JP4813878B2 - 端子付アルミ電線及びその製造方法 - Google Patents

端子付アルミ電線及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4813878B2
JP4813878B2 JP2005342494A JP2005342494A JP4813878B2 JP 4813878 B2 JP4813878 B2 JP 4813878B2 JP 2005342494 A JP2005342494 A JP 2005342494A JP 2005342494 A JP2005342494 A JP 2005342494A JP 4813878 B2 JP4813878 B2 JP 4813878B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
aluminum
wire
electric wire
exposed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005342494A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007073491A (ja
Inventor
哲哉 芦田
一彦 寺澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Cable Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Cable Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Cable Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Cable Industries Ltd
Priority to JP2005342494A priority Critical patent/JP4813878B2/ja
Publication of JP2007073491A publication Critical patent/JP2007073491A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4813878B2 publication Critical patent/JP4813878B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)
  • Insulated Conductors (AREA)

Description

本発明は、端子付アルミ電線及びその製造方法に関する。
従来、主に自動車等に使用されるバッテリーケーブルの導線(導体)には、低電圧用途を目的として銅や銅合金が使用されていたが、車体の軽量化のため導線を銅製等からアルミニウム製又はアルミニウム合金製に変更したアルミ電線を使用する割合が多くなってきている。
しかし、従来の銅製等の導線は、端子をかしめる(コーキング)するだけで十分に導通(導電)させることが可能であったが、アルミニウム製又はアルミニウム合金製の導線では、表面に酸化皮膜が形成されるので、導線と端子間の接触抵抗の増大により導通し難い(電気的接続を確保し難い)という欠点があった。特に、アルミ電線をバッテリーケーブルのように温度が上がる環境下で使用する場合は、酸化皮膜の形成が促進されて、酸化皮膜が厚くなって一層導通が困難になるという問題が生じていた。
そして、上記問題を解決するために、従来の端子付アルミ電線(その製造方法)は、導通性(電気的接続)を確保するために、導線と端子との間に延展性に富む金属材を介在させカシメ加工して接続し、導線と端子との接触面積を増大させて接触抵抗を低下させていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−299140号公報
しかし、従来の端子付アルミ電線(及びその製造方法)では、端子が導線を安定して圧着保持するために強くカシメ加工した場合、端子内で導線に局部的な押圧力が作用し、導線全体の横断面形状が大きく変化する。そして、その導線を形成する多数本の素線も押圧され互いに圧着し合って変形し、円形の横断面形状が維持できなくなる(図12参照)。このことにより、介在させた金属材は押しつぶされて割れたり導線表面から剥離したりして、導線と空気とが接触し易くなる(接触面積が増える)。その結果、導線の端子との接触面に酸化皮膜が形成され易くなり、接触抵抗が増大する(導通性が低下する)といった問題があった。
なお、上記特許文献1の図3等には、複数本の素線を束ねた芯線部が端子に圧着された状態が示され、各素線の横断面形状までは図示されていないが、このようにカシメ加工した場合は各素線は当然横断面円形を維持できず変形して圧着保持されている。
そこで、本発明は、アルミニウム製又はアルミニウム合金製の導線(素線)の導通性を維持することができ、かつ、機械(強度)的接続を十分に確保することができる端子付アルミ電線とその製造方法とを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る端子付アルミ電線は、アルミニウム製又はアルミニウム合金製の多数本の素線から成る導線部を絶縁体で被覆して成るアルミ電線の一端部を剥離して露出させた露出導線部の素線端部と、端子とを、接続した接続構造を有する端子付アルミ電線に於て、上記各素線端部は、延展性に富む電導被覆層にて被覆され、上記露出導線部の横断面形状を円形乃至略円形として上記端子内に圧着保持され、さらに、上記端子は、上記露出導線部をカシメ加工部にて圧着保持すると共に、該カシメ加工部は、横断面形状が切れ目の無い閉環状であり、かつ、横断面180°対称位置に圧着折返外鍔部を有する。
また、アルミニウム製又はアルミニウム合金製の多数本の素線から成る導線部を絶縁体で被覆して成るアルミ電線の一端部を剥離して露出させた露出導線部の素線端部と、端子とを、接続した接続構造を有する端子付アルミ電線に於て、上記各素線端部は、延展性に富む電導被覆層にて被覆され、各素線端部の横断面円形状を維持したまま上記端子内に圧着保持され、さらに、上記端子は、上記露出導線部をカシメ加工部にて圧着保持すると共に、該カシメ加工部は、横断面形状が切れ目の無い閉環状であり、かつ、横断面180°対称位置に圧着折返外鍔部を有する。
また、アルミニウム製又はアルミニウム合金製の多数本の素線から成る導線部を絶縁体で被覆して成るアルミ電線の一端部を剥離して露出させた露出導線部の素線端部と、端子とを、接続した接続構造を有する端子付アルミ電線に於て、上記各素線端部は、延展性に富む電導被覆層にて被覆され、上記露出導線部の横断面形状を円形乃至略円形として、かつ、各素線端部の横断面円形状を維持したまま上記端子内に圧着保持され、さらに、上記端子は、上記露出導線部をカシメ加工部にて圧着保持すると共に、該カシメ加工部は、横断面形状が切れ目の無い閉環状であり、かつ、横断面180°対称位置に圧着折返外鍔部を有する。
た、本発明に係る端子付アルミ電線の製造方法は、アルミニウム製又はアルミニウム合金製の多数本の素線から成る導線部を絶縁体で被覆して成るアルミ電線の一端部にて該絶縁体を剥離して上記導線部を露出させその露出導線部の素線端部に端子を圧着保持させて接続する接続工程を備えた端子付アルミ電線の製造方法に於て、上記各素線端部を被覆するように延展性に富む金属材を付着させ、次に、上記端子のスリーブ部の挿入孔内に上記露出導線部を挿入し、上記スリーブ部の横断面 180°対称位置に圧着折返外鍔部が形成されるように縮径塑性加工して上記素線端部を圧着保持し、各素線端部の横断面円形状を維持しつつ上記各素線端部の外面に延展性に富む金属材から成る電導被覆層を形成する。
また、アルミニウム製又はアルミニウム合金製の多数本の素線から成る導線部を絶縁体で被覆して成るアルミ電線の一端部にて該絶縁体を剥離して上記導線部を露出させその露出導線部の素線端部に端子を圧着保持させて接続する接続工程を備えた端子付アルミ電線の製造方法に於て、上記端子の有底円筒状のスリーブ部の挿入孔内に延展性に富む金属材を溶融状態で注入し、又は、該挿入孔内で延展性に富む金属材を溶融し、次に、上記露出導線部を上記挿入孔内に挿入して溶融した上記金属材に上記各素線端部を埋入し、上記スリーブ部の横断面 180°対称位置に圧着折返外鍔部が形成されるように縮径塑性加工して上記素線端部を圧着保持し、各素線端部の横断面円形状を維持しつつ上記各素線端部の外面に延展性に富む金属材から成る電導被覆層を形成する。
本発明は、次のような著大な効果を奏する。
本発明に係る端子付アルミ電線及びその製造方法によれば、露出導線部の横断面形状を円形乃至略円形に維持でき、かつ、各素線端部の横断面円形状を維持することができる。つまり、端子内で露出導線部の横断面形状と各素線端部の横断面形状が大きく変形しないので、各素線端部を覆う電導被覆層が割れたり剥がれたりすることがない。従って、端子をカシメ加工して接続した状態で、各素線端部が電導被覆層に覆われているので、露出導線部(各素線端部)と端子との接触面積を増大させて接触抵抗を低減することができると共に、各素線端部の表面(外面)に酸化皮膜が形成されるのを防止することができ、十分に導通性を確保して接続することができる。
言い換えれば、露出導線部(素線端部)と端子とを電導被覆層を介して機械的に強固に接続でき、かつ、電導被覆層が各素線端部の酸化皮膜の形成を防止して(接触抵抗を低減して)十分に導通性を確保して接続することができる。
さらに、高温環境下で使用されてもその導通性を長期間維持することができる。
以下、実施の形態を示す図面に基づき本発明を詳説する。
まず、本発明に係る端子付アルミ電線について説明すると、図1〜図3に於て、1は自動車のバッテリーケーブルに使用されるアルミ電線であり、アルミニウム製又はアルミニウム合金製の多数本の素線2を撚り合わせた導線部(撚線)7を絶縁体3で被覆して成るものである。アルミ電線1の一端部は、絶縁体3が剥離され導線部7の一部が露出している。そして、露出させた露出導線部7aの各素線端部2aは、延展性に富む電導被覆層6にて被覆され、そして、端子4がカシメ加工され接続されている。9は端子4がカシメ加工されたカシメ加工部である。このように本発明に係る端子付アルミ電線は、アルミ電線1の端部に端子4が固着された接続構造を有する。
図4は端子4のカシメ加工部9での横断面図であり、このように端子4内に於て、露出導線部7aの横断面形状は円形乃至略円形であり、また、各素線端部2aの横断面形状は円形として圧着保持されている。
具体的には、図1〜図3に示すように、端子4は、図外の電気機器の端子等に接続される端子本体12と、端子本体12の基端部に一体状に連設される有底円筒状のスリーブ部10とを、有している。さらに、スリーブ部10は横断面円形の挿入孔5を有し、挿入孔5は、スリーブ部10の内周面13と、端子本体12の基端側に配置される底部15と、底部15と反対側に配置される開口部14と、から形成されている。なお、端子本体12は、自動車のバッテリーの端子を挿入して接続するための孔部16を有している。
また、露出導線部7aの各素線端部2aの外面は、延展性に富む電導被覆層6にて被覆され、露出導線部7aは端子4の挿入孔5内に挿入されている。
端子4は、スリーブ部10の外面からプレス機等により縮径塑性加工(カシメ加工)されたカシメ加工部9を有し、露出導線部7aをカシメ加工部9にて圧着保持している。
また、図4の(A)に示すように、カシメ加工部9は、横断面形状が切れ目の無い閉環状であり、かつ、横断面 180°対称位置に圧着折返外鍔部8,8を有している。つまり、カシメ加工部9は、弧状に形成され露出導線部7aの外周面に圧着される一対の弧状保持部24,24を有し、その一対の弧状保持部24,24は、それぞれの両端部にて、圧着折返外鍔部8,8を介して一体に連結されている。
端子4の挿入孔5内では、露出導線部7aの横断面形状を円形乃至略円形として圧着保持されている。ここで略円形には、例えば、楕円形・レモン形等を含むものと定義する。
また、各素線端部2aは、横断面円形状を維持したまま端子4内に圧着保持されている。
カシメ加工部9に於て、上記電導被覆層6は、端子4の内周面13と露出導線部7a(素線端部2a)との間、及び、各素線端部2a同士の間に、介在している。言い換えれば、電導被覆層6は各素線端部2aを被覆すると共に一体状に連結(固着)して、端子4と各素線端部2aとは電導被覆層6を介して電気的に接続されている。また、電導被覆層6には、例えば、Sn系やZn系などアルミ用ハンダを用いている。
本発明の端子付アルミ電線は設計変更自由であり、端子4の形状は接続される電気機器の端子形状に対応させたものとすればよく、スリーブ部10は底部15の無い筒状や、横断面形状が円形以外の形状であってもよい。また、導線部7は撚線でなく直線状であってもよい。
次に、本発明に係る端子付アルミ電線の製造方法について説明する。
図5に於て、容器17内に延展性に富んだ金属材11を溶融状態で入れ、予めアルミ電線1の一端部の絶縁体3を剥離して露出した露出導線部7aを、挿入孔5内の溶融金属材11に没入させ引き抜いて、露出導線部7aの各素線端部2aを被覆するように溶融金属材11を付着させる。付着した溶融金属材11が固化後、図6に示すように、端子4のスリーブ部10の挿入孔5内に露出導線部7aを挿入する。また、露出導線部7aを挿入孔5内に挿入した状態でのスリーブ部10及び露出導線部7aの横断面図を、図7の(A)に示す。
そして、図7(B)に示すように、スリーブ部10の左右両側にそれぞれ矢印P,Pと矢印Q,Qの方向に押圧力を付与する。これら矢印Pと矢印Qで示す押圧力は、挿入孔5内の露出導線部7aを避けるようにスリーブ部10の外面を挟圧するものであり、挿入孔5内の露出導線部7aに向かって付与されていない。
図7の(C)に於て、矢印Pと矢印Qで示す押圧力にて、スリーブ部10の横断面 180°対称位置に圧着折返外鍔部8,8が形成されるように、端子4を縮径塑性加工(カシメ加工)し、その縮径塑性加工にて形成されたカシメ加工部9の弧状保持部24,24(の内周面13)にて露出導線部7a(素線端部2a)は圧着保持される。そして、端子4が露出導線部7aを圧着保持する際、露出導線部7aの横断面形状を円形乃至略円形に維持しつつ、かつ、各素線端部2aの横断面円形状を維持しながら、各素線端部2aの外面に延展性に富む金属材11から成る電導被覆層6が形成される。このように、本発明に係る端子付アルミ電線の製造方法は、接続工程に特徴を備えている。
また、本発明の他の端子付アルミ電線の製造方法(主として接続工程)について説明する。
図8に示すように、挿入孔5の開口部14が上方を向くように有底円筒状のスリーブ部10(端子4)を鉛直方向縦向きに配置し、挿入孔5内に延展性に富む金属材11を溶融状態で所定量注入する。或いは、挿入孔5内で金属材11を溶融してもよい。そして、予めアルミ電線1の一端部の絶縁体3を剥離して露出させた露出導線部7aを、図9に示すように、挿入孔5内の溶融金属材11へ埋入する。この露出導線部7aを溶融金属材11内へ埋入した状態では、溶融金属材11は露出導線部7aの各素線端部2aの間に入り込んで、図10の(B)に示す横断面図のようになっている。
図10に於て、金属材11が溶融状態のまま、(B)に示すように、スリーブ部10の左右両側にそれぞれ矢印P,Pと矢印Q,Qの方向に押圧力を付与する。これら矢印Pと矢印Qで示す押圧力は、挿入孔5内の露出導線部7aを避けるようにスリーブ部10の外面を挟圧するものであり、挿入孔5内の露出導線部7aに向かって付与されていない。
また、この矢印Pと矢印Qで示す押圧力は、図10の(A)に示すように、露出導線部7aが溶融金属材11に埋入した部位に対応するスリーブ部10の外面に付与される。
図11に於て、矢印Pと矢印Qで示す押圧力にて、スリーブ部10の横断面 180°対称位置に圧着折返外鍔部8,8が形成されるように、端子4を縮径塑性加工(カシメ加工)し、その縮径塑性加工にて形成されたカシメ加工部9の弧状保持部24,24(の内周面13)にて露出導線部7a(素線端部2a)は圧着保持される。
そして、端子4が露出導線部7aを圧着保持する際、露出導線部7aの横断面形状は円形乃至略円形に維持され、かつ、各素線端部2aの横断面円形状は維持される。その後、溶融した金属材11は固化し、各素線端部2aの外面に延展性に富む金属材11から成る電導被覆層6が形成される。
図12、図13、図14に於て示すのは、本発明の比較例の端子付アルミ電線(その製造方法)であり、各図の(A)は、アルミ電線1に端子4をカシメ加工して接続した状態の平面説明図であり、各図の(B)は、その端子4のカシメ加工部18の横断面説明図である。
また、各図に示すアルミ電線1の一端部の絶縁体3を剥離して露出した露出導線部7aには、予め延展性に富む金属材11が付着され、その金属材11は露出導線部7aの各素線端部2aの間にも介在している。
具体的には、図12に示す端子4は、金属板を所定形状に打ち抜いてプレス加工したものであり、その端子4の有する一対のカシメ片19,19の間に露出導線部7aが配置され、それぞれのカシメ片19,19を内側へ曲げてカシメ加工したカシメ加工部18が形成されている。図12(B)に示すように、カシメ加工部18では、露出導線部7aの横断面全体形状は凹状に変形し、各素線端部2aの横断面形状は圧縮され角張った形状に変形している。そして、各素線端部2aの間に介在する金属材11は、(図示省略するが)極薄につぶされて割れたり粉状となっている。つまり、各素線端部2aの外面には金属材11から成る電導被覆層6は形成されていない。
また、図13に示す端子4は、挿通孔21が形成された円筒部20を有し、挿通孔21内に露出導線部7aが挿入されている。そして、端子4には、円筒部20の外面から内部の露出導線部7aへ向かって局部的に押圧力を作用させカシメ加工したカシメ加工部18が形成されている。図13(B)に示すように、カシメ加工部18では、露出導線部7aの横断面全体形状は略横倒三日月形に変形し、各素線端部2aの横断面形状は圧縮され角張った形状に変形している。そして、各素線端部2aの間に介在する金属材11は、(図示省略するが)極薄につぶされて割れたり粉状となっており、各素線端部2aの外面には金属材11から成る電導被覆層6は形成されていない。
また、図14に示す端子4は、有底円筒状のスリーブ部23を有し、スリーブ部23に形成された挿入孔22には露出導線部7aが挿入されている。そして、端子4には、スリーブ部23の外面から内部の露出導線部7aへ向かって局部的に押圧力を作用させカシメ加工したカシメ加工部18が形成されている。図14(B)に示すように、カシメ加工部18では、露出導線部7aの横断面全体形状は略横倒三日月形に変形し、各素線端部2aの横断面形状は圧縮され角張った形状に変形している。そして、各素線端部2aの間に介在する金属材11は、(図示省略するが)極薄につぶされて割れたり粉状となっており、各素線端部2aの外面には金属材11から成る電導被覆層6は形成されていない。
次に、端子4とアルミ電線1とを、図1〜図3に示す本発明の端子付アルミ電線の接続構造及び上記図12〜図13に示す比較例の接続構造にて接続し、それぞれの端子付アルミ電線(接続構造)での端子固着力(接続強度)の測定試験、及び、端子付アルミ電線に規定電流を印加し、その際の電圧値から抵抗を測定し電線/端子間の接触抵抗とした接触抵抗値(電圧降下法による)を測定する試験を行った。
具体的には、アルミ電線1の種類は38SQと50SQの2種類を用意し、38SQのアルミ電線1は、以下(i)〜(iv)に示す4種類の端子付アルミ電線のサンプルを作製した。また、50SQのアルミ電線1は、以下(v)〜(vii)に示す3種類の端子付アルミ電線のサンプルを作製した。
〔アルミ電線が38SQの場合の端子付アルミ電線〕
(i) 本発明の接続構造にて接続した。
(ii) 図12に示す比較例(比較例1)の接続構造にて接続した。
(iii) 図13に示す比較例(比較例2)の接続構造にて接続した。
(iv) 図14に示す比較例(比較例3)の接続構造にて接続した。
〔アルミ電線が50SQの場合の端子付アルミ電線〕
(v) 本発明の接続構造にて接続した。
(vi) 図12に示す比較例(比較例1)の接続構造にて接続した。
(vii) 図14に示す比較例(比較例3)の接続構造にて接続した。
なお、(i)〜(vii)の全ての各素線端部2aには金属材11を付着させている。また、金属材11の素材は、Sn系やZn系などアルミ用ハンダを使用した。
そして、上記(i)〜(vii)の各接続種類に於て、端子固着力(接続強度)を測定するために、接続してから所定時間経過後、端子4とアルミ電線1とを引っ張って、露出導線部7aに徐々に引張力を強く付与していき、露出導線部7aが破断するまでの引張力を測定した(下記の表1、表2参照)。
また、(i)〜(vii)の各接続種類に於て、接続してから所定時間経過後の接触抵抗値を測定し(下記の表3、表4参照)、(i)と(iv)の(アルミ電線1が38SQの)場合に於ては、その所定時間経過後(加熱前)の接触抵抗値を測定し、さらに、120 ℃で200 時間加熱した後に接触抵抗値を測定した。また、(i)の端子付アルミ電線に於ては、120 ℃で500 時間及び1000時間加熱後の接触抵抗値も測定した(下記の表5参照)。
それぞれの試験結果を下記の表1〜5に示す。
Figure 0004813878
Figure 0004813878
Figure 0004813878
Figure 0004813878
Figure 0004813878
まず、端子固着力は、表1と表2に記載されているように、本発明と比較例とに多少の差はあるものの、極端な差は確認されなかった。
接触抵抗値は、表3と表4に記載されているように、38SQのアルミ電線1を使用した場合の表3に於て、(i)〜(iv)の各サンプルの接触抵抗値の平均値(n=5)を比較すると、本発明の接続構造を用いた(i)のサンプルの測定値の平均値(0.03mΩ)が他のサンプルの平均値に比べ非常に小さいことが分かる。
また、50SQのアルミ電線1を使用した場合の表4に於て、(v)〜(vii)の各サンプルの接触抵抗値の平均値を比較すると、本発明の端子付アルミ電線を用いた(v)のサンプルの平均値(0.03mΩ)が他のサンプルの平均値に比べ最も小さい値を示した。
所定時間経過後の接触抵抗値と加熱後の接触抵抗値の測定結果を示す表5について説明する。
表5に示されている試験前(加熱前)の(i)と(iv)のサンプルの接触抵抗値のデータは、加熱後の接触抵抗値との比較のため上記表3と同じデータを表示したものである。なお、所定時間経過後の接触抵抗値に関しては、上述の通り、(i)のサンプルの測定値及びその平均値は、(iv)のサンプルの値に比べ小さい。
そして、(i)と(iv)のサンプルを120 ℃で200 時間加熱後、接触抵抗値を測定した場合は、例えば、(iv)のサンプルでは、加熱前(試験前)の値0.09mΩから120 ℃×200時間の加熱後0.43mΩと著しく増加した。
一方、(i)のサンプルでは、加熱前(試験前)の値0.03mΩが、120 ℃×1000時間の加熱後でも0.04mΩであり、0.01mΩというわずかな増加を示しただけであった。
上記表1〜5の結果をまとめると、本発明の接続構造(接続方法)にて接続した(i)及び(v)のサンプルは、端子固着力(接続強度)の点に於ては、それら以外のサンプルと余り差はないが、接続してから所定時間経過後の接触抵抗値は、他のサンプルと比べ非常に小さい値を安定して示し、加熱後もその接触抵抗値が大きく増加することなく維持されていることが確認できた。
以上のように、本発明の端子付アルミ電線は、アルミニウム製又はアルミニウム合金製の多数本の素線2から成る導線部7を絶縁体3で被覆して成るアルミ電線1の一端部を剥離して露出させた露出導線部7aの素線端部2aと、端子4とを、接続した接続構造を有する端子付アルミ電線に於て、各素線端部2aは、延展性に富む電導被覆層6にて被覆され、露出導線部7aの横断面形状を円形乃至略円形として端子4内に圧着保持されているので、端子4内で露出導線部7aの横断面形状が大きく変形せず、各素線端部2aを覆う電導被覆層6が割れたり剥がれたりすることがない。従って、端子4をカシメ加工して接続した状態で、各素線端部2aが電導被覆層6に覆われているので、露出導線部7a(各素線端部2a)と端子4との接触面積を増大させて接触抵抗を低減することができると共に、各素線端部2aの表面(外面)に酸化皮膜が形成されるのを防止することができ、十分に導通性を確保して接続することができる。
言い換えれば、素線端部2aと端子4とを電導被覆層6を介して機械的に強固に接続でき、かつ、電導被覆層6が各素線端部2aの酸化皮膜の形成を防止して(接触抵抗を低減して)十分に導通性を確保して接続することができる。
さらに、高温環境下で使用されてもその導通性を長期間維持することができる。
また、アルミニウム製又はアルミニウム合金製の多数本の素線2から成る導線部7を絶縁体3で被覆して成るアルミ電線1の一端部を剥離して露出させた露出導線部7aの素線端部2aと、端子4とを、接続した接続構造を有する端子付アルミ電線に於て、各素線端部2aは、延展性に富む電導被覆層6にて被覆され、各素線端部2aの横断面円形状を維持したまま端子4内に圧着保持されているので、端子4内で各素線端部2aの横断面形状が大きく変形せず、各素線端部2aを覆う電導被覆層6が割れたり剥がれたりすることがない。従って、端子4をカシメ加工して接続した状態で、各素線端部2aが電導被覆層6に覆われているので、露出導線部7a(各素線端部2a)と端子4との接触面積を増大させて接触抵抗を低減することができると共に、各素線端部2aの表面(外面)に酸化皮膜が形成されるのを防止することができ、十分に導通性を確保して接続することができる。
言い換えれば、素線端部2aと端子4とを電導被覆層6を介して機械的に強固に接続でき、かつ、電導被覆層6が各素線端部2aの酸化皮膜の形成を防止して(接触抵抗を低減して)十分に導通性を確保して接続することができる。
さらに、高温環境下で使用されてもその導通性を長期間維持することができる。
また、アルミニウム製又はアルミニウム合金製の多数本の素線2から成る導線部7を絶縁体3で被覆して成るアルミ電線1の一端部を剥離して露出させた露出導線部7aの素線端部2aと、端子4とを、接続した接続構造を有する端子付アルミ電線に於て、各素線端部2aは、延展性に富む電導被覆層6にて被覆され、露出導線部7aの横断面形状を円形乃至略円形として、かつ、各素線端部2aの横断面円形状を維持したまま端子4内に圧着保持されているので、端子4内で露出導線部7aの横断面形状及び各素線端部2aの横断面形状が大きく変形せず、各素線端部2aを覆う電導被覆層6が割れたり剥がれたりすることがない。従って、端子4をカシメ加工して接続した状態で、各素線端部2aが電導被覆層6に覆われているので、露出導線部7a(各素線端部2a)と端子4との接触面積を増大させて接触抵抗を低減することができると共に、各素線端部2aの表面(外面)に酸化皮膜が形成されるのを防止することができ、十分に導通性を確保して接続することができる。
言い換えれば、素線端部2aと端子4とを電導被覆層6を介して機械的に強固に接続でき、かつ、電導被覆層6が各素線端部2aの酸化皮膜の形成を防止して(接触抵抗を低減して)十分に導通性を確保して接続することができる。
さらに、高温環境下で使用されてもその導通性を長期間維持することができる。
また、端子4は、露出導線部7aをカシメ加工部9にて圧着保持すると共に、カシメ加工部9は、横断面形状が切れ目の無い閉環状であり、かつ、横断面 180°対称位置に圧着折返外鍔部8,8を有するので、端子4が露出導線部7aの外周のほぼ全面に渡って均等な押圧力を付与して保持することができ、電導被覆層6を破損させずに機械的に強固に接続することができる。また、その接続を簡単かつ迅速に行うことができる。
また、本発明の端子付アルミ電線の製造方法は、アルミニウム製又はアルミニウム合金製の多数本の素線2から成る導線部7を絶縁体3で被覆して成るアルミ電線1の一端部にて絶縁体3を剥離して導線部7を露出させその露出導線部7aの素線端部2aに端子4を圧着保持させて接続する接続工程を備えた端子付アルミ電線の製造方法に於て、各素線端部2aを被覆するように延展性に富む金属材11を付着させ、次に、端子4のスリーブ部10の挿入孔5内に露出導線部7aを挿入し、スリーブ部10の横断面 180°対称位置に圧着折返外鍔部8,8が形成されるように縮径塑性加工して素線端部2aを圧着保持し、各素線端部2aの横断面円形状を維持しつつ各素線端部2aの外面に延展性に富む金属材11から成る電導被覆層6を形成するので、端子4内で露出導線部7aの横断面形状及び各素線端部2aの横断面形状が大きく変形せず、各素線端部2aを覆う電導被覆層6が割れたり剥がれたりすることがない。従って、端子4をカシメ加工して接続した状態で、各素線端部2aが電導被覆層6に覆われているので、露出導線部7a(各素線端部2a)と端子4との接触面積を増大させて接触抵抗を低減することができると共に、各素線端部2aの表面(外面)に酸化皮膜が形成されるのを防止することができ、十分に導通性を確保して接続することができる。
また、端子4が露出導線部7aの外周のほぼ全面に渡って均等な押圧力を付与して保持することができ、電導被覆層6を破損させずに機械的に強固に接続することができる。また、その接続を簡単かつ迅速に行うことができる。
言い換えれば、素線端部2aと端子4とを電導被覆層6を介して機械的に強固に接続でき、かつ、電導被覆層6が各素線端部2aの酸化皮膜の形成を防止して(接触抵抗を低減して)十分に導通性を確保して接続することができる。
さらに、高温環境下で使用されてもその導通性を長期間維持することができる。
また、アルミニウム製又はアルミニウム合金製の多数本の素線2から成る導線部7を絶縁体3で被覆して成るアルミ電線1の一端部にて絶縁体3を剥離して導線部7を露出させその露出導線部7aの素線端部2aに端子4を圧着保持させて接続する接続工程を備えた端子付アルミ電線の製造方法に於て、端子4の有底円筒状のスリーブ部10の挿入孔5内に延展性に富む金属材11を溶融状態で注入し、又は、挿入孔5内で延展性に富む金属材11を溶融し、次に、露出導線部7aを挿入孔5内に挿入して溶融した金属材11に各素線端部2aを埋入し、スリーブ部10の横断面 180°対称位置に圧着折返外鍔部8,8が形成されるように縮径塑性加工して素線端部2aを圧着保持し、各素線端部2aの横断面円形状を維持しつつ各素線端部2aの外面に延展性に富む金属材11から成る電導被覆層6を形成するので、端子4内で露出導線部7aの横断面形状及び各素線端部2aの横断面形状が大きく変形せず、各素線端部2aを覆う電導被覆層6が割れたり剥がれたりすることがない。従って、端子4をカシメ加工して接続した状態で、各素線端部2aが電導被覆層6に覆われているので、露出導線部7a(各素線端部2a)と端子4との接触面積を増大させて接触抵抗を低減することができると共に、各素線端部2aの表面(外面)に酸化皮膜が形成されるのを防止することができ、十分に導通性を確保して接続することができる。
また、端子4が露出導線部7aの外周のほぼ全面に渡って均等な押圧力を付与して保持することができ、電導被覆層6を破損させずに機械的に強固に接続することができる。また、その接続を簡単かつ迅速に行うことができる。
言い換えれば、素線端部2aと端子4とを電導被覆層6を介して機械的に強固に接続でき、かつ、電導被覆層6が各素線端部2aの酸化皮膜の形成を防止して(接触抵抗を低減して)十分に導通性を確保して接続することができる。
さらに、高温環境下で使用されてもその導通性を長期間維持することができる。
本発明の端子付アルミ電線の実施の形態を示す側面図である。 平面図である。 断面側面図である。 スリーブ部の横断面図であって、(A)は全体横断面図、(B)は要部拡大横断面図である。 本発明の端子付アルミ電線の製造方法の説明用側面図である。 説明用側面図である。 説明用横断面図であって、(A)は露出導線部を挿入孔に挿入した状態を示す説明用横断面図、(B)はスリーブ部に押圧力を付与した状態の説明用横断面図、(C)はスリーブ部がカシメ加工された状態の説明用横断面図である。 他の端子付アルミ電線の製造方法の説明用側面図である。 説明用側面図である。 スリーブ部に押圧力を付与した状態の説明図であって、(A)は側面説明図、(B)は横断面説明図である。 スリーブ部がカシメ加工された状態の説明図であって、(A)は側面説明図、(B)は横断面説明図である。 比較例を示す説明図であって、(A)は平面説明図、(B)は横断面説明図である。 他の比較例を示す説明図であって、(A)は平面説明図、(B)は横断面説明図である。 別の比較例を示す説明図であって、(A)は平面説明図、(B)は横断面説明図である。
1 アルミ電線
2 素線
2a 素線端部
3 絶縁体
4 端子
5 挿入孔
6 電導被覆層
7 導線部
7a 露出導線部
8 圧着折返外鍔部
9 カシメ加工部
10 スリーブ部
11 金属材

Claims (5)

  1. アルミニウム製又はアルミニウム合金製の多数本の素線(2)から成る導線部(7)を絶縁体(3)で被覆して成るアルミ電線(1)の一端部を剥離して露出させた露出導線部(7a)の素線端部(2a)と、端子(4)とを、接続した接続構造を有する端子付アルミ電線に於て、
    上記各素線端部(2a)は、延展性に富む電導被覆層(6)にて被覆され、上記露出導線部(7a)の横断面形状を円形乃至略円形として上記端子(4)内に圧着保持され
    さらに、上記端子(4)は、上記露出導線部(7a)をカシメ加工部(9)にて圧着保持すると共に、該カシメ加工部(9)は、横断面形状が切れ目の無い閉環状であり、かつ、横断面180°対称位置に圧着折返外鍔部(8)(8)を有することを特徴とする端子付アルミ電線。
  2. アルミニウム製又はアルミニウム合金製の多数本の素線(2)から成る導線部(7)を絶縁体(3)で被覆して成るアルミ電線(1)の一端部を剥離して露出させた露出導線部(7a)の素線端部(2a)と、端子(4)とを、接続した接続構造を有する端子付アルミ電線に於て、
    上記各素線端部(2a)は、延展性に富む電導被覆層(6)にて被覆され、各素線端部(2a)の横断面円形状を維持したまま上記端子(4)内に圧着保持され
    さらに、上記端子(4)は、上記露出導線部(7a)をカシメ加工部(9)にて圧着保持すると共に、該カシメ加工部(9)は、横断面形状が切れ目の無い閉環状であり、かつ、横断面180°対称位置に圧着折返外鍔部(8)(8)を有することを特徴とする端子付アルミ電線。
  3. アルミニウム製又はアルミニウム合金製の多数本の素線(2)から成る導線部(7)を絶縁体(3)で被覆して成るアルミ電線(1)の一端部を剥離して露出させた露出導線部(7a)の素線端部(2a)と、端子(4)とを、接続した接続構造を有する端子付アルミ電線に於て、
    上記各素線端部(2a)は、延展性に富む電導被覆層(6)にて被覆され、上記露出導線部(7a)の横断面形状を円形乃至略円形として、かつ、各素線端部(2a)の横断面円形状を維持したまま上記端子(4)内に圧着保持され
    さらに、上記端子(4)は、上記露出導線部(7a)をカシメ加工部(9)にて圧着保持すると共に、該カシメ加工部(9)は、横断面形状が切れ目の無い閉環状であり、かつ、横断面180°対称位置に圧着折返外鍔部(8)(8)を有することを特徴とする端子付アルミ電線。
  4. アルミニウム製又はアルミニウム合金製の多数本の素線(2)から成る導線部(7)を絶縁体(3)で被覆して成るアルミ電線(1)の一端部にて該絶縁体(3)を剥離して上記導線部(7)を露出させその露出導線部(7a)の素線端部(2a)に端子(4)を圧着保持させて接続する接続工程を備えた端子付アルミ電線の製造方法に於て、
    上記各素線端部(2a)を被覆するように延展性に富む金属材(11)を付着させ、次に、上記端子(4)のスリーブ部(10)の挿入孔(5)内に上記露出導線部(7a)を挿入し、上記スリーブ部(10)の横断面 180°対称位置に圧着折返外鍔部(8)(8)が形成されるように縮径塑性加工して上記素線端部(2a)を圧着保持し、各素線端部(2a)の横断面円形状を維持しつつ上記各素線端部(2a)の外面に延展性に富む金属材(11)から成る電導被覆層(6)を形成することを特徴とする端子付アルミ電線の製造方法。
  5. アルミニウム製又はアルミニウム合金製の多数本の素線(2)から成る導線部(7)を絶縁体(3)で被覆して成るアルミ電線(1)の一端部にて該絶縁体(3)を剥離して上記導線部(7)を露出させその露出導線部(7a)の素線端部(2a)に端子(4)を圧着保持させて接続する接続工程を備えた端子付アルミ電線の製造方法に於て、
    上記端子(4)の有底円筒状のスリーブ部(10)の挿入孔(5)内に延展性に富む金属材(11)を溶融状態で注入し、又は、該挿入孔(5)内で延展性に富む金属材(11)を溶融し、次に、上記露出導線部(7a)を上記挿入孔(5)内に挿入して溶融した上記金属材(11)に上記各素線端部(2a)を埋入し、上記スリーブ部(10)の横断面 180°対称位置に圧着折返外鍔部(8)(8)が形成されるように縮径塑性加工して上記素線端部(2a)を圧着保持し、各素線端部(2a)の横断面円形状を維持しつつ上記各素線端部(2a)の外面に延展性に富む金属材(11)から成る電導被覆層(6)を形成することを特徴とする端子付アルミ電線の製造方法。
JP2005342494A 2005-08-09 2005-11-28 端子付アルミ電線及びその製造方法 Expired - Fee Related JP4813878B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005342494A JP4813878B2 (ja) 2005-08-09 2005-11-28 端子付アルミ電線及びその製造方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005231058 2005-08-09
JP2005231058 2005-08-09
JP2005342494A JP4813878B2 (ja) 2005-08-09 2005-11-28 端子付アルミ電線及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007073491A JP2007073491A (ja) 2007-03-22
JP4813878B2 true JP4813878B2 (ja) 2011-11-09

Family

ID=37934755

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005342494A Expired - Fee Related JP4813878B2 (ja) 2005-08-09 2005-11-28 端子付アルミ電線及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4813878B2 (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5219494B2 (ja) * 2007-12-20 2013-06-26 矢崎総業株式会社 メッキ端子圧着方法
JP2010020980A (ja) * 2008-07-09 2010-01-28 Autonetworks Technologies Ltd 端子金具付き電線及びその製造方法
JP5433578B2 (ja) * 2008-08-05 2014-03-05 株式会社タムラ製作所 アルミ電線接続端子及び電線接続端子ユニット
JP5158874B2 (ja) * 2008-09-22 2013-03-06 古河電気工業株式会社 アルミ電線及びアルミ電線の端子圧着方法
JP5394713B2 (ja) 2008-12-10 2014-01-22 矢崎総業株式会社 圧着端子
JP5385687B2 (ja) * 2009-06-08 2014-01-08 日立オートモティブシステムズ株式会社 ヒュージング方法、圧着接続端子及びそれを用いた回転電機
JP2012099219A (ja) * 2010-10-06 2012-05-24 Kyowa Densen Kk アルミ電線及び接続端子構造
JP5556729B2 (ja) * 2011-04-12 2014-07-23 株式会社オートネットワーク技術研究所 端子付き電線束
JP5741502B2 (ja) * 2011-07-26 2015-07-01 株式会社オートネットワーク技術研究所 端子付き電線およびその製造方法
WO2013183160A1 (ja) * 2012-06-08 2013-12-12 株式会社オートネットワーク技術研究所 端子金具付き電線及び端子金具付き電線の製造方法
JP5521011B2 (ja) * 2012-08-07 2014-06-11 古河電気工業株式会社 圧着端子、接続構造体及びコネクタ
JP6387441B1 (ja) * 2017-06-09 2018-09-05 株式会社白山 端子圧着装置及び端子圧着方法
JP7365018B2 (ja) * 2019-04-12 2023-10-19 矢崎総業株式会社 端子、及び、端子の製造方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000021543A (ja) * 1998-07-06 2000-01-21 Yazaki Corp 端子の加締用ダイス及び端子の加締方法
JP2000299140A (ja) * 1999-04-15 2000-10-24 Yazaki Corp 電線と接続端子の接続方法及び接続構造
JP2003229192A (ja) * 2002-02-05 2003-08-15 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk 電食を防止するアルミ電線の端末構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007073491A (ja) 2007-03-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4813878B2 (ja) 端子付アルミ電線及びその製造方法
EP2192601B1 (en) Wire harness and its manufacturing method
KR101505793B1 (ko) 전선 접속 구조체의 제조방법 및 전선 접속 구조체
JP4616700B2 (ja) 電線の接続構造
US8826533B2 (en) Crimp connection to aluminum cable
JP2007250393A (ja) アルミ電線の端子圧着方法及び端子付きアルミ電線
JP2010027453A (ja) 圧着端子付ケーブルおよびその製造方法
US20110094797A1 (en) Electric wire with terminal connector and method of manufacturing electric wire with terminal connector
JP6163149B2 (ja) 端子付き電線の製造方法
WO2007060953A1 (ja) アルミ撚線用圧着端子および前記圧着端子が接続されたアルミ撚線の端末構造
WO2013015076A1 (ja) 端子付き電線およびその製造方法
JP2010020980A (ja) 端子金具付き電線及びその製造方法
JP5346607B2 (ja) 端子及び端子と電線の接続方法
CN103874773A (zh) 压接端子
JP4224020B2 (ja) アルミ電線の接続方法
JP2017084600A (ja) 端子付電線及び端子付電線の製造方法
WO2017115710A1 (ja) 端子付電線の製造方法及び端子付電線
KR20150120846A (ko) 전선 접속 구조체, 전선 접속 구조체의 제조 방법, 전선 접속 구조체를 구비한 커넥터, 및 압착용 금형
EP2954536B1 (en) Cable having conductors with electrically conductive particles
CN209993731U (zh) 双金属端部套筒
JP4268006B2 (ja) アルミ電線への端子圧着構造及び端子付アルミ電線の製造方法
JP2014164946A (ja) 端末絶縁剥離電線、及び、電線接続構造体
JP2007305355A (ja) 端子及び端子付きアルミ電線とその製法
KR20170018068A (ko) 전선 접속 구조체의 제조방법, 및 전선 접속 구조체
JP4672195B2 (ja) 圧着端子の接続構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080930

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110530

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110607

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110706

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110726

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110825

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140902

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees