JP4816128B2 - 車両用発電制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車載の発電機の発電制御に関し、詳しくは発電機の発電費用(以下、電費とも言う)を発電制御における入力パラメータ(入力変数)として発電制御を行う電費制御型車両用発電制御装置に関する。
従来の車両用発電制御装置では、電源ラインの電圧を所定範囲に維持すべく発電を制御する制御が一般的である。つまり、この従来の制御方式は、電源ラインから電気負荷に放出される消費電力と電源系(発電装置又は蓄電装置)から電源ラインに供給される供給電力とのギャップの結果として生じた電源ラインの変動を待ち、この変動に応じて発電制御を行う。すなわち、この車両用発電制御装置は、バッテリ状態の一つとしてのバッテリ電圧を目標電圧値に収束させる制御(電圧一定制御方式)を行っている。この電圧一定制御方式は、負荷の要求電力の変動による電源ラインの電圧降下が生じてから発電制御を行うため、制御レスポンスが悪く、電源ラインの変動も大きいという問題点を有している。
これに対して、下記の特許文献1、2は、算出乃至検出した電気負荷の消費電力合計を要求電力とし、この要求電力に対応する供給電力を発電機やバッテリから供給することにより電源ラインの電圧範囲が所定の許容電圧範囲から逸脱しないように制御することを提案している。すなわち、この電力均衡制御方式では、予め設定されている電源ラインの許容電圧範囲内にて発電機の発電電力とバッテリの充放電電力との和である供給電力が上記要求電力に一致するように発電制御を行っている。この制御によれば、電源ラインの電圧変動の原因である供給電力特に発電電力と電力消費との間のアンバランスが生じた時点又はその前にこのアンバランスを低減するための制御を行うため、制御レスポンスの向上、電源ラインの変動減少といった効果が期待できる。
また、下記の特許文献3、4は、発電機の発電コスト(発電電費又は単に電費という)を利用して、発電を制御する方式を(電費制御方式)を提案している。更に具体的に説明すると、特許文献4は、車両用電力系において複数の電力供給源の電費をそれぞれ算出し、この電費に基づいてトータルとしての電費が低減するように各電力供給源の給電割合を調整することを提案している。なお、発電機の電費すなわち発電コストは、トルクと回転数とを変数とする二次元平面におけるエンジン動作点の関数となり、単位電力量当たりの燃料消費量として算出することができる。
特開2004−249900号公報 特開2004−194495号公報 特開2002−118905号公報 特開2004−260908号公報
上記した電費制御方式は、本質的に発電機の電費が安い時にバッテリに蓄電し、発電機の電費が高い場合にバッテリ(一種の電力供給手段)を放電する方式であり、燃費改善に優れた効果を期待できる。
更に整理すると、この電費制御方式は、発電機電費(発電電費)と、バッテリ電費とを比較して経済的に安い方を選択使用することにより車両用電力系全体の電費(総合電費とも言う)の低減を図る方式である。ここで言うバッテリ電費とは、簡単にはバッテリに蓄電された単位電力量をバッテリから系へ放電する際の電費であり、簡単にはバッテリ蓄電時の発電電費と考えることができる。
ただし、この電費制御方式では、バッテリの蓄電能力には限界があるうえバッテリの過放電や過充電は絶対に防止する必要があること、及び、バッテリの放電や充電によりバッテリの蓄電能力(=放電能力)が逐次変化することも考慮しなければならず、演算が難しいという問題点があった。
本発明は上記問題点に鑑みなされたものであり、制御が容易であり、かつ、車両走行状態や車両用電力系の状態変化に適切に対応可能な電費制御方式の車両用発電制御装置を提供することをその目的としている。
上記課題を解決するためになされた本発明の車両用発電制御装置は、電源ラインに接続される電気負荷、バッテリ及びエンジン駆動の発電機を有する車両電気系と、前記電気負荷及び前記バッテリへの給電のために前記発電装置の発電電力を制御する制御装置とを備え、前記制御装置が、検出した前記エンジンの運転状態及び前記発電機の発電量に少なくとも基づいて前記発電機の単位電力量当たりの費用を実質的に表す指標である発電電費を算出する手段と、検出した前記バッテリの電気的状態に基づいて前記バッテリのSOCを算出する手段と、前記バッテリ充電のための前記発電機の発電を許可可能な前記発電電費の最高値を意味するパラメータである目標電費と前記バッテリのSOCとの関係を示すとともに、前記SOCが小さくなると高くなり、前記SOCが大きくなると安くなる関数である目標電費関数を予め記憶する手段と、検出した前記SOCを前記目標電費関数に代入して求めた前記目標電費の今回値と前記発電電費とを比較する手段と、前記発電電費が前記目標電費の今回値より安い場合に前記バッテリの許容最大充電電力範囲内での前記バッテリ充電のための前記発電機の発電電力増大を指令し、前記発電電費が前記目標電費の今回値より高い場合に前記バッテリの許容最大放電電力範囲内での前記バッテリの放電を可能とする前記発電機の発電電力削減を指令する手段と、直前の所定期間の前記SOCの状態に基づいて前記目標電費関数を書き換える手段とを備え、前記目標電費は、前記SOCが所定の下限値未満となると前記発電電費の実用上のすべての値より高くなり、前記SOCが所定の上限値以上となると前記発電電費の実用上のすべての値より低くなる特性を有することを特徴としている。
すなわち、この発明の電費制御方式は、単純に上記バッテリ電費を蓄電時の発電電費とするのではなく、バッテリの蓄電状態を示すSOCの関数としてこの発電電費と比較すべきバッテリ電費に相当する関数値(目標電費と称する)を用いる。この関数値は、既述したバッテリ電費と同様に発電電費と比較されるため一種の電費という意味で目標電費と称する。この目標電費は少なくともSOCを入力変数とする関数であるため、この関数を目標電費関数とも言う。
本発明では、発電電費が目標電費より安い時に発電量を増大させ、発電電費が目標電費より高い時に発電量を削減する制御を行うため、従来の電費制御方式と同様に経済的な電力生産制御すなわち発電制御を行い、燃費向上を実現することができる。
また、この発明の電費制御方式は、前記目標電費関数は、目標電費をSOCが小さくなると高く(大きく)シフトさせ、SOCが大きくなると安く(小さく)シフトさせる。言い換えると、発電電費が一定であれば、SOCが小さい場合に発電電力を増大し(発電を強化し)、SOCが大きい場合に発電電力を削減する(発電を抑制する)制御を行う。
このようにすれば、SOCが小さい状況では、発電電費の変動にもかかわらずバッテリのSOCがある中間レベルに収束するように促進することができ、発電電費が安くてももはや充電できないという状況や、発電電費が高くても発電せざるを得ないという状況の発生を減らすことができ、かつ、過充電や過放電の防止にも有効となる。
また、前記目標電費は、前記SOCが所定の下限値未満となると前記発電電費の実用上のすべての値より高くなり、前記SOCが所定の上限値以上となると前記発電電費の実用上のすべての値より低くなる特性を有する。このようにすれば、負荷消費電力の急増などが生じても発電電力増大までの間、バッテリが過放電に陥ることなく一時的に負荷への給電を担当することができるとともに、負荷消費電力の急減などが生じても発電電力減少までの間、バッテリが過充電に陥ることなく一時的に発電電力の過剰分をバッテリにて吸収することができる。つまり、この態様によれば、急激な負荷電流増加が生じてもバッテリが過放電や過充電に陥るのを目標電費関数を用いた簡単な制御により防止しつつ電費制御すなわち総合電費を最低とする制御を実施することができる。
また、前記制御装置は、直前の所定期間の前記SOCの状態に基づいて前記目標電費関数を書き換える手段を有する。このようにすれば、直前の所定期間のSOCの状態に基づいて目標電費関数を書き換えるため、直前の車両走行状態や車両用電力系に好適な目標電費とSOCとの関係(目標電費関数)を利用して電費制御を実施することができる。つまり、バッテリの充放電の限界を考慮した電費制御が可能となる。
つまり、予め設定した固定の目標電費関数を発電電費と比較した結果により発電制御を行う場合、実際の車両走行状態や車両用電力系の運転状態の変動にもかかわらず、予め定められた目標電費関数と発電電費との比較結果により一律に発電制御が行われるため、車両走行状態や電力系の運転状態の変動により実状に適さないケースが生じやすいという問題が生じる。
この問題に鑑み、発明者は、SOCが、直前の車両走行状態や車両用電力系の運転状態の結果を示すことに着目した。したがって、直前のSOCの状態によりこの目標電費関数を更新すれば、直前の車両走行状態や車両用電力系の運転状態の結果を簡単に、目標電費と発電電費との比較を通じて発電制御に反映できる。ただし、この目標電費関数の更新は、更新結果が総合電費すなわち平均発電電費を低減させる方向へ向けて行われる必要がある。
好適な態様において、前記制御装置は、前記直前の所定期間のSOCの状態変化に基づいて、前記SOCと前記目標電費とにより規定される二次元空間上におけるSOCの前記下限値に対応する前記目標電費の値であるSOC下限値対応目標電費値を所定の平均発電電費低減向きに所定のシフト量だけ変化させるとともに、前記SOCのその他の値に対応する前記目標電費の値も前記SOCの増大につれて小さくなる所定のシフト量だけ減少させることにより、前記目標電費関数を書き換える。この態様の目標電費関数の更新方法を採用すれば、適切な目標電費関数の更新を非常に簡単に行うことができ、目標電費関数更新のための演算負担を低減することができる。
好適な態様において、前記制御装置は、前記直前の所定期間のSOCの最大値である区間SOC最大値又はこの区間SOC最大値を入力変数とする関数値にもとづいて、所定の平均発電電費低減向きに前記目標電費関数を書き換える。なお、ここで言う平均発電電費とは上記した総合電費を意味する用語である。
更に具体的に説明すると、直前の所定期間のSOCの最大値が大きいと言うことは、近い将来、バッテリのSOCが上限値に達する可能性が大きいことを意味する。SOCが上限値に達すると、発電電費がいくら安くてもバッテリ充電のための過剰電力生産ができないため、総合燃費が増大してしまう。そこで、この実施態様では、区間SOC最大値が大きい場合には、目標電費関数を、目標電費低減方向へシフトさせる。このようにすれば、バッテリ充電のための発電を抑制するため、SOCが減り、その結果としてSOCが上限値に達する可能性を減らすことができ、総合燃費の改善を期待することができる。
好適な態様において、前記制御装置は、前記直前の所定期間のSOCの最小値である区間SOC最小値又はこの区間SOC最小値の関数値を入力変数とする関数値にもとづいて、所定の平均発電電費低減向きに前記目標電費関数を書き換える。
更に具体的に説明すると、直前の所定期間のSOCの最小値が小さいと言うことは、近い将来、バッテリのSOCが下限値に達する可能性が大きいことを意味する。SOCが下限値に達すると、発電電費がいくら高くてもバッテリ充電のための過剰電力を生産する必要があるため、総合燃費が増大してしまう。そこで、この実施態様では、区間SOC最小値が小さい場合には、目標電費関数を、目標電費増大方向へシフトさせる。このようにすれば、バッテリ充電のための発電を促進するため、SOCが増加し、その結果としてSOCが下限値に達する可能性を減らすことができ、総合燃費の改善を期待することができる。
好適な態様において、前記SOCの上限値と前記下限値との中間値である所定の基準値と前記SOCとの差を前記直前の所定期間に積分した値である区間変動量にもとづいて、所定の平均発電電費低減向きに前記目標電費関数を書き換える。
更に具体的に説明すると、上記区間変動量が+でかつ所定しきい値よりも大きい場合には、直前の所定区間において、SOCが増大傾向となっていることを意味する。このことは、この傾向が今後も継続すると、近い将来、バッテリのSOCが上限値に達する可能性が大きいことを意味する。SOCが上限値に達すると、発電電費がいくら安くてもバッテリ充電のための過剰電力生産ができないため、総合燃費が増大してしまう。そこで、この実施態様では、区間変動量が+でかつ所定しきい値よりも大きい場合には、目標電費関数を、目標電費低減方向へシフトさせる。このようにすれば、バッテリ充電のための発電を抑制するため、SOCが減り、その結果としてSOCが上限値に達する可能性を減らすことができ、総合燃費の改善を期待することができる。
また、同じく、上記区間変動量が−でかつ所定しきい値よりも大きい場合には、直前の所定区間において、SOCが減少傾向となっていることを意味する。このことは、この傾向が今後も継続すると、近い将来、バッテリのSOCが下限値に達する可能性が大きいことを意味する。SOCが下限値に達すると、発電電費がいくら高くてもバッテリ充電のための過剰電力を生産する必要があるため、総合燃費が増大してしまう。そこで、この実施態様では、区間変動量が−でかつ所定しきい値よりも大きい場合には、目標電費関数を、目標電費増大方向へシフトさせる。このようにすれば、バッテリ充電のための発電を促進するため、SOCが増加し、その結果としてSOCが下限値に達する可能性を減らすことができ、総合燃費の改善を期待することができる。
好適な態様において、前記制御装置は、前記区間SOC最大値と、前記区間SOC最小値と、前記区間変動量をそれぞれ入力変数とする関数値にもとづいて、所定の平均発電電費低減向きに前記目標電費関数を書き換える。このようにすれば、上記説明した各態様の効果をすべて期待することができる。
好適な態様において、前記目標電費関数は、発電停止の切り替え頻度を低減するための前記SOCの上下限値近傍にヒステリシス軌跡を有する。このようにすれば、SOCの上限値や下限値近傍にて発電、発電停止が頻繁に変化するのを防止することができる。また、このことは、バッテリ寿命延長の観点からも好適である。
好適な態様において、前記制御装置は、検出した前記バッテリの状態に基づいて前記バッテリの劣化状態を算出するとともに、算出した前記劣化状態に応じて前記バッテリ劣化抑制向きへ前記目標電費関数を書き換える。これにより、劣化が進行したバッテリに対して、その劣化進行を抑制しつつ、目標電費関数f(SOC)による発電制御を実施することができる。すなわち、目標電費関数f(SOC)による燃費向上をそれによるバッテリ劣化促進を抑止しつつ実施することができる。
なお、バッテリ劣化の抑制は、バッテリの充放電を抑制することにより実現できるため、上記した「バッテリ劣化状態に応じてバッテリ劣化抑制向きへ目標電費関数を書き換える」ことは、「バッテリ劣化が進行した場合にバッテリの充放電を抑制する方向へ目標電費関数f(SOC)を書き換えることを意味する。また、これは、バッテリの蓄電電費が現在の発電電費より安くても発電電力を低減してバッテリの放電に頼るのではなく高価な発電電力を負荷給電に使用すること、並びに、現在の発電電費が回生発電などによりバッテリの蓄電電費より安くてもバッテリ充電に用いるのを抑制することを意味する。
好適な態様において、前記制御装置は、前記バッテリの劣化が所定しきい値を超えたかどうかを判断し、超えたと判断した場合には前記バッテリの端子電圧を所定の目標電圧に収束させる定電圧制御を前記発電機に指令する。このようにすれば、バッテリが重度に劣化した場合にはもはや目標電費関数を用いた電費制御を停止するため、この電費制御によるバッテリ劣化の加速を防止することができ、バッテリ寿命の延長を図ることができる。
本発明の車両用発電制御装置の好適な実施態様を以下の実施例により詳細に説明する。ただし、本発明は下記の実施形態に限定解釈されるべきではなく、他の技術を組み合わせて本発明の技術思想を実現してもよい。
(実施形態1)
実施形態1の車両用発電制御装置の実施態様を説明する。
(装置構成)
この車両用発電制御装置を用いた車両用電力系の回路構成を図1に示すブロック図を参照して説明する。
図示しないエンジンにより駆動される発電機1はバッテリ2とともに電気負荷3に給電し、発電機1はバッテリ2に充電電力を給電している。4は発電機を制御する発電コントローラ4であり、バッテリ2からの検出情報や電気負荷3からの負荷情報、更には車両コントローラ5からの車両情報に基づいて発電機1の発電を制御している。エンジンは図示しないエンジンコントローラにより制御されるが、発電コントローラ4にとって必要なエンジン情報は、車両コントローラ5を通じてエンジンコントローラから発電コントローラ4へ送信される。なお、発電コントローラ4、車両コントローラ5及びエンジンコントローラを一体に構成しても良いことはもちろんである。
(電費制御)
発電コントローラ4により行われる発電電費を用いた制御である電費制御を図2に示すフローチャートを参照して説明する。ただし、この実施形態では、電流積算方式によりSOCを算出するものとする。もちろん、バッテリ2のSOCの演算方法としては公知の他の方法を採用してもよい。
まず、不図示の電流センサにより検出したバッテリの充放電電流を読み込み(S100)、読み込んだ充放電電流を積算する(S102)。次に、この積算値を予め決定した満充電容量値から差し引いた値をこの満充電容量値で割ってSOCの今回値を算出する(S104)。
なお、この満充電容量値は、満充電時の積算値(SOC100%)と実用レベルでの完全放電時の積算値(SOC0%)との差を満充電容量値として用いるが、満充電状態の判定や完全放電時の判定は公知の方法を用いて行えばよく、この発明の要旨でもないため説明を省略する。
次に、算出したSOCの今回値を、予め記憶する目標電費関数f(SOC)に代入して目標電費Cpを演算する(S106)。なお、ここで言う目標電費Cpとは、発電機1にバッテリ2の充電のための発電を許可可能な発電電費Cgの最高値に相当するパラメータであリ、目標電費関数f(SOC)とは、この目標電費CpとSOCとの関係を示す関数である。この実施形態にて用いる目標電費関数f(SOC)の具体的な特性については後述する。目標電費関数f(SOC)は、関数式の形式により記憶されても良く、あるいはテーブル又はマップの形式にて記憶されてもよい。次に、求めた目標電費Cpに基づいて発電機1に与える発電指令を決定し(S108)、決定した発電指令を発電機1に指令する(S110)。
(目標電費関数f(SOC)の説明)
目標電費関数f(SOC)の一例を図3に示す。図3に示す目標電費関数f(SOC)において、目標電費Cpは、SOCの下限値と上限値との間で、SOCが小さくなると高くなり(大きくなり)、SOCが大きくなると安くなる(小さくなる)。また、SOCの下限値未満のSOC領域では目標電費Cpは発電電費の実用上のすべての値より高くなり、SOCの上限値以上のSOC領域では目標電費Cpは発電電費の実用上のすべての値より安くなるように設定されている。下限値はたとえばSOC20%に設定され、上限値はたとえば80%に設定されている。
上記説明した目標電費関数f(SOC)を用いると、SOCが大きい状況では、バッテリ2の充電余力が小さいため、発電電費が大幅に安い場合にのみ充電を行う。また、バッテリ2には十分に蓄電されているため発電電費が少し増加したらバッテリ2が放電することができる。逆に、SOCが小さい状況では、バッテリ2の放電余力が小さいため、発電電費が大幅に高い場合にのみ放電を行う。また、バッテリ2の蓄電量が小さいため発電電費が相当に高い場合にのみバッテリ2が放電することができる。
(発電指令演算ルーチン)
ステップS108にて説明した発電指令の決定方法の一例を、図4に示すフローチャートを参照して説明する。
まず、エンジンの運転状態を読み込む(S120)。この実施形態では、エンジンの運転状態としてそのエンジン回転数とエンジン出力トルクと単位時間当たりの燃料消費量とを読み込む。これらのパラメータの検出自体は周知事項であるため、詳細説明は省略する。
次に、発電電費Cgを算出する(S122)。この実施形態では、図5に示す発電電費算出マップを用いて発電電費Cgを求める。この発電電費算出マップは、エンジン回転数とエンジン出力トルクと発電電費Cgとの関係を示す三元マップであり、予め記憶手段に記憶されている。
次に、求めた発電電費CgとステップS106で算出した目標電費Cpとを比較し(S124)。比較結果に基づいて発電機1の運転モードを決定する(S126〜S130)。更に具体的に説明すると、発電電費Cgが目標電費Cp+αよりも大きければ発電停止モードを選択し(S126)、発電電費Cgが目標電費Cpーαよりも小さければ発電モードを選択し(S128)、発電電費Cgが目標電費Cp+α以下、目標電費Cpーα以上なら現状維持モードを選択する(S130)。この選択されたモードは、ステップS110で言う発電指令として発電機1に送信される。なお、αは所定のマージンである。
(発電機1の制御例1)
上記選択したモードに対応する発電機1の発電動作の一例を以下に説明する。
この制御例1は、発電機1の界磁電流制御を簡単化した例であって、発電停止モードでは発電機1の界磁電流を制御するスイッチングトランジスタをオフし、発電モードでは発電機1の界磁電流を制御するスイッチングトランジスタをオンし、現状維持モードでは、直前のスイッチングトランジスタの動作状態を保持する。
この制御例1を図6を参照して更に具体的に説明する。これにより、発電電費Cgが目標電費Cpより高い場合(X1)には、発電が停止される。その結果、バッテリ2のSOCは低下する。バッテリ2のSOCが低下すると、図6からわかるように目標電費Cpが増大する。つまり、発電電費Cgが高い場合には、バッテリ2のSOCは低値となる。すなわち、発電電費Cgが高く、あまり発電するべきではない状況では、バッテリ2は放電を行い、低SOC状態となる。逆に、発電電費Cgが目標電費Cpより低い場合(X2)には、発電が開始される。その結果、バッテリ2のSOCは増加する。バッテリ2のSOCが増加すると、図6からわかるように目標電費Cpが低下する。つまり、発電電費Cgが低い場合には、バッテリ2のSOCは高値となる。すなわち、発電電費Cgが低く、大いに発電して安い電力量をバッテリ2に蓄えるべき状況では、バッテリ2は蓄電を行い、高SOC状態となる。
(発電機1の制御例2)
上記選択した発電機1の運転モードに対応する発電機1の発電動作の他例を以下に説明する。この制御例2は、電費を制御変数として、既述した電力均衡制御方式を実施する例であって、電気負荷の消費電力合計(負荷電力と言う)と、算出したバッテリ2の充放電電力とを合計して要求電力とし、発電機1が、この要求電力に相当する発電電力を発電する制御を行う。この時、バッテリ2の充放電電力は発電電費を反映して算出され、これにより、発電電費が安い場合にバッテリ2のSOCが増大され、発電電費が高い場合にバッテリ2のSOCは減少される。
図7に示すフローチャートを参照して具体的に説明する。
まず、ステップS140にて、現在の負荷電力Prを算出する。この負荷電力Prの算出は、検出した各負荷への供給電流と電源電圧とから算出できる他、公知の種々の方法により推定しても良い。
次のステップS142では、図4のステップS124の比較結果により選択した発電機1の運転モードに基づいて、バッテリ2の充放電電力Pbを決定するサブルーチンを決定する。
具体的に説明すると、発電モードでは、発電電費Cgが目標電費Cpよりも安いので、発電を促進するためバッテリ2に充電電力が与えられる。また、現状維持モードでは、発電電費Cgと目標電費Cpとが大略一致しているために、現在の発電状態の維持が指令される。
この実施例では、充電電力の大きさは予め定められたバッテリ2の許容最大充電電力値が充放電電力Pbとされる。発電停止モードでは、発電電費Cgが目標電費Cpよりも高いので、発電を抑止するためバッテリ2に放電電力が与えられる。この実施例では、放電電力の大きさは予め定められたバッテリ2の許容最大放電電力値が充放電電力Pbとされる。
なお、バッテリ2の許容最大充電電力値は、バッテリ2がこの値にて充電される際にバッテリ2の端子電圧が予め定められた電源電圧の許容最大値を超えない値に設定される。同じく、バッテリ2の許容最大放電電力値は、バッテリ2がこの値にて放電される際にバッテリ2の端子電圧が予め定められた電源電圧の許容最小値を超えない値に設定される。
次のステップS144では、求めたバッテリ2の充放電電力Pbと負荷電力Prとの合計が算出され、これが発電機1に要求する要求電力Pxとして決定され、この要求電力Pxが発電指令とされる(S146)。
発電機1は、指令されたこの要求電力Pxに等しい発電電力を発電する。具体的には、発電機1は、発電電力と界磁電流と回転数との関係を示すマップを持っており、このマップに発電電力すなわち要求電力Pxと回転数とを代入して界磁電流値を決定し、この界磁電流値を界磁コイルに通電する。
なお、既述したように、この発電機1の制御例2では、発電停止モードは正確にはバッテリ放電モードであり、バッテリ2の充電のための発電が停止されるモードであり、発電機1の発電が一律に停止されるものではないことに留意されたい。
(発電機1の制御例3)
上記選択した発電機1の運転モードに対応する発電機1の発電動作の更に他の例を以下に説明する。この制御例3は、制御例2において、バッテリ2の充放電電力Pbの算出方式を変更したものである。つまり、バッテリ2の充放電電力Pbを上記のように許容最大電力値に固定するのではなく、マップを用いて変化したものである。
具体的に説明すると、バッテリ2が接続される電源ラインの電圧は、基準電源電圧値を含む小さい所定範囲内においてのみ変動を許される必要がある。電源ラインの電圧すなわちバッテリ2の端子電圧は、バッテリ2の充放電電流の関数となり、バッテリ2の充放電電力は、充放電電流と端子電圧との積となる。したがって、バッテリ2の端子電圧が許容範囲を逸脱しない範囲でバッテリ2の許容最大電力値が設定される必要がある。
この制御例では、発電モード(バッテリ充電)時には、予め記憶する充電時マップを用いてバッテリ端子電圧が許容最大値となる時の許容最大充電電力値が求められ、これが充放電電力Pbとされる。発電停止モード(バッテリ放電)時には、予め記憶する放電時マップを用いてバッテリ端子電圧が許容最小値となる時の許容最大充電電力値が求められ、これが充放電電力Pbとされる。
一例において、上記した充電時マップを、検出した負荷消費電力と許容最大充電電力値との関係を示すマップとし、上記した放電時マップを、検出した負荷消費電力と許容最大放電電力値との関係を示すマップとすることができる。これは、電源ラインの電圧が、負荷消費電力の関数となるためである。
他例において、上記した充電時マップを、検出したバッテリ2のSOCと許容最大充電電力値との関係を示すマップとし、上記した放電時マップを、検出したバッテリ2のSOCと許容最大放電電力値との関係を示すマップとすることができる。これは、バッテリ2の端子電圧がSOCの関数となるためである。
(変形態様)
図7に示す電費利用型の電力均衡制御において、電力の代わりに電流をパラメータとしてルーチンを実行しても良い。すなわち、図7に示す負荷電力Pr、バッテリ2の充放電電力Pb及び要求電力Pxは、ほぼ同一の電源ライン電圧下の電力とみなすことができるため、それぞれ電源電圧で割って負荷電流Ir、バッテリ2の充放電電流Ib及び要求電流Ixとすることができる。したがって、この場合には、発電機1は、要求電流Ixに相当する発電電流を出力するように、マップにもとづいて界磁電流を制御すればよい。なお、このマップは、発電電流と界磁電流と回転数との関係を示す三元マップとすることができる。
(目標電費関数f(SOC)の修正)
次に、既述した目標電費関数f(SOC)の修正について以下に説明する。この修正例では、バッテリ2のSOCの直前の所定期間の状態に基づいて、SOC下限値に対応する目標電費Cpの値であるSOC下限値対応目標電費値CpMINを、所定の平均発電電費低減向きに所定のシフト量ΔCpだけ変化させるとともに、SOCのその他の値に対応する目標電費Cpの値も、SOCの増大につれて小さくなるシフト量ΔCp’だけ減少させる(図8参照)。
目標電費関数f(SOC)の具体的な修正動作を図9に示すフローチャートを参照して説明する。
まず、バッテリ2のSOCを定期的に検出し、記憶する(S160)。次に、直前の所定区間(所定期間)のSOCの情報を抽出し(S162)。所定の更新タイミングに達したかどうかを判定して(S164)、達したら抽出した上記SOC情報に基づいてシフト量ΔCpを求め、このシフト量ΔCpをSOCにて変形してシフト量ΔCp’を求めて目標電費関数f(SOC)を修正する(S166)。
なお、この実施形態では、上記した直前の所定区間(所定期間)のSOCの情報は、この直前の所定区間におけるSOCの最大値(区間最大値又は区間SOC最大値とも言う)と、この直前の所定区間におけるSOCの最小値(区間最小値又は区間SOC最小値とも言う)と、変動量(区間変動量とも言う)とにより構成されている。図10に走行中におけるSOCの変動の一例を示す。ここで言う変動量とは、SOCの上限値と下限値との間の中央値であるSOCの基準値(この実施形態ではSOC50%とした)と逐次検出したSOCの検出値との差をこの直前の所定区間の間だけ積分した値である。
次に、目標電費関数f(SOC)の更新動作を更に詳しく説明する。
まず、求めたSOCの最大値、最小値、変動量を代入してシフト量ΔCpを抽出する。このマップは、SOCの最大値、最小値、変動量及びシフト量ΔCpの関係を示す4元マップとする。次に、予め記憶するシフト量ΔCpとシフト量ΔCp’との関係を示す式(ΔCp’=f(ΔCp、SOC))にSOCとΔCpとを代入して各SOCでのシフト量ΔCp’を求める。これにより、目標電費関数f(SOC)の修正(更新)が完了する。ただし、上記した4元マップは、平均発電電費が低減する向きに上記シフトを行うためのものである。
更に具体的に説明すると、直前の所定区間のSOCの最大値が大きいと言うことは、近い将来、バッテリのSOCが上限値に達する可能性が大きいことを意味する。SOCが上限値に達すると、発電電費がいくら安くてもバッテリ充電のための過剰電力生産ができないため、総合燃費が増大してしまう。そこで、区間SOC最大値が大きくSOCの上限値に近い場合には、目標電費関数を、目標電費低減方向へシフトさせる。このようにすれば、バッテリ充電のための発電を抑制するため、SOCが減り、その結果としてSOCが上限値に達する可能性を減らすことができ、総合燃費の改善を期待することができる。
また、直前の所定期間のSOCの最大値が小さいと言うことは、近い将来、バッテリのSOCが下限値に達する可能性が大きいことを意味する。SOCが下限値に達すると、発電電費がいくら高くてもバッテリ充電のための過剰電力を生産する必要があるため、総合燃費が増大してしまう。そこで、区間SOC最小値が小さくSOCの下限値に近い場合には、目標電費関数を、目標電費増大方向へシフトさせる。このようにすれば、バッテリ充電のための発電を促進するため、SOCが増加し、その結果としてSOCが下限値に達する可能性を減らすことができ、総合燃費の改善を期待することができる。
更に、変動量(区間変動量)が+でかつ所定しきい値よりも大きい場合には、直前の所定区間においてSOCが増大傾向となっていることを意味する。このことは、この傾向が今後も継続すると、近い将来、バッテリのSOCが上限値に達する可能性が大きいことを意味する。SOCが上限値に達すると、発電電費がいくら安くてもバッテリ充電のための過剰電力生産ができないため、総合燃費が増大してしまう。そこで、区間変動量が+でかつ所定しきい値よりも大きい場合には、目標電費関数を、目標電費低減方向へシフトさせる。このようにすれば、バッテリ充電のための発電を抑制するため、SOCが減り、その結果としてSOCが上限値に達する可能性を減らすことができ、総合燃費の改善を期待することができる。
また、同じく、上記区間変動量が−でかつ所定しきい値よりも大きい場合には、直前の所定区間において、SOCが減少傾向となっていることを意味する。このことは、この傾向が今後も継続すると、近い将来、バッテリのSOCが下限値に達する可能性が大きいことを意味する。SOCが下限値に達すると、発電電費がいくら高くてもバッテリ充電のための過剰電力を生産する必要があるため、総合燃費が増大してしまう。そこで、区間変動量が−でかつ所定しきい値よりも大きい場合には、目標電費関数を、目標電費増大方向へシフトさせる。このようにすれば、バッテリ充電のための発電を促進するため、SOCが増加し、その結果としてSOCが下限値に達する可能性を減らすことができ、総合燃費の改善を期待することができる。
このように上記4元マップを作成すればよい。なお、このマップを更に走行情報により変形してもよい。走行情報としては、加速状態、減速状態、回生状態や渋滞情報などが挙げられる。この場合にも、走行情報によるマップの変形は平均発電電費が低減する向きになされる。
(変形態様)
図8に示す目標電費関数f(SOC)の変形例を図11〜図14に示す。
なお、図14はマップを、SOCと目標電費と負荷電力との三元マップとしたものであり、このマップに負荷電力とSOCとを代入して目標電費を算出するものである。
(変形態様)
図15は、目標電費関数f(SOC)の下限値近傍と上限値近傍にヒステリシスを設けたものであり、充電率(SOC)上下限値付近で発電機1の運転モードが頻繁に変化するのを防止すたものである。この図15では、SOCがその下限値に達したら所定のSOC最小値まで回復するまでは目標電費関数f(SOC)を無限大(きわめて大きな値)のままに維持し、SOCがその上限値に達したら所定のSOC最小値まで低下するまでは目標電費関数f(SOC)を0のままに維持する。これにより、SOCの上限値や下限値近傍における頻繁な発電状態の変化を防止することができ、バッテリ寿命延長も期待することができる。
(実施形態2)
実施形態2の車両用発電制御装置の実施態様を図16に示す目標電費関数f(SOC)の特性図を参照して説明する。図16に示す目標電費関数f(SOC)L、目標電費関数f(SOC)Hは、図3に示す目標電費関数f(SOC)の全体にヒシテリシスを設けたものであり、図15に示すヒシテリシス付き目標電費関数f(SOC)を拡張したものである。
図16では、目標電費関数f(SOC)LはSOCが長期的に見て(平均的に見て)増大する時に用いる目標電費関数であり、目標電費関数f(SOC)HはSOCが長期的に見て(平均的に見て)減少する時に用いる目標電費関数である。すなわち、この実施形態では、バッテリ放電傾向が持続する場合には目標電費関数f(SOC)を高くシフトし、バッテリ充電傾向が持続する場合には目標電費関数f(SOC)を低くシフトするように目標電費関数f(SOC)にヒステリシスを与える。
このようにすれば、バッテリ放電傾向では目標電費関数f(SOC)Hが高くシフトしているために発電電費Cgが多少高くても発電がなされバッテリ充電が促進される。逆に、バッテリ充電傾向では、目標電費関数f(SOC)Hが低くシフトしているために発電電費Cgがかなり低下しないと発電を行なわない。これにより、目標電費関数f(SOC)に応じた電費制御を最適に行うことができる。
なお、バッテリ劣化を検出した場合に、図16の目標電費関数f(SOC)を採用すると、バッテリ寿命の延長を図りつつ、目標電費関数f(SOC)を用いた電費制御を実施することができる。
(実施形態3)
実施形態3の車両用発電制御装置の実施態様を図17に示す目標電費関数f(SOC)の特性図を参照して説明する。図17に示す目標電費関数f(SOC)は、図3に示す目標電費関数f(SOC)の下限値をそれより大きい新下限値に増加すべくシフトした点をその特徴とする。このシフトは、バッテリが劣化したと判定した場合に行う。なお、この下限値のシフト量をバッテリ劣化状態に応じて変更してもよぃ。たとえば、バッテリ劣化が進行するほど、新下限値を大きく設定しても良い。
このようにすれば、バッテリ劣化時には、SOCが下限値以下に減少するケースを減らすことができ、バッテリ容量不足の発生を抑止することができる。
(バッテリ劣化を考慮した制御例)
次に、目標電費関数f(SOC)を特にバッテリ劣化時に採用する制御を図18〜図19に示すフローチャートを参照して以下に説明する。
まず、バッテリ状態を読み込み(S150)、読み込んだ状態に基づいて現在のバッテリ劣化状態を算出する(S152)。バッテリ状態量に基づいてバッテリ劣化状態を判定する方法には多数の技術が提案されているが、そのいずれを採用しても良い。この実施形態では、バッテリの充電電流積分量と放電電流積分量の総和を採用するが、これらの一方だけを採用してもよい。次に、算出したバッテリ劣化状態が予め定めた所定しきい値に達したかどうかを判定してバッテリ劣化状態か否かを判定(S154)、まだバッテリ劣化していないと判定した場合には実施形態1で説明した目標電費関数f(SOC)を用いた電費制御(基準の電費制御方式)にて発電制御を行い(S156)、バッテリ劣化が所定レベルに達したと判定した場合には目標電費関数f(SOC)のうちバッテリ寿命延長に好適な任意の一つを選んで次の目標電費関数f(SOC)’として選択する(S158)。次に、ステップS152で算出したバッテリ劣化状態が上記所定しきい値よりも更に重度のバッテリ劣化状態に相当する第2のしきい値に達したかどうかを判定し(S160)、まだバッテリは重度に劣化していないと判定した場合にはステップS162を迂回し、バッテリは重度に劣化したと判定した場合にはステップS162にて常時定電圧制御を選択する。次に、これまでの運転モード選択結果を発電機に指令し(S164)、メインルーチンにリターンする。
このようにすれば、バッテリ劣化前には実施形態1で説明した目標電費関数f(SOC)を用いた電費制御により燃費を良好に低減でき、バッテリが軽度に劣化した状態ではバッテリ寿命短縮抑止と燃費改善とを両立させ、バッテリが重度に劣化した場合には目標電費関数f(SOC)を用いた電費制御による燃費節減を放棄してただバッテリ寿命延長に有効な発電制御を行うことができる。
実施形態1に用いた車両用電力系を示すブロック図である。 図1の発電コントローラにより行われる電費制御を示すフローチャートである。 目標電費関数f(SOC)の一例を示す特性図である。 発電指令算出ルーチンを示すフローチャートである。 発電電費マップを示す図である。 目標電費関数f(SOC)と発電指令(運転モード)との関係を示す図である。 発電指令算出ルーチンを示すフローチャートである。 目標電費関数f(SOC)のシフト例を示す図である。 目標電費関数f(SOC)の更新動作を示すフローチャートである。 SOCの変動例を示すタイムチャートである。 目標電費関数f(SOC)の変形例を示す特性図である。 目標電費関数f(SOC)の変形例を示す特性図である。 目標電費関数f(SOC)の変形例を示す特性図である。 目標電費関数f(SOC)の変形例を示す特性図である。 目標電費関数f(SOC)の変形例を示す特性図である。 実施形態2で採用した目標電費関数f(SOC)の変形例を示す特性図である。 実施形態3で採用した目標電費関数f(SOC)の変形例を示す特性図である。 バッテリ劣化状態を加味した電費制御を示すフローチャートである。 バッテリ劣化状態を加味した電費制御を示すフローチャートである。
符号の説明
1 発電機
2 バッテリ
3 電気負荷
4 発電コントローラ
5 車両コントローラ

Claims (9)

  1. 電源ラインに接続される電気負荷、バッテリ及びエンジン駆動の発電機を有する車両電気系と、
    前記電気負荷及び前記バッテリへの給電のために前記発電装置の発電電力を制御する制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、
    検出した前記エンジンの運転状態及び前記発電機の発電量に少なくとも基づいて前記発電機の単位電力量当たりの費用を実質的に表す指標である発電電費を算出する手段と、
    検出した前記バッテリの電気的状態に基づいて前記バッテリのSOCを算出する手段と、
    前記バッテリ充電のための前記発電機の発電を許可可能な前記発電電費の最高値を意味するパラメータである目標電費と前記バッテリのSOCとの関係を示すとともに、前記SOCが小さくなると高くなり、前記SOCが大きくなると安くなる関数である目標電費関数を予め記憶する手段と、
    検出した前記SOCを前記目標電費関数に代入して求めた前記目標電費の今回値と前記発電電費とを比較する手段と、
    前記発電電費が前記目標電費の今回値より安い場合に前記バッテリの許容最大充電電力範囲内での前記バッテリ充電のための前記発電機の発電電力増大を指令し、前記発電電費が前記目標電費の今回値より高い場合に前記バッテリの許容最大放電電力範囲内での前記バッテリの放電を可能とする前記発電機の発電電力削減を指令する手段と、
    直前の所定期間の前記SOCの状態に基づいて前記目標電費関数を書き換える手段と、
    を備え
    前記目標電費は、
    前記SOCが所定の下限値未満となると前記発電電費の実用上のすべての値より高くなり、前記SOCが所定の上限値以上となると前記発電電費の実用上のすべての値より低くなる特性を有することを特徴とする車両用発電制御装置。
  2. 請求項記載の車両用発電制御装置において、
    前記制御装置は、
    前記直前の所定期間のSOCの状態変化に基づいて、前記SOCと前記目標電費とにより規定される二次元空間上におけるSOCの前記下限値に対応する前記目標電費の値であるSOC下限値対応目標電費値を所定の平均発電電費低減向きに所定のシフト量だけ変化させるとともに、前記SOCのその他の値に対応する前記目標電費の値も前記SOCの増大につれて小さくなる所定のシフト量だけ減少させることにより、前記目標電費関数を書き換える車両用発電制御装置。
  3. 請求項記載の車両用発電制御装置において、
    前記制御装置は、
    前記直前の所定期間のSOCの最大値である区間SOC最大値又はこの区間SOC最大値を入力変数とする関数値にもとづいて、所定の平均発電電費低減向きに前記目標電費関数を書き換える車両用発電制御装置。
  4. 請求項記載の車両用発電制御装置において、
    前記制御装置は、
    前記直前の所定期間のSOCの最小値である区間SOC最小値又はこの区間SOC最小値の関数値を入力変数とする関数値にもとづいて、所定の平均発電電費低減向きに前記目標電費関数を書き換える車両用発電制御装置。
  5. 請求項及び記載の車両用発電制御装置において、
    前記制御装置は、
    前記SOCの上限値と前記下限値との中間値である所定の基準値と前記SOCとの差を前記直前の所定期間に積分した値である区間変動量にもとづいて、所定の平均発電電費低減向きに前記目標電費関数を書き換える車両用発電制御装置。
  6. 請求項記載の車両用発電制御装置において、
    前記制御装置は、
    前記区間SOC最大値と、前記区間SOC最小値と、前記区間変動量をそれぞれ入力変数とする関数値にもとづいて、所定の平均発電電費低減向きに前記目標電費関数を書き換える車両用発電制御装置。
  7. 請求項5記載の車両用発電制御装置において、
    前記目標電費関数は、発電停止の切り替え頻度を低減するための前記SOCの上下限値近傍にヒステリシス軌跡を有する車両用発電制御装置。
  8. 電源ラインに接続される電気負荷、バッテリ及びエンジン駆動の発電機を有する車両電気系と、
    前記電気負荷及び前記バッテリへの給電のために前記発電装置の発電電力を制御する制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、
    検出した前記エンジンの運転状態及び前記発電機の発電量に少なくとも基づいて前記発電機の単位電力量当たりの費用を実質的に表す指標である発電電費を算出する手段と、
    検出した前記バッテリの電気的状態に基づいて前記バッテリのSOCを算出する手段と、
    前記バッテリ充電のための前記発電機の発電を許可可能な前記発電電費の最高値を意味するパラメータである目標電費と前記バッテリのSOCとの関係を示すとともに、前記SOCが小さくなると高くなり、前記SOCが大きくなると安くなる関数である目標電費関数を予め記憶する手段と、
    検出した前記SOCを前記目標電費関数に代入して求めた前記目標電費の今回値と前記発電電費とを比較する手段と、
    前記発電電費が前記目標電費の今回値より安い場合に前記バッテリの許容最大充電電力範囲内での前記バッテリ充電のための前記発電機の発電電力増大を指令し、前記発電電費が前記目標電費の今回値より高い場合に前記バッテリの許容最大放電電力範囲内での前記バッテリの放電を可能とする前記発電機の発電電力削減を指令する手段と、
    を備え、
    検出した前記バッテリの状態に基づいて前記バッテリの劣化状態を算出するとともに、
    算出した前記劣化状態に応じて前記バッテリ劣化抑制向きへ前記目標電費関数の特性を変更する車両用発電制御装置。
  9. 請求項記載の車両用発電制御装置において、
    前記制御装置は、
    前記バッテリの劣化が所定しきい値を超えたかどうかを判断し、超えたと判断した場合には前記バッテリの端子電圧を所定の目標電圧に収束させる定電圧制御を前記発電機に指令する車両用発電制御装置。
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