JP3154407U - 蓄光式浮子 - Google Patents

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浩樹 相川
浩樹 相川
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Abstract

【課題】電気的な発光部品を内部に収容したり、レーダー波を使用できる船舶に限ることなく、夜間において、全ての船舶に、浮子の存在を的確に感知出来る機能を発揮する浮子を提供する。【解決手段】ロープが挿通する挿通孔を設けた合成樹脂材製発泡体からなる本体2を有する浮子において、前記本体の表面に、熱硬化性ウレタン材に白色顔料を添加した白色層と、熱硬化性無黄変透明ウレタン材に蓄光顔料を添加した蓄光層とよりなる蓄光シート3を一体的に設けた構成を備える。【選択図】図1

Description

本考案は、蓄光式浮子に関する。
また、本考案は、漁業用または航路標識用に好適な蓄光式浮子に関する。
更に、本考案は、引き網、刺し網、定置網、旋網等の網漁具に用いて有用な浮子に関する。
従来、図8及び図9に示す浮子が知られている。
すなわち、浮子は、ロープ1が挿通する挿通孔210を設けた合成樹脂材製発泡体からなる本体200から構成されており、このロープ1が挿通する挿通孔210内には、補強のために、樹脂材製の補強管400が装着されている。
そして、この浮子は、浮子自体が備えている浮力作用によって、網口を有効に拡口したり、網を正常に保ったり、網の目合いを正しく保つ役割を果たしている。
更に、網の設置場所が分かるように、目印の旗を網の両サイドに取り付け、通常はこの状態で数時間〜数日海中に網を設置しておく処置が行われている。
しかし、日中であれば、網の設置場所は旗や浮子でわかるが、夜間では暗闇となるため、設置場所を判別することは困難である。
そこで、特殊な例としては、網の両サイドの旗の部分に発光式の浮き玉を用いた例があるが、電気的な発光部品を内部に収納することが困難であると共に、海中においては水侵入などで電気トラブルが起きやすく、特に、激しい重荷重が加わる漁作業環境では耐久性が低く信頼性の点で劣る問題を惹起した。
更に、浮子にレーダー波の反射機能を設けたものも提案されたが、レーダー波を使用できる船舶で無いと、その機能が発揮できない問題を招来した。(特許文献1)
この様な結果、夜間においては海に明かりが無いため、一般の船舶航行において注意して航行しないと、設置してある網を横切ってしまうトラブルが発生していた。
その場合、船体の船底やスクリユーなどによって網のロープが切断されるという事故が多く発生している。
巻き網や刺し網用の漁網は非常に高価で、口ープの破損による漁網の補修費用は高額となってしまう問題を惹起した。
特開平6−30677号公報
本考案は、電気的な発光部品を内部に収容したり、レーダー波を使用できる船舶に限ることなく、夜間において、全ての船舶に、浮子の存在を的確に感知出来る機能を発揮する浮子を提供することを目的とする。
本考案の蓄光式浮子は、ロープが挿通する挿通孔を設けた合成樹脂材製発泡体からなる本体を有する浮子において、
前記本体の表面に蓄光シートを一体的に設けたことを特徴とする。
本考案は、以下に記載されるような効果を奏する。
請求項1記載の考案の蓄光式浮子によれば、電気的な発光部品を内部に収容したり、レーダー波を使用できる船舶に限ることなく、夜間において、全ての船舶に、浮子の存在を的確に感知出来る機能を発揮することが出来る。
また、請求項2記載の考案の蓄光式浮子によれば、夜間、あらゆる角度から浮子を確認でき、集魚灯の機能も発揮すると共に、浮子の機械的強度を増すことが出来る。
更に、請求項3記載の考案の蓄光式浮子によれば、安価な蓄光式浮子を提供することが出来る。
また、請求項4記載の考案の蓄光式浮子によれば、浮子が波等で回転しても、その機能を損なうことが無い。
また、請求項5記載の考案の蓄光式浮子によれば、常に、特定の浮子表面を海面上に露出させることが出来るため、この露出した表面にのみ蓄光シートを設ければよく、安価に製作することが出来る。
また、請求項6記載の考案の蓄光式浮子によれば、波の影響を受けても、常に、特定の浮子表面を海面上に露出させることが出来るため、この露出した表面にのみ蓄光シートを設ければよく、安価に製作することが出来る。
また、請求項7記載の考案の蓄光式浮子によれば、浮子の機械的強度を増すことが出来るばかりでなく、挿通孔の位置をずらせることにより、浮子の重心位置を容易に変えることが出来る。
また、請求項8記載の考案の蓄光式浮子によれば、浮子の夜間視覚性をより確実に確保出来る。
更に、請求項9記載の考案の蓄光式浮子によれば、夜間を通して、浮子の夜間視覚性を確保出来る。
本考案に係る第1の形態の蓄光式浮子の縦断面図である。 本考案に係る第1の形態の蓄光式浮子のA−A断面図である。 本考案に使用される蓄光シートの断面図である。 本考案に係る第2の形態の蓄光式浮子の縦断面図である。 本考案に係る第2の形態の蓄光式浮子のB−B断面図である。 本考案に係る第3の形態の蓄光式浮子の縦断面図である。 本考案に係る第3の形態の蓄光式浮子のC−C断面図である。 従来技術に係る蓄光式浮子の使用例を示す図である。 従来技術に係る蓄光式浮子の縦断面図である。
以下、本考案を実施するための最良の形態について説明する。
図1及び図2に基づき、本考案に係る第1の形態の蓄光式浮子について説明する。
この種蓄光式浮子は、ロープが挿通する挿通孔21を設けた合成樹脂材製発泡体からなる本体2を有している。
そして、この本体2の表面には、蓄光シート3が一体的に設けられている。
この蓄光シート3は、図3に示す様な構造のシートを本体2外周面全体に、一体的に巻き付けた構造と成っている。
従って、図2に示す様に、蓄光シート3は、海面Xから露出した面にも、海中に沈んでいる面にも存在する為、波により浮子が回転しても、常に露出面には蓄光シート3が存在する形が維持できる。
蓄光シート3は、予めシート状に成形したものを、後で本体2外周面に接着する形でも、シート状に成形した蓄光シート3を、本体2が成形される際に、本体2と一体成形する形でも良い。
また、この蓄光シート3は、図3に示す様に、熱硬化性ウレタン材に白色顔料を添加した白色層31と、熱硬化性無黄変透明ウレタン材に蓄光顔料を添加した蓄光層32とより構成されている。
この白色層31は、熱硬化性無黄変透明ポリウレタン材中に白色顔料を分散したものである。
また、蓄光層32は、熱硬化性無黄変透明ポリウレタン材中に粒径100〜300μmの高輝度蓄光顔料が分散して存在するものである。
蓄光顔料としては、例えば、酸化ストロンチウム、酸化アルミニウム、酸化希土類等を使用することができるが、粒径100〜800μmのアルミン酸系蓄光剤であることが好ましい。
また、本体2は、略円柱形状を呈しており、本体2の中心に挿通孔21が設けられている。
そして、この挿通孔21内には、樹脂材製の補強管4が一体的に装着されている。
また、この本体2の材質としては、エチレン・酢酸ビニル共重合体(EVA)、ポリエチレン、塩化ビニル等の合成樹脂材製発泡体が用いられている。
ついで、図4及び図5に基づき、本考案に係る第2の形態の蓄光式浮子について説明する。
この種蓄光式浮子は、本体2が、略円柱形状を呈している点は、第1の形態の蓄光式浮子と同じであるが、本体2の中心から外れた位置に挿通孔21が設けられている点で第1の形態の蓄光式浮子と相違している。
そして、挿通孔21内には、本体2よりも比重の大きい樹脂材製の補強管4が一体的に装着されているため、浮子の重心が偏って存在することになる。
このため、浮子の海面Xから露出する面が固定され、この露出面にのみ蓄光シート3を設ければ良く、高価な蓄光シート3を節約出来るため、浮子を安価に製作することが出来る。
ついで、図6及び図7に基づき、本考案に係る第3の形態の蓄光式浮子について説明する。
この種蓄光式浮子は、本体2が、略三角柱形状を呈している点で、第2の形態の蓄光式浮子と相違しているが、本体2の中心から外れた位置に挿通孔21が設けられ、挿通孔21内には、本体2よりも比重の大きい樹脂材製の補強管4が一体的に装着されているため、浮子の重心が偏って存在する点は同じである。
このため、浮子の海面Xから露出する面が固定され、この露出面にのみ蓄光シート3を設ければ良く、高価な蓄光シート3を節約出来るため、浮子を安価に製作することが出来る。
また、本考案は上述の考案を実施するための最良の形態に限らず本考案の要旨を逸脱す
ることなくその他種々の構成を採り得ることはもちろんである。
1 ロープ
2 本体
3 蓄光シート
4 補強管
31 白色層
32 蓄光層

Claims (9)

  1. ロープ(1)が挿通する挿通孔(21)を設けた合成樹脂材製発泡体からなる本体(2)を有する浮子において、
    前記本体(2)の表面に蓄光シート(3)を一体的に設けたことを特徴とする蓄光式浮子。
  2. 前記蓄光シート(3)が、前記本体(2)の全周に設けられていることを特徴とする請求項1記載の蓄光式浮子。
  3. 前記蓄光シート(3)が、海面(X)から露出した表面にのみ設けられたことを特徴とする請求項1記載の蓄光式浮子。
  4. 前記本体(2)が、略円柱形状を呈しており、前記本体(2)の中心に前記挿通孔(21)が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の蓄光式浮子。
  5. 前記本体(2)が、略円柱形状を呈しており、前記本体(2)の中心から外れた位置に前記挿通孔(21)が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の蓄光式浮子。
  6. 前記本体(2)が、略三角柱形状を呈しており、前記本体(2)の中心から外れた位置に前記挿通孔(21)が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の蓄光式浮子。
  7. 前記挿通孔(21)内には、樹脂材製の補強管(4)が一体的に装着されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の蓄光式浮子。
  8. 前記蓄光シート(3)が、熱硬化性ウレタン材に白色顔料を添加した白色層(31)と、熱硬化性無黄変透明ウレタン材に蓄光顔料を添加した蓄光層(32)とよりなることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の蓄光式浮子。
  9. 前記蓄光顔料が、粒径が100μ以上の蓄光材であることを特徴とする請求項8に記載の蓄光式浮子。
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