JP2006316511A - 空気式防舷材 - Google Patents

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Abstract

【課題】設置や収容が容易で、良好な緩衝性能を有する空気式防舷材を提供する。
【解決手段】互いに連結および分離可能な複数の弾性袋体2a〜2dを口金部3の間に介設した連結部4で内部を連通して直列に連結し、その連通した内部に密封した海水Wが錘となって空気式防舷材1を所定の水深に位置させ、内部に密封した空気Aによって、潜水艦の接岸によって圧縮された際に良好な緩衝性能を発揮する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、空気式防舷材に関し、さらに詳しくは、設置や収容が容易で、良好な緩衝性能を有する空気式防舷材に関するものである。
潜水艦用の防舷材としては、下端部に錘を接続し、中途まで海水に水没させて内部に空気と水とを密封した縦型の空気式防舷材が知られている(例えば、特許文献1、2参照)。この空気式防舷材は、例えば、外径が2.5m〜3.3m程度、長さが5.5m〜6.5m程度と大型であり、潜水艦用専用岸壁に設置されている。
潜水艦は、このような大型の空気式防舷材が設置されていない一般の岸壁にも一時的に接岸することがあるため、従来、例えば、図4に示すような中空円筒型弾性防舷材12を搭載していた。この中空円筒型弾性防舷材12は、ゴムを両端開口の円筒形状に形成したもので、複数を連結索13で直列に連結して用いられている。
しかしながら、この中空円筒型弾性防舷材12は水没可能なようにある程度、重量が重く設計されており、使用する際の設置や艦体への収容が困難であるという問題があった。また、艦体に搭載するために、例えば、それぞれの中空円筒型弾性防舷材12の外径は0.3m、長さは1.5m程度の小型にしなければならず、艦体が接岸して圧縮された際には高い反力が生じ、艦体および岸壁に与える負荷が大きくなり、緩衝性能が十分ではないという問題があった。
特開平11−117261号公報 特開2000−8349号公報
本発明の目的は、設置や収容が容易で、良好な緩衝性能を有する空気式防舷材を提供することにある。
上記目的を達成するため本発明の空気式防舷材は、互いに連結および分離可能な複数の弾性袋体を備え、前記複数の弾性袋体を内部を連通して直列に連結するとともに、該連通した複数の弾性袋体の内部に気体および液体を密封可能としたことを特徴とするものである。
本発明の空気式防舷材によれば、互いに連結および分離可能な複数の弾性袋体を備え、この複数の弾性袋体を内部を連通して直列に連結する構造によって、必要に応じて空気式防舷材の長さを変えることができるとともに、分離すると小さくなって運搬等がし易く、錘に該当するものがないので軽量化を図ることができ、設置や収容が容易になる。
また、連通した複数の弾性袋体の内部に気体および液体を密封することによって、内部に密封された液体が、錘となって空気式防舷材を所定の水深に位置させることができる。さらに、内部に密封された気体によって、防舷材が小型であっても圧縮時に良好な緩衝性能を発揮する。
以下、本発明の空気式防舷材を図に示した実施形態に基づいて説明する。図2に空気式防舷材1の使用状態の一例を示し、図1では、図2で示した連結した4つの弾性袋体2a〜2dの中途を省略し、縦断面で構造を示している。
図示するように、この空気式防舷材1は複数の弾性袋体2a〜2dが直列に連結されて構成されている。この弾性袋体2a〜2dは中空状であり、例えば、内層ゴムと外層ゴムとの間に補強層を介挿して構成され、それぞれ上端部および下端部に口金部3を有している。それぞれの弾性袋体2a〜2dの最外周となる外層ゴムには耐摩耗性・耐候性および海水に対して侵されにくいゴムが採用され、内層ゴムには気密性および水密性に優れたゴムが採用される。尚、この実施形態では、内部に海水Wを密封するので、内層ゴムも海水に対して侵されにくい仕様となっている。
弾性袋体2a〜2dは互いに、それぞれの口金部3の間に介設される連結部4によって、内部が連通して連結され、連結部4と口金部3との連結を外すことで、それぞれの弾性袋体2a〜2dは容易に分離することができる。
図1の最上部の弾性袋体2aの上端部の口金部3および最下部の弾性袋体2dの下端部の口金部3には、封止栓5が取付けられ、両封止栓5および連結部4を介した連結によって、連通した複数の弾性袋体2a〜2dの内部の密封性が維持できる構造となっている。
また最上部の弾性袋体2aの上端部および最下部の弾性袋体2dの下端部の口金部3の周辺にはそれぞれフック8が備わり、最上部側のフック8には係留索6が、最下部側のフック8には下部吊上げ索7が結びつけられる。
この空気式防舷材1を使用する際には、まず、上記の連結状態で最上部の弾性袋体2aの口金部3に封止栓5を取付けず、潜水艦11から潜水艦11と岸壁9との間の海に空気式防舷材1を投入する。これによって、自然に最上部の口金部3から内部に海水Wが流入し、所定量の海水Wが流入した時点で、例えば、係留索6を介して空気式防舷材1をクレーン等で吊上げて、最上部の口金部3に封止栓5を取付けて、内部に海水Wと空気Aを密封する。
図2に例示するように、係留索6および下部吊上げ索7は岸壁9のアンカー10に一端を固定され、空気式防舷材1は内部に密封した海水Wを錘にして、潜水艦11と岸壁9との間の所定の水深に連結方向を縦方向にして設置される。尚、空気式防舷材1を所定の水深に位置させるには、内部に密封する海水Wの量を調節する。例えば、連通した内部容積の50%〜60%程度の量の海水Wを密封する。
このように設置された空気式防舷材1に潜水艦11が当接して空気式防舷材1が圧縮されると、連通した弾性袋体2a〜2dの内部に密封された空気Aによって、内部容積が比較的小さくても、緩衝性能が向上し、同外径、同長さの従来の中空円筒型弾性防舷材12に比べて、遥かに優れた緩衝性能を得ることができ、潜水艦11および岸壁9に与える負荷を軽減して破損等から保護することができる。
設置された空気式防舷材1を艦内に収容するには、例えば、係留索6を介してクレーン等で空気式防舷材1を所定位置まで吊上げて、最上部の弾性袋体2aの口金部3の封止栓5を取外した状態にし、次に下部吊上げ索7を介してクレーン等で空気式防舷材1を最下部側から吊上げて、空気式防舷材1を逆さまにして内部の海水Wを排出する。その後、内部が空になった空気式防舷材1を艦上等でそれぞれの弾性袋体2a〜2dに分離して小さくし、艦内に収容する。
以上のように、この空気式防舷材1は海水Wを錘として使用するので、内部に海水Wがない空の状態では重量が軽く、過大な労力を費やすことなく、容易に設置や収容ができる。また、連結する弾性袋体2a〜2dの数を変えることによって、大きさの異なる潜水艦11に対応することができるとともに、分離して小さくすることで、運搬や取扱いが容易になり、限られた艦内のスペースを有効に利用して収容することもできる。弾性袋体2a〜2dの形状、大きさは艦体の大きさ等によって適宜、決定するが、例えば、それぞれの弾性袋体2a〜2dの外径を0.5m〜0.7m程度、長さを1.0m〜1.5m程度にして、4つ程度連結する。
また、それぞれの弾性袋体2a〜2dが図3(a)に例示するように、口金部3周辺の弾性変形によって、連結方向に対して曲げ変形可能に連結されているので、連結状態で外部から曲げ応力を受けた際に、剛体である口金部3および連結部4に過度の曲げ応力が発生することを防止して、口金部3および連結部4の破損を防ぐとともに、この部分の密封性を確保している。
弾性袋体2a〜2dどうしを曲げ変形可能に連結するには、実施形態に示したものに限定されず、例えば、図3(b)に示すように、弾性袋体2a〜2dの口金部3周辺の剛性を高くするとともに、連結部4に可撓性を持たせてもよい。この可撓性を有する連結部4は、空気式防舷材1を吊上げた際の引張り応力に十分耐えることのできる引張り強度を有する必要がある。
この実施形態では、周囲にある海水Wを内部に密封して、コストおよび工数を最小限にして錘として利用しているが、別途、準備した水等の液体を密封してもよく、通常の水を内部に密封する場合は、弾性袋体2a〜2dの内層ゴムは、海水に対して特別に耐久性のある仕様にする必要はない。また、大気圧の空気Aを内部に密封しているが、加圧した空気Aを密封して浮力を確保することもできる。
この空気式防舷材1は、潜水艦11に搭載するだけでなく、陸上に用意しておくこともでき、また、潜水艦11に用いるだけではなく、種々の船舶に使用することができる。
本発明の空気式防舷材の構造を例示する縦断面図である。 本発明の空気式防舷材の使用状態を例示する説明図である。 本発明の空気式防舷材が曲げ変形している状態を例示する縦断面図である。 従来の中空円筒型弾性防舷材を例示する斜視図である。
符号の説明
1 空気式防舷材
2a〜2d 弾性袋体
3 口金部
4 連結部
5 封止栓
6 係留索
7 下部吊上げ索
8 フック
9 岸壁
10 アンカー
11 潜水艦
12 中空円筒型弾性防舷材
13 連結索

Claims (3)

  1. 互いに連結および分離可能な複数の弾性袋体を備え、前記複数の弾性袋体を内部を連通して直列に連結するとともに、該連通した複数の弾性袋体の内部に気体および液体を密封可能とした空気式防舷材。
  2. 前記複数の弾性袋体が曲げ変形可能に連結される請求項1に記載の空気式防舷材。
  3. 前記連通した複数の弾性袋体の内部に密封される液体が海水である請求項1または2に記載の空気式防舷材。
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