JP4701784B2 - 可撓性ブイ - Google Patents

可撓性ブイ Download PDF

Info

Publication number
JP4701784B2
JP4701784B2 JP2005093780A JP2005093780A JP4701784B2 JP 4701784 B2 JP4701784 B2 JP 4701784B2 JP 2005093780 A JP2005093780 A JP 2005093780A JP 2005093780 A JP2005093780 A JP 2005093780A JP 4701784 B2 JP4701784 B2 JP 4701784B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
buoy
flexible
flexible buoy
net
shape
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005093780A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006273068A (ja
Inventor
若林  正
繁樹 榊原
理人 金子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokohama Rubber Co Ltd filed Critical Yokohama Rubber Co Ltd
Priority to JP2005093780A priority Critical patent/JP4701784B2/ja
Publication of JP2006273068A publication Critical patent/JP2006273068A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4701784B2 publication Critical patent/JP4701784B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Aerials With Secondary Devices (AREA)

Description

本発明は、海上などにおいて使用されるブイに関し、更に詳しくは、特にレーダー波を反射するように構成されている可撓性ブイに関する。
従来、沖合い石油掘削リグ用の係留索の付設、取り外し工事等においては、作業船が中間部に鋼製やプラスチック製ブイ等の固体型ブイを取り付けて、係留索の一時的な保持を実施していた。
しかしながら、固体型ブイでは、作業船上で大きな輸送スペースを必要とし、そのため、作業船が一度に輸送できる固体型ブイの数には限度があり、敷設、取り外しのためには、作業船が何度も沖合と陸上間を往復する必要があった。そのため、固体型でないゴム製あるいはプラスチック製の可撓性ブイの実現が要請されていた。
一方、鋼製ブイでは船舶レーダーによってその存在の確認ができるのに対して、ゴム製やプラスチック製のブイでは船舶レーダーでの反応が取れず、夜間の存在視認性については、航行船舶の灯火が到達できる距離にまで近づかないと視認が全くできないという欠点を有していた。
特許文献として示される先行技術としては、電波反射機能を備えた本体とパラシュートとから構成されるソノブイについての提案がされている(特許文献1)。
また、所在位置表示用浮揚体のレーダ電波に対する反射率を向上させて、この浮揚体を浮揚させたダイバーや遭難者などをレーダによって容易に発見しうるようにするために、空気より軽いガスを充填したときにその外面がほぼ平面の組合わせとなるように、レーダ電波を反射するとともに気密性を有する部材を組合わせて所在位置表示用浮揚体に浮力を与えるための浮揚体本体を構成した、または、空気より軽いガスを充填して浮揚させる所在位置表示用浮揚体において、この所在位置表示用浮揚体に浮力を与えるための浮揚体本体の外部に、レーダ電波を反射する平面的な反射板を付設したという所在位置表示用浮揚体についての提案がされている(特許文献2)。
また、リフレクタの交換が可能で、種々の有効反射面積のリフレクタの取付けや折り畳みができる収納性の良いレーダ用リフレクタ浮標を提供することを目的に、 平面部及び平面部にほぼ直交する立設部からなる可撓性のフロートと、中空の立設部及び中空立設部に取付けた電波反射面からなる可撓性のリフレクタとを備え、リフレクタの中空立設部をフロートの立設部に嵌合させて、リフレクタをフロートに着脱自在に固定したという提案がされている(特許文献3)。
また、ゴムなどの可撓性材料で形成された中空浮体膜に圧縮空気を封入したという空気式ゴム製ブイについての提案がされている(特許文献4)。
しかし、いずれの提案も、レーダー波を反射する可撓性ブイを実現したものではなかった。
特開平5−310184号公報 特開2002−200184号公報 特開2002−240776号公報 実公昭53−37431号公報
本発明の目的は上述したような点に鑑み、レーダー波を反射し、かつ、可撓性を有するブイを提供することにある。
上述した目的を達成する本発明のブイは、以下の(1) の構成からなる。
(1)可撓性を有するブイ本体の外周にレーダー波を反射する部材を装備してなる可撓性ブイであり、前記可撓性を有するブイ本体の外周に網状に構成されて存在する構造体が付設され、かつ、該網状に構成されて存在する構造体に可撓性材料からなる筒状成形体が付設されてなり、前記ブイ本体の外周に網状に構成されて存在する構造体あるいは前記筒状成形体が、前記レーダー波を反射する部材として用いられてなることを特徴とする可撓性ブイ。
また、かかる本発明の可撓性ブイにおいて、好ましくは、以下の(2)〜(5)のいずれかの構成からなるものである
(2)前記ブイ本体が、繊維で補強されたゴム膜からなる密閉された袋体に空気が充填されたものであることを特徴とする上記(1)記載の可撓性ブイ。
(3)前記筒状成形体が、金属粉、金属箔あるいは金属繊維からなる微細金属材を混入した可撓性材料からなることを特徴とする上記(1)または(2)記載の可撓性ブイ。
(4)前記網状に構成されて存在する構造体が、チェーン状構造物から構成されてなることを特徴とする上記(1)〜(3)のいずれかに記載の可撓性ブイ。
(5)前記網状に構成されて存在する構造体が、ワイヤロープ状構造物から構成されてなることを特徴とする上記(1)〜(3)のいずれかに記載の可撓性ブイ。
本発明によれば、レーダー波を反射しかつ可撓性を有するブイが提供され、夜間の視認性をレーダーにて得られ、また保管や輸送にも好都合なブイが提供されるものである。
以下、図面を用いて更に詳しく本発明の可撓性ブイについて、説明する。
図1は、本発明の可撓性ブイの1実施態様例を示した概略モデル正面図であり、本発明の可撓性ブイ1は、可撓性を有するブイ本体2の外周に、詳細を後述するレーダー波を反射する部材を装備してなることを特徴とする。
本発明において、可撓性を有するブイ本体2は、繊維で補強されたゴム膜からなる密閉された袋体に空気が充填されたものであることが好ましい。
本発明において可撓性のブイ本体(可撓性ブイ)とは、ブイ本体の外形が、例えば耐圧性のあるステンレススチールで頑強・頑丈に製造されていることなどによって全く形態変化をすることがないというわけではなく、上述した如くに、繊維等で補強した可撓性を有する膜材などから基本的になっていて、外力によって、外形の変化が多少起こるものであることをいう。特に、所期の形状への復元性があって、折り畳むことやそれを元に戻すこと、凹みの復元などが簡単に可能であることが、該可撓性を有することの利点なものである。
レーダー波を反射する部材は、可撓性を有するブイ本体2の外周に網状に構成されて存在する構造体であることが好ましい。その場合、具体的には、該レーダー波を反射する部材は、チェーン状構造物3あるいはロープ状構造物からなるものが好ましく、その場合、チェーン状構造物3あるいはロープ状構造物を、金属質のもので形成するのが重要なことである。例えば、金属製の鎖状物やワイヤローブなどを使用することが重要である。
あるいは、そのような網状に構成されて存在する構造体自体がレーダー波を反射する部材でなくてもよく、例えば、金属粉、金属箔あるいは金属繊維からなる微細金属材を混入した可撓性材料からなる筒状成形体4が、前述した網状に構成された構造体に付設されていて、該筒状成形体4がレーダー波を反射する部材で構成してもよいものである。
すなわち、図1では、可撓性を有するブイ本体2の外周に網状に構成されて存在する構造体として、チェーン状構造物3を図示し、さらに、網状に構成された構造体に付設される筒状成形体4を図示しているが、そのような構成の場合、チェーン状構造物3あるいは筒状成形体4のいずれか一つ、あるいは双方を上述のようにしてレーダー波を反射する部材とすることができる。
前記ブイ本体の外周に網状に構成されて存在する構造体あるいは前記筒状成形体のいずれか一つあるいは双方を、上述のようにしてレーダー波を反射する部材として用いた上で、さらに、可撓性を有するブイ本体2を構成する繊維で補強されたゴム膜自体に、例えば、金属粉、金属箔あるいは金属繊維からなる微細金属材を混入して、本発明のブイを構成してもよく、また、さらにあるいは、可撓性を有するブイ本体2を、上記したような微細金属材を混入したゴム膜の層で被覆して、レーダー波反射カバーゴム層を特に設けて構成してもよいものである。
本発明にかかる可撓性ブイは、本来、可撓性のある膜材などで構成されているものであり、内部の空気を抜けば、ブイ本体は折り畳むことができ、保管・運搬がしやすく、また保管・運搬中における耐衝撃性、耐外傷性などでも良好なものである。
従って、コンパクトに折り畳んだ状態で保管・輸送ができるので、船舶輸送や航空機輸送などにも好都合である。そして、その折り畳んだ状態や、凹んだ状態からの復元も簡単なものである。
図1は、本発明の可撓性ブイの1実施態様例を示した概略モデル正面図である。
符号の説明
1:可撓性ブイ
2:ブイ本体
3:チェーン状構造物
4:筒状成形体

Claims (5)

  1. 可撓性を有するブイ本体の外周にレーダー波を反射する部材を装備してなる可撓性ブイであり、前記可撓性を有するブイ本体の外周に網状に構成されて存在する構造体が付設され、かつ、該網状に構成されて存在する構造体に可撓性材料からなる筒状成形体が付設されてなり、前記ブイ本体の外周に網状に構成されて存在する構造体あるいは前記筒状成形体が、前記レーダー波を反射する部材として用いられてなることを特徴とする可撓性ブイ。
  2. 前記ブイ本体が、繊維で補強されたゴム膜からなる密閉された袋体に空気が充填されたものであることを特徴とする請求項1記載の可撓性ブイ。
  3. 前記筒状成形体が、金属粉、金属箔あるいは金属繊維からなる微細金属材を混入した可撓性材料からなることを特徴とする請求項1または2記載の可撓性ブイ。
  4. 前記網状に構成されて存在する構造体が、チェーン状構造物から構成されてなることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の可撓性ブイ。
  5. 前記網状に構成されて存在する構造体が、ワイヤロープ状構造物から構成されてなることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の可撓性ブイ。
JP2005093780A 2005-03-29 2005-03-29 可撓性ブイ Expired - Fee Related JP4701784B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005093780A JP4701784B2 (ja) 2005-03-29 2005-03-29 可撓性ブイ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005093780A JP4701784B2 (ja) 2005-03-29 2005-03-29 可撓性ブイ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006273068A JP2006273068A (ja) 2006-10-12
JP4701784B2 true JP4701784B2 (ja) 2011-06-15

Family

ID=37208227

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005093780A Expired - Fee Related JP4701784B2 (ja) 2005-03-29 2005-03-29 可撓性ブイ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4701784B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200490122Y1 (ko) * 2018-06-21 2019-09-27 주식회사 데코미테크 부표

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5513113U (ja) * 1978-07-11 1980-01-28
JPS5583690A (en) * 1978-12-14 1980-06-24 Schmidt Emil Sign for indicating position
JP2001311128A (ja) * 2000-04-28 2001-11-09 Yokohama Rubber Co Ltd:The 標識手段を備えた防舷材

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5513113U (ja) * 1978-07-11 1980-01-28
JPS5583690A (en) * 1978-12-14 1980-06-24 Schmidt Emil Sign for indicating position
JP2001311128A (ja) * 2000-04-28 2001-11-09 Yokohama Rubber Co Ltd:The 標識手段を備えた防舷材

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006273068A (ja) 2006-10-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9853360B2 (en) Inflatable radar signal device
KR100999442B1 (ko) 레이더횡단면 특성을 이용한 비상 조난위치 표시 장치
JP4394453B2 (ja) 海洋係留用浮船
WO2014125503A2 (en) Rounded life boat
US20090093176A1 (en) Life-saving diving buoy
US9272756B1 (en) Variable buoyancy buoy and deployment methods
JP4701784B2 (ja) 可撓性ブイ
JP2006205841A (ja) 船舶
US3674062A (en) Offshore loading and unloading of tankers
KR101147624B1 (ko) 선박용 균형유지장치
EP1960258A1 (fr) Engin flottant comportant une coque anti-choc
WO2005051759A1 (ja) 折り畳み格納型浮き輪
US9849948B2 (en) Personal flotation assembly with protective shell
JP2007131234A (ja) 可撓性浮体
RU2398707C2 (ru) Парусно-моторное судно типа "ковчег-1"
JP3154407U (ja) 蓄光式浮子
JP4657122B2 (ja) 防舷材
JP6772427B2 (ja) フロート取付装置、サイドフロート装置及びサイドフロート装置を含む船舶
JP2006316511A (ja) 空気式防舷材
JPS6229357Y2 (ja)
JPH0118673Y2 (ja)
JP3010680U (ja) フローティングアンテナ
CN2433171Y (zh) 一种增稳防沉船
JP4774155B2 (ja) 水上輸送方法
US1190933A (en) Ship.

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080313

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100722

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100727

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100921

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110208

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110221

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140318

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees