JP4816018B2 - 可撓性浮体 - Google Patents

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Description

本発明は、可撓性浮体に関し、さらに詳しくは、船の甲板等での安定性および移動作業性を向上するとともに、耐久性を向上するようにした可撓性浮体に関するものである。
船舶が接岸するときの衝撃を緩衝するための浮遊式防舷材や、海中での係留索の保持や係留索の自重を軽減するための可撓性ブイ等の可撓性浮体は、一般にゴム材料等の弾性材からなる中空円筒体で構成されている。
これらの可撓性浮体は、円筒状であるため、船の甲板等に載置すると転がり易く、不安定なものであった。また、甲板上の載置場所から甲板上を引きずって移動させて海中に投入するときに、甲板上でゴロゴロと転動するため直線的に移動させることが非常に困難であり、移動作業性が著しく悪いという問題があった。また、甲板上を引きずる際に可撓性浮体の表面が摩耗したり破損することがあり、耐久性を十分に保持することも難しいという問題があった。
従来、浮遊式防舷材では、周壁表面にチェーンネット等を取り付けたものがあるが(例えば、特許文献1、2参照)、チェーンネットでは周壁表面からの突出量が小さいため、転がりを防止することはできなかった。
また、特許文献2では、防舷材を被覆する金属チェーンネットによる船体の損傷を防止するため、金属チェーンネットをゴムネットに代えるとともに、ゴムネットにタイヤを取り付けるようにしている。しかし、この防舷材では、甲板等に載置した際にタイヤが載置面に当接するため当接幅が不均一であり、不安定になりやすい。したがって、円筒状の防舷材を軸方向に引きずると、非常に大きな抵抗が生じて容易に移動させることができないという問題があった。
実開平7−8196号公報 実開平5−3332号公報
本発明の目的は、船の甲板等での安定性および移動作業性を向上するとともに、耐久性を向上するようにした可撓性浮体を提供することにある。
上記目的を達成するため本発明の可撓性浮体は、密封可能な可撓性を有する中空円筒体からなる可撓性浮体において、前記中空円筒体の周壁表面に前記中空円筒体の軸方向に直線状に延びる複数の支持部材を周方向に間隔をおいて配置するとともに、前記支持部材を、周方向に隣接する2つの支持部材に共通接線を引いたときに該共通接線が前記中空円筒体の周壁と非接触状態になる大きさにし、かつ前記共通接線と一致する平面部を有するようにしたことを特徴とするものである。
本発明の可撓性浮体によれば、中空円筒体の周壁表面に中空円筒体の軸方向に直線状に延びる支持部材を周方向に間隔をおいて配置するとともに、周方向に隣接する2つの支持部材に対して引いた共通接線が中空円筒体の周壁と非接触状態になるようにしたので、可撓性浮体を甲板等に載置すると2点支持状態となり、不安定な円筒中空体を安定に載置することができる。
したがって、載置面で軸方向に引きずっても転動することなく、バランスを保ちながら円滑に移動させることができる。さらに、中空円筒体が載置面に直接接触しないので摩耗、破損等を防いで耐久性を保持することができる。
以下、本発明の可撓性浮体を図に示した実施形態に基づいて説明する。図1、2に示す第1参考例の可撓性浮体1は、中空円筒体2を備え、軸方向両端部に口金部4を有している。口金部4を片端部に有することもある。中空円筒体2は、内層ゴムと外層ゴムとの間に有機繊維や金属ワイヤ等からなる補強層を積層して構成されている。
口金部4は開閉蓋4aと接続部5とを備え、開閉蓋4aを開口して中空円筒体2の内部に空気や海水等の流体を流入させ、閉口して内部に密封するようになっている。接続部5には係留するための係留索が接続される。接続部5は中空円筒体2にではなく、図3、4に示す後述する第2実施形態のように、チェーンネットに取り付けることもできる。
中空円筒体2の周壁表面には、軸方向に延びる円柱状の支持部材3が取り付けられている。支持部材3は、中空円筒体2の軸心に対してなす開き角度Aを90°にして周方向に等間隔で4つ配置され、中空円筒体2の軸方向に対しては2つに分割されている。支持部材3は、ゴム、樹脂、または、これらと有機繊維や金属ワイヤ等からなる補強層との積層体等で形成されている。
支持部材3は、周方向に隣接する2つの支持部材3に対して共通接線Lを引いたときに、共通接線Lが中空円筒体2の周壁と非接触状態になる大きさになっている。したがって、可撓性浮体1は、内部に空気等の流体を充填した状態で平らな載置面8に置くと、周方向に隣接する2つの支持部材3だけが載置面8に当接し、中空円筒体2は非接触状態となる。これにより、転がり易く不安定な円筒状の中空円筒体2からなる可撓性浮体1であっても、支持部材3によって軸方向視で2点支持状態となり、安定して船の甲板等に載置することができる。
支持部材3は中空円筒体2の軸方向に直線状に延びているので、当接幅は軸方向に略均一となり、軸方向に引きずって可撓性浮体1を移動させる際にはバランスが取り易く、大きな抵抗を受けることなく、円滑に、かつ直線的に移動させることができる。したがって、移動時の転動を必要以上に気にする必要がなく、移動に要する力も小さくて済み、取扱いが容易になる。
また、中空円筒体2が載置面8と直接接触しないので、引きずって移動させても、中空円筒体2の摩耗、破損等を引き起こすことがない。これにより、耐圧性や密閉性を確保するために重要である中空円筒体2を十分に保護して、耐久性を向上させることができる。
支持部材3は開き角度Aが45°以上110°以下となるように中空円筒体2の周壁に配置することが好ましく、60°以上90°以下とすることが特に好ましい。中心角度が45°未満であると十分な安定性を得にくくなり、110°を超えると中空円筒体2を載置面8と非接触状態にするために、支持部材3を相応に大きくする必要がある。
開き角度Aをすべて均等にして支持部材3を周方向に等間隔に配置することで、可撓性浮体1が載置される周方向位置に拘わらず、均一な安定性を得ることができる。
例えば、中空円筒体2の外径が2.5m、円柱状の支持部材3を均等の開き角度A60°で6つ配置する場合は、支持部材3の外径を0.25mとする。中空円筒体2の外径が2.5m、円柱状の支持部材3を均等の開き角度A90°で4つ配置する場合は、支持部材3の外径を0.5mとする。
尚、中空円筒体2の外径が2.5m、長さが5.5m程度の可撓性浮体1の重量は、7ton程度になるので、自重による支持部材3の圧縮変形量を考慮してその大きさ(外径)を決定する。
支持部材3は、軸方向に複数に分割せずに一体化してもよく、平面に載置した際に中空円筒体2が載置面8に接触しないように、その長さ、位置を決定する。実施形態で示したように軸方向に分割して間欠的に配置することで、必要な機能を確保しつつ、軽量化を図ることができる。
この可撓性浮体1は、内部の流体を排出し、折り畳んで小さくして保管等することができるが、従来のように周壁にタイヤが取り付けられていると、折り畳む際に邪魔になっていたが、この支持部材3では邪魔になることなく、小さく折り畳むことができる。
図3、4に第2参考例を例示する。この可撓性浮体1は軸方向および周方向に所定間隔で張り巡らされた金属チェーンからなるチェーンネット6によって、表面が被覆されている。チェーンネット6は、ゴムスリーブ7で被覆され、接続部5はチェーンネット6の両端部に固定されている。
円柱状の支持部材3は、ゴムスリーブ7と同様にチェーンネット6に取り付けられて、中空円筒体2の周方向に均等な開き角度A60°で6つ配置され、軸方向に対しては2つに分割されている。開き角度Aが60°となっているので、図1に示した支持部材3に比べて外径を小さくできるが、周方向に隣接する2つの支持部材3に対して引いた共通接線Lがゴムスリーブ7に接触しない外径を採用する。即ち、可撓性浮体1を平面に載置した際に、ゴムスリーブ7が載置面8に接触しないように、支持部材3の外径を決定する。
図5に図の支持部材3を変形した場合における本発明の実施形態からなる可撓性浮体を示す。図5の支持部材3は、周方向に隣接する2つの支持部材3に対して引いた共通接線Lと一致する平面部3aを有している。したがって、可撓性浮体1を載置した際に、載置面8と支持部材3の平面部3aとが当接するので、さらに安定性を高めることができ、これに伴って開き角度Aを小さくすることが可能となる。
また、平面部3aを設けて当接面積を増加させると、支持部材3に作用する可撓性浮体1の自重による応力集中を緩和することができる。これにより、載置時に圧縮され、移動時に引きずられてせん断力が作用する支持部材3の耐久性が向上する。
この支持部材3の断面形状は、共通接線Lと一致する平面部3aを有していれば、図示したものに限らず、その他、種々の多角形等を採用することができる。
本発明の可撓性浮体の第1参考例を例示する正面図である。 図1の側面図である。 本発明の可撓性浮体の第2参考例を例示する正面図である。 図3の側面図である。 図3の支持部材変形した場合における本発明の可撓性浮体の実施形態 を例示する正面図である。
符号の説明
1 可撓性浮体
2 中空円筒体
3 支持部材 3a 平面部
4 口金部 4a 開閉蓋
5 接続部
6 チェーンネット
7 ゴムスリーブ
8 載置面

Claims (4)

  1. 密封可能な可撓性を有する中空円筒体からなる可撓性浮体において、
    前記中空円筒体の周壁表面に前記中空円筒体の軸方向に直線状に延びる複数の支持部材を周方向に間隔をおいて配置するとともに、
    前記支持部材を、周方向に隣接する2つの支持部材に共通接線を引いたときに該共通接線が前記中空円筒体の周壁と非接触状態になる大きさにし、かつ前記共通接線と一致する平面部を有するようにした可撓性浮体。
  2. 前記周方向に隣接する2つの支持部材の前記中空円筒体の軸心に対してなす開き角度が60°以上90°以下である請求項1に記載の可撓性浮体。
  3. 前記支持部材を前記中空円筒体の周方向に等間隔に配置した請求項1または2に記載の可撓性浮体。
  4. 前記支持部材を前記中空円筒体の軸方向に対して間欠的に配置した請求項1〜のいずれかに記載の可撓性浮体。
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