JP3832644B2 - 電力制御装置および電力制御方法 - Google Patents

電力制御装置および電力制御方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、画像形成装置が備えている定着装置や照明装置に供給される電力を制御する電力制御回路および電力制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えば、インクジェットプリンタ等の画像形成装置には、用紙等に付着したトナーに熱を与えて定着させるための加熱ヒータを備えた定着装置や、原稿画像を光学的に走査する工程で用いられる照明装置等に対して供給される電力を制御するための電力制御回路および電力制御方法が提供されている。
【0003】
このような電力制御回路を備えた画像形成装置の照明制御装置が、特開平11−64997号公報に開示されている。
【0004】
上記公報に開示された画像形成装置の照明制御装置100は、図8に示すように、交流電源101、交流駆動の露光ランプ102、スイッチング手段103、マイコン(制御手段)104、ゼロクロス検知回路105、印加電圧検出回路106および電源電圧検出回路107を備えている。さらに、マイコン104は、トリガ回路108のトリガオンを決める位相角タイマと、トリガオン・オフ周期を監視する周期タイマを備えている。
【0005】
これにより、トリガオン時のランプ電圧と、90度または270度位相時の電源電圧から位相角タイマの値を算出することができ、ゼロクロス信号のズレ、誤検知等が生じた場合でも、位相角タイマおよび周期タイマを補正することにより、電源電圧変動に応じた正確な制御を行い、より信頼性の高い電力供給が可能になる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のような従来の照明制御回路100による電力制御は、信頼性の高い電力供給を可能にするために、マイコン104の他に、ゼロクロス検知回路105、印加電圧検出回路106および電源電圧検出回路107等の各種回路を備えているため回路が複雑になってしまう。
【0007】
この回路の複雑化は、装置の消費電力の増大、コストアップ等を招く等の問題を発生させる。
【0008】
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、正確な電力供給を行うことができるとともに、回路構成を簡略化できる電力制御回路および電力制御方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の電力制御回路は、上記の課題を解決するために、モニタリングされた交流電圧を直流電圧に変換するDC変換回路と、該変換された直流電圧のうち、閾値電圧以上の電圧が印加された場合にはONレベルとし、上記閾値電圧より小さい電圧が印加された場合にはOFFレベルとして、パルス波形を整形するON・OFF設定手段と、電源投入時から被電力供給体に電力を供給する時までの間に上記交流電圧のモニタリングを行い、上記パルス波形に対応する上記交流電圧の全波整流波形に対して点弧制御を行う制御回路とを備えていることを特徴としている。
【0010】
上記の構成によれば、制御回路が商用電源として与えられる交流電圧をモニタリングし、DC変換回路がモニタリングされた交流電圧を直流電圧に変換し、該変換された直流電圧に基づいて、ON・OFF設定手段が所定の閾値電圧以上の電圧が印加された際にONレベル、上記閾値電圧より小さい電圧が印加された際にOFFレベルとして、全波整流波形からパルス波形を整形する。そして、上記パルス波形に基づく交流電圧の全波整流波形に対して点弧制御を行うことにより、被電力供給体に対する電力供給を制御することができるとともに、従来の電力制御装置が備えている電源電圧を定期的に監視する電源電圧モニタ等を不要にでき、電力制御装置の構成を簡素化できる。
【0011】
また、交流電圧のモニタリングを電源投入から被電力供給体に電力を供給するまでの間に行っているため、負荷が軽く、被電力供給体に電力を供給した際に生じる電圧波形の歪成分や電圧降下が発生する前の精度の高い電圧波形を検出し、これを記憶することができる。よって、この精度の高い電圧波形に基づいて点弧制御を行うため、従来の電力制御装置で行われている歪成分の検出、除去を行わなくても、被電力供給体に対して正確な電力供給を行うことができる。
【0012】
さらに、交流電圧のモニタリングの際に、上記のように歪成分等を含まない正確な電圧波形を検出できるため、それ以降、定期的に電圧波形を検出する必要が無く、従来の電力制御装置よりも処理工程を減らして制御回路の負担を軽減できる。
【0013】
上記ON・OFF設定手段は、定電圧素子であることがより好ましい。
【0014】
これにより、ツェナーダイオード等の定電圧素子を通過する電圧を上記閾値電圧として、全波整流波形からパルス波形を整形することができ、簡易な回路構成で正確な電力供給制御を行うことができる。
【0015】
上記ON・OFF設定手段は、シャントレギュレータ回路であることがより好ましい。
【0016】
これにより、シャントレギュレータ回路が有しているトランジスタに電流を流す電圧を上記閾値電圧として、全波整流波形からパルス波形を整形することができ、簡易な回路構成で正確な電力供給制御を行うことができる。
【0017】
上記ON・OFF設定手段の前段に、上記全波整流波形から上記閾値電圧よりも高い上位電圧分を除く定電圧素子を備えていることがより好ましい。
【0018】
これにより、歪成分が発生しやすい全波整流波形の電圧が高い部分を除去した波形からON・OFF設定手段がパルス波形を整形するため、より正確なパルス波形を整形することができる。よって、電圧変動に対するパルス幅の感度を上げることが可能になる。
【0019】
本発明の電力制御方法は、上記の課題を解決するために、電源投入から被電力供給体に電力を供給するまでの間に交流電圧のモニタリングを行い、供給される交流電圧を変換した直流電圧に基づいて、閾値電圧以上の電圧が印加された場合にはONレベル、閾値電圧よりも低い電圧が印加された場合にはOFFレベルとしてパルス波形を整形し、上記パルス波形に変換された交流電圧の全波整流波形に対して点弧制御を行い、被電力供給体に対して供給される電力を制御することを特徴としている。
【0020】
上記の制御方法によれば、制御回路が商用電源として与えられる交流電圧をモニタリングし、DC変換回路がモニタリングされた交流電圧を直流電圧に変換し、該変換された直流電圧に基づいて、ON・OFF設定手段が所定の閾値電圧以上の電圧が印加された際にONレベル、上記閾値電圧より小さい電圧が印加された際にOFFレベルとして、全波整流波形からパルス波形を整形する。そして、上記パルス波形に基づく交流電圧の全波整流波形に対して点弧制御を行うことにより、被電力供給体に対する電力供給を制御することができるとともに、従来の電力制御装置が備えている電源電圧を定期的に監視する電源電圧モニタ等を不要にでき、電力制御装置の構成を簡素化できる。
【0021】
また、交流電圧のモニタリングを電源投入から被電力供給体に電力を供給するまでの間に行っているため、負荷が軽く、被電力供給体に電力を供給した際に生じる電圧波形の歪成分や電圧降下が発生する前の精度の高い電圧波形を検出し、これを記憶することができる。よって、この精度の高い電圧波形に基づいて点弧制御を行うため、従来の電力制御装置で行われている歪成分の検出、除去を行わなくても、被電力供給体に対して正確な電力供給を行うことができる。
【0022】
さらに、被電力供給体や他の回路もOFF状態である交流電圧のモニタリングを電源投入時に行った場合には、上記のように歪成分等を含まない正確な電圧波形を検出できるため、それ以降、再度電圧波形を検出する必要が無くなり、従来の電力制御装置よりも処理工程を減らすことで制御回路の負担を軽減できる。
【0023】
上記全波整流波形の最大値から、上記閾値電圧よりも高い上位電圧分を除いた波形から上記パルス波形を整形することがより好ましい。
【0024】
これにより、歪成分が発生しやすい全波整流波形の最大電圧近傍の部分を除去した波形からパルス波形を整形するため、より正確なパルス波形を整形することができる。さらに、歪成分等をほとんど含まないパルス波形を整形できるため、電圧変動に対するパルス幅の感度を従来よりも上げることが可能になる。
【0025】
【発明の実施の形態】
本発明の電力制御装置および電力制御方法に関する一実施形態について、図1〜図7に基づいて説明すれば以下のとおりである。
【0026】
本実施形態の電力制御装置は、図2に示すような、スキャナ部2、図示しない画像処理部、および画像形成部3を備えた複写機1に備えられており、後述する定着装置5に対する供給電力の制御を行うために設けられている。
【0027】
スキャナ部2は、原稿画像を読み取って、原稿画像を対応する電気信号に変換し、画像データとして画像処理部に送信する。
【0028】
この送信された画像データは、画像処理部において、所定の画像形成を施され、画像形成部3において、図示しないレーザ書き込み装置により電子写真式の作像装置内に設けられた感光体にレーザが照射され、原稿画像に対応した静電潜像が形成される。
【0029】
そして、感光体に形成された静電潜像は、現像装置により現像されて現像剤像になった後、記録用紙に転写される。さらに、この現像剤像を転写された記録用紙は、用紙の搬送方向の下流側に配置された定着装置5に搬送され、定着装置5が備えている加熱ヒータの熱により現像剤像が記録用紙に定着される。
【0030】
定着装置5は、図3に示すように、上定着ローラ10および下定着ローラ11、加圧手段12、ヒータランプ(被電力供給体)13、定着サーミスタ14、定着剥離爪15および温度ヒューズ16および後段にて詳述する図1に示す電力制御装置20を備えている。
【0031】
上下定着ローラ10・11は、加圧手段12により互いに圧接され、図示しない回転駆動手段により回転駆動されており、記録用紙を搬送可能になっている。また、上定着ローラ10は、内部にヒータランプ13を有しており、記録用紙に転写された現像剤像を定着させるための熱を記録用紙に与える。
【0032】
さらに、上定着ローラ10の外周面には、定着サーミスタ14および定着剥離爪15が接触するように配置され、上定着ローラ10と離間した状態で温度ヒューズ16が配置されている。
【0033】
ここで、定着装置5が備えているヒータランプ13に対する電力供給を制御する電力制御装置20について、図1を用いて、詳しく説明すれば以下のとおりである。
【0034】
先ず、電力制御装置20が備えているリンギングチョークコンバータ方式のスイッチング電源装置について説明する。
【0035】
電力制御装置20において、商用電源21からの商用交流は、メインスイッチSWを介して、ノイズフィルタ22からダイオードブリッジ23、さらに平滑コンデンサC1に入力されて整流・平滑化される。
【0036】
そして、直流電源となる上記平滑コンデンサC1には、並列に、変圧器Nの1次巻線N1と、主スイッチング素子Qとの直列回路が接続されている。上記主スイッチング素子Qは、例えば、バイポーラトランジスタや電界効果型トランジスタなどで実現され、この図1では、N型の電界効果型トランジスタで示されている。上記平滑コンデンサC1には、さらに、直列抵抗R1,R2から成る起動回路25が並列に接続されており、上記直列抵抗R1,R2の接続点は上記主スイッチング素子Qのゲートに接続される。
【0037】
よって、電力制御装置20が、商用電源21に接続され、平滑コンデンサC1の出力電圧が上昇して、その直列抵抗R1,R2による分圧値が上記主スイッチング素子QのON電圧以上となると、該主スイッチング素子QはONされ、1次巻線N1に励磁電流が流れる。
【0038】
これにより、変圧器Nの2次巻線N2に誘起された相対的に高い電圧VM は、ダイオードD1および平滑コンデンサC2で平滑化された後、メイン出力としてインクジェット記録装置の駆動回路26に与えられる。
【0039】
また、上記変圧器Nの2次巻線N2には中間タップNPが設けられており、該中間タップNPから取出された相対的に低い電圧VL は、ダイオードD2および平滑コンデンサC3で平滑化され、さらに電圧降下型のレギュレータ27で電圧VCCに安定化された後、サブ出力として、マイクロコンピュータなどで実現される制御回路28に与えられる。上記電圧VCCは、たとえば3.3Vや5Vである。
【0040】
一方、上記メイン側の平滑コンデンサC2の出力電圧VM は、分圧抵抗R3,R4によって分圧されてシャントレギュレータ29に入力される。
【0041】
シャントレギュレータ29は、基準電圧源30と、コンパレータ31と、出力トランジスタTR1とを備えている。
【0042】
出力トランジスタTR1のコレクタには、フォトカプラPC1のフォトダイオードD3および電流制限抵抗R5を介して上記平滑コンデンサC2の出力電圧VM が与えられ、エミッタは接地される。
【0043】
上記コンパレータ31は、前記出力電圧VM の分圧値が上記基準電圧源30の基準電圧よりも高くなると出力トランジスタTR1のベースにハイレベルを出力し、フォトダイオードD3を点灯駆動する。
【0044】
これに対して、1次側では、変圧器Nの補助巻線N3に誘起された電圧は、ダイオードD4および平滑コンデンサC4で平滑化されて制御電源となっており、その出力電圧は前記フォトカプラPC1のフォトトランジスタTR2および抵抗R6を介して制御トランジスタTR3のベースに与えられる。制御トランジスタTR3のコレクタは前記主スイッチング素子Qのゲートに接続され、エミッタは接地されている。
【0045】
したがって、前記主スイッチング素子QがONし、出力電圧VM の分圧値が前記基準電圧源30の基準電圧よりも高くなるとフォトダイオードD3が点灯し、フォトトランジスタTR2から制御トランジスタTR3がONされ、上記主スイッチング素子Qのゲートをローレベルとして、該主スイッチング素子QがOFFされる。
【0046】
また、出力電圧VM が高くなる程、主スイッチング素子Qは速くOFFすることになる。よって、メイン出力の電圧VM を1次側にフィードバックしてスイッチング動作を制御することで、上記出力電圧VM を一定に保持する定電圧動作が行われる。
【0047】
一方、前記補助巻線N3に誘起された電圧は、該補助巻線N3の寄生容量とインダクタンスとによってリンギングパルスを発生させ、抵抗R0を介して主スイッチング素子Qのゲートに与えられる。したがって、主スイッチング素子Qは再びONされ、複雑なスイッチング制御装置を用いることなく、負荷に応じた出力電圧VM となるように、継続して発振が行われる。
【0048】
変圧器Nの1次巻線N1には、並列に、ダイオードD5およびコンデンサC5の直列回路を備えたスナバ回路32が設けられている。よって、主スイッチング素子QのOFF時に該1次巻線N1に誘起された逆起電圧は、一旦コンデンサC5に吸収された後、1次巻線N1−ダイオードD5−コンデンサC5の閉回路を還流し、該閉回路の抵抗成分で消費されて除去される。
【0049】
本実施形態の電力制御装置20は、以上のような構成のリンギングチョークコンバータ方式のスイッチング電源装置を備え、さらに、下記に示すような構成により、ヒータランプ13に供給する電力を制御している。
【0050】
すなわち、本実施形態の電力制御装置20は、上記にて説明したリンギングチョークコンバータ方式のスイッチング電源装置に加えて、図1に示すように、電力を供給するヒータランプ(HL)13に対して供給される電力を制御するために、2つのダイオードD11・D12からなるダイオードブリッジ(AD変換回路)39、ツェナーダイオード(ON・OFF設定手段)ZD10、制御回路28等を備えている。
【0051】
この電力制御装置20においては、複写機1の電源がONされてから、被電力供給体であるヒータランプ13に電力を供給するまでの間に、商用電源21から供給される交流電圧のモニタリングを行う。
【0052】
例えば、複写機1の電源が投入されると、商用電源21からスイッチRLを介して2本のダイオードD11・D12からなるダイオードブリッジ39に対して、図4(a)に示す交流電圧が供給される。
【0053】
ダイオードブリッジ39は、入力された交流電圧を直流電圧に変換するAC/DC変換回路として機能する。
【0054】
ダイオードブリッジ39により、図4(b)に示すような直流電圧に変換された電圧は、抵抗R13を介して、ツェナーダイオードZD10へ印加され、ツェナーダイオードZD10により決定される所定の電圧(図4(b)のVZD)以上の電圧が印加されると、ツェナーダイオードZD10に電流が流れる。
【0055】
ツェナーダイオードZD10を通過した後、図1に示すVz 地点においては、図4(c)に示すような電圧が印加され、抵抗R14および抵抗R15によって分圧されて電圧を低下させた状態で、フォトカプラ(以下、PC3 と示す)40に電圧が印加される。
【0056】
このとき、PC3 40は電流が流れて発光し、その光を検出してPC3 のフォトトランジスタ側であるPC3 41に電流が流れる。
【0057】
制御回路28に入力されるフルウェーブ信号(以下、FW信号と示す)は、図1に示す地点Vpc3 において、図4(d)に示すように、PC3 41に電流が流れると、LOWレベル(GNDレベル)となり、PC3 41に電流が流れていない場合には、HIGHレベル(VM レベル)となり、制御回路28に記憶される。
【0058】
なお、FW信号は、制御回路28が、モニタリングした交流電圧を直流電圧として記憶するための信号である。
【0059】
制御回路28は、記憶したFW信号に基づいて、その周波数を認識し、商用電源21から供給された元の交流電圧(全波整流波形)に対して、位相をずらして電力供給を制御する点弧制御を行う。
【0060】
具体的には、図1に示すヒータランプ信号(以下、HL信号と示す)として出力する電圧を、全波整流波形(sin波形)に対して、2次側および点弧角により制御する。
【0061】
出力されたHL信号により、トランジスタT4およびフォトカプラ(以下、PC2 を示す)42が制御され、PC2 42にHL信号のONレベルが入力されると、PC2 が発光し、ヒータランプ13に与えられる電力をON・OFFするトライアック44が備えているフォトカプラ(以下、PC2 と示す)43に電流が流れる。
【0062】
PC2 43に電流が流れると、トライアック44がヒータランプ13に対して、位相角をずらして供給電力を制御する点弧制御された電力を供給する。つまり、HL信号によりPC2 42がONされて光っている際にPC2 43に電流が流れ、ヒータランプ13に電力を供給することができ、結果として、FW信号に基づいて生成されたHL信号によりヒータランプ13に供給する電力を制御することができる。
【0063】
つまり、制御回路28は、図示しないヒータランプ13の温度センサ等から得られる情報に基づいて、ヒータランプ13に与えるべき所望の電力を決定し、この所望の電力が得られるように点弧制御して、例えば、 制御回路28が図5(a)に示すようなHL信号を生成し、出力したとすると、ヒータランプ13には、図5(b)に示すように点弧制御された所望の電力が供給される。
【0064】
本実施形態の電力制御装置20の制御回路28は、以上のように、FW信号を生成し、記憶することで、商用電源21から供給される交流電圧を直流電圧として記憶することができるため、従来の電力制御装置が有している定期的に電源電圧を監視するための電源電圧モニタを不要にできる。
【0065】
よって、本実施形態の電力制御装置20では、FW信号として記憶した交流電圧の全波整流波形に対して、一般的な電力制御方法として行われている点弧制御することで、従来よりも簡易な構成でヒータランプ13に対して正確な電力供給を行うことができる。
【0066】
また、上述したように、商用電源21から得られる交流電圧のモニタリングを、複写機1の電源がONされてから、被電力供給体であるヒータランプ13に電力を供給するまでの間に行っているため、最も歪成分や電圧降下の少ない電圧波形をモニタリングすることができ、モニタリングした後で歪成分を除去等を行う必要がない。
【0067】
さらに、上記のように歪成分等を含まない正確な電圧波形を検出できるため、それ以降、定期的に電圧波形を検出する必要が無く、従来の電力制御装置よりも処理工程を減らして制御回路の負担を軽減できる。
【0068】
なお、本実施形態では、FW信号を生成するために、ツェナーダイオードZD10を用いた例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、ON・OFF設定手段として、図6に示すようなシャントレギュレータ回路(SRG回路)を備えた回路50を用いてもよい。
【0069】
図6の電力制御装置51によれば、SRG回路内のトランジスタTR1により、所定の電圧以上の電圧が印加された場合のみ電流を流し、それ以下の電圧の印加時には電流を流さないようにすることで、図1のツェナーダイオードZD10と同様に、ON・OFF設定手段としての機能を果たすことができる。
【0070】
すなわち、図6に示す回路50においては、交流電源21から供給される交流波形をダイオードブリッジD11・D12にて全波波形に変えている。そして、全波波形に変換された電圧波形は、抵抗R31・R32により電圧分圧され、分圧された電圧がSRG回路に入力される。
【0071】
また、SRG回路の内部の等価回路は、コンパレータ31を有し、コンパレータ31の出力側にはトランジスタTR1が設けられている。
【0072】
ここでは、波形の動作説明上、SRG回路の入力、つまりコンパレータ31の入力「−」に抵抗R31・R32から分圧された電圧を入力する。コンパレータ31の「+」には、ある任意の設定+電圧30を入力する。
【0073】
ダイオードブリッジD11・D12から供給される電圧は、「0」から次第に上がっていくが、ここで、コンパレータ31の入力と出力との関係は、入力「−」の電圧が「+」より高い場合は出力がローレベル(L)となり、逆に、入力「−」の電圧が「+」より低い場合はコンパレータ31の出力はハイレベル(H)となる。
【0074】
この関係から、ダイオードブリッジD11・D12から供給され、さらには抵抗R31・R32分圧された電圧が、「0」から徐々に上がっていき、コンパレータ31の「+」端子の電圧より「−」端子の電圧の方が低い場合には、コンパレータ31の出力はハイレベル(H)となり、その結果トランジスタTR1もON状態となる。
【0075】
トランジスタTR1がONのときは、PC3 のフォトダイオード40に電流が流れて発光し、PC3 の出力フォトトランジスタ41がONされる。
【0076】
また、さらにはコンパレータ31の「+」端子の電圧より「−」端子の電圧の方が高い場合には、コンパレータ31の出力はローレベル(L)となり、トランジスタTR1もOFF状態となる。トランジスタTR1がOFF状態の時には、PC3 のフォトダイオード40には電流が流れないため発光せず、PC3 の出力フォトトランジスタ41もOFFされる。
【0077】
以上の繰り返しにより、交流正弦波形から全波波形化され、かつON/OFFされた波形をコンパレータ31で取り囲むことにより、フルウェーブ「FW」信号が形成される。続いて、このFW信号を本体制御回路(CPU)28に入力することで、FW信号のタイミングに基づいてHL信号の出力/非出力を切り替える。そして、HL信号に基づいて、トランジスタT4がON/OFFされ、その結果、PC2 フォトダイオード42がON/OFFされ、さらにはフォトトライアック43がこれに応じてON/OFFされ、HL13には該ON/OFFに基づいて形成された交流正弦波電力を供給することができる。
【0078】
なお、HL13等の定着ヒータは、かなり大きな負荷が生じていることが多く、このような負荷に電力を供給した瞬間は突入電流が流れ、商用電源21の交流波形は大なり小なり電圧ドロップを起こしてしまう。
【0079】
これは、正弦波形に歪があることを示しており、このような歪を含む正弦波形を基にしては、これから生成するFW信号波形は正規のタイミングを示すように形成できなくなる。
【0080】
そこで、本発明の電力制御装置では、正規なFW信号波形を生成するべく、歪んでしまった波形部分を取り除くために、SRG回路を備えている。
【0081】
上述のように、SRG回路の等価回路は、コンパレータ31とトランジスタTR1を備えており、SRG回路の入力「+」端子の電圧に予め任意の電圧を入力しておくことで、正弦波から全波波形化され、かつ該波形を分圧した電圧をコンパレータ31の「−」に入力し、それぞれの「+」、「−」電圧を比較した結果、出力端子側のトランジスタTR1が、ON/OFFされることで、必然的にトランジスタTR1がON/OFFするスレッシュ値が、「+」に入力している任意の電圧および抵抗R31・R32分圧により決まっているためになされるものであって、これにより正弦波形の歪んだ部分の波形を除去している。
【0082】
なお、ここでは、スレッシュ値の設定が、正弦波形の歪んだ部分より低くなくてはならない。もし、歪んだ部分よりも高い値にスレッシュ値の設定をしている場合には、分圧されている電圧が一様にならなくなり、生成するFW信号のタイミングが規則的な波形にならなくなる。よって、HL13に電力を規則正しく供給できなくなる。
【0083】
したがって、正弦波形の歪んでいない部分の波形を取り込むことで、常に安定して生成されたFW信号波形を本体制御回路28に入力することが可能になり、HL13に対して電力を規則正しく供給できる。
【0084】
さらに、本発明では、以上で説明した電力制御装置20・51の発展形として、図7に示すような電力制御装置61を用いてもよい。
【0085】
電力制御装置61は、図7に示すように、ダイオードブリッジ39の下流側に、ダイオードD41、ツェナーダイオードZD、トランジスタT41、抵抗R41・R42・R43、およびフォトカプラPC3 を備えた回路60を備えている。
【0086】
この回路60においては、ダイオードブリッジ39で変換された図4(b)に示す電圧波形に対して、ツェナーダイオードZDにより定まるツェナー電圧に対応する上位電圧分を電圧波形から除去し、その上位電圧分を除去された電圧波形に対して、トランジスタT41によりONレベル・OFFレベルの設定がなされて、パルス波形、すなわちFW信号が生成される。
【0087】
これにより、歪成分が生じやすい最高電圧近傍の波形を除去した電圧波形に基づいてFW信号を生成することができ、パルス幅の感度を向上させて、より正確な電力制御を行うことができる。
【0088】
すなわち、図7に示す回路60では、図6の回路50と同様に、交流電源21から供給される交流波形をダイオードブリッジD11・D12にて全波波形に変換し、全波波形に変換された電圧波形に対して、ツェナーダイオードZDによりある任意の電圧部分を除外している。
【0089】
そして、除外された電圧をトランジスタT41のベースに入力/非入力させることで、トランジスタT41をON/OFF状態にさせ、かつPC3 フォトダイオードをON/OFFさせると、PC3 フォトトランジスタ41がON/OFF状態となる。
【0090】
交流電源リブとニュートラルとの関係から、上述のツェナーダイオードZDによる任意の電圧の除外およびPC3 のON/OFF動作を繰り返すことで、正弦波形からある任意の電圧を除外した分から生成された全波波形フルウェーブFW信号が生成される。
【0091】
ここでは、FW信号を本体制御回路(CPU)28に入力することで、該FW信号のタイミングに基づいて、HL信号を出力/非出力させている。
【0092】
これにより、図6の場合と同様に、HL信号にあわせて、トランジスタT4がON/OFFされ、その結果、PC2 フォトダイオード42がON/OFFされ、さらにはフォトトライアック43がこれに応じてON/OFFされ、HL13には該ON/OFFに基づいて形成された交流正弦波電力を供給することができる。
【0093】
なお、HL13等の定着ヒータは、図6の場合と同様に、かなり大きな負荷が生じていることが多く、このような負荷に電力を供給した瞬間は突入電流が流れ、商用電源21の交流波形は大なり小なり電圧ドロップを起こしてしまう。
【0094】
そこで、本発明の電力制御装置では、正規なFW信号波形を生成するべく、歪んでしまった波形部分を取り除くために、ツェナーダイオードZDを備えている。
【0095】
上述のように、ツェナーダイオードZDにより、ある任意の電圧部分を除外すること、つまり制限波形が歪んでいる部分を除去し、安定した部分を取り込むことでトランジスタT41をON/OFF状態とし、これによりFW信号を生成することで正規なタイミングのFW信号を本体制御回路28に入力することができる。
【0096】
ここで重要となるのは、スレッシュ値の設定、つまりツェナーダイオードZDのツェナー電圧の設定である。
【0097】
ツェナーダイオードZDにより、取り込まれる正弦波形電圧は、該波形の歪んだ部分よりも低くなくてはならない。
【0098】
もし、歪んだ部分より高いところで設定を行っていると、ツェナーダイオードZDにより取り込まれる電圧が一様にならなくなり、生成したFW信号のタイミングが規則的な波形にならなくなり、HL13に供給される電力が規則正しくならない。
【0099】
したがって、正弦波形の歪んでいない部分の波形を取り込むことで、常に安定して生成されたFW波形を本体制御回路28に入力することができ、HL13に対して電力を規則正しく供給することができる。
【0100】
なお、上記上位電圧に対応するツェナー電圧は、パルス波形を整形するトランジスタT41により決定される閾値電圧よりも高い電圧であればよい。これにより、パルス波形を整形する際の閾値電圧よりも高い電圧に対応する波形に含まれる歪成分を完全にカットして、正確な電力制御を行うことができる。
【0101】
また、本実施形態では、定着装置5のヒータランプ13に対する電力供給について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、照明装置等の電力制御が必要な他の被電力供給体に対する電力制御に関しても同様に適用することができる。
【0102】
【発明の効果】
本発明の電力制御装置は、以上のように、モニタリングされた交流電圧を直流電圧に変換するDC変換回路と、該変換された直流電圧のうち、閾値電圧以上の電圧が印加された場合にはONレベルとし、上記閾値電圧より小さい電圧が印加された場合にはOFFレベルとして、パルス波形を整形するON・OFF設定手段と、電源投入時から被電力供給体に電力を供給する時までの間に上記交流電圧のモニタリングを行い、上記パルス波形に対応する上記交流電圧の全波整流波形に対して点弧制御を行う制御回路とを備えている構成である。
【0103】
それゆえ、制御回路が商用電源として与えられる交流電圧をモニタリングし、DC変換回路がモニタリングされた交流電圧を直流電圧に変換し、該変換された直流電圧に基づいて、ON・OFF設定手段が所定の閾値電圧以上の電圧が印加された際にONレベル、上記閾値電圧より小さい電圧が印加された際にOFFレベルとして、全波整流波形からパルス波形を整形する。そして、上記パルス波形に基づく交流電圧の全波整流波形に対して点弧制御を行うことにより、被電力供給体に対する電力供給を制御することができるとともに、従来の電力制御装置が備えている電源電圧を定期的に監視する電源電圧モニタ等を不要にでき、電力制御装置の構成を簡素化できるという効果を奏する。
【0104】
また、交流電圧のモニタリングを電源投入から被電力供給体に電力を供給するまでの間に行っているため、負荷が軽く、被電力供給体に電力を供給した際に生じる電圧波形の歪成分や電圧降下が発生する前の精度の高い電圧波形を検出し、これを記憶することができる。よって、この精度の高い電圧波形に基づいて点弧制御を行うため、従来の電力制御装置で行われている歪成分の検出、除去を行わなくても、被電力供給体に対して正確な電力供給を行うことができる。
【0105】
さらに、交流電圧のモニタリングの際に、上記のように歪成分等を含まない正確な電圧波形を検出できるため、それ以降、定期的に電圧波形を検出する必要が無く、従来の電力制御装置よりも処理工程を減らして制御回路の負担を軽減できる。
【0106】
上記ON・OFF設定手段は、定電圧素子であることがより好ましい。
【0107】
それゆえ、ツェナーダイオード等の定電圧素子を通過する電圧を上記閾値電圧として、全波整流波形からパルス波形を整形することができ、簡易な回路構成で正確な電力供給制御を行うことができるという効果を奏する。
【0108】
上記ON・OFF設定手段は、シャントレギュレータ回路であることがより好ましい。
【0109】
それゆえ、シャントレギュレータ回路が有しているトランジスタに電流を流す電圧を上記閾値電圧として、全波整流波形からパルス波形を整形することができ、簡易な回路構成で正確な電力供給制御を行うことができるという効果を奏する。
【0110】
上記ON・OFF設定手段の前段に、上記全波整流波形から上記閾値電圧よりも高い上位電圧分を除く定電圧素子を備えていることがより好ましい。
【0111】
それゆえ、歪成分が発生しやすい全波整流波形の電圧が高い部分を除去した波形からON・OFF設定手段がパルス波形を整形するため、より正確なパルス波形を整形することができるという効果を奏する。よって、電圧変動に対するパルス幅の感度を上げることが可能になる。
【0112】
本発明の電力制御方法は、以上のように、電源投入から被電力供給体に電力を供給するまでの間に交流電圧のモニタリングを行い、供給される交流電圧を変換した直流電圧に基づいて、閾値電圧以上の電圧が印加された場合にはONレベル、閾値電圧よりも低い電圧が印加された場合にはOFFレベルとしてパルス波形を整形し、上記パルス波形に変換された交流電圧の全波整流波形に対して点弧制御を行い、被電力供給体に対して供給される電力を制御する制御方法である。
【0113】
それゆえ、制御回路が商用電源として与えられる交流電圧をモニタリングし、DC変換回路がモニタリングされた交流電圧を直流電圧に変換し、該変換された直流電圧に基づいて、ON・OFF設定手段が所定の閾値電圧以上の電圧が印加された際にONレベル、上記閾値電圧より小さい電圧が印加された際にOFFレベルとして、全波整流波形からパルス波形を整形する。そして、上記パルス波形に基づく交流電圧の全波整流波形に対して点弧制御を行うことにより、被電力供給体に対する電力供給を制御することができるとともに、従来の電力制御装置が備えている電源電圧を定期的に監視する電源電圧モニタ等を不要にでき、電力制御装置の構成を簡素化できるという効果を奏する。
【0114】
また、交流電圧のモニタリングを電源投入から被電力供給体に電力を供給するまでの間に行っているため、負荷が軽く、被電力供給体に電力を供給した際に生じる電圧波形の歪成分や電圧降下が発生する前の精度の高い電圧波形を検出し、これを記憶することができる。よって、この精度の高い電圧波形に基づいて点弧制御を行うため、従来の電力制御装置で行われている歪成分の検出、除去を行わなくても、被電力供給体に対して正確な電力供給を行うことができる。
【0115】
さらに、被電力供給体や他の回路もOFF状態である交流電圧のモニタリングを電源投入時に行った場合には、上記のように歪成分等を含まない正確な電圧波形を検出できるため、それ以降、再度電圧波形を検出する必要が無くなり、従来の電力制御装置よりも処理工程を減らすことで制御回路の負担を軽減できる。
【0116】
上記全波整流波形の最大値から、上記閾値電圧よりも高い上位電圧分を除いた波形から上記パルス波形を整形することがより好ましい。
【0117】
それゆえ、歪成分が発生しやすい全波整流波形の最大電圧近傍の部分を除去した波形からパルス波形を整形するため、より正確なパルス波形を整形することができるという効果を奏する。さらに、歪成分等をほとんど含まないパルス波形を整形できるため、電圧変動に対するパルス幅の感度を従来よりも上げることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す電力制御装置の回路図である。
【図2】図1の電力制御装置を備えている複写機の内部の構成を示す断面図である。
【図3】図2の複写機が備えている定着装置の構成を示す側面図である。
【図4】(a)〜(d)は、図1の電力制御装置に供給される交流電圧波形、直列電圧に変換後の波形、図1の地点Vzにおけるパルス波形、図1の地点Vpc3 におけるパルス波形をそれぞれ示す波形図である。
【図5】(a)・(b)は、点弧制御により生成したHL信号のパルス波形、およびHL信号に対応する供給電力を示す波形図である。
【図6】図1の電力制御装置の他の例を示す回路図である。
【図7】図1および図6の電力制御装置を発展させた一例を示す回路図である。
【図8】従来の電力制御装置の構成を示す回路図である。
【符号の説明】
1 複写機
2 スキャナ部
3 画像形成部
5 定着装置
10 上定着ローラ
11 下定着ローラ
12 加圧手段
13 ヒータランプ(被電力供給体)
14 定着サーミスタ
15 定着剥離爪
16 温度ヒューズ
20 電力制御装置
21 商用電源
39 ダイオードブリッジ
40 フォトカプラ(発光側)
41 フォトトランジスタ
42 フォトカプラ(発光側)
43 フォトカプラ
44 トライアック
50 回路
51 電力制御装置
60 回路
61 電力制御装置
HL ヒータランプ(被電力供給体)
ZD ツェナーダイオード(ON・OFF設定手段、定電圧素子)
Vz 地点
Vpc3 地点

Claims (6)

  1. モニタリングされた交流電圧を直流電圧に変換するDC変換回路と、
    該変換された直流電圧のうち、閾値電圧以上の電圧が印加された場合にはONレベルとし、上記閾値電圧より小さい電圧が印加された場合にはOFFレベルとして、パルス信号を整形するON・OFF設定手段と、
    電源投入時から被電力供給体に電力を供給する時までの間に交流電圧の上記モニタリングを行うとともに、上記ON・OFF設定手段が整形したパルス信号を記憶し、記憶した上記パルス信号に基づいて、交流電圧に対して位相をずらす点弧制御を行うことで上記被電力供給体への供給電力を制御する制御回路とを備えていることを特徴とする電力制御装置。
  2. 上記ON・OFF設定手段は、定電圧素子であることを特徴とする請求項1に記載の電力制御装置。
  3. 上記ON・OFF設定手段は、シャントレギュレータ回路であることを特徴とする請求項1に記載の電力制御装置。
  4. 上記ON・OFF設定手段の前段に、上記交流電圧の全波整流波形から上記閾値電圧よりも高い上位電圧分を除く定電圧素子を備えていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の電力制御装置。
  5. 電源投入から被電力供給体に電力を供給するまでの間に交流電圧のモニタリングを行い、供給される交流電圧を変換した直流電圧に基づいて、閾値電圧以上の電圧が印加された場合にはONレベル、閾値電圧よりも低い電圧が印加された場合にはOFFレベルとしてパルス信号を整形するとともに、整形したパルス信号を記憶し、記憶した上記パルス信号に基づいて、交流電圧に対して位相をずらす点弧制御を行うことで上記被電力供給体への供給電力を制御することを特徴とする電力制御方法。
  6. 上記交流電圧の全波整流波形の最大値から、上記閾値電圧よりも高い上位電圧分を除いた波形から上記パルス信号を整形することを特徴とする請求項5に記載の電力制御方法。
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