JP7254533B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7254533B2
JP7254533B2 JP2019007122A JP2019007122A JP7254533B2 JP 7254533 B2 JP7254533 B2 JP 7254533B2 JP 2019007122 A JP2019007122 A JP 2019007122A JP 2019007122 A JP2019007122 A JP 2019007122A JP 7254533 B2 JP7254533 B2 JP 7254533B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
board
image forming
power supply
forming apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019007122A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020118722A (ja
Inventor
昌宏 篠塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2019007122A priority Critical patent/JP7254533B2/ja
Publication of JP2020118722A publication Critical patent/JP2020118722A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7254533B2 publication Critical patent/JP7254533B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D10/00Energy efficient computing, e.g. low power processors, power management or thermal management

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)
  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)

Description

本発明は、電源基板とAC入力回路基板を備えた画像形成装置に関する。
プリンタや複合機などの画像形成装置は、商用電源から電力の供給を受けるためのAC入力回路基板を備えている。また、画像形成装置は、AC入力回路基板を介して供給された交流電圧を直流電圧に変換し、得られた直流電圧を各負荷や各基板へ供給する電源基板を備えている。電源基板とAC入力回路基板とは、AC線によって接続されており、ノイズの観点からAC線を短くするために電源基板は、AC入力回路基板の近くに配置されている。また、装置の小型化に伴ってスペースが制限される場合、電源基板とAC入力回路基板は、同一平面上に並べて配置されることがある。
このような画像形成装置において、電源基板から発生するノイズを遮蔽するために、電源基板を箱状に構成された板金で覆い、電源基板とAC入力回路基板との間を遮蔽する構成が採用されている。また、電源基板にはスイッチング素子やコイルなどの発熱量が大きい部材が実装されるので、これらの部材を冷却するためのファンが設置されている。例えば、特許文献1に示されるように、シールド用の板金に覆われた電源基板を冷却するために、電源基板を覆う板金の一部を側壁としたエアーダクトを設け、該エアーダクトを使用して電源基板を冷却する構成が知られている。
特開2017-44986号公報
一般に、画像形成装置においては、電源基板に発熱する電気部品が実装されているので、電源基板の近傍にFANを配置して基板全体を積極的に冷却する必要がある。また、例えば、電源基板の近傍に配置されるAC入力回路基板にも発熱量の大きい電気部品が実装されているので、冷却する必要がある。
しかしながら、電源基板からのノイズを抑制するために当該電源基板を板金で覆い、その一部を側壁としたエアーダクトを設けた上記従来技術では、電源基板の近傍に配置されたAC入力回路基板への風路が妨げられてしまうという問題がある。
すなわち、上記従来技術には、電源基板のノイズを抑制するシールド部材によって、電源基板と同一平面上に配置されたAC入力回路基板に対する冷却用の風路が妨げられるので、AC入力回路基板を効率よく冷却できないという問題があった。
本発明は、電源基板からのノイズを抑制しつつ、電源基板とAC入力回路基板を効率的に冷却することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1記載の画像形成装置は、商用電源の供給を受けて画像を形成するための処理を実行する負荷と、前記負荷への商用電源の供給を制御する制御素子と、前記制御素子が実装された第1の基板と、前記第1の基板から商用電源の供給を受け、商用電源の電源電圧に基づいて所定の直流電圧を生成して出力する第2の基板と、並列配置された前記第1の基板および前記第2の基板を支持する支持部材と、前記第2の基板から漏れ出るノイズの前記第1の基板への影響を抑制するノイズ遮蔽部材と、前記第2の基板を冷却する冷却ファンと、を備え、前記ノイズ遮蔽部材は、前記第2の基板を空間を隔てて覆うことによって前記冷却ファンで生成された冷却気流が流入する流入口および前記冷却気流が流出する流出口を備えたダクトを形成し、前記制御素子は、前記第1の基板における前記ダクトの前記流出口よりも前記冷却気流の流通方向下流側に実装され、前記支持部材は、前記ダクトの前記流出口に対向する位置に前記冷却気流が衝突する衝突壁を有していることを特徴とする。
本発明によれば、第の基板からのノイズを抑制しつつ、第1の基板と第2の基板を効率的に冷却できる。
実施の形態に係る画像形成装置の概略構成を示す断面図である。 図1の画像形成装置の背面における基板配置を示す斜視図である。 図2の一部拡大図であって、ノイズ遮蔽部材を外した状態の基板配置を示す図である。 図3に対応する背面図であり、ノイズ遮蔽部材と制御素子の配置関係を示す図である。 図1の画像形成装置の左側面の背面側に設けられた冷却ファン方向から見た各種部材の配置関係を示す図である。 図4に対応する斜視図であり、冷却気流の流路を示す図である。
以下、実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、実施の形態に係る画像形成装置の概略構成を示す断面図である。
図1において、画像形成装置101は、各色成分のトナー像を形成する4つのカートリッジPa、Pb、Pc、及びPdを備えている。4つのカートリッジPa、Pb、Pc、及びPdは、中間転写ベルト7の搬送方向に沿ってほぼ水平に配置されている。カートリッジPaは、イエローのトナー像を形成し、カートリッジPbは、マゼンタのトナー像を形成し、カートリッジPcは、シアンのトナー像を形成し、カートリッジPdは、ブラックのトナー像を形成する。
画像形成装置101には、4つのカートリッジPa、Pb、Pc、及びPdに対応して4つのボトル装着部が設けられている。各ボトル装着部には、それぞれ、着脱可能なトナーボトルTa、Tb、Tc、及びTdが装着されている。トナーボトルTaにはイエローのトナーが収容されており、トナーボトルTbにはマゼンタのトナーが収容されており、トナーボトルTcにはシアンのトナーが収容されており、トナーボトルTdにはブラックのトナーが収容されている。トナーボトルTa、Tb、Tc及びTdは、現像剤としてのトナーを収容する収容容器として機能する。
カートリッジPa、Pb、Pc、及びPdは、同様の構成であり、それぞれ画像形成装置101に対して着脱可能である。
カートリッジPa~Pdは、それぞれ感光ドラム1a~1dと、感光ドラム1a~1dを帯電する帯電器2a~2dと、トナーを収容した現像器100a~100dを有する。感光ドラム1a~1dは、円柱状の金属ローラからなり、その表面に感光体の層を備えている。感光ドラム1a~1dは、図1中、矢印A方向に回転する。感光ドラム1a~1dが帯電器2a~2dによって帯電された後、レーザ露光装置3a~3dが画像データに基づいて感光ドラム1a~1dを露光する。これにより、感光ドラム1a~1d上に静電潜像が形成される。そして、現像器100a~100dが感光ドラム1a~1d上の静電潜像をトナーを用いて現像する。これにより、感光ドラム1a~1d上に各色のトナー像が形成される。
現像器100a~100dは、現像器100a~100d内に蓄積されるトナーの量を検知する透磁率センサ(図示省略)を備えている。透磁率センサにより現像器100a~100d内のトナー量が減少したことが検知された場合、対応するトナーボトルTa~Tdから現像器100a~100dにそれぞれ対応する色のトナーが供給される。
中間転写ベルト7は、二次転写対向ローラ8、従動ローラ17、第1テンションローラ18、及び第2テンションローラ19に掛け回されている。中間転写ベルト7は、二次転写対向ローラ8の回転駆動によって、図1中、矢印B方向に回転する。中間転写ベルト7を基準にして二次転写対向ローラ8の反対側には二次転写ローラ9が配設されている。二次転写対向ローラ8と二次転写ローラ9との当接部が二次転写ニップ部T2となる。
画像形成装置101は、感光ドラム1a~1d上のトナー像を中間転写ベルト7に転写する一次転写ローラ4a~4dを備えている。感光ドラム1a~1dと中間転写ベルト7とが一次転写ローラ4a~4dに押圧されている一次転写ニップ部T1a~T1dを、感光ドラム1上に形成されたトナー像が通過している間、一次転写ローラ4a~4dには、それぞれ一次転写電圧が印加される。これによって、感光ドラム1a~1d上のトナー像が中間転写ベルト7に転写される。各感光ドラム1a~1dに形成されたトナー像が中間転写ベルト7に重ねて転写されることによって、中間転写ベルト7にはフルカラーのトナー像が担持される。なお、感光ドラム1a~1dに残留したトナーは、それぞれドラムクリーナ6a~6dによって除去される。
一方、カセット部60に格納された記録材Sを搬送する搬送路には、給紙ローラ(図示省略)、搬送ローラ対61及びレジストレーションローラ対62が配置されている。給紙ローラは、カセット部60に格納された記録材Sの給紙を開始し、搬送ローラ対61がレジストレーションローラ対62に向けて記録材Sを搬送する。レジストレーションローラ対62は、中間転写ベルト7上のトナー像が記録材S上の所望の位置に転写されるように、記録材Sを二次転写ニップ部T2に搬送するタイミングを調整する。
二次転写対向ローラ8に二次転写電圧が印加されることに応じて、二次転写対向ローラ8と中間転写ベルト7とが二次転写ローラ9に押圧されている二次転写ニップ部T2において、中間転写ベルト7上のトナー像が記録材Sに転写される。なお、二次転写ニップ部T2において記録材Sに転写されずに中間転写ベルト7上に残留したトナーは、ベルトクリーナ11によって除去される。
トナー像が転写された記録材Sは、二次転写ニップ部T2から流出した後、定着器13に搬入される。定着器13は、ヒータを有する定着ローラと加圧ローラを備えている。ヒータの熱と、定着ローラと加圧ローラとの当接圧力とによって、記録材S上のトナー像が記録材Sに定着される。トナー像が定着された記録材Sは、定着器13から排出され、排紙ローラ対64によって画像形成装置101から排紙される。定着器13は、商用電源の供給を受けて画像を形成するための定着処理を実行する負荷として機能する。
次に、画像形成装置101の背面側に配置された各種基板の配置関係について説明する。
図2は、図1の画像形成装置の背面における基板配置を示す斜視図である。
図2において、第1の基板としてのAC入力回路基板202は商用電源200から供給される交流電圧を商用電源用コネクタ208で受けて、第2の基板としての電源基板201や定着器13(図1参照)のヒータに交流電圧を供給している。定着器13のヒータは、交流電圧に基づいて発熱量が制御される。定着器13のヒータへの交流電圧の供給はAC入力回路基板202上に実装されるトライアック209によってON/OFF制御される。制御素子としてのトライアック209は、発熱しやすい部材である。
AC入力回路基板202から電源基板201への交流電圧の供給は、AC入力回路基板202上のAC出力コネクタ207より出力され、AC入力コネクタ206より電源基板201へ入力される。AC出力コネクタ207とAC入力コネクタ206は、AC入力回路基板202と電源基板201との間隙を隔てて隣接するように配置されている。また、AC入力コネクタ206は、電源基板201における冷却ファン205の近傍に実装されている。交流電圧はAC出力コネクタ207とAC入力コネクタ206を接続しているACケーブル214を経て供給される。
電源基板201は、AC入力回路基板202から供給される商用電源の電源電圧に基づいて交流電源を所定の直流電圧に変換し、生成した直流電圧を各負荷や各基板へ供給している。電源基板201は、例えば、制御基板220へ直流電圧を供給しており、直流電圧は、電源基板201上のDC出力コネクタ221より出力され、DC入力コネクタ222より制御基板220に入力される。すなわち、直流電圧は、DC出力コネクタ221とDC入力コネクタ222を接続しているDCケーブル223を介して電源基板201から制御基板220へ供給される。制御基板220は、画像形成装置101内に配置されたモータ等の負荷を制御し、各負荷に直流電圧を供給している。
AC入力回路基板202と電源基板201は、支持基板(第3の基板)としての板金製の基板台シールド203上にZ軸に対して同一平面上に、かつ、基板上のY軸方向に上下平行に並べて配置されている。AC入力回路基板202と電源基板201は基板台シールド203に、例えば、ビスで固定されている。AC入力回路基板202と電源基板201は、ノイズの観点からACケーブル214を短くするために近くに配置される。更には、画像形成装置101の小型化に伴い装置の奥行が制限されるので、例えば、上下に平行に並べて配置されている。
基板台シールド203の上側辺及び左側辺には、Z軸方向に、例えば、垂直に突出する壁面が形成されている。すなわち、基板台シールド203は、該基板台シールド203の一辺、すなわち上側辺に上側壁203aが形成され、基板台シールド203の他の一辺、すなわち左側辺に左側壁203bが形成された箱型のような形状をしている。基板台シールド203は、本体取り付け部216a、216bにより本体フレーム218に、例えば、ビスで固定されている。
基板台シールド203の左側壁203b及び基板台シールド203の上側壁203aは、それぞれ第一ワイヤサドル224と第二ワイヤサドル225を備えている。第一ワイヤサドル224と第二ワイヤサドル225は、DCケーブル223を規制する役割をしている。
電源基板201は、ノイズ遮蔽部材であるスチール製の板金からなるノイズ遮蔽シールド204によって空間を隔てて覆われている。ノイズ遮蔽シールド204は、基板台シールド203に、例えば、ビスで固定されている。ノイズ遮蔽シールド204は、電源基板201を覆うために、例えば、断面コの字形状をしている。ノイズ遮蔽シールド204は、基板台シールド203に固定されることによって、平面状の基板台シールド203と、断面コの字状のノイズ遮蔽シールド204とで筒状のダクトを形成している。また、ノイズ遮蔽シールド204は、電源基板201を覆うことにより、AC入力回路基板202と電源基板201との間を有効に遮蔽している。このノイズ遮蔽シールド204によって、電源基板201から漏れ出る、例えば、スイッチングノイズがAC入力回路基板202のACラインに重畳することが抑制されている。
冷却ファン205(FAN)は、電源基板201とAC入力回路基板202とを冷却している。電源基板201には多くの発熱部材が実装されているので、冷却ファン205は、電源基板201を積極的に冷やすことを目的として、電源基板201寄りに取り付けられている。また、電源基板201を覆うノイズ遮蔽シールド204を基板台シールド203に固定して形成されたダクト(筒状体)は、冷却ファン205からの冷却気流(風)の流入口と流出口を有する。従って、ダクトは、エアーダクトとして機能する。冷却ファン205で発生し、ダクト内を流通する冷却気流によって、電源基板201に実装された発熱部材が効率的に冷却される。
図3は、図2の一部拡大図であって、ノイズ遮蔽部材を外した状態の基板配置を示す図である。
図3において、電源基板201は、代表的なフライバック方式のスイッチング電源である。電源基板201には、AC入力コネクタ206から入力された交流電源を直流電圧に変換するために必要なダイオードブリッジ227、スイッチング素子210、トランス226が実装されている。図3には、便宜上、コネクタと発熱しやすい実装部材のみを示したが、本来、電源基板201の実装部材は多数あり、それらのすべての実装部材によって電源基板201の機能を果たすことができる。電源基板201は、交流電圧を直流電圧に変換し、例えば+24Vの直流電圧を出力する。
AC入力回路基板202についても、図3にはコネクタや発熱しやすい実装部材のみが図示されている。AC入力回路基板202に実装されたトライアック209は、商用電源用コネクタ208から入力される交流電圧を定着器13へ供給する際の電源のON/OFFを制御している。
電源基板201とAC入力回路基板202は、基板台シールド203上にZ軸方向に対して同一平面上に、かつ、Y軸方向に上下平行に並べられており、2つの基板の間は必要な絶縁距離だけを離すようにして、例えば、ビス取めされている。
図4は、図3に対応する背面図であり、ノイズ遮蔽部材と制御素子の配置関係を示す図である。
図4において、ノイズ遮蔽部材としてのノイズ遮蔽シールド204は、電源基板201とAC入力回路基板202の間に遮蔽板(板金)が入ることによってノイズを遮蔽している。ノイズ遮蔽シールド204は、作業性を考慮してAC入力コネクタ206の実装付近までを遮蔽する構成になっている。すなわち、ノイズ遮蔽シールド204におけるAC入力コネクタ206に対向する部分は、作業性を考慮して切欠されている。
AC入力回路基板202に実装されるトライアック209(制御素子)は、ノイズ遮蔽シールド204の端部、すなわちダクトの端部と距離Lだけ離して、ノイズ遮蔽シールド204よりもX軸方向(-)側に位置するよう配置されている。距離Lは、0mmより大きく、例えば、6.0mmである。距離Lを0mmより大きくすることによって、冷却ファン205の冷却気流がトライアック209に当たって当該トライアック209を冷却する構成となっている。
なお、本実施の形態において、ノイズ遮蔽シールド204の端部から距離Lだけ離して実装される部材としてトライアック209を挙げて説明した。しかしながら、ノイズ遮蔽シールド204の端部から距離Lだけ離して実装される部材は、トライアック209に限定されるものではなく、AC入力回路基板202上に実装される発熱しやすい部材であれば、同様の位置に配置することが好ましい。この場合、実装部材は、1つの部材に限らず、複数であってもよい。
図5は、図1の画像形成装置の左側面の背面側に設けられた冷却ファン方向から見た各種部材の配置関係を示す図である。
図5において、冷却ファン205は電源基板201に向かって冷却気流を吹きつけるような向きに取り付けられており、電源基板201を積極的に冷却する構造となっている。基板台シールド203にノイズ遮蔽シールド204が取り付けられた状態において、2つの部材はダクトを形成している。これによって、冷却ファン205から吹き付けられる冷却気流は、該冷却気流の流通方向に対向するように設けられた基板台シールド203の左側壁203bまで到達する。これによって、冷却気流は、電源基板201の全体、すなわち電源基板201に実装された全ての部材を効率的に冷却する。
次に、基板台シールド203とノイズ遮蔽シールド204によって形成されたエアーダクト内を流れる冷却気流について詳細に説明する。
図6は、図4に対応する斜視図であり、冷却気流の流路を示す図である。
図6において、冷却ファン205から電源基板201に対して吹き付けられた冷却気流の向きが矢印で示されている。冷却ファン205から電源基板201に向かって吹き付けられた冷却気流は、基板台シールド203とノイズ遮蔽シールド204によって形成されるエアーダクトを通って基板台シールド203の左側壁203bに衝突する。基板台シールド203の左側壁203bに衝突した気流は、Y軸(+)の方向に基板台シールド203の上側壁203aがあるために、Y軸(-)の方向へ流れる。基板台シールド203の左側壁203bにあたって、Y軸(-)方向に流れた冷却気流は、ノイズ遮蔽シールド204の端部に対して距離Lだけ離して実装されているトライアック209に当たり、該トライアック209を冷却する。
すなわち、冷却ファン205から電源基板201に向かって吹き付けられた冷却気流が電源基板201に実装された部材を効率的に冷却しながらも、AC入力回路基板202上の発熱部材であるトライアック209をも冷却する。これによって、1つの冷却ファン205で効率的に2つの基板に実装された部材を冷却することができる。
本実施の形態において、冷却ファン205で発生した冷却気流219aは、例えば、風速5m/sであり、例えば、ノイズ遮蔽シールド204がない場合、トライアック209付近の風速は、0.6m/s程度になってしまう。これに対して、基板台シールド203にノイズ遮蔽シールド204を取り付けてダクトを形成したことによって、トライアック209付近の冷却気流219cの風速は、例えば1.7m/sとなる。すなわち、基板台シールド203にノイズ遮蔽シールド204を取り付けてダクトを形成したことによって、AC入力回路基板202上に配置されたトライアック209を冷却する冷却気流として、例えば、従来の約3倍の風速の冷却気流を確保することができる。
このように、本実施の形態では、基板台シールド203に、電源基板201を覆うようにノイズ遮蔽シールド204を取り付けたことによって、AC入力回路基板202上の発熱部材であるトライアック209にも冷却気流219cが当たる構成とした。これによって、無風状態では定格温度を超えてしまうような発熱部材であるトライアック209に対して、例えば、風速1.7m/sの冷却気流を当てて定格温度を守ることができる。またこのとき、新たな昇温防止対策部材を追加する必要もない。
本実施の形態によれば、電源基板201とAC入力回路基板202がZ軸上で同一平面上に配置され、かつ、Y軸方向に上下平行に並置される基板構成において、ノイズ遮蔽シールド204を電源基板201を冷却する際のエアーダクトの一部として活用できる。また、AC入力回路基板202上の発熱部材をノイズ遮蔽シールド204の端部開口部から距離Lだけ離して実装したことによって、冷却ファン205によって電源基板201を冷却するだけでなく、AC入力回路基板202上の発熱部材をも冷却することができる。しかも、この場合、冷却ファン205の台数やサイズを変更する必要もない。
本実施の形態において、ノイズ遮蔽部材と基板台シールドが冷却気流の流入口と流出口を備えたダクトを形成する構成、及びAC入力回路基板の制御素子をダクトの気流の流出口よりも下流側に実装する構成は、画像形成装置に適用されている。しかしながら、このような構成は、AC入力回路基板202と電源基板201が同一平面上に並設され、電源基板201を遮蔽するノイズ遮蔽部材及び冷却ファン205を備えた装置であれば、画像形成装置以外の装置にも適用することができる。
201 電源基板
202 AC入力回路基板
203 基板台シールド(支持基板)
203a 上側壁
203b 左側壁
204 ノイズ遮蔽シールド(ノイズ遮蔽部材)
205 冷却ファン
206 AC入力コネクタ
207 AC出力コネクタ
208 商用電源用コネクタ
209 トライアック(制御素子)
210 スイッチング素子
214 ACケーブル
220 制御基板
226 トランス
227 ブリッジダイオード

Claims (9)

  1. 商用電源の供給を受けて画像を形成するための処理を実行する負荷と、
    前記負荷への商用電源の供給を制御する制御素子と、
    前記制御素子が実装された第1の基板と、
    前記第1の基板から商用電源の供給を受け、商用電源の電源電圧に基づいて所定の直流電圧を生成して出力する第2の基板と、
    並列配置された前記第1の基板および前記第2の基板を支持する支持部材と、
    前記第2の基板から漏れ出るノイズの前記第1の基板への影響を抑制するノイズ遮蔽部材と、
    前記第2の基板を冷却する冷却ファンと、を備え、
    前記ノイズ遮蔽部材は、前記第2の基板を空間を隔てて覆うことによって前記冷却ファンで生成された冷却気流が流入する流入口および前記冷却気流が流出する流出口を備えたダクトを形成し、
    前記制御素子は、前記第1の基板における前記ダクトの前記流出口よりも前記冷却気流の流通方向下流側に実装され、
    前記支持部材は、前記ダクトの前記流出口に対向する位置に前記冷却気流が衝突する衝突壁を有していることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第1の基板と前記第2の基板は、前記支持部材上に平行に配置されていることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記第1の基板と前記第2の基板は、それぞれ前記冷却気流の流通方向と平行に配置されていることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記衝突壁は、前記支持部材の前記冷却気流に対向する一辺に設けられた側壁であり、
    前記一辺に隣接する一辺であって前記冷却気流を挟んで前記制御素子と対向する辺に、前記ダクトから流出した冷却気流が衝突する側壁が設けられていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記側壁は、それぞれ前記支持部材の端部を折り曲げて形成されていることを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  6. 前記第1の基板はAC出力コネクタを備え、前記第2の基板はAC入力コネクタを備え、前記AC出力コネクタと前記AC入力コネクタは、それぞれ前記第1の基板と前記第2の基板との間の間隙を隔てて隣接するように配置されていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記ノイズ遮蔽部材における前記AC入力コネクタに対向する部分は、切欠されていることを特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
  8. 前記第1の基板は、AC入力回路基板であり、前記第2の基板は、電源基板であり、前記支持部材は、基板台シールドであることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記電源基板には、交流電源を直流電圧に変換するためのダイオードブリッジ、スイッチング素子、及びトランスが実装されていることを特徴とする請求項8記載の画像形成装置。
JP2019007122A 2019-01-18 2019-01-18 画像形成装置 Active JP7254533B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019007122A JP7254533B2 (ja) 2019-01-18 2019-01-18 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019007122A JP7254533B2 (ja) 2019-01-18 2019-01-18 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020118722A JP2020118722A (ja) 2020-08-06
JP7254533B2 true JP7254533B2 (ja) 2023-04-10

Family

ID=71891980

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019007122A Active JP7254533B2 (ja) 2019-01-18 2019-01-18 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7254533B2 (ja)

Citations (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004093708A (ja) 2002-08-30 2004-03-25 Brother Ind Ltd 画像形成装置
JP2004177602A (ja) 2002-11-26 2004-06-24 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置並びにこれに用いられるフレーム構造及びその製造方法
JP2006311109A (ja) 2005-04-27 2006-11-09 Brother Ind Ltd 電子機器
JP2007057783A (ja) 2005-08-24 2007-03-08 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2010123625A (ja) 2008-11-17 2010-06-03 Fuji Xerox Co Ltd 電子装置及び画像形成装置
JP2010156803A (ja) 2008-12-26 2010-07-15 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2010277951A (ja) 2009-06-01 2010-12-09 Seiko Epson Corp 回路ユニット
JP2013074083A (ja) 2011-09-28 2013-04-22 Konica Minolta Business Technologies Inc シールドボックスとそれを有する画像形成装置
JP2013210412A (ja) 2012-03-30 2013-10-10 Brother Ind Ltd 画像形成装置
JP2017044986A (ja) 2015-08-28 2017-03-02 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
JP2017117950A (ja) 2015-12-24 2017-06-29 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 電子機器、及び画像形成装置
JP2018069629A (ja) 2016-10-31 2018-05-10 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 電子機器、及び画像形成装置
JP2018081257A (ja) 2016-11-18 2018-05-24 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP2019004541A (ja) 2017-06-12 2019-01-10 キヤノン株式会社 電源装置、これを有する画像形成装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01164232A (ja) * 1987-12-18 1989-06-28 Konica Corp 複合電源装置
JPH05327240A (ja) * 1992-05-22 1993-12-10 Tokyo Electric Co Ltd 回路基板支持装置
JPH08101547A (ja) * 1994-09-30 1996-04-16 Kyocera Corp 画像形成装置

Patent Citations (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004093708A (ja) 2002-08-30 2004-03-25 Brother Ind Ltd 画像形成装置
JP2004177602A (ja) 2002-11-26 2004-06-24 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置並びにこれに用いられるフレーム構造及びその製造方法
JP2006311109A (ja) 2005-04-27 2006-11-09 Brother Ind Ltd 電子機器
JP2007057783A (ja) 2005-08-24 2007-03-08 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2010123625A (ja) 2008-11-17 2010-06-03 Fuji Xerox Co Ltd 電子装置及び画像形成装置
JP2010156803A (ja) 2008-12-26 2010-07-15 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2010277951A (ja) 2009-06-01 2010-12-09 Seiko Epson Corp 回路ユニット
JP2013074083A (ja) 2011-09-28 2013-04-22 Konica Minolta Business Technologies Inc シールドボックスとそれを有する画像形成装置
JP2013210412A (ja) 2012-03-30 2013-10-10 Brother Ind Ltd 画像形成装置
JP2017044986A (ja) 2015-08-28 2017-03-02 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
JP2017117950A (ja) 2015-12-24 2017-06-29 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 電子機器、及び画像形成装置
JP2018069629A (ja) 2016-10-31 2018-05-10 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 電子機器、及び画像形成装置
JP2018081257A (ja) 2016-11-18 2018-05-24 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP2019004541A (ja) 2017-06-12 2019-01-10 キヤノン株式会社 電源装置、これを有する画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020118722A (ja) 2020-08-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2068207B1 (en) Fixing device using induction heating and image forming apparatus using the fixing device
US20090175647A1 (en) Image forming apparatus and image forming method
JP5521765B2 (ja) 画像形成装置
US20160209806A1 (en) Image forming apparatus
JP6237613B2 (ja) 画像形成装置
JP5141003B2 (ja) 定着装置
JP5470226B2 (ja) 定着装置及びこれを搭載した画像形成装置
JP2007152609A (ja) 画像形成装置
JP5392022B2 (ja) 画像形成装置
TWI831020B (zh) 成像設備
JP7254533B2 (ja) 画像形成装置
JPH04240864A (ja) 電子写真記録装置
JP5586766B2 (ja) 画像形成装置
JP2008134487A (ja) 定着装置
JP2009122452A (ja) 画像形成装置
JP4940916B2 (ja) 画像形成装置
JP2009210892A (ja) 画像形成装置
JP5144184B2 (ja) 画像形成装置
JP2011107478A (ja) 画像形成装置
US11520281B2 (en) Image forming apparatus having a mounting surface of an electronic circuit substrate that extends in a direction crossing an outer surface of a frame for efficient use of space
JP2006047773A (ja) 画像形成装置
JP2020101648A (ja) 画像形成装置
TWI840695B (zh) 影像形成裝置
JP6429439B2 (ja) 画像形成装置
JP2008139434A (ja) 定着装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220111

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20221122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221206

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230127

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230228

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230329

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7254533

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151