JPH1075428A - 画像信号の送信装置および受信装置 - Google Patents

画像信号の送信装置および受信装置

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JPH1075428A
JPH1075428A JP22834796A JP22834796A JPH1075428A JP H1075428 A JPH1075428 A JP H1075428A JP 22834796 A JP22834796 A JP 22834796A JP 22834796 A JP22834796 A JP 22834796A JP H1075428 A JPH1075428 A JP H1075428A
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JP
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data
pixel data
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image signal
signal
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JP22834796A
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Inventor
Mikio Watanabe
幹夫 渡辺
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリンタ装置および再生装置のフレームメモ
リの容量を削減することのできる画像信号の送信装置と
受信装置を提供。 【解決手段】 メモリ40には画像信号の画素データの表
わす画面がブロックに分割され、画素データがブロック
ごとに完結され蓄積されている。伝送インタフェース回
路52は受信装置4から通信線102 を介して規格IEEE1394
またはそれに準ずる非同期モードの要求信号を受け、そ
の信号を制御部56に送る。制御部56は伝送タイミング制
御部54を制御し、規格IEEE1394またはそれに準ずる伝送
クロックの速度に基づく速度で、かつ要求信号の仕様デ
ータに含まれている受信装置4の画素データの記憶形式
および印刷速度または表示速度に基づいてメモリ40から
のブロックごとの画素データの読み出しおよび読み出し
停止を行ない、伝送インタフェース回路52から通信線10
2 へ規格IEEE1394またはそれに準ずる同期モードでの画
素データの送信および停止を行なう。したがって、受信
装置4のプリンタ部6および再生部5のフレームメモリ
の容量を削減することのできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像信号の送信装置
および受信装置に関し、特に記録媒体に記録された1画
面の画像の画像信号を伝送路に送信する送信装置と、伝
送路から1画面の画像の画像信号を受信し、受信した1
画面の画像をプリントおよび(または)再生する受信装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、たとえば電子スチルカメラは撮像
光学系や固体撮像デバイスを有するカメラ本体に記録媒
体が着脱可能に接続され、撮像デバイスにより撮像され
た静止画像を表わす画像信号をこの記録媒体にディジタ
ル信号の形で蓄積していた。この場合、電子スチルカメ
ラは撮像デバイスから点順次、つまり主走査方向(横方
向)と副走査方向(縦方向)の走査を繰り返し行なうラ
スタスキャンにて画像信号データを読み出して記録媒体
に蓄積していた。
【0003】また、従来の画像信号の送受信システムで
は、送信装置が上記のように記録媒体に蓄積した画像信
号データをラスタスキャンにて読み出し伝送路を通して
受信装置に送りプリントおよび(または)再生を行なっ
ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように送られてき
た画像信号データの画像をプリントする従来のプリンタ
装置は、副走査方向に順次走査を行なって1画面の画像
のプリントを行なっている。このためラスタスキャンに
て送られてきた1画面分の画像信号データを一旦蓄積す
るフレームメモリが必要になる。このようにプリンタ装
置に1画面分のフレームメモリが必要になるという問題
と、そのため装置がコスト高になるという問題があっ
た。
【0005】また、従来の再生装置においても、送られ
てきた1画面の画像をモニタ上に再生するには1画面分
の画像信号データを一旦蓄積するフレームメモリが必要
であり、上記プリント装置と同じ問題があった。
【0006】本発明はこのような従来技術の欠点を解消
し、プリンタ装置および再生装置のフレームメモリの容
量を削減することのできる画像信号の送信装置および受
信装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するために、通信線から要求信号を受けて1画面の静
止画像の画像信号をこの通信線に送信する画像信号の送
信装置において、画像信号の画素データの表わす画面が
ブロックに分割され、画素データがブロックごとに完結
され蓄積される第1の記憶手段と、上記通信線から要求
信号を受けて出力し、第1の記憶手段からのブロックご
との画素データを所定の周波数の伝送クロックにてシリ
アルにこの通信線に出力する伝送インタフェース手段
と、第1の記憶手段および伝送インタフェース手段を制
御する制御手段とを有し、この制御手段は伝送クロック
の速度に基づく速度で、かつ伝送インタフェース手段か
らの要求信号の仕様データに含まれている受信装置の画
素データの記憶形式および印刷速度または表示速度に基
づいて第1の記憶手段からのブロックごとの画素データ
の読み出しおよび読み出し停止を行なうことを特徴とす
る。
【0008】また、本発明の受信装置によれば、請求項
1または9に記載の装置の伝送インタフェース手段によ
り通信線に送出されたブロックの画素データを受けて出
力するとともに、この通信線に送出される要求信号を出
力する伝送インタフェース手段と、要求信号の仕様デー
タにはプリント情報が含まれており、この通信線を介し
て送られてきたブロックの画素データは間引かれないも
のであり、1画面の垂直方向に構成されるブロックの画
素データをプリント情報に含まれている所定のブロック
の数だけ蓄積する容量を有し、伝送インタフェース手段
により出力されたブロックの画素データを所定のブロッ
クの数だけ蓄積する記憶手段と、記憶手段により読み出
された画素データを印刷できるデータに変換するととも
に、変換したデータを印刷する印刷手段と、伝送インタ
フェース手段、記憶手段および印刷手段を制御する制御
手段とを有し、この制御手段はプリント情報に含まれて
いる印刷速度に基づく速度で、かつ垂直方向に画素順に
記憶手段から画素データを読み出すことを特徴とする。
【0009】また、本発明の受信装置によれば、上述の
送信装置の伝送インタフェース手段により通信線に送出
されたブロックの画素データを受けて出力するととも
に、この通信線に送出される要求信号を出力する伝送イ
ンタフェース手段と、要求信号の仕様データには再生情
報が含まれており、この通信線を介して送られてきたブ
ロックの画素データは間引かれたものであり、1画面の
水平方向に構成されるブロックの画素データを再生情報
に含まれている所定のブロックの数だけ蓄積する容量を
有し、伝送インタフェース手段により出力されたブロッ
クの画素データを所定のブロックの数だけ蓄積する記憶
手段と、記憶手段により読み出された画素データを再生
する再生手段と、伝送インタフェース手段、記憶手段お
よび再生手段を制御する制御手段とを有し、この制御手
段は再生情報に含まれている表示速度で、かつ水平方向
に画素順に記憶手段から画素データを読み出すことを特
徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】次に添付図面を参照して本発明に
よる画像信号の送信装置および受信装置の実施例を詳細
に説明する。
【0011】図2は、受信装置4によりそのプリンタ部
5および再生部6の仕様情報が通信線102 を介して送信
装置2に送られ、送信装置2によりそのメモリに記録さ
れた1画面の画像信号データがその仕様情報に基づく形
式で同通信線102 を介して受信装置4に送られ、受信装
置4のプリンタ部5により送られてきた1画面の画像信
号データの画像がプリントされ、また、受信装置4の再
生部6により送られてきた1画面の画像信号データがア
ナログ信号に変換されモニタ装置8に送られ、モニタ装
置8によりアナログ信号の画像が表示される画像信号の
送受信システムである。
【0012】図2を参照すると、受信装置4の入出力端
子14は送信装置2の入出力端子12と通信線102 で接続さ
れ、受信装置4のプリンタ部5および再生部6の仕様情
報が送信装置2に供給され、また同通信線102 を介して
送信装置2のメモリに記録された1画面の画像信号デー
タがその仕様情報に基づく形式で供給される。なお、こ
の通信線102 は本実施例では、規格IEEE1394またはそれ
に準ずるものが有利に適用される。受信装置4の再生部
6の出力と接続される出力端子16はモニタ装置8の入力
端子VSINと信号線106 で接続され、再生部6によって変
換された1画面のアナログ信号がモニタ装置8に供給さ
れる。
【0013】図1には、本発明による画像信号の送信装
置2をディジタル電子スチルカメラに適用した一実施例
が示されている。なお、本発明の説明に直接関係のない
カメラの他の部分、たとえばシャッタ、絞り等の機構
は、図示を省略している。
【0014】同図を参照すると、本装置2はマスターレ
ンズ22、撮像デバイス24、AD変換回路26、前処理回路2
8、ブロック化回路30、直交変換回路32、符号化回路3
4、多重化回路36、コネクタ38、メモリ40、同期信号発
生回路42、ルックアップテーブル(LUT)44 、復号回路4
6、直交逆変換回路48、メモリ50、伝送インタフェース
回路52、伝送タイミング制御部54および制御部56から構
成されている。
【0015】図1を参照すると、本装置2はマスターレ
ンズ22を有し、マスターレンズ22の後方には、マスター
レンズ22により捕えられた被写体の光学像を光信号から
画像信号に変換する撮像デバイス24が配置され、撮像デ
バイス24の表面には、色フィルタ26が設けられている。
【0016】撮像デバイス24は同期信号発生回路42から
信号線126 を通して送られる同期信号に応動して被写体
の光学像を光信号から画像信号に変換する。撮像デバイ
ス24により得られた画像信号は信号線112 を通してAD変
換回路26に送られる。
【0017】AD変換回路26は同期信号発生回路42から信
号線128 を通して送られるサンプリング信号に応動して
撮像デバイス24から送られる画像信号をディジタル信号
に変換する。なお、撮像デバイス24とAD変換回路26との
間には、図示しないが、ガンマ補正や、ホワイトバラン
ス処理の手段を挿入してもよい。AD変換回路26において
ディジタル信号に変換されたカラー画像信号は、信号線
114 を通して前処理回路28に送られる。
【0018】前処理回路28は、同期信号発生回路42から
信号線132 を通して送られる同期信号に応動してたとえ
ば撮像デバイス24に設けられた色フィルタ26の配列に対
応して入力されるR、G、B 信号を輝度信号Y、色差信号R-
Y、B-Y に変換し、信号線116を通してブロック化回路30
に送る。なお、この装置では前処理回路28を設ける構成
としたが、この前処理回路28を省いてAD変換回路26から
R、G、B 成分の画素により構成されるディジタル画像信号
をブロック化回路30に直接送る構成にしてもよい。
【0019】ブロック化回路30はAD変換回路26から入力
されるRGB または前処理回路28から入力される輝度信号
Y、色差信号R-Y、B-Y の成分の画素により構成される画
像信号をそれぞれ所定の数のブロックに分割するブロッ
ク化を行なう。このブロック化には、本実施例では、横
および縦方向に構成される画素を間引かないでブロック
化を行なう方法と間引いてブロック化を行なう方法とが
ある。
【0020】間引いてブロック化を行なう方法には、た
とえば1つおきに横および縦方向の画素を間引いてブロ
ック化を行なう方法と、1つの画素を間引かないでこれ
に続く3つ画素を間引くこれを横および縦方向に繰り返
し行なって間引きブロック化を行なう方法とがある。な
お、この間引きはAD変換回路26または前処理回路28から
順次送られてくる画素データを間引くことによって間引
いているが、AD変換回路26に供給されるサンプリング信
号を間引くことによって間引いてもよい。
【0021】詳細には、間引を行なわないブロック化
は、たとえば図3に示す画像60を図4に示すような複数
の領域62-1、62-2、62-3…、すなわちブロックに分割す
るものである。図4に示される1のブロック62は、たと
えば8X8=64個または16X16=256個または32X32=1024個ま
たは64×64=4096個の画素により構成されるものが好ま
しいが、1画面の画像信号を構成する画素数に応じて所
定の数の画素から構成されるブロックとすればよく、本
実施例では説明を容易にするため 4×4=16個の画素によ
り構成されるものを使用する。
【0022】また、間引を行なうブロック化は、たとえ
ば図3に示す画像60の間引による画像を図5に示すよう
な複数の領域64-1、64-2、64-3…、すなわちブロックに
分割するものである。なお、図5に示される1のブロッ
ク64は、上記図4に示される1のブロック62の画素構成
と同じでよい。このブロック化されたデータは、信号線
118 を通して直交変換回路32に送られる。
【0023】直交変換回路32は、ブロック化された画素
データに対して制御部56から信号線136 を通して送られ
る制御信号に基づいて各ブロックごとに直交変換を行な
う。各ブロックの画素データは直交変換前にはたとえば
図6に示すように、それぞれの画素のレベルの値を有し
ている。同図の例においては最も上の最も左の画素はデ
ィジタルデータにおいて120 のレベルであり、その右の
画素は127 のレベル、3番目の画素は108 のレベルを有
し、また上から2番目の最も左の画素は107 のレベル、
その右の画素は120 のレベルである。
【0024】これを直交変換すると、たとえば図7に示
すようなデータが得られる。直交変換としてはアダマー
ル変換、コサイン変換、フーリエ変換等が知られてい
る。直交変換の行なわれた図7のようなデータは横軸方
向に元の画面の水平方向の周波数成分、縦軸方向に元の
画面の垂直方向の周波数成分が対応している。またデー
タの配列において、左上方ほど低周波数成分のデータが
配置され、右方または下方へいくにつれて高周波数成分
のデータ、すなわち隣接する画素間の変化率の大きいデ
ータが配置されている。
【0025】一般の画像では低周波成分は電力的に大き
な成分を占め、高周波成分は小さな成分しかあらわれな
いため、図7に示すような直交変換後のデータは左上方
部に大きい値が現れ、右方および下方にいくにつれて小
さい値となる。なお、本実施例では、ブロック毎の情報
はブロック毎に完結するようになっている。直交変換回
路32において直交変換された信号は、信号線120 を通し
て符号化回路34に送られる。
【0026】符号化回路34はルックアップテーブル44か
ら信号線140 を通して送られる符号化のためのデータに
より、入力される画像データを符号化する。
【0027】符号化は、たとえば入力される画像データ
が図6に示されるような行列データである場合に、たと
えば、図8または図9に示すような各データに所定のビ
ット数を割り当てて行なう。つまり、分割されたブロッ
クのそれぞれの絵柄に応じてルックアップテーブル44か
ら符号化のためのデータを符号化回路34に読み出し、各
ブロックの絵柄に応じた符号化、すなわち、そのブロッ
ク内において変化の多い絵柄は多くのビットを割り当
て、変化の少ない絵柄は少ないビットを割り当てる。
【0028】ビット数を割り当てるためのデータは制御
部56から信号線142 を介してルックアップテーブル44に
出力させる制御信号によって設定される。符号化回路34
において符号化されたデータは、信号線122 を通して多
重化回路36に送られる。
【0029】なお、この装置では、直交変換回路32およ
び符号化回路34を設ける構成としたが、この直交変換回
路32および符号化回路34を省き、ブロック化回路30から
ディジタル画像信号を多重化回路36に直接送る構成、つ
まり圧縮しないディジタル画像信号を多重化回路36に送
る構成にしてもよい。また、この符号化回路34において
符号化を行なう前に、直交変換された変換係数を所定の
閾値と比較し、閾値以下の部分を切り捨てる手段と、こ
の切り捨ての行なわれた変換係数を所定の量子化ステッ
プ値で除算する正規化手段とを含んでもよい。
【0030】多重化回路36は、制御部56から信号線144
を通して送られる制御信号に基づいて、符号化回路34か
ら送られてくるY、R-Y、B-Y の画像信号データをたとえば
図10に示す伝送フレーム構造の所定の位置506 に多重化
する。
【0031】多重化回路36はまた、制御部56から信号線
144 を通して送られる制御信号に基づいて、制御部56か
ら信号線145 を通して送られる各種属性信号、たとえば
この例では特にブロックのアドレス情報(ブロックの表
示位置を示す情報)および圧縮の有無情報や圧縮がある
場合はその圧縮方式の種類を示す情報を図10に示す伝送
フレーム構造の所定の位置502 および504 に多重化す
る。なお、ブロックのアドレス情報については、たとえ
ばそのブロックの最初のライン番号と、そのブロックの
最左上の画素番号の情報でよい。
【0032】なお、送信装置2と受信装置4との間で、
ブロックのアドレス情報についてたとえばブロックの送
出順序を予め決めておけばとくに多重化しないでよい。
また圧縮の有無情報や圧縮の種類情報についても予め決
めておけばとくに多重化しないでよい。
【0033】多重化回路36により多重化されたデータは
信号線124 を通してコネクタ38に出力され、コネクタ38
に接続されたメモリ40に記憶される。メモリ40はたとえ
ば半導体メモリなどがカード状の基板上に実装されたい
わゆるメモリカード等、またはハードディスク等が有利
に用いられ、符号化された静止画像が記憶される。
【0034】本実施例ではとくに、このメモリ40には、
プリント用として間引かないブロックの画像データが蓄
積され、再生用として間引かれたブロックの画像データ
が蓄積される。
【0035】同期信号発生回路42は制御部56から信号線
130 を通して送られる制御信号により、同期信号やサン
プリング信号などを発生し、信号線126 により撮像デバ
イス24へ、信号線128 によりAD変換回路26へ、信号線13
2 により前処理回路28へそれぞれ信号を出力する。
【0036】メモリ40に記憶された画像データは制御部
56から信号線148 を通して送られる制御信号により指定
されたメモリ40のアドレスからコネクタ38に読み出さ
れ、信号線150 を通して復号回路46に入力される。
【0037】メモリ40からの画像データの読み出し方に
ついて説明すると、本実施例ではとくに、プリンタ部5
に送る場合には、副走査方向のブロックの順に読み出
し、また、再生部6に送る場合には、主走査方向のブロ
ックの順に読み出す。より具体的には、プリンタ部5に
図4のデータを送る場合には、たとえばブロック62-1、6
2-6、62-11、62-16、62-21、62-2、・・・、62-22、62-3、・・・、62-
4、・・・、62-5、・・・、62-25 の順に読み出し、図5の場合に
は、たとえばブロック64-1、64-4、64-7、64-2、64-5、64-8、
64-3、64-6、64-9の順に読み出す。
【0038】また、再生部6に図4のデータを送る場合
には、たとえばブロック62-1、62-2、62-3、62-4、62-5、62-
6、・・・、62-10、62-11、・・・、62-16、・・・、62-21、・・・、62-25 の
順に読み出し、図5の場合には、たとえばブロック64-
1、64-2、64-3、64-4、64-5、64-6、64-7、64-8、64-9の順に読
み出す。
【0039】復号回路46は制御部56から信号線162 を通
して送られる制御信号により、入力データの各種属性デ
ータを分離し、信号線163 を通して制御部56に送る。制
御部56は受けた各種属性データの中に、圧縮有りという
情報とコサイン変換であるという情報があると判断した
場合には、復号回路46に入力したデータの中の静止画像
のデータを復号させ、たとえば、図7に示すようなデー
タを得る。なお、この場合、圧縮を解いたので圧縮無し
の情報が多重化される。
【0040】また、圧縮無しの情報があると判断した場
合には、入力したデータを復号回路46の復号回路および
直交逆変換回路48を介さずにメモリ50に送るのでよい。
復号回路46により復号されたデータは、各種属性データ
とともに信号線152 を通して直交逆変換回路48に送られ
る。
【0041】直交逆変換回路48は、制御部56から信号線
164 を通して送られる制御信号により、入力した復号さ
れたデータを直交逆変換し、たとえば図6に示すような
データを得る。直交逆変換回路48により直交逆変換され
たデータは、各種属性データとともに信号線154 を通し
てメモリ50に送られる。
【0042】メモリ50は本実施例では直交逆変換回路48
から送られてくるY、R-Y、B-Y の成分の画素により構成さ
れる少なくとも1つのブロックの画像信号データをそれ
ぞれ一旦蓄積する記憶回路を有し、制御部56から信号線
166 を通して送られてくる書き込み制御信号により、順
次送られてくるデータをそれら記憶回路に一旦蓄積させ
る。この蓄積されたデータは伝送タイミング制御部54か
ら信号線172 を通して送られてくる読み出し制御信号に
より読み出され、信号線156 を通して伝送インタフェー
ス回路52に送られる。
【0043】なお、このメモリ50はメモリ40の読み出し
速度よりも速い読み出しの場合に用いるものであり、こ
の場合、上記記憶回路に記憶されているデータはデータ
伝送速度に基づいて読み出される。また、メモリ40のデ
ータ読み出し速度をデータ伝送速度に合わせることがで
きる場合には、メモリ50を介さずに直交逆変換回路48か
ら送られてくるデータを伝送インタフェース回路52に直
接送るのでよい。
【0044】伝送インタフェース回路52は、入出力端子
12を介して通信線102 と接続される信号線158 上の信号
を受信する受信回路と、同信号線158 上に信号を送り出
す多重送信回路とを有する。
【0045】伝送インタフェース回路52の多重送信回路
は、シフトレジスタを有し、伝送タイミング制御部54か
ら信号線172 を通して送られる制御信号に基づいてメモ
リ50から送られてくるY、R-Y、B-Y のデータをそれに一旦
蓄積する。このシフトレジスタに蓄積されたY、R-Y、B-Y
の画像信号データは、伝送クロック信号172 により読み
出され前にも少し触れた規格IEEE1394またはそれに準ず
る同期モードにおける図11に示す伝送期間、つまり伝送
フレーム構造の所定の位置518 または526 に多重化され
出力158 に出力される。
【0046】本実施例では、位置518 にはプリンタ部5
への画像データが多重化され、位置526 には再生部6へ
の画像データが多重化される。これら位置518、526 に多
重化される画像データのバイト数は、この例では最大で
2048バイトである。
【0047】伝送インタフェース回路52はまた、制御部
56から信号線176 を通して送られる制御信号に基づい
て、伝送タイミング制御部54から信号線174 を通して送
られる同期期間(125μs)のスタート信号を位置512 に、
通信線の調停信号を位置514 および522 に、データの開
始コードを位置516 および524 に、データの終了コード
を位置520 および528 に、制御コードを位置530 にそれ
ぞれ多重化する。
【0048】本実施例では、スタート信号512、調停信号
514、522、開始コード516、524 および終了コード520、528
は諧調レベルを有するアナログ形式の信号をなしてお
り、また、画像データ518、526 および制御コード530 は
ディジタル形式の信号をなしている。
【0049】調停信号514、522 は、たとえば複数の送信
装置2が受信装置4と通信線102 で接続されている場合
に、通信線102 上で信号の衝突が起らないようにするも
のである。また、制御コード530 には所定のディジタル
コードが多重化される。
【0050】制御コード530 の必要性について説明す
る。画像データは同期モードで送られるが、その期間に
おいても各装置に対して制御が必要になる。たとえば上
記複数の送信装置2のいずれかの送信装置2の通信線が
抜かれたり、また、新たに送信装置2が追加されてその
装置に通信線が接続されたりした場合には、接続管理情
報などの書き換えが必要にある。このような場合に備
え、画像データの多重位置の後に接続管理情報に変更の
あったことを示す情報を非同期モードで伝送できるよう
に時間的な余裕を残しておく必要がある。制御コード53
0 はその余裕を残しておくためのものである。
【0051】伝送インタフェース回路52の受信回路は、
受信装置4から通信線102、入出力端子12および信号線15
8 を介して送られてくる規格IEEE1394またはそれに準ず
る非同期モードにおける図12に示す伝送フレーム構造の
信号を受信し出力170 に出力する。この信号は受信装置
4から送信装置2へ送られる要求信号であり、スタート
信号552、通信線の調停信号554、データの開始コード556、
562、仕様データ558、データの終了コード560、566 および
制御データ564 から構成されている。
【0052】この例では、入力した調停信号554 はその
まま出力170 に出力され、また入力した仕様データ558
および制御データ564 は、伝送インタフェース回路52の
受信回路内に含まれる手段、つまり入力したスタート信
号552 の位相に同期した所定の周波数(本実施例では39
3.216MHz、196.608MHz、98.304MHz )のクロック信号を形
成する手段によって読み取られ出力170 に出力される。
【0053】本実施例では、スタート信号552、調停信号
554、開始コード556、562 および終了コード560、566 は諧
調レベルを有するアナログ形式の信号をなしており、ま
た仕様データ558 および制御データ564 はディジタル形
式の信号をなしている。調停信号554 は上述した調停信
号514、522 と同様に、通信線102 上で信号の衝突が起ら
ないようにするものである。
【0054】図13には仕様データ558 の伝送フレーム構
造の一例が示されている。この仕様データは、伝送モー
ドを示す情報572、プリンタの受信許容データ速度情報57
4、プリンタの解像度情報576、プリンタの機種またはバッ
ファメモリの構成情報578、再生装置の受信許容データ速
度情報580、再生装置の解像度情報582 および再生装置の
バッファメモリの構成情報584 から構成されている。
【0055】なお、受信装置4がプリンタ部5のみで構
成されている場合には、この伝送フレーム構造の中の再
生に関する情報を削除してよいし、また、受信装置4が
再生部6のみで構成されている場合には、プリンタに関
する情報を削除してよい。
【0056】伝送モードを示す情報572 は、通信線102
に伝送される信号が同期式であるのかまたは非同期式で
あるのかを識別するための情報であり、受信装置4から
送信装置2へ送られる要求信号の場合、非同期のモード
を表わす情報が572 の位置に挿入される。
【0057】プリンタの受信許容データ速度情報574
は、プリンタヘッドの印刷速度を示す情報である。プリ
ンタの解像度情報576 は、プリントにおける縦横方向の
ドット数を示す情報である。バッファメモリの構成情報
578 は印刷を行なうために一旦蓄えるメモリの縦横方向
のドット数などを示す情報であり、この情報はプリンタ
の機種により異なるため、プリンタの機種を示す情報で
もよい。プリンタ部5の上記バッファメモリの構成につ
いては後に詳述する。
【0058】また、再生装置の受信許容データ速度情報
580 は、この例では再生部6が接続されるモニタ装置8
の表示速度を示す情報である。再生装置の解像度情報58
2 はこの例では再生部6が接続されるモニタ装置8の表
示における縦横方向のドット数を示す情報である。バッ
ファメモリの構成情報584 は、再生を行なうために一旦
蓄えるメモリの縦横方向のドット数などを示す情報であ
る。再生部6の上記バッファメモリの構成については、
後に詳述する。
【0059】図1に戻って、伝送タイミング制御部54は
この例では入力178 から24.576MHzの基本クロック信号
を受け、これを逓倍し393.216MHz、 196.608MHzおよび9
8.304MHz の伝送用のクロック信号を得る逓倍回路を有
する。
【0060】伝送タイミング制御部54はまた、入力176
から入力する制御信号に基づいて上記いずれかの伝送ク
ロック信号に基づくスタート信号512、調停信号514、522、
開始コード516、524 および終了コード520、528 を形成し
て出力174 に出力する。伝送タイミング制御部54はま
た、入力176 から入力する制御信号に基づいて上記いず
れかの伝送クロック信号に同期した所定の制御コード53
0 を形成して出力174 に出力する。
【0061】伝送タイミング制御部54はまた、入力176
から入力する制御信号に基づくカウント数になったら伝
送インタフェース回路52における多重化を停止させる制
御信号を出力172 に出力する。これにより、伝送インタ
フェース回路52は制御部56の指示によるバイト数の画像
データを多重化する。このようにバイト数を制御するこ
とで受信装置4に送るデータの伝送速度を変えることが
できる。
【0062】伝送タイミング制御部54はまた、プロトコ
ル制御および時間管理を行なう。時間管理については、
具体的には同期期間(125μs)の時間管理、ギャップ513、
521および529 などの時間管理を行なう。
【0063】図1を参照すると、制御部56は基準信号発
生回路58を含み、この基準信号発生回路58は、本実施例
では24.576MHz の信号を発振させ、24.576MHz の基準ク
ロック信号を出力する。制御部56はこの基準クロック信
号のもとに本装置の各機能部を制御する制御信号を形成
する。また、この基準クロック信号はとくに、伝送クロ
ック信号を形成するために信号線178 を通して伝送タイ
ミング制御部54にも供給される。
【0064】制御部56は、信号線130 を通して同期信号
発生回路42へ、信号線134 によりブロック化回路30へ、
信号線136 により直交変換回路32へ、信号線138 により
符号化回路34へ、信号線144 により多重化回路36へ、信
号線142 によりルックアップテーブル44へ、信号線162
により復号回路46へ、信号線164 により直交逆変換回路
48へ、信号線166 によりメモリ50へ、それぞれ制御信号
を出力し、各部の動作を制御する。
【0065】制御部56はまた、上述した各種属性信号を
形成して信号線145 を通して多重化回路36に送る。制御
部56はまた、信号線146 を通してコネクタ38に書き込み
制御信号を送り、コネクタ38に送られる各データをこの
書き込み制御信号が示すメモリ40のアドレス領域に記憶
させる。また制御部56は、信号線148 を通してコネクタ
38に読み出し制御信号を送り、この読み出し制御信号が
示すメモリ40のアドレス領域に記憶させる画像データお
よび属性データをコネクタ38に読み出す。
【0066】制御部56はとくに、入力170 から調停信号
554 を受けた場合に、この情報が本装置に対し通信線10
2 の占有権を認めているか否かを判定し、認めていると
判定した場合は、画像データを受信装置4へ返送するた
めの制御信号148、162、164、166、176 を出力する。また、
認めていると判定した場合は、続いて制御部56は信号線
170 を通して送られてくる仕様データ558 を受け、この
仕様データ558 の情報に基づく制御信号148、162、164、16
6、176 を出力する。
【0067】仕様データ558 の情報に基づく制御部56の
対応について説明する。仕様データ558 のプリンタの受
信許容データ速度情報574 には印刷速度がたとえば100k
bpsであるという情報が、プリンタの解像度情報576 に
は解像度がたとえば横が700ドットで縦が500 ドットで
あるという情報が、バッファメモリの構成情報578 には
たとえば64X64 ドットからなるブロックを副走査線方向
に5個ならべた構成の横が64ドットで縦が320 ドットで
あるという情報が挿入されていたとする。
【0068】なお、上記プリンタのバッファメモリは、
詳細にはY、R-Y、B-Y 用の3つのバッファメモリから構成
され、それぞれが上記のような構成になっている。
【0069】また、再生装置の受信許容データ速度情報
580 には、モニタ装置8の表示速度がたとえば400Mbps
であるという情報が、再生装置の解像度情報582 には解
像度がたとえば横が2000ドットで縦が2000ドットである
という情報が、バッファメモリの構成情報584 には、た
とえば64X64 ドットからなるブロックを主走査線方向に
3個ならべた構成の横が192 ドットで縦が64ドットであ
るという情報が挿入されていたとする。
【0070】なお、上記再生装置のバッファメモリは、
詳細にはY、R-Y、B-Y 用の3つのバッファメモリから構成
され、それぞれが上記のような構成になっている。
【0071】制御部56は、入力170 から上記のようなプ
リンタ部5および再生部6の情報を受信すると、まず、
プリンタ部5のたとえばY用バッファメモリの64X320=2
0480ドット(1ドット当たり8ビット)情報を100kbps
の速度で全部読み出すのに何秒かかるかを計算する、こ
の計算により0.2048秒かかることを知る。したがって3
色のデータをシリアルに印刷するにはこの3倍、つまり
0.6144秒かかることを知る。
【0072】また、制御部56は、再生部6のY、R-Y、B-Y
用バッファメモリの64X192=12288ドット(1ドット当た
り8ビット)情報を並行して400Mbps の速度で全部読み
出すのに何秒かかるかを計算し、この計算により30.72
μsec かかることを知る。これらの計算の結果から、制
御部56は時間のかかる方、つまりここでは0.6144秒の方
を伝送停止期間と決定する。
【0073】次に、制御部56は、信号線176 を介して伝
送タイミング制御部54にこの例では393.216MHzの伝送用
クロック信号を用いることを連絡する。続いて、制御部
56は画像データが2048バイトで構成される図11に示す伝
送サイクル構造を用いて画像データを受信装置4に送る
ことを信号線176 を介して伝送タイミング制御部54に連
絡する。
【0074】続いて、制御部56はプリンタ部5のたとえ
ばY用バッファメモリをフルにするには何サイクルで送
ればよいのか、また、この場合の1サイクルの伝送時間
を計算する、この計算によりサイクル数は10サイクルで
あり、1サイクルの伝送時間は2048X8/393.216=41.66μ
sec であることを知る。また、制御部56は再生部6のた
とえばY用バッファメモリをフルにするには何サイクル
で送ればよいのか、またこの場合の1サイクルの伝送時
間を計算する、この計算によりサイクル数は6サイクル
であり、1サイクルの伝送時間はプリンタ部5と同様
に、41.66 μsecであることを知る。
【0075】続いて、制御部56は、プリンタ部5への1
サイクルの伝送時間と再生部6への1サイクルの伝送時
間とその他の制御情報を加えた時間が図11の同期期間12
5 μsec 以内にあるか否かを調べる。この場合、上記の
値から125 μsec 以内であり条件を満足していることを
知る。また、制御部56はこの125 μsec を10サイクル繰
り返した場合の所要時間を計算する。この場合、計算か
ら所要時間は1.25msecとなるが、プリンタ部5のY、R-Y、
B-Y 用バッファメモリをフルにするには、これを3回繰
り返すので3倍の時間(3.75msec)かかることを知る。
【0076】制御部56は、上記の計算などからこの場合
の伝送条件を決定し、この伝送条件に基づく制御信号を
関係する機能部に送り伝送制御する。具体的には、図4
の場合には伝送停止期間をはさんで垂直に5つのブロッ
クの画像データをプリンタ部5へ順次送るから、図4の
画像データを全部送るには、基本的にはデータの伝送時
間3.75msecとその後にくる伝送停止期間0.6144秒を加え
た時間0.61815 秒の5倍の伝送時間が必要であることを
知る。また図5の場合には伝送停止期間をはさんで垂直
に3つのブロックの画像データを再生部6へ送るから、
図5の画像データを全部送るには0.61815 秒の3倍の伝
送時間が必要であることを知る。
【0077】制御部56はまた、プリンタ部5に対しては
解像度の高い間引きの行なわれていないブロックのデー
タを送ることに決定し、また再生部6に対しては解像度
の低い間引きの行なわれているブロックのデータを送る
ことに決定する。
【0078】制御部56は、全ての伝送条件がわかったの
で、前にも少し触れたように、プリンタ部5へ所望の画
像データを送るために副走査方向のブロックの順に画像
データを読み出す制御信号148 をメモリ40に送り、また
再生部6へ所望の画像データを送るために主走査方向の
ブロックの順に画像データを読み出す制御信号148 をメ
モリ40に送る。この場合、制御部56はプリンタ部5へ画
像データを転送するときには、間引きの行なわれていな
いブロックのデータを読み出し、再生部6へ画像データ
を転送するときには、間引きの行なわれているブロック
のデータを読み出す。制御部56はこれにより読み出した
画像データを復号回路46および直交逆変換回路48を介し
てメモリ50に送り蓄積させる。
【0079】制御部56は伝送タイミング制御部54を制御
し、メモリ50に蓄積されている画像データをこの例では
393.216MHzのクロック信号に基づく制御信号172 により
バイト単位に読み出して伝送インタフェース回路52の転
送させる。制御部56はまた、伝送タイミング制御部54を
制御して伝送タイミング制御部54から信号線174 を介し
て送られてくる各種制御信号を伝送インタフェース回路
52に送り、伝送インタフェース回路52において図11の所
定の位置に多重化させる。また制御部56は、メモリ50か
らバイト単位にパラレルに送られてくるデータを伝送イ
ンタフェース回路52のパラレルイン/シリアルアウトの
シフトレジスタ回路に一旦蓄積させ、この蓄積させた画
像データを393.216MHzのクロック信号172 によりバイト
数分だけシリアルに順次読み出して図11の所定の位置に
多重化させる。
【0080】送信装置2の動作を説明する。
【0081】マスターレンズ22により捕えられた被写体
の光学像は撮像デバイス24により光信号からR、G、B の画
像信号に変換され、信号線112 を通してAD変換回路26に
送られる。R、G、B の画像信号はAD変換回路26においてそ
れぞれディジタル信号に変換され、信号線114 を通して
前処理回路28に送られる。ディジタル信号に変換されR、
G、B の画像信号は前処理回路28においてY、R-Y、B-Y の画
像信号に変換され、信号線116 を通してブロック化回路
30に送られる。
【0082】ブロック化回路30に入力された画像データ
は、ブロック化回路30において前記のようにまず最初に
画素の間引かないブロック化が行われ、それが終了する
と画素を間引くブロック化が行われ、それらはそれぞれ
信号線118 を通して直交変換回路32に送られ、直交変換
回路32においてブロックごとに直交変換される。直交変
換されたデータは信号線120 を通して符号化回路34に送
られ、圧縮率等のルックアップテーブル44によって符号
化され、信号線122 を通して多重化回路36に送られ、図
10に示す伝送フレーム構造の所定の位置に多重化され
る。
【0083】また、制御部56は、これに並行してブロッ
クのアドレス情報および圧縮有りの情報とその圧縮がた
とえばコサイン変換である情報を順次生成して多重化回
路36に送る。多重化回路36は順次送られてくる各情報を
それぞれのブロックの図10に示す伝送フレーム構造の所
定の位置に多重化する。多重化回路36からコネクタ38に
送られたブロック毎の画像データは制御部56から信号線
146 を通して送られる制御信号により、メモリ40の所定
のアドレスに記憶される。この場合、間引の行なわれて
いない画像データと間引の行なわれている画像データの
メモリ40への記憶アドレスは制御部56が把握している。
【0084】このようにして電子スチルカメラにより撮
影された1画面の画像データは各種属性データとともに
メモリカード等のメモリ40に記憶される。
【0085】次に、送信装置2の伝送インタフェース回
路52が受信装置4から通信線102 を介して規格IEEE1394
またはそれに準ずる非同期モードにおける図12に示す伝
送フレーム構造で送られてくる要求信号を受信したとす
ると、送信装置2の制御部56は信号線170 を介して送ら
れてくるこの要求信号に含まれている調停信号を参照
し、この調停信号が送信装置2に対し通信線102 の使用
の占有権を与えていることを知る。
【0086】通信線の使用の占有権が与えられているの
で制御部56は、信号線170 を介して送られてくる仕様デ
ータを参照する。この仕様データは上述したように、プ
リンタの受信許容データ速度情報574 が100kbps で、プ
リンタの解像度情報576 が横700 ドット縦500 ドット
で、バッファメモリの構成情報578 が横64ドット縦320
ドットであり、また再生装置の受信許容データ速度情報
580 が400Mbps で、再生装置の解像度情報582 が横2000
ドット縦が2000ドットで、バッファメモリの構成情報58
4 が横192 ドット縦64ドットであるとする。また、この
要求によりプリンタ部5には図4に示す画像データを送
り、再生部6には図5に示す画像データを送ることとす
る。
【0087】制御部56は、入力170 から上記のようなプ
リンタ部5および再生部6の情報を受信すると、まず、
プリンタ部5のたとえばY用バッファメモリの64X320=2
0480ドット情報を100kbps の速度で全部読み出すのに何
秒かかるかを計算する、この計算により0.2048秒かかる
ことを知る。したがって、3色のデータをシリアルに印
刷するにはこの3倍、つまり0.6144秒かかることを知
る。
【0088】続いて、制御部56は再生部6のY、R-Y、B-Y
用バッファメモリの64X192=12288ドット情報を並行して
400Mbps の速度で全部読み出すのに何秒かかるかを計算
し、この計算により30.72 μsec かかることを知る。こ
れらの計算の結果から、制御部56は時間のかかる方、つ
まり0.6144秒の方を伝送停止期間と決定する。
【0089】次に、制御部56は、信号線176 を介して伝
送タイミング制御部54に393.216MHzの伝送用クロック信
号を用いることを連絡し、続いて、画像データが2048バ
イトで構成される図11に示す伝送サイクル構造を用いて
画像データを受信装置4に送ることを連絡する。
【0090】続いて、制御部56はプリンタ部5のたとえ
ばY用バッファメモリをフルにするには何サイクルで送
ればよいか、またこの場合の1サイクルの伝送時間を計
算する、この計算によりサイクル数は10サイクルであ
り、1サイクルの伝送時間は2048X8/393.216=41.66μse
c であることを知る。また、制御部56は再生部6のたと
えばY用バッファメモリをフルにするには何サイクルで
送ればよいか、またこの場合の1サイクルの伝送時間を
計算する、この計算によりサイクル数は6サイクルであ
り、1サイクルの伝送時間はプリンタ部5と同様に、4
1.66 μsec であることを知る。
【0091】次に、制御部56は、プリンタ部5への1サ
イクルの伝送時間と再生部6への1サイクルの伝送時間
とその他の制御情報を加えた時間が図11の同期期間125
μsec 以内にあるか否かを調べる。この場合、上記の値
から125 μsec 以内であり条件を満足していることを知
る。また、制御部56はこの125 μsec を10サイクル繰り
返した場合の所要時間を計算する。この場合、計算から
所要時間は1.25msecとなるが、プリンタ部5のY、R-Y、B-
Y 用バッファメモリをフルにするには、これを3回繰り
返すので3倍の時間(3.75msec)かかることを知る。
【0092】続いて、制御部56は、上記の計算などから
伝送条件を決定し、この伝送条件に基づく制御信号を関
係する機能部に送り伝送制御する。具体的には、図4の
場合には伝送停止期間をはさんで垂直に5つのブロック
の画像データをプリンタ部5へ順次送るから、図4の画
像データを全部送るには、基本的にはデータの伝送時間
3.75msecとその後にくる伝送停止期間0.6144秒を加えた
時間0.61815 秒の5倍の伝送時間がかかることを知る。
また、図5の場合には伝送停止期間をはさんで垂直に3
つのブロックの画像データを再生部6へ送るから、図5
の画像データを全部送るには0.61815 秒の3倍の伝送時
間がかかることを知る。
【0093】制御部56は伝送条件がわかったので、プリ
ンタ部5へ図4に示す画像データを送るために副走査方
向のブロックの順に画像データを読み出す制御信号148
をメモリ40に送り、また、再生部6へ図5に示す画像デ
ータを送るために主走査方向のブロックの順に画像デー
タを読み出す制御信号148 をメモリ40に送る。
【0094】具体的には、図4の場合、制御部56は1回
目の基本伝送期間ではブロック62-1、・・・、62-21の順に、
2回目の基本伝送期間ではブロック62-2、・・・、62-22の順
に、3回目の基本伝送期間ではブロック62-3、・・・、62-23
の順に、4回目の基本伝送期間ではブロック62-4、・・・、6
2-24の順に、5回目の基本伝送期間ではブロック62-5、・
・・、62-25の順に画像データを読み出す制御信号148 を送
る。
【0095】また、図5の場合、制御部56は1回目の基
本伝送期間ではブロック64-1、64-2、64-3の順に、2回目
の基本伝送期間ではブロック64-4、64-5、64-6の順に、3
回目の基本伝送期間ではブロック64-7、64-8、64-9の順に
画像データを読み出す制御信号148 を送る。
【0096】詳細には、図14に示すように、1つの基本
伝送期間には30サイクルの同期期間が多重化され、1サ
イクルの同期期間にはブロックの半分の画像データが多
重化される。この説明からわかるように、4回目と5回
目の基本伝送期間では図5の画像データがないから多重
化しないでよい。
【0097】制御部56はこのように読み出した画像デー
タを復号回路46および直交逆変換回路48を介してメモリ
50に送り蓄積させ、さらに、制御部56は伝送タイミング
制御部54を制御し、メモリ50に送られ蓄積されている画
像データをバイト単位に読み出して伝送インタフェース
回路52の転送させる。
【0098】続いて、制御部56は伝送タイミング制御部
54を制御し、伝送タイミング制御部54で生成させた所定
の各種制御データを伝送インタフェース回路52に送り図
11の所定の位置に多重化させるとともに、メモリ50から
バイト単位にパラレルに送られてくるデータを伝送イン
タフェース回路52のパラレルイン/シリアルアウトのシ
フトレジスタ回路に一旦蓄積させ、この蓄積させた画像
データを393.216MHzのクロック信号172 により所定のバ
イト数分(この例では2048バイト)だけシリアルに順次
読み出して図11の所定の位置に多重化させる。詳細に
は、図4のデータは図11の符号518 の位置に、また図5
のデータは、図11の符号526 の位置に多重化させる。
【0099】このような送信装置2によれば、受信装置
4から送られてくる仕様データに基づく伝送条件にて画
像データを受信装置4に送ることができる。
【0100】図1の送信装置2の電子スチルカメラによ
り撮影され、メモリ40に記憶された画像を受信しプリン
トおよび再生する受信装置4は図2に示すようにプリン
タ部5と再生部6とから構成されている。
【0101】図15には、受信装置4のプリンタ部5の一
実施例が示され、このプリンタ部5は、伝送インタフェ
ース回路71、伝送タイミング制御部72、復号回路73、直
交逆変換回路74、ブロック合成回路75、プリント処理部
76、ヘッド部77および制御部78から構成されている。
【0102】伝送インタフェース回路71は、入出力端子
14を介して通信線102 と接続される信号線202 上の信号
を受信する受信回路と、同信号線202 上に信号を送り出
す多重送信回路とを有する。
【0103】伝送インタフェース回路71の多重送信回路
は、制御部78から信号線222 を通して送られてくる制御
信号に基づいて、伝送タイミング制御部72から信号線22
0 を通して送られてくるスタート信号を前述した図12の
位置552 に、同様に通信線の調停信号を位置554 に、デ
ータの開始コードを位置556、562 に、仕様データを位置
558 に、データの終了コードを位置560、566 に、制御デ
ータを位置564 に多重化し出力202 に出力する。
【0104】伝送インタフェース回路71の受信回路は、
送信装置2から通信線102、入出力端子14および信号線20
2 を介して送られてくる規格IEEE1394またはそれに準ず
る非同期モードにおける図11に示す伝送サイクル構造の
信号を受信し出力208、226 に出力する。出力208 は復号
回路73の入力と接続され、出力226 は制御部78の入力と
後述する再生部6の制御部86の入力に接続されている。
【0105】詳細には、入力した調停信号554 はそのま
ま出力226 に出力し、また、入力した画像データ518、52
6 および制御コード530 については伝送インタフェース
回路71の受信回路に含まれる手段、つまり入力したスタ
ート信号512 の位相に同期した所定の周波数(本実施例
では393.216MHz、196.608MHz、98.304MHz )のクロック信
号を形成する手段によって読み取り出力208、226 に出力
する。
【0106】復号回路73は制御部78から信号線228 を通
して送られる制御信号により、入力した画像データの中
から各種属性データを分離し、信号線230 を通して制御
部78に送る。制御部78が受けた各種属性データの中に、
圧縮有りという情報とコサイン変換であるという情報が
あると判断した場合には、制御部78は復号回路73に入力
したデータの中の静止画像のデータを復号させ、たとえ
ば、図7に示すようなデータを得る。なお、圧縮無しの
情報があると判断した場合には入力されたデータを復号
回路73の復号回路および直交逆変換回路74を介さずにブ
ロック合成回路75の入力212 に送るのでよい。出力230
は制御部78の入力と後述する再生部6の制御部86の入力
に接続されている。
【0107】復号回路73により復号されたデータは、信
号線210 を通して直交逆変換回路74に入力され、直交逆
変換回路74において直交逆変換され、たとえば図6に示
すようなデータを得る。直交逆変換回路74において直交
逆変換されたデータは、出力212 に出力される。出力21
2 はブロック合成回路75の入力212 と後述する再生部6
のブロック合成回路82の入力に接続されている。
【0108】ブロック合成回路75は本実施例では直交逆
変換回路74から送られてくるプリンタ用のY、R-Y、B-Y の
成分の画素により構成される画像データをそれぞれ一旦
蓄積するY、R-Y、B-Y 用の記憶回路を有し、制御部78から
信号線234 を通して送られてくる各ブロックのアドレス
信号により、それぞれアドレス信号が示すブロックの位
置に各ブロックのデータを記憶させる。この場合、制御
部78が受けた各種属性データの中に、各ブロックのアド
レス情報が含まれており、このアドレス情報に基づくア
ドレス信号が制御部78から信号線234 に出力される。
【0109】また、蓄積されたデータを読み出す場合に
は、制御部78から信号線234 を通してこの例では図16に
点線で示すような画素順の100kHzのアドレス信号が供給
される。これにより読み出されデータは出力214 から出
力される。この場合、より具体的には、Y、R-Y、B-Y 用の
記憶回路のそれぞれ同じ画素位置のデータが順次読み出
され出力214 に出力される。出力214 はプリント処理部
76の入力と接続されている。
【0110】ブロック合成回路75の記憶回路は前述した
プリンタのバッファメモリのことであり、本実施例で
は、このバッファメモリはY、R-Y、B-Y 用の3つのバッフ
ァメモリから構成される。これらバッファメモリはそれ
ぞれ64X64 ドットからなるブロックを副走査方向に5個
ならべた構成の横が64ドットで縦が320 ドットからなる
メモリであり、1ドット当たりのビット数はこの例では
8ビットである。このメモリには本実施例ではたとえば
デュアルポートメモリが有利に適用される。
【0111】なお、単一ポートメモリを用いる場合に
は、2系統のバッファメモリにより構成し、一方のバッ
ファメモリにデータを書き込んでいるときは、もう一方
のバッファメモリからデータを読み出す回路構成でよ
い。
【0112】プリント処理部76は、制御部78から信号線
236 を通して送られてくる制御信号に基づいて、ブロッ
ク合成回路75から信号線214 を通して送られてくる同じ
画素位置のY、R-Y、B-Y データからその画素位置の黄色、
マゼンタ、シアンの3色のデータを得、それらを一旦蓄
積し出力216 に出力する変換回路である。より詳細に
は、一旦蓄積された3色のデータは100kHzの1周期ごと
にこの例では黄色、マゼンタ、シアンの順に読み出され
出力216 に出力される。
【0113】なお、送信装置2からR、G、B データで送ら
れてくる場合には、このプリント処理部76は、R、G、B デ
ータから黄色、マゼンタ、シアンの3色に変換する変換
回路でよい。出力216 はヘッド部77の入力と接続されて
いる。
【0114】ヘッド部77は、制御部78から信号線238 を
通して送られてくる制御信号に基づいて、プリント処理
部76から信号線216 を通して順次送られてくる画素ごと
の黄色、マゼンタ、シアンの3色のデータを印刷する印
刷回路である。
【0115】伝送タイミング制御部72はこの例では入力
224 または240 から24.576MHz の基本クロック信号を受
け、これを逓倍し393.216MHz、 196.608MHzおよび98.304
MHzの伝送用のクロック信号を得る逓倍回路を有する。
【0116】伝送タイミング制御部72はまた、入力222
または242 から入力する制御信号に基づいて上記いずれ
かの伝送クロック信号に基づく所定のスタート信号552、
調停信号554、開始コード556、562、仕様データ558、終了コ
ード560、566 および制御データ564 を形成して出力220
に出力する。入力240、242 は再生部6の制御部86の対応
する出力とそれぞれ接続されている。
【0117】この場合、仕様データ558 の中の伝送モー
ドを示す情報572 は制御信号222 または242 に基づいて
形成され、仕様データ558 の中のプリンタの受信許容デ
ータ速度情報574、プリンタの解像度情報576、プリンタの
機種またはバッファメモリの構成情報578 は制御信号22
2 に基づいて形成され、仕様データ558 の中の再生装置
の受信許容データ速度情報580、再生装置の解像度情報58
2、再生装置のバッファメモリの構成情報584 は制御信号
242 に基づいて形成される。
【0118】伝送タイミング制御部72はまた、受信装置
4のプロトコル制御および時間管理を行なう。時間管理
については、具体的にはギャップ553、561 などの時間管
理を行なう。なお、この伝送タイミング制御部72は、プ
リンタ部5と再生部6の両方の機能を有しているが、た
とえば受信装置4がプリンタ部5のみの場合には、プリ
ンタ部5の機能のみでよく、また再生部6のみの場合に
は、再生部6の機能のみでよい。
【0119】図15を参照すると、制御部78は基準信号発
生回路79を含み、この基準信号発生回路79は、本実施例
では24.576MHz の信号を発振させ、24.576MHz の基準ク
ロック信号を出力する。制御部78はこの基準クロック信
号のもとにプリンタ部5の各機能部を制御する制御信号
を形成する。また、この基準クロック信号は、伝送クロ
ック信号を形成するために信号線224 を通して伝送タイ
ミング制御部72にも供給される。
【0120】制御部78は、信号線222 を通して伝送タイ
ミング制御部72へ、信号線228 により復号回路73へ、信
号線232 により直交逆変換回路74へ、信号線234 により
ブロック合成回路75へ、信号線236 によりプリント処理
部76へ、信号線238 によりヘッド部77へ、上記基準クロ
ック信号のもとに形成されたそれぞれの制御信号を出力
し、各部の動作を制御する。
【0121】制御部78はまた、入力226 から調停信号51
4、522 を受けた場合に、この情報により本受信装置4に
対し通信線102 の占有権が認められているのかまたはい
ないのかを判定し、認められていると判定した場合に
は、続いて制御部56は送られてくる画像データ518、526
を受けるために制御信号222、228、232、234、236、238 を出
力する。
【0122】制御部78はまた、復号回路73から信号線23
0 を通して各種属性データを受け、受けた各種属性デー
タの中に、圧縮有りという情報とコサイン変換であると
いう情報があると判断した場合には、制御部78は復号回
路73に入力した画像データを復号させる制御信号を出力
228 に出力し、また、圧縮無しの情報があると判断した
場合には、入力した画像データを復号回路73の復号回路
および直交逆変換回路74を介さずにブロック合成回路75
に送らせる制御信号を出力228 に出力する。制御部78は
また、上記受けた各種属性データの中の各ブロックのア
ドレス情報を参照し、このアドレス情報に基づくアドレ
ス信号を信号線234 に出力する。
【0123】なお、この制御部78は、プリンタ部5のみ
の機能を有しているが、再生部6の制御部86の機能も含
むように構成にしてもよい。この場合、制御部86は無く
てよい。
【0124】図17には、受信装置4の再生部6の一実施
例が示され、この再生部6はブロック合成回路82、 DA変
換回路84および制御部86から構成されている。
【0125】ブロック合成回路82は本実施例では直交逆
変換回路74から送られてくる再生用のY、R-Y、B-Y の成分
の画素により構成される画像データをそれぞれ一旦蓄積
するY、R-Y、B-Y 用の記憶回路を有し、制御部86から信号
線254 を通して送られてくる各ブロックのアドレス信号
により、それぞれアドレス信号が示すブロックの位置に
各ブロックのデータを蓄積させる。この場合、制御部86
が信号線230 を通して受けた各種属性データの中に、各
ブロックのアドレス情報が含まれており、このアドレス
情報に基づくアドレス信号が制御部86から信号線254 に
出力される。
【0126】また、蓄積されたデータを読み出す場合に
は、制御部86から信号線254 を通してこの例では図18に
点線で示すように画素順に400MHzのアドレス信号が供給
される。これにより読み出されデータは出力250 から出
力される。この場合、より具体的には、Y、R-Y、B-Y 用の
記憶回路のそれぞれ同じ画素位置のデータが順次読み出
され出力250 に出力される。データの読み出しは図14の
伝送停止期間において行なう。
【0127】ブロック合成回路82の記憶回路は前述した
プリンタのバッファメモリのことであり、本実施例では
このバッファメモリはY、R-Y、B-Y 用の3つのバッファメ
モリから構成される。これらバッファメモリはそれぞれ
64X64 ドットからなるブロックを主走査方向に3個なら
べた構成の横が192 ドットで縦が64ドットからなるメモ
リであり、1ドット当たりのビット数はこの例では8ビ
ットである。このメモリには本実施例ではたとえばデュ
アルポートメモリが有利に適用される。
【0128】なお、単一ポートメモリを用いる場合に
は、2系統のバッファメモリにより構成し、一方のバッ
ファメモリにデータを書き込んでいるときは、もう一方
のバッファメモリからデータを読み出す回路構成でよ
い。
【0129】ブロック合成回路82で合成されたデータ
は、信号線250 を通してDA変換回路84に送られ、DA変換
回路84においてアナログ信号に変換され、信号線252、出
力端子16、 および信号線106 を通してモニタ装置8に出
力され、ブロック合成回路82のバッファメモリに記憶さ
れたカラー画像がモニタ装置8の画面に再生される。
【0130】図5に示すブロックの画像データが再生部
6に送られてくる場合、まず、最初にブロック64-1、64-
2、64-3の画像データがブロック合成回路82のバッファメ
モリに送られ記憶されるので、それらブロックのカラー
画像がモニタ装置8の画面に再生される。次にブロック
64-4、64-5、64-6の画像データが送られ記憶され、それら
ブロックのカラー画像が再生され、最後にブロック64-
7、64-7、64-8の画像データが送られ記憶され、それらブ
ロックのカラー画像が再生される。
【0131】図17を参照すると、制御部86は基準信号発
生回路88を含み、この基準信号発生回路88は、本実施例
では24.576MHz の信号を発振させ、24.576MHz の基準ク
ロック信号を出力する。制御部86はこの基準クロック信
号のもとに再生部6の各機能部を制御する制御信号を形
成する。また、この基準クロック信号は、伝送クロック
信号を形成するために信号線240 を通して伝送タイミン
グ制御部72にも供給される。
【0132】制御部86は、信号線242 を通して伝送タイ
ミング制御部72へ、信号線254 によりブロック合成回路
82へ、信号線256 によりDA変換回路84へ、上記基準クロ
ック信号のもとに形成されたそれぞれ制御信号を出力
し、各部の動作を制御する。
【0133】制御部86はまた、入力226 から調停信号51
4、522 を受けた場合に、この情報により本受信装置4に
対し通信線102 の占有権が認められているのかまたはい
ないのかを判定し、認められていると判定した場合に
は、続いて制御部56は送られてくる画像データ526 を受
けるために制御信号254、256 を出力する。
【0134】制御部86はまた、復号回路73から信号線23
0 を通して各種属性データを受け、受けた各種属性デー
タの中の各ブロックのアドレス情報を参照し、このアド
レス情報に基づくアドレス信号を信号線254 に出力す
る。
【0135】受信装置4の動作を説明する。
【0136】受信装置4から通信線102 を介して図12に
示す非同期モードの要求信号が送信装置2に送られてき
たとする。送信装置2は要求信号の中の調停信号が受信
装置4との間の通信線102 に関し占有権を認めているか
否かを検査し、認めている場合、送信装置2は要求信号
の中の仕様データに基づく伝送条件で画像データを受信
装置4に送る。 ここで、要求信号の中の仕様データお
よび送信装置2から受信装置4に送る画像データも前述
したものと同じであるとすると、送信装置2は図14に示
す伝送タイミングで画像データを受信装置4に送る。
【0137】図14に示す伝送タイミングで送られてくる
信号は通信線102 を通して伝送インタフェース回路71に
入力される。伝送インタフェース回路71において図11の
同期期間の調停信号は分離され制御部78、86 に入力さ
れ、またブロックの画像データは読み取られ、復号回路
73に入力される。復号回路73に入力されたデータのうち
属性データは制御部78、86 に送られる。
【0138】制御部78、86 により通信線102 の占有権が
認められていると判定された場合には、画像データを受
けるための制御信号を各機能部に出力する。また、制御
部78により属性データの中に圧縮有りという情報とコサ
イン変換であるという情報があると判断された場合に
は、制御部78は復号回路73に入力された画像データを所
定の復号のためのデータにより復号させ、信号線210 を
通して直交逆変換回路74に出力させる。
【0139】直交逆変換回路74に入力されたデータは直
交逆変換され、たとえば、図6のようなブロックごとの
データを得る。このデータは信号線212 を通してブロッ
ク合成回路75、82 に送られる。
【0140】プリンタ部5のブロック合成回路75に送ら
れてきたブロックのデータは、属性データに含まれるそ
のブロックのアドレス情報に基づいてブロック合成回路
75において合成され、合成されたY、R-Y、B-Y データは画
素ごとに順次読み出されプリント処理部76に送られ、プ
リント処理部76においてY、R-Y、B-Y データから黄色、マ
ゼンタ、シアンのデータに変換されて一旦蓄積され、一
旦蓄積された黄色、マゼンタ、シアンのデータは100kHz
の周期で黄色、マゼンタ、シアンの順に読み出されヘッ
ド部77に送られ、ヘッド部77に送られてきた黄色、マゼ
ンタ、シアンのデータの静止画像がその受像紙に印刷さ
れる。
【0141】この場合、1回目の基本伝送期間では、ブ
ロック合成回路82のバッファメモリにはこの例では図4
に示すブロック62-1、62-6、64-11、62-16、62-21 の画像デ
ータが、2回目の基本伝送期間では、ブロック62-2、62-
7、64-12、62-17、62-22 の画像データが、3回目の基本伝
送期間では、ブロック62-3、62-8、64-13、62-18、62-23の
画像データが、4回目の基本伝送期間では、ブロック62
-4、62-9、64-14、62-19、62-24 の画像データが、5回目の
基本伝送期間では、ブロック62-5、62-10、64-15、62-20、6
2-25の画像データがそれぞれ記憶される。したがって、
最初にブロック62-1、62-6、64-11、62-16、62-21 の画像が
印刷され、次にブロック62-2、62-7、64-12、62-17、62-22
の画像が印刷され、次にブロック62-3、62-8、64-13、62-1
8、62-23の画像が印刷され、次にブロック62-4、62-9、64-
14、62-19、62-24 の画像が印刷され、最後にブロック62-
5、62-10、64-15、62-20、62-25の画像が印刷される。
【0142】このようなプリンタ部5によれば、間引き
の行なわれない縦方向のブロックのデータが記憶される
バッファメモリを備えているから、少ないバッファメモ
リの容量にて高解像度の画像を印刷することができる。
【0143】一方、再生部6のブロック合成回路82に送
られてきたブロックのデータは、属性データに含まれる
そのブロックのアドレス情報に基づいてブロック合成回
路82において合成され、画素ごとに400Mbps の速度で読
み出され信号線250 を通してDA変換回路84に送られ、DA
変換回路84においてアナログ信号に変換され、信号線10
6 を通してモニタ装置8に送られ、モニタ装置8の画面
に送られてきたデータの静止画像が再生表示される。
【0144】この場合、1回目の基本伝送期間では、ブ
ロック合成回路82のバッファメモリにはこの例では図5
に示すブロック64-1、64-2、64-3の画像データが、2回目
の基本伝送期間では、ブロック64-4、64-5、64-6の画像デ
ータが、3回目の基本伝送期間では、ブロック64-7、64-
7、64-8の画像データがそれぞれ記憶される。したがっ
て、最初にブロック64-1、64-2、64-3の画像が再生され、
次にブロック64-4、64-5、64-6の画像が再生され、最後に
ブロック64-7、64-7、64-8の画像が再生される。
【0145】このような再生部6によれば、間引きの行
なわれた横方向のブロックのデータが記憶されるバッフ
ァメモリを備えているから、少ないバッファメモリの容
量にて早期にそのデータの画像を再生することができ
る。
【0146】上記実施例では、受信装置4はプリンタ部
5と再生部6の両方の機能を有する構成としたが、どち
らか一方の機能を有する構成にしてもよい。
【0147】上記実施例では、画像信号を直交変換して
符号化する送信装置および符号化された画像の受信装置
について説明したが、本発明は直交変換以外の方法によ
って画像データを圧縮符号化する送信装置および受信装
置についても適用できる。
【0148】また、上記実施例の送信装置を電子スチル
カメラに適用して説明したが、本発明は電子スチルカメ
ラに限られず、たとえば画像ファイル装置のような静止
画像をファイルする必要のある各種装置に適用できるも
のである。
【0149】
【発明の効果】このように、本発明の画像信号の送信装
置によれば、制御手段が伝送クロックの速度に基づく速
度で、かつ伝送インタフェース手段からの要求信号の仕
様データに含まれている受信装置の画素データの記憶形
式および印刷速度または表示速度に基づいて第1の記憶
手段からのブロックごとの画素データの読み出しおよび
読み出し停止を行なっている。
【0150】また、本発明の画像信号の受信装置によれ
ば、送信装置の第1の記憶手段から画素データが読み出
されているときに受信装置の記憶手段にその画素データ
が一時蓄積され、送信装置の第1の記憶手段の画素デー
タの読み出しの停止をしているときに、受信装置の制御
手段はプリント情報に含まれている印刷速度に基づく速
度で、かつ垂直方向に画素順に記憶手段から画素データ
を読み出して印刷し、あるいは再生情報に含まれている
表示速度で、かつ水平方向に画素順に記憶手段から画素
データを読み出してモニタに表示している。
【0151】以上のように送受信装置が構成されている
ので、したがって、受信装置の印刷用の記憶手段および
表示用の記憶手段の記憶容量を少なくすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像信号の送信装置をディジタル
電子スチルカメラに適用した一実施例を示すブロック図
である。
【図2】図1の画像信号の送信装置と図15および図17の
画像信号の受信装置のプリンタ部および再生部が適用さ
れる一例のシステム構成図である。
【図3】ブロック化される前の画像の一例を示す図であ
る。
【図4】図3の画像を間引きなしにブロック化する例を
示す図である。
【図5】図3の画像を間引きしてブロック化する例を示
す図である。
【図6】1つのブロックの画素データの例を示す図であ
る。
【図7】図6の画素データを直交変換したデータの例を
示す図である。
【図8】図7のデータの符号化に割り当てるビット数の
例を示す図である。
【図9】図7のデータの符号化に割り当てるビット数の
他の例を示す図である。
【図10】図1の装置により送出される各ブロックの伝
送フレーム構造の一例を示す図である。
【図11】図1の装置により送出される非同期モードの
各サイクルの同期期間に関する伝送フレーム構造の一例
を示す図である。
【図12】図15の装置により送出される同期モードの伝
送フレーム構造の一例を示す図である。
【図13】図12に示す伝送フレーム構造の仕様データの
伝送フレーム構造の一例を示す図である。
【図14】図1の装置により送出される信号のタイミン
グの一例を示す図である。
【図15】本発明による画像信号の受信装置のプリンタ
部の一実施例を示すブロック図である。
【図16】図15のプリンタ部のブロック合成回路の動作
の一例を示す図である。
【図17】本発明による画像信号の受信装置の再生部の
一実施例を示すブロック図である。
【図18】図17の再生部のブロック合成回路の動作の一
例を示す図である。
【符号の説明】
2 送信装置 4 受信装置 5 プリンタ部 6 再生部 8 モニタ装置 24 撮像デバイス 26 AD変換回路 28 前処理回路 32 直交変換回路 34 符号化回路 36 多重化回路 40、50 メモリ 42 同期信号発生回路 44 ルックアップテーブル(LUT) 46、73 復号回路 48、74 直交逆変換回路 52、71 伝送インタフェース回路 54、72 伝送タイミング制御部 56、78、86 制御部 75、82 ブロック合成回路 76 プリント処理部 77 ヘッド部 84 DA変換回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/41 H04N 1/41 Z 7/24 7/13 Z

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信線を介して要求信号を受けて1画面
    の静止画像の画像信号を該通信線に送信する画像信号の
    送信装置において、該装置は、 前記画像信号の画素データの表わす画面がブロックに分
    割され、該画素データがブロックごとに完結され蓄積さ
    れる第1の記憶手段と、 前記通信線から要求信号を受けて出力し、前記第1の記
    憶手段からのブロックごとの画素データを所定の周波数
    の伝送クロックにてシリアルに該通信線に出力する伝送
    インタフェース手段と、 前記第1の記憶手段および伝送インタフェース手段を制
    御する制御手段とを有し、 該制御手段は、前記伝送クロックの速度に基づく速度
    で、かつ前記伝送インタフェース手段からの要求信号の
    仕様データに含まれている受信装置の画素データの記憶
    形式および印刷速度または表示速度に基づいて前記第1
    の記憶手段からのブロックごとの画素データの読み出し
    および読み出し停止を行なうことを特徴とする画像信号
    の送信装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の画像信号の送信装置に
    おいて、該装置はさらに、前記第1の記憶手段から読み
    出されたブロックごとの画素データを一旦蓄積する第2
    の記憶手段を有し、 前記制御手段は、前記第1の記憶手段から読み出す速度
    が前記伝送クロックの速度よりも遅い場合には、前記第
    2の記憶手段に蓄積された画素データを該伝送クロック
    の速度に基づく速度で読み出して前記伝送インタフェー
    ス手段に送ることを特徴とする画像信号の送信装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の画像信号の送
    信装置において、前記第1の記憶手段には画素が間引か
    れずにブロック化された画素データが蓄積され、また前
    記仕様データにプリンタ情報が含まれている場合には、
    前記制御手段は、該プリンタ情報に基づき前記第1の記
    憶手段から画面の垂直方向に構成されるブロックの画素
    データを所定のブロックの順に所定のブロックの数だけ
    読み出すことを特徴とする画像信号の送信装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または2に記載の画像信号の送
    信装置において、前記第1の記憶手段には画素が間引か
    れてブロック化された画素データが蓄積され、また前記
    仕様データに再生情報が含まれている場合には、前記制
    御手段は、該再生情報に基づき前記第1の記憶手段から
    画面の水平方向に構成されるブロックの画素データを所
    定のブロックの順に所定のブロックの数だけ読み出すこ
    とを特徴とする画像信号の送信装置。
  5. 【請求項5】 通信線を介して要求信号を受けて1画面
    の静止画像の画像信号を該通信線に送信する画像信号の
    送信装置において、該装置は、 前記画像信号の画素データの表わす画面がブロックに分
    割され圧縮され、該画素データがブロックごとに完結さ
    れ蓄積される第1の記憶手段と、 前記通信線から要求信号を受けて出力し、前記第1の記
    憶手段からの圧縮されたブロックごとの画素データを所
    定の周波数の伝送クロックにてシリアルに該通信線に出
    力する伝送インタフェース手段と、 前記第1の記憶手段および伝送インタフェース手段を制
    御する制御手段とを有し、 該制御手段は、前記伝送クロックの速度に基づく速度
    で、かつ前記伝送インタフェース手段からの要求信号の
    仕様データに含まれている受信装置の画素データの記憶
    形式および印刷速度または表示速度に基づいて前記第1
    の記憶手段からのブロックごとの画素データの読み出し
    および読み出し停止を行なうことを特徴とする画像信号
    の送信装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の画像信号の送信装置に
    おいて、該装置はさらに、前記第1の記憶手段から読み
    出されたブロックごとの画素データを一旦蓄積する第2
    の記憶手段を有し、 前記制御手段は、前記第1の記憶手段から読み出す速度
    が前記伝送クロックの速度よりも遅い場合には、前記第
    2の記憶手段に蓄積された画素データを該伝送クロック
    の速度に基づく速度で読み出して前記伝送インタフェー
    ス手段に送ることを特徴とする画像信号の送信装置。
  7. 【請求項7】 請求項5または6に記載の画像信号の送
    信装置において、前記第1の記憶手段には画素が間引か
    れずにブロック化され圧縮された画素データが蓄積さ
    れ、また前記仕様データにプリンタ情報が含まれている
    場合には、前記制御手段は、該プリンタ情報に基づき前
    記第1の記憶手段から画面の垂直方向に構成されるブロ
    ックの画素データを所定のブロックの順に所定のブロッ
    クの数だけ読み出すことを特徴とする画像信号の送信装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項5または6に記載の画像信号の送
    信装置において、前記第1の記憶手段には画素が間引か
    れてブロック化され圧縮された画素データが蓄積され、
    また前記仕様データに再生情報が含まれている場合に
    は、前記制御手段は、該再生情報に基づき前記第1の記
    憶手段から画面の水平方向に構成されるブロックの画素
    データを所定のブロックの順に所定のブロックの数だけ
    読み出すことを特徴とする画像信号の送信装置。
  9. 【請求項9】 通信線を介して要求信号を受けて1画面
    の静止画像の画像信号を該通信線に送信する画像信号の
    送信装置において、該装置は、 前記画像信号の画素データの表わす画面がブロックに分
    割され圧縮され、該画素データがブロックごとに完結さ
    れ蓄積される第1の記憶手段と、 該第1の記憶手段から読み出されたブロックごとの画素
    データを伸長復号する伸長復号手段と、 前記通信線から要求信号を受けて出力し、前記伸長復号
    手段からの伸長復号されたブロックごとの画素データを
    所定の周波数の伝送クロックにてシリアルに該通信線に
    出力する伝送インタフェース手段と、 前記第1の記憶手段、伸長復号手段および伝送インタフ
    ェース手段を制御する制御手段とを有し、 該制御手段は、前記伝送クロックの速度に基づく速度
    で、かつ前記伝送インタフェース手段からの要求信号の
    仕様データに含まれている受信装置の画素データの記憶
    形式および印刷速度または表示速度に基づいて前記第1
    の記憶手段からのブロックごとの画素データの読み出し
    および読み出し停止を行なうことを特徴とする画像信号
    の送信装置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の画像信号の送信装置
    において、該装置はさらに、前記伸長復号手段からのブ
    ロックごとの画素データを一旦蓄積する第2の記憶手段
    を有し、 前記制御手段は、前記第1の記憶手段から読み出す速度
    が前記伝送クロックの速度よりも遅い場合には、前記第
    2の記憶手段に蓄積された画素データを該伝送クロック
    の速度に基づく速度で読み出して前記伝送インタフェー
    ス手段に送ることを特徴とする画像信号の送信装置。
  11. 【請求項11】 請求項9または10に記載の画像信号
    の送信装置において、前記第1の記憶手段には画素が間
    引かれずにブロック化され圧縮された画素データが蓄積
    され、また前記仕様データにプリンタ情報が含まれてい
    る場合には、前記制御手段は、該プリンタ情報に基づき
    前記第1の記憶手段から画面の垂直方向に構成されるブ
    ロックの画素データを所定のブロックの順に所定のブロ
    ックの数だけ読み出すことを特徴とする画像信号の送信
    装置。
  12. 【請求項12】 請求項9または10に記載の画像信号
    の送信装置において、前記第1の記憶手段には画素が間
    引かれてブロック化され圧縮された画素データが蓄積さ
    れ、また前記仕様データに再生情報が含まれている場合
    には、前記制御手段は、該再生情報に基づき前記第1の
    記憶手段から画面の水平方向に構成されるブロックの画
    素データを所定のブロックの順に所定のブロックの数だ
    け読み出すことを特徴とする画像信号の送信装置。
  13. 【請求項13】 請求項1または9に記載の装置の伝送
    インタフェース手段により通信線に送出されたブロック
    の画素データを受けて出力するとともに、該通信線に送
    出される要求信号を出力する伝送インタフェース手段を
    有し、 該要求信号の仕様データにはプリント情報が含まれてお
    り、該通信線を介して送られてきたブロックの画素デー
    タは間引かれないものであり、 1画面の垂直方向に構成されるブロックの画素データを
    該プリント情報に含まれている所定のブロックの数だけ
    蓄積する容量を有し、該伝送インタフェース手段により
    出力されたブロックの画素データを該所定のブロックの
    数だけ蓄積する記憶手段と、 該記憶手段により読み出された画素データを印刷できる
    データに変換するとともに、該変換したデータを印刷す
    る印刷手段と、 前記伝送インタフェース手段、記憶手段および印刷手段
    を制御する制御手段とを有し、 該制御手段は、前記プリント情報に含まれている印刷速
    度に基づく速度で、かつ垂直方向に画素順に記憶手段か
    ら画素データを読み出すことを特徴とする画像信号の受
    信装置。
  14. 【請求項14】 請求項1または9に記載の装置の伝送
    インタフェース手段により通信線に送出されたブロック
    の画素データを受けて出力するとともに、該通信線に送
    出される要求信号を出力する伝送インタフェース手段を
    有し、 該要求信号の仕様データには再生情報が含まれており、
    該通信線を介して送られてきたブロックの画素データは
    間引かれたものであり、 1画面の水平方向に構成されるブロックの画素データを
    該再生情報に含まれている所定のブロックの数だけ蓄積
    する容量を有し、該伝送インタフェース手段により出力
    されたブロックの画素データを該所定のブロックの数だ
    け蓄積する記憶手段と、 該記憶手段により読み出された画素データを再生する再
    生手段と、 前記伝送インタフェース手段、記憶手段および再生手段
    を制御する制御手段とを有し、 該制御手段は、前記再生情報に含まれている表示速度
    で、かつ水平方向に画素順に前記記憶手段から画素デー
    タを読み出すことを特徴とする画像信号の受信装置。
  15. 【請求項15】 請求項5に記載の装置の伝送インタフ
    ェース手段により通信線に送出されたブロックの画素デ
    ータを受けて出力するとともに、該通信線に送出される
    要求信号を出力する伝送インタフェース手段を有し、 該要求信号の仕様データにはプリント情報が含まれてお
    り、該通信線を介して送られてきたブロックの画素デー
    タは圧縮されたデータおよび間引かれていないデータで
    あり、 該伝送インタフェース手段から送られてくるブロックご
    との画素データを伸長復号する伸長復号手段と、 1画面の垂直方向に構成されるブロックの画素データを
    該プリント情報に含まれている所定のブロックの数だけ
    蓄積する容量を有し、前記伸長復号手段により伸長復号
    されたブロックごとの画素データを該所定のブロックの
    数だけ蓄積する記憶手段と、 該記憶手段により読み出された画素データを印刷できる
    データの形式に変換するとともに、該変換したデータを
    印刷する印刷手段と、 前記伝送インタフェース手段、記憶手段および印刷手段
    を制御する制御手段とを有し、 該制御手段は、前記プリント情報に含まれている印刷速
    度に基づく速度で、かつ垂直方向に画素順に記憶手段か
    ら画素データを読み出すことを特徴とする画像信号の受
    信装置。
  16. 【請求項16】 請求項5に記載の装置の伝送インタフ
    ェース手段により通信線に送出されたブロックの画素デ
    ータを受けて出力するとともに、該通信線に送出される
    要求信号を出力する伝送インタフェース手段を有し、 該要求信号の仕様データには再生情報が含まれており、
    該通信線を介して送られてきたブロックの画素データは
    圧縮されたデータおよび間引かれたデータであり、 該伝送インタフェース手段から送られてくるブロックご
    との画素データを伸長復号する伸長復号手段と、 1画面の水平方向に構成されるブロックの画素データを
    前記再生情報に含まれている所定のブロックの数だけ蓄
    積する容量を有し、該伸長復号手段により伸長復号され
    たブロックごとの画素データを該所定のブロックの数だ
    け蓄積する記憶手段と、 該記憶手段により読み出された画素データを再生する再
    生手段と、 前記伝送インタフェース手段、記憶手段および再生手段
    を制御する制御手段とを有し、 該制御手段は、前記再生情報に含まれている表示速度
    で、かつ水平方向に画素順に前記記憶手段から画素デー
    タを読み出すことを特徴とする画像信号の受信装置。
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