JP4815339B2 - エアバッグドア部付き車両用内装品 - Google Patents

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この発明は、例えば車両衝突時にエアバッグ装置の作動で脆弱部が破断して開くエアバッグドア部を有するインストルメントパネル等のエアバッグドア部付き車両用内装品に関し、特に、脆弱部が外部から見えないシームレスタイプのエアバッグドア部を対象とするものである。
特許文献1には、エアバッグドア部を第1脆弱部で形成するとともに、複数の板状ヒンジ部を第2脆弱部でエアバッグドア部の端縁に沿って間隔をあけて形成し、車両衝突時のエアバッグの展開圧力で上記第1脆弱部及び第2脆弱部を破断することにより、エアバッグドア部をヒンジ部の一端に一体に接続された状態で内装品本体と切り離して開くとともに、上記ヒンジ部の他端が内装品本体に一体に接続された状態でヒンジ部を非ヒンジ部と切り離して湾曲変形させながら内装品本体から起き上がらせるようにしたエアバッグドア部付きインストルメントパネルが開示されている。このエアバッグドア部は、上記第1脆弱部及び第2脆弱部がインストルメントパネル本体の外部から見えないシームレスタイプである。
US 6,896,310 B1(column 3、FIG.4)
このようなエアバッグドア部付きインストルメントパネルでは、第2脆弱部の破断によりヒンジ部が非ヒンジ部と切り離されて内装品本体から起き上がる際、隣り合うヒンジ部間の非ヒンジ部にヒンジ部の起き上がり力とエアバッグドア部の開作動力とが作用して上記隣り合うヒンジ部間の非ヒンジ部がヒンジ部と一緒に起き上がろうとするため、当該非ヒンジ部に対応する第2脆弱部が破断し難く、ヒンジ部が非ヒンジ部から切り離されない事態が生じ、エアバッグドア部の開作動に支障を来すおそれがある。
この発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、エアバッグドア部を安定して開作動させるインストルメントパネル等の車両用内装品を提供することである。
上記の目的を達成するため、この発明は、ヒンジ部を非ヒンジ部から確実に切り離すようにしたことを特徴とする。
具体的には、この発明は、エアバッグドア部を形成する第1脆弱部と、少なくとも上記エアバッグドア部の端縁から外側に延び湾曲変形可能な複数の板状ヒンジ部をエアバッグドア部の端縁に沿って間隔をあけて形成する第2脆弱部とが内装品本体にその表面から識別できないようにそれぞれ形成され、第2脆弱部形成領域の上記ヒンジ部を除く非ヒンジ部の内装品本体裏面には、固定側に支持されたエアバッグ装置を取り付ける取付部が設けられ、上記第1脆弱部及び第2脆弱部は上記エアバッグ装置の作動により破断し、上記エアバッグドア部はヒンジ部の一端に一体に接続された状態で内装品本体と切り離されて開くとともに、上記ヒンジ部は他端が内装品本体に一体に接続された状態で非ヒンジ部と切り離されて湾曲変形しながら内装品本体から起き上がるように構成されたエアバッグドア部付き車両用内装品を対象とし、次のような解決手段を講じた。
すなわち、請求項1に記載の発明は、上記エアバッグドア部には、第3脆弱部がエアバッグドア部表面から識別できないように隣り合うヒンジ部間の非ヒンジ部に対応する第2脆弱部からエアバッグドア部先端に向かって延設されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、第3脆弱部を境として一方側のエアバッグドア部領域裏面には、複数の補強リブがエアバッグドア部裏側に向かって突設されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、隣り合うヒンジ部間の非ヒンジ部及び第3脆弱部は複数設けられ、隣り合う第3脆弱部の延出端部が互いに連結されていることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、車両が衝突してエアバッグ装置が作動すると、エアバッグが展開してその展開圧力がエアバッグドア部に作用し、第1脆弱部及び第2脆弱部が破断する。これにより、エアバッグドア部がヒンジ部の一端に一体に接続された状態で内装品本体と切り離されて開くとともに、上記ヒンジ部の他端が内装品本体に一体に接続された状態でヒンジ部が非ヒンジ部と切り離されて湾曲変形しながら内装品本体から起き上がる。
この際、エアバッグの展開圧力が隣り合うヒンジ部間の非ヒンジ部に対応する第2脆弱部と第3脆弱部との連結部分に作用し、該連結部分が浮き上がって亀裂開始点となり、そこから第2脆弱部及び第3脆弱部に亀裂が走り、第2脆弱部が速やかに破断してヒンジ部が非ヒンジ部から確実に切り離されて内装品本体から起き上がり、エアバッグドア部を安定して開作動させることができる。
請求項2では、エアバッグの展開圧力が補強リブのないエアバッグドア部領域よりも補強リブのあるエアバッグドア部領域に該補強リブを介して一足早く作用し、また、補強リブにより第3脆弱部の両側でエアバッグドア部の強度剛性に強弱が付けられているため、エアバッグの展開圧力で補強リブのないエアバッグドア部領域が補強リブのあるエアバッグドア部領域よりも大きく変形する。このことにより、第2脆弱部の破断が促進され、エアバッグドア部の開作動のさらなる安定化を図ることができる。
請求項3では、隣り合う第3脆弱部は破断しても互いに亀裂が繋がるだけで亀裂がエアバッグドア部先端にまで走らず、エアバッグドア部が第3脆弱部で分断されて飛散するのを防止することができる。
以下、この発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。
(実施形態1)
図1〜6は車両用インストルメントパネルにおけるアッパパネルの右側半分を構成するパネル構成部材1を示し、このパネル構成部材1が実施形態1に係るエアバッグドア部付き車両用内装品である。このパネル構成部材1は、左ハンドル車用のもので運転席右隣の助手席側に配置され、例えばポリプロピレン(PP)等の汎用樹脂材で射出成形された単一材からなるパネル構成部材本体3を備えているが、該パネル構成部材本体3は表皮材が基材に一体に被着された2層構造であってもよい。
上記パネル構成部材本体3裏面の助手席対応箇所には、断面略V字状の第1破断溝部5が表面に達しないように型成形により平面視略コの字状に形成され、該第1破断溝部5に対応する薄肉部で平面視略コの字状の第1脆弱部7がパネル構成部材本体3にその表面から識別できないように形成されて、該第1脆弱部7で囲まれる内側に片開きタイプのエアバッグドア部9がパネル構成部材本体3の一部で一体に形成されている。
上記エアバッグドア部9の車体前方端縁には、4つの断面略V字状の第2破断溝部11が、エアバッグドア部9の車体前方端縁から外側に延びるように、かつエアバッグドア部9の車体前方端縁に沿って間隔をあけて表面に達しないように型成形によりそれぞれ形成されている。これら第2破断溝部11のうち両端の2つの第2破断溝部11は、車幅方向内方に向かって略弓状に湾曲して一端が上記第1破断溝部5に連続し、他の2つの第2破断溝部11は略コの字状で両側部分が車幅方向外方に向かって略弓状に湾曲しており、隣り合う第2破断溝部11が車体前後方向に延びる直線を中心に互いに中央を接近させて線対称に配置されている。このように第2破断溝部11を略弓状に湾曲させているのは、エアバッグドア部9開時に破断する勢いを弱め、第2脆弱部13の亀裂が車体前方に必要以上に走らないようにするためである。そして、上記第2破断溝部11に対応する薄肉部で4つの第2脆弱部13がエアバッグドア部9の車体前方端縁に沿って間隔をあけてパネル構成部材本体3にその表面から識別できないように形成されて、隣り合う3箇所の第2脆弱部13間に湾曲変形可能な3つの板状ヒンジ部15がエアバッグドア部9の車体前方端縁に沿ってそれぞれ間隔をあけてパネル構成部材本体3の一部で一体に形成されている。これにより、上記エアバッグドア部9及びヒンジ部15は、第1脆弱部7及び第2脆弱部13がパネル構成部材本体3表面から識別できない,いわゆるシームレスタイプに構成されている。なお、上記第2脆弱部13はエアバッグドア部9の車体前方端縁から内側に延びていてもよい。
この発明の特徴として、上記エアバッグドア部9には、2つの第3脆弱部18が隣り合うヒンジ部15間の非ヒンジ部19に対応する第2脆弱部13中央からエアバッグドア部9先端に向かって直線状に延設され、エアバッグドア部9が上記2つの第3脆弱部18で車幅方向に3つの領域に分割されている。この第3脆弱部18も上記第1脆弱部7及び第2脆弱部13と同様に、表面に達しないように型成形により直線状に形成された断面略V字状の第3破断溝部20に対応する薄肉部でパネル構成部材本体3にその表面から識別できないように形成されている。また、上記第3脆弱部18を境として一方側のエアバッグドア部領域(中央部分の領域)裏面には、車体前後方向に延びる5つの補強リブ22が車幅方向に間隔をあけてエアバッグドア部9裏側に向かって一体に突設されている。
上記4つの第2脆弱部13のうち両端の2つの第2脆弱部13の車体前方近傍には、凹所16がそれぞれ形成されている。この凹所16があることで、エアバッグドア部9開時に破断する第2脆弱部13の亀裂が車体前方に走っても凹所16で止まり、それ以上車体前方に走るのを防止するようにしている。なお、凹所16に代えて厚肉部を形成してもよい。
上記第1脆弱部7を形成する領域A1外側近傍のパネル構成部材本体3裏面には、第1脆弱部7を囲むように側面視略三角形状のエアバッグガイド用枠部17が一体に突設され、該枠部17の後壁部17aには係合孔17bが車幅方向に間隔をあけて5つ形成されている。一方、上記第2脆弱部13を形成する領域A2の上記ヒンジ部15を除く4箇所の非ヒンジ部19のパネル構成部材本体3裏面には、ネジ孔(図示せず)を有する取付部としてのボス部21が3つのリブ23で補強された状態で車幅方向に間隔をあけて4つ一体に突設されている。
上記枠部17内にはエアバッグ装置25が略上半部分を臨ませて配置されている。該エアバッグ装置25はエアバッグ27を折り畳んだ状態で収容したエアバッグケース29を備え、枠部17の後壁部17a側のエアバッグケース29側面には、5つ(図6では1つだけ現れる)のフック31が車幅方向に間隔をあけて固定され、これらフック31を上記後壁部17aの各係合孔17bに挿入してエアバッグ27の展開圧力がエアバッグドア部9に作用した際に各係合孔17bに係合させるようになっている。一方、車体前方側のエアバッグケース29側面にはフランジ部29aが車幅方向に間隔をあけて一体に形成され、該フランジ部29aを上記各ボス部21にネジ33で締結することにより、エアバッグケース29をパネル構成部材本体3裏面にエアバッグドア部9に対応するように取り付けるようになっている。なお、図6では、エアバッグケース29内に収容されているインフレータ等は省略している。
上記エアバッグケース29の底面には第1ブラケット35が溶着されている。一方、車幅方向に延びてインストルメントパネルを支持する固定側であるインパネレインフォースメント37には第2ブラケット39の一端が溶着され、第2ブラケット39の他端は、上記第1ブラケット35にボルト41とナット43とで締結されている。これにより、上記エアバッグ装置25がインパネレインフォースメント37に第1及び第2ブラケット35,39を介して連結支持されている。
上述の如く構成されたパネル構成部材1では、車両が衝突すると、エアバッグ装置25のエアバッグ27がインフレータの作動によって膨張して枠部17にガイドされながら展開し、その展開圧力でエアバッグドア部9が上方に押圧されて第1脆弱部7及び第2脆弱部13が破断することにより、図3に示すように、エアバッグドア部9はヒンジ部15の一端に一体に接続された状態でパネル構成部材本体3と切り離されて開くとともに、上記ヒンジ部15は他端がパネル構成部材本体3に一体に接続された状態で非ヒンジ部19と切り離されて湾曲変形しながらパネル構成部材本体3から起き上がる。これにより、エアバッグドア部9がヒンジ部15の他端を支点として回動して車体前方上向きに開き、展開したエアバッグ27で助手席の乗員を車体前後方向の衝撃から保護するようになっている。
この際、エアバッグ27の展開圧力が隣り合うヒンジ部15間の非ヒンジ部19に対応する第2脆弱部13と第3脆弱部18との連結部分に作用し、図2に示すように、該連結部分が浮き上がって亀裂開始点となり、そこから第2脆弱部13及び第3脆弱部18に亀裂Cが走り、第2脆弱部13が速やかに破断してヒンジ部15が非ヒンジ部19から確実に切り離されてパネル構成部材本体3から起き上がり、エアバッグドア部9を安定して開作動させることができる。また、非ヒンジ部19をボス部21及びエアバッグ装置25を介してインパネレインフォースメント37に支持し、エアバッグドア部9が開く際、非ヒンジ部19をヒンジ部15の起き上がり力及びエアバッグドア部9の開作動力に耐えてヒンジ部と一緒に起き上がらないようにしていることも、第2脆弱部13のスムーズな破断に寄与している。そして、このように第2脆弱部13がスムーズに破断するということは、ヒンジ部15の起き上がり力及びエアバッグドア部9の開作動力がボス部21に大きく作用しないということであり、ボス部21が引き千切られることによる第2脆弱部の破断不良をなくすことができる。
さらに、エアバッグ27の展開圧力が補強リブ22のないエアバッグドア部領域よりも補強リブ22のあるエアバッグドア部領域に該補強リブ22を介して一足早く作用し、また、補強リブ22により第3脆弱部18の両側でエアバッグドア部9の強度剛性に強弱が付けられているため、エアバッグ27の展開圧力で補強リブ22のないエアバッグドア部領域が補強リブ22のあるエアバッグドア部領域よりも大きく変形する。このことにより、第2脆弱部13の破断が促進され、エアバッグドア部9の開作動のさらなる安定化を図ることができる。
また、ヒンジ部15を湾曲変形可能な板状に形成しているので、エアバッグドア部9開時にヒンジ部15を起き上がらせながら弧状に湾曲変形させてエアバッグ27の展開圧力を効果的に吸収することができる。これにより、エアバッグドア部9にエアバッグ27の展開圧力が過剰に作用しないようにすることができるとともに、ヒンジ部15を千切れないようにすることができ、エアバッグドア部9の飛散を防止することができる。
加えて、エアバッグ27の展開圧力でエアバッグドア部9に開方向への押出力が作用した際、エアバッグ装置25のフック31を枠部17の係合孔17bに係合させることで、パネル構成部材本体3が押出方向に動くのを規制することができる。したがって、その後、エアバッグドア部9が開いてもパネル構成部材本体3をその動作に影響されることなく動かないようにでき、第1脆弱部7を速やかに破断してエアバッグドア部9の展開性能を向上させることができる。また、上記フック31を枠部17の係合孔17bに係合させて仮止めした状態で、エアバッグ装置25をパネル構成部材本体3裏面のボス部21に取り付けるので、エアバッグ装置25の取付作業を容易に行うことができる。
(実施形態2)
図7は実施形態2に係るパネル構成部材1を示す。実施形態2では、実施形態1において隣り合う2つの第3脆弱部28の延出端部を互いに連結しているほかは、実施形態1と同一に構成されているので、同一の構成箇所には同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
したがって、実施形態2では、実施形態1と同様の作用効果を奏することができることに加え、2つの第3脆弱部18は破断しても互いに亀裂Cが繋がるだけで亀裂Cがエアバッグドア部9先端にまで走らず、エアバッグドア部9が第3脆弱部18で分断されて飛散するのを防止することができる。
なお、上記の各実施形態では、第3脆弱部18を境として一方側のエアバッグドア部領域(中央部分の領域)裏面に補強リブ22をエアバッグドア部9裏側に向かって一体に突設したが、この補強リブ22は本発明の必須要件ではなく、エアバッグ27の膨出圧力や第3脆弱部18の破断強度等を考慮してエアバッグドア部9の開作動に支障を来さなければ必ずしも設ける必要はない。
また、上記の各実施形態では、3つのヒンジ部15間に2つの非ヒンジ部19を設け、各々の非ヒンジ部19に対応する第2脆弱部13から第3脆弱部18を1つずつエアバッグドア部9先端に向かって延設したが、例えば2つのヒンジ部15間に1つの非ヒンジ部19を設け、該非ヒンジ部19に対応する第2脆弱部13から1つの第3脆弱部18をエアバッグドア部9先端に向かって延設してもよく、ヒンジ部15、非ヒンジ部19及び第3脆弱部18の数はこれらに限らない。
さらに、上記の各実施形態では、第1脆弱部7及び第2脆弱部13をパネル構成部材本体3裏面に型成形により第1破断溝部5及び第2破断溝部11を形成することで薄肉化して破断し易くしたが、レーザー加工や熱刃により破断し易くしてもよい。
さらにまた、上記の各実施形態では、エアバッグドア部9が片開きタイプである場合を示したが、エアバッグドア部9が車体前後方向上向きに開く観音開きタイプにも適用することができるものである。この場合、第1脆弱部7(第1破断溝部5)を平面視略H字形に形成するとともに、第2脆弱部13(第2破断溝部11)をエアバッグドア部9の車体前方端縁及び車体後方端縁の両側に設け、第3脆弱部18もエアバッグドア部9の車体前方端縁及び車体後方端縁の両側に設ける。
加えて、上記の各実施形態では、エアバッグドア部9をパネル構成部材本体3と一体に形成したが、パネル構成部材本体3に開口部を形成し、この開口部に別途成形したエアバッグドア部9を有するパネル材を嵌め込んで、エアバッグドア部9をパネル構成部材本体3と別体に構成してもよく、エアバッグドア部9をインストルメントパネルに一体に形成してもよい。
さらにまた、上記の各実施形態では、内装品がインストルメントパネルのパネル構成部材1である場合を示したが、エアバッグドア部付ステアリングハンドルやエアバッグドア部付ドアトリム等であってもよい。
この発明は、車両のインストルメントパネルやステアリングハンドル等、車両衝突時に乗員を保護する必要がある内装品に適用可能である。
実施形態1に係るパネル構成部材においてエアバッグドア部が閉じた状態でかつ第1〜3脆弱部のみを示した斜視図である。 第2及び第3脆弱部の破断初期を示す図1相当図である。 実施形態1に係るパネル構成部材においてエアバッグドア部が開いた状態の斜視図である。 実施形態1に係るパネル構成部材においてエアバッグドア部が閉じた状態の平面図である。 実施形態1に係るパネル構成部材において枠部及びボス部を実線でパネル構成部材を仮想線で示した斜視図である。 図5のVI−VI線に相当する断面図である。 実施形態2の図4相当図である。
符号の説明
1 パネル構成部材(内装品)
3 パネル構成部材本体(内装品本体)
9 エアバッグドア部
7 第1脆弱部
13 第2脆弱部
15 ヒンジ部
18 第3脆弱部
19 非ヒンジ部
22 補強リブ
25 エアバッグ装置
21 ボス部(取付部)
37 インパネレインフォースメント(固定側)
A1 第1脆弱部形成領域
A2 第2脆弱部形成領域

Claims (3)

  1. エアバッグドア部を形成する第1脆弱部と、少なくとも上記エアバッグドア部の端縁から外側に延び湾曲変形可能な複数の板状ヒンジ部をエアバッグドア部の端縁に沿って間隔をあけて形成する第2脆弱部とが内装品本体にその表面から識別できないようにそれぞれ形成され、
    第2脆弱部形成領域の上記ヒンジ部を除く非ヒンジ部の内装品本体裏面には、固定側に支持されたエアバッグ装置を取り付ける取付部が設けられ、
    上記第1脆弱部及び第2脆弱部は上記エアバッグ装置の作動により破断し、上記エアバッグドア部はヒンジ部の一端に一体に接続された状態で内装品本体と切り離されて開くとともに、上記ヒンジ部は他端が内装品本体に一体に接続された状態で非ヒンジ部と切り離されて湾曲変形しながら内装品本体から起き上がるように構成されたエアバッグドア部付き車両用内装品であって、
    上記エアバッグドア部には、第3脆弱部がエアバッグドア部表面から識別できないように隣り合うヒンジ部間の非ヒンジ部に対応する第2脆弱部からエアバッグドア部先端に向かって延設されていることを特徴とするエアバッグドア部付き車両用内装品。
  2. 請求項1に記載のエアバッグドア部付き車両用内装品において、
    第3脆弱部を境として一方側のエアバッグドア部領域裏面には、複数の補強リブがエアバッグドア部裏側に向かって突設されていることを特徴とするエアバッグドア部付き車両用内装品。
  3. 請求項1に記載のエアバッグドア部付き車両用内装品において、
    隣り合うヒンジ部間の非ヒンジ部及び第3脆弱部は複数設けられ、隣り合う第3脆弱部の延出端部が互いに連結されていることを特徴とするエアバッグドア部付き車両用内装品。
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