JP5505600B2 - マリンホース - Google Patents

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本発明は、例えば海上に停泊しているタンカーと陸上のタンクとの間で行われる原油の輸送等に用いられる流体輸送用のマリンホースに関するものである。
従来、この種のマリンホースとしては、可撓性を有するホース本体と、ホース本体の両端部に設けられ、ホース本体の端部を他のホース本体の端部と連結するための連結部材とを備え、複数のマリンホースを連結部材を介して連結した状態で、例えば海上のタンカーと陸上のタンクとの間を接続し、原油を輸送するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
前記マリンホースの中には、FPSO(Floating Production Storage and Offloading、浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備)にリール巻取式で設備されるものがあり、この形態のマリンホースは、不使用時には、複数のマリンホースが連結された状態で、円筒状のリールに巻き付けられて収納されるようになっている。マリンホースは、リールへの巻き付け時に引張力が作用することにより、または、マリンホースの自重によりホース本体が弾性変形して連結部材がリールに接触するおそれがある。この場合、リールは連結部材の接触によって外周面が傷付いて錆が生じるため、リール自体の寿命を縮める原因となる。
そこで、連結部材の接触によるリールの傷付きを防止するために、ホース本体の両端部に、連結部材の外径よりも大きく形成され、複数のマリンホースを連結した状態でリールの外周面に巻き付ける際に、リールに当接することによって連結部材をリールに接触させることなく支持するゴム材料等の弾性部材からなる支持部を設けている。
特開2007−139174号公報
前記支持部が設けられたマリンホースでは、支持部の変形量が支持部を構成する弾性部材の剛性に依存するため、連結部材のリールへの接触を確実に防止するためには、変形量を見越して支持部の外径寸法を大きく形成する必要があり、マリンホース自体の外径寸法及び重量が大きくなり、製造コストが高くなると共に取り扱いが困難となる。
本発明の目的とするところは、支持部の外径寸法を大きく形成することなく連結部材のリールへの接触を確実に防ぐことのできるマリンホースを提供することにある。
本発明は前記目的を達成するために、可撓性を有するホース本体と、ホース本体の両端部に設けられ、ホース本体の端部を他のホース本体の端部と連結するための連結部材とを備えたマリンホースにおいて、前記ホース本体の両端部に、弾性を有し、連結部材の外径より大きく形成され、複数のマリンホースを連結した状態で筒状のリールに巻き付ける際に、リールに当接することによって連結部材をリールに接触させることなく連結部材を支持する支持部を設け、支持部の少なくともリール側の内部に、支持部の周方向に延びるように設けられ、支持部の径方向の変形を抑制するための補強材を設けている。
これにより、補強材によって支持部が補強されることから、複数のマリンホースを連結した状態で筒状のリールに巻き付ける際に、リールに当接する支持部の変形が抑制される。
本発明によれば、複数のマリンホースを連結した状態で筒状のリールに巻き付ける際に、リールに当接する支持部の変形を抑制することができるので、マリンホース自体の外径寸法及び重量の増大を防止することにより、製造コストの低減を図ることができると共に取り扱いが容易となる。
本発明の一実施形態を示すマリンホースの側面図 マリンホースの要部側面断面図 図2のA−A′断面図 マリンホースがリールに巻き付けられる状態を示す側面図 その他の補強材の例を示すマリンホースの断面図 その他の補強材の例を示すマリンホースの断面図 その他の例を示すマリンホースの要部側面断面図
図1乃至4は本発明の一実施形態を示すものである。
このマリンホースは、海上に停泊しているタンカーと陸上のタンクとを接続し、タンカーとタンクとの間で原油を輸送するときに用いられるものであり、通常複数のマリンホースを連結して使用するものである。また、マリンホースを使用しない場合において、連結された状態の複数のマリンホースは、円筒状のリールREに巻き付けられて収納されるようになっている。
このマリンホースは、可撓性を有するホース本体10と、ホース本体10の両端部に設けられ、ホース本体10の端部を他のホース本体10の端部と連結するための連結部材20とから構成されている。
ホース本体10は、内径約500ミリメートル(20インチ)、外径約1000ミリメートルに形成され、径方向内側から順に、インナーチューブ層11、耐圧コード層12、浮力材層13、カバーゴム層14を有している。インナーチューブ層11は、NBR等の耐油性を有するゴム材料からなる。耐圧コード層12は、ポリエステル、ナイロンまたは金属等からなるコード入りの耐油性を有するゴムシートである。浮力材層13は、海上においてホース本体10に浮力を付与するための発泡ポリエチレン、発泡ウレタン等のスポンジ状の部材からなる。カバーゴム層14は、SBR、CR、NR等のゴム材料からなり、ホース本体10の外周面を覆っている。
また、ホース本体10の両端部には、連結した状態の複数のマリンホースをリールREに巻き付ける際にリールREに当接することにより、連結部材20がリールREの外周面に接触しないように連結部材20を支持するための支持部15が設けられている。支持部15は、ホース本体10のその他の部分とほぼ同一の外径寸法で、連結部材20の外径寸法よりも大きく形成され、外周面が端部に向かって僅かに外径寸法が小さくなるようにテーパ状に形成されている。支持部15は、カバーゴム層14と同質のSBR、CR、NR等のゴム材料と、それぞれ円筒状に形成された複数の補強材15aとから構成されている。支持部15は、各補強材15aを互いに径方向に間隔をおいて同心円状に配置することにより、各補強材15aの間、外周面側に位置する補強材15aの外周面側及び内周面側に位置する補強材15aの内周面側にゴム材料の層が設けられている。ゴム材料の層数をnとした場合の支持部15の径方向の変形量は、補強材15aを有していない従来の支持部の径方向の変形量の1/nとなることから、内径500ミリメートル(20インチ)のホース本体10の場合、ゴム材料の層数を3〜6層とし、ゴム材料の層の厚さ寸法を5〜10ミリメートルとすることが好ましい。本実施形態では、図3に示すように、ゴム材料の層数が6層となっている。補強材15aは、軽量で引張強度が高く、加工の容易なアラミド繊維を布状に織ったものを筒状に形成している。
連結部材20は、一端にフランジ21が設けられた金属製の円筒状の部材からなり、他端側にホース本体10の端部が嵌合している。フランジ21には、連結部材20と他のマリンホースの連結部材20とをボルト固定するための複数のボルト孔21aが設けられている。
以上のように構成されたマリンホースにおいて、連結された状態の複数のマリンホースをリールREに巻き付けると、図4に示すように、各マリンホースは、支持部15がリールREに当接することにより、支持部15によって連結部材20が支持されるため、連結部材20のフランジ21がリールREに接触することはない。また、支持部15は、複数のゴム材料の層が形成されるように、ゴム材料と複数の補強材15aとから構成されているため、マリンホースに大きな力が作用した場合においても、連結部材20のフランジ21がリールREに接触する程大きく支持部15が径方向に変形することはない。
このように、本実施形態のマリンホースによれば、支持部15に、支持部15の周方向に延びるように設けられ、支持部15を補強するための補強材15aを設けたので、複数のマリンホースを連結した状態で筒状のリールREに巻き付ける際に、リールREに当接する支持部15の変形を抑制することができ、マリンホース自体の外径寸法及び重量の増大を防止することにより、製造コストの低減を図ることができると共に取り扱いが容易となる。
また、補強材15aを、支持部15の周方向に亘って延びる筒状に形成したので、支持部15の周方向に亘って強度を向上させることができ、確実に連結部材20のリールREへの接触を防ぐことが可能となる。
また、複数の補強材15aを、互いに間隔をおいて支持部15の径方向に配置したので、複数のゴム材料の層を形成することができ、支持部15の径方向の変形量をより小さくすることが可能となる。
また、補強材15aとして、アラミド繊維を用いたので、軽量で引張強度が高く、加工が容易であるため、軽量化を図ると共に製造コストの低減を図ることが可能となる。
尚、前記実施形態では、補強材15aを筒状に形成し、複数の補強材15aを同心円状に支持部15に配置したものを示したが、図5に示すように、支持部15の周方向のリールREと接触する側のみに、支持部15の周方向に延びるように複数の補強材15bを互いに間隔をおいて配置するようにしても、前記実施形態と同様に支持部15の径方向の変形を防止することが可能となる。また、図6に示すように、筒状でなくシート状または板状の複数の補強材15cを支持部15の周方向に配置するようにしても、前記実施形態と同様に支持部15の径方向の変形を防止することが可能となる。
また、前記実施形態では、支持部15に複数の補強材15aを設けるようにしたものを示したが、支持部15に1つの補強材15aを設けることによってもゴム材料の総数を2層とすることができることから、支持部15の径方向の変形量を小さくすることが可能となる。
また、前記実施形態では、耐圧コード層12の端部よりも連結部材20のフランジ21側に補強材15aを設けることによって支持部15を形成するようにしたものを示したが、図7に示すように、耐圧コード層12の端部の径方向外側に補強材15aを設けることによって支持部15を形成するようにしても前記実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
また、前記実施形態では、補強材15aとして、布状に織ったアラミド繊維を用いたものを示したが、補強材15aとして、アラミド繊維以外の繊維系の材料を布状に織ったものでもよいし、アラミド繊維を含む繊維系の材料を不織布としたものを用いてもよい。また、補強材15aとして、鉄板を用いることにより、支持部15の強度を更に向上させることが可能となる。更に、補強材15aとして、板状の非鉄金属を用いることにより、錆の発生を防止することができ、耐久性を向上させることが可能となる。
また、前記実施形態では、浮力材層13を有するホース本体10を示したが、浮力材層13を有しないホース本体10に対しても本発明の適用が可能である。
10…ホース本体、15…支持部、15a…補強材、20…連結部材、RE…リール。

Claims (7)

  1. 可撓性を有するホース本体と、ホース本体の両端部に設けられ、ホース本体の端部を他のホース本体の端部と連結するための連結部材とを備えたマリンホースにおいて、
    前記ホース本体の両端部に、弾性を有し、連結部材の外径より大きく形成され、複数のマリンホースを連結した状態で筒状のリールに巻き付ける際に、リールに当接することによって連結部材をリールに接触させることなく連結部材を支持する支持部を設け、
    支持部の少なくともリール側の内部に、支持部の周方向に延びるように設けられ、支持部の径方向の変形を抑制するための補強材を設けた
    ことを特徴とするマリンホース。
  2. 前記補強材を、支持部の周方向に亘って延びる筒状に形成した
    ことを特徴とする請求項1記載のマリンホース。
  3. 複数の補強材を、互いに間隔をおいて支持部の径方向に配置した
    ことを特徴とする請求項1または2記載のマリンホース。
  4. 前記補強材を、繊維系材料から形成した
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項記載のマリンホース。
  5. 前記繊維系材料として、アラミド繊維を用いた
    ことを特徴とする請求項4記載のマリンホース。
  6. 前記補強材を、金属から形成した
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項記載のマリンホース。
  7. 前記金属として、非鉄金属を用いた
    ことを特徴とする請求項6記載のマリンホース。
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