JP4815311B2 - 画像処理装置および画像処理方法 - Google Patents

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Description

この発明は、1画像出力(1ページ)中に複数の属性の画像データが含まれる出力対象画像、例えば表示、蓄積および印字出力等を、個々の画像データの属性に拘わりなく、高い再現性で画像出力装置に適した画像処理を可能とする画像処理方法および画像処理装置に関する現像剤を用いて画像を形成する画像形成装置に関し、特に、複数色の現像剤により画像形成するカラー画像形成装置に関する。
特許文献1には、デジタル複合機において、複写のためにスキャナで取り込んだスキャナ入力画像の画像処理および画像メモリヘの展開、(ファクシミリ機能において受信した)FAX画像の画像処理および画像メモリヘの展開、ホストコンピュータからプリント指示(出力)された画像の画像処理および画像メモリヘの展開において、それぞれの画像データに「header(ヘッダ)情報」を付加することが開示されている。
上記公報では、それぞれの(互いに異なる)画像データに「header情報」を付加することにより、画像データが並行して入力された場合であっても効率的な処理が可能で、かつ装置構成を簡単にできる、との記載がある。
上記公報に示されたコピー、FAX、プリンタ等の種別の異なる画像データを扱うことのできる画像処理装置および画像処理方法は、画像処理回路において、種別の異なる画像データのそれぞれに、画像データの種別に応じて適切な画像処理を施し、単一の画像形式に変換した後、画像メモリの別々の画像データ領域に格納し、画像メモリに格納された内容を、プリンタユニットへ出力している。
特開平11−215272号公報
しかしながら、上記公報に記載された画像処理装置および画像処理方法では、画像メモリに格納された画像データの元画像の種別は反映されない(画像メモリ内では単一の画像形式で格納され、元画像の種別は区分されない)。
上記公報に記載された処理構成を用いて、画像メモリの同一ページ分の領域に異なる種別の画像を割付および/または編集する場合、画質を高める(画質を優先する、すなわち高画質を実現する)ために、画像データを、多値データとして取り扱うことを考える。この場合、共通の画像フォーマットとしては、プリンタユニットヘ直接出力が可能な非圧縮の画像データが要求される。しかしながら、その場合、ページ単位の画像データの編集に必要な画像メモリの容量は、膨大になることはいうまでもない。従って、装置が大規模となり、コストが増加する。
一方、画像メモリの容量を削減するため、画像を圧縮した場合、画像メモリ内では共通のフォーマットを用いる必要があるため、コピーやプリンタという画像の特性に適した異なる方式の圧縮方式を利用することができず、どちらかの一方の圧縮方式に統一する必要がある。仮に、いずれかに適した圧縮方式を用いないならば、折衷案的な、すなわち各画像データの属性に共通な圧縮方式を用いる必要が、画像メモリの容量は削減できるが、画質が低くなる問題がある。この場合、符号化方式の変換も必要であるから、そのための処理機構を新たに加える必要があり、装置が大規模となり、コストが増加する。
この発明の目的は、異なる属性の画像データを、画像メモリの同一ページ領域で割り付けおよび/または編集可能で、高画質の画像出力装置に適した画像処理を可能する画像処理装置および画像処理方法(および画像形成装置)を提供することにある。
より詳細には、画像メモリ上で画像の割り付けや編集を行い、印字出力として出力し、あるいは表示部に表示させ、もしくは外部記憶装置に画像データを格納させることのできる画像形成装置において、コピー画像、プリンタ画像、FAX受信データ、もしくはスキャナ読み込みデータ等の特性(画像フォーマット)の異なる画像データを、それぞれの画像データの特性を維持しながら、同一ページに混在させて、表示、蓄積(storage(ストレージ))または印字出力可能な画像形成装置および画像処理方法を提供するものである。
この発明は、上記問題点に基づきなされたもので、第1画像データを入力する第1入力手段と、前記第1入力手段が入力する第1画像データとフォーマットが異なる第2画像データを入力する第2入力手段と、前記入力された第1画像データおよび第2画像データを、それぞれ複数ブロックに分割し、各ブロックに、それぞれの属性を表す属性データを付加する付加手段と、前記属性データのそれぞれ付加された第1画像データおよび第2画像データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶され、前記属性データのそれぞれ付加された第1画像データおよび第2画像データを読み出す読み出し手段と、前記読み出し手段によって読み出された第1画像データおよび第2画像データの各属性データに基づいて前記第1画像データおよび前記第2画像データの各属性を解析する解析手段と、前記解析された各属性に応じて、前記付加手段が分割した各ブロックに、前記読み出し手段によって読み出された第1画像データに対して第1画像データのフォーマットに対応する第1画像処理を実行し、前記読み出し手段によって読み出された第2画像データに対して第2画像データのフォーマットに対応する第2画像処理を実行する画像処理手段と、を具備する画像処理装置、を提供するものである。
以上説明した通り、この発明の実施の形態においては、画像の特性を損なうことなく、同一ページ内に混在させた自由なレイアウト編集」)機能を用いることで、フォーマットの異なる画像データを、画像メモリ上に単位画像データ(ブロック単位データ)毎に、任意の位置に割り付けることが可能となる。この結果、それぞれのフォーマットに応じた画像処理が、ブロック単位の画像データ毎に、独立に処理可能となり、プリンタ部により出力される印字出力(print out)の品位が高められる。
以下、図面を用いて、この発明の実施の形態が適用される画像形成装置の一例を説明する。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
[全体構成の説明]
図1は、本発明の実施の形態に関わる画像処理装置の回路構成を示す。
図1に示されるように、デジタル複合機すなわち画像形成装置101は、システム全体を制御するシステム制御部1,原稿を光源により照射しながら原稿を走査して、原稿からの反射光をカラーCCDセンサにより画像を読み取る画像入力部(スキャナ部)2,画像データに応じて、LD(レーザダイオード)から出射される光を変調して画像を印字出力するプリンタユニット4、使用者からの画像形成装置101への動作設定の指示、設定内容および動作状態の表示が可能で、使用者との間で対話的な操作を可能とする操作部5等を含む。
スキャナ部(画像入力部)2は、詳述しないが、画像読取部γ補正、色変換、主走査変倍、画像分離、加工、エリア処理、階調補正処理等のさまざまな処理が可能な画像処理部21を有する。
プリンタ部(印字出力部)4は、詳述しないが、印字出力γ補正、印字出力色補正、画像合成、加工、階調補正処理等のさまざまな処理が可能な、プリンタ部画像処理部41を有する。
操作部(指示入力/表示部)5は、詳述しないが、使用者による動作(オン/オフ)指示、モード選択(選択指示)、数値入力あるいは機能選択(選択入力)等に利用されるタッチパネルセンサ、タッチパネルセンサによる指示に対応する表示や選択入力に対する応答画面等を表示可能なグラフィカルディスプレイ、複写(印字)枚数等の数字の入力(置数)や、スタート/キャンセル等の高頻度で利用される専用ボタン(入力キー)、および状態表示LED等を含む。
スキャナ部2,プリンタ部4、操作部5は、それぞれ対応して設けられているインタフェースすなわちスキャナ/プリンタ通信I/F20および操作部I/F18を介してPCIバス13に接続されている。
PCIバス13は、PCIバスブリッジ12を経由して、CPU(主制御部)11と接続されている。CPU11は、CPUローカルバス14に接続され、RAM15およびROM16と相互に接続されている。RAM15は、CPU11が処理を実行するためのプログラムメモリやデータ格納領域として使用される。ROM16は、システム起動に必要なブートプログムやCPU11が各種機能を実現するためのプログラム、固定的なデータの記憶領域として使用される。ROM16上のプログラムやデータは、ROM16内に圧縮データとして保持され、その場合RAM15に展開して実行されるものであってもよい。
PCIバス13はまた、ホストコンピュータI/F17を介して外部装置である、例えばホストコンピュータ6が接続されている。また、PCIバス13には、HDD(ハードディスクドライブ)I/F19を介して、大容量のデータが保持可能なHDD(ハードディスクドライブ)8が接続されている。さらに、PCIバス13には、LAN(local area network)コントローラ21を介して、ネットワーク上に有る任意のコンピュータや他のMFP(Multi-Functional Peripherals)x、y、zと接続されている。
ホストコンピュータI/F17は、例えばEthernet(登録商標)やUSB(Universal Serial Bus)、IEEE1284、IEEE1394等の周知のインタフェースであり、機器外部(外部装置)であるホストコンピュータ6と通信することができる。また、デジタル複合機101は、CPUローカルバス14に接続されたFAXユニット30から公衆回線31を通じて接続可能なWANあるいは電話網7を利用したFAX通信も可能である。なお、デジタル複合機101は、LANコントローラ21に接続された任意のコンピュータや他のMFPとの間で通信が可能である。
[システム制御部1の説明]
システム制御部1の機能について、詳細に説明する。
システム制御部1は、スキャナ/プリンタ通信I/F20を介して接続されたスキャナ2およびプリンタ4のそれぞれに対して制御信号を授受することにより、スキャナ2の動作を制御してカラーもしくは白黒の画像データを読み込み、プリンタ4を制御して、カラーもしくは白黒の画像データを印字出力する。
読み取った画像データは、画像メモリ1101に一旦格納することで、1回の原稿画像の読み取りのみで、必要な枚数の画像の繰り返し出力(複数枚出力)や、複数ページの画像を1枚の用紙上に縮小して配置する「N in 1」出力、原稿画像の90度単位の任意の丁合を可能とする「画像回転」や、読み取り画像に、帳票枠等を構成する「フォーム合成」、もしくは、「日付やロゴマーク(logo mark)および/またはすかし(water mark)等の合成」等、が可能である。
読み取った画像データは、必要に応じ、画像処理部201もしくは画像メモリ制御部1100において符号化処理により圧縮される。これにより、HDD8に保持されるデータ量が削減される。また、圧縮により、より多くの画像データをHDD8に蓄積可能となる。HDD8に一旦蓄積した画像データを任意の順序、かつ任意の回数出力することで、電子ソートと呼ばれる要求された任意枚数(部数)のプリントアウト(print out)すなわち印字出力が可能である。
また、デジタル複合機(MFP)101は、IEEE1284やIEEE1394、USB等のローカル接続(ホストコンピュータI/F17による接続)、LANコントローラ21を経由したLAN接続、FAXユニット(モデム)30に接続された公衆回線31を経由した電話網やWAN(Wide area network)7への接続等のさまざまな接続により接続された周辺(外部)機器から印刷命令を受けて印字出力のための画像データを生成して印字出力することができる。
従って、デジタル複合機101は、供給された印字出力のための画像データに対応する印字出力が可能なカラープリンタ、読み取った画像を接続された機器に転送するカラースキャナ、FAXとしての文字を含む画像データの送信/受信、画像を電子メールとして送信/受信することも可能である。
また、デジタル複合機101は、外部から供給される複数の印刷ジョブやスキャナ2より読み込んだ画像をHDD8に一旦蓄積する等により、複数の文書を、1つの文書として再構成し、印字出力することも可能である。
次に、システム制御部1の構成について、詳細に説明する。
CPU11は、システム全体を制御するコントローラであり、デジタル複合機(画像形成装置)101に要求される複写機能、プリンタ機能、スキャナ機能、FAX送信/受信機能、E−mail送信/受信機能等のアプリケーション処理、UI(User Interface)処理やローカルやネットワークに接続された機器との通信制御、画像データを入出力するための画像データフォーマット変換や、符号化等のデータ処理を制御する。
CPUローカルバス14は、CPU11にROM16やRAM15、その他の周辺機器を接続するためのバスである。
FAXユニット30は、PSTNやISDN等に代表される公衆回線31を介して接続されるWANや電話網7を通じて入出力される通信データの変調/復調装置であり、FAXの送信/受信や電話回線によるリモート接続、ISP接続によるインターネット網への接続を可能とする。
CPU11のホストバス111には、先に説明した通り、PCIバスブリッジ13を介してPCIバス13が接続され、CPU11およびローカルバス14上のデバイスとPCIバス13上のデバイスとの間のデータの転送が可能となる。なお、CPUの種別によりホストバスとローカルバスが同一の場合やPCIバスブリッジがCPU内部に組み込まれている場合もある。
この実施の形態では、PCIバス13を採用することにより、CPUの種別によらずに、高速のデータ転送を実現し、PCIバス規格に準拠した既存のデバイスを利用することができる。
画像メモリ制御部1100は、非圧縮の画像や圧縮された画像の符号データが蓄積可能な大容量の画像メモリ1101を制御するもので、スキャナからの画像メモリヘの画像データの読み込みや、画像メモリからプリンタヘの画像データの印字出力を制御する。
なお、上述の画像メモリ制御部1100は、様々なフォーマットの画像データのハンドリングに対応しており、2値画像ではモノクロ画像やカラー画像、多値画像ではコピー機能とネットワークプリンタ機能のモノクロとカラーのそれぞれの画像データに対応して、利用する機能に応じて最適な圧縮方式を選択することができる。
画像メモリ制御部1100に接続されたヘッダ付加回路1102は、コピーやプリント等の様々なフォーマットの画像データを画像メモリ1101に展開する際に、画像を単位矩形にブロック化した画像データに対して、画像の属性を示すヘッダ情報を付加するために用いられる。
ヘッダ付加回路1102は、さらにヘッダを含むブロック画像データを、固定サイズのデータとして画像メモリ1101に展開することで、2次元的なページレイアウトを保った状態で、ブロック単位の割付や90度単位の回転処理を容易に達成できる。
印字出力のためにページ編集された画像データは、画像メモリから、ブロック画像としてブロック毎に順次読み出される際に、ヘッダ解析回路420により、その(読み出されたブロック画像)の種別が特定される。
プリンタ画像処理部400では、ヘッダ解析回路420の判定結果に基づいて圧縮画像の伸長処理や画像処理を実行し、プリンタ部4において要求される必要な共通の画像形式に変換し、プリンタビデオI/F430を経由して、プリンタ部4へ出力する。なお、プリンタ画像処理回路400は、画像メモリ1101上の画像データを符号化し、あるいは復号可能である。この符号化/復号化には、可逆可変長符号化(規則)が利用される。
CPU11は、PCIバス13を経由して、画像メモリ制御部1100の制御および画像メモリ1101へのアクセスが可能である。同様に、PCIバス13に接続された他のデバイスも、画像メモリ1101にアクセス可能である。これにより、HDD8や、ホストコンピュータI/F17およびLANコントローラ21等の外部入出力I/Fとの間で、高速のデータ転送が可能である。
スキャナ2により読み込まれた画像データは、スキャナビデオI/F220を経由してスキャナ画像圧縮回路200に入力され、スキャナ画像圧縮回路200で圧縮された後、画像メモリ制御部1100を通じて画像メモリ1101に格納される。
スキャナ/プリンタ通信I/F20は、シリアル通信21(スキャナ向け)、シリアル通信41(プリンタ向け)により、スキャナ2およびプリンタ4のそれぞれとの間で、コマンドやステータス等の制御情報をやり取りする。これにより、装置の起動や動作状態、読み取った原稿サイズや種別の取得、用紙サイズの指定や、用紙あるいは消耗品(トナー等)の残量等の情報を、<CPU11が>取得することができる。
HDDI/F19は、IDEやSCSIをI/Fとして、HDD8を制御し、PCIバス13を経由してCPUローカルバス14上のRAM15やPCIバス13上の画像メモリ1101との間で、高速でデータの転送が可能である。
ホストコンピュータI/F17は、例えばPC(パーソナルコンピュータ)等を、USBやIEEE1284、IEEE1394等のローカル接続I/Fや、Ethernet(イーサネット(登録商標)またはエサーネットと発音される)等のネットワークI/Fにより、相互に接続するものである。
操作部I/F(インタフェース)18は、操作部5を、PCIバス13を経由してCPU11から制御可能にする。すなわち、操作部5により使用者は、デジタル複合機101に対して、所定の動作の指示や数値入力(設定)が可能である。また、CPU11あるいは詳述しない表示制御部により、設定内容あるいは動作状態を表示可能とする。
[本発明の詳細説明]
次に、本発明の特徴であり、コピー画像やプリント画像等、フォーマットの異なる画像データを、画像の特性を損なうことなく同一ページ内に混在させた自由なレイアウト編集を可能とする画像処理方法および装置について詳細に説明する。なお、「フォーマットの異なる画像データを、画像の特性を損なうことなく同一ページ内に混在させた自由なレイアウト編集」を以下、ページ編集と呼称する。以下に説明する本発明のページ編集を用いることで、ページ編集に必要な画像メモリの容量を増大させることのない画像処理方法およびそれを実現可能な画像処理装置が得られる。
図2に、本発明の特徴であるページ編集においてプリンタヘ印字出力するまでの画像データの処理過程の一例を示す。
ページ編集の対象となる画像は、図2の例では、紙原稿(印刷物あるいは本)をスキャナから読み取ったコピー画像、ホストコンピュータのアプリケーションより印字指示のあったプリント画像、印字出力(印刷画像)に、日付や作成者名、もしくは印刷物に個別のlD等の付加情報を、コピー画像またはプリント画像と同一のページに出力するためのバーコード画像とする。なお、プリント画像またはコピー画像のいずれかを、例えばFAXユニット30(図1参照)により受信したFAX画像とすることも可能であることはいうまでもない。
図2において、コピー画像501は、C(Cyan、シアン)、M(Magenta、マゼンタ、Y(Yellow、イエロー)に分解されたフルカラー情報であり、例えば8×8画素を単位とするブロックに分解され、ブロック単位で(コピー画像501に有効な)適切な圧縮処理が施されている。
図2において、プリント画像601は、C、M,Yに、K(Black、ブラック(黒))を加えた印字色によって表現されたフルカラー情報であり、8×8画素を単位とするブロックに分解され、ブロック単位で(プリント画像601に有効な)適切な圧縮処理が施されている。
図2において、バーコード画像701は、2値のモノクロ画像で、8×8画素を単位とするブロックに分解されているのみで、多くの場合、圧縮処理は、実施されない(非圧縮データである)。
なお、ブロックの分割数は、コピー画像501,プリント画像601,バーコート画像701のそれぞれについて同数、かつ1つのブロック(単位ブロック)の大きさが同一であるならば、任意に規定できる。但し、分割数を多くすることで、ページ編集の自由度が向上されるが、印字出力を得るまでの画像処理に要求される時間が増大することがある。一方、分割数が少ない場合、個々のブロックに割り当てることのできる画像(コピー画像501,プリント画像601,バーコード画像701)の数が制限されるため、ページ編集の自由度が抑圧される。
上述した画像(コピー画像501,プリント画像601,バーコード画像701)は、多くの場合HDD8(図1参照)に一旦保存されたうえで、ページ編集に利用される。このため、圧縮効率の高い可変長符号化により符号化されている。
それぞれのブロック画像(8×8、図2においてはX1〜Xn、Y1〜Ym,n=m=8、「(ブロック名として)X1Y1」〜「(ブロック名として)XnYm」)は、ヘッダ付加回路1102により、それぞれの画像種別が属性情報として付加され、(画像メモリ制御部1100の制御により)画像メモリ1101上に、ブロック単位で、任意の位置、任意の順序で配置される。
個々のブロック画像は、データ形式が可変長データであったとしても、ヘッダ付加回路1102において無効データが付加されることによる固定長データ化、もしくは画像メモリ制御部1100の制御に従って画像メモリ1101への保存開始位置がスキップされることにより、画像メモリ1101上においては、固定サイズで配置されている。もちろん、CPU11(図1参照)の制御により画像メモリ1101に、直接、属性情報の付加されたブロック画像データを書き込むことも可能である。
ページ編集が終了すると、画像メモリ1101上に所定の順に配列された個々のブロック画像は、画像メモリ制御部1100によってブロック単位で順次読み出される。
読み出されたブロック画像データに付加されている属性データは、ヘッダ解析回路420によって、解析される。解析されたヘッダ情報すなわち属性データに従い、プリンタ画像処理回路400において、入力されるブロック画像データの画像データに応じた伸長処理や画像処理が実行される。また、この際、プリンタ部4がプリント可能な共通の画像データに変換される。
なお、例えば図9に示すように、画像メモリ1101から個々のブロック画像データを読み出す順序を変更することで、画像メモリ1101に格納されている内容を、90度単位に回転して出力することも可能である。例えば、非回転時には、X1Y1,X2Y1,・・・,XnY1,X1Y2,X2Y2,・・・,XnY2,・・・,X1Ym−1,X2Ym−1,・・・,XnYm−1,X1Ym,X2Ym,・・・,XnYm,の順に画像メモリ1101に保持されているブロック画像データが読み出される。例えば、右90°回転時には、X1Ym,X1Ym−1,・・・,X1Y1,X2Ym,X2Ym−1,・・・,X2Y1,・・・,XnYm,XnYm−1,・・・,XnY1の順に画像メモリ1101に保持されているブロック画像データが読み出される。同様に、180°回転時には、XnYm,Xn−1Ym,・・・,X1Ym,XnYm−1,・・・,X1Ym−1,・・・,XnY2,・・・,X1Y2,XnY1,・・・,X1Y1の順に、左90°回転時には、XnY1,XnY2,・・・,XnYm−1,XnYm,Xn−1Y1,・・・,Xn−1Ym,・・・,X1Y1,X1Y2,・・・,X1Ym−1,X1Ymの順に、画像メモリ1101に保持されているブロック画像データが読み出される。
このように、所定個数に分割したブロック画像データのデータサイズを固定長とすることで、画像メモリ制御部1100によりブロック画像データを読み出す際の読み出し順を規定することで、印字出力画像を(90°単位の)任意の方向に回転させることができる。もちろん、印字出力画像が回転処理不要であれば、個々のブロック画像のデータサイズを可変長として1ページあたりの画像メモリサイズを動的に確保して、画像メモリ1101の利用効率を向上することも可能である。
図3は、画像メモリ上のブロック画像データの構造を示している。
画像メモリ1101(図1または2参照)に保持されているブロック画像データは、ヘッダ付加回路1102(図1または2参照)により付加されるブロックヘッダ301と元々の画像データであるデータ本体300からなる。
ブロックヘッダ301は、ブロックサイズフィールド311と画像フォーマットフィールド321とを含む。ブロックサイズフィールド311は、ブロック画像データが可変長か否か、もしくは固定長である場合に、そのサイズを示すインデックス値が記述される。画像フォーマットフィールド321には、データ本体の画像のフォーマットが記述される。
図3に示す本発明の例では、回転印刷処理を可能とするため、ブロックサイズは64バイト(byte)の固定長とし、画像フォーマットとして、コピー画像(カラー)、多値プリント画像(カラー)、バーコードの画像として、2値プリント画像(モノクロ)を利用する。
いずれのブロック画像データも、8×8画素の画像情報が64(byte)に満たない場合は、特別な意味を持たないデータを追加または貼り付け(padding)して64(byte)の固定長データとし、画像メモリ1101上に配置される。
図4は、図2を用いて先に説明したブロック単位でフォーマットが異なる画像データが混在しているページメモリ(画像メモリ)上のストリームを処理する工程の一例を模式的に説明する概略図である。
ページメモリ(画像メモリ)1101において、図2に示したように、ブロック単位でフォーマットが異なる画像データが混在して配列されている場合、それぞれの画像データ(ブロック画像データ)であるブロックデータストリームxyzは、ブロックデータ中の画像属性情報(図3参照)に従って、その画像のフォーマットに対応する画像変換器(画像処理部)を特定するブロック属性検出部1111において、そのブロックデータの属性に対応する画像処理部が特定される。すなわち、ブロック属性検出部1111において、図3に示したブロックヘッダ301が識別され、そのブロックヘッダに記述された属性の画像データを処理可能な、コピー画像変換部1121,プリンタ画像変換部1131,FAX画像変換部1141のいずれかに仕分けられる。
例えば、コピー画像変換部1121は、コピー画像向けの圧縮形式で圧縮された画像データを伸長し、(プリンタ部4が)印字出力としてプリントアウトを出力可能なフォーマット(ブロック画像)に変換する。なお、コピー画像変換部1121は、図1に示したMFP101においては、CPU11と画像メモリ制御部1100の少なくとも一方が兼用できる。もちろん、(CPU11または画像メモリ制御部1100の)いずれかのファームウエアであってもよい。また、制御プログラム(アプリケーション)とワーク(メモリ)領域は、RAM15、もしくはHDD8内に確保された領域が利用可能である。アプリケーションそのものは、例えばHDD8のアプリケーション記憶領域に格納され、任意のタイミングで書き換え(バージョンアップ)可能とすることもできる。
例えば、プリンタ画像変換部1131は、プリンタ画像向けの圧縮方式で圧縮された画像データを伸長し、(プリンタ部4が)印字出力としてプリントアウト出力可能なフォーマット(ブロック画像)に変換する。なお、プリンタ画像変換部1131は、図1に示したMFP101においては、CPU11と画像メモリ制御部1100の少なくとも一方が兼用できる。もちろん、(CPU11または画像メモリ制御部1100の)いずれかのファームウエアであってもよい。また、制御プログラム(アプリケーション)とワーク(メモリ)領域は、RAM15、もしくはHDD8内に確保された領域が利用可能である。アプリケーションそのものは、例えばHDD8のアプリケーション記憶領域に格納され、任意のタイミングで書き換え(バージョンアップ)可能とすることもできる。
例えば、FAX画像変換部1141は、FAX装置向けの非圧縮の画像データを、(プリンタ部4が)印字出力としてプリントアウトを出力可能なフォーマット(ブロック画像)に変換する。なお、FAX画像変換部1141は、図1に示したMFP101においては、CPU11にローカルバス14を介して接続されたFAXユニット30、FAX画像スムージング部32,プリンタ画像メモリ33、プリンタ画像圧縮回路34が対応される。
ブロック属性検出部1111において識別されたブロックヘッダ301の情報に基づいて、対応する属性の画像データを処理可能なコピー画像変換部1121またはプリンタ画像変換部1131により伸長されたブロック画像データおよびFAX画像変換部1141から出力されたブロック画像データは、プリンタ部4による印字出力のためのページメモリ(画像メモリ1101の一部が兼用可能)上でプリンタ部4によりプリントアウト可能に合成され、その後ラスタデータに展開され、印字開始が指示されるまで保持される(ブロック画像合成1151)。なお、合成された画像データは、プリンタ部4による印字出力に代えて、HDD8へ格納されてもよく、あるいは詳述しないが、外部装置として用意される図示しない表示装置等に表示されてもよい。
図5は、図2および4により説明したブロック画像合成の概念を説明する概略図である。
図5に示されるように、出力(print out)1ページ分の画像データを、例えば固定長で64(byte)のデータ長で、8×8画素を単位として複数(ブロック)に分割された画像データ(図2において、画像メモリ1101上の「X1Y1,・・・,XnYm」に対応)は、それぞれブロックデータストリームとして、図4に示したブロック属性検出部1111に供給される。このデータの配列により、図4を用いて説明したように、ブロックヘッダに記述された属性の画像データを処理可能な、コピー画像変換部1121,プリンタ画像変換部1131,FAX画像変換部1141のいずれかによる画像処理(選択的な伸長)が可能となる。なお、ブロックデータストリームの個々のストリームは、それぞれ図3に示したように、ブロックヘッダ301と画像データ300を含むことはいうまでもない。
より詳細には、固定長データは、図3に一例を示した通り、非圧縮(圧縮の有無)、符号化種別、ブロック内の画素の向き(読み取り時の回転方向等)に代表されるさまざまな属性情報(ブロックヘッダ301)と、画像データ本体(データ領域300)である。なお、画像データ本体は、その画像の特性に依存して、図6ないし8に示すように分類可能である。
ページメモリ(画像メモリ)内でのブロック画像の合成は、図2,4および9により説明したように、ブロック単位で、(例えば回転が必要な場合には、図9に示すように読み出し順が変更されて)、所定の順で読み出される。それぞれのブロック内の画像データ(ブロック画像データ)は、そのブロック毎に指定された属性に従って変換(画像処理)される。
プリンタ部4による出力(print out)1ページ分の合成された画像データは、プリンタ部4による印字出力(同一ページ内のフォーマット共通化)のために、必要に応じて、ブロック毎に、伸長および/またはデータ形式が変換される。例えば、CMYデータからCMYKデータに変換される。あるいは、1ビット(bit)データから24ビット(bit(s))データに変換される。
この(ブロック毎の)一連の変換により、ブロック単位で、画像データが連結(合成)される。なお、ブロックの分割は、一回の印字出力により印字(print out)される1ページ分の画像を面積的に分割することであるから、ブロック分割時に規定した固定長データのサイズを変更する必要がない範囲で、より高い解像度の画像データ(例えば、モノクロ2値で1200×1200dpi)を混在させることもできる。また、個々のブロックは正方形である必要はないが、例えば画像を回転させて出力する場合を考慮すると、(ブロックが正方形であることは、)データ構成を簡略化できる。同様の理由から、個々のブロックのデータサイズは等しいことが好ましい。
図6にコピー画像、図7にプリント画像、図8にバーコード画像のブロック画像データの記述例を示す(図6ないし8は、属性(フォーマット)の異なる画像データを、図3に示した「ブロックヘッダ」を付加した状態で示す)。
図6に示すコピー画像に対しては、ブロックヘッダ301のブロックサイズフィールド311に、「ブロックサイズが63(byte)の固定長」であることが、画像フォーマットフィールド321に、「コピー画像(カラー)」であることが、それぞれ記述されている。なお、画像データ300としては、例えば「8×8画素」、「CMY、各8(bits)/画素」、「可変長圧縮」、等で規定された画像データ(スキャナ2により読み込んだ画像データ(図2のコピー画像501))である。
図7に示すプリント画像については、ブロックヘッダ301のブロックサイズフィールド311に、「ブロックサイズが63(byte)の固定長」であることが、画像フォーマットフィールド321に、「プリント画像(カラー)」であることが、それぞれ記述されている。なお、画像データ300としては、例えば「8×8画素」、「CMYK、各8(bits)/画素」、「可変長圧縮」、等で規定された画像データ(HDD8または外部装置から供給された画像データ(図2のプリント画像601)である。
図8に示すバーコード画像については、ブロックヘッダ301のブロックサイズフィールド311に、「ブロックサイズが63(byte)の固定長」であることが、画像フォーマットフィールド321に、「バーコード画像(モノクロ)」であることが、それぞれ記述されている。なお、画像データ300としては、例えば「8×8画素」、「1(bit)/画素」、「K、8(byte)非圧縮」、等で規定された画像データ(HDD8またはRAM15から供給された画像データ(バーコード画像701)である。
図10は、図2を用いて先に説明したプリンタ画像処理回路の構成の一例を示す。
プリンタ画像処理回路400は、プリンタ部4のプリンタ部画像処理部41を介して印字出力(print out)可能(最終的に、CMYKの4色の多値データ)に、供給された画像データを復号する複数の画像処理部401ないし406を有する。
図3により既に説明したように、「ブロックヘッダ301」が付加された画像メモリ1101からの画像データは、それぞれの画像フォーマットに応じた画像処理部(複合化部)401〜406に入力される。
例えば、コピー画像で多値のカラー画像データは、カラーコピー画像復号化部401により伸長(復号化)され、CYMの多値データとして出力される。このカラーコピー画像複合化部401において復号化(伸長)された画像データは、CMYK色分解部407で、プリンタ部4による印字出力に利用可能なCMYKの4つの多値データに分解される。
例えば、コピー画像でモノクロの画像データ(多値)は、モノクロコピー画像復号化部402により伸長(復号化)され、K(Black)の多値データとして出力される。
同様に、プリント画像で多値のカラー画像データは、カラー多値プリント画像復号化部403により伸長(復号化)され、CYMKの多値データとして出力される(もともとの画像データがCMYKであるから色分解部407に相当する装置は不要である)。
また、プリント画像で多値のカラー画像データは、モノクロ多値プリント画像復号化部404により伸長(復号化)され、K(Black)の多値データとして出力される。
一方、2値のカラープリント画像データ(例えば、ロゴマークおよび/または「すかし(water mark)」)は、カラー2値プリント画像復号化部405により、CYMKにより規定される2値データとして出力される(もともとの画像データが非圧縮であるから伸長は必要ない)。
また、2値のモノクロプリント画像データ(例えば、バーコード画像等)は、モノクロ2値プリント画像復号化部406により、K(Black)の2値データとして出力される(もともとの画像データが非圧縮であるから伸長は必要ない)。
なお、カラー2値プリント画像復号化部405、またはモノクロ2値プリント画像復号化部406の出力は、ヘッダ解析回路420からのブロックヘッダ情報301(図3参照)に基づくセレクタ408の選択(動作)によって、該当する画像フォーマットが選択され、多値化スムージング回路409に入力される。
セレクタ408から出力された(2値の)画像データは、多値化スムージング回路409により、画像の特性に対応した連続的な多値画像に「スムージング処理」される。従って、多値化スムージング回路409により、2値の画像データの階調性が滑らかに変換される。
それぞれのフォーマット別に処理された画像データは、ヘッダ解析回路420からのブロックヘッダ情報301に基づくセレクタ410の選択により、最終的にプリンタ部4に転送されるべきCMYK多値画像データが選択(特定)される。なお、セレクタ410においては、ブロック単位に生成される画像データをプリンタ部4が印字可能なラスタ順次の画像データヘの組み立て(すなわちラスタデータへの展開)処理も実行される。以下、セレクタ410から出力された画像データは、プリンタビデオI/F430(図2参照)からプリンタ部4の画像処理部41へ入力され、プリンタ部4が印字出力可能に、印字出力γ補正、印字出力色補正、階調補正処理、画像合成、加工等が施される。
次に、図1,2および4に示した異なるフォーマットの混在する画像編集を利用したデジタル複合機の機能例について説明する。
図11は、ホストコンピュータ(図1参照)から供給されるプリントデータと、紙原稿としてスキャナ(図1参照)により読み込まれた画像を、デジタル複合機(MFP)内で連結(ページ編集)して所望のレイアウト、かつ付加情報を付加したうえで、任意部数の印字出力を得る動作の一例を示している。例えば、図11に示す例では、ステイプル機能を有するMFPにより、ステイプルされたn部の連結文書(印字出力)901が、ホストコンピュータ6からのプリントデータの入力とスキャナ部2により読み取ったコピー画像(データ)により得られることを、模式的に示している。
図12は、ページ編集(連結印字)において、見開き(double-page spread)で、プリント画像とコピー画像とを割り付け、さらにそれぞれの画像データを1枚の用紙の左右に、中綴じ(真ん中の折り目を針金や糸で綴じる)印刷可能に出力する例を示している。例えば、図12に示す例では、3枚の用紙に、中央で折り曲げることを前提として、反面ずつに、1ページ分のプリント画像601および/またはコピー画像501を配置し、さらに背面側についても同様に、プリント画像および/またはコピー画像を配置することができる。なお、図12において“(nm)”とした数字は、背面側のページであることを示している。
図13は、図12に示した中綴じ向けの画像データの割り付けに加え、ページ情報以外の付加情報を付加する例を示している。
図13の例では、多値プリント画像(601,図2参照)、コピー画像(501,図2参照)を半面ずつ割り付け、さらにモノクロの2値画像データ(701,図2参照)として、バーコード画像801,802,ページ番号画像803、804、カラーの2値画像データとして、例えば赤文字で「社外秘(secret mark)」等のマーク805、806が付加されている状態を示している。
付加情報は、2値の画像データであるため画像の生成に必要な多値のプリンタ画像の生成に比較して、処理性能(メモリ占有率および/または処理速度)等を、低く抑えることができる。
図12および13に示すように、一旦プリントデータやスキャナ入力データを、MFP101のHDD8に取り込むことで、異なる画像フォーマットの複数のブロック画像データを含む複雑な印字出力のための、割り付けが可能である。
以上説明した通り、この発明の画像処理装置/画像処理方法(および画像形成装置)においては、
デジタル複合機で取り扱われるコピー、プリンタ、FAX、バーコードやロゴマーク等の特性の異なる画像データを複数のブロックに分割し、ブロック単位に画像の種別を含む属性情報を付加することを特徴とする。
ブロック化された画像データは、それぞれの画像データに好適な圧縮方式や、画像フォーマット等、異なる形式で取り扱うことができるため、ページ編集後の画像データに基づいて印字出力を再構築(出力用の組み立て/展開)する際には、属性情報に従って、ブロック毎に最適な画像処理が可能である。
これにより、元々の画像の特性を損なうことなく、同一ページ内に異なる画像フォーとマットの画像データを混在させた自由なレイアウト編集が可能できる。
また、ページ編集に必要な画像メモリの容量を増大させることのない画像処理装置および画像処理方法を提供することができる。
すなわち、本発明のページ編集(「フォーマットの異なる画像データを、画像の特性を損なうことなく、同一ページ内に混在させた自由なレイアウト編集」)機能を用いることで、フォーマットの異なる画像データを、画像メモリ上に単位画像データ(ブロック単位データ)毎に、任意の位置に割り付けることが可能となる。この結果、それぞれのフォーマットに応じた画像処理が、ブロック単位の画像データ毎に、独立に処理可能となり、プリンタ部により出力される印字出力(print outの品位が高められる(画質の高い印字出力が得られる)。
本実施例は、出力装置として印字出力(print out)を代表例として説明したが、本発明は、印字出力にとどまることなく、表示、蓄積、FAX送信および受信、メールとしての送信および受信等のさまざまな画像出力先に対して、フォーマットの異なるさまざまな画像を、それぞれの特性を損なうことなく、混在した状態で取り扱うことができる。また、さまざまな画像編集を可能とし、画像出力先に適した画像フォーマットへ変換する画像処理装置への適用が可能であることはいうまでもない。
本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
この発明が適用可能なデジタル複合機(画像形成装置)の一例を説明する概略ブロック図。 図1に示したデジタル複合機に適用される、異なる種別のフォーマットの画像データをページ編集し、画像出力(print out)する流れの一例を説明する概略図。 画像メモリ上のブロック画像データの構造の一例を説明する概略図。 図2に示した異なる種別のフォーマットの画像データをページ編集し、表示、蓄積(storage)または印字出力する際の画像出力装置に適した画像処理を行う流れの概念を説明する概略図。 図2および4に示した画像メモリ上のブロック画像データを再配列する概念を説明する概略図。 カラーコピー画像のブロック画像データの一例を説明する概略図。 カラー多値プリント画像のブロック画像データの一例を説明する概略図。 モノクロ2値プリント画像のブロック画像データの一例を説明する概略図。 画像メモリからブロック画像を呼び出す順序を変更させることで画像を回転させて出力画像を形成(印字)する印刷(print out)の流れの一例を説明する概略図。 ブロック画像データの属性情報に基づいて画像処理を選択する(行う)プリンタ画像処理(部)の構成の一例を説明する概略ブロック図。 デジタル複合機の文書連結機能により出力される画像出力の概念を説明する概略図。 デジタル複合機の中折り綴じ印刷機能により出力される画像出力の概念を説明する概略図。 中折り綴じ印刷機能により出力される画像出力に対して異なる画像フォーマットのページ割付を適用した画像出力の一例を示す概略図。
符号の説明
101…画像形成装置(デジタル複合機(MFP))、1…システム制御部、2…画像入力部(スキャナ部)、4…プリンタユニット、5…操作部(指示入力/表示部)、6…ホストコンピュータ、200…スキャナ画像圧縮回路、201…画像処理部、220…スキャナビデオI/F、400…プリンタ画像処理回路、420…ヘッダ解析回路、430…プリンタビデオI/F、1100…画像メモリ制御部、1101…画像メモリ、1102…ヘッダ付加回路。

Claims (8)

  1. 第1画像データを入力する第1入力手段と、
    前記第1入力手段が入力する第1画像データとフォーマットが異なる第2画像データを入力する第2入力手段と、
    前記入力された第1画像データおよび第2画像データを、それぞれ複数ブロックに分割し、各ブロックに、それぞれの属性を表す属性データを付加する付加手段と、
    前記属性データのそれぞれ付加された第1画像データおよび第2画像データを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶され、前記属性データのそれぞれ付加された第1画像データおよび第2画像データを読み出す読み出し手段と、
    前記読み出し手段によって読み出された第1画像データおよび第2画像データの各属性データに基づいて前記第1画像データおよび前記第2画像データの各属性を解析する解析手段と、
    前記解析された各属性に応じて、前記付加手段が分割した各ブロックに、前記読み出し手段によって読み出された第1画像データに対して第1画像データのフォーマットに対応する第1画像処理を実行し、前記読み出し手段によって読み出された第2画像データに対して第2画像データのフォーマットに対応する第2画像処理を実行する画像処理手段と、
    を具備する画像処理装置。
  2. 前記記憶手段に記憶され、前記ブロック単位に属性データのそれぞれ付加された第1画像データおよび第2画像データは、等しいデータ量である請求項記載の画像処理装置。
  3. 前記ブロックは、等しい画像面積に分割される請求項2記載の画像処理装置。
  4. 前記画像処理手段は、
    さらに、ブロック単位に処理された第1画像処理の処理結果及び第2画像処理の処理結果から、ライン単位に連続したラスタデータの生成手段を具備る請求項からのいずれかに記載の画像処理装置。
  5. 第1画像データを入力する第1入力工程と、
    前記第1入力工程にて入力される第1画像データとフォーマットが異なる第2画像データを入力する第2入力工程と、
    前記入力された第1画像データおよび第2画像データを、それぞれ複数ブロックに分割し、各ブロックに、それぞれの属性を表す属性データを付加する付加工程と、
    前記属性データのそれぞれ付加された第1画像データおよび第2画像データをそれぞれ定められた領域に記憶する記憶工程と、
    前記記憶工程により記憶された、前記属性データのそれぞれ付加された第1画像データおよび第2画像データを読み出す読み出し工程と、
    前記読み出し工程によって読み出された第1画像データおよび第2画像データの各属性データに基づいて前記第1画像データおよび前記第2画像データの各属性を解析する解析工程と、
    前記解析工程により解析された各属性に応じて、前記分割した各ブロックに、前記読み出し工程によって読み出された第1画像データに対して第1画像データのフォーマットに対応する第1画像処理を実行し、前記読み出し工程によって読み出された第2画像データに対して第2画像データのフォーマットに対応する第2画像処理を実行する画像処理工程
    を含む画像処理方法。
  6. 前記記憶工程により記憶される属性データの付加されたブロックに分割された第1画像データおよび第2画像データは、ブロック毎のデータ量が等しい請求項記載の画像処理方法。
  7. 前記属性データの付加工程において、第1画像データおよび第2画像データを、それぞれ複数ブロックに分割する際に、等しい画像面積となるよう分割する請求項記載の画像処理方法。
  8. さらに、ブロック単位に処理された第1画像処理の処理結果及び第2画像処理の処理結果から、ライン単位に連続したラスタデータを生成する生成工程を具備る請求項5から7のいずれかに記載の画像処理方法。
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