JP4815948B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4815948B2
JP4815948B2 JP2005242490A JP2005242490A JP4815948B2 JP 4815948 B2 JP4815948 B2 JP 4815948B2 JP 2005242490 A JP2005242490 A JP 2005242490A JP 2005242490 A JP2005242490 A JP 2005242490A JP 4815948 B2 JP4815948 B2 JP 4815948B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image forming
forming apparatus
heating element
power
auxiliary winding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005242490A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007057783A (ja
Inventor
智宏 樽見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd, Fujifilm Business Innovation Corp filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2005242490A priority Critical patent/JP4815948B2/ja
Publication of JP2007057783A publication Critical patent/JP2007057783A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4815948B2 publication Critical patent/JP4815948B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
定着装置のハロゲンランプのインピーダンス特性により、大きな突入電流が発生し、これに伴い画像形成装置が設置されたオフィスの蛍光灯がちらついてしまうフリッカー問題が発生する場合がある。この対策従来技術として突入電流を抑制する抵抗制御、位相制御、商用トランスを用いた電圧切り替え制御、チョッパ制御などが知られている。
図1は、従来技術の商用トランス方式の画像形成装置1のブロック図である。商用電源2は電源スイッチ3を介してスイッチング電源4及び商用トランス61に接続されている。スイッチング電源4は、整流回路41、平滑用コンデンサ42、スイッチングトランス43、スイッチング素子44、PWM制御部45、整流用のダイオード46及び平滑コンデンサ47を備えている。スイッチングトランス43の2次巻線L2の出力電圧は図示しない負荷に供給され、負荷駆動電圧はPWM制御部45にフィードバックされ、このPWM制御部45は、スイッチング素子44の制御端子を制御する。CPU5は、切換えリレー64の接点を切換え、発熱体である定着ランプ62への突入電流を抑制するようにしている。また、定着器専用のトランスコンバータ電源を有する画像形成装置が提案されている(特許文献1参照)
図2は、他の技術技術の位相制御方式の画像形成装置10のブロック図である。この画像形成装置10では、商用トランスを用いず、ゼロクロス検出部67で電圧のゼロクロスを検出し、これをCPU5で検出し、位相を制御してオン時間を短くすることで突入電流を制御している。
特開2002−278352号公報
しかしながら、上記従来技術はフリッカー抑制に対して効果はあるが、フリッカー対策の抵抗制御、商用トランス制御、又はチョッパ制御が必要となり、部品が大型化し、コストアップするという問題がある。また、図2に示した画像形成装置10のように、フリッカー対策に位相制御を用いた場合、ノイズ特性及び高調波特性の悪化や、画像形成装置の待機モード中のノイズフィルタコイル66からの異音発生の問題がある。
そこで、本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、安価でかつ異音が発生することなくフリッカーを抑制できる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の画像形成装置は、入力電力が供給される1次巻線と負荷に対して電力を供給する2次巻線とを持つトランスを含む電源装置と、発熱体による加熱によって熱定着させる定着装置とを備えた画像形成装置において、商用電源から前記発熱体へ電力を供給する第1供給手段と、前記トランスの1次側に設けられた補助巻線の出力から前記発熱体へ電力を供給する第2供給手段と、前記第1供給手段又は前記第2供給手段からの前記発熱体への電力供給を選択的に切換える制御手段とを備え、前記制御手段は、前記発熱体を予熱するためのウオームアップのとき、前記第2供給手段から前記発熱体へ電力を供給した後、前記第1供給手段から前記発熱体へ電力を供給して、前記ウオームアップの後であって、前記定着装置の熱定着時の温度制御を行うための定着モードのとき、前記第1供給手段から前記発熱体へ電力を供給して、前記定着モードの後であって、待機時である待機モードのとき、前記第1供給手段から前記発熱体へ電力を供給し、前記補助巻線の出力電圧は、前記商用電源を整流後の電圧以下に設定されていることを特徴とする。
本発明によれば、電源装置のトランス1次側の補助巻線出力を利用しているため、電源装置の容量アップは不要であり、抵抗制御、商用トランス方式、チョッパ制御より小型で低コストである。また、予熱専用の発熱体が不要である。また画像形成装置のトランスを兼用しているため、発熱体用のトランスコンバータ電源が不要である。本発明によれば、補助巻線の出力電圧を商用電源整流後電圧以下に設定することで、発熱体への突入電流は抑制され、フリッカー抑制が可能となる。また、位相制御をせずにフリッカー制御しているため、ノイズフィルタコイルからの異音発生が無く、不要なノイズ/高調波の発生もない。本発明によれば、発熱体のインピーダンスが大きくなってから商用電源から発熱体へ電力供給することにより突入電流は抑制される。
前記制御手段は、前記発熱体の温度検出値に基づき前記発熱体への電力供給を制御するとよい。本発明の画像形成装置は、前記補助巻線の出力部に設けられた電流制限素子及び電流制限回路の少なくとも一方をさらに備えている。本発明によれば、更に発熱体への突入電流抑制とフリッカー抑制が可能となる。本発明の画像形成装置は、前記補助巻線の出力部に設けられた蓄電素子をさらに備えている。本発明によれば、蓄電素子に予め充電しておくことにより、電源装置の容量が小さくとも発熱体へのより大きな電力供給が可能である。
本発明の画像形成装置は、前記第2供給手段から前記発熱体に電力を供給する際に、前記商用電源と前記発熱体との間の接続を切り離す手段をさらに備えている。これによりノイズ性能が改善される。前記制御手段は、前記トランスの1次側に設けられたスイッチング手段を制御することにより前記補助巻線の出力を制御するとよい。本発明によれば、精度の良く制御ができる。
本発明によれば、安価でかつ異音が発生することなくフリッカーを抑制できる画像形成装置を提供できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について説明する。図3は、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置100の回路図である。画像形成装置には例えば複写機、プリンタ等が含まれる。商用電源2は電源スイッチ3を介して画像形成装置100の2次側の負荷200に対して電力供給を行うAC−DCスイッチング電源装置104に接続されている。負荷200には、モーター等の駆動系負荷、制御系負荷が含まれる。スイッチング電源装置104は、商用電源2からの正弦波交流を全波整流するダイオードブリッジからなる整流回路41、平滑用コンデンサ42、スイッチングトランス(以下「トランス」)143、トランスの143の出力を設定するためのスイッチング素子44、PWM制御部45、トランス143の2次巻線側に設けられ整流用のダイオード46と平滑コンデンサ47とからなる平滑回路、2次側の出力電圧を検出する出力電圧検出部48及び1次側に流れる過電流を検出する過電流検出部49を備えている。
トランス143は、入力電力が供給される1次巻線L1、負荷200に対して電力を供給する2次巻線L2及び1次側補助巻線L3を持つ。このトランスの1次側及び2次側は、安全絶縁システム上の区別であり、1次側と2次側は絶縁されている。
スイッチング素子44は、例えばパワートランジスタ、MOS型電界効果トランジスタ(MOSFET)、パワーMOSFETやIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)等の半導体素子で構成される。このスイッチング素子44は、トランス143の1次巻線の端子に接続されている。スイッチング素子44は、制御端子に入力されるスイッチング信号によってオン/オフする。スイッチング素子44が、バイポーラトランジスタで構成される場合、制御端子であるベースに入力されるスイッチング信号によって、コレクタ−エミッタ間が開閉される。また、スイッチング素子44が、ユニポーラトランジスタで構成される場合、制御端子であるゲートに入力されるスイッチング信号によって、ドレイン−ソース間が開閉される。PWM(Pulse Width Modulation)制御部45は、出力電圧検出部48が検出する出力電圧に基づいて、出力電圧があらかじめ設定している目標電圧となるように、スイッチング素子44の制御端子を制御する。トランス143に蓄積されたエネルギー(電力)が、ダイオード46及びコンデンサ47の組み合わせにより整流し平滑しながら負荷200へ出力される。PWM制御部45は、過電流検出部49により1次側の過電流が検出された場合、スイッチング素子44の動作を停止する。
1次側補助巻線L3は、トランスの1次側に設けられた補助巻線である。トランス143に1次側補助巻線L3の出力を設け、待機モード中の定着ランプ71への電力供給をトランス143の1次側補助巻線L3出力から行うようにしている。トランス143の1次側補助巻線L3の一端は、ダイオード410のアノードに接続され、このダイオード41のカソードは、1次側補助巻線L3の出力部に設けられた電流制限素子又は電流制限回路412を介して、切換えリレー72の端子S1に接続される。切換えリレー72は、CPU50の制御により接点が切換え可能に構成されている。電流制限素子は、例えば抵抗、サーミスタなどで構成される。定着装置は、記録シート上に転写されたトナー画像を発熱体による加熱によって熱定着させる。この定着装置は、加熱ローラ及び加圧ローラ等を含んで構成されている。加熱ローラには、発熱体としての定着ランプ71が内蔵されている。この定着ランプ71は、例えばハロゲンランプで構成されている。1次側補助巻線L3の他端は、定着ランプ71の一方の端子に接続されている。
切換えリレー72の端子S0は、電源スイッチ3を介して商用電源2に接続されている。定着ランプ71の他方の端子はオンオフ素子73の一方の端子に接続され、オンオフ素子73の他方の端子は、電源スイッチ3を介して商用電源2に接続されている。このため、商用電源2から定着ランプ71までの経路が商用電源から定着ランプ71へ電力を供給する第1供給手段(商用電源側)となる。オンオフ素子73は、例えばパワートランジスタ、MOSFET、パワーMOSFETやIGBT等の半導体素子などで構成される。また、1次側補助巻線L3から定着ランプ71までの経路が1次側補助巻線L3の出力から定着ランプ71へ電力供給する第2供給手段(1次側副巻線側)となる。
CPU50は、内部にタイマー51を備え、切換えリレー72及びオンオフ素子73を制御して商用電源2側又は1次側補助巻線L3側からの定着ランプ71への電力供給を選択的に切換える手段として機能する。また、CPU50は、1次側補助巻線L3の出力電圧を0Vから商用電源2を整流した後の電圧V0以下の範囲内で可変制御できる。さらに、CPU50は、定着ランプ71の温度検出に基づいてトランス143の1次側補助巻線L3出力から定着ランプ71への電力供給を制御する。CPU50は、温度検出センサ74を介して温度検出を行う。また、CPU50は、トランス143の1次側補助巻線L3出力から定着ランプ71へ供給される電力量、または供給時間を画像形成装置100のモードごとにあらかじめ必要量以下に設定しておき、不足電力分を商用電源2から供給する。
図4は、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置100の動作タイミング図である。CPU50は、定着ランプ71への電力供給をトランス143の1次側補助巻線L3出力と商用電源2で切換え制御する。具体的には、CPU50は、ウオームアップ時、モーターなどの駆動系負荷はほとんど動作していないため、商用電源2側から定着ランプ71へ電力供給する直前に、切換え信号S11により切換えリレー72の接点をS1にし、1次側補助巻線L3側から定着ランプ71へ電力供給を行う。これにより、トランス143の1次側補助巻線L3の出力電圧V1が定着ランプ71に供給される。このときの印加時間はあらかじめ設定されている。定着ランプ71を予熱(プレヒート)後、定着ランプ71のインピーダンスが大きい状態となる。その後、CPU50は、切換え信号S11により切換えリレー72の接点をS0にし、オンオフ素子73をオンすることにより、商用電源2側から定着ランプ71へ電力供給するよう切換えられ、商用電源電圧V0が定着ランプ71に供給され、突入電流は抑制される。なお、待機モードにおいても、ウオームアップ時と同様に制御してもよい。
CPU50は、定着モードにおいては、切換え信号S11により切換えリレー72の接点をS0にし、定着ランプ71または定着装置の温度検出に基づき制御を行い、オン/オフ制御信号S12によりオンオフ素子73を制御して商用電源電圧V0をオフ/オンし、定着時の温度制御を行う。
CPU50は、待機モードにおいては、オン/オフ制御信号S12によりオンオフ素子73をオフにし、定着ランプ71または定着装置の温度検出に基づき制御を行い、切換え信号S11により切換えリレー72の接点をS0またはS1に切換える制御を行う。これにより、CPU50は、待機モード中、トランス143の1次側補助巻線L3出力電圧V1を定着ランプ71へ供給する。CPU50は、トランス143の1次側補助巻線L3の出力電圧V1をオン/オフし、待機時の温度制御を行う。1次側補助巻線L3の出力電圧V1は、商用電源2を整流した後の電圧V2以下に設定されているため、定着ランプ71に流れる突入電流とフリッカーレベルが抑制される。また、位相制御をせずにフリッカー制御しているため、ノイズフィルタコイルからの異音発生が無く、不要なノイズ/高調波の発生もない。さらに、スイッチング電源装置104のトランス143の1次側補助巻線L3出力を利用しているため、スイッチング電源装置の容量アップが不要となり、抵抗制御、商用トランス方式、チョッパ制御より小型で低コストである。また、予熱専用の定着ランプが不要である。また、トランス143の1次側補助巻線L3出力に電流制限素子/電流制限回路412を設けることにより、更に定着ランプ71への突入電流抑制効果とフリッカー抑制効果が高くなる。
スイッチング電源装置104のDC出力定格容量は概ね500Wdc以下程度であるが、画像形成装置100が待機中のとき、モーターなどの駆動系負荷200はほとんど動作していないため、必要とするDC負荷電力は概ね100Wdc以下程度であり、かつ待機中に定着ランプ71が必要とする平均電力は200W以下程度であることから、スイッチング電源装置104からの定着ランプ71への電力供給は可能である。
なお、定着ランプ71への電力供給を行うスイッチング電源装置104およびトランス143の構成については、実施形態の構成に限定するものではなく、複数のスイッチング電源およびトランスを用いて構成してもよく、トランス143の1次側補助巻線L3出力を利用するものであればどのような構成であってもよい。また、1次側補助巻線L3の出力の電流制限素子/電流制限回路42についても上記に限定するものではなく、定電流回路、定電圧回路を代用してもよい。
次に、本発明の第2実施形態に係る画像形成装置について説明する。図5は、本発明の第2実施形態に係る画像形成装置200の回路図である。画像形成装置200は、第1実施形態に係る画像形成装置に比べて、スイッチング電源204内に出力電圧検出部48及び過電流検出部49が設けられていない。本発明の第2実施形態の画像形成装置200は、トランス143の1次側補助巻線L3の出力の接続先を変更し、1次側補助巻線L3の出力電圧V1のオン/オフ制御をオンオフ素子73で行う場合の例である。
図6は、本発明の第2実施形態に係る画像形成装置200の動作タイミング図である。CPU50は、定着モードにおいては、切換え信号S11により切換えリレー72の接点をS0にし、定着ランプ71または定着装置の温度検出に基づき制御を行い、オン/オフ制御信号S12によりオンオフ素子73を用いて商用電源2の電圧V0をオフ/オンし、定着時の温度制御を行う。
CPU50は、待機モードにおいては、切換え信号S11により切換えリレー72の接点をS1にし、定着ランプ71または定着装置の温度検出に基づき制御を行い、オン/オフ制御信号S12によりオンオフ素子73を制御することで、トランス143の1次側補助巻線L3の出力電圧V1をオン/オフし、待機時の温度制御を行う。ここで、1次側補助巻線L3の出力電圧V1は、商用電源2を整流した後の電圧V2以下に設定されているため、定着ランプ71に流れる突入電流/フリッカーレベルは抑制される。本実施形態では、オンオフ素子73を半導体素子で構成する場合、切換えリレー72の切換え制御よりも、半導体素子で構成されるオンオフ素子73のオンオフ制御の方が容易かつ信頼性が高い。
次に、本発明の第3実施形態に係る画像形成装置について説明する。図7は、本発明の第3実施形態に係る画像形成装置300の回路図である。図7に示すように、画像形成装置300は、電流制限素子/電流制限回路412と切換えリレー72の端子S1間にオンオフ素子413が設けられている。このオンオフ素子413は、例えばパワートランジスタ、MOSFET、パワーMOSFETやIGBT等の半導体素子などで構成される。参照符号304はスイッチング電源装置を示す。CPU50は、オン/オフ制御信号S3を用いてオンオフ素子413を制御して、トランス143の1次側補助巻線L3の出力電圧V1のオン/オフ制御を行う。
図8は、本発明の第3実施形態に係る画像形成装置300の動作タイミング図である。CPU50は、定着モードにおいては、切換え信号S11により切換えリレー72の接点をS0にし、定着ランプ71または定着装置の温度検出に基づき制御を行い、オン/オフ制御信号S12によりオンオフ素子73を用いて商用電源電圧V0をオフ/オンし、定着時の温度制御を行う。CPU50は、待機モードにおいては、切換え信号S11により切換えリレー72の接点をS1にし、オンオフ素子73をオフにし、定着ランプ71または定着装置の温度検出に基づき制御を行い、オン/オフ制御信号S13によりオンオフ素子413を制御することで、トランス143の1次側補助巻線L3の出力電圧V1をオン/オフし、待機時の温度制御を行う。1次側補助巻線L3の出力電圧V1は、商用電源2を整流した後の電圧V2以下に設定されているため、定着ランプ71に流れる突入電流/フリッカーレベルは抑制されることになる。
次に、本発明の第4実施形態について説明する。図9は、本発明の第4実施形態に係る画像形成装置400の回路図である。図9に示すように、画像形成装置400は、トランス143の1次側補助巻線L3の出力に、電流制限素子/電流制限回路414及び1次側補助巻線L3の出力部に設けられた蓄電素子415を追加し、充電エネルギーを利用するようにしたものである。蓄電素子415には例えばキャパシタを用いることができる。参照符号404はスイッチング電源装置を示す。
図10は、本発明の第4実施形態に係る画像形成装置400の動作タイミング図である。CPU50は、定着モードにおいては、切換え信号S11により切換えリレー72の接点をS0にし、オン/オフ制御信号S13によりオンオフ素子413をオフにし、定着ランプ71または定着装置の温度検出に基づき制御を行い、オン/オフ制御信号S12によりオンオフ素子73を用いて商用電源電圧V0をオフ/オンし、定着時の温度制御を行う。
CPU50は、待機モードにおいては、オン/オフ制御信号S12によりオンオフ素子73をオフにし、定着ランプ71または定着装置の温度検出に基づき制御を行い、切換え信号S11により切換えリレー72の接点をS0またはS1に切換え、さらにオン/オフ制御信号S13によりオンオフ素子413を制御し、待機中の定着ランプ71のオフ期間中にキャパシタ充電(C充電)を行い、定着ランプ71のオン期間中にキャパシタの放電供給することにより、トランス143の1次側補助巻線L3の出力電圧V1をオン/オフし、待機時の温度制御を行う。1次側補助巻線L3の出力電圧V1は、商用電源2を整流した後の電圧V2以下に設定されているため、定着ランプ71に流れる突入電流/フリッカーレベルは抑制される。なお、本実施形態で説明した蓄電素子415は、上述した第1実施形態、第2実施形態及び後述する画像形成装置に対しても適用することができる。
次に、本発明の第5実施形態に係る画像形成装置について説明する。図11は、本発明の第5実施形態に係る画像形成装置500のブロック図である。本発明の第5実施形態に係る画像形成装置500は、定着ランプ71とオンオフ素子73との間に切換えリレー75を追加し、ノイズ性能を改良したものである。
図12は、本発明の第5実施形態に係る画像形成装置500の動作タイミング図である。CPU50は、定着モードにおいては、切換え信号S11により切換えリレー72の接点をS0にし、切換え信号S14により切換えリレー75の接点をS0にし、定着ランプ71または定着装置の温度検出に基づき制御を行い、オン/オフ制御信号S12によりオンオフ素子73を用いて商用電源電圧V0をオフ/オンし、定着時の温度制御を行う。
CPU50は、待機モードにおいては、切換え信号S11により切換えリレー72の接点をS1にし、切換え信号S14により切換えリレー75の接点をS1にし、オン/オフ制御信号S12によりオンオフ素子73をオフにし、定着ランプ71または定着装置の温度検出に基づき制御を行い、オン/オフ制御信号S13によりオンオフ素子413を制御することで、トランス143の1次側補助巻線L3の出力電圧V1をオン/オフし、待機時の温度制御を行う。1次側補助巻線L3の出力電圧V1は、商用電源整流後の電圧V2以下に設定されているため、定着ランプ71に流れる突入電流/フリッカーレベルは抑制されることになる。本実施形態によれば、1次側副巻線L3側から定着ランプ71に電力を供給する際に、商用電源2と定着ランプ71との間の接続を切換えリレー(切り離す手段)72及び75により切り離すことにより、ノイズ性能が改善される。
次に、本発明の第6実施形態に係る画像形成装置について説明する。図13は、本発明の第6実施形態に係る画像形成装置600のブロック図である。画像形成装置600は、スイッチング電源装置604の2次巻線L2出力と2次側負荷間をオン/オフするオンオフ素子414及び出力電圧検出部48を備えている。オンオフ素子414は、例えばパワートランジスタ、MOSFET、パワーMOSFETやIGBT等の半導体素子で構成される。CPU50は、待機モード中、オン/オフ制御信号S15によりオンオフ素子414をオンオフ制御し、出力電圧を可変する。また、CPU50は、出力可変制御信号S16により出力電圧検出部48の分圧比を変えて検出する出力電圧を例えば24Vから12Vに変更する。なお、ここでは待機モードで使用するケースを考えているため、CPU50は、出力電圧検出部48の検出する出力電圧を低くなるよう変更しているが、逆に例えば24Vから40Vのように検出する出力電圧を高くするよう変更してもよい。
PWM制御部45は、出力電圧検出部48の検出結果に基づいてトランスの1次側に設けられたスイッチング手段44を制御し、1次側巻線L1の電圧を可変することにより、1次側補助巻線L3の電圧V1を可変することで、定着ランプ71への電力制御を行う。これにより精度良く1次側補助巻線L3の電圧V1を制御できる。また、スイッチング電源装置604は過電流保護機能を実現するオンオフ素子414を有するので、定着ランプ異常時の過電流保護が可能となる。なお、本実施形態において、CPU50は、出力電圧検出部48の検出電圧を変更することにより、PWM制御部45を制御しているが、CPU50は直接PWM制御部45を制御するようにしてもよい。この場合、PWM制御部45は1次側の回路に含まれ、2次側とは絶縁されているため、CPU50は、フォトカプラなどを介してPWM制御部45を直接制御することができる。本実施形態のように、CPU50が2次側の回路に含まれる出力電圧検出部48を制御することにより、絶縁を気にすることなく、フォトカプラなどを用いる必要もないため、コスト面で有利となる。
上記各実施形態によれば、従来の問題を解決すると共に、かつ電源電圧変動によるフリッカーを抑制することができる。
以上本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
従来技術の商用トランス方式の画像形成装置のブロック図である。 従来技術の位相制御方式の画像形成装置のブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の回路図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の動作タイミング図である。 本発明の第2実施形態に係る画像形成装置の回路図である。 本発明の第2実施形態に係る画像形成装置の動作タイミング図である。 本発明の第3実施形態に係る画像形成装置の回路図である。 本発明の第3実施形態に係る画像形成装置の動作タイミング図である。 本発明の第4実施形態に係る画像形成装置の回路図である。 本発明の第4実施形態に係る画像形成装置の動作タイミング図である。 本発明の第5実施形態に係る画像形成装置のブロック図である。 本発明の第5実施形態に係る画像形成装置の動作タイミング図である。 本発明の第6実施形態に係る画像形成装置のブロック図である。
符号の説明
50 CPU
100、200、300、400、500、600 画像形成装置
104、204、304、404、504、604 スイッチング電源装置
143 トランス
L3 1次側補助巻線

Claims (6)

  1. 入力電力が供給される1次巻線と負荷に対して電力を供給する2次巻線とを持つトランスを含む電源装置と、発熱体による加熱によって熱定着させる定着装置とを備えた画像形成装置において、
    商用電源から前記発熱体へ電力を供給する第1供給手段と、
    前記トランスの1次側に設けられた補助巻線の出力から前記発熱体へ電力を供給する第2供給手段と、
    前記第1供給手段又は前記第2供給手段からの前記発熱体への電力供給を選択的に切換える制御手段とを備え、
    前記制御手段は、
    前記発熱体を予熱するためのウオームアップのとき、前記第2供給手段から前記発熱体へ電力を供給した後、前記第1供給手段から前記発熱体へ電力を供給して、
    前記ウオームアップの後であって、前記定着装置の熱定着時の温度制御を行うための定着モードのとき、前記第1供給手段から前記発熱体へ電力を供給して、
    前記定着モードの後であって、待機時である待機モードのとき、前記第2供給手段から前記発熱体へ電力を供給し、
    前記補助巻線の出力電圧は、前記商用電源を整流後の電圧以下に設定されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、前記発熱体の温度検出値に基づき前記発熱体への電力供給を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記補助巻線の出力部に設けられた電流制限素子及び電流制限回路の少なくとも一方をさらに備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記補助巻線の出力部に設けられた蓄電素子をさらに備えることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記第2供給手段から前記発熱体に電力を供給する際に、前記商用電源と前記発熱体との間の接続を切り離す手段をさらに備えることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御手段は、前記トランスの1次側に設けられたスイッチング手段を制御することにより前記補助巻線の出力を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
JP2005242490A 2005-08-24 2005-08-24 画像形成装置 Expired - Fee Related JP4815948B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005242490A JP4815948B2 (ja) 2005-08-24 2005-08-24 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005242490A JP4815948B2 (ja) 2005-08-24 2005-08-24 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007057783A JP2007057783A (ja) 2007-03-08
JP4815948B2 true JP4815948B2 (ja) 2011-11-16

Family

ID=37921354

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005242490A Expired - Fee Related JP4815948B2 (ja) 2005-08-24 2005-08-24 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4815948B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5530617B2 (ja) * 2008-10-17 2014-06-25 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 電源装置
JP7254533B2 (ja) * 2019-01-18 2023-04-10 キヤノン株式会社 画像形成装置

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04195180A (ja) * 1990-11-28 1992-07-15 Ricoh Co Ltd 画像形成装置の電源装置
JPH08146839A (ja) * 1994-11-25 1996-06-07 Ricoh Co Ltd 画像形成装置用電源装置
JPH09266667A (ja) * 1996-03-28 1997-10-07 Toshiba Lighting & Technol Corp 過電流・過負荷保護回路、電源装置、電気機器および複写機
JPH1063134A (ja) * 1996-08-20 1998-03-06 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置、画像読み取り装置および画像形成方法
JPH10186912A (ja) * 1996-12-27 1998-07-14 Canon Inc フリッカ軽減装置及びこれを備えた画像記録装置
JP3970596B2 (ja) * 2001-12-10 2007-09-05 桂川電機株式会社 定着器の熱源の電力供給装置
JP3832644B2 (ja) * 2002-02-20 2006-10-11 シャープ株式会社 電力制御装置および電力制御方法
JP2004234996A (ja) * 2003-01-30 2004-08-19 Ricoh Co Ltd 加熱装置と定着装置及び画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007057783A (ja) 2007-03-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6218467B2 (ja) 電源装置及び画像形成装置
US7106988B2 (en) Image forming apparatus capable of shortening start up time of fixing device
US9083185B2 (en) Power source device, electronic device, image forming apparatus, and power source control method
US10069402B2 (en) Power supply apparatus and image forming apparatus
JP2004294554A (ja) 画像形成装置
US8634214B2 (en) Current resonance power supply with AC input detection into the primary winding
JP2016136172A (ja) ヒータ制御装置及び画像形成装置
WO2013088652A1 (ja) 直流電源装置
JP4815948B2 (ja) 画像形成装置
JP2020076886A (ja) 画像形成装置
KR20100023302A (ko) 부스트 역률 보상 회로
JP6676957B2 (ja) 給湯装置
JP2005065395A (ja) 電源装置
JP2004144999A (ja) 画像形成装置
JP2009033905A (ja) 電力制御装置
JP4112381B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
US20240176272A1 (en) Power source device and image forming apparatus
JP2004328837A (ja) スイッチング電源回路およびこれを備えたスイッチングレギュレータ
JP6406798B2 (ja) 電源装置及び画像形成装置
JP4821769B2 (ja) コンバータ用放電回路
US20240088777A1 (en) Power source device and image forming apparatus
JPH11329760A (ja) 電源装置
JP4509659B2 (ja) インバータ制御装置
JP2009268227A (ja) スイッチング電源装置
JP2011123262A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080522

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101221

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110217

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110802

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110815

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140909

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees