JP5470226B2 - 定着装置及びこれを搭載した画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、トナー画像を担持した記録媒体を、定着ローラ対の間のニップあるいは加熱ベルトとローラとのニップ間に通しながら、未定着トナーを加熱溶融させて記録媒体に定着させる定着装置及びこれを搭載した画像形成装置に関するものである。
この種の画像形成装置においては近年、定着装置でのウォームアップタイム(画像形成装置の電源ONから定着装置における定着が可能になるまでの時間)の短縮や省エネルギー化等の要望から、熱容量を少なく設定できるベルト定着方式が注目されている。また、近年、急速加熱や高効率加熱の可能性をもった電磁誘導加熱方式(IH)が定着装置における加熱方式として注目されており、カラー画像を定着させる際の省エネルギー化の観点から、電磁誘導加熱方式をベルト定着方式と組み合わせたものが多数製品化されている。ベルト定着方式と電磁誘導加熱方式とを組み合わせる場合、電磁誘導加熱のための磁束を発生させるコイルのレイアウト及び冷却の容易さ、さらにはベルトを直接加熱できるメリット等から、定着ベルトの外側に電磁誘導のための磁界を発生させる装置(コイル)を配置する構成が多く採用されている(いわゆる外包IH)。
上記の電磁誘導加熱方式においては、定着装置に通紙される用紙サイズの幅(通紙幅)に合わせて非通紙域での定着ベルト等の被加熱部材の過昇温を防止するために、各種の技術が開発されており、特に外包IHにおけるサイズ切り替えの技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。詳しくは、コイルの周囲にて磁路を形成するフェライト製のセンタコアを備えており、このセンタコアが駆動ユニットからの動力で回転する。これにより、コイルで生じた磁束により被加熱部材を誘導加熱するか磁束を遮断または抑制することで誘導加熱を抑制するかを選択でき、非通紙域と通紙域における被加熱部材の発熱量に差を設けることができる。
特開2009−37264号公報
ところで、上述した定着装置が、コイル及びセンタコア側(以下、電磁誘導加熱ユニットと称する)と、被加熱部材側(以下、トナー溶融ユニットと称する)とが一体で構成(ユニット化)されているとすると、仮に定着装置内の一部品に交換を要する不具合が生じた場合には定着装置全体を交換しなければならない。交換を必要としない部品までも交換対象になるので、交換に係るコストの低廉化を図れないとの懸念がある。
一方、電磁誘導加熱ユニットとトナー溶融ユニットとを別個に構成、例えば電磁誘導加熱ユニットを画像形成装置本体に着脱不能に配置し、トナー溶融ユニットを電磁誘導加熱ユニットに対して着脱可能に構成すれば、当該懸念は解消される。
しかしながら、電磁誘導加熱ユニットとトナー溶融ユニットとが分離する構成では、定着装置の駆動ユニットや電磁誘導加熱ユニットが損傷し易いという問題がある。
具体的には、トナー溶融ユニットを電磁誘導加熱ユニットに装着した時点で、センタコアの軸線とヒートローラの軸線とを平行に配置するため、電磁誘導加熱ユニットは、トナー溶融ユニットが装着されるまでは画像形成装置本体に自由度を持って取り付けられなければならない。この場合に、駆動ユニットが画像形成装置本体に設置されていると、駆動ユニットとトナー溶融ユニットとの接続部品、より詳しくは、駆動ユニットの減速ギヤ列とトナー溶融ユニットの従動ギヤとが不安定な状態で接触することになり、トナー溶融ユニットの装着時に、ギヤの歯飛び等が生ずる可能性があるからである。また、減速ギヤ列や従動ギヤの位置決め機構を設けることも考えられるが、その機構が複雑になり、装置の製造コストの低廉化や小型化を図れない。
また、この問題の解決にあたり、駆動ユニットは画像形成装置本体の隅部分に配置されることが多く、画像形成装置本体内の冷却用の気流に接触し難い点にも留意する必要がある。駆動ユニットの構成部品の温度がその耐熱温度を超えると、その性能を十分に発揮できなくなるからである。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解消し、トナー溶融ユニットから分離可能な電磁誘導加熱ユニットの信頼性向上を図る定着装置及びこれを搭載した画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するための第1の発明は、記録媒体に画像を定着するための定着装置であって、加圧回転体に接触してニップを形成し、トナー画像を記録媒体に定着させる加熱部材を有したトナー溶融ユニットと、加熱部材の外面に沿って配置され、この加熱部材を誘導加熱するための磁界を発生させるコイル、及びこのコイルを挟んで加熱部材の反対側に配置されてコイルの周囲にて磁路を形成し、記録媒体の幅方向に延びた軸線周りに回転するコア部をそれぞれ有し、トナー溶融ユニットを着脱可能に構成された電磁誘導加熱ユニットと、この電磁誘導加熱ユニットに一体形成され、コア部を回転駆動させる駆動ユニットとを具備する。
第1の発明によれば、加熱部材を誘導加熱してトナー画像の加熱溶融を行う方式(外包IH)を採用し、コイル及びコア部を備えた電磁誘導加熱ユニットと、加熱部材及び加圧部材を備えたトナー溶融ユニットとで構成されている。
この電磁誘導加熱ユニットでは、コイルで生じた磁束が加熱部材に渦電流を発生させて磁気誘導加熱を行い、コア部は駆動ユニットによる回転制御でトナー溶融ユニットにおける加熱幅を制御可能である。
また、トナー溶融ユニットは電磁誘導加熱ユニットに着脱できる。つまり、電磁誘導加熱ユニットだけを装置本体に設置しておき、トナー溶融ユニットを電磁誘導加熱ユニットに装着した時点で、電磁誘導加熱ユニットに対するトナー溶融ユニットの位置が決まる。
ここで、本発明によれば、コア部に回転を伝える駆動ユニットが電磁誘導加熱ユニット内に一体化され、つまり、駆動ユニットがコア部と一体化されており、電磁誘導加熱ユニットと駆動ユニットとの接続部品間には不安定状態の接触が生じ得ない。よって、電磁誘導加熱ユニットとトナー溶融ユニットとを分離可能に構成しても、加熱部材の発熱性能を確保しつつ、電磁誘導加熱ユニットの信頼性向上を図ることできる。
第2の発明は、第1の発明の構成において、駆動ユニットは、コイルを保持するコイル保持部とユニットを構成していることを特徴とする。
第2の発明によれば、第1の発明の作用に加えてさらに、コア部に回転を伝える駆動ユニットがコイル保持部に一体化されており、既存の構成で駆動ユニットを搭載できる。さらに、上述した駆動ユニットの減速ギヤ列のフレーム等をコイル保持部で形成でき、駆動ユニットの構成が簡素になる。この結果、装置の製造コストの低廉化や小型化に寄与する。
第3の発明は、第1や第2の発明の構成において、コイルが冷却手段からの冷却風で冷却されており、駆動ユニットは、冷却手段とコイルとの間に配置されることを特徴とする。
第3の発明によれば、第1や第2の発明の作用に加えてさらに、駆動ユニットがコイルを冷却前の冷却風によって冷却可能であるため、高温環境下に曝されなくなる。よって、その構成部品の性能を維持でき、電磁誘導加熱ユニットの更なる信頼性向上を達成できる。
第4の発明は、第1から第3の定着装置を搭載し、これを用いて画像形成部で形成されたトナー画像を記録媒体に定着させる画像形成装置であることを特徴とする。
第4の発明によれば、第1から第3の発明の作用に加えてさらに、加熱部材の発熱性能を確保して良好なトナー画像が形成される結果、画像形成装置の信頼性が向上する。
本発明によれば、駆動ユニットが電磁誘導加熱ユニットに一体化されるため、トナー溶融ユニットから分離可能な電磁誘導加熱ユニットであっても、その信頼性向上を達成できる定着装置及びこれを搭載した画像形成装置を提供することができる。
一実施形態の画像形成装置の構成を示した概略図である。 定着ユニットの縦断面図である。 IHコイルユニットの斜視図である。 図3のケーシング周辺の拡大図である。 図3のケーシング周辺の拡大図である。 図3のケーシング周辺の拡大図である。 IHコイルユニットの外観斜視図である。 図7のケーシング周辺の拡大図である。 図7のケーシング周辺の拡大図である。 IHコイルユニットを装置本体に装着する前の斜視図である。 IHコイルユニットを装置本体に装着した後の斜視図である。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。
図1は、一実施形態の画像形成装置1の構成を示した概略図である。画像形成装置1は、例えば外部から入力された画像情報に基づいて記録媒体の一例としての用紙の表面にトナー画像を転写して印刷を行うプリンタ、複写機、ファクシミリ装置、それらの機能を併せ持つ複合機等としての形態をとることができる。また、以下の実施形態では、記録媒体は用紙に限らず、用紙以外の記録媒体(OHPシートなど)であっても実施可能である。
図1に示される画像形成装置1は、例えばタンデム型のカラープリンタである。この画像形成装置1は、内部で用紙にカラー画像を形成(プリント)する四角箱状の装置本体2を備え、この装置本体2の上面部には、カラー画像が印刷された用紙を排出するための排出トレイ3が設けられている。
装置本体2内において、その下部には、用紙を収納する給紙カセット5が配設されている。また、装置本体2の右側面部には、給紙カセット5に収容していない種類の用紙を装置本体2へ供給するスタックトレイ6が配設されている。そして、装置本体2の上部には画像形成部7が設けられており、この画像形成部7は、画像形成装置1と接続されたPC等の上位装置から送信される文字や絵柄などの画像データに基づいて用紙にトナー画像を形成する。
図1でみて装置本体2の左部には、給紙カセット5から繰り出された用紙を後述の二次転写部23に搬送するための第1の搬送路9が配設されており、装置本体2の右部から左部にかけては、スタックトレイ6から繰り出された用紙を二次転写部23に搬送するための第2の搬送路10が配設されている。また、装置本体2内の左上部には、二次転写部23でトナー画像が転写された用紙に対して定着処理を行う定着ユニット(定着装置)14と、定着処理の行われた用紙を排出トレイ3に搬送するための第3の搬送路11とが配設されている。
なお、図1でみた装置本体2の左側面部は、例えば下方のヒンジを介して回動可能或いは左水平方向に引き出し可能に構成されており、当該左側面部を装置本体2に対して開くと、第4の搬送路12や、図10,11にて後述する定着ユニット14を設置するユニット設置部93を外部に開放できる。
一方、給紙カセット5は、装置本体2の外部(例えば図1の手前側)に引き出すことにより用紙の補充を可能にする。この給紙カセット5は収納部16を備えており、この収納部16には、給紙方向のサイズが異なる少なくとも2種類の用紙を選択的に収納可能である。なお、収納部16に収納されている用紙は、給紙ローラ17及び捌きローラ対18により1枚ずつ第1の搬送路9側に繰り出される。
スタックトレイ6は、装置本体2の外面にて開閉可能であり、その手差し部19には用紙が1枚ずつ載置されるか、又は複数枚が積載される。なお、手差し部19に載置された用紙はピックアップローラ20及び捌きローラ対21により1枚ずつ第2の搬送路10側に繰り出される。
第1の搬送路9と第2の搬送路10とはレジストローラ対22の手前で合流しており、レジストローラ対22に到達した用紙はここで一旦待機し、スキュー調整とタイミング調整がなされた後、二次転写部23に向けて送出される。
送出された用紙には、二次転写部23で中間転写ベルト40上のフルカラーのトナー画像が二次転写される。この後、定着ユニット14でトナー画像が定着された用紙は、必要に応じて第4の搬送路12で反転され、最初とは反対側の面にも二次転写部23でフルカラーのトナー画像が二次転写される。そして、反対面に二次転写されたトナー画像が定着ユニット14で定着された後、両面にカラー画像が形成された用紙は第3の搬送路11を通って排出ローラ対24により排出トレイ3に排出される。
画像形成部7は、ブラック(B)、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)の各トナー画像を形成する4つの画像形成ユニット26〜29を備える他、これら画像形成ユニット26〜29で形成した各色別のトナー画像を重畳して担持する中間転写部30を備えている。また、図1で見た画像形成部7の下方にはレーザ走査ユニット34が配置され、帯電部33から見て感光体ドラム32の回転方向下流側であって感光体ドラム32の周面上の特定位置にレーザビームを照射する。
各画像形成ユニット26〜29は、感光体ドラム32と、感光体ドラム32の周面に対向して配設された帯電部33と、帯電部33から見て感光体ドラム32の回転方向下流側であって感光体ドラム32の周面に対向して配設された現像部35と、現像部35から見て感光体ドラム32の回転方向下流側であって感光体ドラム32の周面に対向して配設されたクリーニング部36とを備えている。
なお、各画像形成ユニット26〜29の感光体ドラム32は、図示しない駆動モータにより図中の反時計回り方向に回転する。また、各画像形成ユニット26〜29の現像部35には、各現像装置51にブラックトナー、イエロートナー、シアントナー及びマゼンタトナーをそれぞれ含む二成分現像剤がそれぞれ収納されている。
中間転写部30は、画像形成ユニット26の近傍位置に配設された駆動ローラ38と、画像形成ユニット29の近傍位置に配設された従動ローラ39と、画像形成ユニット28の上方位置に配設されたテンションローラ42と、駆動ローラ38、従動ローラ39とテンションローラ42とに跨って配設された中間転写ベルト40と、各画像形成ユニット26〜29の感光体ドラム32における現像部35から見て感光体ドラム32の回転方向下流側の位置に中間転写ベルト40を介して各感光体ドラム32に圧接して配設された4つの一次転写ローラ41とを備えている。
中間転写部30では、各画像形成ユニット26〜29に対応したそれぞれの一次転写ローラ41の位置で、中間転写ベルト40上に対応するそれぞれの感光体ドラム32から各色別のトナー画像がそれぞれ重ね合わせて転写されて、最後にはフルカラーのトナー画像となる。なお、二次転写部23と中間転写部30により転写部が構成されている。
第1の搬送路9や第2の搬送路10は、給紙カセット5やスタックトレイ6から送出されてきた用紙を二次転写部23側に搬送するものであり、装置本体2内の所定の位置に配設された複数の搬送ローラ対43と、二次転写部23の手前に配設され、画像形成部7における画像形成動作と給紙動作とのタイミングを取るためのレジストローラ対22とを備えている。
定着ユニット14は、画像形成部7でトナー画像が転写された用紙を加熱及び加圧することにより、未定着トナー画像を用紙に定着させる処理を行うものである。定着ユニット14は、例えば加圧ローラ(加圧回転体)44と定着ローラ45からなる定着ローラ対を備え、このうち加圧ローラ44が例えば金属製の芯材と弾性体の表層(例えば、シリコンゴム)及び離型層(例えば、PFA)を有するものであり、定着ローラ45が金属製の芯材と弾性体の表層(例えば、シリコンスポンジ)を有するものである。また、定着ローラ45に隣接して定着ローラ45に関して加圧ローラの略反対側にはヒートローラ(加熱部材)46が設けられており、この円筒形のヒートローラ46と定着ローラ45には加熱ベルト(加熱部材)48が掛け回されている。なお、定着ユニット14の詳細な構造についてはさらに後述する。
用紙の搬送方向でみて、定着ユニット14の上流側及び下流側にはそれぞれ搬送路47,47が設けられており、二次転写部23を通って搬送されてきた用紙は上流側の搬送路47を通じて加圧ローラ44と定着ローラ45との間の定着ニップに導入される。そして、加圧ローラ44及び定着ローラ45間の定着ニップを通過した用紙は下流側の搬送路47を通じて第3の搬送路11に案内される。
第3の搬送路11は、定着ユニット14で定着処理の行われた用紙を排出トレイ3に搬送する。このため第3の搬送路11には、適宜位置に搬送ローラ対49が配設されるとともに、その出口には上記の排出ローラ対24が配設されている。
〔定着ユニットの詳細〕
次に、本実施形態の画像形成装置1に適用された定着ユニット14の詳細について説明する。
図2は、定着ユニット14の構造例を示す縦断面図である。なお、図2では、画像形成装置1に実装した状態から向きを約90°反時計回りに転回させて定着ユニット14を示している。したがって、図1中でみて下方から上方への用紙搬送方向は、図2でみると右方から左方となる。なお、装置本体2がより大型(複合機等)である場合、図2に示される向きで定着ユニット14が装置本体2に実装されることもある。また、この他のレイアウトとして、図2に示される状態から左右いずれかに傾斜した姿勢で定着ユニット14が装置本体2に配置される場合もある。
本実施例の定着ユニット14は、上記のように加圧ローラ44、定着ローラ45、ヒートローラ46及び加熱ベルト48を備えている。加圧ローラ44は、例えば金属製(例えば、SUS)の芯金上に厚み2〜5mm程度のシリコンゴム層を形成し、さらにその表層に離型層(例えばPFA)を積層して直径50mm程度のローラとしている。定着ローラ45は、例えば金属製(例えば、SUS)の芯金上に厚み5〜10mm程度のシリコンゴムスポンジ層を積層して直径45mm程度のローラとしている。
また、ヒートローラ46は、芯金が例えば直径30mm程度、厚み0.2〜1.0mm程度の磁性金属(例えば、Fe)であり、その表面には離型層(例えば、PFA)が形成され、図示しない軸の回転駆動に伴って回転する。
さらに、加熱ベルト48は、その基材の厚みが例えば35μm(1μm=1×10−6m)の強磁性材料(例えばNi電鋳基材)であり、その表層に厚み200〜500μm程度の薄膜の弾性層(例えば、シリコンゴム)が形成され、その外面には離型層(例えば、PFA)が形成されており、その発熱温度を例えば150〜200℃の範囲に調整される。なお、加熱ベルト48に発熱機能を持たせない場合はPI(ポリイミド)等の樹脂ベルトであってもよい。
上記のように定着ローラ45が表層にシリコンゴムスポンジの弾性層を有することから、加熱ベルト48と加圧ローラ44との間にはフラットニップが形成される。なお、加圧ローラ44の内部空間には、ハロゲンヒータ44aが設けられている。
〔電磁誘導加熱ユニット〕
この他に定着ユニット14は、ヒートローラ46及び加熱ベルト48の外側にIHコイルユニット(電磁誘導加熱ユニット)50を備えている(図1には示されていない)。IHコイルユニット50は、誘導加熱コイル52をはじめ複数対のアーチコア54、同じく一対のサイドコア56及びセンタコア(コア部)58から構成されている。
〔コイル〕
図2の例では、IHコイルユニット50に対面したヒートローラ46及び加熱ベルト48の円弧状の部分で誘導加熱を行うため、誘導加熱コイル(コイル)52はヒートローラ46の円弧状の外面に沿う仮想的な円弧面上に配置されている。実際には、ヒートローラ46及び加熱ベルト48の外側に、コイルボビン(コイル保持部)53が配置されており、このボビン53上に誘導加熱コイル52が巻線状に配置される構成である。なお、コイルボビン53の材質は、耐熱性樹脂(例えばPPS、PET、LCP)であることが好ましく、また、コイル52のコイルボビン53への固定は例えば耐熱性接着剤(例えばシリコン系接着剤)を用いて行う。
〔コイル保持部〕
コイルボビン53は、ヒートローラ46及び加熱ベルト48の外面に沿う形状に成形されている(図10,11)。なお、これら図10,11の向きは、図2の下方向からみた向きに相当する。
本実施例のコイルボビン53は、その一端側、詳しくは、図2の右上方からみた図3の左奥側にケーシング53aが設置されており、このケーシング53a内に駆動ユニット72の後述するギア列79が配置される。すなわち、本実施例の駆動ユニット72はコイルボビン53に組み付けられていてコイルボビン53とユニットを構成している。なお、このケーシング53aは、上述した図10,11では駆動ユニット72の構造を見易くするために省略している。
また、図2でみてコイルボビン53の両端下側には位置決め部53b,53bが形成されており(図10,11)、上述したヒートローラ46の回転軸を回転自在に支持可能である。そして、ヒートローラ46の回転軸の両端を位置決め部53bに係合すると、センタコア58の軸線とヒートローラ46等の軸線とは平行に配置され、且つ、センタコア58とヒートローラ46表面及びヒートローラ46に巻き掛けられた加熱ベルト48表面との距離も一定に維持される。
〔コア部〕
図2でみてセンタコア58はIHコイルユニット50の中央に配置され、その両側で対をなすように上記のアーチコア54及びサイドコア56が配置されている。このうち両側のアーチコア54は、センタコア58を挟んで互いに対称をなす断面アーチ形に成形されたフェライト製コアであり、それぞれの全長は誘導加熱コイル52が配置された領域よりも長い。また、両側のサイドコア56は、ブロック形状に成形されたフェライト製のコアである。両側のサイドコア56は各アーチコア54の一端(図2では下端)に連結して設けられており、これらサイドコア56は誘導加熱コイル52が配置された領域の外側を覆っている。
アーチコア54は、例えばヒートローラ46の長手方向に間隔をおいて複数箇所に配置されている(図3)。本実施形態では、隣り合うアーチコア54の間隔は10mm程度としている。また、アーチコア54の配置密度は、高ければ高いほど磁界の誘導性能がよいが、ある程度密度を減らしても性能の低下は少ないので、充分な性能を発揮できる範囲で高いコストパフォーマンスが得られるように配置密度を設定することが好ましい。また、軸方向の加熱ベルト48の温度分布を調整する場合、アーチコア54の配置密度を調整することで対応することが可能である。本実施形態では、例えばアーチコア54の配置密度をアーチコア54の配置領域全体の1/2〜1/3程度とし、誘導加熱コイル52の長手方向の両端部での配置密度を中央付近よりも高めに設定することで、加熱ベルト48の長手方向の端部領域での温度低下の改善も行っている。
また、サイドコア56は、1つが30〜60mm程度の長さであり、複数のサイドコア56がヒートローラ46の長手方向に間隔をあけずに連続して配置されている。サイドコア56を配置する範囲の全長は誘導加熱コイル52が配置された領域の長さに対応している。このようにサイドコア56を連続的に複数配置することで、アーチコア54の配置による温度分布の振れ幅を均す効果がある。なお、各コア54,56の配置は、例えば誘導加熱コイル52の磁束密度(磁界強度)分布に合わせて決定されており、アーチコア54がある程度の間隔をおいて配置されている分、その抜けた箇所でサイドコア56が磁束の集束効果を補い、長手方向での磁束密度分布(温度分布)を均している。
アーチコア54及びサイドコア56の外側には、金属製(例えばアルミニウム)のシールドカバー80が設けられており(図7)、このシールドカバー80によってアーチコア54及びサイドコア56がコイルボビン53に支持される構造である。
なお、図2の例では、ヒートローラ46の内側にサーミスタ62が設置されている。サーミスタ62は、ヒートローラ46の特に誘導加熱による発熱量の大きい箇所の内側に配置されている。また、より実用的には、非接触タイプの温度センサをIHコイルユニット50の下方に配置して、加熱ベルト48の外面温度を検出することもできる。
図2,3に示されたセンタコア58は、例えば断面円筒形状をなすフェライト製コアである(外径約18mm)。センタコア58は、その中央には軸方向に例えば非磁性金属(SUS等)や耐熱性樹脂(PPS、PET、LCP等)のシャフト59が挿通され、ヒートローラ46と略同様に、用紙の最大通紙幅13インチ(約340mm程度)に対応するだけの長さを有している。なお、センタコア58はシャフト59に位置固定されている。
〔遮蔽部材〕
また、センタコア58には、その外面に沿って遮蔽部材60が取り付けられている。遮蔽部材60は薄板状をなし、全体的に円弧状に湾曲して形成されている。なお、遮蔽部材60は例えば図示のようにセンタコア58の肉厚部分に埋め込んだ状態に設置されていてもよいし、センタコア58の外面に貼り付けた状態で設置されていていてもよい。遮蔽部材60のセンタコア58への貼り付けは、例えば耐熱性接着剤(例えばシリコン系接着剤)を用いて行うことができる。
なお、遮蔽部材60としては、非磁性かつ良導電部材が好ましく、例えば無酸素銅などが用いられる。遮蔽部材60にはその面に垂直に磁束が貫通することによって誘導電流が発生する。誘導電流によって遮蔽部材60は貫通した磁束とは方向が逆の逆磁束を発生させ、錯交磁束(垂直な貫通磁束)をキャンセルすることで誘導加熱コイル52からの磁束を遮蔽または抑制する。また、良導電性部材を用いることで誘導電流によるジュール発熱を抑制し、効率よく磁束を遮蔽することができる。遮蔽部材60の導電性を向上するには、例えば(1)なるべく固有抵抗の小さい材料を選定すること、(2)部材の厚みを厚くすること、等の方法が有効である。具体的には、遮蔽部材60の板厚は0.5mm以上が好ましく、本実施形態では例えば1mmのものを用いている。
図2に示されるように、遮蔽部材60が加熱ベルト48の表面に近接する位置(遮蔽位置)にあると、誘導加熱コイル52の周囲で磁気抵抗が増大して磁界強度が低下する。一方、図2に示される状態からセンタコア58が180°回転(方向は特に限定しない)し、遮蔽部材60が加熱ベルト48から最も離隔した位置(退避位置)に移動すると、誘導加熱コイル52の周囲で磁気抵抗が低下し、センタコア58を中心として両側のアーチコア54及びサイドコア56を通じて磁路が形成され、加熱ベルト48やヒートローラ46に磁束が作用する。
ところで、上述した駆動ユニット72には例えばステッピングモータ74が装備されており(図3〜6)、センタコア58のシャフト59はこのモータ74からの動力により回転する。なお、図6でも駆動ユニット72の構造を見易くするために、ケーシング53aを省略している。シャフト59の一端部には従動ギヤ59aが取り付けられ(図6)、従動ギヤ59aには大小の減速ギヤ列76が噛み合わされている。
上記ケーシング53aは、従動ギヤ59aの他、この減速ギヤ列76のフレームとして機能し、ステッピングモータ74はケーシング53aの端部分を覆うモータ基板74aに固定される。
ステッピングモータ74を駆動すると、その動力はその軸74bに固定配置されたモータギア74c、減速ギヤ列76の大径ギヤ側から小径ギヤ側、そして、従動ギヤ59aを介してシャフト59に伝達され、センタコア58を長手方向の軸線回りに回転させることができる。モータギア74c、減速ギヤ列76、従動ギヤ59aを総称してギア列79と呼ぶ。
このとき、センタコア58の回転角度(基準位置からの回転変位量)を検出するため、シャフト59の回転量はセンサ75で検出される(図4〜6)。このセンサ75からの検出信号は入力ドライバ(不図示)を通じて制御用IC(不図示)に入力され、これに基づいて制御用ICはセンタコア58の基準位置からのセンタコア58の回転角度を検出することができる。一方、制御用ICには、図示しない画像形成制御部から現在の用紙サイズに関する情報が通知される。これを受けて制御用ICは、半導体メモリ(ROM:不図示)から用紙サイズに適した回転角度(基準位置を0度としたときの角度)の情報を読み出し、その目標とする回転角度に到達する分の駆動パルスを一定周期で出力する。駆動パルスは出力ドライバ(不図示)を通じてステッピングモータ74に印加され、これを受けてステッピングモータ74が作動する。
次に、図3〜6ではアーチコア54等の構造を見易くするために省略しているが、図7に示される如く、このアーチコア54等の外側にはシールドカバー80が設けられる。
本実施例のシールドカバー80には、センタコア58の中央部分に関して対称位置に支持軸84が2本ずつ突設されている。また、シールドカバー80のセンタコア58の軸線方向でみた支持軸84の外側領域には、ダクト81,82が設置される。
詳しくは、ケーシング53aの上方には上流側ダクト81が設けられ、この上流側ダクト81は後述の吸気ファン(冷却手段)90側とコイル52の折り返し部分の上方のシールドカバー80に設けられた開口80bとをそれぞれ連結する(図9)。一方、シールドカバー80のうち上流側ダクト81の反対側には下流側ダクト82が設けられる。この下流側ダクト82はコイル52の反対側に位置した折り返し部分の上方のシールドカバー80に設けられた開口(不図示)と後述の排気ファン95側とをそれぞれ連結する。
〔トナー溶融ユニット〕
再び図2に戻り、本実施例の定着ユニット14は、IHコイルユニット50とトナー溶融ユニット70とに分離することができる。本実施例のトナー溶融ユニット70は箱状のハウジング(図示しない)を備え、このハウジング内に上述した加圧ローラ44や、定着ローラ45及び加熱ベルト48が収納されている。
そして、トナー溶融ユニット70は、装置本体2から加圧ローラ44の回転中心や定着ローラ45の回転中心を結んだ方向、つまり、図1でみて左方向(図2で云えば下方向)に取り外すことができる。これにより、トナー溶融ユニット70が装置本体2から取り出された場合には、駆動ユニット72を備えたIHコイルユニット50は装置本体2のユニット設置部93に残される(図11)。
〔冷却手段〕
この図11に示したユニット設置部93の左右両側には上述した吸気ファン90や排気ファン95が設置される。
より具体的には、ユニット設置部93からIHコイルユニット50も取り外した図10に示されるように、吸気ファン90は、図10でみてユニット設置部93の右側に配置され、その先端のダクト91とシールドカバー80の上流側ダクト81とがクッション材を介して連結できる。排気ファン95は、図10でみてユニット設置部93の左側に配置されており、その先端のダクト96とシールドカバー80の下流側ダクト82ともクッション材を介して連結できる。
そして、シールドカバー80の支持軸84がユニット設置部93の受容孔94に係合するように、IHコイルユニット50をユニット設置部93に搭載すると、吸気ファン90及び排気ファン95がシールドカバー80の上流側ダクト81,下流側ダクト82にそれぞれ連通するとともに、駆動ユニット72のステッピングモータ74やセンサ75等は吸気ファン90とコイル52との間に配置されることになる(図8)。
ここで、本実施例では、ダクト91のうち駆動ユニット72の近傍には開口92が設けられている(図9)。これにより、吸気ファン90からの冷却風は、図9の矢印で示されるように、開口92から導出して駆動ユニット72に直接に供給される。同時に、この吸気ファン90からの冷却風は、ダクト91及び上流側ダクト81を経由してシールドカバー80の内部に導入され、コイル52に供給される。このコイル52を冷却した気流は、下流側ダクト82及びダクト96を介して排気ファン95に達し、外部に排出される。
ところで、上記実施例では、吸気ファン90からの冷却風がダクト91に形成された開口92を経由して駆動ユニット72に供給されているが、シールドカバー80の内部に導入されてから駆動ユニット72に供給されてもよい。
一方、ダクト91を分岐させ、駆動ユニット72に向かう専用の風路を設置し、吸気ファン90からの冷却風を駆動ユニット72に向けて直接に供給してもよい。
以上のように、本実施例によれば、定着装置14はヒートローラ46等を誘導加熱してトナー画像の加熱溶融を行う方式(外包IH)を採用し、コイル52、コイルボビン53、及びセンタコア58等を備えたIHコイルユニット50と、ヒートローラ46、加熱ベルト48、及び加圧ローラ44を備えたトナー溶融ユニット70とで構成されている。
このIHコイルユニット50では、コイル52で生じた磁束がヒートローラ46等に渦電流を発生させて磁気誘導加熱を行い、センタコア58は駆動ユニット72による回転制御でヒートローラ46等の加熱幅を調整可能である。
また、トナー溶融ユニット70はIHコイルユニット50に対して着脱できる。つまり、IHコイルユニット50だけを装置本体2に設置しておき、トナー溶融ユニット70をIHコイルユニット50に装着した時点で、IHコイルユニット50の位置に対するトナー溶融ユニット70の位置が決まり、センタコア58の軸線とヒートローラ46等の軸線とが平行になる。
ここで、本実施例によれば、センタコア58に回転を伝える駆動ユニット72がIHコイルユニット50内に一体化され、駆動ユニット72がセンタコア58に直結されており、IHコイルユニット50と駆動ユニット72との接続部品の間に不安定状態の接触がない。よって、IHコイルユニット50とトナー溶融ユニット70とを分離可能に構成しても、ヒートローラ46等の発熱性能を確保しつつ、IHコイルユニット50の信頼性向上を図ることできる。
また、センタコア58に回転を伝える駆動ユニット72がコイルボビン53に一体化されており、既存の構成で駆動ユニット72を搭載できる。さらに、上述した駆動ユニット72の減速ギヤ列76に要するフレーム等をコイルボビン53のケーシング53aに形成でき、駆動ユニット72の構成が簡素になる。この結果、定着ユニット14の製造コストの低廉化や小型化に寄与する。
さらに、駆動ユニット72がコイル52を冷却前の冷却風に接触しているため、高温環境下に曝されなくなる。よって、その構成部品であるステッピングモータ74やセンサ75の性能を維持でき、IHコイルユニット50の更なる信頼性向上を達成できる。
さらにまた、ヒートローラ46等の発熱性能を確保して良好な定着画像が形成される結果、画像形成装置1の信頼性が向上する。
本発明は上述した実施形態に制約されることなく、種々に変形して実施可能である。例えば、本実施例では画像形成装置としてプリンタに具現化した例を示しているものの、本発明の画像形成装置は、複合機、複写機やファクシミリ等にも当然に適用可能である。
そして、これらいずれの場合にも上記と同様に、トナー溶融ユニット70から分離可能なIHコイルユニット50の信頼性向上を達成できるとの効果を奏する。
1 プリンタ(画像形成装置)
7 画像形成部
14 定着ユニット(定着装置)
44 加圧ローラ(加圧回転体)
46 ヒートローラ(加熱部材)
48 加熱ベルト(加熱部材)
50 IHコイルユニット(電磁誘導加熱ユニット)
52 誘導加熱コイル(コイル)
53 コイルボビン(コイル保持部)
58 センタコア(コア部)
70 トナー溶融ユニット
72 駆動ユニット
90 吸気ファン(冷却手段)
92 開口

Claims (2)

  1. 記録媒体に画像を定着するための定着装置であって、
    加圧回転体に接触してニップを形成し、トナー画像を前記記録媒体に定着させる加熱部材を有したトナー溶融ユニットと、
    前記加熱部材の外面に沿って配置され、この加熱部材を誘導加熱するための磁界を発生させるコイル、及びこのコイルを挟んで前記加熱部材の反対側に配置されて前記コイルの周囲にて磁路を形成し、前記記録媒体の幅方向に延びた軸線周りに回転するコア部をそれぞれ有し、前記トナー溶融ユニットを着脱可能に構成された電磁誘導加熱ユニットと、
    この電磁誘導加熱ユニットに一体形成され、前記コア部を回転駆動させる駆動ユニットとを備え、
    前記駆動ユニットは、前記コイルを保持するコイル保持部に組み付けられた状態で前記コイル保持部とユニットを構成しており、
    前記コイルが冷却手段からの冷却風で冷却されており、前記駆動ユニットは、この冷却手段と前記コイルとの間に配置されることを特徴とする定着装置。
  2. 請求項1に記載の定着装置を搭載し、これを用いて画像形成部で形成されたトナー画像を前記記録媒体に定着させることを特徴とする画像形成装置。
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