JP4983368B2 - 空気式防舷材の構造 - Google Patents

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Description

この発明は、空気式防舷材の構造に係わり、更に詳しくは中空円筒状に形成された防舷材本体の気体圧力室内に姿勢変更制御室を設けて、防舷材本体の姿勢変更を容易にすることが出来る空気式防舷材の構造に関するものである。
従来、空気式防舷材の用途としては、海上において母船とシャトル等の2船体を接舷係留する方法や、空気式防舷材を岸壁に取付けて船体の接舷用に使用する方法、更には潜水艦の岸壁接舷用に使用する縦型防舷材等が知られている。
ところで、中空円筒状に形成された長楕円状の空気式防舷材は、通常横向きに取付けて使用する場合が多いが、潜水艦の岸壁接舷用や船舶の種類により縦向きに取付けて使用する場合がある(例えば、特許文献1,特許文献2参照)。
然しながら、横向きの空気式防舷材を縦向きに姿勢変更する場合、空気式防舷材の一方に重錘を取付けたり、空気式防舷材の内部に液体を所定量注入し、縦向きに姿勢を変更する方法が行われているが、数千キロもある重錘の取付け作業に多くの手間と時間がかかり、また縦向きに使用しない時には、その重錘を保管しておかなければならない等の問題があった。また、液体を所定量注入する方法は、単に防舷材本体の内部に液体を入れると防舷材が浮遊した状態では液体の移動により姿勢が安定しないと言う問題があった。
特開平11−117261号公報 実開平4−126928号公報
この発明はかかる従来の問題点に着目し、中空円筒状に形成された防舷材本体の気体圧力室内に姿勢変更制御室を設け、この姿勢変更制御室に液体を給排させることで、防舷材本体の姿勢変更を容易にすることが出来る空気式防舷材の構造を提供することを目的とするものである。
この発明は上記目的を達成するため、長楕円状で、中空円筒状に形成された胴部(2) の両端に鏡部(3a,3b) を備え、一方の鏡部(3a)に防舷材本体(1) 内に給排気パイプ(5) が接続されて、気体の給排可能な気体圧力室(6) を設けた空気式防舷材の構造において、
前記気体圧力室内(6) に、他方の鏡部(3b)から胴部(2) にかけて、防舷材本体(1) の胴部(2) の内面シート材(2a)と一体的に、かつ気密的に形成した仕切り部材(7) を介して防舷材本体(1) の姿勢変更制御室(8) 区画形成し、前記仕切り部材(7) に設けた口金(8a)に、防舷材本体(1) の外部から流体,気体を姿勢変更制御室(8) 内に供給及び排気させる給排ホース(9a,9b) を接続したことを要旨とするものである。
ここで、防舷材本体(1) の姿勢変更制御室(8) の容積は、防舷材本体(1) の全体容積の少なくとも1/3以上となるように構成するものである。
このように構成することで、防舷材本体の姿勢変更、例えば、横向き状態から縦向き状態、または縦向き状態から横向き状態への姿勢変更を容易にすることが出来る。
この発明は、上記のように気体圧力室内(6) に、他方の鏡部(3b)から胴部(2) にかけて、防舷材本体(1) の胴部(2) の内面シート材(2a)と一体的に、かつ気密的に形成した仕切り部材(7) を介して防舷材本体(1) の姿勢変更制御室(8) 区画形成し、前記仕切り部材(7) に設けた口金(8a)に、防舷材本体(1) の外部から流体,気体を姿勢変更制御室(8) 内に供給及び排気させる給排ホース(9a,9b) を接続したので、従来のように重錘の取付け,取外しを行うことなく防舷材本体(1) の姿勢変更を容易にすることが出来る効果がある。
以下、添付図面に基づき、この発明の実施形態を説明する。
図1は、この発明を実施した縦向きにした空気式防舷材の断面図を示し、この防舷材本体1は、中空円筒状に形成された胴部2の両端に取付け金具等で構成される鏡部3a,3bが設けられている。
前記胴部2は、ゴムシート材料を複数枚貼合わせて構成され、その内部には繊維補強層4が埋設されている。前記一方の鏡部3aには、防舷材本体1内の中空部に給排気パイプ5が接続された加圧空気等の気体の給排可能な気体圧力室6を設け、前記気体圧力室6内には、他方の鏡部3bから胴部2にかけて繊維補強層4aを埋設したゴムシート等の仕切り部材7を介して防舷材本体1の姿勢変更制御室8が形成されている。
前記姿勢変更制御室8の口金8aには、防舷材本体1の外部から流体W(水等),気体Q(空気等)の給排ホース9a,9bが接続され、防舷材本体1を水平状態(横向き状態)から鉛直状態(縦向き状態)に姿勢変更する際には、前記姿勢変更制御室8に流体Wの給排ホース9aを介して所定量の流体W(水等)を注入することにより、仕切り部材7を図の一点鎖線に示すように膨出させ、流体Wの重量で防舷材本体1を鉛直状態(縦向き状態)に姿勢変更するものである。
前記仕切り部材7は、防舷材本体1の胴部2の内面シート材2aと一体的に、かつ気密的に貼付けられ、流体W(水等)の注入時の姿勢変更制御室8の容積は、防舷材本体1の全体容積の少なくとも1/3以上となるように構成されている。なお、1/3以上では姿勢が安定し易くすることが出来るから好ましい。
また、図1において10a,10bは、鏡部3a,3bに取付けられた防舷材本体1のワイヤーロープやチェーン等の係留索、Zは喫水線を示している。
次に、防舷材本体1を水平状態(横向き状態)から鉛直状態(縦向き状態)に姿勢変更する方法について説明する。
図2に示すように、防舷材本体1を水平状態(横向き状態)から鉛直状態(縦向き状態)に姿勢変更する場合には、図3及び図4に示すように、気体圧力室6内の空気を給排気パイプ5のバルブを開状態にして防舷材本体1の外部に排気させると共に、姿勢変更制御室8には、給排ホース9aを介して所定量の流体W(水等)を注入し、更に姿勢変更制御室8の気体は給排ホース9bを介して排気させる。
姿勢変更制御室8に流体Wが溜まり出すと、仕切り部材7は図3及び図4に示すように反転し、流体Wの注入量により防舷材本体1は鉛直状態(縦向き状態)に姿勢変更する。このように鉛直状態(縦向き状態)に姿勢変更した防舷材本体1は、例えば、海上における母船にシャトル等の船体を接舷係留する際に使用し、これにより船体のローリング等を抑えて船体が接触したりするのを防止出来るものである。
以上のように、この発明の実施形態では、防舷材本体1の気体圧力室6に、他方の鏡部3bから胴部2にかけて繊維補強層4aを埋設したゴムシート等の仕切り部材7を介して防舷材本体1の姿勢変更制御室8が形成し、この姿勢変更制御室8に、防舷材本体1の外部から流体,気体の給排ホース9a,9bを接続して構成したので、従来のように重錘の取付け,取外しを行うことなく防舷材本体1の姿勢変更を容易にすることが出来るものである。
なお、上記の実施形態では、防舷材本体1を水平状態(横向き状態)から鉛直状態(縦向き状態)に姿勢変更する場合について説明したが、逆に防舷材本体1を鉛直状態(縦向き状態)から水平状態(横向き状態)に姿勢変更する場合には、姿勢変更制御室8の流体W(水等)を給排ホース9aを介して防舷材本体1の外部に排出させると同時に、気体圧力室6内に給排気パイプ5を介して加圧空気を注入することで、防舷材本体1を鉛直状態(縦向き状態)から水平状態(横向き状態)に姿勢変更することが可能である。
この発明を実施した縦向きにした空気式防舷材の断面図である。 この発明の防舷材本体を水平状態(横向き状態)にした状態の説明図である。 防舷材本体の姿勢変更途中の説明図である。 防舷材本体を鉛直状態(縦向き状態)に姿勢変更した状態の説明図である。
符号の説明
1 防舷材本体
2 胴部
2a 内面シート材
3a,3b 鏡部
4,4a 繊維補強層
5 給排気パイプ
6 気体圧力室
7 仕切り部材
8 姿勢変更制御室
8a 口金
9a,9b 給排ホース
10a,10b 係留索
W 流体
Q 気体
Z 喫水線

Claims (2)

  1. 長楕円状で、中空円筒状に形成された胴部(2) の両端に鏡部(3a,3b) を備え、一方の鏡部(3a)に防舷材本体(1) 内に給排気パイプ(5) が接続されて、気体の給排可能な気体圧力室(6) を設けた空気式防舷材の構造において、
    前記気体圧力室内(6) に、他方の鏡部(3b)から胴部(2) にかけて、防舷材本体(1) の胴部(2) の内面シート材(2a)と一体的に、かつ気密的に形成した仕切り部材(7) を介して防舷材本体(1) の姿勢変更制御室(8) 区画形成し、前記仕切り部材(7) に設けた口金(8a)に、防舷材本体(1) の外部から流体,気体を姿勢変更制御室(8) 内に供給及び排気させる給排ホース(9a,9b) を接続したことを特徴とする空気式防舷材の構造。
  2. 前記防舷材本体(1) の姿勢変更制御室(8) の容積は、防舷材本体(1) の全体容積の少なくとも1/3以上となるように構成した請求項1に記載の空気式防舷材の構造。
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