JP4818408B2 - 画像処理装置およびその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の画像を順次切り換えて連続的に表示させる画像処理装置及び画像処理方法であって、特に画像の切り換わりに遷移効果を付加する画像処理装置及び画像処理方法に関する。
複数の画像を順次切り換えて連続的に表示するスライドショーと呼ばれる画像表示方法が知られている。特許文献1には、スライドショーにおける画像の切り換わり時に特殊効果をつける画像表示方法において、画像から複数の特徴領域を検出し、検出結果に基づいて該特殊効果の内容を決定することが記載されている。
特許文献2には、ディスプレイ装置の表示を変更するときに、変更前の画面から最終表示画面への画面の変更を段階的に行う技術が記載されている。
特開2006−350647号公報 特開平7−175464号公報
輝度や色相等の視覚的な特性値が大きく異なる2つの画像について切り換えが行なわれると、画像の切り換わりの際に視聴者に強い視覚的刺激を感じさせてしまう可能性がある。特許文献1に記載された画像表示方法では、画像切り換わり時の特殊効果の決定において、切り換えられる2つの画像間の特性値の差が考慮されていない。そのため、切り換えられる2つの画像間の特性値の差が大きい場合、画像の切り換わりの際に視聴者に強い視覚的刺激を感じさせてしまうことを好適に抑制できない可能性がある。
特許文献2に記載されたディスプレイ装置の表示方法では、画面変更時に必ず段階的な複数回の画面描画が行われるため、どのような画像を表示する場合でも、本来の輝度で表示されるまでに時間がかかってしまうという課題がある。そのため、複数の画像の連続的な切り換え表示を軽快に行なうことができず、視聴者満足度の高い画像鑑賞体験を提供できない可能性がある。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、複数画像の連続表示において、画像切り換わり時に視聴者に強い視覚的刺激を感じさせることを抑制し、且つ画像切り換え表示に不要に長い時間がかからない画像処理装置及び画像処理方法の提供を目的とする。
本発明に係る画像処理装置は、複数の画像を順次自動的に切り替えながら表示部に表示するスライドショー機能を有する画像処理装置であって、前記表示部に表示中の第1画像から当該第1画像の次に表示される第2画像へ表示を切り替える際に、表示中の前記第1画像から段階的に前記第2画像が表示されるように遷移する遷移効果を付加する付加手段と、前記表示部に表示する前記第1画像及び前記第2画像夫々の輝度を示す特性値を取得する取得手段と、前記取得手段で取得した前記第1画像の特性値と前記第2画像の特性値との差分が所定の遷移効果閾値以上の場合には、前記第1画像から前記第2画像へ表示を切り替える際に、前記第1画像から段階的に前記第2画像が表示されるように遷移する遷移効果を付加するよう、前記付加手段を制御する制御手段とを有する。
本発明に係る画像処理装置の制御方法は、複数の画像を順次自動的に切り替えながら表示部に表示するスライドショー機能を有する画像処理装置の制御方法であって、前記表示部に表示中の第1画像から当該第1画像の次に表示される第2画像へ表示を切り替える際に、表示中の前記第1画像から段階的に前記第2画像が表示されるように遷移する遷移効果を付加する付加ステップと、前記表示部に表示する前記第1画像及び前記第2画像夫々の輝度を示す特性値を取得する取得ステップと、前記取得ステップにて取得した前記第1画像の特性値と前記第2画像の特性値との差分が所定の遷移効果閾値以上の場合には、前記第1画像から前記第2画像へ表示を切り替える際に、前記第1画像から段階的に前記第
2画像が表示されるように遷移する遷移効果を付加するよう、前記付加ステップを制御する制御ステップとを有する。
本発明によれば、複数画像の連続表示において、画像切り換わり時に視聴者に強い視覚的刺激を感じさせることを抑制し、且つ画像切り換え表示に不要に長い時間がかからないようにすることが可能となる。
実施例1の画像表示装置を示すブロック図 実施例1のシステムコントローラの動作を示すフローチャート 実施例1の入力画像例を示す図 実施例1の画像表示輝度の変化を示す図 実施例2のシステムコントローラの動作を示すフローチャート 実施例2の周囲の照度とクロスフェード実行閾値との関係を示す図 実施例2の画質モード別の照度とクロスフェード実行閾値の関係を示す図 実施例3のシステムコントローラの動作を示すフローチャート 実施例3の入力画像例を示す図 実施例3の画像表示輝度の変化を示す図
以下に、本発明の実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
(実施例1)
図1は、本発明の実施例1に係る画像表示装置100の構成を示すブロック図である。画像表示装置100は、視聴者の操作により及び/又は自動処理により複数の画像を順次切り換えて連続的に表示する画像表示を行なう装置である。画像表示装置100は、例えばデジタルカメラのモニタ画面に撮影済み写真を連続的に順次表示する用途や、デジタルテレビやポータブルプレーヤーに記憶された画像をそれらの機器のモニタ画面に連続的に順次表示する用途等に用いることができる。
図1において記憶媒体101は、静止画像や動画像等の画像が記憶され、ハードディスクやメモリ等で構成されている。画像読み出し部102は、記憶媒体101に記録されて
いる画像を読み出し、画像処理部105に出力する。画像読み出し部102は、記憶媒体101に記憶された画像が圧縮されている場合には、伸張処理を行ってベースバンドの画像を画像処理部105に出力する。輝度抽出部103は、画像読み出し部102により読み出した画像の平均輝度レベル(以下、APLとも言う)を抽出し、画像の輝度として後述するシステムコントローラ107に出力する。本実施例では平均輝度レベルAPLが本発明における「画像の輝度を表す特性値」に相当し、画像から平均輝度レベルAPLを抽出する輝度抽出部103が本発明における「取得手段」に相当する。画像切換検出部104は、画像読み出し部102が新たな画像(次に表示すべき画像)の読み出しを終えて、表示画像を切り換え可能となるタイミングを検出し、画像切換検出信号をシステムコントローラ107に出力する。画像処理部105は、入力されたベースバンドの画像に対して輝度処理や色処理の他にズーム、ワイプ、クロスフェード又はスクロール等の各種画像処理を実行する。画像表示部106は、画像処理部105から出力される各種画像処理が施された表示用の画像を表示し、LCDパネル等で構成される。システムコントローラ107は、画像表示装置100を構成する上述した各ブロックを統括的に制御し、内部にはマイクロコンピュータ等を含む。メモリ108は、プログラムデータや後述する各種の閾値、現在画像表示部106に表示している画像の輝度等を格納するメモリである。操作部109は、ユーザーが画像表示装置100に対して画像再生及び表示の実行等の各種指示を入力することが可能である。なお、図1において括弧付で記された符号500〜503及び破線で描かれた照度センサ501は後述する実施例2に係る画像表示装置500に関する構成要素であり、本実施例に係る画像表示装置100とは無関係である。
(画像表示装置100の画像表示動作に関する説明)
次に、本発明に係る画像表示装置100の動作について図2のフローチャートを用いて説明する。なお図2のフローチャートは図1におけるシステムコントローラ107が各ブロックを制御することにより行う。
まずステップS201の処理において、操作部109からの操作により画像再生の実行が指示されると、ステップS202の処理に移行し、クロスフェード実行閾値Yth_cfが読み出される。クロスフェード実行閾値Yth_cfは、後述するクロスフェード効果の付加を実行するか否かを決定するための基準値である。なおクロスフェード実行閾値Yth_cfは、図1におけるメモリ108内に記憶されている。
ここで、クロスフェード実行閾値Yth_cfについて説明する。輝度差分の大きい2つの画像の切り換えが即座に行なわれた場合、視聴者に強い視覚的刺激を感じさせ、目の疲労を招いたり快適な画像鑑賞体験を損なったりする虞がある。クロスフェード実行閾値Yth_cfは、2つの画像の切り換えが即座に行なわれた場合であっても、視聴者に強い視覚的刺激を感じさせないような、2つの画像の輝度差分の上限値に基づいて定められる。2つの画像の輝度差分がどのような値であれば視聴者に強い視覚的刺激を感じさせないか、ということは、視聴者の条件にも依存し、全ての視聴者についてその条件を満たす基準値を定めることが難しい場合も考えられる。そのような場合には、クロスフェード実行閾値Yth_cfは、統計的・実験的に定めることができる。
次にステップS203の処理に移行し、記憶媒体101から画像を読み出す処理を行う。
次にステップS204の処理に移行し、ステップS203で読み出した画像の入力を受けて輝度抽出部103が抽出した該画像の平均輝度レベルYを取得する。そして、取得した平均輝度レベルYを、次に表示する画像の輝度Y_nowとして記憶する。
次にステップS205の処理に移行し、ステップS204で取得した輝度Y_nowと現在表示している画像の輝度Y_old(前回の本フロー実行時に取得された輝度)との差の絶対値|Y_old−Y_now|を算出し、輝度差分Y_subとする。ここで輝度差分Y_subは、本発明における「第1画像の特性値と第2画像の特性値との差分」に相当し、ステップS205の処理を行なうシステムコントローラ107が本発明における「制御手段」の一部を構成する。
次にステップS206の処理に移行し、画像切換検出部104からの画像切換検出信号に基づいて表示画像の切り換えが可能になったか否かを判定する処理を行う。表示画像の切り換えが可能になった場合はステップS207の処理に移行する。
ステップS207の処理では、輝度差分Y_subとクロスフェード実行閾値Yth_cfを比較する。ステップS207において輝度差分Y_subがクロスフェード実行閾値Yth_cf以上と判定された場合(ステップS207:YES)には、ステップS208の処理に移行し、クロスフェードを実行する。すなわち、システムコントローラ107は、画像処理部105に対してクロスフェードを実行させる制御信号を出力する。本実施例における輝度差分Y_subがクロスフェード実行閾値Yth_cf以上であるか否かの判定は、本発明における特性値の差分が閾値以上であるか否かの判定に相当する。
ここで、クロスフェードについて説明する。クロスフェードとは、既に表示されている画像Aに換わって新たな画像Bを表示する場合に、画像Aと画像Bとを重み付で合成し、重みを時間とともに変化させることによって、表示画像を画像Aから画像Bに徐々に変化させる遷移効果である。本実施例のクロスフェードは、本発明の遷移効果の一例である。
画像Aから画像Bへの切り換わりにクロスフェードが付加されると、画像表示部106に画像Aのみが表示される状態と画像Bのみが表示される状態との間に、クロスフェードが付加された画像が表示される期間が挿入されることになる。この期間を以下クロスフェード期間と称する。クロスフェード期間においては、徐々に変化する重み付けによって2つの画像が合成された画像が画像表示部106に表示される。従って、このクロスフェード期間における表示画像の輝度は、当該重み付けの時間変化に伴って徐々に変化することになる。よって、クロスフェードが付加されることにより、画像の切り換わりにおける表示画像の輝度の変化が、クロスフェードが付加されない場合の表示画像の輝度の変化よりも緩慢になるようにすることができる。クロスフェード期間が長くなるほど、クロスフェードが付加された画像の輝度変化はより緩慢になる。
本実施例では、輝度変化率が所定の第2閾値以下となるようにクロスフェード期間や合成の重み付け等のパラメータが定められたクロスフェードを画像の切り換わりに付加させる。ここで、第2閾値とは、表示画像の輝度が略連続的に変化する場合に、視聴者に強い視覚的刺激を感じさせない輝度変化率に基づいて定める。クロスフェード実行閾値Yth_cfを決定する場合と同様、視聴者に強い視覚的刺激を感じさせない輝度変化率は、視聴者に依存する部分があるので、全ての視聴者について条件を満たす第2閾値を求めることが難しい場合も考えられる。そのような場合は、第2閾値は統計的・実験的に決定することができる。
クロスフェードは、輝度変化率が第2閾値以下であればどのようなクロスフェードであっても良く、例えば、輝度変化率一定のクロスフェードや、クロスフェード期間が一定のクロスフェードを用いることができる。輝度変化率が一定のクロスフェードの場合、2つの画像の輝度差分が大きいほどクロスフェード期間が長くなる。クロスフェード期間が一定のクロスフェードの場合、クロスフェード期間は、2つの画像の輝度差分が想定し得る最大値であっても輝度変化率が第2閾値以下となるように設定すればよい。この場合、2つの画像の輝度差分が大きいほど輝度変化率は大きくなるが、それが第2閾値を超えることはないので、視聴者に強い視覚的刺激を感じさせることを好適に抑制できる。本実施例におけるクロスフェード期間が、本発明における「遷移する期間」に相当する。本実施例において、画像Aのみが表示される状態と画像Bのみが表示される状態との間に、クロスフェードが付加された画像が表示される期間が挿入されることが、本発明における「第1画像から段階的に第2画像が表示されるように遷移する」ことに相当する。
本実施例では、以上説明した条件を満たすクロスフェードを予め一つ定めておき、そのクロスフェードを実行するか否かだけを2つの画像の輝度差分に応じて決定するようにしても良い。或いは、2つの画像の輝度差分の大きさのレベルに応じてクロスフェードのパラメータを可変にしたり、輝度の差の正負に応じてクロスフェードのパラメータを可変にしたりしても良い。
なお、2つの画像の切り換えがクロスフェード等の遷移効果を伴わずに瞬間的或いはごく短時間で階段関数的に行なわれると、輝度変化率の値自体は非常に大きな値となる。しかしながら、2つの画像の輝度差分がクロスフェード実行閾値Yth_cf未満であれば、視聴者は強い視覚的刺激を感じにくい傾向がある。すなわち、第2閾値は、2つの画像の輝度差分がクロスフェード実行閾値Yth_cf未満の場合には、視聴者への視覚的刺激の有無の境界とはならない。
以上説明したように、本実施例は、視聴者に強い視覚的刺激を与えないために、以下の2つの条件の少なくともいずれかを満たすようにしている。すなわち、第1に、画像の切り換わり時の表示輝度の変化が不連続(階段関数的)の場合には、輝度の変化量がクロスフェード実行閾値Yth_cf未満であること、第2に、輝度変化が連続の場合には、輝度変化率が第2閾値以下であることである。
説明を図2のフローチャートの説明に戻す。ステップS207において輝度差分Y_subがクロスフェード実行閾値Yth_cf未満と判定された場合(ステップS207:No)には、ステップS209の処理に移行し、通常再生を実行する。すなわち、システムコントローラ107は、画像処理部105に対して単純に表示画像を入れ換える制御信号を出力する。ここで、単純な表示画像の入れ換えとは、既に表示されている画像Aに換わって新たな画像Bを表示する場合に、瞬間的或いはごく短時間の内に画像Aから画像Bに切り換える処理の事である。ステップS207における輝度差分Y_subとクロスフェード実行閾値Yth_cfとの比較結果に基づいてクロスフェードの実行要否を判定し画像処理部105に画像処理の指示を出力するシステムコントローラ107が、本発明の「制御手段」に相当する。また、システムコントローラ107からの指示に応じてステップS208又はステップS209の処理を行なう画像処理部105が、本発明の「付加手段」に相当する。
ステップS208又はステップS209の処理が終了すると、ステップS210の処理に移行する。ステップS210では、現在表示している画像(ステップS203で新たに読み込んだ画像)の輝度Y_nowを輝度Y_oldとしてメモリ108に記憶して、S211にて表示処理を終える。
なお本制御フローの初回の実行時、すなわち1枚目の画像を表示する時は、前回表示した画像の輝度Y_oldは未だメモリ108に記憶されていない。従ってこの場合、輝度差分Y_subの算出やクロスフェード実行閾値Yth_cfとの比較をスキップして、ステップS203で読み出した画像を単に画像表示部106に表示する処理を行なう。そして、当該表示した1枚目の画像の輝度をY_oldにメモリ108に記憶する。
本制御フローの2回目以降の実行時、すなわち2枚目以降の画像への切り換え時は、現
在表示している画像の輝度がY_oldとして記憶されている。従ってこの場合、新たに読み込まれる画像(次に表示すべき画像)の輝度Y_nowと前回表示した画像の輝度Y_oldとから、画像が切り換わる時の輝度差分Y_subを算出することができる。
(具体的表示例の説明)
次に上述した図2のフローによって画像を表示する場合の具体例について説明する。図3は、記憶媒体101に記憶されている画像を示す例である。ここでは、全自動で画像の順次切り換えが行なわれるスライドショーやプレイリスト再生ではなく、視聴者によってその都度選択される画像を順次表示する場合を想定する。図3に示すように、画像img_301は画像全体が暗く、平均輝度レベルAPLは‘10’である。画像img_302は画像全体が明るく、平均輝度レベルAPLは‘70’である。画像img_303も画像全体が明るく、平均輝度レベルAPLは‘75’である。画像img_304は画像全体が暗く、平均輝度レベルAPLは‘15’である。なお平均輝度レベルAPLは‘0’から‘100’の間の値を持つものとする。これらの平均輝度レベルAPLの値は、各画像が読み込まれる毎に輝度抽出部103によって各画像から抽出され、各画像の輝度としてシステムコントローラ107に出力される。ここでは、動作の説明を簡略化する為、すでに画像img_301が読み出され画像表示部106に表示されている状態からの動作について説明する。
画像img_301の表示後、ステップS201の操作で次の画像img_302への切り換えが指示されると、ステップS202の処理にてクロスフェードの実行要否を判定する為のクロスフェード実行閾値Yth_cfが読み込まれる。なお本実施例ではクロスフェード実行閾値Yth_cf=30として説明する。次にステップS203の処理により画像img_302の画像が読み出される。次にステップS204の処理により画像img_302の平均輝度レベルAPLが抽出され、今回読み込んだ画像(次回表示する画像)の輝度Y_nowとして記憶される。画像img_302の平均輝度レベルAPLは前述したように‘70’であるのでY_now=70となる。次にステップS205の処理にて前回読み込んだ画像(現在表示している画像)と今回読み込んだ画像(次回表示する画像)との間の輝度差分Y_subを算出する。前回読み込んだ画像img_301の平均輝度レベルAPL=10なので、前回読み込んだ画像の輝度Y_old=10である。輝度差分情報Y_subは、前回読み込んだ画像の輝度Y_oldと今回読み込んだ画像の輝度Y_nowとから式1によって計算される。
Y_sub=|Y_old−Y_now|・・・(式1)
よって、画像img_301と画像img_302との輝度差分Y_sub=|10−70|=60である。
次にステップS206の処理で画像img_302の画像に表示を切換えることが可能と判断された場合、ステップS207に移行し、輝度差分Y_subとクロスフェード実行閾値Yth_cfとを比較する。ここではY_sub=60、Yth_cf=30であり、Y_sub≧Yth_cfを満たすので、ステップS208へ移行する。そしてS208の処理により、画像img_301から画像img_302への切り換わりに遷移効果としてクロスフェードが付加される。これにより、画像表示部106の表示画像は、画像img_301からクロスフェード期間を経て画像img_302へと変化する。画像img_301と画像img_302との輝度差分は、これら2つの画像の切り換えが即座に行なわれたとしたら視聴者に強い視覚的刺激を与え得る大きさだが、クロスフェード期間を挟むことにより、表示画像の輝度変化率が緩慢になる。従って、視聴者に強い視覚的刺激を感じさせることを抑制できる。
ステップS210では現在表示している画像の輝度Y_nowの値‘70’を前回読み込んだ画像の輝度Y_oldとして記憶して処理を終える。以降、次の画像img_30
3やimg_304への切り換えにおいても、上述したフローが繰り返される。
なお、次に画像img_302から画像img_303への切り換えが指示され、画像img_303を読み込んでステップS205の処理に移行した場合は、Y_old=70、Y_now=75であるから、Y_sub=5となる。従って、Y_sub≧Yth_cfを満たさないので、ステップS207の比較の結果ステップS209へ移行し、通常再生が実行される。すなわち、画像img_302から画像img_303へ即座に表示が切り換えられ、遷移効果は付加されない。
また、次に画像img_303から画像img_304への切り換えが指示され、画像img_304を読み込んでステップS205の処理に移行した場合は、Y_old=75、Ynow=15であるから、Y_sub=60となる。従って、Ysub≧Yth_cfを満たすので、ステップS207の比較の結果ステップS208へ移行し、画像img_303から画像img_304への切り換わりにクロスフェードを付加する画像処理が実行される。
図4は上述した遷移効果制御によって複数の画像の切り換え表示を行った場合の、経過時間と表示輝度の変化との関係を示す図である。図4における(a)〜(d)はそれぞれ画面表示部106に画像img_301〜画像img_304のみが表示されている期間を示す。図4の(x1)及び(x2)は画像img_301から画像img_302へ切り換え時に挿入されるクロスフェード期間及び画像img_303から画像img_304へ切り換え時に挿入されるクロスフェード期間を示す。また図4の実線は各期間における表示輝度の変化を示す。前述したように画像img_301から画像img_302への表示切り換わり時には、クロスフェードの画像処理が行われる。すなわち、画像img_301の表示期間(a)と画像img_302の表示期間(b)との間に、クロスフェード期間(x1)が挿入される。クロスフェード期間(x1)においては、徐々に変化する重み付けによって画像img_301と画像img_302とが合成されて表示される。従って、2つの画像が合成されて表示された画像、すなわちクロスフェード効果が付加された画像の表示輝度も、クロスフェード期間(x1)における実線が示すように徐々に増加する。上述したように、画像img_301から画像img_302への切り換え時に付加されるクロスフェードは、クロスフェード期間(x1)における輝度変化率が第2閾値以下になるように決定されている。従って、画像img_301から画像img_302への切り換え時に視聴者に強い視覚的刺激を感じさせてしまうことを抑制することが可能となる。
次に、画像img_302から画像img_303へ表示切り換わり時には通常表示を行う。その結果、図4に示すように画像img_302の表示期間(b)から画像img_303の表示期間(c)への切り換わり時の表示輝度は、実線で示すように階段関数的に変化する。但し、この画像切り換わり時の輝度の変化量は、画像img_301から画像img_302への切り換わり時の輝度の変化量と比べてかなり小さい。従って、画像img_302から画像img_303への切り換わり時にはクロスフェードを付加しなくても視聴者に強い視覚的刺激を感じさせることを抑制できる。このように、切り換えられる2つの画像間の輝度変化が閾値Yth_cf未満の場合には、画像切り換わり時にクロスフェード期間が挿入されないので、画像の切り換えに要する時間が不必要に長くなることも抑制することが可能となる。
次に、画像img_303から画像img_304への表示切り換わり時にも、クロスフェードの画像処理が行われる。その結果、図4で画像img_303の表示期間(c)と画像img_304の表示期間(d)との間にクロスフェード期間(x2)が挿入され、クロスフェード期間(x2)における表示輝度は実線で示すように徐々に減少する。
以上説明したように、本実施例に係る画像表示装置は、複数の画像を順次切り換えて連続的に表示する画像表示において、各画像の輝度を表す特性値(平均輝度レベル)を取得する取得手段(輝度抽出部103)を有する。この取得手段の出力する特性値の差分(平均輝度レベルの差分Y_sub)に応じて、画像が切り換わり期間を有して切り換わり、切り換わり期間における表示輝度の変化率を低下させる遷移効果(クロスフェード)を付加する画像処理を行う。すなわち、本実施例では輝度差分Y_subが閾値Yth_cf以上である場合に、画像の切り換わりにクロスフェードを付加する画像処理を実行する。これにより、2つの画像の輝度が大きく異なる場合であっても、当該2つの画像の切り換わり期間において表示輝度がゆるやかに変化するようにできる。よって画像の切り換わり時に視聴者に強い視覚的刺激を感じさせることを抑制することが可能となる。また、輝度差分Y_subが閾値Yth_cfよりも小さい場合はクロスフェードを付加する画像処理が行なわれず、通常の切り換えが行われる。よって、画像切り換えに要する時間が不必要に長くならないようにすることも可能となる。このように、本実施例に係る画像表示装置によれば、2つの画像の切り換わりに、当該2つの画像の輝度差分に適応的な遷移効果を付加するので、視聴者への強い視覚的刺激の抑制と軽快な連続画像再生とを好適に両立することが可能となる。
(実施例2)
次に、図1を用いて本発明の実施例2を説明する。実施例1における図1の説明で述べたように、図1の括弧付符号500〜503及び破線で記載された照度センサ501は本実施例に係る画像表示装置500の構成要素である。また、符号101〜106及び109は実施例1及び本実施例の両方に共通する構成要素であり、実施例1で既に説明したと同様の機能であるから、ここでは説明を省略する。図1に示す画像表示装置500は、画像表示装置500の設置場所の照度を測定する照度センサ501を備える。照度センサ501は測定した照度を後述するシステムコントローラ502に出力する。本実施例の照度センサ501は、本発明における照度取得手段に相当する。システムコントローラ502は、実施例1で説明した各ブロック及び照度センサ501を含む画像表示装置500の各ブロックを統括的に制御する。メモリ503は、照度センサ501が測定した照度に対応した閾値テーブルを記憶しており、システムコントローラ502に接続されている。
(画像表示装置500の画像表示動作の説明)
次に、本発明に係る画像表示装置500の動作について図5のフローチャートを用いて説明する。なお図5のフローチャートは図1におけるシステムコントローラ502が各ブロックを制御することにより行う。
まずステップS601の処理において、操作部109からの操作により画像再生の実行が指示されると、ステップS602に移行し、照度センサ501から照度Lxを読み込む。
次にステップS603に移行し、照度Lxに対応したクロスフェード実行閾値Yth_cf_Lを読み込む処理を行う。ここで照度Lxとクロスフェード実行閾値Yth_cf_Lとの関係を示す閾値テーブルの一例を図6に示す。図6に示すように、照度Lxが大きくなるに従ってクロスフェード実行閾値Yth_cf_Lも大きくなる。図6の例では、クロスフェード実行閾値Yth_cf_Lは照度Lxに応じて20〜50の間で変化し、照度Lxが50以下の場合はクロスフェード実行閾値は20で一定、照度Lxが500以上の場合は50で一定の特性となっている。ステップS603の処理では、このように定義された閾値テーブルから、照度Lxに対応したクロスフェード実行閾値Yth_cf_Lを読み込む。
なお、その後の処理は実施例1の図2で説明したフローと同様の処理を行う。ステップS603以降のフローで本実施例に特徴的な処理は、ステップS608の処理において、輝度差分Y_subと比較する閾値として、ステップS603の処理で読み込んだクロスフェード実行閾値Yth_cf_Lを用いる点である。図5に示すフローに従って画像の切り換え表示を制御することにより、画像表示装置500の設置された場所が暗く照度が低い場合は、クロスフェード実行閾値Yth_cf_Lが小さくなる。例えば画像表示装置500の設置場所が非常に暗く、照度Lxが50以下の場合、図6のテーブルによればクロスフェード実行閾値Yth_cf_Lは‘20’に設定される。その結果、2つの画像の輝度差分Y_subが、実施例1ではクロスフェード処理が行なわれないような比較的小さい値(20〜30)であっても、本実施例の制御ではクロスフェード処理が実行されるようになる。
また、画像表示装置500の設置された場所が明るく照度が高い場合は、クロスフェード実行閾値Yth_cf_Lが大きくなる。例えば画像表示装置500の設置場所が非常に明るく、照度Lxが500以上の場合、図6のテーブルによればクロスフェード実行閾値Yth_cf_Lは‘50’に設定される。その結果、2つの画像の輝度差分Y_subが、実施例1ではクロスフェード処理が行なわれるような比較的大きい値(30〜50)であっても、本実施例の制御ではクロスフェード処理が実行されない。すなわち、切り換えられる2つの画像の輝度差分がかなり大きい場合にだけクロスフェード処理が実行されるようになる。
図6の閾値テーブルは、視聴環境が暗くなるほど、画像の切り換わりにおける2つの画像の輝度変化に対して視聴者の感じる視覚的刺激が強くなる傾向に鑑みて設定されたものである。すなわち、照度センサ501によって取得された照度が大きくなるほどクロスフェード実行閾値Yth_cf_Lを大きくする。図6の閾値テーブルの例に示すように、照度がある程度以上高い領域や低い領域では、照度に対してクロスフェード実行閾値Yth_cf_Lを一定値にしても良い。クロスフェード実行閾値Yth_cf_Lを照度に応じた可変値とすることにより、輝度変化に対してより敏感になる暗めの視聴環境においてクロスフェード処理が行われ易くすることができる。このように、本実施例に係る画像表示装置によれば、2つの画像の切り換わりに、当該2つの画像の輝度差分のみならず視聴環境の照度に対しても適応的な遷移効果が付加されるので、視聴者の連続表示画像の鑑賞体験を向上させることが可能となる。
(その他の照度に対応した閾値テーブルの説明)
画像表示装置は、画像の表示画質設定(明るさ、色相、彩度、鮮鋭度、コントラスト等の表示パラメータ)を変更する機能を有していることがある。そして、種々のソース画像に適合する表示画質設定の少なくともいずれかを変更する処理に用いられるパラメータの設定値の集合を画質モード等の名称で有し、それら複数の画質モードを切り換え可能な機能を有していることがある。画質モードとしては、例えば、映画を表示する場合に適するシネマモード、ニュース等を表示する場合に適するスタンダードモード、スポーツや音楽番組を表示する場合に適するダイナミックモード等がある。このような画質モードの変更機能を有する画像表示装置に対して本実施例を適用する場合には、図1のブロック図にお
いて、画像表示装置において選択されている表示画質設定(画質モード)を取得する画質情報取得手段を更に備える(図示省略)。そして、照度Lxに応じてクロスフェード実行閾値Yth_cf_Lを定める閾値テーブルを、取得した画質モードに応じて可変としても良い。
図7は、画質モードに応じて異なるように定められた、照度Lxとクロスフェード実行閾値Yth_cf_Lとの関係の一例を示す図である。図7において実線801は、シネマモードが選択されている場合の、照度Lxとクロスフェード実行閾値Yth_cf_L
との関係を示す。同様に実線802はスタンダードモードが選択されている場合の同関係を示し、実線803はダイナミックモードが選択されている場合の同関係を示す。図7に示す例では、同一照度Lxに対応するクロスフェード実行閾値Yth_cf_Lの値は、シネマモード→スタンダードモード→ダイナミックモードの順で大きくなる特性となっている。このように照度Lxとクロスフェード実行閾値Yth_cf_Lとの関係を画質モード毎に持ち、画像表示装置において現在選択されている画質モードを取得する。更に、画質モードに応じて照度Lxとクロスフェード実行閾値Yth_cfとの関係を可変とすることにより、画質モードに応じた最適な画像切り換え制御を行うことができる。例えば、シネマモードでは、切り換えられる2つの画像の輝度差分が、他の画質モードにおいてはクロスフェード処理が行なわれないような小さい値であっても、クロスフェード処理を行なうようにすることができる。これにより、画像の切り換わり時にクロスフェード処理がより実行され易くなるので、画像切り換わり時に視聴者に与える視覚的刺激がより一層緩和され、落ち着いた雰囲気で画像切り換え表示を行うことが可能となる。一方、ダイナミックモードでは、切り換えられる2つの画像の輝度差分が、他の画質モードにおいてはクロスフェード処理が行なわれるような大きい値であっても、クロスフェード処理が行なわれないようにすることができる。これにより、画像切り換わり時に単純な表示切り換えが多用されるようになる。その結果、ダイナミックな雰囲気で画像切り換えを行うことが可能となる。
また、実施例2に限らず、実施例1の構成においても、画質モードに応じてクロスフェード実行閾値Yth_cfを可変にすることが可能である。例えば、シネマモードではYth_cf=20、スタンダードモードではYth_cf=30、ダイナミックモードではYth_cf=40のように設定すれば、上述したのと同様に、画質モードに応じた最適なクロスフェード処理を行なうことが可能となる。
また、一般的にシネマモードでは他のモードよりも画面表示の明るさが抑えられる。そのため、切り換えられる2つの画像の輝度差分が大きくても、画像表示装置に表示される段階では輝度差分がそれほど大きく感じられず、従って視聴者が強い視覚的刺激を感じにくいと考えられる。一方、ダイナミックモードでは他のモードよりも画面表示の明るさやコントラストが高く設定される。そのため、切り換えられる2つの画像の輝度差分がそれほど大きくなくても、画像表示装置に表示される段階では輝度差分が大きく感じられ、従って視聴者が強い視覚的刺激を感じ易いと考えられる。従って、図7に示す例とは逆に、同一照度Lxに対応するクロスフェード実行閾値Yth_cf_Lの値が、シネマモード→スタンダードモード→ダイナミックモードの順で小さくなる特性としても良い。
(実施例3)
次に、本発明の実施例3を説明する。本実施例における画像表示装置の構成は実施例1で説明した図1に示す構成と同様なので説明を省略する。本実施例は、スライドショーやプレイリスト再生と呼ばれている画像の自動再生表示を行なう場合を想定した本発明の適用例であり、予め再生及び表示する画像及び順序が予測できる場合に好適な実施例である。前述した実施例1及び実施例2では、現在表示している画像と次に表示する画像との輝度差分に基づいて、連続表示における当該2つの画像の切り換わりに遷移効果としてクロスフェードを付加する画像処理を行なう例について説明した。これに対し、本実施例では、システムコントローラ107は、次に表示する画像のさらにその次に表示を予定している画像の輝度にも基づいて、現在表示している画像から次に表示する画像への切り換わりに付加する遷移効果を制御する点に特徴がある。
すなわち、切り換えられる2つの画像を表示順序の早い方から第1画像及び第2画像とし、表示順序が第2画像の次の画像を第3画像とした場合に、第1画像と第2画像との輝度の差分である第1差分と第2画像と第3画像との輝度の差分である第2差分を取得する
。そして、第1差分及び第2差分に応じて第1画像から第2画像への切り換わりに付加する遷移効果を制御する。これらの用語で実施例1を説明すれば、第1差分がクロスフェード実行閾値Yth_cf以上か否かに応じて、第1画像から第2画像への切り換わりへクロスフェードを付加するか否かを決定する実施例であった。本実施例は、第1差分がクロスフェード実行閾値Yth_cf未満の場合であっても、第2差分の値によっては、第1画像から第2画像への切り換わりへクロスフェードを付加する場合があることを特徴とする。
この制御を行なうために、本実施例における画像読み出し部102は、スライドショーを行う順序を規定したテーブルやプレイリスト再生に係る再生リストのデータを参照する。そして現在表示している画像(第1画像)から次に表示する画像(第2画像)への切り換わり時に、次に表示する画像(第2画像)のみならず、次の次に表示する予定の画像(第3画像)をも読み込む。
(本実施例の画像表示動作の説明)
次に、本実施例における画像表示装置100の動作について図8のフローチャートを用いて説明する。なお図8のフローチャートは図1におけるシステムコントローラ107が各ブロックを制御する事により行う。
まずステップS901の処理において、操作部109からの操作により画像再生の実行が指示されると、ステップS902に移行し、クロスフェード実行閾値Yth_cfが読み出される。なお、実施例2と同様に、照度センサを設けて視聴環境の照度に応じてクロスフェード実行閾値Yth_cfを可変値としたり、画質モードに応じてクロスフェード実行閾値Yth_cfを可変値としたりしても良い。
次にステップS903の処理に移行し、記憶媒体101からの画像を読み出す処理を行う。ここでは、スライドショーの順序を規定したテーブルやプレイリスト再生に係る再生リストのデータを参照し、次に表示する画像(第2画像)及び次の次に表示する予定の画像(第3画像)を読み込む。
次にステップS904の処理に移行し、次に表示する画像(第2画像)の平均輝度レベルY0を抽出し、次に表示する画像(第2画像)の輝度Y_nowとして記憶する。更に、次の次に表示する予定の画像(第3画像)の平均輝度レベルY1を抽出し、次の次に表示する予定の画像(第3画像)の輝度Y_nextとして記憶する。なお、次に表示する画像(第2画像)がスライドショーやプレイリストにおける最後の画像の場合、すなわち、次の次に表示する画像(第3画像)が存在しない場合については後述する。
そしてステップS905の処理に移行し、現在表示している画像(第1画像)の輝度Y_oldと次に表示する画像(第2画像)の輝度Y_nowとの差分(第1差分)を|Y_old−Y_now|で算出し、次回の輝度差分Y_sub_nowとして記憶する。更に、次に表示する画像(第2画像)の輝度Y_nowと次の次に表示する予定の画像(第3画像)の輝度Y_nextとの差分(第2差分)を|Y_now−Y_next|で算出し、今回の輝度差分Y_sub_nextとして記憶する。
次にステップS906の処理に移行し、画像切換検出部104からの画像切換検出信号に基づいて表示画像の切り換えが可能になったか否かを判定する処理を行う。表示画像の切り換えが可能になった場合ステップS907の処理に移行する。
ステップS907の処理では、今回の輝度差分(第1差分)Y_sub_nowとクロスフェード実行閾値Yth_cfとを比較する。
ステップS907において、今回の輝度差分(第1差分)Y_sub_nowがクロスフェード実行閾値Yth_cf以上と判定された場合(ステップS907:YES)、ステップS908の処理に移行する。ステップS908の処理では、現在表示している画像(第1画像)から次に表示する画像(第2画像)への切り換わりにクロスフェード1の遷移効果を付加する画像処理を実行する。クロスフェード1は、実施例1で説明したクロスフェードと同様に決定される遷移効果である。すなわち、画像Aから画像Bへの切り換わりに、徐々に変化する重み付けによって画像A及び画像Bを合成した画像を表示する期間を挿入する。クロスフェード1は、画像Aから画像Bへの切り換わりにおける表示輝度の変化率が第2閾値以下となるように定められている。
一方、ステップS907において、今回の輝度差分(第1差分)Y_sub_nowがクロスフェード実行閾値Yth_cf未満と判定された場合(ステップS907:NO)、ステップS909の処理に移行する。ステップS909の処理では、次回の輝度差分(第2差分)Y_sub_nextとクロスフェード実行閾値Yth_cfとを比較する。
ステップS909において、次回の輝度差分(第2差分)Y_sub_nextがクロスフェード実行閾値Yth_cf以上と判定された場合(ステップS909:YES)、ステップS910の処理に移行する。ステップS910の処理では、現在表示している画像(第1画像)から次に表示する画像(第2画像)への切り換わりにクロスフェード2の遷移効果を付加する画像処理を実行する。クロスフェード2は、クロスフェード1と同様に画像Aに換わって新たな画像Bを表示する場合に、画像Aに対する画像Bの重み付けを時間の経過と共に少しずつ増加させ、表示画像を徐々に画像Aから画像Bに変化させる処理である。クロスフェード1とクロスフェード2の処理の違いは、画像Aから画像Bに切換わる時間がクロスフェード2はクロスフェード1よりも短く、クロスフェード2では表示輝度の変化率に特に制限は無いことである。なお、クロスフェード2はクロスフェード1と同様のクロスフェードであっても良い。
ステップS909において、次回の輝度差分(第2差分)Y_sub_nextがクロスフェード実行閾値Yth_cf未満と判定された場合(ステップS909:NO)、ステップS911の処理に移行する。ステップS909の処理では、現在表示している画像から次に表示する画像への切り換えを通常再生によって行なう。すなわち単純に画像を切り換える処理を実行する。
なお、次に表示する画像がスライドショーやプレイリストにおける最後の画像であり、次の次に表示する画像が存在しない場合、ステップS904におけるY_nextの取得及びステップS905におけるY_sub_nextの算出を行なわない。そして、ステップS907でYESと判定された場合にはステップS908の処理に移行してクロスフェード1を実行し、ステップS907でNOと判定された場合にステップS911の処理に移行して通常再生を実行する。
ステップS908、ステップS910又はステップS911のいずれかの処理が終了すると、ステップS912の処理に移行し、輝度Y_nowを輝度Y_oldとしてメモリ108に記憶してステップS913にて処理を終える。
(具体的表示例の説明)
次に上述した図8のフローによって画像を表示する場合の具体例について説明する。図9は、スライドショー再生される画像とその再生順序の例である。画像読み出し部102は、図示しないプレイリストデータを参照することにより、図9に示す4つの画像がimg_101→img_102→img_103→img_104の順番で自動再生される
予定であることを認識することができる。なお実施例1と同様に、本実施例でも各画像の輝度として各画像の平均輝度レベルAPLを用いる。平均輝度レベルAPLは‘0’から‘100’の間の値を持つ。各画像の平均輝度レベルAPLの値は、図1の輝度抽出部103により各画像から抽出され、システムコントローラ107に出力される。
説明を簡略化する為、すでに図9の画像img_101を読み出して画像表示部106に表示している状態からの動作について説明する。すなわち、現在表示している画像(第1画像)の輝度Y_oldとして、画像img_101の平均輝度レベルAPLが記憶されている状態である。図9の例では、画像img_101の平均輝度レベルAPLは‘10’なので、現在表示している画像(第1画像)の輝度Y_old=10が記憶されている。画像img_101の表示後、ステップS901で次の画像再生が指示されると、ステップS902の処理にてクロスフェード実行閾値Yth_cfが読み込まれる。なお本実施例でもYth_cf=30として説明する。次にステップS903の処理により次に表示する画像(第2画像)である画像img_102及び次の次に表示する予定の画像(第3画像)である画像img_103が読み出される。次にステップS904の処理により画像img_102の平均輝度レベルY0が抽出され、次に表示する画像(第2画像)の輝度Y_nowとして記憶される。更に、画像img_103の平均輝度レベルY1が抽出され、次の次に表示する予定の画像(第3画像)の輝度Y_nextとして記憶される。図9の例では、画像img_102の平均輝度レベルAPLは‘30’、画像img_103の平均輝度レベルAPLは‘70’である。よって、次に表示される画像(第2画像)の輝度Y_now=30、次の次に表示される予定の画像(第3画像)の輝度Y_next=70が記憶される。
次にステップS905の処理で、現在表示している画像(第1画像)(img_101)の輝度Y_oldと次に表示する画像(第2画像)(img_102)の輝度Y_nowとの差分(第1差分)を算出し、今回の輝度差分Y_sub_nowとして記憶する。ここでは、今回の輝度差分Y_sub_now=|Y_old−Y_now|=|10−30|=20である。更に、次に表示する画像(第2画像)(img_102)の輝度Y_nowと次の次に表示する予定の画像(第3画像)(img_103)の輝度Y_nextとの差分(第2差分)を算出し、次の輝度差分Y_sub_nextとして記憶する。ここでは、次の輝度差分Y_sub_next=|Y_now−Y_next|=|30−70|=40である。
次にステップS906の処理において、表示画像を画像img_102に切り換え可能と判断されるとステップS907に移行する。
ステップS907の処理において、今回の輝度差分Y_sub_nowとクロスフェード実行閾値Yth_cfとを比較する。図9の例では、今回の輝度差分Y_sub_now=20、クロスフェード実行閾値Yth_cf=30であり、Y_sub_now≧Yth_cfを満たさないので、ステップS909の処理に移行する。
ステップS909の処理においては、次回の輝度差分Y_sub_nextとクロスフェード実行閾値Yth_cfとを比較する。図9の例では、次回の輝度差分Y_sub_next=40、クロスフェード実行閾値Yth_cf=30であり、Y_sub_next≧Yth_cfを満たすので、ステップS910の処理に移行する。
そして、ステップS910の処理においては、画像img_101から画像img_102への切り換わりにクロスフェード2の遷移効果を付加する画像処理を実行する。
その後ステップS912の処理に移行し、輝度Y_nowの値‘30’(画像img_
102の輝度)を輝度Y_oldの値としてメモリ108に記憶し、処理を終える。
以降、画像img_103及び画像img_104に表示が順次切り換わっていく場合にも、上述したフローが繰り返される。画像img_102から画像img_103への切り換わる時においては、画像img_102の平均輝度レベルAPLは‘30’、画像img_103の平均輝度レベルAPLは‘70’である。よって、現在表示している画像(第1画像)(img_102)の輝度Y_old=30、次に表示する画像(第2画像)(img_103)の輝度Y_now=70である。従って、今回の輝度差分Y_sub_now=|30−70|=40となり、Yth_cf=30であるから、ステップS907においてY_sub_now≧Yth_cfを満たす。よって、ステップS908の処理に移行し、第1画像(img_102)から第2画像(img_103)への切り換わりにクロスフェード1を付加する。以降、同様に、現在表示している画像(第1画像)と次に表示する画像(第2画像)との輝度差分(第1差分)と、次に表示する画像(第2画像)と次の次に表示する画像(第3画像)との輝度差分(第2差分)を取得する。そして、第1差分と第2差分に応じて、現在表示している画像(第1画像)から次に表示する画像(第2画像)への切り換わりに付加する遷移効果を決定していく。
図10は、上述した画像切り換え制御によってスライドショー再生よる複数画像の順次切り換え表示を行った場合の経過時間と表示輝度の変化との関係を示す図である。図10における(a)〜(d)はそれぞれ画像表示部106に画像img_101〜画像img_104のみが表示されている期間を示す。図10の(x1)及び(x2)は画像img_101から画像img_102への切り換え時に挿入されるクロスフェード期間及び画像img_102から画像img_103への切り換え時に挿入されるクロスフェード期間を示す。また図10の実線は各期間における表示輝度の変化を示す。
前述したように画像img_101から画像img_102への表示切り換わりには、クロスフェード2の遷移効果を付加する画像処理が行われる。すなわち、画像img_101の表示期間(a)と画像img_102の表示期間(b)との間に、クロスフェード2期間(x1)が挿入される。クロスフェード2期間(x1)においては、徐々に変化する重み付けによって画像img_101と画像img_102とが合成されて表示される。従って、2つの画像が合成されて表示された画像、すなわちクロスフェード2が付加された画像の表示輝度も、図10のクロスフェード期間(x1)において実線で示すように、クロスフェード1期間(x2)と比較して短時間ではあるが、徐々に変化するようになる。
また画像img_102から画像img_103への表示切り換わりには、クロスフェード1の遷移効果を付加する画像処理が行われる。すなわち、画像img_102の表示期間(b)と画像img_103の表示期間(c)との間に、クロスフェード1期間(x2)が挿入される。クロスフェード1期間(x2)においては、徐々に変化する重み付けによって画像img_102と画像img_103とが合成されて表示される。従って、2つの画像が合成されて表示された画像、すなわちクロスフェード1が付加された画像の表示輝度も、図10でクロスフェード期間(x2)において実線で示すように徐々に変化する。なお次の画像img_103から画像img_104への表示切り換わりでは通常再生を行なう。画像img_103と画像img_104との輝度差分Y_sub_nowがクロスフェード実行閾値Yth_cf未満で、且つ画像img_104の更に次に表示する画像は存在しないからである。
以上説明したように、本実施例に係る画像表示装置の構成及び画像切り換え制御によれば、複数の画像を自動的に切り換え表示するための既定の順序情報に基づいて、画像の切り換わりに付加する遷移効果を制御できる。すなわち、表示順序の連続する画像間の輝度
差分を、次に切り換えられる2つの画像についてのみならず、それ以降の将来に切り換えられる予定の2つの画像についても算出することが可能となる。そして、将来切り換えられる予定の2つの画像の輝度差分をも考慮して、次に切り換えられる2つの画像の切り換わりへ付加する遷移効果を制御することができる。本実施例では、次に切り換えられる2つの画像(第1画像と第2画像)の輝度の差分(第1差分)と、次の次に切り換えられる2つの画像(第2画像と第3画像)の輝度の差分(第2差分)を算出する。そして、これら2つの輝度差分に基づいて、次に切り換えられる2つ画像(第1画像と第2画像)の切り換わりへ付加する遷移効果を制御する。
その結果、輝度差分が大きい画像の切り換わりにのみクロスフェードを付加するのではなく、その前に行なわれる画像切り換わりにも弱めのクロスフェードを付加することができる。これにより、クロスフェードが付加された画像切り換えが突発的に行なわれるのではなく、2回連続してクロスフェードが付加された画像切り換えが行なわれるようになる。よって、複数画像の自動的な連続表示において、視聴者により自然な流れの画像鑑賞体験を提供することが可能となる。
(変形例)
以上述べた各実施例における「画像」は、静止画像であっても動画像であっても良い。複数の動画像を順次切り換えて連続的に表示する場合、動画像から輝度を抽出し、表示順序の連続する動画像間の輝度差分と閾値との比較結果に応じて、動画像の表示切り換わり時に表示輝度変化率を小さくする遷移効果を付加することができる。このような画像処理を行なうことにより、動画像の切り換わり時においても、視聴者に強い視覚的刺激を感じさることを抑制する効果が期待できる。
また、上記各実施例では、画像の輝度として平均輝度レベルAPLを例示したが、画像の輝度(明るさ)を表す特性値であれば良い。例えば、画像中の最大輝度レベル(ピーク輝度)、中間値、最頻値等でも良い。また、画像の輝度を表す特性値は、画像全体から取得しても良いし、画像の一部(例えば中央部)のみから取得しても良い。
また、上記各実施例では、画像の切り換わりにおける表示輝度変化率を小さくする遷移効果として、クロスフェードを例示したが、同様に連続して切り換えられる2画像を合成して表示するワイプやスクロール等の遷移効果を付加する画像処理でも良い。また、クロスフェードのように2つの画像を合成する遷移効果ではなく、単に次に表示する画像の輝度を抑える輝度補正効果を付加する画像処理を用いても良い。
また、表示切り換えに係る2つの画像の輝度差分に応じた適応的な遷移効果を付加する画像処理は、上記各実施例のように当該画像を画像表示部に実際に表示する際にリアルタイムに行なわれる画像処理に限られない。例えば、複数の画像を入力すると当該複数の画像が順番に再生されるスライドショー作品を自動的に生成するような画像編集ソフトウェアにおいて、当該スライドショー作品中の画像の切り換わりに適応的に遷移効果を付加するエフェクト機能でも良い。
また、本発明は表示装置の各ブロックをハードウェアにより実施した場合でも、コンピュータを用いたソフトウェア処理にて実施した場合でも適用する事ができ、同様な効果を得ることが可能である。ソフトウェア処理によって実施する場合、前記ソフトウェアのプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになる。また、そのプログラムコード自体、およびそのプログラムコードをコンピュータに供給するための手段、例えばかかるプログラムコードを格納した記憶媒体は本発明を構成する。かかるプログラムコードを記憶する記憶媒体としては、例えばハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることがで
きる。
また、供給されたプログラムコードがコンピュータにおいて稼働しているOS或いは他のアプリケーションソフト等と共同して上述の実施例で説明した機能が実現される場合にも、かかるプログラムコードは本発明の実施形態に含まれる。更に、供給されたプログラムコードがコンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに格納されてもよい。この場合、そのプログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施例の機能が実現される場合にも本発明に含まれる。
103:輝度抽出部、105:画像処理部、107:システムコントローラ

Claims (14)

  1. 複数の画像を順次自動的に切り替えながら表示部に表示するスライドショー機能を有する画像処理装置であって、
    前記表示部に表示中の第1画像から当該第1画像の次に表示される第2画像へ表示を切り替える際に、表示中の前記第1画像から段階的に前記第2画像が表示されるように遷移する遷移効果を付加する付加手段と、
    前記表示部に表示する前記第1画像及び前記第2画像夫々の輝度を示す特性値を取得する取得手段と、
    前記取得手段で取得した前記第1画像の特性値と前記第2画像の特性値との差分が所定の遷移効果閾値以上の場合には、前記第1画像から前記第2画像へ表示を切り替える際に、前記第1画像から段階的に前記第2画像が表示されるように遷移する遷移効果を付加するよう、前記付加手段を制御する制御手段と、
    を有する画像処理装置。
  2. 前記制御手段は、前記第1画像から前記第2画像へと表示が変化することで生じる単位時間あたりの輝度の変化率が、所定の単位時間あたりの輝度変化率以下となるように、前記第1画像から段階的に前記第2画像が表示されるように遷移する期間を決定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記表示部の周囲の照度を取得する照度取得手段をさらに有し、
    前記制御手段は、前記照度取得手段で取得された照度が高くなるに従い、前記所定の遷移効果閾値の値を大きくする
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記表示部の表示画質設定情報を取得する画質情報取得手段をさらに有し、
    前記制御手段は、前記画質情報取得手段で取得された画質設定情報に従い、前記所定の遷移効果閾値を変更する
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記取得手段で取得した前記第1画像の特性値と前記第2画像の特性値との差分が所定の遷移効果閾値未満の場合には、前記制御手段は、前記第1画像から前記第2画像へ表示を切り替える際に前記遷移効果を付加しないように前記付加手段を制御する
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記制御手段は、前記第2画像の特性値と前記第2画像の次に表示される第3画像の特性値との差分が前記所定の遷移効果閾値以上の場合、前記第1画像の特性と前記第2画像の特性値との差分が前記所定の遷移効果閾値未満であっても、前記第1画像から前記第2画像へ表示を切り替える際に、前記第1画像から段階的に前記第2画像が表示されるように遷移する遷移効果を付加するよう、前記付加手段を制御する
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 前記特性値は、画像を構成する複数の画素の平均輝度値である
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  8. 複数の画像を順次自動的に切り替えながら表示部に表示するスライドショー機能を有する画像処理装置の制御方法であって、
    前記表示部に表示中の第1画像から当該第1画像の次に表示される第2画像へ表示を切り替える際に、表示中の前記第1画像から段階的に前記第2画像が表示されるように遷移する遷移効果を付加する付加ステップと、
    前記表示部に表示する前記第1画像及び前記第2画像夫々の輝度を示す特性値を取得する取得ステップと、
    前記取得ステップにて取得した前記第1画像の特性値と前記第2画像の特性値との差分が所定の遷移効果閾値以上の場合には、前記第1画像から前記第2画像へ表示を切り替える際に、前記第1画像から段階的に前記第2画像が表示されるように遷移する遷移効果を付加するよう、前記付加ステップを制御する制御ステップと、
    を有する画像処理装置の制御方法。
  9. 前記制御ステップでは、前記第1画像から前記第2画像へと表示が変化することで生じる単位時間あたりの輝度の変化率が、所定の単位時間あたりの輝度変化率以下となるように、前記第1画像から段階的に前記第2画像が表示されるように遷移する期間が決定される
    ことを特徴とする請求項に記載の画像処理装置の制御方法。
  10. 前記表示部の周囲の照度を取得する照度取得ステップをさらに有し、
    前記制御ステップでは、前記照度取得ステップで取得された照度が高くなるに従い、前記所定の遷移効果閾値の値が大きくされる
    ことを特徴とする請求項またはに記載の画像処理装置の制御方法。
  11. 前記表示部の表示画質設定情報を取得する画質情報取得ステップをさらに有し、
    前記制御ステップでは、前記画質情報取得ステップで取得された画質設定情報に従い、前記所定の遷移効果閾値が変更される
    ことを特徴とする請求項10に記載の画像処理装置の制御方法。
  12. 前記取得ステップにて取得した前記第1画像の特性値と前記第2画像の特性値との差分が所定の遷移効果閾値未満の場合には、前記制御ステップでは、前記第1画像から前記第2画像へ表示を切り替える際に前記遷移効果を付加しないように前記付加ステップを制御する
    ことを特徴とする請求項8乃至11のいずれか1項に記載の画像処理装置の制御方法。
  13. 前記制御ステップでは、前記第2画像の特性値と前記第2画像の次に表示される第3画像の特性値との差分が前記所定の遷移効果閾値以上の場合、前記第1画像の特性と前記第2画像の特性値との差分が前記所定の遷移効果閾値未満であっても、前記第1画像から前記第2画像へ表示を切り替える際に、前記第1画像から段階的に前記第2画像が表示されるように遷移する遷移効果を付加するよう、前記付加ステップが制御される
    ことを特徴とする請求項乃至11のいずれか1項に記載の画像処理装置の制御方法。
  14. 前記特性値は、画像を構成する複数の画素の平均輝度値である
    ことを特徴とする請求項乃至13のいずれか1項に記載の画像処理装置の制御方法。
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