21dから構成される。ここで、シャッタ羽根21aの光学フィルタ11との対向面には、後述する電極部材31が貼り付けられている。後幕22は、先幕21と同様に、複数のシャッタ羽根から構成される。押え板24は、後幕22の押え板であり、その中央部には、撮像光を受け入れるための開口24aが設けられている。カバー板25は、先幕21の押え板であり、その中央部には、撮像光を受け入れるための開口25aが設けられている。中間板23は、押え板24とカバー板25との間に挿入されている。この中間板23により、押え板24とカバー板25との間の空間は、先幕21の駆動スペースと後幕22の駆動スペースのそれぞれに分離されている。カバー板25には、部材33が設けられている。部材33には、先幕21の各シャッタ羽根21a〜21dが開いたときにその位置決めを行うためのこのストッパ部33aと、光学フィルタ11の表面から離脱した塵埃を吸着可能な粘着性を有する吸着部33bとが形成されている。このフォーカルプレンシャッタ50の詳細については後述する。
フォーカルプレンシャッタ50と固体撮像装置15間に配置されている光学フィルタ11は、図2に示すように、固体撮像装置15へ必要以上に高い空間周波数成分が入射しないように、この周波数成分の通過を制限するフィルタ特性を有する。この光学フィルタ11は、例えば水晶などの複屈折板および赤外カットフィルタが積層されたものである。
光学フィルタ11の縁部は、保持部材12に保持され、保持部材12は、光学フィルタ11と一体化されて支持部材13に支持されている。支持部材13は、カメラ本体100のシャーシ(図示せず)に固定されている。
固体撮像装置15は、光学フィルタ11側に向けて開口する基体15aを有する。基体15a内には、固体撮像素子15bが組み込まれている。固体撮像素子15bは、例えば増幅型固体撮像素子の1つであるCMOSプロセスコンパチブルのセンサからなる。この固体撮像素子15bには、複数の接続端子15cが接続され、固体撮像素子15bは、各接続端子15cを介して、基板17と電気的に接続される。基体15aの開口部は、固体撮像素子15bを保護するための透明のカバー部材15dにより覆われており、これにより、固体撮像素子15bは、外部と遮断された空間内に収容されることになる。このカバー部材15dは、光学フィルタ11に対して予め設定された間隔を置いて配置されており、カバー部材15dと光学フィルタ11間に生じる空間は、シール部材16bにより、外部と遮断されている。これにより、カバー部材15dと光学フィルタ11間の空間へ塵埃が侵入することが防止される。基板17および固体撮像装置15は一体化されて保持板18に保持され、保持板18は、カメラ本体100のシャーシ(図示せず)にビス(図示せず)により固定されている。
次に、上記フォーカルプレンシャッタ50の構成について図3〜図6を参照しながら詳細に説明する。図3は図2のフォーカルプレンシャッタ50の先幕21および後幕22を被写体側から見た斜視図である。図4は図2のフォーカルプレンシャッタ50の先幕21が押え板25の開口25aを閉じている状態を示す斜視図である。図5は図2のフォーカルプレンシャッタ50の先幕21が押え板24の開口24aを閉じている状態を示す斜視図である。図6は図2の電極部材31に設けられている各電極31a〜31eの配置を示す立面図である。
フォーカルプレンシャッタ50の先幕21(各シャッタ羽根21a〜21d)は、図3に示すように、駆動レバー26およびチャージレバー27の駆動により、押え板24の開口24aおよびカバー板25の開口25aを開閉するように動作する。駆動レバー26は、図5に示すように、先幕駆動源35により駆動され、チャージレバー27は、チャージ駆動源36により駆動される。先幕駆動源35は、コイル、ヨークなどから構成される電磁アクチュエータである。チャージ駆動源36は、スプリングなどから構成される。先幕駆動源35、チャージ駆動源36の構成は公知であるので、ここでは、その詳細な説明は省略する。
また、後幕22(各シャッタ羽根)は、図3および図4に示すように、各後幕駆動レバー28,29の駆動により、押え板24の開口24aおよびカバー板25の開口25aを開閉するように動作する。各後幕駆動レバー28,29は、図5に示すように、それぞれ、後幕駆動源37により駆動される。後幕駆動源37は、コイル、ヨークなどから構成される電磁アクチュエータである。この後幕駆動源37の構成は、公知であるので、その詳細な説明は省略する。
先幕21のシャッタ羽根21a〜21dのうち、シャッタ羽根21aの光学フィルタ11との対向面には、図4に示すように、電極部材(不平等電界発生素子)31が貼り付けられている。この電極部材31の光学フィルタ11との対向面には、図6に示すように、複数の電極31a〜31eが設けられている。各電極31a,31c,31eは、光路L1と直交する方向へ直線的に伸びる帯状の電極からなり、それらは、同電位になるように同一部材(図示せず)により接合されている。これに対し、電極31bおよび31dは、電極31a,31cおよび電極31c,31e間にそれぞれ配置され、正弦波のような曲線に沿って伸びる帯状の電極からなる。これらの電極31b,31dは、同電位になるように他の同一部材(図示せず)により接合されている。電極31a,31c,31eと電極31b,31dのそれぞれの間には、予め設定された電位差が生じるように電圧が印加される。これにより、電極31a,31c,31eおよび電極31b,31d間には、グラディエント力が発生する。
次に、上記グラディエント力およびその作用について図7を参照しながら説明する。図7は図6の電極部材31に設けられている電極31a,31c,31eおよび電極31b,31d間にグラディエント力が発生する原理を模式的に示す図である。
ここでは、図7(a)に示すように、2つの電極E1,E2が同一平面上に対向するように設けられており、電極E1,E2間には、予め設定された電圧位差が生じするように、電圧Vが印加されるものとする。これにより、電極E1,E2間の空間には、均一な電界部が生じることになる。そして、電極E1,E2間に、プラスに帯電した粒子(プラス帯電粒子)、マイナスに帯電した粒子(マイナス帯電粒子)、帯電していない粒子(非帯電粒子)が挿入される場合を考える。
プラス帯電粒子、マイナス帯電粒子、非帯電粒子のそれぞれが電極E1,E2間の空間に侵入すると、プラス帯電粒子はクーロン力で負極側へ移動し、マイナス帯電粒子はクーロン力で正極側へ移動する。これに対し、非帯電粒子は、いずれの極側にも移動しない。これは、非帯電粒子には、分極により内部電荷が発生するが、それに発生するクーロン力が釣り合うためである。
非帯電粒子が電極E1,E2の端部における不平等電界部へ移動すると、電気力線の曲がりに応じて非帯電粒子のクーロン力に分力が発生する。この分力が、グラディエント力である。プラス帯電粒子、マイナス帯電粒子に関しても、同様に、分極により、グラディエント力が発生し、これらの粒子に対する作用力は、クーロン力とグラディエント力の合力となる。
次に、同一平面上に互いに対向するように形成されている2つの電極間の距離(ギャップ長)が一定である場合と一定でない場合のそれぞれにおけるグラディエント力について説明する。例えば図7(b)に示すような、2つの電極E1,E2間の距離(ギャップ長)が一定である場合を第1のケースとする。この第1のケースにおいては各電極E1,E2は、それぞれ、長方形の平面形状を有し、それぞれの互いに対向する縁部間の距離が一定になるように配置されている。
また、図7(c)に示すような、2つの電極E1,E2間の距離(ギャップ長)が一定でない場合を第2のケースとする。この第2のケースにおいては、各電極E1,E2は、長手方向に沿う一方の縁部が波形に形成されている長方形の平面形状を有し、それぞれの波形の縁部が互いに対向するように配置されている。これにより、2つの電極E1,E2間の距離は、一定にならない。
上記第1のケースと上記第2のケースを比較すると、第2のケースにおいては、電極の平面方向にも、不平等電界が生ずる。すなわち、第2のケースにおいては、第1のケースに比して、電界の不均一性がより大きくなるので、電極の平面方向および厚み方向のそれぞれに、グラディエント力が働くことになる。すなわち、上記第2のケースにおいては、図7(d)に示すように、各電極E1,E2間に対して電圧Vを印加すると、プラス帯電粒子がクーロン力で負極側の電極に、マイナス帯電粒子がクーロン力で正極側の電極にそれぞれ吸引される。また、非帯電粒子は、グラディエント力で両電極間の部位に吸引されることになる。すなわち、上記第2のケースの構成の場合、静電力とグラディエント力との両方による吸引効果を得ることができる。
従って、本実施の形態においては、電極間距離(ギャップ長)を一定しないための構成として、上述した電極部材31における電極31a〜31eの構成が採用されている。これにより、電極部材31と対向する光学フィルタ11の表面に付着した塵埃には、クーロン力である垂直方向の力とともに、グラディエント力によるせん断力が作用することになる。その結果、光学フィルタ11の表面に付着している塵埃は、その帯電の有無に関係なく、光学フィルタ11の表面から離脱し、電極部材31の表面に吸引される。
次に、上記電極部材31の塵埃除去効果について図8を参照しながら説明する。図8は図6の電極部材31の比較対象となる電極部材の構成を示す正面図である。
ここでは、上述した図6の電極部材31を用いた場合と図8に示す電極部材301を用いた場合のそれぞれの塵埃除去効果を比較する。電極部材301は、図8に示すように、複数の電極301a〜301dが形成されている。各電極301a〜301dは、帯状に伸びる細長い電極からなり、それぞれの間隔が一定になるように配置されている。各電極301a,301cは、同電位になるように接合され、各電極301bおよび電極301dは、同電位になるように接合されている。すなわち、電極部材301は、図7(b)に示す例と同様に、電極間距離が一定になるように構成されている。
各電極部材31,301による塵埃除去効果を確認するための方法は、以下の通りである。
光学フィルタ11の表面に付着する塵埃として、平均粒径50μmのポリスチレン粒子が用いられる。まず、光学フィルタ11と同等に構成されている部材の表面に上記ポリスチレン粒子が散布され、当該部材の表面上にあるポリスチレン粒子の数Paが数えられる。ここでは、300個のポリスチレン粒子が散布される。そして、電極部材31,301に予め設定された電圧Vが印加され、この電極部材31,301により上記部材の表面上が走査される。この走査後、上記部材の表面上に残留しているポリスチレン粒子の数Pbが数えられる。
次いで、次の(1)式により定義される塵埃の除去率Qが求められる。
Q={(Pa−Pb)/Pa}×100(%) …(1)
ここで、ポリスチレン粒子の数Paと数Pbの差(Pa−Pb)は、電極部材31,301に吸引されたポリスチレン粒子の数を表す。
上述した方法により各電極部材31,301による除去率を求めると、電極部材31による除去率Qは約71%になり、電極部材301による除去率Qは約61%になる。これから、電極部材31(電極間距離が一定でない)による除去率Qは、電極部材301(電極間距離が一定である)の除去率Qより、10%程度高いことが分かる。
次に、本実施の形態のデジタルカメラの制御構成について図9を参照しながら説明する。図9は図1のデジタルカメラの制御構成を示すブロック図である。
本実施の形態における制御構成は、図9に示すように、カメラ本体100に設けられているカメラシステム制御部135を有する。カメラシステム制御部135は、CPU600、ROM601、RAM602などから構成され、カメラ全体の制御を行うとともに、各種の個別制御を行う。
レンズ装置102がマウント機構101を介してカメラ本体100と装着されると、端子101aと端子102aとが電気的に接続され、カメラシステム制御部135は、レンズシステム制御部141と通信可能になる。レンズシステム制御部141は、レンズ装置102の状態(絞り104の絞り値、焦点距離、フォーカスレンズ位置など)を示すレンズ状態信号を、カメラシステム制御部135へ送出する。
カメラシステム制御部135には、上記レンズ状態信号、操作検出部136からの検出信号、AF制御部140からの信号などが入力される。ここで、操作検出部136は、メインスイッチ119、レリーズボタン120、クリーニングスイッチ123などの操作の有無を検出し、その検出結果を示す操作検出信号をカメラシステム制御部135へ出力する。AF制御部140は、焦点検出ユニット121からの出力信号に基づいて撮影光学系103の焦点調節状態(デフォーカス量)を示す信号を生成し、カメラシステム制御部135へ出力する。焦点検出ユニット121は、サブミラー122からの反射光に基づいて、撮影画面内の予め設定された位置に設けられた焦点検出領域内における像の合焦状態を検出し、この検出結果を示す信号を出力する。
カメラシステム制御部135は、上記レンズ状態信号、操作検出部136からの検出信号、AF制御部140からの信号などに基づいて、レンズシステム制御部141に対して、制御信号を生成する。また、カメラシステム制御部135は、上記各信号に基づいて、カメラ本体100の各部のそれぞれに対して個別に制御信号を生成する。具体的には、ハーフミラー駆動部138、シャッタ制御部145、電源部39、基板17のそれぞれに対する制御信号が個別に生成される。また、A/D変換器130、RGB画像処理部131、YC処理部132、記録処理部133、再生処理部133、情報表示ユニット180、閃光発光ユニット114のそれぞれに対する制御信号が個別に生成される。これらの制御信号は、動作タイミング、動作内容などを指示するための信号である。
レンズシステム制御部141は、カメラシステム制御部135からの制御信号に基づいて、絞り104を駆動する絞り駆動部143の駆動信号を生成する。絞り駆動部143は、上記駆動信号により、絞り104の絞り口径が上記制御信号により指示された絞り値になるように、絞り104を駆動する。また、レンズシステム制御部141は、カメラシステム制御部135からの制御信号に基づいて、撮影光学系103のフォーカスレンズを駆動するAFモータ147の駆動信号を生成する。この駆動信号により、AFモータ147は、上記フォーカスレンズを上記制御信号により指示された位置へ移動させる。
カメラ本体100のハーフミラー駆動部138は、カメラシステム制御部135からの制御信号に基づいて、ハーフミラー111を駆動する。シャッタ制御部145は、カメラシステム制御部135からの制御信号に基づいて、フォーカルプレンシャッタ50の先幕駆動源35、チャージ駆動源36後幕駆動源37のそれぞれに対して駆動信号を出力する。これにより、設定されたシャッタ速度が得られるように、先幕21および後幕22が駆動される。電源部39は、カメラシステム制御部135からの制御信号に基づいて、先幕21のシャッタ羽根21aに設けられている電極部材31(各電極31a〜31e間)に対して予め設定された電圧を印加する。基板17は、カメラシステム制御部135からの制御信号に基づいて、対応するタイミングで、固体撮像装置15の撮像信号(電気信号)を読み出し、この読み出された撮像信号を、A/D変換器130へ出力する。
A/D変換器130は、上記撮像信号の振幅に応じて、当該撮像信号を例えば10ビットのR,G,Bの各デジタル信号に変換する。RGB画像処理部131は、A/D変換器130から入力されたR,G,Bの各デジタル信号に対して、ホワイトバランス、ガンマ補正、補間演算による高解像度化処理などを施す。YC処理部132は、RGB画像処理部131から入力されたR,G,Bの各デジタル信号から、輝度信号Yおよび色差信号R−Y,B−Yを生成する。この生成された輝度信号Yおよび色差信号R−Y,B−Yは、画像信号として、記録処理部133へ入力される。A/D変換器130、RGB画像処理部131、YC処理部132のそれぞれの動作は、カメラシステム制御部135からそれぞれに対して出力される制御信号により制御される。
記録処理部133は、カメラシステム制御部135からの制御信号に基づいて、入力された画像信号を例えばCFカード(登録商標)などのメモリ(図示せず)への書き込み処理、またメモリからの画像信号の読み出し処理を行う。再生処理部134は、カメラシステム制御部135からの制御信号に基づいて、上記メモリから読み出された画像信号を再生し、ディスプレイ107へ出力する。この再生処理部134およびディスプレイ107を、Bluetooth(登録商標)などの無線通信を介して接続するような構成を採用することも可能である。この場合、このデジタルカメラで撮像された画像をカメラから離れた位置でモニタすることができる。
情報表示ユニット180は、カメラシステム制御部135からの制御信号に基づいて、フォーカシングスクリーン105上に特定の情報を表示する。この表示する特定の情報は、カメラシステム制御部135から、上記制御信号とともに与えられる情報である。閃光発光ユニット114は、カメラシステム制御部135からの制御信号に基づいて、対応するタイミングで閃光を発光する。
次に、クリーニングモードの詳細について図10〜図12を参照しながら説明する。図10はカメラシステム制御部135によりクリーニングモードを実施する際の制御手順を示すフローチャートである。図11はフォーカルプレンシャッタ50の先幕21の開き動作途中の状態を示す縦断面図である。図12はフォーカルプレンシャッタ50の先幕21の開き動作終了状態を示す縦断面図である。ここで、図10のフローチャートに示す制御手順は、カメラシステム制御部135のCPU600により、ROM601に格納されているプログラムに従って実行されるものである。
本実施の形態において、画像に写り込む影の原因となる塵埃が付着する面は、光学フィルタ11の表面であり、この光学フィルタ11の表面に付着した塵埃が除去対象となる。クリーニングモードは、光学フィルタ11の表面に付着している塵埃を除去するために、先幕21のシャッタ羽根21aに設けられている電極部材31に対して電圧を印加した状態で、先幕21に対して特定の開閉動作を行わせるモードである。
具体的には、カメラシステム制御部135のCPU600は、図10に示すように、操作検出部136からの操作検出信号に基づいて、クリーニングスイッチ123の操作によりクリーニングモードの設定が行われたか否かの監視を行う(ステップS100)。ここで、クリーニングモードの設定が検出されると、CPU600は、クリーニングモードの設定直前に設定されていたモードおよび撮影条件(シャッタ速度、絞り値など)をRAM602に記憶する(ステップS101)。
次いで、CPU600は、先幕21(各シャッタ羽根21a〜21d)の全開を指示する制御信号を、シャッタ制御部145へ出力する(ステップS102)。シャッタ制御部145は、上記制御信号に基づいて、先幕21が全開するように、先幕駆動源35を駆動する。ここでの先幕21の駆動速度Vは、撮像モード時などの通常時における先幕21の駆動速度V1(第1の速度)である。そして、CPU600は、フォーカルプレンシャッタ50に設けられたセンサ(図示せず)の出力に基づいて、先幕21(各シャッタ羽根21a〜21d)が全開したことを検出するのを待つ(ステップS103)。
ここで、先幕21が全開したことが検出されると、CPU600は、先幕21の先幕21のシャッタ羽根21aに設けられている電極部材31への電圧印加を指示する制御信号を、電源部39へ出力する(ステップS104)。電源部39は、上記制御信号に基づいて、電極部材31に対して電圧を印加する。これにより、電極部材31には、その表面および厚み方向へグラディエント力が発生する。
次いで、CPU600は、先幕21の駆動速度Vを駆動速度V2(第2の速度)に設定し、この駆動速度V2による先幕21の全閉を指示する制御信号を、シャッタ制御部145へ出力する(ステップS105)。シャッタ制御部145は、上記制御信号に基づいて、先幕21が全閉するように、チャージ駆動源36を駆動する。ここで、上記先幕21の駆動速度V2は、撮像モード時などの通常時における先幕21の駆動速度(=V1)より遅い速度である。これは、後述するように、光学フィルタ11の表面に付着した塵埃30を電極部材31に引き付けるのに有利であるからである。先幕21の閉じ動作に伴い、そのシャッタ羽根21aに設けられている電極部材31は、シャッタ羽根21aとともに移動する。このとき、電極部材31にはグラディエント力が発生している。よって、図11に示すように、上記グラディエント力により、光学フィルタ11の表面上の塵埃30は、光学フィルタ11の表面との付着力に抗して電極部材31に引き寄せられ、電極部材31の表面に付着する。そして、CPU600は、フォーカルプレンシャッタ50に設けられたセンサ(図示せず)の出力に基づいて、先幕21が全閉したことを検出するのを待つ(ステップS106)。
先幕21の全閉が検出されると、CPU600は、先幕21の全開を指示する制御信号をシャッタ制御部145へ出力する(ステップS107)。これにより、先幕21の開き動作が上記駆動速度V2で開始される。そして、CPU600は、フォーカルプレンシャッタ50に設けられたセンサ(図示せず)の出力に基づいて、先幕21の全開を検出するのを待つ(ステップS108)。
先幕21の全開が検出されると、CPU600は、電極部材31に対する電圧印加の停止を指示する制御信号を電源部39へ出力する(ステップS109)。電源部39は、上記制御信号に基づいて、電極部材31に対する電圧の印加を停止する。これにより、電極部材31に発生しているグラディエント力は、消滅することになる。
次いで、CPU600は、タイマ(図示せず)による先幕21の全開の検出時点から予め設定された時間分のカウントを行い、先幕21の全開状態を予め設定された時間保持する(ステップS110)。すなわち、図12に示すように、先幕21が全開状態に保持される。ここで、先幕21の全開時には、電極部材31に発生していたグラディエント力は消滅している。よって、先幕21が全開状態に保持されている時間中に、電極部材31の表面に付着していた塵埃30は、重力により、電極部材31の表面から離れて落下し、吸着部33bに捕獲されることになる。その結果、光学フィルタ11の表面から除去された塵埃30が、カメラ本体100内を漂うことはなく、光学フィルタ11の表面に再付着することもない。
次いで、CPU600は、先幕21の駆動速度Vを通常の駆動速度V1に設定し、この駆動速度V1での先幕21の全閉を指示する制御信号を、シャッタ制御回路145へ出力する(ステップS111)。シャッタ制御回路145は、上記制御信号に基づいて、駆動速度V1により先幕21を全閉するように、チャージ駆動源36を駆動する。そして、CPU600は、フォーカルプレンシャッタ50に設けられたセンサ(図示せず)の出力に基づいて、先幕21の全閉を検出するのを待つ(ステップS112)。
先幕21の全閉が検出されると、CPU600は、クリーニングモードを解除し(ステップS113)、クリーニングモードが解除された旨を示すメッセージをディスプレイ107へ表示する(ステップS114)。
次いで、CPU600は、RAM602に記憶されているクリーニングモード設定直前のモードおよび撮影条件を読み出し、クリーニングモード設定直前の状態への復帰を行う(ステップS115)。そして、CPU600は、本処理を終了する。
ここで、上記クリーニングモードにおいて、電極部材21を光学フィルタ11に対して移動させるための先幕21の特定の開閉動作は、上記ステップS105からステップS110までに行われる開閉動作である。
このように、本実施の形態によれば、光学フィルタ11の表面に触れることなく、当該表面に付着した塵埃を除去することができ、光学フィルタ11の表面に付着した塵埃による影の写り込みをなくすことができる。すなわち、塵埃による影の写り込みがない画像を得ることができる。
また、電極部材31が先幕21のシャッタ羽根21aと一体化して設けられているので、電極部材31を光学フィルタ11に対して相対移動させるための駆動手段または駆動部材を新たに設ける必要がない。よって、この駆動手段または駆動部材の設置によるカメラ本体100の大型化を阻止することができる。
さらに、クリーニングスイッチ123の操作により、光学フィルタ11の表面に付着した塵埃を除去するためのクリーニングモードが設定されるので、簡単な操作により、光学フィルタ11の表面に付着した塵埃の除去が可能になる。
さらに、光学フィルタ11の表面から除去され、電極部材31の表面に付着した塵埃は、吸着部33bにより捕獲されるので、カメラ本体100内を漂うことはなく、光学フィルタ11の表面に再付着することがない。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態について図13および図14を参照しながら説明する。図13および図14は本発明の第2の実施の形態に係る撮像装置におけるカメラシステム制御部135によるクリーニングモードを実施する際の制御手順を示すフローチャートである。ここで、本実施の形態は、基本的には、上記第1の実施の形態と同じ構成を有し、本説明においては、上記第1の実施の形態と同一の符号を用いるものとする。そして、本実施の形態においては、上記第1の実施の形態に対して異なる点、すなわちクリーニングモードを実施する際の制御手順について説明する。
上記第1の実施の形態においては、電極部材31への電圧印加の停止によりグラディエント力が消滅することを利用して、電極部材31に吸引された塵埃を、重力により、吸着部33bへ落下させる方法が採用されている。しかしながら、電極部材31に付着している塵埃には、グラディエント力以外の力例えばファンデルワールス力が作用しているので、グラディエント力の消滅により上記塵埃の全てが重力により電極部材31から吸着部33bへ落下するとは限らない。すなわち、グラディエント力が消滅しても、塵埃が電極部材31の表面上に残存する可能性がある。
そこで、本実施の形態は、電極部材31の表面上の塵埃の残存量を可能な限り少なくするために、クリーニングモード時に、上記第1の実施の形態とは異なる先幕21の開閉動作を行う。
具体的には、カメラシステム制御部135のCPU600は、図13に示すように、操作検出部136からの操作検出信号に基づいて、クリーニングスイッチ123の操作によりクリーニングモードの設定が行われたか否かの監視を行う(ステップS200)。ここで、クリーニングモードの設定が検出されると、CPU600は、クリーニングモードの設定直前に設定されていたモードおよび撮影条件(シャッタ速度、絞り値など)をRAM602に記憶する(ステップS201)。
次いで、CPU600は、先幕21(各シャッタ羽根21a〜21d)の全開を指示する制御信号を、シャッタ制御部145へ出力する(ステップS202)。シャッタ制御部145は、上記制御信号に基づいて、先幕21が全開するように、先幕駆動源35を駆動する。ここでの先幕21の駆動速度Vは、撮像モード時などの通常時における先幕21の駆動速度V1である。そして、CPU600は、フォーカルプレンシャッタ50に設けられたセンサ(図示せず)の出力に基づいて、先幕21の全開を検出するのを待つ(ステップS203)。
先幕21の全開が検出されると、CPU600は、電極部材31への電圧印加を指示する制御信号を電源部39へ出力する(ステップS204)。電源部39は、上記制御信号に基づいて、電極部材31に対して電圧を印加する。これにより、電極部材31には、その表面および厚み方向へグラディエント力が発生する。
次いで、CPU600は、先幕21の駆動速度Vを駆動速度V2に設定し、この駆動速度V2による先幕21の全閉を指示する制御信号を、シャッタ制御部145へ出力する(ステップS205)。シャッタ制御部145は、上記制御信号に基づいて、先幕21が全閉するようにチャージ駆動源36を駆動する。この先幕21の全閉動作に伴い電極部材31は光学部材11の表面を走査しながら移動する。ここで、電極部材31にはグラディエント力が発生しているので、上記グラディエント力により、光学フィルタ11の表面上の塵埃30は、光学フィルタ11の表面との付着力に抗して電極部材31に引き寄せられ、電極部材31の表面に付着する。そして、CPU600は、フォーカルプレンシャッタ50に設けられたセンサ(図示せず)の出力に基づいて、先幕21の全閉を検出するのを待つ(ステップS206)。
先幕21の全閉が検出されると、CPU600は、上記駆動速度V2による先幕21の全開を指示する制御信号をシャッタ制御部145へ出力する(ステップS207)。そして、CPU600は、フォーカルプレンシャッタ50に設けられたセンサ(図示せず)の出力に基づいて、先幕21の全開を検出するのを待つ(ステップS208)。
先幕21の全開が検出されると、CPU600は、電極部材31への電圧印加の停止を指示する制御信号を電源部39へ出力する(ステップS209)。電源部39は、上記制御信号に基づいて、電極部材31に対する電圧印加を停止する。これにより、電極部材31に発生しているグラディエント力は消滅するので、電極部材31の表面に付着していた塵埃の少なくとも一部は、当該表面から離れて落下し、吸着部33bに捕獲される。
次いで、CPU600は、先幕21の閉じ動作開始を指示する制御信号を、シャッタ制御部145へ出力する(ステップS210)。これにより、チャージ駆動源36が駆動され、先幕21の閉じ動作が上記駆動速度V2で開始される。この際、CPU600は、先幕21を全閉する前の状態で停止させるための時間をタイマ(図示せず)に設定し、このタイマを動作させる。
次いで、図14に示すように、CPU600は、上記タイマによる設定された時間分のカウントの終了を待つ(ステップS211)。ここで、上記タイマによる設定された時間分のカウントが終了すると、CPU600は、先幕21の閉じ動作停止を指示する制御信号をシャッタ制御部145へ出力する(ステップS212)。これにより、先幕21の閉じ動作は、先幕21が全閉する前の状態で停止される。
次いで、CPU600は、先幕21の駆動速度Vを駆動速度V3(第3の速度)に設定し、この駆動速度V3での先幕21の全開を指示する制御信号をシャッタ制御部145へ出力する(ステップS213)。ここで、上記駆動速度V3は、上記駆動速度V1より速い速度である。これにより、先幕21が上記駆動速度V3で全開するようにチャージ駆動源36が駆動される。そして、CPU600は、フォーカルプレンシャッタ50に設けられたセンサ(図示せず)の出力に基づいて、先幕21の全開を検出するのを待つ(ステップS214)。
先幕21の全開が検出されると、CPU600は、タイマ(図示せず)による先幕21の開き動作完了の検出時点から予め設定された時間分のカウントを行い、先幕21の全開状態を予め設定された時間保持する(ステップS215)。ここで、先幕21の全開時の駆動速度V3は、上記駆動速度V1より速い速度であるので、シャッタ羽根21aがストッパ部33aに突き当てられる際の衝撃力が通常より大きくなる。これにより、先幕21の全開状態を保持している時間中に、電極部材31の表面に残存する塵埃は、確実に、電極部材31の表面から離脱して落下し、吸着部33bに捕獲されることになる。すなわち、電極部材31の表面に残存する塵埃量を限りなく少なくすることが期待できるので、電極部材31の表面に残存する塵埃がその表面から離脱してカメラ本体100内を漂い、再度光学フィルタ11の表面に付着することを防ぐことができる。
先幕21の全開状態を予め設定された時間保持した後、CPU600は、先幕21の駆動速度Vを駆動速度V1に設定し、この駆動速度V1での先幕21の全閉を指示する制御信号をシャッタ制御部145へ出力する(ステップS216)。これにより、駆動速度V1で先幕21が全閉するように、チャージ駆動源36が駆動される。そして、CPU600は、フォーカルプレンシャッタ50に設けられたセンサ(図示せず)の出力に基づいて、先幕21の全閉を検出するのを待つ(ステップS217)。
先幕の全閉が検出されると、CPU600は、クリーニングモードを解除し(ステップS218)、クリーニングモード解除の旨を示すメッセージをディスプレイ107へ表示する(ステップS219)。次いで、CPU600は、RAM602に記憶されているクリーニングモード設定直前のモードおよび撮影条件を読み出し、クリーニングモード設定直前の状態への復帰を行う(ステップS220)。そして、CPU600は、本処理を終了する。
このように、本実施の形態によれば、グラディエント力以外の力例えばファンデルワールス力により電極部材31の表面に塵埃が残存したとしても、この残存する塵埃を当該電極部材31から確実に離脱させて吸着部33bで捕獲することができる。
(第3の実施の形態)
次に、本発明の第3の実施の形態について図15を参照しながら説明する。図15は本発明の第3の実施の形態に係る撮像装置におけるフォーカルプレンシャッタ50および固体撮像装置15周りの構成を示す縦断面図である。ここで、本実施の形態は、基本的には、上記第1の実施の形態と同じ構成を有し、上記第1の実施の形態と同じ機能ブロックおよび部材には、同一の符号を付すものとする。そして、本実施の形態においては、上記第1の実施の形態に対して異なる点について説明する。
本実施の形態においては、図15に示すように、上記第1の実施の形態と異なり、電極部材41が先幕21のシャッタ羽根21aと独立して設けられている。ここで、電極部材41の構成は、上記第1の実施の形態の電極部材31と同じであるので、その詳細な説明は省略する。上記電極部材41は、押え板25と光学フィルタ11との間に配置されている。電極部材41は、連動機構(図示せず)により、先幕駆動源35およびチャージ駆動源36による先幕21のシャッタ羽根21aの開閉動作に連動して、光学フィルタ11の表面を走査するように移動される。上記連動機構の構成は、ここでは省略する。また、電極部材41には、予め設定された電圧が電源部39から印加される。この電圧の印加タイミングは、上記第1または第2の実施の形態と同じタイミングである。また、部材33には、吸着部33b’が設けられている。この吸着部33b’は、先幕21が全開したときのシャッタ羽根21aの位置に対応する位置に電極部材41が到達したときに、当該電極部材41に対向するように配置されている。
本実施の形態においては、クリーニングモード時、上記第1(または第2の実施)の形態と同様の手順で、先幕21の開閉動作(電極部材41の移動)および電極部材41に対する電圧印加動作が制御される。これにより、グラディエント力を発生させた状態で電極部材41により光学フィルタ11の表面が走査され、光学フィルタ11の表面に付着した塵埃は、電極部材41の表面に吸引され、付着する。そして、電極部材41への電圧印加が停止されると、電極部材41の表面に付着している塵埃は当該表面から落下し、吸着部33b’に捕獲される。
(第4の実施の形態)
次に、本発明の第4の実施の形態について図16を参照しながら説明する。図16は本発明の第4の実施の形態に係る撮像装置におけるフォーカルプレンシャッタ50および固体撮像装置15周りの構成を示す縦断面図である。ここでは、上記第3の実施の形態に対して異なる点について説明する。
本実施の形態においては、図16に示すように、上記第3の実施の形態の吸着部33b’に代えて、吸着部材42が設けられている。この吸着部材42は、電極部材41が先幕21の全開位置へ達したときに、当該電極部材41の表面(電極形成面)と対向する位置に配置されている。この吸着部材42の表面(電極部材41との対向面)には、粘着性を有する吸着部42aが形成されている。また、吸着部材42には、その表面すなわち吸着部42aを予め設定された電位に帯電させるように、電圧が印加される。
本実施の形態においては、クリーニングモード時、上記第1(または第2の実施)の形態と同様の手順で、先幕21の開閉動作(電極部材41の移動)および電極部材41に対する電圧印加動作が制御される。これにより、グラディエント力を発生させた状態で電極部材41により光学フィルタ11の表面が走査され、光学フィルタ11の表面に付着した塵埃は、電極部材41の表面に吸引され、付着する。そして、電極部材41が先幕21の全開位置へ達したときに、電極部材41への電圧印加が停止される。
本実施の形態においては、電極部材41への電圧印加停止と略同時に、吸着部材42に対して電圧が印加される。これにより、吸着部42aが帯電するので、電極部材41の表面に付着している塵埃と吸着部42aとの間に静電気力が作用する。そして、この静電気力によって、電極部材41の表面上の塵埃は当該表面から離れて吸着部42aに捕獲される。
ここで、吸着部材42を用いて電極部材41に付着している塵埃を捕獲する構成は、上記第1および第2の実施の形態に適用することも可能である。この場合、先幕21が全開位置に達したときにシャッタ羽根21aに設けられている電極部材31と対向するように、吸着部材42が設けられることになる。
上記各実施の形態においては、フォーカルプレンシャッタ15と固体撮像装置15の間に配置されている光学フィルタ11の表面が塵埃除去の対象面である。これに対し、カバー部材15dそのものが光学フィルタ特性を有するようなときには、フォーカルプレンシャッタ15と固体撮像装置15の間に光学フィルタ11が設けられていない場合がある。この場合、塵埃除去の対象面は、固体撮像装置15のカバー部材15dの表面となる。この場合においても、上述したと同様の電極部材およびそれを移動させる構成を用いることによって、カバー部材15dの表面に触れることなく、当該表面に付着した塵埃を除去することができる。
(その他の実施の形態)
これまでに述べた各々の実施例においては、フォーカルプレンシャッタ50の構成として、先幕21と後幕22を具備するものとして説明したが、これに限られるものではない。例えば、図2で示すところの後幕22や中間板23を具備しないフォーカルプレンシャッタが想定される。このようなフォーカルプレンシャッタを用いた場合、固体撮像素子15bのリセット駆動を先幕動作となるように行い(電子先幕駆動)、これに追従して図2で示された先幕21を後幕として動作させることで、シャッタ機能を実現することが可能である。このように動作させる場合であっても、シャッタ羽根21a上の電極部材31は、第1および第2の実施の形態で示したクリーニングモードを実現できる。また、第3および第4の実施の形態で示したように、電極部材41がシャッタ羽根上に無い場合であっても、同様にクリーニングモードを実現できる。すなわち、電極部材31(もしくは電極部材41)と、光学フィルタ11(もしくはカバー部材15d)の表面との関係は、後幕22に影響されるものではないので、各々の実施の形態において後幕22が存在しないものとしてクリーニングモードを動作させれば良い。
本発明の第1の実施の形態に係る撮像装置の構成を示す縦断面図である。 図1のフォーカルプレンシャッタ50および固体撮像装置15周りの構成を示す縦断面図である。 図2のフォーカルプレンシャッタ50の先幕21および後幕22を被写体側から見た斜視図である。 図2のフォーカルプレンシャッタ50の先幕21が押え板25の開口25aを閉じている状態を示す斜視図である。 図2のフォーカルプレンシャッタ50の先幕21が押え板24の開口24aを閉じている状態を示す斜視図である。 図2の電極部材31に設けられている各電極31a〜31eの配置を示す立面図である。 図6の電極部材31に設けられている電極31a,31c,31eおよび電極31b,31d間にグラディエント力が発生する原理を模式的に示す図である。 図6の電極部材31の比較対象となる電極部材の構成を示す正面図である。 図1のデジタルカメラの制御構成を示すブロック図である。 カメラシステム制御部135によりクリーニングモードを実施する際の制御手順を示すフローチャートである。 フォーカルプレンシャッタ50の先幕21の開き動作途中の状態を示す縦断面図である。 フォーカルプレンシャッタ50の先幕21の開き動作終了状態を示す縦断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る撮像装置におけるカメラシステム制御部135によるクリーニングモードを実施する際の制御手順を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係る撮像装置におけるカメラシステム制御部135によるクリーニングモードを実施する際の制御手順を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態に係る撮像装置におけるフォーカルプレンシャッタ50および固体撮像装置15周りの構成を示す縦断面図である。 本発明の第4の実施の形態に係る撮像装置におけるフォーカルプレンシャッタ50および固体撮像装置15周りの構成を示す縦断面図である。
符号の説明
11 光学フィルタ
15 固体撮像装置
15b 固体撮像素子
15d カバー部材
21 先幕
21a〜21d シャッタ羽根
31,41 電極部材
31a〜31e 電極
33b,33b’,42a 吸着部
35 先幕駆動源
36 チャージ駆動源
42 吸着部材
50 フォーカルプレンシャッタ
135 カメラシステム制御部
145 シャッタ制御部

Claims (17)

  1. 被写体から光路に沿って導かれた光が入射する入射面を有する光学部材と、
    前記光学部材を透過した光を電気信号に変換する撮像素子と、
    電圧の印加に応じて、表面に微小な異物を吸引するための不平等電界が生じる不平等電界発生素子と、
    前記不平等電界発生素子に電圧を印加するとともに、前記不平等電界発生素子の表面と前記光学部材の入射面とを対向させながら前記不平等電界発生素子を前記光学部材に対して移動させる駆動手段と
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記駆動手段が前記不平等電界発生素子を移動させる経路は、第1の位置から第2の位置へ至る往路および該往路を戻る復路を含む往復路からなり、
    前記駆動手段は、前記不平等電界発生素子を前記往復路に沿って移動させるとともに、前記不平等電界発生素子が前記往復路に沿って移動されている間、前記不平等電界発生素子に電圧を印加することを特徴する請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記駆動手段は、前記不平等電界発生素子を前記往復路に沿って移動させて前記第1の位置へ再度戻した際に、前記不平等電界発生素子を前記第1の位置で停止させるとともに、前記不平等電界発生素子への電圧の印加を停止することを特徴する請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記光学部材の前方に配置され、先幕と後幕とをそれぞれ対応する駆動機構により開閉動作させることによって前記光路の開放および遮断を行うフォーカルプレンシャッタと、
    前記フォーカルプレンシャッタの前記先幕が特定の開閉動作を行うように該先幕の駆動機構を制御するシャッタ制御手段とを備え、
    前記駆動手段は、前記フォーカルプレンシャッタの前記先幕の駆動機構と前記シャッタ制御手段とから構成され、前記不平等電界発生素子を前記先幕の特定の開閉動作に連動させて前記不平等電界発生素子を前記往復路に沿って移動させることを特徴とする請求項2または3に記載の撮像装置。
  5. 前記第1の位置は、前記フォーカルプレンシャッタの前記先幕の全開位置に対応する位置であり、前記第2の位置は前記先幕の全閉位置に対応する位置であり、
    前記先幕の特定の開閉動作は、前記先幕をその全開位置から全閉位置を経て再度全開位置へ戻す開閉動作であることを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記不平等電界発生素子は、前記先幕に取り付けられ、
    前記不平等電界発生素子は、前記先幕の特定の開閉動作により、前記往復路に沿って移動されることを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
  7. 前記不平等電界発生素子は、前記フォーカルプレンシャッタと前記光学部材との間に配置され、
    前記駆動手段は、前記先幕の特定の開閉動作に連動させて前記不平等電界素子を移動させる連動機構を有することを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
  8. 前記シャッタ制御手段は、前記先幕の特定の開閉動作を行う際には、前記先幕の開閉動作を、通常時の速度より遅い速度で行うように、前記先幕の駆動機構を制御することを特徴とする請求項4ないし7のいずれか1つに記載の撮像装置。
  9. 前記第1の位置は、前記フォーカルプレンシャッタの前記先幕の全開位置に対応する位置であり、前記第2の位置は前記先幕の全閉位置に対応する位置であり、
    前記先幕の特定の開閉動作は、前記先幕をその全開位置から全閉位置を経て再度全開位置まで戻す第1の開閉動作と、前記第1の開閉動作後に前記先幕を前記全開位置から前記前記全閉位置の手前位置まで移動し、該手前位置から再度前記全開位置まで戻す第2の開閉動作とを含むことを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  10. 前記不平等電界発生素子は、前記先幕に取り付けられ、
    前記不平等電界発生素子は、前記先幕の特定の開閉動作により、前記往復路に沿って移動されることを特徴とする請求項9に記載の撮像装置。
  11. 前記シャッタ制御手段は、前記先幕の特定の開閉動作を行う際には、前記先幕の第1の開閉動作を、通常時の第1の速度より遅い第2の速度で行い、前記先幕の第2の開閉動作のうち、前記先幕を前記全開位置から前記全閉位置の手前位置まで移動する動作を、前記第2の速度で行い、前記先幕を前記全閉位置の手前位置から再度前記全開位置まで戻す動作を、前記第1の速度より速い第3の速度で行うように前記先幕の駆動機構を制御することを特徴とする請求項9または10に記載の撮像装置。
  12. 前記第1の位置の近傍には、微小な異物を吸着するための吸着手段が設けられていることを特徴とする請求項2ないし11のいずれか1つに記載の撮像装置。
  13. 前記吸着手段は、粘着性を有する部材を有することを特徴とする請求項12に記載の撮像装置。
  14. 前記吸着手段は、粘着性を有する部材と、該部材に吸引力を発生する吸引力発生機構とを有することを特徴とする請求項12に記載の撮像装置。
  15. 前記不平等電界発生素子は、表面に複数の電極が形成されている平板状部材からなり、前記複数の電極は、電極間距離が不均一になるように配置されていることを特徴とする請求項1ないし14のいずれか1つに記載の撮像装置。
  16. 前記光学部材は、予め設定された透過特性を有し、前記撮像素子と前記光学部材との間には、前記撮像素子を覆うための透過部材が配置されていることを特徴とする請求項1ないし15のいずれか1つに記載の撮像装置。
  17. 前記光学部材は、前記撮像素子を覆うための透過部材であることを特徴とする請求項1ないし15のいずれか1つに記載の撮像装置。
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