JP2006335123A - エアバッグ付き車両用内装品 - Google Patents

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Abstract

【課題】インストルメントパネルに乗員が衝突等した場合にその衝撃荷重を吸収するとともに、衝撃荷重作用後の破断予定部の破断面の露出を防止する。
【解決手段】エアバッグドア部10が破断予定部3及び可撓ヒンジ部6で区画形成され、係合孔12が設けられたリブ11が一体に形成されたインストルメントパネル本体4(内装品本体)と、エアバッグケース23を有するエアバッグ装置22とを備える。リブ11の係合孔12の外方側縁部との間に間隙Lを空けて係合孔12に係合する係合片40を有する第1ブラケット35と、挿入部61を有する第2ブラケット60とを備える。第2ブラケット60の挿入部61が収納される第1空間42を設け、衝撃荷重が作用したとき挿入部61が挿入される、第1ブラケット35とエアバッグケース23との間隔が第1空間42よりも狭い第2空間43を設ける。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両衝突時に作動するエアバッグ装置を有するインストルメントパネル等のエアバッグ付き車両用内装品に関するものである。
従来より、エアバッグ付き車両用内装品であるインストルメントパネルとして、エアバッグ装置の作動により破断予定部が破断して展開するエアバッグドア部と、エアバッグドア部内側に収納されたエアバッグ装置とを備えたエアバッグ付きインストルメントパネルが知られている(例えば、特許文献1参照)。
図9に示すように、このエアバッグ付きインストルメントパネルにおいては、エアバッグケース123が車体の剛性部材に固定されるとともに、インストルメントパネル104に固定されたブラケット135を介してインストルメントパネル104の破断予定部周縁に取り付けられている。そして、このブラケット135とエアバッグケース123とは、インストルメントパネル104の衝撃荷重作用時にブラケット135がエアバッグケース123に対して移動可能なように、エアバッグケース123の取付部の長孔よりなるスライド部135bを介して取り付けられている。このことで、エアバッグドア部110が開かずに、乗員の頭部がインストルメントパネル104にぶつかり、衝撃荷重が作用した場合に、ブラケット135がインストルメントパネル104とともに衝撃吸収方向にスライドするので、衝撃荷重を吸収して和らげるようになっている。
特開平9−76862号公報
しかしながら、上記特許文献1では、衝撃によりブラケット135がその衝撃吸収方向に移動した後、ブラケット135が固定されているインストルメントパネル104は、ブラケット135に引っ張られてそのままの位置に残るが、インストルメントパネル104のエアバッグドア部110は元の位置に戻るので、エアバッグドア部110の破断面150が乗員側に露出し、乗員が座席からリバウンドしてしまう場合などに、乗員を傷つけるおそれがあるという問題があった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、インストルメントパネルに乗員が衝突等した場合にその衝撃荷重を吸収するとともに、衝撃荷重作用後の破断予定部の破断面の露出を防止することにある。
上記の目的を達成するために、本発明では、第1空間に収納される第2ブラケットの挿入部を衝撃荷重の作用により第2空間に挿入されるようにした。
具体的には、本発明では、車両衝突時に展開するエアバッグドア部が平面視略コ字状の破断予定部及び可撓ヒンジ部で区画形成された内装品本体と、該内装品本体のエアバッグドア部内側に収納されて車体の剛性部材に固定されたエアバッグケースを有するエアバッグ装置とを備えたエアバッグ付き車両用内装品を対象とする。
そして、上記内装品本体には、上記エアバッグドア部の破断予定部の外周に沿って該内装品本体の内側に向かって延び、係合孔が設けられたリブが一体に形成され、上記リブの係合孔の外方側縁部との間に一定の間隙を空けて該係合孔に係合する係合片及び該係合片から上記内装品本体内側に延びて先端が上記エアバッグケースに固定される壁部を有する第1ブラケットと、上記エアバッグドア部の破断予定部を内側から支持するフランジ及び該フランジから上記内装品本体内側に延びる挿入部を有する第2ブラケットとを備え、上記第1ブラケットの壁部と上記エアバッグケースとの間には、上記第2ブラケットの挿入部が収納される第1空間と、該第1空間の上記内装品本体内方に連続し、上記第1ブラケットの壁部と上記エアバッグケースとの間隔が上記第1空間よりも狭い第2空間とが設けられ、上記第2ブラケットのフランジに上記内装品本体の外側から衝撃荷重が作用することにより、上記第2ブラケットの挿入部が上記第2空間に挿入されるように構成されている。
上記の発明によれば、破断予定部を第2ブラケットのフランジによって内側から支持しているため、通常時にエアバッグドア部に作用する荷重に対しては、破断予定部の破断を防止することができる。一方、衝撃荷重が作用した場合には、第1空間に収納されていた第2ブラケットの挿入部が、第1ブラケットの壁部とエアバッグケースとの間に設けられた第2空間に挿入されるため、第2ブラケットが内装品本体とともにエアバッグケースに対して内方向にスライドして衝撃荷重を吸収することができる。これとともに、第1,第2ブラケットを内装品本体に固定せずに、内装品本体に設けたリブの係合孔の外方側縁部と第1ブラケットの係合片との間に一定の間隙を空けて、係合孔と係合片とを係合している。このため、衝撃荷重作用時に内方向にスライドしたリブ近傍の内装品本体が、衝撃荷重作用後に、第1ブラケットに対して上記間隙内をスライドし、リブ近傍の内装品本体とエアバッグドア部とが同様に元の位置に戻るので、破断予定部が破断しても破断面の露出を防止することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
《発明の実施形態》
−エアバッグ付きインストルメントパネルの構成−
図1は、本発明の実施形態に係るエアバッグ付き車両用内装品としてのエアバッグ付きインストルメントパネル1の助手席前方部分を示す。なお、以下の説明において、図2において左側となる側を車両後方側、右側となる側を車両前方側、上側となる側を上側、下側となる側を下側という。
上記エアバッグ付きインストルメントパネル1の内装品本体としてのインストルメントパネル本体4は、ポリプロピレン(PP)等の剛性樹脂からなり、このインストルメントパネル本体4の裏面には、表面側に向けて凹陥する例えば断面U字状の溝部2(図2参照)が平面視略コ字状に、インストルメントパネル本体4表面に達しないように形成されている。このインストルメントパネル本体4の溝部2よりも表面側の薄肉の部分によって破断予定部3が形成されている。
さらに、インストルメントパネル本体4の裏面には、図3に示すように、表面側に向けて凹陥され、その車両前方側が上底となる平面視略台形状の凹部5が、インストルメントパネル本体4表面に達しないように間隔を空けて複数形成されている。これら複数の凹部5と上記溝部2とが平面視略矩形状となるように形成されている。このインストルメントパネル本体4の凹部5よりも表面側の薄肉の部分によって可撓ヒンジ部6が形成されている。
そして、図1に示すように、この破断予定部3及び可撓ヒンジ部6によって区画された部分に、後述するエアバッグ装置22の作動で破断予定部3を破断して車室内側に展開する略矩形状のエアバッグドア部10が形成されている。このエアバッグドア部10は、破断予定部3及び可撓ヒンジ部6がインストルメントパネル本体4の表面側から識別できない、いわゆるシームレスタイプとなっている。
また、図2及び図3に示すように、上記インストルメントパネル本体4のエアバッグドア部10の上記破断予定部3の外周に沿ってインストルメントパネル本体4の内側に向かって延びるリブ11が形成されている。このリブ11は、車幅方向に延び、リブ11の車両後方側の壁部を構成する後壁部11aと、この後壁部11aの車幅方向両端にそれぞれ連続し、車両前後方向に延びる、車両後方側を底辺とする略三角形状の側壁部11bとで構成されている。このリブ11の後壁部11aには、略矩形状の係合孔12が間隔を空けて複数(例えば4つ)開けられている。
さらに、上記インストルメントパネル本体4の可撓ヒンジ部6の外周に沿って、ねじ穴14を有するボス部15が間隔を空けて複数(例えば4つ)設けられている。なお、各ボス部15の前側には、補強用リブ16がそれぞれ形成されている。
図2及び図5に示すように、上記エアバッグドア部10の内側には、折り畳んだ状態のエアバッグ20及びインフレータ21が収納されたエアバッグケース23を備えたエアバッグ装置22が収納されている。
このエアバッグケース23は、上方が開口し、その下部にインフレータ21が収納される収納凹部26が設けられている。そして、エアバッグケース23を構成する壁部のうち車両前方側を構成するエアバッグケース前壁部23cには、車両前方に延びる延出部27aを有するボス部側固定部材27が固定されている。このボス部側固定部材27の延出部27aには、上記インストルメントパネル本体4のボス部15に対応する位置にボルト挿通孔27b(図5にのみ示す)が開けられている。そして、このボルト挿通孔27bと上記インストルメントパネル本体4のボス部15のねじ穴14とを位置合わせし、ボルト挿通孔27b側からボルト28を挿入し、ねじ穴14に螺合してボス部側固定部材27をボス部15に締め付けることで、エアバッグケース23がインストルメントパネル本体4に締結されている。
さらに、エアバッグケース23の収納凹部26には、車体の剛性部材としてのインストルメントパネルメンバ30にエアバッグケース23を固定するための固定部材31が固定されている。このインストルメントパネルメンバ30には、ボルト挿通孔(図示せず)が開けられた接続部32が溶接により固定されている。そして、固定部材31の上面にはナット31aが溶接されている。このナット31aと、インストルメントパネルメンバ30の接続部32に開けられたボルト挿通孔とを位置合わせし、接続部32側からボルト32aを挿入し、ナット31aに螺合して接続部32を固定部材31に締め付けることで、エアバッグケース23がインストルメントパネルメンバ30に固定されるようになっている。
また、エアバッグケース23には、エアバッグケース後壁部23aに第1ブラケット35が取り付けられている。この第1ブラケット35は、下端及び車幅方向両端がエアバッグケース後壁部23aに固定された壁部41を有している。この第1ブラケット35の壁部41の上端には、上記インストルメントパネル本体4のリブ11の後壁部11aに設けられた係合孔12に対応する位置に、車両後方側に延び、先端が下方に折り曲げられた係合片40が設けられている。そして、この係合片40と係合孔12とが、係合片40と係合孔12の外方側縁部との間に間隙Lが設けられるように係合されている。この間隙Lが、第1ブラケット35の衝撃荷重作用時のエアバッグケース23に対するスライド量以上となるように、係合孔12が空けられている。
また、上記第1ブラケット35の壁部41の上部には、車両後方側に凹陥された上壁部41aが設けられ、この上壁部41aとエアバッグケース23のエアバッグケース後壁部23aとの間に上方が開口した第1空間42が設けられている。この上壁部41aには、複数(例えば3つ)の抜止孔41bが空けられている。そして、第1ブラケット35の壁部41の下部には、上記上壁部41aよりも小さく車両後方側に凹陥された下壁部41cが設けられている。そして、この下壁部41cとエアバッグケース後壁部23aとの間の間隙が、上記第1空間を構成する上壁部41aとエアバッグケース後壁部23aとの間の間隙よりも狭くなるように、下壁部41cとエアバッグケース後壁部23aとの間に第1空間42の下端に連続する第2空間43が設けられている。
そして、図2〜図4に示すように、上記第1空間42には、第2ブラケット60の挿入部61が収納されている。この挿入部61は、上部の車幅方向の長さが上記第1ブラケット35の上壁部41aの車幅方向の長さよりも短く、下部の車幅方向の長さがさらに下方に向かって短くなるように形成されている。このため、挿入部61の車幅方向両端と第1ブラケット35の上壁部41aとの間には間隙が設けられている。また、この挿入部61には、上記第1ブラケット35の上壁部41aに設けられた抜止孔41bに対応する位置に抜止片61aが設けられている。そして、第1空間42の下端を構成する上記下壁部41cの上端に挿入部61の下端が当接して下方向の移動が規制されるとともに、上記抜止片61aが抜止孔41bに係合して上方向の移動が規制された状態で挿入部61が第1空間42に収納されている。
また、第2ブラケット60の上端には、インストルメントパネル本体4の破断予定部3に対応する位置にフランジ部36が形成されている。
以上のようにして、エアバッグケース23がボス部側固定部材27によってインストルメントパネル本体4に固定され、固定部材31によってインストルメントパネルメンバ30に固定されるとともに、第1ブラケット35の係合片40がインストルメントパネル本体4のリブ11に設けられた係合孔12に係合した状態で、エアバッグ装置22がエアバッグドア部10の内側に収納されている。
そして、上述したように、ボルト等の部品を用いなくても、第1空間42に第2ブラケット60の挿入部61を挿入すると、第1ブラケット35の下壁部41cの上端と抜止片61a及び抜止孔41bの係合とによって第2ブラケット60の上下方向の移動が規制されるので、部品点数が少なくなるとともに、容易に第2ブラケット60が組み付けられる。また、上記リブ11は、後壁部11a及び各側壁部11bで構成され、インストルメントパネル本体4の内側の車両前方側が開いた構成となっているため、エアバッグケース23が車両前方側から容易にインストルメントパネル本体4に組み付けられる。
−エアバッグ付きインストルメントパネルの作用−
次に、本発明の実施形態に係るエアバッグ付きインストルメントパネル1の作用について、車両衝突時にエアバッグ装置22が作動せずにインストルメントパネル本体4の外側から衝撃荷重が作用する場合について説明する。
図6に示すように、車両衝突時にエアバッグドア部10が開かずに、乗員の頭部51がインストルメントパネル本体4のエアバッグドア部10の後側付近に衝突すると、インストルメントパネル本体4の破断予定部3付近が撓んで、第2ブラケット60のフランジ部36に衝撃荷重が作用する。そして、第2ブラケット60が衝撃吸収方向(下方)に押され、第1ブラケット35の下壁部41cを押し広げるように、第2ブラケット60の挿入部61が第2空間43内に挿入される。このとき、リブ11近傍のインストルメントパネル本体4は、上記係合孔12の間隙L分だけ第1ブラケット35に対して衝撃吸収方向にスライドすることができるため、エアバッグドア部10とともに衝撃吸収方向に撓む。
このように、第2ブラケット60がインストルメントパネル本体4とともに衝撃吸収方向に移動することで、衝突エネルギーが吸収され、乗員へのダメージが低減される。また、第2ブラケット60の挿入部61は、第1ブラケット35の上壁部41aとの間に車幅方向両端に間隙を備えて第1空間42に収納されているため、多少衝撃荷重の作用方向がずれても、挿入部61が第2空間43に挿入され、衝撃荷重が吸収される。
図7に示すように、衝撃荷重作用後は、撓んだエアバッグドア部10側のインストルメントパネル本体4は元の位置に戻る。このとき、リブ11近傍のインストルメントパネル本体4は、衝撃荷重作用時に上記係合孔12の間隙L内を衝撃吸収方向にスライドした分だけ、インストルメントパネル本体4の弾性により元の位置に戻ることができる。このため、エアバッグドア部10とリブ11近傍のインストルメントパネル本体4とが同様に元の位置に戻る。このため、インストルメントパネル本体4の外側から作用する衝撃荷重によって破断予定部3が破断していても、破断面50は乗員側に露出しない。
次に、車両衝突時にエアバッグ装置22が作動して、エアバッグドア部10が展開する場合の作用について説明する。
まず、車両が衝突すると、エアバッグ20がインフレータ21の作動によって膨出する。このとき、図8に示すように、インストルメントパネル本体4には膨出圧力が作用し、エアバッグケース23に取り付けられた第1ブラケット35の係合片40が、リブ11の係合孔12の内方側底部12aに当接する位置まで、インストルメントパネル本体4が上方に持ち上がる。そして、この係合片40と係合孔12とが係合する位置にインストルメントパネル本体4が固定され、エアバッグ20の膨出の衝撃が破断予定部3に伝わり、破断予定部3が破断してエアバッグドア部10が展開する。
すなわち、係合片40と係合孔12の内方側縁部との間には、組付けのために必要な程度の間隙を設ければよいので、エアバッグドア部10展開時にリブ11のエアバッグケース23に対するスライド量を小さくすることで、エアバッグ20の膨出の衝撃が瞬時にエアバッグドア部10の破断予定部3に伝わり、破断予定部3の破断が確実に行われる。
−実施形態の効果−
したがって、本実施形態のエアバッグ付きインストルメントパネル1においては、破断予定部3を第2ブラケット60のフランジ部36によって内側から支持しているため、通常時にエアバッグドア部10に作用する荷重に対しては、破断予定部3の破断を防止することができる。一方、衝撃荷重が作用した場合には、第1空間42に収納されていた第2ブラケット60の挿入部61が、第1ブラケット35の上壁部41aとエアバッグケース23との間に設けられた第2空間43に挿入されるため、インストルメントパネル本体4とともにエアバッグケース23に対して内方向にスライドして衝撃荷重を吸収することができる。これとともに、第1,第2ブラケット35,60をインストルメントパネル本体4に固定せずに、インストルメントパネル本体4に設けたリブ11の係合孔12の外方側縁部と第1ブラケット35の係合片40との間に間隙Lを空けて、係合孔12と係合片40とを係合している。このため、衝撃荷重作用時に内方向にスライドしたリブ11近傍のインストルメントパネル本体4が、衝撃荷重作用後に、第1ブラケット35に対して上記間隙L内をスライドし、リブ11近傍のインストルメントパネル本体4とエアバッグドア部10とが同様に元の位置に戻るので、破断予定部3が破断しても破断面50の露出を防止することができる。
《その他の実施形態》
本発明は、上記実施形態について、以下のような構成としてもよい。
上記実施形態では、インストルメントパネル本体4を一層からなるものとしたが、表皮材を有する2層以上からなるものとしてもよい。
また、上記実施形態では、インストルメントパネル本体4に設けられた凹部5は平面視略台形状としたが、他の形状でもよく、車両後方側を底辺とする略三角形状としてもよい。要は、凹部は破断予定部3よりも破断しにくいが、エアバッグドア部10が外側に向かって折れ曲がりやすいような構成であればよい。
以上説明したように、本発明は、例えば、車両のインストルメントパネル等の車両衝突時に乗員を保護する必要がある内装品について有用である。
本発明の実施形態に係るエアバッグ付きインストルメントパネルの助手席前方部分を示す斜視図である。 図1のII−II線断面図である。 インストルメントパネル本体のエアバッグドア部付近を裏面側から見た斜視図である。 第2ブラケットを示す斜視図である。 エアバッグケース及び第1,第2ブラケットを示す斜視図である。 破断予定部近傍に衝撃荷重が作用したときの様子を示す図1のII−II線の一部断面図である。 衝撃荷重作用後の図6相当図である。 エアバッグドア部が展開するときの様子を示す図2相当図である。 従来技術に係るエアバッグ付きインストルメントパネルの衝撃荷重作用後の様子を示す図6相当図である。
符号の説明
1 エアバッグ付きインストルメントパネル(エアバッグ付き車両用内装品)
3 破断予定部
4 インストルメントパネル本体(内装品本体)
6 可撓ヒンジ部
10 エアバッグドア部
11 リブ
12 係合孔
22 エアバッグ装置
23 エアバッグケース
30 インストルメントパネルメンバ(剛性部材)
35 第1ブラケット
36 フランジ
40 係合片
41 壁部
42 第1空間
43 第2空間
60 第2ブラケット
61 挿入部
L 間隙

Claims (1)

  1. 車両衝突時に展開するエアバッグドア部が平面視略コ字状の破断予定部及び可撓ヒンジ部で区画形成された内装品本体と、
    該内装品本体のエアバッグドア部内側に収納されて車体の剛性部材に固定されたエアバッグケースを有するエアバッグ装置とを備えたエアバッグ付き車両用内装品であって、
    上記内装品本体には、上記エアバッグドア部の破断予定部の外周に沿って該内装品本体の内側に向かって延び、係合孔が設けられたリブが一体に形成され、
    上記リブの係合孔の外方側縁部との間に一定の間隙を空けて該係合孔に係合する係合片及び該係合片から上記内装品本体内側に延びて先端が上記エアバッグケースに固定される壁部を有する第1ブラケットと、
    上記エアバッグドア部の破断予定部を内側から支持するフランジ及び該フランジから上記内装品本体内側に延びる挿入部を有する第2ブラケットとを備え、
    上記第1ブラケットの壁部と上記エアバッグケースとの間には、上記第2ブラケットの挿入部が収納される第1空間と、該第1空間の上記内装品本体内方に連続し、上記第1ブラケットの壁部と上記エアバッグケースとの間隔が上記第1空間よりも狭い第2空間とが設けられ、
    上記第2ブラケットのフランジに上記内装品本体の外側から衝撃荷重が作用することにより、上記第2ブラケットの挿入部が上記第2空間に挿入されるように構成されていることを特徴とするエアバッグ付き車両用内装品。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012116220A (ja) * 2010-11-29 2012-06-21 Nippon Plast Co Ltd 助手席用エアバッグ装置

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