JP4816555B2 - 多層感熱ラベル - Google Patents

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Description

本発明は、高セキュリティー性を有した封緘ラベルに代表される用途に利用できる多層感熱ラベルに関するものである。
従来より、被着体に一度貼着後に、剥離しようとすると、破壊する脆質ラベルが、開封検知用、認証用等として使われている。例えば、特許文献1に示すように、開封検知用には、破壊層としてアルミニウムの金属薄膜層を破壊層として設けたもの等が知られている。また、認証用としては、レリーフホログラム等の微細凹凸を有するホログラム層の凹凸面にアルミニウム等の金属薄膜層を設けて、ホログラム層及び金属薄膜層を破壊層とした、ホログラムを有する脆質ラベル等が知られている。開封検知用ではなく、認証用としてホログラムをラベルに用いる場合には、ラベルを剥がして他の物品に貼着されない様にすることともに、ラベルが有するホログラムの微細凹凸を容易に複製されないようにしている。
上記の脆質ラベルは、高セキュリティー性を有し、偽造防止対策として、有効な手段ではあるが、金属薄膜層を設けたり、ホログラム層を設ける必要があり、これらの層を形成するには、金属蒸着装置やホログラム形成のための特殊で高価な装置が必要であり、簡単に作製することはできないという問題がある。また、上記の脆質ラベルは、画像や文字のパターンが形成されているが、ラベル1つずつで可変したものではなく、固定したものであり、セキュリティー性は十分ではない。
封緘ラベルとして、上記に挙げた脆質ラベルではなく、偽造防止対策として、ラベル表面に、ノーインパクトプリンターにより、可変情報を記録することが考えられる。記録方式としては、例えばインクジェット記録方式、熱溶融インキが転写する熱転写記録方式、感熱発色層を自己発色させる感熱記録方式、電子写真記録方式等が挙げられる。
しかし、上記の封緘ラベルではラベル表面に記録するだけで、ラベルを貼付した後に、きれいに剥がして開封し、中味を覗き、またラベルを貼り付けることは困難なことではない。このように、高セキュリティー性を有した封緘ラベルとして、満足できるものがないのが、現状である。
特開平10−222071号公報
したがって、本発明は、製造する上で、特殊で高価な装置を必要とすることなく、高セキュリティー性を有した封緘ラベルに代表される用途に利用できる多層感熱ラベルを提供することを目的とする。
本発明の多層感熱ラベルは、請求項1として、上基材と下基材が表面及び裏面になるように積層され、該上基材及び下基材の各基材の内側に粘着層1、2を隣接して積層させ、かつ該粘着層1と粘着層2との間に少なくとも2層以上の感熱発色層を積層し、かつ隣接した2層の感熱発色層の間に剥離層を設けたことを特徴とするものである。
また、請求項2として、請求項1に記載の2層以上の感熱発色層が、印加するエネルギーの違いにより、異なる色相で発色するもので、高温発色層、低温発色層の順に積層していることを特徴とするものである。請求項3として、請求項1に記載の2層以上の感熱発色層が、印加するエネルギーの違いにより、異なる色相で発色するもので、高温発色層、中温発色層、低温発色層の順に積層していることを特徴とするものである。
本発明の多層感熱ラベルは、上基材と下基材が表面及び裏面になるように積層され、該上基材及び下基材の各基材の内側に粘着層1、2を隣接して積層させ、かつ該粘着層1と粘着層2との間に少なくとも2層以上の感熱発色層を積層し、かつ隣接した2層の感熱発色層の間に剥離層を設けた構成である。この多層感熱ラベルをサーマルプリンターにより、印字して、例えば2層の感熱発色層を同じパターンで発色させ、その後に、例えば封緘ラベルとして上記多層感熱ラベルを被着体に貼着し、その後に開封すると、ラベルは剥離層から剥がれて、ラベルは2つに分離して、封筒本体部とフラップ部に残存する形態となる。これは、ラベルの剥離面を見ると、上記の同一パターンの発色した感熱発色層が、封筒本体部と、フラップ部に設けられた形態である。この多層感熱ラベルは、特殊で高価な装置を必要とすることなく、セキュリティー性の高い封緘ラベルとして、有用なものであった。
また、本発明の多層感熱ラベルは、上記の構成において、2層以上の感熱発色層が、印加するエネルギーの違いにより、異なる色相で発色するもので、高温発色層、低温発色層の順に積層している場合は、この多層感熱ラベルをサーマルプリンターにより、サーマルヘッドへの印加するエネルギーを高レベルと低レベルに調整して、印字し、高温発色層でパターンAにより発色させ、低温発色層ではパターンBで発色させる。その後に、例えば封緘ラベルとして上記多層感熱ラベルを被着体に貼着し、その後に開封すると、ラベルは剥離層から剥がれて、ラベルは2つに分離して、封筒本体部とフラップ部に残存する形態となる。これは、ラベルの剥離面を見ると、上記のパターンAで発色した高温発色層が、封筒本体部あるいはフラップ部に設けられ、パターンBで発色した低温発色層は、高温発色層が貼付された部分の封筒本体部あるいはフラップ部と異なる他方の部分に設けられた形態となる。このパターンAとパターンBは異なる色相であり、かつ異なるパターンであり、よりセキュリティー性の高い封緘ラベルとして、有用なものであった。
また、本発明の多層感熱ラベルは、請求項1記載の構成において、2層以上の感熱発色層が、印加するエネルギーの違いにより、異なる色相で発色するもので、高温発色層、中温発色層、低温発色層の順に積層している場合は、この多層感熱ラベルをサーマルプリンターにより、サーマルヘッドへの印加するエネルギーを高レベル、中レベル、低レベルの3段階に調整して、印字し、高温発色層でパターンAにより発色させ、中温発色層ではパターンCで発色させ、低温発色層ではパターンBで発色させる。その後に、例えば封緘ラベルとして上記多層感熱ラベルを被着体に貼着し、その後に開封すると、ラベルは剥離層から剥がれて、ラベルは2つに分離して、封筒本体部とフラップ部に残存する形態となる。例えば、この場合、剥離層を中温発色層と低温発色層との間に設け、このラベルの剥離面を見ると、上記のパターンAで発色した高温発色層とパターンCで発色した中温発色層が、封筒本体部あるいはフラップ部に設けられ、パターンBで発色した低温発色層は、高温発色層と中温発色層が貼付された部分の封筒本体部あるいはフラップ部と異なる他方の部分に設けられた形態となる。このパターンAとパターンBが同一側に表示され、かつパターンAとパターンBの発色が異なる色相であり、またパターンAとパターンBは異なるパターンであり、さらにパターンAとパターンBの貼付された側と反対側にあるパターンCは、パターンAとパターンBとは異なる色相であり、かつパターンAとパターンBとは異なるパターンであり、セキュリティー性の非常に高い封緘ラベルとして、有用なものであった。
図1は、本発明の多層感熱ラベル(1)の一つの実施形態を示す概略断面図であり、下基材(3)上に、粘着層2(5)、感熱発色層(7)、剥離層(8)、感熱発色層(6)、粘着層1(4)、上基材(2)を順次積層した構成である。図1で示した多層感熱ラベル(1)は、粘着層1(4)と粘着層2(5)との間に2層の感熱発色層を剥離層(8)を介在させて積層したものである。感熱発色層(6)と感熱発色層(7)は、ほぼ等しい印加エネルギーで同一色相に発色するものとすることができ、この場合では、感熱発色層(6)と感熱発色層(7)は同一パターンの発色が起こり、複写ラベルといえる。尚、これに限らず、感熱発色層(6)と感熱発色層(7)を、印加するエネルギーの違いにより、異なる色相で発色するものとして、高温発色層と低温発色層の組み合わせにすることも可能である。また、感熱発色層(6)と感熱発色層(7)は、ほぼ等しい印加エネルギーで異なる色相に発色するものとすることもできる。
図1で示した多層感熱ラベル(1)は、印字の際、ほぼ同一の印加エネルギーを加えたり、あるいは印加するエネルギーを異ならせた条件で行なっても、いずれにおいても、以下に示す使われ方がなされる。多層感熱ラベル(1)をサーマルプリンターにより、印字後に、例えば封緘ラベルとして、図3に示すように、被着体である封筒11のフラップ部13に対して、上記多層感熱ラベル(1)の例えば下基材3を粘着層2(5)から剥がして、露出した粘着層2(5)を貼着する。
次に貼付された多層感熱ラベル(1)の最上部の上基材2を粘着層1(4)から剥がして、粘着層1(4)を露出させ、折り線14の箇所で折って、フラップ部13と封筒本体部12を粘着層1(4)を介して、接着させる。(図3(1)から図3(2)を参照)
その後に、封筒本体部12と接着したフラップ部13を開封すると、多層感熱ラベル(1)は剥離層8から剥がれて、多層感熱ラベル(1)は2つに分離し、封筒本体部12とフラップ部13に分かれる形態となる。
上記の開封した状態は、図3(3)に示すように、フラップ部13には剥離面から見て、感熱発色層(7)における発色部(7A)が現れている。また、封筒本体部12の方の剥離面には、感熱発色層(6)における発色部(6A)が現れていて、セキュリティー性の高い封緘ラベルとして、有用なものである。
また、図2は本発明の多層感熱ラベル(1)の他の実施形態を示す概略断面図であり、下基材(3)上に、粘着層2(5)、感熱発色層(10)、中間層(9)、感熱発色層(7)、剥離層(8)、感熱発色層(6)、粘着層1(4)、上基材(2)を順次積層した構成である。図2で示した多層感熱ラベル(1)は、粘着層1(4)と粘着層2(5)との間に3層の感熱発色層を剥離層(8)、中間層(9)を介在させて積層したものである。感熱発色層(6)、感熱発色層(7)、感熱発色層(10)は、印加するエネルギーの違いにより、異なる色相で発色するもので、高温発色層、中温発色層、低温発色層の順に積層した構成にすることが好ましい。
図2で示した多層感熱ラベル(1)は、印字の際、サーマルヘッドへの印加するエネルギーを高レベル、中レベル、低レベルの3段階に調整して、印字し、高温発色層でパターンAにより発色させ、中温発色層ではパターンCで発色させ、低温発色層ではパターンBで発色させる。但し、パターンA、パターンB、パターンCは、夫々異なるパターンである。その後に、例えば封緘ラベルとして、図4に示すように、被着体である封筒11のフラップ部13に対して、上記多層感熱ラベル(1)の例えば下基材3を粘着層2(5)から剥がして、露出した粘着層2(5)を貼着する。
次に貼付された多層感熱ラベル(1)の最上部の上基材2を粘着層1(4)から剥がして、粘着層1(4)を露出させ、折り線14の箇所で折って、フラップ部13と封筒本体部12を粘着層1(4)を介して、接着させる。(図4(1)から図4(2)を参照)
その後に、封筒本体部12と接着したフラップ部13を開封すると、多層感熱ラベル(1)は剥離層8から剥がれて、多層感熱ラベル(1)は2つに分離し、封筒本体部12とフラップ部13に分かれる形態となる。
上記の開封した状態は、図4(3)に示すように、フラップ部13には剥離面から見て、感熱発色層(7)における発色部(7A)及び感熱発色層(10)における発色部(10A)が、互いに異なるパターンで現れている。また、封筒本体部12の方の剥離面には、感熱発色層(6)における発色部(6A)が現れていて、セキュリティー性の非常に高い封緘ラベルとして、有用なものである。図2で示した多層感熱ラベル(1)を、例えば上基材側からサーマルヘッドにより加熱する形態の場合、感熱発色層(6)を高温発色層、感熱発色層(7)を中温発色層、感熱発色層(10)を低温発色層とする構成をとることが好ましい。これは、サーマルヘッドと接する位置に近い側の層が、より加熱温度を高くできるからである。尚、図1で示した2層の感熱発色層の場合、高温発色層と低温発色層を使用した場合も、高温発色層の方がサーマルヘッド加熱される側に近い位置に設けることが好ましい。
以下、本発明の多層感熱ラベルを構成する各層について、詳細に説明する。
(基材)
本発明の多層感熱ラベルを構成する基材は上基材2及び下基材3があり、両方とも同様の材料を使用することができる。上基材2、下基材3は、シート状、フィルム状あるいは板状の材質からなり、材料としては特に制限されるものではなく、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ナイロン、セルロースジアセテート、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリイミド、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネートなどのプラスチック、銅、アルミニウムなどの金属、紙、含浸紙などを単独あるいは組み合わせて、積層したりして用いることができる。支持体の厚さは、0.005〜0.5mm程度が適当である。但し、本発明で使用する上基材、下基材ともに、粘着層1、2を設ける面には、一般的に知られているシリコーン系樹脂等の離型層を塗布した離型処理を施すことが好ましい。
(粘着層)
粘着層1、2は、両方とも同様の材料で構成することができる。粘着層としては、以下に挙げるような材料から構成することができる。例えばアクリル樹脂、アクリル酸エステル樹脂、またはこれらの共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、天然ゴム、カゼイン、ゼラチン、ロジンエステル、テルペン樹脂、フェノール系樹脂、スチレン系樹脂、クロマンインデン樹脂、ポリビニルエーテル、シリコーン樹脂等が例示され、また、アルファ−シアノアクリレート系、シリコーン系、マレイミド系、スチロール系、ポリオレフィン系、レゾルシノール系、ポリビニルエーテル系、シリコーン系接着剤が例示される。これらの材料による粘着層は、上記の樹脂材料を水や溶剤に溶解、あるいは分散させた塗工液により、グラビア印刷法、スクリーン印刷法、グラビア版を用いたリバースロールコーティング法等の形成手段により塗工し、乾燥して形成することができる。粘着層の厚みとしては、乾燥時で4g/m2〜20g/m2が好ましい。
(感熱発色層)
本発明で使用する感熱発色層は、感熱発色性材料を含有するもので、詳細には熱融解反応により発色する電子供与性染料前駆体と電子受容性化合物が含まれ、さらに必要に応じて増感剤、退色防止剤、顔料や滑剤などの充填剤、分散剤、結着剤などが含まれる。感熱発色層は、コーティング、印刷などにより層として形成する。感熱発色層の形成方法としては、グラビア、ロールコート、スプレーコート、ディッピング、その他がある。電子供与性染料前駆体としては、ロイコ染料としてこの種の感熱材料に適用されているもの、イエロー、シアン、マゼンタ系等に発色するものが選ばれる。その電子供与性染料前駆体として、具体的にはトリフェニルメタン系、フルオラン系、フェノチアジン系、オーラミン系、スピロピラン系、インドリノフタリド系などが使用でき、発色する色相に応じて適宜選択する。
上記の電子受容性化合物としては、電子供与性染料前駆体と組み合わせられる顕色剤であり、ビスフェノールAなどのフェノール性物質、オクチルホスホン酸、ノニルホスホン酸、デシルホスホン酸、ドデシルホスホン酸、テトラデシルホスホン酸、オクタデシルホスホン酸、エロキシテトラデカノイック酸などの有機酸、金属錯体化合物、チオジフェニル尿素、キノン類などがある。
また増感剤としては、ステアリン酸アミド、ベヘン酸アミド、メチレンビスステアリン酸アミド、シュウ酸ジベンジル、トリルビフェニルエーテル、脂肪酸アマイド類がある。退色防止剤としては、水酸基をブロックした顕色剤の類似物、亜鉛塩などの有機金属塩、ヒンダードフェノール類などがある。顔料を併用する場合、白色顔料であれば、可視光、近赤外光を周囲に散乱させる効果があり、光吸収剤への近赤外光吸収を促進および発熱効率を上昇させる。顔料としては、例えば、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、珪酸塩、ゼオライト、シリカ、カオリンクレー、尿素ホルマリン樹脂などがある。
感熱発色層の形成には、上記材料からなる層を形成するためにインキまたは塗料を調製する。インキまたは塗料の結着剤としては、主に水溶性樹脂が主成分となり、ポリビニルアルコール、デンプン、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ゼラチン、カゼイン、尿素樹脂、メラニン樹脂、アミド樹脂、ポリウレタン樹脂などがある。また、必要に応じて各種補助剤を添加できる。
本発明の多層感熱ラベルは、少なくとも2層以上の感熱発色層を積層して構成されるものであるが、それらの感熱発色層は、印加するエネルギーの違いにより、異なる色相で発色するものや、印加するエネルギーに関わらず同じ色相で発色するものが使用できる。尚、実用上は1単位の多層感熱ラベルが2層の感熱発色層を積層する場合に限って、同一種類の感熱発色層を用いて、複写ラベルとして利用できる。また、1単位の多層感熱ラベルが2層の感熱発色層を積層する場合で、印加するエネルギーの違いにより、異なる色相で発色する際、高温発色層、低温発色層の順に積層させる。低温発色層と高温発色層とは、発色開始温度が異なるものである。具体的には、発色開始温度(定義は1秒の熱板圧着により感熱発色層が発色し始める温度である。)が、低温発色層、高温発色層、それぞれ50℃以上、100℃以上で、また低温発色層と高温発色層の発色開始温度差が20℃以上であることが望ましい。それは、低温発色層の発色開始温度が、50℃未満では、印字感度が良すぎ、また夏場等の高温放置下で発色してしまい、保存性に劣る。また、高温発色層の発色開始温度が、100℃未満では、低温発色層の発色濃度が十分に得られないで、高温発色層が発色するため、低温発色と高温発色の良好な2色分離が得られない。
高温発色層は黒色、濃茶色、濃紺色、深紅色等の黒系色で発色するものが好ましく用いられる。また低温発色層は、赤色、橙色、赤紫色等の赤系色で発色するものが好ましく用いられ、低温発色層は淡い青色、淡い茶色等の淡色で発色するものも使用できる。このように、低温発色層と高温発色層は、発色開始温度と発色色相の異なる感熱発色性材料を使用するものであり、すなわち前記の電子供与性染料前駆体(ロイコ染料)及び顕色剤の選択によって、発色開始温度と発色色相の条件を変化させることができる。
また、1単位の多層感熱ラベルが3層の感熱発色層を積層する場合は、それらの感熱発色層は、印加するエネルギーの違いにより、異なる色相で発色するもので、高温発色層、中温発色層、低温発色層を用いることが、実用上好ましい。この場合の低温発色層、中温発色層、高温発色層とは、互いに発色開始温度が異なるものである。具体的には、発色開始温度(定義は1秒の熱板圧着により感熱発色層が発色し始める温度である。)が、低温発色層、中温発色層、高温発色層、それぞれ50℃以上、80℃以上、110℃以上で、また低温発色層と中温発色層の発色開始温度差、また中温発色層と高温発色層の発色開始温度差が、20℃以上であることが望ましい。それは、低温発色層の発色開始温度が、50℃未満では、印字感度が良すぎ、また夏場等の高温放置下で発色してしまい、保存性に劣る。
また、中温発色層の発色開始温度が、80℃未満では、低温発色層の発色濃度が十分に得られないで、中温発色層が発色するため、低温発色と中温発色の良好な2色分離が得られない。同様に、高温発色層の発色開始温度が、110℃未満では、中温発色層の発色濃度が十分に得られないで、高温発色層が発色するため、中温発色と低温発色の良好な2色分離が得られない。以上のような感熱発色層の厚さとしては、乾燥時で約1.0〜20g/m2程度である。
(剥離層)
剥離層8は、隣接した2層の感熱発色層の間に設けられるもので、多層感熱ラベルが粘着層1と粘着層2で、対象物、例えば封筒本体部とフラップ部に接着した後に、この剥離層により、ラベルが2分して剥離する。剥離層は、熱可塑性樹脂粒子、熱可塑性樹脂、ワックスのうち少なくとも2成分を主体として構成することが好ましい。熱可塑性樹脂粒子は剥離層に凹凸を付けて感熱発色層との接着力を上げる効果や、印字加熱時に成膜して感熱発色層間の接着力を下げ、転写感度を上げる効果等がある。ワックスは前記樹脂粒子のバインダーとして感熱発色層間の接着性を付与する効果や、溶融粘度が低く、感熱発色層間の接着力も高すぎないため、熱転写感度を上げる効果等がある。熱可塑性樹脂はその樹脂の接着性で前記樹脂粒子のバインダーとして機能できる。剥離層の厚みは、通常は、固形分の塗工量で0.1〜5.0g/m2程度、より好ましくは0.3〜2.0g/m2の範囲で設ける。また、例えば、厚みが0.1g/m2未満では剥離層としての剥離機能が安定せず、5.0g/m2を超えると、離型性が悪くなる。
(中間層)
本発明の多層感熱ラベルは、少なくとも2層以上の感熱発色層を積層して構成されるものであるが、感熱発色層を3層以上積層している場合、隣接した感熱発色層の1組は上記の剥離層を介して設けている。そして、残った感熱発色層と隣接した感熱発色層との間に、中間層9を設けることにより、感熱発色層同士が直接に接することなく、層分離させることができる。この中間層が、酸性物質の他の発色層への移行を防止でき、また層分離をすることで、感熱発色層の各色調が鮮明に発色し、また、二層間の厚みを制御することで、各層の発色感度を調整できる。
中間層を構成する樹脂としては、デンプン類、セルロース類、ゼラチン、カゼイン、ポリビニルアルコール類、無水マレイン酸共重合体、アクリル類、スチレン−ブタジエン共重合体エマルジョン、尿素樹脂、メラミン樹脂、アミド樹脂、ポリウレタン樹脂等が挙げられる。上記のような樹脂と、必要に応じて各種補助剤を添加して、インキを調整し、オフセット印刷、活版印刷や、グラビアコーティング等の既知の塗布方法で形成できる。中間層は、観察者から見て、その中間層よりも下に位置する感熱発色層の発色部を判別しやすくするために、透明性を損なわないように形成される。
中間層の厚さは乾燥時で約0.1g/m2以上、好ましくは1〜10g/m2である。厚さが少なすぎると、中間層としての機能が不足し、また厚すぎると多層感熱ラベルの熱感度が低下したり、感熱発色層との密着性が低下し、さらにコスト的にも不利である。
(コレステリック液晶層)
上記に説明してきた多層感熱ラベルは、層構成において、コレステリック液晶層を感熱発色層と粘着層との間や、中間層を兼ねたものとして等、追加して設けることにより、より高セキュリティー性を簡単にもたせることができる。コレステリック液晶層は、コレステリック液晶の材料をインキ化して、印刷して形成することができる。まず、コレステリック液晶とは、液晶分子の配向構造が膜厚方向に螺旋を描くように規則的なねじれを有している。また、コレステリック液晶は、ピッチP(液晶分子が360°回転するのに必要な膜厚)と、入射光の波長λとがほぼ等しい場合に、選択反射性と円偏光選択性という2つの光学的性質を示すことが知られている。(参考文献;液晶とディスプレイ応用の基礎、コロナ社等)
選択反射性とは、入射光のうち特定の波長帯域内にある光を強く反射する性質をいう。この選択反射性は、特定の波長帯域内に限定されて発現するため、コレステリック液晶のピッチPを適切に選択することで、反射光は色純度の高い有彩色となる。その帯域の中心波長をλs、帯域幅をΔλとすれば、これらは光学媒体のピッチP(=λ/nm)と平均屈折率nm(=√((ne2+no2)/2))によって、下記式(1)、(2)のように決まる。ここで、Δnは光学媒体の面内の異常光線屈折率neと、常光線屈折率noの差(Δn=ne−no)とする。
λs=nm・P ・・・(1)
Δλ=Δn・P/nm ・・・(2)
上記式(1)、(2)に示した中心波長λsおよび波長帯域幅Δλは、コレステリック液晶層への入射光が垂直入射(0°入射、on−axis入射)の場合において定義されるが、入射光が斜め入射(off−axis入射)である場合、ピッチPが見かけ上、減少することから、中心波長λsは短波長側へ移行し、波長帯域幅Δλは減少する。この現象は、λsが短波長側に移行することから、ブルーシフトと呼ばれ、その移行量は入射角に依存するが、目視で観察しても容易に識別可能である。例えば、垂直(0°入射位置)から観察して赤色に呈色するコレステリック液晶の反射色は、視野角を大きくすることにつれ、オレンジ色、黄色、緑色、青緑色、青色と順次変化するように観察される。このように、コレステリック液晶層は観察する角度によって、色が短波長側にシフトし、カラーコピー等で再現することができない特殊な色を示す(変化する)ために、偽造防止には非常に有効なものである。
コレステリック液晶層は、特有の反射色を示すことから、その液晶層を用いた記録媒体を、目視でも容易に真偽判定を行うことができ、さらにその円偏光選択性を有しているため、左円偏光か右円偏光のどちらかを選択的に反射する。尚、円偏光選択性とは、特定の回転方向の円偏光だけを透過し、これと回転方向が反対の円偏光を反射する性質をいう。入射光のうちコレステリック液晶の配向構造のねじれ方向と同方向の円偏光成分は反射され、その反射光の回転方向も同一方向となるのに対し、逆方向に回転する円偏光成分は透過する点がコレステリック液晶に特有な特異な性質である。左ねじれ構造を有するコレステリック液晶の場合、左円偏光を反射し、かつ反射光は左円偏光のままであり、右円偏光は透過することになる。また、右ねじれ構造を有するコレステリック液晶の場合、右円偏光を反射し、かつ反射光は右円偏光のままであり、左円偏光は透過することになる。
コレステリック液晶層に使用される液晶材料は、例えば側鎖に液晶形成基を有するポリアクリレート、ポリメタクリレート、ポリシロキサン、ポリマロネート等の側鎖型ポリマー、主鎖に液晶形成基をもつポリエステル、ポリエステルアミド、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリイミドなどの主鎖型ポリマーを挙げることができる。
コレステリック液晶層は、左回り偏光または右回り偏光のどちらを反射するタイプでもよく、同方向でも異なる反射色を示す複数の液晶材料を使用してもよい。また、コレステリック液晶層を、形成する方法としては、上記の液晶材料を、例えば分子配向させ、次に紫外線照射し、架橋させてから、粉砕して顔料化させた液晶顔料をビヒクル中に分散させて、つまり液晶材料をインキ化して、グラビア印刷等の凹版印刷、オフセット方式などの平版印刷、凸版印刷、スクリーン印刷、またはインクジェット印刷などで、印刷することができる。このようなコレステリック液晶層の厚さは、1μm〜20μm程度が望ましい。単位面積当たりの質量では、乾燥時で約1〜20g/m2程度である。その厚さが少なすぎると、コレステリック液晶特有の円偏光選択性と選択反射性の2つの特性を充分に発揮できなくなり、また厚すぎると基材との密着性が低下したり、さらにコスト的にも不利である。尚、上記の液晶顔料は、例えばワッカーケミー社のコレステリック液晶「HELICONE(登録商標)」等で、市販されているものを使用することができる。
以上の本発明の多層感熱ラベルは、封緘ラベルの用途を中心に説明してきたが、これに限らず、CD−ROM、DVD−ROM等の包装用ラベル、未使用品を認証するための高額商品の包装用ラベル等の偽造防止対策として、高セキュリティー性を必要とするラベルの各種の用途に、使用することができる。
次に実施例を挙げて、本発明を更に具体的に説明する。以下、特に断りのない限り、部又は%は質量基準である。
(実施例1)
上基材2として、坪量64g/m2のグラシンタイプの剥離紙を用い、その剥離紙上に粘着剤(サイビノールAT−560:サイデン化学製)を乾燥後の塗布量が25g/m2となるように塗布し乾燥して、粘着層1(4)を形成した。その粘着層1の上に、下記組成の感熱発色層用インキを用いて、グラビア印刷法により印刷し、乾燥時で厚さ5g/m2の感熱発色層6を形成した。
(感熱発色層用インキ)(発色開始温度80℃)
赤染料(3−ジエチルアミノ−7−クロロフルオラン) 10部
顕色剤(3、3−ジクロロフェニチオ尿素) 85部
溶剤(ポリビニルアルコール10%水溶液) 5部
上記の感熱発色層6の上に、下記組成の剥離層塗工液を用いて、グラビア印刷法により印刷し、乾燥時で厚さ2g/m2の剥離層8を形成した。
(剥離層塗工液)
アクリル系粘着剤エマルジョン(Tg−50℃、固形分40%) 20部
カルナバワックスエマルジョン(融点82℃、固形分40%) 40部
イソプロピルアルコール/水(質量比2/1) 40部
次に、上記の剥離層8の上に、上記で使用した感熱発色層用インキを用いて、グラビア印刷法により印刷し、乾燥時で厚さ5g/m2の感熱発色層7を形成した。さらに、感熱発色層7の上に、粘着剤(サイビノールAT−560:サイデン化学製)を乾燥後の塗布量が25g/m2となるように塗布し乾燥して、粘着層2(5)を形成した。その粘着層2の上に、坪量64g/m2のグラシンタイプの剥離紙である下基材3を貼り合せて、実施例1の多層感熱ラベルを作製した。(層構成は図1の通りである。)
(実施例2)
上基材2として、坪量64g/m2のグラシンタイプの剥離紙を用い、その剥離紙上に粘着剤(サイビノールAT−560:サイデン化学製)を乾燥後の塗布量が25g/m2となるように塗布し乾燥して、粘着層1(4)を形成した。その粘着層1の上に、下記組成の感熱発色層用インキを用いて、グラビア印刷法により印刷し、乾燥時で厚さ5g/m2の感熱発色層6を形成した。
(感熱発色層用インキ)(発色開始温度100℃)
黒染料(3−(N−エチル−Nアシルアミノ)−6−メチル−7アニリノフルオラン)
10部
顕色剤(ビスフェノールA) 85部
溶剤(ポリビニルアルコール10%水溶液) 5部
上記の感熱発色層6の上に、実施例1で使用した剥離層塗工液を用いて、グラビア印刷法により印刷し、乾燥時で厚さ2g/m2の剥離層8を形成した。
次に、上記の剥離層8の上に、下記組成の感熱発色層用インキを用いて、グラビア印刷法により印刷し、乾燥時で厚さ5g/m2の感熱発色層7を形成した。
(低温発色層用インキ)(発色開始温度80℃)
赤染料(3−ジエチルアミノ−7−クロロフルオラン) 10部
顕色剤(3、3−ジクロロフェニチオ尿素) 85部
溶剤(ポリビニルアルコール10%水溶液) 5部
さらに、感熱発色層7の上に、粘着剤(サイビノールAT−560:サイデン化学製)を乾燥後の塗布量が25g/m2となるように塗布し乾燥して、粘着層2(5)を形成した。その粘着層2の上に、坪量64g/m2のグラシンタイプの剥離紙である下基材3を貼り合せて、実施例2の多層感熱ラベルを作製した。(層構成は図1の通りである。)
上記の得られた実施例1の多層感熱ラベルに対して、印字するためのサーマルヘッドにエネルギーを加え、サーマルヘッドの表面温度が100℃になるようにして記録した。また、実施例2の多層感熱ラベルに対して、印字するためのサーマルヘッドに以下の記録を行なった。エネルギーを加え、サーマルヘッドの表面温度が90℃になるようにして、パターンBの記録をした。さらに、エネルギーを加え、サーマルヘッドの表面温度が110℃になるようにして、パターンAの記録をした。但し、パターンAとパターンBは、異なるパターンである。
上記の印字記録後の実施例1の多層感熱ラベルを、例えば封緘ラベルとして、図3に示すように、被着体である封筒11のフラップ部13に対して、上記多層感熱ラベル(1)の下基材3を粘着層2(5)から剥がして、露出した粘着層2(5)を貼着する。次に貼付された多層感熱ラベル(1)の最上部の上基材2を粘着層1(4)から剥がして、粘着層1(4)を露出させ、折り線14の箇所で折って、フラップ部13と封筒本体部12を粘着層1(4)を介して、接着させる。(図3(1)から図3(2)を参照)
その後に、封筒本体部12と接着したフラップ部13を開封すると、多層感熱ラベル(1)は剥離層8から剥がれて、多層感熱ラベル(1)は2つに分離し、封筒本体部12とフラップ部13に分かれ、その開封した状態は、図3(3)に示すように、フラップ部13には剥離面から見て、感熱発色層(7)における発色部(7A)が現れている。また、封筒本体部12の方の剥離面には、感熱発色層(6)における発色部(6A)が現れていて、発色部(6A)と発色部(7A)とは同一パターンであり、また同一色相で、複写ラベルの形態で、セキュリティー性の高い封緘ラベルとして、有用なものであった。
上記の印字記録後の実施例2の多層感熱ラベルを、例えば封緘ラベルとして、図3に示すように、被着体である封筒11のフラップ部13に対して、上記多層感熱ラベル(1)の下基材3を粘着層2(5)から剥がして、露出した粘着層2(5)を貼着する。次に貼付された多層感熱ラベル(1)の最上部の上基材2を粘着層1(4)から剥がして、粘着層1(4)を露出させ、折り線14の箇所で折って、フラップ部13と封筒本体部12を粘着層1(4)を介して、接着させる。(図3(1)から図3(2)を参照)
その後に、封筒本体部12と接着したフラップ部13を開封すると、多層感熱ラベル(1)は剥離層8から剥がれて、多層感熱ラベル(1)は2つに分離し、封筒本体部12とフラップ部13に分かれ、その開封した状態は、図3(3)に示すように、フラップ部13には剥離面から見て、感熱発色層(7)における発色部(7A)が現れている。また、封筒本体部12の方の剥離面には、感熱発色層(6)における発色部(6A)が現れていて、発色部(6A)はパターンAであり、発色部(7A)の方はパターンBであり、互いに異なるパターンであり、かつ発色部(6A)が黒発色で、発色部(7A)が赤発色であった。これは、実施例2における多層感熱ラベルは2層の感熱発色層であり、これらは印加するエネルギーの違いにより、異なる色相で発色するもので、2色感熱ラベルの形態で、セキュリティー性の高い封緘ラベルとして、有用なものであった。
本発明の多層感熱ラベルの一つの実施形態を示す概略断面図である。 本発明の多層感熱ラベルの他の実施形態を示す概略断面図である。 本発明の多層感熱ラベルを封緘ラベルとして使用するプロセスを説明する概略図である。 本発明の多層感熱ラベルを封緘ラベルとして使用するプロセスを説明する概略図である。
符号の説明
1 多層感熱ラベル
2 上基材
3 下基材
4 粘着層1
5 粘着層2
6 感熱発色層
6A 発色部
7 感熱発色層
7A 発色部
8 剥離層
9 中間層
10 感熱発色層
10A 発色部
11 封筒
12 封筒本体部
13 フラップ部
14 折り線

Claims (3)

  1. 上基材と下基材が表面及び裏面になるように積層され、該上基材及び下基材の各基材の内側に粘着層1、2を隣接して積層させ、かつ該粘着層1と粘着層2との間に少なくとも2層以上の感熱発色層を積層し、かつ隣接した2層の感熱発色層の間に剥離層を設けたことを特徴とする多層感熱ラベル。
  2. 前記の2層以上の感熱発色層が、印加するエネルギーの違いにより、異なる色相で発色するもので、高温発色層、低温発色層の順に積層していることを特徴とする請求項1に記載の多層感熱ラベル。
  3. 前記の2層以上の感熱発色層が、印加するエネルギーの違いにより、異なる色相で発色するもので、高温発色層、中温発色層、低温発色層の順に積層していることを特徴とする請求項1に記載の多層感熱ラベル。
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