JP2011116150A - 係船装置及びそれを用いた係船施設 - Google Patents

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善久 山川
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Abstract

【課題】小型船舶の利用者が小型船舶を安全に停泊させることができ、係船施設の管理者が小型船舶の停泊を容易に管理することができる簡易な係船装置を提供する。
【解決手段】この係船装置1は、浮力を生じさせて水面に浮かぶ浮体2と、浮体2の上面より上方向に伸びた状態で浮体2に取り付けられる支持体3と、支持体3の上部に設けられ係船サービス状態を表示する係船管理体4と、支持体3に一端が接続され他端に船舶接続部51が設けられた係留索条5と、支持体3の下部に一端が取り付けられたアンカー索条6と、アンカー索条6の他端に取り付けられたアンカー7と、を備えてなり、係船管理体4は、料金の投入を検知する料金検出部41及び料金の投入により発光する発光部42を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、小型船舶を停泊させるための係船装置及びそれを用いた係船施設に関する。
海や湖においてマリーナなどでは、クルーザーなどの小型船舶を停泊させるために、岸壁や桟橋に小型船舶を係留し管理する係船施設を設けている。停泊する小型船舶が多いマリーナには、水面にブイ(浮標)を浮かばせたり水底から水面上まで杭を立てたりして、岸から離れたところに補助的に設ける係船施設も提案されている(特許文献1)。一方、景勝地などであって係船施設のないところでは、小型船舶を停泊させるためには、乗船者が小型船舶に備えておいたアンカー(錨)を投下して適正に効かせることになる。
登録実用新案3028597号公報
しかしながら、アンカーを適正に効かせて小型船舶を安全に停泊させるのは、慣れない者にとっては必ずしも容易なことではない。具体的には、アンカーを水底の種類(どろ、岩、珊瑚礁など)に応じて選択し、そのアンカーを、水流や水深を考慮しながら降ろし、アンカーが安定して食い込むように水底の状態を探りながら注意して敷設する必要がある。それは時間のかかる作業であり、不安の残る作業である。
本願発明者は、沿岸には景勝地が数多く有る一方、クルーザーなどの小型船舶の普及がさほどでもない現状を踏まえ、小型船舶の数を増加させ、観光やレジャーに関する産業を振興させるためには、これまで係船施設のない景勝地などでも係船施設の存在が必要であると思料した。本発明は係る事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、小型船舶の利用者が小型船舶を安全に停泊させることができ、係船施設の管理者が小型船舶の停泊を容易に管理することができる簡易な係船装置及びそれを用いた係船施設を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の係船装置は、浮力を生じさせて水面に浮かぶ浮体と、浮体の上面より上方向に伸びた状態で浮体に取り付けられる支持体と、支持体の上部に設けられ係船サービス状態を表示する係船管理体と、浮体又は支持体に一端が接続され他端に船舶接続部が設けられた係留索条と、浮体又は支持体の下部に一端が取り付けられたアンカー索条と、アンカー索条の他端に取り付けられたアンカーと、を備えてなり、前記係船管理体は、料金の投入を検知する料金検出部及び料金の投入により発光する発光部を有することを特徴とする。
請求項2に記載の係船施設は、請求項1に記載された係船装置を岸から離れたところに複数個備えることを特徴とする。
本発明の係船装置によれば、小型船舶の係船サービスを受けたい利用者は係留索条の船舶接続部と小型船舶とをロープ等を用いて括り付けることにより小型船舶を安全に停泊させることができ、また、小型船舶の係船サービスを提供する事業者は係船装置の設置が簡易に可能であるとともに、その管理者は発光部の光を確認することで小型船舶の停泊を容易に管理することができる。また、本発明の係船施設によれば、上記の係船装置を備えることで、小型船舶を使用する者は気軽に景勝地などを訪れることができ、ひいては、観光やレジャーに関する産業の振興に貢献することができる。
本発明の実施形態に係る係船装置を示す正面図である。 同上の係船装置を示す平面図である。 同上の係船管理体の内部の具体的な構成例を示す模式図である。 同上の発光部の平面視拡大断面図である。 同上の係船装置を備えた係船施設の模式図である。
以下、本発明を実施するための好ましい形態を図面を参照しながら説明する。図1、図2は本発明の実施形態に係る係船装置1を示す正面図、平面図である。係船装置1は、以下に述べるような浮体2、支持体3、係船管理体4、係留索条5、アンカー索条6、アンカー7、を主な構成要素として備える。
浮体2は、浮力を生じさせて水面に浮かぶものであり、全体の比重が水よりも小さくなっている。浮体2の形状や材質は、特には限定されないが、後述する支持体3が大きく傾いたままとなったり横倒し状態になったりしないようなものである。形状は、例えば、円板の下側に円錐台を一体に形成したような形状である。材質は、例えば、ポリスチレン発砲体である。浮体2の一部欠落の防止のために、ネットカバーを被せてもよい。
支持体3は、浮体2の上面より上方向に伸びた状態で浮体2に取り付けられている。具体的には、細長いポール状の大部分が浮体2の上側に所定高さ位置まで有るようにして浮体2に取り付けられている。支持体3の下部は、浮体2の下側に少し突出し、輪状のチェーン部31が設けられている。支持体3の中間部には、後述する係留索条5の船舶接続部51を引っかけることができるような鉤部32が設けられている。
係船管理体4は、係船サービス状態、すなわち、適正に係船装置1が利用されているか否かを表示するものである。係船管理体4は、支持体3の上部に取り付けられており、料金検出部41及び発光部42が設けられている。より具体的には、料金検出部41の上方に発光部42が設けられ、発光部42の天面にはソーラーパネル43が設けられている。料金検出部41は所定の料金のコイン等の投入を検知するものであり、発光部42は所定の料金の投入により発光するものである。
図3は、係船管理体4の内部の具体的な構成例を示す模式図である。料金検出部41は、その外郭を形成する筐体41aに料金を投入する料金投入口411が形成されている。料金投入口411から投入されたコイン等は、料金センサー412に検知されて、料金箱413に蓄えられる。そして、所定の料金に対応するコイン等が投入されたことを検知すると、タイマー414が時間カウント動作を開始し、発光部42の発光を可能にする。タイマー414が所定の時間をカウントすると、発光を終える。所定時間は、例えば24時間である。
発光部42は、その外郭を形成する筐体42aが有色又は無色の半透明或いは透明とされ、その内部に発光体421が設けられている。発光部42は、発光体421の発光色と筐体42aの色に応じた色の光を発することになる。なお、筐体42aは、所々に簡易なレンズ42aaが一体に形成されていると、発光部42からの光の視認可能距離を長くすることができる。また、発光部42は、発光体421を間欠的に発光させるものであってもよい。また、発光体421は、消費電力が少ないLEDであるのが好ましい。例えば、図4の平面視拡大断面図に示すように、3.5ワット電球相当の照度が得られるようにしてLEDの発光体421を3方向に向かって取り付け、6個程度の簡易なレンズ42aaが形成された筐体42aを用いて実験したところ、500メートル遠方から目視で確認することができた。
これらの料金検出部41や発光部42は、ソーラーパネル43で発電した電気を用いるようにされており、ソーラーパネル43で発電した電気は、バッテリー431に蓄えられて各部に供給される。電気二重コンデンサを有するバッテリー431を用いて実験したところ、冬場で日照時間が短くても、1日中発光できることを確認した。
係留索条5は、その一端が支持体3の下部に接続されている。浮体2の安定等に問題なければ、係留索条5を浮体2に接続してもよい。図1では、接続し易いように、輪状のチェーン部31が用いられているが、それを用いなくても接続の仕方は任意に変更できる。係留索条5の他端には、船舶接続部51が設けられている。船舶接続部51は、ロープ等を用いて利用者の小型船舶を括り付ける部分であって、例えば、輪状になっている。係留索条5には、船舶接続部51近傍が水面に浮かぶようにして小型船舶を括り付ける作業をし易くするために、索条用浮体52を取り付けるのが好ましい。
アンカー索条6は、その一端が支持体3の下部に接続されている。浮体2の安定等に問題なければ、アンカー索条6を浮体2の下部に接続してもよい。図1では、接続し易いように、輪状のチェーン部31が用いられているが、それを用いなくても接続の仕方は任意に変更できる。アンカー索条6は、小型船舶の係留いかんに係わらず浮体2が安定して水面に浮かぶような重量としてある。アンカー索条6の他端には、アンカー7が取り付けられる。
以上の構成による係船装置1を、景勝地などにおいて岸から離れたところに、図5に示すように複数個備えることによって係船施設10を構成することになる。係船装置1同士は、係留した小型船舶が波や風に追従して係船装置1の周囲を移動しても小型船舶同士が接近し過ぎないように、適切な間隔を空けている。係船装置1の近傍に補助的な係船装置を備えてそれにも括り付けることができるようにし、小型船舶の移動をある程度制限し易くするようにしてもよい。
係船装置1は次のようにして使用する。小型船舶の係船サービスを提供する事業者は、先ず、景勝地などにおいて、アンカー7の取り扱いの熟練者に、水流、水深、水底の状態を考慮しながら、係船装置1のアンカー7を降ろして敷設させる。そうすることによってアンカー7を適正に効かせて浮かぶ係船装置1を、小型船舶を停泊させたい利用者が利用することになる。利用者は、係留索条5の船舶接続部51と利用者の小型船舶とをロープ等を用いて括り付けることにより小型船舶を安全に停泊させることができる。利用者は、料金投入口411から所定の料金に対応するコイン等を投入する。料金検出部412が所定の料金に対応するコイン等が投入されたことを検知すると、発光部42から所定色の光が所定期間放射される。この光は、小型船舶が停泊していることを周囲に対して表示するものであり、係船施設10の管理者が管理のために確認するだけでなく、夜間には運行中の他の船舶が確認して安全を確保できる。
発光部42からの光は、遠方でも視認することができるため、係船施設10の管理者は、小型船舶が停泊しているときには、無断係船か否かを遠方から確認して判断できる。また、利用者が投入した料金は管理者が定期的に料金箱414から回収する。すなわち、利用者が係船するたびごとに料金徴収に出向く必要はない。このようにして、係船装置1を複数個備える係船施設10は、管理者がそこにいなくても容易に管理することができる。
このような係船施設10のある景勝地などには、クルーザーなどの小型船舶にてクルージングする人々は船舶の停泊に伴う煩わしさが解消されるので、気軽に訪れることができる。上陸したいときは、ゴムボートなどを用いる。停泊は、短時間のときもあれば、泊りがけのときもある。クルーザーなどの小型船舶は、多くのものが宿泊装備を有しており、泊りがけのときであっても快適に泊まることができる。そうすることによって、利用者の数や小型船舶の数を増やして、観光やレジャーに関する産業の振興に貢献することができる。また、不法係留の防止にも寄与することができる。
以上、本発明の実施形態に係る係船装置1及びそれを用いた係船施設10について説明したが、本発明は、上述の実施形態に記載したものに限られることなく、特許請求の範囲に記載した事項の範囲内でのさまざまな設計変更が可能である。
例えば、ソーラーパネル43を用いて係船管理体4の電力を供給するのが最も好ましいが、電池や他の方法により電力を供給することも可能である。また、支持体3などの詳細な形状は任意に変更可能である。
1 係船装置
10 係船施設
2 浮体
3 支持体
4 係船管理体
41 料金検出部
42 発光部
5 係留索条
51 船舶接続部
6 アンカー索条
7 アンカー

Claims (2)

  1. 浮力を生じさせて水面に浮かぶ浮体と、
    浮体の上面より上方向に伸びた状態で浮体に取り付けられる支持体と、
    支持体の上部に設けられ係船サービス状態を表示する係船管理体と、
    浮体又は支持体に一端が接続され他端に船舶接続部が設けられた係留索条と、
    浮体又は支持体の下部に一端が取り付けられたアンカー索条と、
    アンカー索条の他端に取り付けられたアンカーと、を備えてなり、
    前記係船管理体は、料金の投入を検知する料金検出部及び料金の投入により発光する発光部を有することを特徴とする係船装置。
  2. 請求項1に記載された係船装置を岸から離れたところに複数個備えることを特徴とする係船施設。
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